2022/09/13 更新

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スギムラ アユミ
杉村 鮎美
SUGIMURA Ayumi
所属
大学院医学系研究科 総合保健学専攻 看護科学 講師
大学院担当
大学院医学系研究科
学部担当
医学部(保健学科)
職名
講師

学位 1

  1. 博士(看護) ( 2017年9月   名古屋大学 ) 

研究分野 1

  1. ライフサイエンス / 臨床看護学

経歴 1

  1. 岐阜大学   医学部   助教

    2015年

学歴 1

  1. 名古屋大学   医学系研究科

    - 2017年9月

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    国名: 日本国

所属学協会 5

  1. 日本看護科学学会

    2014年4月 - 現在

  2. 日本看護研究学会

    2012年12月 - 現在

  3. 日本がん看護学会

    2010年7月 - 現在

  4. 死の臨床研究会

    2009年10月 - 現在

  5. 日本緩和医療学会

    2008年7月 - 現在

 

論文 13

  1. 国内文献検討による発達段階における死生観の特徴

    林 里桂, 岡嶋 彩乃, 新藤 さえ, 杉村 鮎美, 安藤 詳子

    死の臨床   advpub 巻 ( 0 )   2022年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本死の臨床研究会  

    日本の幼児から高齢者までの死生観の特徴を明らかにするために,医中誌Ver.5 を用いて1983年から2019年について調べ,抽出した179件中,80件の文献を分析した。幼児期は,死の不動性・不可逆性・普遍性・因果性について4歳頃から理解し始め,6 ~ 8歳でほぼ認知する。学童期は,死を自分にも起こるものと認識し死の否定的イメージが増加する。思春期は,「生まれ変わり思想」が特徴で死への親近性が増す。青年期は,「死の不安・恐怖」が高くなるが,頻繁に考えポジティブにも捉える。壮年期は,死を最も避けなければならない出来事として捉え忌避感や恐怖感が強い。高齢期は,死を避けられない出来事,自然の終焉として受け入れる一方で,否定的にも捉え,人に迷惑をかけない死に方を望む。人は死に対する不安や恐怖を持ちつつ,死別を経験する中で,家族や生活背景の影響を受けながら,各発達段階における特徴的な死生観を育んでいると考えられた。

    DOI: 10.34317/jjard.jjrd-d-21-00004

    CiNii Research

  2. Association Among End-Of-Life Discussions, Cancer Patients' Quality of Life at End of Life, and Bereaved Families' Mental Health

    Hayashi Yoko, Sato Kazuki, Ogawa Masahiro, Taguchi Yoshiro, Wakayama Hisashi, Nishioka Aya, Nakamura Chikako, Murota Kaoru, Sugimura Ayumi, Ando Shoko

    AMERICAN JOURNAL OF HOSPICE & PALLIATIVE MEDICINE     頁: 10499091211061713   2021年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:American Journal of Hospice and Palliative Medicine  

    End-of-life discussions are essential for patients with advanced cancer, but there is little evidence about whether these discussions affect general ward patients and family outcomes. We investigated the status of end-of-life discussions and associated factors and their effects on patients’ quality of death and their families’ mental health. Participants in this retrospective cross-sectional observational study were 119 bereaved family members. Data were collected through a survey that included questions on the timing of end-of-life discussions, quality of palliative care, quality of patient death, and depression and grief felt by the families. Approximately 64% of the bereaved family members participated in end-of-life discussions between the patient and the attending physician, and 55% of these discussions took place within a month before death. End-of-life discussions were associated with the patients’ prognostic perception as “incurable, though there is hope for a cure” and “patients’ experience with end-of-life discussions with family before cancer.” There was a small decrease in depression and grief for families of patients who had end-of-life discussions. Those who did not have end-of-life discussions reported lower quality of end-of-life care.

    DOI: 10.1177/10499091211061713

    Web of Science

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    PubMed

  3. Quality of Life in patients with nonalcoholic fatty liver disease: Structure and related factors focusing on illness uncertainty

    Ozawa Naoki, Sato Kazuki, Sugimura Ayumi, Maki Shigeyoshi, Tanaka Taku, Yamamoto Kenta, Ito Takanori, Ishizu Yoji, Kuzuya Teiji, Honda Takashi, Ishigami Masatoshi, Fujishiro Mitsuhiro, Ishikawa Tetsuya, Ando Shoko

    JAPAN JOURNAL OF NURSING SCIENCE   18 巻 ( 3 ) 頁: e12415   2021年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Journal of Nursing Science  

    Aim: Patients with nonalcoholic fatty liver disease (NAFLD) have a low quality of life (QOL) and illness uncertainty. This study examined the structure of QOL and associated factors, including illness uncertainty, among individuals with NAFLD. Methods: A cross-sectional survey was conducted using a self-administered questionnaire for outpatients with NAFLD. QOL was measured using the Short Form-8. Dietary habits, physical activity level, illness uncertainty, health locus of control, and knowledge of NAFLD were assessed. Path analysis was used to study the associated factors of QOL and their structure, including uncertainty of disease. Results: Path analysis of 168 NAFLD patients indicated that a high Physical Component Summary score on the Short Form-8—representing physical QOL—was predicted by a body mass index <25 kg/m2 and high educational level. A high Mental Component Summary score—representing mental QOL—was predicted by being male, good dietary habits, low illness uncertainty, and presence of consultants. The model showed satisfactory goodness-of-fit without being rejected by the chi-square test (goodness-of-fit index =.947, adjusted goodness-of-fit index =.917, comparative fit index =.967, root mean square error of approximation = 0.023). Conclusions: Nurses need to work closely with NAFLD patients as consultants, providing adequate information about the causes, treatments, and dietary habits, and focusing on the individual's perception of health. This could reduce illness uncertainty and contribute to the improvement of QOL.

    DOI: 10.1111/jjns.12415

    Web of Science

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  4. 全国の呼吸器内科病棟と緩和ケア病棟における呼吸困難ケア実践の比較

    杉村 鮎美, 光行 多佳子, 安藤 詳子

    日本看護研究学会雑誌   44 巻 ( 1 ) 頁: 1_145 - 1_150   2021年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本看護研究学会  

    目的:全国の呼吸器内科病棟(以下,RW)と緩和ケア病棟(以下,PCU)における呼吸困難ケアの実践状況と両施設の特徴を明らかにする。方法:全国のがん診療連携拠点病院のRWと20床以上を有するPCUの内,同意を得られた施設の看護師(RW112名,PCU92名)を調査対象とした。自記式質問紙の調査項目は背景とケア実践状況27項目で構成し,実践割合をχ<sup>2</sup>検定で比較した。結果:両群の背景に有意差は認められなかった。ケア実践状況は,タッチングや体位の工夫は両施設とも8割以上の実践率であった。一方,PCUは呼吸法や排痰援助を含む4項目が低く(p<.05),RWは環境整備や家族指導を含む11項目が低かった(p<.05)。結論:両施設は体位調整やタッチング等の基本的な呼吸困難ケアは提供できていた。しかし,RWは患者家族への指導,PCUは呼吸法の実践が低かったため,今後の取り組みが期待される。

    DOI: 10.15065/jjsnr.20200723106

    CiNii Research

  5. 終末期肺がん患者に対する苦痛緩和のための鎮静導入に関わる呼吸器内科病棟看護師の体験

    山下 千尋, 杉村 鮎美, 佐藤 一樹, 安藤 詳子

    Palliative Care Research   16 巻 ( 2 ) 頁: 197 - 207   2021年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本緩和医療学会  

    <p>苦痛緩和のための鎮静はがん患者の治療抵抗性の苦痛を緩和する有効な手段だが,倫理的な問題を生じやすい.鎮静は一般病棟でも施行されており,一般病棟看護師の鎮静に関するケアの実態把握と質向上は急務である.本研究はがん診療連携拠点病院の呼吸器内科病棟に勤務する看護師を対象に,鎮静が施行される終末期肺がん患者に対する看護師の行為・判断・思いについて半構造化面接し,Krippendorffの内容分析により看護師の行為・判断16カテゴリー,積極的感情8カテゴリー,消極的感情5カテゴリーを抽出した.看護師は患者・家族の苦痛緩和のために常に最善策を模索し,その心情に寄り添う努力をしていたが,多職種協働と鎮静に関する話し合いに対する自信と積極性に差がみられた.看護師が自信を持って鎮静に積極的に働きかけることで,患者・家族の意思決定を支援し,苦痛緩和とQOL維持に最適な鎮静手法を検討できる可能性が示唆された.</p>

    DOI: 10.2512/jspm.16.197

    CiNii Research

  6. 特別寄稿 早期緩和ケアを導入する外来がん看護面談の効果的な方法の検討

    鈴木 やよひ, 安藤 詳子, 光行 多佳子, 牛山 喜久恵, 堀 涼恵, 杉村 鮎美, 杉田 豊子

    がん看護   24 巻 ( 7 ) 頁: 695 - 701   2019年9月

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    出版者・発行元:南江堂  

    DOI: 10.15106/j_kango24_695

    CiNii Research

  7. P-251 外来がん看護面談における「診断告知後」と「治療開始以降」の時期による面談話題の比較

    光行 多佳子, 安藤 詳子, 杉村 鮎美, 杉田 豊子, 牧 茂義

    日本看護研究学会雑誌   42 巻 ( 3 ) 頁: 3_602 - 3_602   2019年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本看護研究学会  

    DOI: 10.15065/jjsnr.20190731398

    CiNii Research

  8. 投稿 研究報告 国内における抗がん薬による皮膚障害に関する研究の動向

    中井 真由美, 安藤 詳子, 光行 多佳子, 杉村 鮎美, 杉田 豊子, 小島 勇貴, 北川 智余恵

    がん看護   23 巻 ( 6 ) 頁: 631 - 636   2018年9月

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    出版者・発行元:南江堂  

    DOI: 10.15106/j_kango23_631

    CiNii Research

  9. 237)東海3県における外来がん看護面談に関する実施状況

    光行 多佳子, 杉村 鮎美, 杉田 豊子, 大野 晶子, 安藤 詳子

    日本看護研究学会雑誌   41 巻 ( 3 ) 頁: 3_510 - 3_510   2018年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本看護研究学会  

    DOI: 10.15065/jjsnr.20180726276

    CiNii Research

  10. ゲムシタビンによる血管痛の関連要因の検討

    宇根底 亜希子, 河野 彰夫, 冨田 敦和, 石榑 清, 杉村 鮎美, 佐藤 一樹, 安藤 詳子

    Palliative Care Research   13 巻 ( 2 ) 頁: 187-193   2018年

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    <p>【目的】ゲムシタビン(GEM)による血管痛の関連要因を明らかにする.【方法】2014年6月~2015年5月にGEMを末梢静脈より投与した患者の投与記録を抽出し,患者背景および投与状況と血管痛の関連について後方視的解析を行った.【結果】すべての項目に記載のある延べ400件(患者数50名)を対象とした.血管痛は79件(19.8%)に生じており,血管痛の関連要因は,性別(女性>男性),年齢(65歳未満>75歳以上),BMI(25 kg/m<sup>2</sup>以上>25〜18.5 kg/m<sup>2</sup>>18.5 kg/m<sup>2</sup>未満),剤形(液剤>凍結乾燥製剤),投与部位(手背部>前腕部>上腕および肘窩部)であった.【考察】血管痛を避けるためには上腕および肘窩部からの投与が推奨され,血管痛の関連要因を有する患者では,温罨法などの予防策を積極的に講じることが望ましい.</p>

    DOI: 10.2512/jspm.13.187

  11. 資料 大学として取り組むことができる中小規模病院における看護研究支援プログラムの実践効果─データ収集から分析支援の展開期

    杉村 鮎美, 東野 督子, 水谷 聖子, 石黒 千映子, 大野 晶子, 柿原 加代子, 三河内 憲子*

    日本看護医療学会雑誌   19 巻 ( 2 ) 頁: 72 - 81   2017年12月

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    出版者・発行元:株式会社 医学書院  

    DOI: 10.11477/mf.7009200288

    CiNii Research

  12. Palliative care and nursing support for patients experiencing dyspnoea

    Sugimura Ayumi, Ando Shoko, Tamakoshi Koji

    INTERNATIONAL JOURNAL OF PALLIATIVE NURSING   23 巻 ( 7 ) 頁: 342-351   2017年7月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.12968/ijpn.2017.23.7.342

    Web of Science

    Scopus

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  13. 251)呼吸器内科病棟における肺がん患者に対する呼吸困難ケアと緩和ケア実践の関連

    杉村 鮎美, 光行 多佳子, 杉田 豊子, 安藤 詳子

    日本看護研究学会雑誌   40 巻 ( 3 ) 頁: 3_471 - 3_471   2017年

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    出版者・発行元:一般社団法人 日本看護研究学会  

    DOI: 10.15065/jjsnr.20170804289

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科研費 6

  1. 看護師による肺がん患者の呼吸困難セルフケアプログラムの開発

    研究課題/研究課題番号:22K17450  2022年4月 - 2027年3月

    科学研究費助成事業  若手研究

    杉村 鮎美

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )

    肺がん患者の呼吸困難は約7割が抱える難治性の症状で、オピオイドを中心とする薬物療法だけでなく、看護ケアなどの非薬物療法を用いて対応することが推奨されている。しかし、本邦における非薬物療法の介入効果を検証した研究はほとんどない。そこで、本研究では、外来で化学療法施行中の呼吸困難を抱える肺がん患者に対して、呼吸法やリラクゼーションを統合した“看護師による肺がん患者の呼吸困難セルフケアプログラム”を構築し、その効果を検証する。

  2. 病棟看護師が死別体験から成長へ向かうデスカンファレンス方略の開発に関する検討

    研究課題/研究課題番号:22K10867  2022年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    安藤 詳子, 杉村 鮎美, 佐藤 一樹, 小澤 直樹, 増永 悦子, 小野寺 美佳, 中島 奈緒子

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    担当区分:研究分担者 

    死別体験は、人間の限りある生命に直面した無力感や深い悲しみ、関係を築いた人を失い自らの身体の一部を奪われたような喪失体験をもたらす。患者の臨終に立ち会う病棟看護師は、その死別による深い悲嘆を体験するが、自らを専門職として律することで悲しみの感情を抑制し、自身の心の痛みにも気づく間もなく日々のケアに追われている。そのため、心の感受性が失われバーンアウトや離職に至る看護師も少なくない。近年、死別を含む‘否定的体験からの成長’が重視され、看護師においても死別体験を通して人として専門職として成長していくことが望まれる。本研究は看護師が死別体験から成長に向かうデスカンファレンスの方略について検討する。

  3. ビッグデータを用いた終末期医療の地域差とその要因に関する疫学研究

    研究課題/研究課題番号:21K10739  2021年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    佐藤 一樹, 安藤 詳子, 杉村 鮎美, 宮下 光令

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    担当区分:研究分担者 

    医療ビッグデータを活用した疫学研究により、全国の終末期患者の療養場所や医療の実態を都道府県や2次医療圏別に示して地域差の実態を明らかにし、その要因を検討することが本研究課題の目的になります。
    NDB(レセプト情報・特定健診等情報データベース)から終末期医療の実態、人口動態調査から死亡場所の実態、介護サービス施設・事業所調査、国民生活基礎調査、国勢調査、統計でみる市区町村のすがたなどの既存資料から地域の実態を把握します。それらを組み合わせ、終末期の医療や療養場所の地域別集計と都道府県・2次医療圏の医療社会的背景の関連を分析していきます。

  4. がん患者の家族に対する「死別と喪失の準備」に関する支援モデルの開発

    研究課題/研究課題番号:19K10849  2019年4月 - 2022年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    安藤 詳子, 杉田 豊子, 杉村 鮎美, 佐藤 一樹, 門林 道子, 宮下 光令

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    担当区分:研究分担者 

    がんの年間死亡者数は増え続け多死社会の中で大切な人を失う悲嘆が蔓延し、社会機能が不全に陥る恐れがある。がん患者の家族は患者の余命を告知され、死別の時を覚悟しつつ喪失の悲嘆を感じながら、葬儀や相続、家族の将来を考えなければならない。終末期がん患者が入院している病棟の看護師は、その家族の状況や気持ちを配慮し気にかけて声をかけることができる位置に在り、アプローチの手段があれば支援を求める家族の心に手を当てることができる。そこで、本研究は主に病棟看護師に着目し、終末期がん患者の家族に対する“死別と喪失に向けた準備”に関する支援モデルの開発を目指し、がん患者の家族に対する支援を強化し浸透を図りたい。
    がん年間死亡者数は増え続け、がん患者の家族は、患者の余命を告知され、死別の時が来ることを覚悟しつつ、喪失の悲嘆を感じながら、葬儀や相続のこと、家族のこれからのことを考えて生活している。終末期がん患者が入院している病棟の看護師は、その家族の状況や気持ちを配慮し手助けできる位置に在り、アプ ローチの手段があれば、支援を求める家族の心に手を当てることができる。また、がん相談支援センター相談員の医療ソーシャルワーカー(MSW)と連携することで、死別に向けた準備について、より具体的に家族を支援できると考えられる。そこで、本研究は、主に病棟看護師とMSWに着目し、終末期がん患者の家族に対する“死別と喪失に向けた準備”に関する支援モデルの開発を目指した。
    初年度は、計画通り、がん診療連携拠点病院の病棟看護師とがん相談支援センター相談員を対象に自記式質問紙による全国調査をし、見込んだ回収数を確保できた。最初に取り組んだ看護師調査の分析から支援の因子構造を見出した。「看護師主体による家族支援」と「看護師と他職種の連携による家族支援」に大きく2分された。看護師主体による支援項目は4因子が抽出され、筆者らの先行研究による結果からさらに洗練された内容となった。看護師と他職種の連携による支援項目は3因子「死別に伴う手続きや死別後の悲嘆への支援」「療養場所の選択に関わる支援」「患者の予後を理解するための支援」が抽出された。重回帰分析の結果、これら3因子のいずれにも関連した要因は、コミュニケーションスキル・認定看護師/専門看護師への相談・がん専門相談員との連携・医師との協働等であった。
    2年目は、予定していた病棟看護師とMSWへのグループインタビューはCovid-19の影響で実施できなかったが、初年度末に実施できたがん専門相談員(看護師・MSW)の調査結果の解析を進めた。
    本研究は、終末期がん患者の家族に対する“死別と喪失に向けた準備”に関する支援モデルの開発を目指している。最初に病棟看護師向け調査にかかり、がん診療拠点病院に勤務する一般病棟349、緩和ケア病棟212の計591の看護師の有効回答を得た。支援項目の因子分析により「病棟看護師による“死別と喪失に向けた準備”に関する支援」の構造を見出し、その関連要因について重回帰分析により明らかにした。現在、英語論文を作成中である。次に、がん相談支援センター相談員向け調査にかかり、がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターに調査を依頼し、2020年1月上旬、1施設のがん相談支援センターにつき看護師2 部・MSW2部の調査票を配布した。COVID-19による影響を心配したが、2月頃までに回収することができた。初年度、第1ステップはほぼ計画通り2つの全国大規模調査によりデータを確保することができた。
    第2ステップ、2020年度においては、4月からCOVID-19により、対面式研究会や学内での作業を自粛する状況にあり、入力作業等も中断していたが、COVID-19対策のもと環境を整え、徐々に集計を再開し分析に取り組んだ。がん専門相談員(看護師246名とMSW197名)の有効回答について分析を進めた。しかし、「MSWとの連携による“死別に向けた準備”に関する支援内容の具現化」達成のための病棟看護師とがん相談支援センターの相談員MSWのグループインタビューの計画は、COVID-19の影響により病院職員が繁忙な状況にあり、院外者の入構は制限され実施することは困難となった。オンラインでのインタビュー方法も検討したが、非常事態のため控えて延期とした。そこで、相談員の看護師とMSWの調査結果の解析から得られた知見をもとに支援内容の具現化について検討を進めている。
    本研究は、終末期がん患者の家族に対する“死別と喪失に向けた準備”に関する支援モデルの開発を目指している。
    3年目、2021年度は、COVID-19の影響により実施できていない病棟看護師とがん相談支援センターの相談員MSWのグループインタビューについて、病院への依頼が可能であれば組み込んで計画しなおす。
    最初に予定した第3ステップの目的「遺族調査結果との照合による家族ニーズに合った支援モデルの構築」達成のために、J-HOPE研究2018結果と本研究における調査の結果を照合し、かつ、社会学者の見地から死別と喪失に関する社会学的解釈を試み、家族ニーズに合った支援モデルに反映する。

  5. 在宅における肺がん患者に対する呼吸困難ケアの実践促進要因

    研究課題/研究課題番号:15K20695  2015年 - 2017年

    文部科学省  科学研究費補助金(若手研究(B))  若手研究(B)

    杉村 鮎美

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2210000円 ( 直接経費:1700000円 、 間接経費:510000円 )

  6. 終末期がん患者の症状緩和に関する研究

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    資金種別:競争的資金

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担当経験のある科目 (本学) 3

  1. 慢性期看護学実習

    2020

  2. 健康増進科学

    2020

  3. 成人・老年看護学演習

    2020