2024/09/06 更新

写真a

ニベ ノブヒコ
丹邉 宣彦
NIBE, Nobuhiko
所属
大学院環境学研究科 社会環境学専攻 社会学 教授
大学院担当
大学院環境学研究科
学部担当
文学部
職名
教授
連絡先
メールアドレス

学位 2

  1. 博士(社会学) ( 2004年3月   名古屋大学 ) 

  2. 社会学修士 ( 1986年   東京大学 ) 

研究キーワード 8

  1. ネットワーク

  2. 社会的評価

  3. 集合行為

  4. 集団

  5. 階級

  6. 階層

  7. グローバル化

  8. まちづくり

研究分野 1

  1. その他 / その他  / 社会学

現在の研究課題とSDGs 3

  1. 産業グローバル先進地域の階層構造と市民活動

  2. 社会階層、ネットワーク形成と集合行為

  3. 社会学理論と方法論

所属学協会 12

  1. 日本社会学会   理事・財務委員会副委員長

    2023年10月 - 現在

  2. 日本社会学会   理事・社会学教育委員会委員長

    2018年10月 - 2021年10月

  3. 東海社会学会   理事

    2014年7月 - 2018年7月

  4. 東海社会学会   理事・会長

    2024年8月 - 現在

  5. 地域社会学会   監事

    2022年5月 - 2023年5月

  6. 日本社会学会   代議員

    2020年9月 - 現在

  7. 日本社会学会   研究活動委員

    2009年4月 - 2012年3月

  8. 東海社会学会   理事

    2008年7月 - 2012年7月

  9. 地域社会学会   年報編集委員

    2008年4月 - 2011年3月

  10. 日本社会学理論学会   専門査読委員

    2006年4月 - 現在

  11. 関東社会学会   大会開催校理事

    1992年4月 - 1993年3月

  12. 日本都市社会学会

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論文 40

  1. 大都市公共圏における社会関係資本の機能と階層性-三大都市圏の「地縁」「職縁」と階級所属をめぐって― 査読有り

    丹辺宣彦

    地域社会学会年報   36 巻   頁: 119 - 133   2024年5月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  2. トヨタ従業員の働きかた(下)ー2022年豊田調査データからみる仕事の満足度と規定要因―

    丹辺宣彦・Song Gi Jung

    名古屋大学社会学論集   44 巻   頁: 53 - 66   2024年3月

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    記述言語:日本語  

  3. トヨタ従業員の働きかた(上)ー2022年豊田調査データからみる就労状態と価値志向―

    丹辺宣彦・鈴木健一郎・Song Gi Jung

    名古屋大学社会学論集   43 巻   頁: 1 - 19   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  4. 都市空間と二つの「動的密度」ー分業と都市度の関係:工業都市圏の地域特性をめぐって― 査読有り

    丹辺宣彦

    東海社会学会年報   14 巻   頁: 66 - 80   2022年7月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  5. 開発・公害の経験と産業都市の生活環境ー三重県四日市市の地域イメージをめぐって― 査読有り 国際共著

    丹辺宣彦・三田泰雅・高娜

    東海社会学会年報   13 巻   頁: 103 - 117   2021年8月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  6. 四日市市における就労・移動・定住化とまちづくり(下)―住民の生活環境と集合行為をめぐってー 国際共著

    丹辺宣彦・三田泰雅・高娜

    名古屋大学社会学論集   42 巻   頁: 87 - 105   2022年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  7. 四日市市における就労・移動とまちづくり(上) 国際共著

    丹辺宣彦・三田泰雅・高娜

    名古屋大学社会学論集   41 巻   頁: 37 - 58   2021年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  8. Toyota Employees' Commitment to Work and The Local Community

    The Sociological Review of Nagoya University   40 巻   頁: 1 - 30   2020年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  9. 豊田市保見団地における日系ブラジル人の定住化と就労―自動車産業就労をめぐる「半周辺的」地位を中心に― 査読有り 国際共著

    丹辺宣彦, ハヤシ ブルーノ

    東海社会学会年報   ( 11 ) 頁: 40-54   2019年7月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  10. 先進産業都市のニュータウンとコミュニティ形成(下)

    丹辺宣彦

    名古屋大学社会学論集   38 巻   頁: 83 - 101   2018年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  11. 先進産業都市のニュータウンとコミュニティ形成(上)

    丹辺宣彦

    名古屋大学社会学論集   37 巻   頁: 19 - 35   2017年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  12. Disaster Risk Perception, Disaster Prevention and Support Activities in Advanced Industrial Cities

    Nobuhiko Nibe, Takashi Tsuji

    The Sociological Review of Nagoya University   36 巻   頁: 71 - 95   2016年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  13. 産業グローバル化先進都市の変容と社会学 招待有り 査読有り

    丹辺宣彦

    東海社会学会年報   7 巻   頁: 49 - 65   2015年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  14. 先進産業都市刈谷の現在と地域コミュニティ形成 -自動車産業就業者男性の定住化と地域的紐帯をめぐってー 査読有り

    丹辺宣彦

    日本都市社会学会年報   32 巻   頁: 81-97   2014年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  15. 刈谷市における女性たちのまちづくり・市民活動 ―性別役割とライフステージをめぐって―

    丹辺宣彦

    名古屋大学社会学論集   34 巻   頁: 91-107   2014年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  16. 豊田地域”職縁社会”背景下志願活動的展開 査読有り 国際共著

    丹辺宣彦・鄭南

    学習与探索   227 巻   頁: 23 - 31   2014年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:中国語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  17. 産業都市における市民活動団体の活動空間とネットワーク―広域型活動空間と地縁型活動団体:豊田市の事例―

    丹辺宣彦

    名古屋大学社会学論集   33 巻   頁: 39-65   2013年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  18. 日本社会建設新思惟:地域社会的新公共性建設 ―以豊田市団体活動為例 査読有り 国際共著

    鄭南, 丹辺宣彦

    東北亜論壇   109 巻   頁: 78 - 86   2013年

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    記述言語:中国語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  19. 豊田市における女性の市民活動参加 査読有り

    新城優子・丹辺宣彦

    東海社会学会年報   4 巻   頁: 55-66   2012年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  20. 産業グローバル化先進都市豊田の住民活動と社会的ネットワーク ―就労期・退職後の自動車産業就労者をめぐって― 査読有り

    丹辺宣彦

    日本都市社会学会年報   29 巻   頁: 111-126   2011年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

     定住化の進行とともに、トヨタ自動車従業員の地域活動への参加は近年ますます活発になっていることが、2009年に実施した地域住民向け質問紙調査の結果示された。これは、安定した職住接近と、地域にうめこまれた職縁のつよさが、彼らの地域的紐帯を強化しているためであり、社会貢献活動を推進する会社の方針によるものでは必ずしもないことが多変量解析の結果示された。

  21. 産業グローバル化先進都市豊田の地域コミュニティ形成 査読有り

    丹辺宣彦・新城優子・美濃羽亜希子

    地域社会学会年報   23 巻   頁: 53-66   2011年5月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

     トヨタ自動車従業員は、トヨタ生産方式のもとで過重な労働に従事していて、地域社会での活動にコミットしないと先行研究はとらえていた。しかし、2009年度に実施した質問紙調査データからフルタイムのトヨタ従業員の地域参加をみたところ、他の勤務先より地域参加は有意に多くなっていた。職住が接近し転勤の少ない条件で、地域的紐帯がつよくなっていることがその原因となっていることが判明した。

  22. 階層研究における方法論的看過と社会学の伝統 ―集合性をめぐるアプローチ―

    名古屋大学社会学論集   ( 30 ) 頁: 39-51   2010年2月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  23. 産業グローバル化先進地域の都市形成と地縁的市民活動 ―愛知県豊田市にみる動向:「わくわく事業」を中心に―

    名古屋大学社会学論集   ( 29 ) 頁: 105-127   2009年2月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    愛知県豊田市では、来住後の期間が長くなるのに伴い、自動車関連産業従事者による定住化と市民活動への参加が進んでいる。その参加は、どちらかといえば自治区活動の周辺に組織される地縁的市民活動というべき分野で活性化しており、当事者志向・地域密着型の集合財供給をおこなっている。本論文ではこれを事例研究と、市民活動団体のデータ・ベースの再集計から示した。

  24. Cities and Class Structure in the Advanced Industrial Area: Industrial Globalization during 30-year Period in Aichi

    Journal of the School of Letters(Nagoya University)   4 巻   頁: 51-63   2008年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  25. M.Weberにおける「社会関係」と意味連関の実体化

    名古屋大学社会学論集   26 巻   頁: 237-254   2005年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  26. 後期Marxの社会理論と階級形成 ――労働価値説をめぐる転位とアポリア――

    名古屋大学社会学論集   23 巻   頁: 101-126   2003年10月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  27. *集合行為と階層的集団形成 ――集団カテゴリーの物象性=象徴性をめぐって―― 査読有り

    社会学評論   54 巻 ( 1 ) 頁: 33-48   2003年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  28. 『日本の階層システム』全6巻(書評論文)

    社会学評論   52 巻 ( 3 )   2002年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  29. 階層的集団形成と物象性 ――M.Douglasにおける「けがれ」と象徴作用をめぐって

    名古屋大学社会学論集   20 巻   2001年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  30. Weber社会学における「地位」概念と「エスニック集団」

    現代社会理論研究   ( 10 ) 頁: 21   2000年

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    記述言語:日本語  

  31. 階級構成の変容と地域経済格差-新中間階級の経済的機能を中心に・岡山県の事例-

    名古屋大学社会学論集   ( 18 ) 頁: 63-85   1997年

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    記述言語:日本語  

  32. 情報ネットワーク化と階層構造

    社会と情報   3 巻   頁: 96-110   1997年

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    記述言語:日本語  

  33. 後期資本主義社会における階級関係の「階級的転位」-属性諸階級の存在をめぐって-

    名古屋大学文学部研究論集   ( 126 ) 頁: 117   1996年

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    記述言語:日本語  

  34. 資本蓄積と地域環境

    ソシオロゴス   17 巻   頁: 29-42   1993年

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    記述言語:日本語  

  35. 新中間階級と後期資本主義社会の再生産-先進国における階級規模と経済的蓄積-

    経済評論   41 巻   頁: 3   1992年

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    記述言語:日本語  

  36. 後期資本主義社会における新中間階級の経済的機能-階級規模と資本利潤の関連を中心に-

    年報社会学論集     頁: 4   1991年

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    記述言語:日本語  

  37. *後期資本主義社会における新中間階級-概念と構成比増加のモデル- 査読有り

    社会学評論     頁: 162   1990年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  38. *ウェーバー社会科学方法論の論理構造-価値論を中心に-

    思想     頁: 1   1989年

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    記述言語:日本語  

  39. 価値論と時間性

    ソシオロゴス   13 巻   1989年

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    記述言語:日本語  

  40. 資本主義社会における上部構造の価値論的解釈 査読有り

    ソシオロゴス   12 巻   頁: 1-18   1988年7月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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書籍等出版物 11

  1. 豊田とトヨタ:産業グローバル化先進地域の現在 国際共著

    丹辺宣彦,岡村徹也,山口博史他( 担当: 共著)

    東信堂  2014年10月  ( ISBN:978-4-7989-1234-9

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    総ページ数:430   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  2. Toyota City in Transition: A Motor Town Facing Globalization and Social Changes 国際共著

    Nobuhiko Nibe, Mari Nakamura, Hiroshi Yamaguchi, , Tsutomu Shibuya,Tae Nakane, Bruno Hayashi( 担当: 編集 ,  範囲: Chapter 1/2/3/5/6/7/9/10/12)

    Springer  2022年4月  ( ISBN:978-981-16-9831-6

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    総ページ数:239   記述言語:英語 著書種別:学術書

    DOI: https://doi.org/10.1007/971-981-16-9832-3

  3. *社会階層と集団形成の変容:集合行為と物象化のメカニズム

    丹辺宣彦( 担当: 単著)

    東信堂  2006年1月  ( ISBN:4-88713-646-3

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    総ページ数:544   記述言語:日本語 著書種別:学術書

    階層性がいかなる条件のもとで集団形成にむすびつくかは、社会学にとってなお解明しきれていない難問である。本書は、K.マルクス、M.ヴェーバーの社会理論のなかで、「物象化」概念と「社会的評価」概念に着目し、デュルケームの集団カテゴリー論とオルソンの集合行為論を援用して、社会構造→社会意識→社会的行為という因果関係のなかで「集合性」が作動する条件を特定する途を開いた。

  4. 変貌する豊田―グローバル化と社会の変化に直面するクルマのまち

    丹辺宣彦,中村麻理, 山口博史, 渋谷努, 中根多惠, ハヤシ・ブルーノ( 担当: 編集 ,  範囲: 序章,1章, 2章, 4章, 5章, 6章, 8章, 9章, 終章 )

    東信堂  2020年2月  ( ISBN:978-4-7989-1622-4

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    総ページ数:278   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  5. 21世紀社会変動の社会学へ

    庄司興吉他( 担当: 共著 ,  範囲: 終章)

    新曜社  2020年3月  ( ISBN:978-4-7885-1675-5

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    総ページ数:186   担当ページ:153-176   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  6. よくわかる都市社会学

    中筋直哉・五十嵐泰正他( 担当: 共著)

    ミネルヴァ書房  2013年4月  ( ISBN:978-4-623-06505-9

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    記述言語:日本語

  7. 歴史認識と民主主義深化の社会学

    庄司興吉・副田義也・矢澤修次郎・蓮見音彦・北島滋・鎌田彰仁・丹辺宣彦・佐藤守弘・高橋明善・柴田弘捷・宮島喬・古城利明・折原浩( 担当: 単著 ,  範囲: 産業グローバル化都市への変容と社会階層―豊田市とトヨタ自動車をめぐって)

    東信堂  2016年11月  ( ISBN:978-4-7989-1398-8

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  8. 戦後日本社会学のリアリティ

    池岡義孝・吉野英岐・藤田弘夫・丹辺宣彦・山下充・中西裕子・島薗進・佐藤健二・西原和久( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第4章 日本は平等な社会―日本の階級・階層研究史)

    東信堂  2016年10月  ( ISBN:978-4-7989-1392-6

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    総ページ数:312   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  9. 現代社会学における歴史と批判(下)

    ( 担当: 共著)

    東信堂  2003年3月 

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    記述言語:日本語

  10. *産業の近代化と社会的空間-工業化,都市化と現代社会の歴史的位置

    ( 担当: 単著)

    『講座社会学5産業』(東京大学出版会)  1999年 

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    記述言語:日本語

  11. 社会階層と共同性の位相

    『地域共同管理の現在』東信堂  1998年 

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    記述言語:日本語

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MISC 7

  1. 日本社会学会による高校生向けウェブページ作成の試みー社会学は将来世代にどうアピールできるのか― 招待有り

    丹辺宣彦  

    フォーラム現代社会学21 巻   頁: 48 - 53   2022年5月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  2. 先進産業都市豊田のまちづくりー押し寄せる社会的変化への対応と連携-

    名古屋大学社会調査報告書23 巻   頁: 1 - 119   2024年3月

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    記述言語:日本語  

  3. 豊田市住民の地域的紐帯とまちづくりー地域社会の変化とコロナ禍をめぐって―

    丹辺宣彦  

    「豊田市のまちづくりと市民活動に関する調査Ⅲ」報告書   頁: 24 - 35   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  4. 四日市のまちづくり:課題と展望

    丹辺宣彦  

    名古屋大学社会学研究室社会調査報告書22 巻   頁: 175 - 181   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)  

  5. 社会学教育の組織的課題と実態、資源について

    丹辺宣彦・丸山真央  

    社会学教育実態調査報告書ー大学改革下の社会学教育   頁: 158 - 167   2021年10月

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    記述言語:日本語   掲載種別:機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等  

  6. 社会学は医学専門教育カリキュラム改革にいかにコミットできるのか

    天田城介・丹辺宣彦  

    社会学は医学専門教育カリキュラム改革にいかにコミットできるのか   頁: 2 - 5   2021年10月

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    記述言語:日本語  

  7. Toyota City: An Advanced Industrial City and the Social Changes

    Nobuhiko Nibe, Mari Nakamura, Hiroshi Yamaguchi, Tae Nakane  

        頁: 1 - 122   2021年10月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語  

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講演・口頭発表等 17

  1. 先進産業都市の仕事と暮らし:2022年豊田質問紙調査のデータから(1)自動車産業就業者の働きかた

    丹辺宣彦

    東海社会学会第15回大会  2023年7月2日  東海社会学会

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    開催年月日: 2023年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋市   国名:日本国  

  2. 三大都市圏における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する研究(6)大都市公共圏の階層性と社会関係資本

    丹辺宣彦

    日本社会学会大会  2022年11月12日  日本社会学会

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    開催年月日: 2022年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪府茨木市   国名:日本国  

  3. 城市発展、汚染治理与居民生活:日本産業城市四日市市的事例, “大都市的治理与参与” 国際共著 国際会議

    高娜, 丹辺宣彦

    曁紀中日国交正常化50周念国際学術研討会  2022年11月1日  中国社会科学院

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    開催年月日: 2022年11月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:上海   国名:中華人民共和国  

  4. 日本社会学会による高校生向けウェブページ作成の試み―社会学は将来世代にどうアピールできるのか 招待有り

    丹辺宣彦

    関西社会学会大会  2021年6月6日  関西社会学会

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    開催年月日: 2021年6月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:神戸(オンライン開催)   国名:日本国  

  5. 三重県四日市市の生活環境課題とまちづくり―地域秩序と市民活動をめぐって

    丹辺宣彦

    地域社会学会第46回大会  2021年5月30日  地域社会学会

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    開催年月日: 2021年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン開催   国名:日本国  

  6. 産業都市四日市の都市形成と環境まちづくり 招待有り 国際会議

    丹辺宣彦

    The Sustainable Development of Urban and Rural Regional Society  2020年9月20日  吉林大学哲学社会学院

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    開催年月日: 2020年9月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:長春(オンライン)   国名:中華人民共和国  

  7. ポスト産業化時代の産業都市ー三重県四日市市り就労・移動と家族形成

    三田泰雅・丹辺宣彦

    日本都市社会学会第38回大会  2020年9月6日  日本都市社会学会

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    開催年月日: 2020年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

  8. 産業都市四日市の都市形成と現在-環境意識・地域イメージにみる開発と公害 国際共著

    丹辺宣彦・高娜

    日本都市社会学会大会  2020年9月6日  日本都市社会学会

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    開催年月日: 2020年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

  9. Toyota City and TOYOTA Workers : The Challenges and Sustainability of the Global Industrial City 招待有り 国際会議

    Nibe, Nobuhiko

    2019年6月10日  Asia Center, Seoul National University

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    開催年月日: 2019年6月

    記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:Seoul   国名:大韓民国  

  10. 豊田市の都市形成と産業集積効果

    丹辺宣彦

    地域社会学会第37回大会 

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    開催年月日: 2012年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:慶応大学   国名:日本国  

  11. 産業グローバル化先進都市豊田のまちづくり(2)

    丹辺宣彦・鄭南・中根多惠

    日本都市社会学会第29回大会 

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    開催年月日: 2011年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:新潟大学   国名:日本国  

  12. 産業グローバル化先進地域における社会活動とライフステージⅠ

    丹辺宣彦,美濃羽亜希子

    日本社会学会第83回大会 

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    開催年月日: 2010年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋大学   国名:日本国  

  13. 産業グローバル化先進都市豊田の地域コミュニティ形成Ⅱ ―地域住民によるまちづくり活動と多文化共生をめぐって―

    丹辺宣彦,山口博史

    地域社会学会第35回大会 

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    開催年月日: 2010年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:駿河台大学   国名:日本国  

  14. 産業グローバル化先進都市豊田の地域コミュニティ形成Ⅰ ―2009年質問紙調査の概要―

    丹辺宣彦,新城優子,美濃羽亜希子

    地域社会学会第35回大会 

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    開催年月日: 2010年5月

    記述言語:日本語  

    国名:日本国  

  15. グローバル産業化先進都市における地縁的市民活動と公共空間:愛知県豊田市を事例として

    第2回東海社会学会大会 

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    開催年月日: 2009年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  16. 集合行為論と「社会的評価」概念

    日本社会学理論学会第3回大会 

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    開催年月日: 2008年9月

    記述言語:日本語  

    国名:日本国  

  17. 産業グローバル化先進地域の市民稼動とその再編 ―愛知県豊田氏を事例として―

    丹辺宣彦,山口博史

    第33回地域社会学会大会 

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    開催年月日: 2008年5月

    記述言語:日本語  

    国名:日本国  

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Works(作品等) 1

  1. 『「四日市市のまちづくりと市民活動に関する調査」報告書』 国際共著

    2020年11月

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    科研費プロジェクト(18H00925)により、2019年8月に三重県四日市で市民向け質問紙調査をおこない、その結果を集計・分析したもの。

科研費 8

  1. 三大都市圏における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究

    研究課題/研究課題番号:20H00086  2020年4月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    橋本 健二, 樋口 直人, 佐藤 香, 片瀬 一男, 武田 尚子, 浅川 達人, 石田 光規, 妻木 進吾, 丹辺 宣彦, 津田 好美

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    担当区分:研究分担者 

    日本では1980年代以降、急速に格差が拡大してきたが、同時に地域間格差も拡大してきた。その結果、新たに富裕層の集まる地域や貧困層の集まる地域が形成されるなど、都市の空間構造に変化が生じている。そして豊かな地域に住む人々が、ますます豊かで便利な生活を営むようになる一方で、貧しい人々は、産業や行政サービスが衰退するなど、多くの問題を抱えた地域に居住するようになり、多くの社会問題が発生しはじめている。本研究は、東京圏、名古屋圏、京阪神圏の3つの大都市圏を対象に、格差と都市空間構造の両面から、大都市部に生まれつつある社会問題の構造を明らかにし、問題解決の基礎を提供しようとするものである。
    2020年度は、地域メッシュ統計の分析を進めるとともに、すでに実施した質問紙調査データの分析と2021年度実施予定のインターネット調査の設計を進め、予備調査を実施した。この結果、三大都市圏の空間構造の共通性と相違点がある程度まで明らかになったほか、本調査に向けた課題の多くが特定された。具体的には、次の通りである。今年度の研究業績は、主に(1)と(3)に関わるものである。
    (1)東京圏では、都心および周辺でジェントリフィケーションが進行する一方で、外周部で高所得者が減少して低所得者が増加した結果、都心を頂点とする分極化が進行しているが、都心から30km圏では依然として東西方向の分極化も強固に維持されている。
    (2)三大都市圏を比較したところ、東京圏、名古屋圏、京阪神圏ともに同心円型構造とセクター型構造の併存がみられるが、同心円構造がもっとも顕著なのは東京圏であり、他の2つではあまり顕著ではないことが明らかとなった。名古屋圏では名古屋市と豊田市を東西の両極とする分極化が認められた。京阪神圏では大阪市に低所得層が集積する同心円構造とともに、神戸市周辺から大阪府北部、京都府南部にかけて中高所得層が集積するセクター型構造が認められた。
    (3)質問紙調査データの分析では、都心から外周部にかけてアンダークラスが広く集積していること、都心にはシングルマザーなどの単身女性、外周部にはマニュアル職に従事する男性のアンダークラスが多いこと、また居住する地域の社会経済的特性は、人々の社会経済的地位とは独立に、社会的ネットワーク、主観的健康とウェルビーイングに独立の影響力を有していることが明らかとなった。
    (4)予備調査では、約5500の有効サンプルが得られ、予備的な分析を実施した。その結果、本調査に向けた調査設計上および調査技術上のいくつかの問題が明らかとなった。
    新型コロナウイルス感染症の影響で現地での調査や資料収集が困難になったため、当初は2021年前半に実施予定だった予備調査を前倒しして実施した。また現地調査や資料収集は、現地に居住する研究者の協力と、インターネットやコピーサービスの活用でかなりの程度にカバーできた。このため総合的にみれば、研究は当初の計画以上に進展しているとみることができる。
    予備調査を2020年度中に実施できたことから、本調査の設計と実施には予定より多くの時間をかけ、万全を期す予定である。またメッシュ統計に加えて、国勢調査の小地域データの活用を進め、社会-地区分析とインターネット調査の連携をより円滑なものとする予定である。

  2. ポスト成長期における先進産業地域の持続可能性とまちづくり

    研究課題/研究課題番号:18H00925  2018年4月 - 2023年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    丹辺 宣彦, 中根 多惠, 三田 泰雅, 中村 麻理, 山口 博史

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:11440000円 ( 直接経費:8800000円 、 間接経費:2640000円 )

    本年度の研究実績については豊田研究に関連して『変貌する豊田―グローバル化と社会的変化に向き合うクルマのまち』(東信堂)を年度末に刊行することができたことが特筆すべき点である。本著作では、2009年調査と2015年調査のあいだに生じた階層格差拡大と地域的紐帯・参加の弱まりが、経済的グローバル化の進行と、人口学的・社会学的変化に起因するものと実証することができ、理論的にも新しい都市論、階層論の構想を示すことができた。この間進めてきた東山地区・保見地区でのフィールド調査にもとづくコミュニティ・レベルの研究成果をあわせて掲載することができたのも収穫てあった。豊田研究に関してはこれ以外に学会誌1篇、紀要論文(英文)を1篇掲載し、学会報告1回をおこなった。
    本年度の研究成果については、第二に、8月に四日市市で質問紙「四日市市のまちづくりと市民活動に関する調査」を実施し、有効回収率38.1%、1141票のデータを得られたことが挙げられる。四日市市で一般市民に関する総合的な量的調査がおこなわれるのはほぼ初めてのことであり、環境、多文化共生、高齢化などをめぐるまちづくりの現状と課題がここから明らかになると思われる。年度後半にデータの分析が始まっており、今後の研究成果が期待される。
    国際交流については四日市調査に関して、中国・東南大学の高娜講師と協力して進めていたが、コロナ禍により、招へいからオンライン会合での打ち合わせに切り替えた。海外との研究交流では本年度は6月に韓国・ソウル大学で開催されたアジア工業都市に関する国際ワークショップに招聘され豊田市の報告をおこなった。11月には中国・南京大学に招聘されてセミナーで講演をおこなった。
    豊田調査に関しては、これまでの成果を踏まえて、2014年に続き、2020年に二冊目の学術書を刊行することができた。これにより、経済のグローバル化と人口構造の変化が先進産業都市の地域社会構造におよぼす影響を実証するとともに、都市論と階層研究に対して新たな研究のパースペクティブも提案することができた。都市社会学の主流であるシカゴ派とマルクス派の視点とは異なる研究の視点を提示できたことには大きな意義があると考えている。
    四日市調査については、周到に準備を進め、各方面の協力を得て本格的な質問紙調査を実施することができた。研究課題についておおむね順調に進捗しているが、年度末にコロナ禍が発生し、インタビュー調査と研究会合、国際交流を進めることが難しくなった点が惜しまれる。
    次年度以降は、予定していた第三次豊田調査を実施し、日本では現在ほとんどおこなわれていない、先進産業都市の地域調査を継続してデータを蓄積していきたい。同時に、四日市調査のデータをもとに、2020年夏までに研究成果報告書を刊行し、さらにそれをもとに論文執筆と学会い報告をおこなっていきたい。開発と公害の歴史が現在の都市形成によってどう克服されているか、あるいはどのような影響を与えているか検討することで、環境まちづくりとSDGsの研究にも寄与できるだろう。同時に、豊田、刈谷、四日市のデータをもととした比較にも研究の範囲を広げていきたい。国際交流に関しては、南京大学、吉林大学との交流を深め、製造業の世界的センターであるアジア地域の都市研究に寄与したいと考えている。とくに南京大学からはセミナー講演で招へいされた際に、先方から南京都市圏と中京都市圏の比較研究をおこないたいとオファーがあった。今後この方面にも力を入れていきたい。

  3. 名古屋都市圏の「見えない格差」:何が地域社会のウェルビーイングを規定するのか

    研究課題/研究課題番号:18H00924  2018年4月 - 2022年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    河村 則行, 成 元哲, 松谷 満, 木田 勇輔, 丹辺 宣彦

      詳細を見る

    担当区分:研究分担者 

    本研究の目的は、R.J.サンプソンの集合的効力感の理論を参照にして、名古屋都市圏を対象に、大規模な量的調査(マルチレベル分析)を実施し、居住地の集合的効力感とウェルビーイング(健康や幸せ)との関連、個人属性には還元できないコミュニティレベルの文脈効果を検証することにある。
    2012年2月に、名古屋市を対象に、郵送法で大規模な質問紙調査「名古屋市における地域のつながりと生活満足度に関する調査」を実施し、住民の社会的ネットワーク、地域活動の参加、孤立度、生活満足度などのデータを収集した。調査対象者は、名古屋市の選挙人名簿から5000人層化2段無作為抽出でサンプリング抽出した。まず名古屋市内266小学校区を人口増減・階層構成等などにもとづく地域類型を設定して50の小学校区を選び、次に各学区100人を等間隔抽出法で抽出した。年齢は30歳~74歳である。
    また研究会では大阪市立大学の川野英二を招き「大阪市民の健康と社会生活に関する調査」の報告をしてもらい、名古屋市の質問紙調査の調査設計、質問項目の作成の参考にした。
    質的な事例研究では、社会的な不利地区(単身高齢者世帯割合や失業者割合が高い)であるが集合的効力が強いと考えれる地域として名古屋市南区の名南学区を選んで、南医療生協が進める、地域包括ケアの調査をした。
    日本社会学会の一般報告で、「名古屋都市圏の「見えない格差」とコミュニティ・ウェルビーイング」というテーマで現在の我々の研究の中間報告を行った。
    予定通り、名古屋市を対象にした大規模な質問紙調査「名古屋市における地域のつながりと生活満足度に関する調査」を実施し、住民の社会的ネットワーク、地域活動の参加、孤立度、生活満足度などのデータを収集した。20020年4月段階で回収数は2177(43%)で、今後のデータ分析に必要な最低限のデータを収集できた。また名古屋市の社会地図では、国勢調査(2015年)学区データにもとづき階層的クラスター分析を行い、9つの地域類型を設定することができた。使用した変数は、町内会推計加入率、ホワイトカラー比率正規雇用比率、自営業主比率、完全失業率労働力率、移動人口比率外国人比率ひとり親世帯比率、18歳未満世帯比率。持家比率である。その成果は日本社会学会の一般報告で報告した。
    今年度は、そのデータ分析が中心となり、分析にあたっては、小学校区レベルのデータを利用したマルチレベル分析を行い、地域の文脈効果を検証する。これによって、地域の社会環境が個人レベルの意識や行動に与える影響の大きさを推定する。具体的には、親族、近隣、職縁、友人などの社会的ネットワーク、集団・組織への参加、ソーシャルサポート、地域への信頼・愛着(集合的効力感)、健康度、生活満足度などの変数の地域(学区)間格差の要因を分析する。すなわち、その格差の要因を人口構成、社会経済的地位などに求める構成効果(貧困度、健康リスクが高い属性の人が特定の地区に集まるという自己選択バイアス)と、地域の居住環境や社会環境の文脈が個人の健康リスクに影響を及ぼすと考える文脈効果(近隣効果)を検証する。
    昨年度の質問紙調査で調査対象地区として選んだ小学校区(50学区)を対象に、そこで活動している地域団体・NPOに対して、量的調査、質的調査を実施し、小学校区のデータを収集する。各学区の学区連絡協議会、自治会、NPOの活動状況、各学区の地域特性を分析する。
    また、前年度に続き、GISにより名古屋都市圏の社会地図(メッシュ単位、学区単位)を作成し、名古屋都市圏の地域特性、セグリゲーションの実態を明らかにする。

  4. 大規模災害に対する「減災ー復興」総合システムの構築に向けた臨床社会学的研究

    研究課題/研究課題番号:15H03408  2015年4月 - 2019年3月

    黒田 由彦

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    担当区分:研究分担者 

    南海トラフ巨大地震の被害想定地域において、アンケート調査およびインタビュー調査を行い、個々の住民レベルとコミュニティ・レベルでの防災意識や取り組みがどのような状況にあるかを把握した。さらに、防災ワークショップを行い、意識啓発を行った。研究の結果として、客観的に高リスクな地域においてすら、従来型の意識啓発型防災・減災対策では効果が期待で「固い無関心層」が存在することが明らかとなった。そのような「固い無関心層」に対しては、集合的記憶に訴えかける取り組み、あるいは子供を通じたアプローチが一定の有効性をもっていることが判明した。
    30年以内に生起する確率が80%と予測されている南海トラフ巨大地震に備えて、高リスク地域に居住する住民の防災意識の向上とコミュニティ・レベルでの減災の取り組みを充実させることは、喫緊の課題である。本研究では、「固い無関心層」に対して、集合的記憶を喚起する取り組み、および子どもを通じたアプローチが有効であることを明らかにしたことは、学術的および社会的に意義がある。

  5. 産業グローバル化先進地域の都市形成と公共空間

    研究課題/研究課題番号:26285110  2014年4月 - 2019年3月

    丹辺 宣彦

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:10140000円 ( 直接経費:7800000円 、 間接経費:2340000円 )

    本研究は、愛知県豊田市を中心事例とし、産業グローバル化先進地域における都市形成と公共空間の特質を明らかにした。一連の実証研究を基に、期間前半に専門書を刊行し、成熟期を迎えた先進産業都市を、中流的階層構造が発達し、地域的紐帯が強く、地縁型の市民活動が活発な都市と特徴づけた。
    しかし2015年・2016年におこなった三つの質問紙調査のデータから、グローバル競争の圧力と、未婚化・少子化に代表される社会学的変化によって、階層格差が拡大し始め、地域的紐帯が弱まり、地縁型市民活動も停滞していることが示された。理論的にはこの変化をネットワーク論と階層論を組み合わせた独自の新たな視点でとらえた。
    西三河地域は自動車関連産業が集積しているため、欧米型の都市危機に伴う社会問題を免れ、中流的階層構造と近代家族的性別役割、地縁的紐帯が維持されてきた。本研究でその構造がグローバル競争と、未婚化・少子化等により揺らいでいることが明らかになった。立地産業の展開が都市形成と公共空間に及ぼす影響は従来看過されがちで、人的・物的資源の量、動的密度の低さ、定住効果に着目した本研究の知見はシカゴ派、新都市社会学にはない視点と独自性がある。組織ネットワークの活用機会・能力による階層格差の拡大、テーマ型活動の周辺化、高齢化、多文化共生、災害対応が重要な課題である点を示した点で、社会的意義も小さくないと言えよう。

  6. 産業グローバル化先進地域の都市形成と公共空間

    2014年4月 - 2018年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(B)

    丹辺宣彦

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    担当区分:研究代表者 

  7. 産業グローバル化先進都市地域の階層構造変動と集合行為レジーム

    2010年4月

    科学研究費補助金  基盤研究C

    丹辺宣彦

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    担当区分:研究代表者 

  8. 産業グローバル化先進地域の階層構造変動と市民活動

    2007年

    科学研究費補助金  基盤研究(C)(一般),課題番号:19530437

    丹辺 宣彦

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    担当区分:研究代表者 

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担当経験のある科目 (本学) 1

  1. 社会学

    2011

担当経験のある科目 (本学以外) 3

  1. 現代社会論

    2014年9月 - 2021年3月 豊田工業大学)

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    科目区分:学部教養科目  国名:日本国

  2. 階級・階層論

    2008年4月 - 2009年3月 愛知大学)

  3. 社会階層論

    2007年4月 - 2008年3月 名古屋市立大学)

 

社会貢献活動 1

  1. 文系総合:どのように自分のテーマを掘り下げるのか

    役割:講師

    愛知県立岡崎高等学校  文系総合科目・講演会  2022年10月

学術貢献活動 3

  1. Japanese Journal of Sociology

    役割:査読

    2023年6月 - 2023年7月

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    種別:査読等 

  2. 社会学への誘い: 高校生・進路を考えている皆さんへ

    役割:企画立案・運営等

    日本社会学会  2020年4月

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    種別:学会・研究会等 

  3. Reviewer 国際学術貢献

    役割:審査・評価

    2020年2月 - 2020年3月

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    種別:査読等