2025/05/02 更新

写真a

スミ ユキミ
鷲見 幸美
SUMI, Yukimi
所属
大学院人文学研究科 人文学専攻 言語文化 准教授
大学院担当
大学院人文学研究科
学部担当
文学部 人文学科
職名
准教授
連絡先
メールアドレス
外部リンク

学位 2

  1. 博士(学術) ( 2002年3月   名古屋大学 ) 

  2. 修士(学術) ( 1995年3月   名古屋大学 ) 

研究キーワード 9

  1. 意味

  2. 認知

  3. 日本語

  4. 日本語教育

  5. 語彙

  6. 多義語

  7. 類義語

  8. 学校教科書

  9. メタファー

研究分野 3

  1. 人文・社会 / 日本語教育  / 語彙, 年少者, 留学生

  2. 人文・社会 / 日本語学  / 現代日本語の意味論

  3. 人文・社会 / 言語学  / 認知言語学

経歴 6

  1. 名古屋大学大学院   人文学研究科人文学専攻   准教授

    2017年4月 - 現在

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    国名:日本国

  2. 名古屋大学大学院   国際言語文化研究科日本言語文化専攻   准教授

    2007年4月 - 2017年3月

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    国名:日本国

  3. 名古屋大学大学院   国際言語文化研究科日本言語文化専攻   助教授

    2005年4月 - 2007年3月

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    国名:日本国

  4. 中部大学   人文学部日本語日本文化学科   助教授

    2003年4月 - 2005年3月

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    国名:日本国

  5. 中部大学   人文学部日本語日本文化学科   講師

    2001年4月 - 2003年3月

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    国名:日本国

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学歴 2

  1. 名古屋大学   文学研究科   日本言語文化専攻

    1995年4月 - 1998年3月

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    国名: 日本国

  2. 名古屋大学   文学研究科   日本言語文化専攻

    1993年4月 - 1995年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 7

  1. 日本認知言語学会

  2. 表現学会

  3. 日本語教育学会

  4. 日本語用論学会

  5. 日本語文法学会

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委員歴 14

  1. 日本認知言語学会学会誌編集委員会   副編集委員長  

    2024年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

  2. 表現学会運営・編集委員会   委員  

    2021年4月 - 2025年3月   

  3. 日本認知言語学会理事会   理事  

    2005年9月 - 現在   

  4. 日本認知言語学会学会誌編集委員会   編集委員  

    2023年9月 - 2024年3月   

  5. 日本認知言語学会チュートリアル企画実行委員会   委員長  

    2021年9月 - 2023年9月   

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論文 36

  1. 小学校教科書に埋もれた比喩の身体性 招待有り

    鷲見幸美

    表現研究   ( 116 ) 頁: 30 - 39   2022年10月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  2. 概念メタファーとメタファー表現―多様な言語文化背景をもつ子どもの教科学習支援に生かすための応用認知言語学的研究― 招待有り 査読有り

    鷲見幸美

    認知言語学研究   5 巻   頁: 27 - 52   2020年8月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  3. 日本語多義語の分析と日本語教育への応用 招待有り

    鷲見幸美

    日本認知言語学会論文集   19 巻   頁: 465-480   2019年4月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  4. 小学校理科教科書に見る「日常生活において見えない物理的事象」の捉え方―多様な言語文化背景をもつ子どもたちの教科学習支援に向けて- Open Access

    鷲見幸美, 松浦光

    名古屋大学人文学研究論集   ( 8 ) 頁: 39 - 59   2025年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18999/jouhunu.8.39

    Open Access

  5. 小学校社会科教科書における容器のメタファーー多様な言語文化背景をもつ子どもたちの教科学習支援に向けて- Open Access

    鷲見幸美・松浦光

    名古屋大学人文学研究論集   7 巻   頁: 47 - 67   2024年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18999/jouhunu.7.47

    Open Access

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書籍等出版物 4

  1. 認知言語学大辞典

    辻幸夫( 担当: 分担執筆)

    朝倉書店  2019年10月 

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    記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書

  2. 認知言語学 基礎から最前線へ 査読有り

    森雄一、高橋英光、鷲見幸美、笠貫葉子、伊藤健人、大橋浩、王安、村尾治彦、長谷部陽一郎( 担当: 共著)

    くろしお出版  2013年9月  ( ISBN:978-4-87424-595-8

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    記述言語:日本語

  3. 講談社類語辞典

    柴田武・山田進・加藤安彦・籾山洋介(編)( 担当: 共著)

    講談社  2008年12月 

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    記述言語:日本語

    執筆及び編集に協力した。

  4. 類語大辞典

    柴田武・山田進(編)( 担当: 共著)

    講談社  2002年11月 

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    記述言語:日本語

    カテゴリー65「分ける・区切る(分割・区画)」を分担執筆した。

MISC 3

  1. Book Review;Tagidōshi-bunseki no shin-tenkai to nihongo-kyōiku eno ōyō. 招待有り 査読有り

    Yukimi Sumi  

    Journal of Japanese Linguistics37 巻 ( 1 ) 頁: 133 - 140   2021年5月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

  2. 表現研究関連文献紹介 招待有り

    鷲見 幸美  

    表現研究 ( 111 ) 頁: 84 - 84   2020年4月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

  3. 表現学関連分野の研究動向;日本語教育 招待有り

    鷲見 幸美  

    表現研究 ( 107 ) 頁: 55 - 55   2018年4月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

講演・口頭発表等 71

  1. 小学校教科書に埋もれた比喩:「表現技法」としてではない比喩に着目した分析 招待有り

    鷲見幸美

    第59回表現学会全国大会  2022年6月4日  表現学会

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    開催年月日: 2022年6月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:京都橘大学   国名:日本国  

  2. 概念メタファー理論に基づいた教科学習支援―社会科3・4年生教科書の分析を通して―

    鷲見幸美, 松浦光

    2019年度日本語教育学会秋季大会 

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    開催年月日: 2019年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:くにびきメッセ   国名:日本国  

  3. 日本語多義語の分析と日本語教育への応用 招待有り

    鷲見幸美

    日本認知言語学会第19回全国大会シンポジウム 

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    開催年月日: 2018年9月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:静岡大学浜松キャンパス   国名:日本国  

  4. WEB版小学校教科書語彙リストの活用 招待有り

    山本裕子, 川村よし子, 鷲見幸美

    「教科×ことば」プロジェクト第3回研究会  2025年2月22日  「教科×ことば」プロジェクト

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    開催年月日: 2025年2月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:国士舘大学世田谷キャンパス   国名:日本国  

  5. 用例提示機能を備えたWeb版「学習基礎語リスト」の開発 国際会議

    山本裕子, 川村よし子, 鷲見幸美

    2024年BMCN(バイリンガル・マルチリンガル子どもネット)年次大会  2024年10月26日  バイリンガル・マルチリンガル子どもネット

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    開催年月日: 2024年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン  

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Works(作品等) 10

  1. WEB版 小学校教科書語彙リスト

    山本裕子・鷲見幸美・川村よし子

    2024年4月
    -
    現在

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    作品分類:データベース  

  2. 理工系留学生のための重要漢字―単語と例文―

    徳弘康代、西山聖久、レレイト・エマニュエル、服部淳、鷲見幸美

    2019年3月

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    作品分類:教材  

    名古屋大学平成30年度留学生支援事業

  3. プロジェクトを中心としたアカデミック・ジャパニーズ教材の開発―教材作成のねらいとその使用例-

    近藤行人、滝理江、梶原彩子、木村あずさ、衣川隆生、宮島良子、福田智彦、伊藤頼子、松尾憲暁、俵山雄司、鷲見幸美

    2016年3月

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    名古屋大学平成27年度留学生支援事業

  4. 名古屋大学大学院人文学研究科人文学専攻2023年度日本語教育実習報告書

    王嫻, 王肖, 王妥妮, 宋幹秘, 翟首藝, 杜保娣, 範俊梓, 鷲見幸美

    2023年9月

  5. 名古屋大学大学院人文学研究科人文学専攻2022年度日本語教育実習報告書

    譚斯琪、陳釗穎、徐曼、鷲見幸美

    2022年9月

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共同研究・競争的資金等の研究課題 8

  1. 第10回日韓学術交流会

    2024年4月 - 2025年3月

    2024年度人文学研究科プロジェクト 

    宇都木昭, 杉村泰, 鷲見幸美, 秋田喜美, 安井永子, 李澤熊, 小川翔太, 日比嘉高, 金相美

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:400000円

  2. 日中学術交流推進プロジェクト

    2024年4月 - 2025年3月

    2024年度人文学研究科プロジェクト 

    杉村泰, 鷲見幸美, ,星野幸代, 丸尾誠, 勝川裕子,安井永子

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:400000円

  3. 日中学術交流推進プロジェクト

    2023年4月 - 2024年3月

    2023年度人文学研究科プロジェクト 

    杉村泰, 鷲見幸美, ,星野幸代, 丸尾誠, 勝川裕子,安井永子

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:390000円

  4. 日中学術交流推進プロジェクト

    2022年4月 - 2023年3月

    2022年度人文学研究科プロジェクト 

    鷲見幸美, 杉村泰, 丸尾誠, 勝川裕子

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:400000円

  5. 日中学術交流基盤拡充プロジェクト

    2021年4月 - 2022年3月

    2021年度人文学研究科プロジェクト 

    鷲見幸美, 杉村泰 丸尾誠 勝川裕子 星野幸代

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    配分額:440000円

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科研費 5

  1. 外国人児童生徒のための小・中教科書語彙データベースに基づく教科学習支援ツール開発

    研究課題/研究課題番号:24K04013  2024年4月 - 2027年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    山本 裕子, 河住 有希子, 鷲見 幸美

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    担当区分:研究分担者 

    本研究は、外国人児童生徒の学習語彙の習得に役立つ学習支援ツールを開発し、教科学習につながる日本語学習支援の方策を提案することを目的とし、既に収集済みの小学校教科書語彙に加えて中学校の教科書語彙を収集し、学年、教科ごとに分類・リスト化して基礎データを作成する。
    データには学年・教科ごとの例文、意味領域に関する情報などを加え、様々な条件で必要な情報を取り出せる検索機能を備えた汎用性の高いデータベースを構築する。
    また、適宜必要な改良を行い、Web上の有用な学習支援ツールを開発、効果的な活用方法の提案も行う。完成したツールは無償で公開し、外国人児童生徒および日本語教育関係者が自由に利用できるようにする。

  2. 多様な言語文化背景をもつ子どもたちの教科学習支援方法に関する研究

    研究課題/研究課題番号:21K00623  2021年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    鷲見 幸美

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:2990000円 ( 直接経費:2300000円 、 間接経費:690000円 )

    「多様な言語文化背景をもつ子どもたち」の日本語語彙力養成と語彙力養成を通した思考力育成を可能にする、教科学習支援の方法を考案する。学校教科書に隠れた概念レベルのメタファー(概念メタファー)に着目し、「既存の知識構造」の借用による「有意味学習」を理想的な状態として想定し、子どもたちに「既存知識の借用」を促すような支援方法の提案である。多言語の母語話者の協力を得て、母語・母文化知識の活用にも配慮する。また、現場の支援者の協力を得て、必要な改良を重ねる。現場の支援者が活用できるような具体的・実践的な方法を考案し、公開することを目指す。
    本研究の目的は、「多様な言語文化背景をもつ子どもたち」の日本語力養成と語彙力養成を通した思考力養成を可能にする教科学習支援の方法を考案することである。小学校で使用される教科書に現れる「メタファー表現」とその背後にある「概念メタファー」のリストを教師・支援者に活用できるものにする発展的課題であり、「既有の知識構造」の借用による「有意味学習」を理想的な状態として想定し、子どもたちに「既存の知識」の活用を促すような支援方法を提案することを目指している。
    本研究は、「教科書の概念メタファーとメタファー表現」のリスト化が完了していることを想定し、その発展的課題として計画したものであり、「教科書のメタファー表現リストの精緻化と分析」を最初に着手すべき課題としていたが、「教科書の概念メタファーとメタファー表現」のリスト化の遅れにより、本研究にも遅れが生じている。そのため、昨年度同様に、同課題と並行して、メタファー間の関係の分析、子どもの比喩理解、思考過程を分析する先行研究の整理と検討、「既存知識の活用を促す支援方法」としての「メタファーの基盤を子どもにわかりやすく想起させ、それによりメタファー表現の意味推測・理解を促す方法」について検討した。特に、教科共通のメタファー、起点領域が同じで教科によって目標領域の異なるメタファーの存在に着目し、支援に生かせるような提示の方法を考案することに重点を置いて研究を進め、成果の一部を発表した。
    本研究遂行のための基礎的研究「教科書の概念メタファーとメタファー表現」のリスト化が完了に至っていなかったため、それに伴って遅れが生じている。
    引き続き、メタファーの教科間の比較を進め、教科共通のメタファー、各教科に特徴的なメタファーという観点から、リストの分析を進め、その提示方法を検討する。並行して、中国語話者、ベトナム語話者の意見聴取を行い、中国語話者、ベトナム語話者にとって必要な支援方法の考案を進展させる。

  3. 外国人児童のための日本語学習支援システムの構築

    研究課題/研究課題番号:21K00635  2021年4月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    山本 裕子, 鷲見 幸美, 川口 直巳

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    担当区分:研究分担者 

    本研究は、外国人児童の日本語学習に役立つ支援環境をweb上に構築し、教科学習につながる日本語学習支援の方策を提案することを目的とする。
    具体的には、小学校の教科書に用いられている語彙を対象に、1)学年・教科ごとに分類された学習語彙リストを作成し、2)教科ごとに異なる単語の使われ方や意味の違いを踏まえた学習支援システムを開発することで、3)教科学習につながる学習支援環境を構築する。
    運用実験をもとに必要な改良を経て、語彙学習に留まらず、教科内容の理解を助けるシステムを完成させる。システムはweb上で無償公開し、外国人児童およびその支援をする日本語教育関係者が自由に利用できるようにする。
    本研究は、外国人児童の教科学習につながる日本語学習支援環境の提供を目指したものである。生活科、社会科、算数科、理科、国語科の全学年の小学校教科書語彙をリスト化した。語は、形態素解析(MeCab-Unidic)で抽出可能な短単位だけでなく、学習支援で有効活用できるよう、複合語も含めて抽出した結果、異なり語数約19,000語、延べ語数約450,000語と膨大な量に上るものとなった。そこで学習支援者が利用しやすいよう、WEB上で閲覧、検索可能なツールとして研究成果を公開した。さらに教科、学年、頻度を基に、より基本的と考えられる語を「教科書基礎語」とし、簡便に活用可能な基礎資料の提供を可能にした。
    本研究の意義は次の2点に集約できる。1)精度の高い基礎資料の作成:教科書の表記は、漢字の学年配当の問題があるため、そのままでは正確な形態素解析が難しい。また、表記を修正しても解析ミスは起こる。そこで、解析ミスをチェックするツールを作成し、精度の高いデータを収集した。その結果これまでのこうした研究と異なり、本研究では短単位だけでなく、複合語を含め、網羅的に語を収集し、価値の高い基礎資料とすることができた。2)活用しやすい形での資料の提供:学習支援者が活用しやすいよう各種の検索機能を備えたリストをWEB上に公開した。今後、教育現場との連携の下、学習支援に実際に活用していくことが期待できる。

  4. 多様な言語文化背景をもつ子どもたちの教科学習支援を目的としたメタファー研究

    研究課題/研究課題番号:18K18641  2018年6月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  挑戦的研究(萌芽)

    鷲見 幸美

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:2470000円 ( 直接経費:1900000円 、 間接経費:570000円 )

    本研究は、多様な言語文化背景をもつ子どもたちの教科学習に携わる教師・支援者の指導や支援の一助を提供することを目指し、「小学校で使用されている教科書の概念メタファーとメタファー表現」のリスト化を課題とした。「概念メタファー」とは「物事の捉え方」という概念レベルでのメタファーであり、その言語表現レベルの現れが「メタファー表現」である。各教科、各学年の計31冊の教科書(平成26年検定)からメタファー表現を抽出し、概念メタファー(と概念メタファーの構成要素)を認定して、教科別、学年別にリストを作成した。リストをどのような形で提示するかを検討し、ホームページでの公開に向けて準備を進めている。
    概念レベルのメタファーは認識のあり方自体がメタファーである故にその存在が意識されにくく、メタファー表現がメタファーであることも一般には気づかれていない。本研究はそれを顕在化させたところに意義がある。多義語の難しさは教科学習を進める上でつまずきの原因ともなり得るが、本研究のリストを参照することで、概念メタファーの本質「抽象的で捉えにくい事柄を、身体経験豊かで具象的な事柄を通して理解・経験すること」を生かし、身体経験と結び付けることで、抽象的な意味(比喩的な意味)の理解を促すことができる。また、複数の派生義や関連語彙の体系的な理解を促すことも可能となる。

  5. 認知言語学的アプローチによる日本語学習者(中国語母語話者)の語彙知識に関する研究

    研究課題/研究課題番号:22520527  2010年4月 - 2015年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者 

 

担当経験のある科目 (本学) 119

  1. 日本語教育学概論a(2022入学~)

    2024

  2. 日本語教育学概論b(2022入学~)

    2024

  3. 日本語学演習Ⅲa(2022入学~)

    2024

  4. 日本語学基礎演習Ⅲa(2022入学~)

    2024

  5. 日本語教育意味研究a(2022入学~)

    2024

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担当経験のある科目 (本学以外) 15

  1. 日本語の語彙

    2018年4月 - 2022年3月 名古屋外国語大学)

  2. 意味論

    2018年4月 - 2022年3月 名古屋外国語大学)

  3. 国語系教育内容論演習Ⅴ(日本語教育学)(集中講義)

    2017年 兵庫教育大学)

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    科目区分:大学院専門科目 

  4. 国語系教育内容論Ⅴ(日本語教育学)(集中講義)

    2017年 兵庫教育大学)

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    科目区分:大学院専門科目 

  5. 国語系教育内容論演習Ⅴ(日本語教育学)(集中講義)

    2016年 兵庫教育大学)

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    科目区分:大学院専門科目 

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社会貢献活動 6

  1. 愛知県立西尾高等学校大学出前講座

    役割:講師

    愛知県立西尾高等学校  愛知県立西尾高等学校  2022年10月

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    対象: 高校生

    種別:出前授業

  2. 2015年度名古屋大学大学院国際言語文化研究科ホームカミングデイ公開シンポジウム

    役割:司会, 運営参加・支援

    名古屋大学国際言語文化研究科  公開シンポジウム「今、日本語教育の現場から見えること」  名古屋大学文系総合館7階カンファレンスホール  2015年10月

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    対象: 高校生, 大学生, 大学院生, 教育関係者, 保護者, 社会人・一般

    種別:講演会

  3. 2012年度国際言語文化研究科ホームカミングデイ公開講座

    役割:講師

    名古屋大学国際言語文化研究科  名古屋大学文系総合館7階カンファレンスホール  2012年10月

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    公開講座「「日本語と中国語の接点」において、「語の意味とカテゴリー化—「見通す」と「見違える」を例に—」をテーマに講師を務めた。
    (2012年10月20日)

  4. 平成19年度名古屋大学大学院国際言語文化研究科公開講座

    役割:講師

    2007年7月

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    公開講座「「日本語の魅力」において、「日本語の移動表現」をテーマに、第10回の講師を務めた。

  5. 名古屋YWCA日本語教育セミナー日本語教師養成講座講師

    役割:講師

    2007年4月 - 2021年8月

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学術貢献活動 9

  1. 『表現研究』査読

    役割:審査・評価

    2024年

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    種別:査読等 

  2. 『表現研究』査読

    役割:査読

    表現学会  2023年

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    種別:査読等 

  3. 国際交流基金日本研究フェロー(ウズベキスタン)受入れ

    国際交流基金  2022年9月 - 2023年9月

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    種別:審査・学術的助言 

    ウズベキスタン国立世界言語大学の研究者の受入教員
    研究題目:日本語における身体語彙慣用句の意味分析と言語文化的解釈

  4. 『語用論研究』査読

    役割:査読

    日本語用論学会  2022年

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    種別:査読等 

  5. 『表現研究』査読

    役割:審査・評価

    表現学会  2022年

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    種別:査読等 

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