2025/04/03 更新

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コンドウ ナツキ
近藤 菜月
KONDO Natsuki
所属
大学院国際開発研究科 国際開発協力専攻 国際開発協力 助教
大学院担当
大学院国際開発研究科
職名
助教

学位 1

  1. 博士(国際開発学) ( 2018年3月   名古屋大学 ) 

研究キーワード 5

  1. アフリカ、主体、行為、教育、技能、仕事

  2. 行為者

  3. 社会運動・集合行為

  4. 主体

  5. アフリカ

研究分野 2

  1. 人文・社会 / 地域研究

  2. 人文・社会 / 地域研究  / アフリカ

現在の研究課題とSDGs 1

  1. ガーナ農村部における学卒者のキャリア形成ー複線型モデルに基づく追跡調査ー

学歴 2

  1. 名古屋大学   国際開発研究科   国際開発専攻

    2015年4月 - 2018年3月

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    国名: 日本国

  2. 名古屋大学   国際開発研究科   国際開発専攻

    2015年4月 - 2018年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 6

  1. 日本教育社会学会

    2022年6月 - 現在

  2. 日本社会学会

    2018年5月 - 現在

  3. 日本アフリカ学会

    2015年8月 - 現在

  4. 国際開発学会

    2014年7月 - 現在

  5. アフリカ教育学会

    2014年4月 - 現在

  6. 日本アフリカ学会、アフリカ教育学会、国際開発学会、日本社会学会、日本教育社会学会

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受賞 2

  1. 最優秀研究発表賞

    2017年   アフリカ教育研究フォーラム  

  2. 最優秀研究発表賞

    2017年   アフリカ教育研究フォーラム  

 

論文 12

  1. 草の根の活動家のライフストーリー―80年代の軍事政権下ガーナにおけるコミュニティ開発を事例として 査読有り

    近藤 菜月

    国際開発研究   31 巻 ( 1 ) 頁: 117 - 129   2022年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:国際開発学会  

    DOI: 10.32204/jids.31.1_117

    CiNii Research

  2. いずれ自営業者になりたい」若者たち:ガーナ農村部学卒者のschool-to-work transition調査から

    国際開発学会第33回全国大会論文集     頁: 191 - 194   2022年

  3. PNDC統治下ガーナの北部農村部における住民主体の地域づくり―誰がどのように率いたのか― 査読有り

    近藤 菜月

    アフリカ研究   100 巻   頁: 99 - 109   2021年

  4. How Youth in Rural Ghana Became "Cadres"? - Life Story of Actors in Popular Movement Under 1980's Military Rule

    Conference of the International Sociological Association     2021年

  5. <新しい能力>論への問い―アフリカでの調査から見えてくるもの

    近藤菜月

    国際開発学会編第22回春季大会論文集     頁: 315 - 318   2021年

  6. 産業人材育成における非認知的能力―概念の整理へ向けた検討

    近藤菜月

    国際開発学会第31回全国大会論文集     頁: 507 - 510   2020年

  7. ガーナにおける大学教育改革の試み ―University for Development Studiesを事例として 査読有り

    近藤 菜月

    アフリカ教育研究   10 巻 ( 0 ) 頁: 93 - 107   2019年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:アフリカ教育学会  

    DOI: 10.50919/africaeducation.10.0_93

    CiNii Research

  8. 学習者が就学及び学習に付与する意味とそれに影響する要因―ガーナ国の職業教育訓練機関における縫製業関連分野の学生に対する質問票調査から

    国際開発学会第30回全国大会論文集     頁: 921 - 924   2019年

  9. ライフストーリーにおける「個別性」についての一考察 査読有り

    近藤 菜月

    語りの地平     2018年11月

  10. 社会変動と行為者―「革命」期のガーナ農村部における民衆運動を事例として― 査読有り

        2018年3月

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    掲載種別:学位論文(博士)  

  11. 途上国の社会運動を行為者の視点から捉える理論・分析枠組み -ライフストーリーによる行為の意味への接近- 査読有り Open Access

    近藤菜月

    国際開発研究フォーラム   48 巻 ( 4 ) 頁: 1 - 16   2018年3月

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  12. 学習者中心主義的視点から考察する職業技術教育

    近藤 菜月・山田肖子

    国際開発学会第29回全国大会論文集     頁: 141 - 144   2018年

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書籍等出版物 3

  1. 「革命」を語る―ガーナ農村部の民衆運動

    近藤菜月( 担当: 単著)

    ナカニシヤ出版  2024年 

  2. 学習者・労働者の視点から考えるキャリア形成―就学から就労への移行を促進支援するために何が重要か

    Christian, S, Otchia 近藤菜月( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 山田肖子・大野泉(編)『途上国の産業人材育成』第14章)

    評論社  2021年 

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    担当ページ:291-309  

  3. 知識基盤社会における「能力」―政策言説、実社会、学習論の変化から

    山田肖子, 近藤菜月( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 山田肖子・大野泉(編)『途上国の産業人材育成』第2章)

    評論社  2021年 

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    担当ページ:49-68   著書種別:教科書・概説・概論

講演・口頭発表等 2

  1. 個別性を扱う研究における普遍性についての一考察

    日本現象学・社会科学会第41回大会  2024年12月7日  日本現象学・社会科学会

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    開催年月日: 2024年12月

    開催地:國學院大学渋谷キャンパス  

  2. ガーナ農村部学卒者の追跡調査

    国際開発学会第25回春季大会  2024年6月15日  国際開発学会

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    開催年月日: 2024年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:宇都宮大学 峰キャンパス  

科研費 4

  1. 産業人材の能力の構成主義的把握と非認知能力形成-アフリカ3カ国における横断的実証

    研究課題/研究課題番号:24KK0045  2024年9月 - 2029年3月

    科学研究費助成事業  国際共同研究加速基金(海外連携研究)

    山田 肖子, 近藤 菜月, 島津 侑希, Otchia Christian

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    担当区分:研究分担者 

    近年、問題解決型の能力の重要性が指摘され、従来の発想とは異なる能力評価と、特に非認知能力育成が急務である。
    本申請研究では、これまでに開発した非認知能力育成プログラムと技能評価の多国展開、特に技能評価と育成プログラムを組み合わせた介入実験を行う。
    更に、新しい育成プログラムも開発し、その有効性を検証する。
    最後に、こうした複数の国での実践をもとに異なる非認知能力の構成要素を分析し、理論化を試みる。

  2. ガーナ農村部における学卒者のキャリア形成ー複線型モデルに基づく追跡調査ー

    研究課題/研究課題番号:21K13531  2021年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  若手研究

    近藤 菜月

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    本研究は、雇用機会が未成熟であり、不確実性の高いガーナ農村部環境において、学卒者はどのようにキャリア形成を行うのかということに焦点を当てる。従来の教育研究でみられる「就学→就労」という単線型モデルでは、アフリカにおける複線的で流動的な学習・キャリア形成の全体像が見えてこない。そこで本研究は、「学校を含めた多様な学習経験とキャリア形成」という複線型モデルに基づき、質的・量的方法を用いて、キャリア形成の実態と、彼らの機会獲得に影響する要素を明らかにすることを目指す。
    本研究の目的は、量的・質的方法を用いてガーナ農村部の学卒者を追跡調査し、十分な雇用がない環境における高学歴の若者のキャリア形成の実態を把握することである。
    プロジェクト一年目である2021年度は、対象大学の卒業を控えた最終学年生に対して、一度目の質問紙調査を実施した。
    回答者は全351名(うち、男性が219名、女性が131名、不明が1名)であった。調査の結果、卒業後の想定進路と、それに影響する要因が明らかとなった。
    プロジェクト二年目である2022年度には、一度目の質問紙調査の参加者のうち、39名を対象にフォーカスグループ(インタビュー)を実施し、質問紙の回答傾向を説明するような動機や理由について調査した。また、一度目の質問紙調査回答者に対する追跡の質問紙調査を実施した。一度目の質問紙調査時から電話番号を変更している者が多く、二度目の質問紙調査で得られた回答のうち、一度目の参加者との同一性が確認できた回答は約150名分であった。
    プロジェクト三年目である2023年度は育児休業を取得し、2024年2月1日から研究を再開した。2月からの2ヶ月間は、二度目の質問紙調査の結果の分析を行った。ガーナでは大学卒業後一年間は、国によって割り当てられた職場での、一律の給与での就労(National service=国家奉仕労働)が義務づけられている。従って、一年目から二年目までの間に、国家奉仕労働を終えて本格的な求職活動が始まり、就労状況の個人差も生じてくることになる。この間の求職活動や就労状況を分析し、差異の要因について考察することが二年目の質問紙調査の目的である。分析結果は、2024年度内に複数の学会で報告予定である。
    2021年、2022年とコロナウイルス感染症拡大等の影響で予定していた現地調査ができず、オンラインによる調査を調整しながら実施した。これに加え、2023年度は育児休業取得による研究の中断があったため。
    研究計画自体に大きな変更はない。2022年度の質問紙回答者に対して、三度目の質問紙調査を行う予定である。また、オンラインでのフォーカスグループやインタビューも予定している。前回の質問紙調査から二年が経過した時点での就労状況を調査することにより、一年目を含めて四年間の変化についてのデータを取得することができ、より長い期間にわたるキャリア展望と実際のキャリア形成の変遷を把握することが期待される。

  3. 学際アプローチによるアフリカの若者の「知識」の構成主義的把握

    研究課題/研究課題番号:21H04411  2021年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    山田 肖子, 網中 昭世, 高橋 基樹, 大塲 麻代, 松田 素二, 近藤 菜月, 高田 明, 島津 侑希, Otchia Christian, 山崎 瑛莉, 野口 裕之

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    担当区分:研究分担者 

    本申請研究は、アフリカ社会における学習と知識習得について、「教育」を学校で行われるそれに限定することなく、生活や仕事を通じて得られる知識も含めて、その構成要素、形成過程、学習者の知識習得への動機、また知識に対する社会からの評価という観点から分析する。そのために、申請者を中心に実施してきたアフリカの若者の技能評価プロジェクトを基盤に、新たに心理学、民俗学的視点から研究を深化させる。「知識」はそれを習得する個人の主観、認知とともに、その個人が置かれた環境によって構成されるという構成主義の立場に立ち、アフリカ社会における学習と知識習得に影響する要因の構造的把握と域内の事例比較を通じた理論化を試みる。
    本申請研究は、アフリカ社会における学習と知識習得について、「教育」を学校で行われるそれに限定することなく、生活や仕事を通じて得られる知識も含めて、その構成要素、形成過程、学習者の知識習得への動機、また知識に対する社会からの評価という観点から分析する。そのために、申請者を中心に実施してきたアフリカの若者の技能評価プロジェクトを基盤に、新たに心理学、民俗学的視点から研究を深化させる。「知識」はそれを習得する個人の主観、認知とともに、その個人が置かれた環境によって構成されるという構成主義の立場に立ち、アフリカ社会における学習と知識習得に影響する要因の構造的把握と域内の事例比較を通じた理論化を試みる。
    コロナ禍で渡航困難な状況が解消し、本年度は、下記の4つの活動に着手した。(1)教育や雇用、その他社会開発に関わる諸政策の分析、(2)学校に就学している者だけでなく、学校外で働く若者について、どのような知識、技能を持っているか、また彼らを取り巻く雇用者や教員、コミュニティの人々が彼らの知識についてどのような認識を持っているかを、計量的に分析、(3)若者の知識形成の過程や知識の社会的意味についての人類学・心理学的分析、(4)上記(1)~(3)を総合し、かつ複数の調査対象国での分析結果を地域横断的に比較し、モデル化、理論化を目指す総合的な分析。
    具体的には、エチオピア、南アフリカ、ガーナでの産業労働者の技能評価とソフトスキル養成のための訓練プログラムの実施と効果計測、ケニアにおける中等教育段階の教師の知識観、生徒の学びの動機、伝統知と学校知の相関、ケニアにおけるインフォーマル・セクターの労働者の技能と伝達、南アフリカでの移民労働者の知識伝承と社会との関り、コンゴ民主共和国における政府への「信頼」と生存戦略としての知識習得などについて研究を進めた。
    本年度は、コロナ禍で停滞していた海外調査が実施でき、当初予定に近い段階まで進捗することができた。
    また、研究期間の後半に向け、学会での企画セッション、出版の議論と準備に着手した。
    研究分担者は全てアフリカ研究の専門家であり、知識、教育というテーマにそれぞれの視点から関心を持っているが、背景とするディシプリンや研究アプローチ、調査対象地は異なっている。そうした多様な研究視角から共通の理論的基盤を形成していくため、今年度までと同様、年3~4回の研究会を継続する。
    同時に、各研究者の現地調査の結果を共有し、相互学習の機会を持つことで、個人の主観、認知とともに、その個人が置かれた環境によって構成されるという構成主義の立場に立ち、アフリカ社会における学習と知識習得に影響する要因の構造的把握と域内の事例比較を通じた理論化を進める。また、学会でのセッションや出版を準備し、対外的にも研究成果を発信していくこととする。

  4. アフリカの産業人材の技能評価モジュールの確立とカリキュラム分析

    研究課題/研究課題番号:18KK0062  2018年10月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

    山田 肖子, 高橋 基樹, 野口 裕之, 近藤 菜月, 内海 悠二, 島津 侑希, Otchia Christian, 谷口 京子

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    担当区分:研究分担者 

    複数の製造業種への展開に向け、技能評価のモジュールの原型の発展版を作成した。コロナ禍の渡航制限中には、非接触的に技能評価を実現するため、オンラインシステムを開発した。令和3年には、「途上国の産業人材育成-SDGs時代の知識と技能」(日本評論社)という書籍を刊行した。また、令和4年には国際誌International Journal of Educational Developmentで特集を組んだほか、英文書籍の刊行に向けて準備を進めている。このように、本事業は、製造業の生産現場の労働者、雇用者に対するフィードバック、政府や業界団体に対する政策提言を行う一方で、精力的に学術発信もした。
    本研究は、実務と研究の二面において貢献を目指してきた。実務面では、急速な経済発展のための人材育成を目指しつつ、実際の人材の能力について的確な情報を得られない途上国において、就労している若者について、より正確で具体的な能力情報を提供し、政策形成に貢献してきた。また、研究面では、学校教育の就学年数やカリキュラムで教えられた内容の習熟度以外に人的資本の質を評価する効果的な方法論が見いだされていない中、技能評価モジュールとその分析方法を開発しつつ、それを用いて得られた実証データによって、その意義を示すことである。この両面において、本研究は、十分な貢献を果たしたと考えている。

 

担当経験のある科目 (本学以外) 1

  1. 国際関係論

    2021年4月 - 2023年3月 日本福祉大学)

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    科目区分:学部教養科目