2025/04/20 更新

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ナカシマ コウタ
中嶋 耕大
NAKASHIMA Kohta
所属
言語教育センター 外国語教育部門 講師
職名
講師

研究キーワード 5

  1. アラゴン連合王国

  2. カタルーニャ

  3. 君主権力

  4. 西洋史

  5. 政体

研究分野 2

  1. 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史  / 中世史

  2. 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史  / スペイン史

経歴 1

  1. 名古屋大学   言語教育センター 外国語教育部門   講師

    2025年4月 - 現在

学歴 1

  1. 大阪大学   大学院言語文化研究科   言語社会専攻 博士課程(後期)

所属学協会 4

  1. 日本西洋史学会

  2. 日本イスパニヤ学会

  3. スペイン史学会

  4. Societas Historicorum Coronae Aragonum (HISCOAR, Association of Historians of the Crown of Aragon)

 

論文 4

  1. La potestad teórica del monarca catalano-aragonés en las 'Commemoracions de Pere Albert' y el 'Vidal Mayor'

    Kohta Nakashima

    INVESTIGAR L'EDAT MITJANA     頁: 55 - 66   2018年4月

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    記述言語:スペイン語   掲載種別:論文集(書籍)内論文  

  2. 中世アラゴン連合王国における君主権力と政治形態(13世紀中葉から14世紀中葉) ―カタルーニャとアラゴン王国の事例― 査読有り

    中嶋耕大

        2018年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:学位論文(博士)   出版者・発行元:大阪大学  

  3. 13世紀後半のアラゴン王国における王権の強化 査読有り

    中嶋耕大

    EX ORIENTE   ( 20 ) 頁: 91 - 117   2013年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  4. 13、14世紀のアラゴン連合王国における中央統治制度 : アラゴンとカタルーニャの事例を中心に 査読有り Open Access

    中嶋 耕大

    Estudios Hispanicos / 大阪大学外国語学部スペイン語部会 編   ( 38 ) 頁: 113 - 129   2013年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:箕面 : 大阪大学外国語学部スペイン語部会  

    Open Access

    CiNii Books

    その他リンク: http://id.ndl.go.jp/bib/025602079

書籍等出版物 2

  1. スペイン・ポルトガル史研究入門

    阿部, 俊大, 合田, 昌史, 立石, 博高, 武藤, 祥( 担当: 共著 ,  範囲: 危機の時代のアラゴン連合王国)

    山川出版社  2024年8月  ( ISBN:9784634641112

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    総ページ数:363p   担当ページ:pp. 68-74   記述言語:日本語

    CiNii Books

  2. アラゴン連合王国の歴史 : 中世後期ヨーロッパの一政治モデル

    Sabaté, Flocel, 阿部, 俊大( 担当: 共訳 ,  範囲: 第七章 アラゴン連合王国—アイデンティティと政治的・社会的特質)

    明石書店  2022年9月  ( ISBN:9784750354675

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    総ページ数:360p   記述言語:日本語

    CiNii Books

MISC 2

  1. バルセロナ市の都市自治体関連獣皮紙文書群の調査について

    中嶋 耕大  

    イベロアメリカ研究センターニューズレター14 巻   頁: 54 - 56   2025年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)  

  2. 歴史学とその意義について : 大内一先生からの課題—大内一教授退官記念号 ; 大内先生ご退官に寄せて

    中嶋 耕大  

    Estudios Hispanicos / 大阪大学外国語学部スペイン語部会 編 ( 46 ) 頁: 17 - 20   2021年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:箕面 : 大阪大学外国語学部スペイン語部会  

    CiNii Books

講演・口頭発表等 8

  1. La potestad teórica del monarca en los textos de Vidal Mayor y las ‘commemoracions de Pere Albert’

    Kohta Nakashima

    II Winter School. Investigar la Edad Media  2015年2月9日 

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    記述言語:スペイン語   会議種別:口頭発表(一般)  

  2. Instituciones de gobierno en Aragón y Cataluña desde Pedro el Grande hasta Alfonso el Benigno: análisis historiográfico

    Kohta Nakashima

    3rd International Medieval Meeting Lleida  2013年6月28日 

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    記述言語:スペイン語   会議種別:口頭発表(一般)  

  3. 14世紀前半のカタルーニャにおける法学者たちの君主権力観念-史料と論点の整理-

    中嶋耕大

    スペイン史学会第186回定例研究会  2021年7月24日 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  4. 13世紀後半のアラゴン王国における王権

    中嶋耕大

    大阪大学言語社会学会・言語文化学会合同研究発表会(大阪大学言語文化学会第39回大会)  2011年6月30日 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  5. 中世カタルーニャの君主代官をめぐる君主と都市の関係 -13世紀末のバルセロナの司法官ルメウ・ダ・マリモンの事例を手がかりとして-

    中嶋耕大

    スペイン史学会第196回定例研究会  2025年2月8日 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  6. 中世アラゴン王国の政治制度―先行研究の検討―

    中嶋耕大

    スペイン史学会2016年度夏期研修合宿  2016年7月24日 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  7. 中世後期のカタルーニャにおける君主権力論の変遷

    中嶋耕大

    スペイン史学会2019年度夏期研究会  2019年7月27日 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  8. 中世後期のカタルーニャにおける法学者たちの君主権力論 ―ジャウマ・ダ・ムンジュイック著「バルセロナ慣習法について(の註釈)」の事例―

    中嶋耕大

    第70回日本西洋史学会大会  2020年12月12日 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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科研費 1

  1. 中世カタルーニャの都市の君主代官ー13・14世紀における君主と都市の関係の考察-

    研究課題/研究課題番号:20K13226  2020年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究

    中嶋 耕大

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    昨年度に引き続き、本年度も、重点的に検討する問題(13・14世紀のカタルーニャにおいて、君主代官をめぐって君主と都市はどのような関係を構築していったのか、そして、その関係が君主が企図した権力強化にどのような影響を及ぼしたのか)に取り組む第一段階として、史料の調査・分析をおこなった。しかしながら、夏期の調査については、渡航の計画段階において、帰国時の制限が部分的に継続されていたことなどから断念した。これに伴い、調査方法とその成果・学会での成果報告については、「研究実施計画」の部分的な見直しを余儀なくされた。具体的には、2023年3月に現地調査を実施し、その他の時期には、文書館の史料目録を活用して、現地調査の際に複写・分析すべき古文書を選定し、並行して本研究課題に関連する先行研究を精読した。その結果、得られた知見は以下のとおりである。
    現地調査の結果、(詳細な分析対象候補としていた)バルセロナの司法官選任をめぐる係争を伝える一連の古文書には、損傷により判読不能な箇所が多くあり、全容を解読することは困難であることが判明した。一方、史料目録の調査からは、この係争でバルセロナの都市自治体が選任に異議を唱えていたルメウ・ダ・マリモンが、その後、バルセロナの司法官として活動したことを伝える古文書の存在が明らかとなった。また、先行研究の精読により、ルメウ・ダ・マリモンが、君主の統治機構の要職を歴任した人物であり、その子孫にはバルセロナ市参事会員が複数存在することを確認した。
    以上のことから、この人物は、君主とバルセロナ市のあいだの中間的な存在だった可能性があり、君主代官をめぐる君主とバルセロナ市の関係を明らかにするために、十分に検討すべき事例だと思われる。今後は、彼のより詳細な経歴、バルセロナ市の社会における地位・立場・諸関係などを把握するとともに、上述の古文書を可能な限り解読する必要がある。