2025/04/04 更新

写真a

フジタ アヤカ
藤田 紋佳
FUJITA Ayaka
所属
大学院医学系研究科 総合保健学専攻 看護科学 准教授
大学院担当
大学院医学系研究科
学部担当
医学部(保健学科)
職名
准教授
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学位 1

  1. 博士(看護学) ( 2014年3月 ) 

研究キーワード 1

  1. 小児緩和ケア, グリーフ, 家族

現在の研究課題とSDGs 2

  1. グリーフサポート

  2. 小児緩和ケア

経歴 1

  1. 名古屋大学   大学院医学系研究科 総合保健学専攻 看護科学   准教授

    2025年2月 - 現在

所属学協会 8

  1. 日本移植学会

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  2. 日本看護科学学会

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  3. 日本小児看護学会

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  4. 日本小児保健学会

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  5. 日本小児がん看護学会

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  6. 日本家族看護学会

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  7. 日本グリーフ&ビリーブメント学会

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  8. International Pediatric Transplant Association

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受賞 2

  1. 第1回家族看護グッドプラクティス賞最優秀賞

    2023年9月   日本家族看護学会  

  2. 日本新生児看護学会 学術優秀賞

    2022年2月   日本新生児看護学会  

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    論文表彰
    論文タイトル「新生児医療施設で子どもを亡くした母親の 悲嘆に関する体験」

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論文 10

  1. Mothers’ Experiences With Pregnancy and Childbirth Following Pediatric Living Liver Transplant Donation: A Qualitative Descriptive Study 査読有り 国際誌

    Ayaka Fujita, Yuko Hamada, Toshiharu Matsuura

    Transplantation Proceedings   53 巻 ( 2 ) 頁: 630 - 635   2021年3月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語  

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  2. Bereavement care in Japanese pediatrics Pediatrician awareness in practice 査読有り

    Ayaka Fujita, Yuko Hamada

    Pediatrics International   61 巻 ( 7 ) 頁: 658 - 663   2019年7月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語  

    Background: A child's death affects not only family members but also the health-care professionals involved in patient care. The education system for bereavement care in Japan, however, is not set up in a systematic way, and the care provided is based on the individual experience of the health-care professional. The aim of this study was to investigate pediatrician awareness of and actual circumstances involved in bereavement care in Japan. Methods: A qualitative descriptive study was conducted at four facilities in Japan. Data collected using semi-structured interviews of 11 pediatricians were assessed using inductive qualitative analysis. Results: Pediatrician recognition of the elements of bereavement care was categorized as follows: (i) developing relationships with families before a child's death is important in bereavement care; (ii) after the child dies, family involvement is left to the doctor's discretion; (iii) coping with a child's death myself through past experience is essential; (iv) doctors involved in a child's death also experience mental burden; and (v) a system for the family's bereavement care must be established. Two categories were established according to actual circumstances involved in bereavement care: (i) attention must be given to the emotions of the families who lost a child; and (ii) doctor involvement with bereaved families depends on doctor awareness and expertise. Conclusion: Japanese pediatricians provided bereavement care to families who lost their children in a non-systematic manner. This is necessitates improvement of the self-care of health-care professionals with regard to grief by improving bereavement care-related education. Additionally, health-care professionals must be trained, and a national-level provision system must be established to provide high-quality bereavement care to families who lose a child.

    DOI: 10.1111/ped.13891

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  3. 生体肝移植後の学童後期から思春期の子どもと親のQOL向上のための看護援助モデルの考案 査読有り

    藤田 紋佳

    千葉看護学会   21 巻 ( 2 )   2016年2月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語  

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  4. Daily lives of pre-adolescents/adolescents and their parents after liver transplant 査読有り 国際誌

    Ayaka Fujita

    Japan Journal of Nursing Science     2015年4月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語  

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  5. 生体肝移植後の学童後期・思春期の小児の療養生活の実態と生活の満足 査読有り

    藤田 紋佳, 林田 真, 田口 智章

    日本移植学会   49 巻 ( 2・3 )   2014年6月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語  

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  6. Qualitative inductive analysis of the lives of women with persistent cloaca based on their narratives 査読有り

    Junko Miyata, Yuko Hamada, Satomi Hayashishita, Ayaka Fujita, Tomoko Izaki, Satoshi Obata, Takuya Kondo, Atsuhisa Fukuta, Naonori Kawakubo, Kouji Nagata, Akihiko Tamaki, Junnosuke Maniwa, Yoshiaki Takahashi, Toshiharu Matsuura, Tomoaki Taguchi, Tatsuro Tajiri

    PEDIATRIC SURGERY INTERNATIONAL   40 巻 ( 1 )   2024年8月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s00383-024-05807-9

  7. Bottle-feeding techniques for children with cleft lip and palate experiencing feeding difficulties 招待有り 査読有り

    Shingo Ueki, Ayaka Fujita, Yukari Kumagai, Yumi Hirai, Eri Tashiro, Junko Miyata

    International Journal of Nursing Sciences   10 巻 ( 1 ) 頁: 82 - 88   2022年12月

  8. 新生児医療施設で子どもを亡くした母親の悲嘆に関する体験 査読有り

    田代 恵理, 濵田 裕子, 藤田 紋佳, 北尾 真梨

    日本新生児看護学会誌     2020年5月

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    記述言語:日本語  

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  9. 血友病をもつ子どもの病気に伴う体験 査読有り

    青野広子, 濵田裕子, 藤田紋佳

    日本小児看護学会誌   23 巻 ( 2 )   2019年11月

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    記述言語:日本語  

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  10. 新生児医療施設に長期入院している子どもを持つ親の体験ーエスノナーシングの研究方法を用いてー 査読有り

    土井紗世, 濵田裕子, 藤田紋佳

    家族看護学研究   23 巻 ( 2 )   2018年2月

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    記述言語:日本語  

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書籍等出版物 1

  1. 子どもの生活機能の発達とからだの仕組み : 看護形態機能学の視点から

    松尾 ひとみ, 小神野 雅子, 田中 美樹 (看護学), 濵田 裕子, 平田 美佳, 藤田 紋佳, 本田 真也, 吉川 未桜

    金芳堂  2024年  ( ISBN:9784765319928

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    記述言語:日本語

    CiNii Books

MISC 2

  1. Mothers’ burdens after living donor liver transplantation

    Ayaka Fujita  

        2021年10月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   出版者・発行元:Research Outreach  

    DOI: 10.32907/RO-126-1776281413

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  2. 子どもを亡くした遺族への関わりー遺族から学ぶグリーフケアー

    濵田裕子, 藤田紋佳, 森口晴美  

        2020年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:グリーフ&ビリーブメント研究(2020)(1)69-75  

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講演・口頭発表等 8

  1. 子どもを亡くした家族から学ぶグリーフサポート~遺族ケアの教育と実践をつなぐ~

    濵田裕子, 藤田紋佳, 森口晴美, 野田優子, 小山記代子

    日本家族看護学会第28回学術集会  2021年10月 

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    開催年月日: 2021年9月 - 2021年10月

    記述言語:日本語  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

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  2. 子どもを亡くした親は子どもとの関係性をどのように紡いでいくのか~描画にみる過去・現在・未来とグリーフの様相~

    濵田裕子, 藤田紋佳

    第3回日本グリーフ&ビリーブメント学会 学術大会  2021年3月 

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    開催年月日: 2021年3月

    記述言語:日本語  

    国名:日本国  

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  3. 子どもの看取りにおける看護師の家族の認識:子どもを亡くした家族のグリーフケアプログラム作成の基礎調査

    藤田紋佳・濵田裕子

    第37回日本看護科学学会学術集会  2017年12月23日 

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    開催年月日: 2017年12月

    記述言語:日本語  

    開催地:仙台国際センター   国名:日本国  

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  4. 小児生体肝移植ドナー経験後の母親の妊娠・出産の実態

    藤田紋佳・松浦俊治・濵田裕子・田口智章

    第53回日本移植学会総会  2017年9月23日 

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    開催年月日: 2017年9月

    記述言語:日本語  

    開催地:旭川トーヨーホテル   国名:日本国  

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  5. 子どもを亡くした母親のグリーフ体験~社会との関係の中での亡くなった子どもの扱い方~

    濵田裕子・藤田紋佳

    日本家族看護学会第24回学術集会  2017年9月23日 

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    開催年月日: 2017年9月

    記述言語:日本語  

    開催地:東京ベイ幕張ホール   国名:日本国  

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  6. 総排泄腔遺残症患者の体験 ー“終わらない病気”をもつ女性として生きる-

    林下里見, 濵田裕子, 宮田潤子, 藤田紋佳, 森口晴美

    第67回 日本小児保健協会学術集会  2020年11月 

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    開催年月日: 2020年11月

    記述言語:日本語  

    国名:日本国  

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  7. 子どもを亡くした家族と子どもとの関係性~視覚イメージで語る現在、過去、未来~

    濵田裕子, 藤田紋佳, 森口晴美

    日本家族看護学会第26回学術集会  2019年9月 

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    開催年月日: 2019年9月

    記述言語:日本語  

    開催地:京都テルサ   国名:日本国  

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  8. 職場復帰予定の初産婦の思いと行動

    富安彩香, 濵田裕子, 藤田紋佳, 谷口初美

    第59回日本母性衛生学会  2018年10月23日 

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    開催年月日: 2018年10月

    記述言語:日本語  

    開催地:朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター   国名:日本国  

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科研費 10

  1. 子どもを亡くした家族のビリーブメントプログラム開発

    研究課題/研究課題番号:21K10913  2021年 - 2024年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    藤田 紋佳, 濱田 裕子, 笹月 桃子, 濱田 裕子, 笹月 桃子, 植木 慎悟

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    子どもを亡くした遺族への支援は、我が国ではまだ体系化されていない。そこで本研究では、体系化の第一歩として、遺族へのビリーブメントプログラムの開発を目的とした。
    本研究では、先行研究およびアクセスしづらかった対象の実態把握とそれらを含むプログラムを開発する。また、開発したプログラムは、病院の枠だけにとどまらず、第3の場であるNPO法人福岡子どもホスピスプロジェクトとも連携し、病院・地域と連携したビリーブメントプログラムを開発・実装する。さらに、子どもの生前から関わる医療者へのビリーブメントに対する教育・支援についてもプログラムに含め、遺族・医療者双方の支援を目指す。
    本年は、ビリーブメントプログラム開発の初期段階として、専門家や関係職種とのディスカッション、研修会への参加、文献検討および医療者および子どもを亡くした親の基礎調査を行った。
    文献検討は、子どもを亡くした親・きょうだい児、医療者の視点から実施している。文献検討の結果、特にレビューの少なかった「きょうだい児」については、きょうだい児を亡くした子どものグリーフ体験についてシステマティックレビューに着手し、継続中である。
    基礎調査では、死別による子どものグリーフの研修会参加者(医療・福祉関係者)に対して、研修会の内容や実行可能性、参加者のグリーフに対する認識について質問紙調査を行った。結果について、現在集計・分析中である。子どもを亡くした親を対象とした調査は、研究参加者がまだ限られているが、得られたデータについては、現在分析中である。研究参加者がまだ十分に得られていないため、今後もデータ収集を継続する予定である。

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  2. 肝移植後の学童後期から思春期の子どもと親のQOL向上のための看護援助モデル構築

    研究課題/研究課題番号:26463414  2014年 - 2020年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    藤田 紋佳, 松浦 俊治, 林田 真, 濱田 裕子, 木下 義晶, 松浦 俊治, 林田 真, 濱田 裕子, 木下 義晶

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:1600000円 ( 直接経費:1600000円 )

    本研究の目的は、肝移植後の学童期から思春期の子どもと親のQOL向上のための看護援助モデルを構築し、課題解決を図ることである。子どもと親を対象にした実態調査、面接調査結果及び文献検討より、子どもと家族のモニタリング指標を作成した。また、調査結果及び文献検討により、生体肝移植後の学童後期から思春期の子どもと親のQOL 向上の概念枠組み、看護援助モデル、パターンごとの看護援助指針を導いた。作成した看護援助モデルは、実践・評価・修正を行い、内容を精錬し肝移植後の学童期から思春期の子どもと親のQOL向上のための看護援助モデルを構築した。

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  3. 生体肝移植を受けた子どもと家族のQOLを高める看護援助に関する研究

    研究課題/研究課題番号:24792500  2012年 - 2013年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    藤田 紋佳

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    本研究は、生体肝移植後の子どもと家族のQOL向上のための看護援助を明らかにすることを目的に、生体肝移植後の子ども(10~18歳)とその親9組を対象に質問紙および面接調査を実施した。結果、生体肝移植後の子どもと親のQOLの特徴として、4つのパターンが明らかとなった。また、生体肝移植後の子どもと親のQOL向上のための看護援助に必要な視点が明らかとなった。

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  4. 子どもを亡くした家族のグリーフケアと人材育成プログラムの開発

    研究課題/研究課題番号:22K10944  2022年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    濱田 裕子, 野田 優子, 藤田 紋佳, 相星 香

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    担当区分:研究分担者 

    親にとって子どもの死は「複雑な悲嘆」を助長させる因子となり、さらに、子どもの死亡率の減少は、遺族の悲しみが理解されにくく、遺族が社会的に孤立しやすい状況をうみだしている。
    小児医療の現場では、子どもを亡くした家族へのケアの必要性は認識されているものの、子どもの死はタブー視され、子どもの死後のグリーフケアは手つかずの状況にある。また、医療者もエンドオブライフにある子どもや家族との関わりに難しさを抱えている。本研究では、遺族に対するグリーフケアの蓄積・分析(書籍化による還元)とグリーフケアの人材育成を両輪で行い、エンドオブライフにある小児とその家族のケアの改善およびケア共同社会への方策を示す。
    本研究は①グリーフケアの実践を蓄積・分析すること、②子どもを亡くした遺族の支援にあたるグリーフケアの人材育成プログラムを開発すること、③グリーフに関する啓発・支援ツールを作成することである。
    1)グリーフケアの実践の分析とケース分析:2023年度はグリーフの会を3回(2回はオンライン、1回は対面)実施した。各回の参加者数は5~6人でありオンラインの場合は、福岡県外の参加者も多く、普段は子どもの事を話せないが「話すことですっきりした」や「子どもの事を知ってもらえてよかった」など肯定的な評価であった。また、対面では、親と子どもを別室で対応し、子どもの問題にもフォーカスをあてた。さらに3組に対して個別相談を行い、個別の背景や夫婦関係、他者との関係、きょうだい児の問題などについて傾聴を主とした個別フォローを行い、分析を行っている。
    2)グリーフケアに関わる人材育成プログラムの開発:人材育成プログラムを検討し試案を作成し、オンデマンドによる基礎編、実践編のプログラムを2回実施し、2回目はオンデマンド受講後に対面による研修(ワークショップ・ロールプレイ含む)を希望者8名に実施した。オンデマンド講義については、基礎編(約2時間)、実践編(約1.5時間)とも5段階評価で4.7と良い評価であった。また、参集形式のプログラム(自らのグリーフに向き合う、ロスライン、コラージュ作成、支援におけるファシリテータの心の準備やスキルについて講義(確認)し、その後、子どものサポートにおけるロールプレイを参加者同士で実施してもらい、最後に、研修の感想や課題等をフリーディスカッションし、プログラムについては、概ね良い評価を得た。
    3)グリーフに関する広報・啓発・支援ツールの作成:当初検討していた本よりも、誰もがアクセスしやすいサイト(HP)を作成することとし、現在、試案を作成し、2024年8月の公開を目指している。
    今年度は、遺族に対するグリーフの会(集い)も3回、個別支援も3組行っている。また、人材育成プログラムの作成も、オンデマンド講義の作成・実施(基礎編、実践編)および対面研修を実施し、試案の評価を行えた。また、啓発・支援ツールとしてHPの作成に取組み、試案を作成しているところであり、結果の分析が十分ではないところもあるが、概ね順調と考える。
    2024年度は、グリーフケア(グリーフの会および個別相談)の実践を重ねるとともに、これまでの会や個別事例を丁寧に分析し、ケアニーズを明らかにすること、さらに人材育成プログラムの試案を再度実施し、プログラム内容の評価、および追記修正等を行い、今後継続して活用できるプログラムとしていく。さらに、教育・啓発・支援ツールとしてのHPの内容を遺族や一般対象向けのみならず、支援者のネットワークにも活用できるツールと追加していく。グリーフケアの実践の蓄積および、人材育成プログラムの評価については、論文等で発表し公表していく。

  5. 排泄障害をもつ女性患者の女性としての生き方を知る

    研究課題/研究課題番号:21K10937  2021年 - 2023年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    宮田 潤子, 濱田 裕子, 川田 紀美子, 藤田 紋佳, 森口 晴美, 小幡 聡, 桐野 浩輔, 植木 慎悟, 濱田 裕子, 川田 紀美子, 藤田 紋佳, 森口 晴美, 小幡 聡, 永田 公二, 桐野 浩輔, 植木 慎悟

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    患者の声を直接聞き、問題点を明らかにすることで、患者目線でのニーズに即した支援の在り方の検討を目的とし、患者・家族と医療者による交流会での意見と本疾患患者に対するインタビュー研究を行った内容より、本疾患の移行期医療における問題点を抽出した。告知、セクシュアリティ、排泄障害とキャリアアップの難しさ、経済的困難、医療情報の不足等が列挙された。問題解決のためには適切な情報提供や情報交換の機会の提供が特に重要と考えた。さらに、Web市民公開講座参加者に対するアンケート調査を行った。本疾患の患者・家族が感じる困難と問題解決に対するニーズを明らかにすることを目的とした。本疾患患者家族28名、本疾患患者9名から回答を得た。患者家族が現在感じている困難は排泄の管理と就学に関することが多く、患者本人の感じる困難は排泄・腟の管理の他、仕事やパートナー・医師との関係性といった人間関係の問題を含んでいた。患者は予後・不妊治療・交流会の情報を、患者家族は交流会・予後・セミナー・学会での取り組みの情報を特に求めていた。また、Web交流会を3回開催した。交流会参加者に患者・家族の体験手記の出版での協力を仰ぐとともに、協働で検討を開始した。2021年9月25日開催の交流会では難病患者の直面する経済的問題の支援の一助となるよう、難病を持つFP兼起業家による働き方・緩和医療保険の講演を開催した。2022年3月12日にWeb市民公開講座を開催し、総排泄腔疾患に関する講演と難病ピアサポートに関する講演を開催した。なお、これらの情報はSNSで情報発信を行った。情報ステーションとして「クロアカnetプロジェクト」サイトを立ち上げ、医療情報や患者支援情報の提供の場を作成した。患者の親の会が発足したため、会の情報周知のサポートとして紹介用リーフレットの作成を行った。次年度、全国2500以上の施設に配布予定である。

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  6. ビジュアル・ナラティブを用いた同期的対話によるグリーフケアの生成

    研究課題/研究課題番号:17KT0138  2017年 - 2019年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    濱田 裕子, 北尾 真梨, 藤田 紋佳, 北尾 真梨, 藤田 紋佳

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    今年度は、社会的状況の変化(covid19の影響)によって、予定していた個別インタビューの追加はできず、10人程度の参加者によるグリーフの会を2回開催した。
    現在までに収集した個別データ(16人、計56枚の描画データおよびインタビューデータ)を分析中である。“ビジュアル・ナラティブ研究会”にて発表し、分析途中のデータを検討した。子どもとの関係性のイメージの「過去」「現在」「未来」の変化のパターンとして、「過去」と「現在」では、「包む」「見守る」から、「包まれる」「見守られる」など逆転の構図がおこり、主客の逆転がおこっていること、悲嘆を表出した描画データは、「暗闇」「出口がない」など象徴的に描かれ、ビジュアルならではの表現と伝達力をどのように結果としてまとめるか検討し、分析に取り組んでいる。
    並行して、遺族の悲嘆を共有する場の生成として、今年度もオンラインで9月と3月に開催した。1回目は9名(うち初参加5名)、2回目も9名(うち初参加3名)であった。参加者の背景から、2Gにわけ、簡単なアイスブレイクと自己紹介、会のルールの説明と流れ、2グループに分かれての分かち合い、全体でシェアした。また、継続参加の参加者のうち、対面したことがなく気になる参加者に、別途、個別で対応した。これまでのグリーフの会の運営方法および、ファシリテーターの在り方について分析を行っている。
    さらに現在は、個別の描画インタビューにおいて、誰でもが同じインストラクションで、同様にできるわけではないから、そこに至るまでの関係性の作り方、共同生成の場の作り方を研究者自身が振り返り、記述していくことを検討している

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  7. 子どもを亡くした家族のグリーフケアプログラムの開発~語りのアクションリサーチ~

    研究課題/研究課題番号:26502006  2014年 - 2016年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    濱田 裕子, 笹月 桃子, 京極 新治, 山下 郁代, 藤田 紋佳, 瀬藤 乃理子, 木下 義晶, 古賀 友紀, 落合 正行, 賀来 典之, 松浦 俊治, 北尾 真梨, 笹月 桃子, 京極 新治, 山下 郁代, 藤田 紋佳, 瀬藤 乃理子, 木下 義晶, 古賀 友紀, 落合 正行, 賀来 典之, 松浦 俊治, 北尾 真梨

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    子どもを亡くした家族の悲嘆に関するケアニーズを明らかにし、アクションリサーチによって悲嘆に対するサポートプログラムを作成することを目的に研究を実施した。子どもを亡くした家族に個別インタビューを行った結果、子どもの疾患や年齢によって、家族のケアニーズの特徴は異なったものの、共通していたのは【子どものことをなかったことにしたくない】、【子どもの事を知ってほしい】、【ありのままの自分でよいことの保証】、【気持ちを表出できる場がほしい】などであった。
    グリーフケアプログラムの試案として、フォーカスグループインタビューを4回、グリーフの集いを1回実施するとともに、グリーフサポートブックを作成した。

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  8. 難病の子どもの居場所を創造するアクションリサーチー日本型子どもホスピスの探求ー

    研究課題/研究課題番号:22610010  2010年4月 - 2014年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    濱田 裕子, 藤田 紋佳, 南 博文, 田北 雅裕, 木下 義晶

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    担当区分:研究分担者 

    我が国における子どもホスピスの可能性を探るために、当事者の視点から体験を明らかにし、医療者のみならず、一般の人や多領域の専門職と協働し、アクションリサーチを行った。難病の子どもと家族のケアニーズとして、幼児期、高校卒業後のQOLが低く、発達へのケアニーズが高かった。また3組の子どものend of life careに関わり、医療ケアのみならず、子どもの成長と家族の発達支援に関するニーズが明らかとなった。また教育啓発活動や難病の子どもと家族のQOLを支援するためのプログラムを実施するとともに、多職種とともに子どもホスピスネットワークを構築した。これらの活動を通して、日本型小児ホスピスを検討した。

  9. 外来化学療法を受ける子どもと家族のヘルスプロモーションを促す看護援助に関する研究

    研究課題/研究課題番号:21792263  2009年 - 2011年

    科学研究費助成事業  若手研究(B)

    藤田 紋佳

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )

    本研究は、外来化学療法を受けた子どもと家族の現状を明らかにし、外来化学療法を受ける子どもと家族のヘルスプロモーションを促す看護援助を検討することを目的とした。外来化学療法を受けた(受けている)急性リンパ性白血病の子どもを持つ保護者を対象に日常生活の現状について質問紙調査を行った。その結果、親は、外来化学療法中の子どもの体調管理等において、種々の困難を抱えていた。外来化学療法中の子どもと家族の特徴や状況に合わせた、看護支援の必要性が明らかとなった。

  10. 夜型両親の遅寝改善にみる乳幼児の生活リズム安定と心身の健康を導く研究

    研究課題/研究課題番号:20659353  2008年 - 2010年

    科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

    新小田 春美, 末次 美子, 藤野 成美, 藤田 綾佳, 馬場 みちえ, 加来 恒壽, 新小田 幸一, 濱田 裕子

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    担当区分:研究分担者 

    目的:子ども達の健全育成のための生活習慣の改善と睡眠衛生からみた介入法を構築するために、遅寝の規定要因を明らかにすることと、特に両親の子ども睡眠に対する認識の特徴を知り、夜型生活への改善について、質的・量的視点から乳幼児期の睡眠の安定性が精神に及ぼす影響を評価する。
    方法:平成22年度第3ステップ;睡眠日誌、シール帳による睡眠・覚醒行動を継続観測(睡眠教材「早寝、早起き元気さんシール帳」を用いた家庭実践)による睡眠行動の定着と、5名の親子への睡眠の質評価(Actigrapと携帯脳波による)および、睡眠・生活行動改善に向けた親子取り組みのインタビューにより、睡眠健康習慣の介入法を検討した。
    結果:(1)1-2年目に実施してきた睡眠健康教室に参加した親子インタビューから抽出されたサブカテゴリーを基に、睡眠環境の工夫、子どもの睡眠に関する親の認識など「子どもの睡眠を整えるための親の困難さ」について検討した。父親の帰宅時刻、子どもとの過ごす時間など親子の関係性から遅寝改善の方向性を探るための演繹的なアプローチは今後の課題である。
    (2)実験・計測的アプローチによる事例検討:親子で早寝生活習慣に取り組んだ約100名ChiSCoP(Child Sleep Cohort Project)会員から、同意の得られた5名について、携帯脳波およびアクチグラフ(Actigraph)と睡眠日誌を同時に継続測定し、夜型生活の睡眠リズムの特徴と睡眠の質評価を行なった。5日間の携帯脳波による睡眠の質評価では、深いノンレム睡眠は1日36.5-63.4%前後を認め,睡眠効率79.3-96.5%であった。年2回10日間の24時間睡眠日誌を記載することで、経年的に生活リズムがついてきたこと、シール帳チェックリストによって、「太陽さんにごあいさつ」「トイレ習慣」などの項目に子ども自身が早起き生活への前向きな取り組みの行動促進化を図っていた。
    (3)教育方法の充実化;「お父さん、お母さんも早起きさん」の達成度が低かったが、子どもの発達年齢に合わせた認知行動的接近を目指した、早寝得点満点時の王冠マーク獲得は、親子の睡眠習慣改善の意識づけになっていた。「眠育」スローガンに睡眠健康教育やシンポジウム、地域でのシール帳の取り組みをDVD教材やWeb指導教材につなげることができた。

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社会貢献活動 2

  1. 空にかかるはしご グリーフの会

    役割:講師, 情報提供, 企画, 運営参加・支援, 調査担当, 報告書執筆

    2017年 - 現在

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    対象: 幼稚園以下, 小学生, 中学生, 高校生, 大学生, 大学院生, 保護者, 社会人・一般

    種別:その他

  2. NPO福岡子どもホスピスプロジェクト

    NPO福岡子どもホスピスプロジェクト  福岡  2014年4月 - 現在

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    種別:その他

    福岡子どもホスピすプロジェクトは、難病の子どもとその家族、子どもを亡くした家族等への支援活動を行う団体である。将来的には、福岡での子どもホスピスの設立を目指している。

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