2025/04/27 更新

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グリブ ディーナ
GRIB Dina
GRIB Dina
所属
大学院人文学研究科 人文学専攻 言語文化 講師
大学院担当
大学院人文学研究科
学部担当
文学部
職名
講師
連絡先
メールアドレス
プロフィール
日本語教育を出発点としており、外国語教育における教材・教具の研究および開発を研究テーマとしております。特に外国語教育における文化表象、異文化コミュニケーション・異文化理解力育成に関心を持っております。

学位 3

  1. 博士(日本語教育学) ( 2018年3月   首都大学東京 ) 

  2. 修士(史学) ( 2012年3月   明治大学 ) 

  3. 専門家(地域学) ( 2007年6月   極東国立総合大学(現:極東連邦大学) ) 

研究キーワード 1

  1. 異文化コミュニケーション、外国語教科書・教具論、文化表象、グローバル人材育成、専門日本語教育

研究分野 1

  1. その他 / その他  / 日本語教育学

現在の研究課題とSDGs 2

  1. 外国語教科書における異文化や他者の表象

  2. ロシア語による日本語史資料の基礎研究

経歴 3

  1. 名古屋大学   文学部・人文学研究科   講師

    2024年4月 - 現在

  2. 名古屋大学   工学研究科   講師

    2020年7月 - 2024年3月

  3. 名古屋大学   国際教育交流センター教育交流部門   講師

    2018年4月 - 2020年6月

学歴 3

  1. 首都大学東京   人文科学研究科   日本語教育学

    2012年4月 - 2018年3月

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    国名: 日本国

  2. 明治大学   文学研究科   史学専攻

    2010年4月 - 2012年3月

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    国名: 日本国

  3. 極東国立総合大学(現:極東連邦大学)   東洋学部   日本語学科

    2001年9月 - 2007年6月

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    国名: ロシア連邦

所属学協会 7

  1. 言語文化教育研究学会

    2021年10月 - 現在

  2. 地域活性学会

    2021年10月 - 現在

  3. 留学生教育学会   理事補佐

    2019年4月 - 現在

  4. 日本語教育学会

  5. 専門日本語教育学会

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論文 20

  1. ロシア人日本語学習者向けの初級日本語教科書における格助詞と格変化の記述についての問題点 招待有り 査読有り

    グリブ ディーナ

    言語の研究   15 巻   2025年3月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  2. 初級日本語教科書における登場人物の多様性への配慮に関する一考察 招待有り

    グリブ ディーナ

    言語の研究   ( 13 ) 頁: 67 - 73   2024年3月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語  

  3. Implementing a Differentiation Framework in International Programs to Foster a Growth Mindset in Japanese Engineering Students

    GRIB Dina, ITO Akiko, FURUYA Reiko, HARA Susumu

    JSEE Annual Conference International Session Proceedings   2023 巻 ( 0 ) 頁: 28 - 29   2023年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   出版者・発行元:Japanese Society for Engineering Education  

    This paper proposes an innovative approach to designing an international program in engineering that incorporates a differentiation framework and fosters a growth mindset in students. Co-creation of an engineering product being applied in real life (e.g., the design and construction of a glider that can be merchandized as a toy for kids) in international and transdisciplinary teams incorporates teamwork, collaboration, a strong competitive element, self-assessment in combination with peers’ and instructors’ feedback, as well as a reflection session. We argue that the implementation of a differentiation framework will not only provide students with high-quality, specialized knowledge and experiences but will also foster the shift from a fixed to a growth mindset by focusing on motivation and reflection.

    DOI: 10.20549/jseeen.2023.0_28

    CiNii Research

  4. 日本語教育における異文化能力育成に向けてのオンライン動画教材の事例研究 招待有り

    グリブ ディーナ

    言語の研究   11 巻   2023年4月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語  

  5. On the sustainability of Virtual Cultural and International Exchange Events in Higher Education

    UNESCO Observatory E-Journal Multi-disciplinary Research in the Arts   9 巻 ( 1 )   2023年1月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:英語  

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講演・口頭発表等 21

  1. ロシア人日本語学習者向けの初級日本語教科書における格助詞と格変化の記述についての問題点 招待有り

    グリブ ディーナ

    国際シンポジウム「大学の言語教育が直面している問題点の諸相」  2025年2月11日 

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    開催年月日: 2025年2月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  2. Approach towards Japanese Syntax in “Japanese Language Study Manual(1803)” by N.P.Rezanov) 国際会議

    Dina A. Grib

    2024年11月9日 

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    開催年月日: 2024年11月

    記述言語:ロシア語   会議種別:口頭発表(一般)  

  3. 研究留学の渡航前研修におけるコミュニケーショントレーニング要素について一考察 ―事例紹介を踏まえた教材開発への示唆―

    グリブ ディーナ

    第29留学生教育学会・年次大会  2024年8月24日 

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    開催年月日: 2024年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  4. Case Study on Representation of Professions and Occupations in Elementary Level JFL Textbooks 国際会議

    GRIB Dina

    2024年8月11日 

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    開催年月日: 2024年8月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

  5. 初級日本語教科書における登場人物の多様性への配慮に関する一考察 招待有り 国際会議

    グリブ ディーナ

    国際シンポジウム「多様性社会における日本語教育と日本語研究の現在」  2024年3月2日  東京都立大学 言語研究会

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    開催年月日: 2024年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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科研費 1

  1. 外国語教科書およびオンライン教材における文化表象:国外の日本語教育の通時的研究

    研究課題/研究課題番号:23K12210  2023年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  若手研究

    GRIB Dina

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:1300000円 ( 直接経費:1000000円 、 間接経費:300000円 )

    外国語教育における教科書が特別な権威を持っていること、文法や語彙等の学習項目にとどまらず、目的言語の国や文化に関する知識源になっていることは、先行研究に指摘されてきた。そこで、本研究では、日本国外で刊行された日本語教科書およびオンライン日本語教材の内容分析を通じて、ソフトパワー戦略の前後における文化表象の変遷および異文化コミュニケーション能力の育成への取り組みについて論じる。必然的に教材に含まれ、無意識のうちにイメージ形成に繋がる文化の描写について解明することによって、ステレオタイプ形成の原状回復への貢献を目指す。また、英語教育学の方法論を日本語教育学の研究に適応し、理論的枠組みを構築する。
    本研究では、日本語教科書とオンライン教材を主たる研究対象とし、外国語教科書における文化表象の変遷および異文化コミュニケーション能力の育成への取り組みについて解明することを目的としております。研究目的の達成に向けて、2023年度中は主に下記の二側面から取り掛かっております。
    ①モバイル支援型言語学習(MALL)において存在感を発揮している、「スマートフォンやタブレット端末の基本ソフト(OS)上で動作するプログラム」(萱,2013)即ち、日本語学習アプリの調査を実施いたしました。特に、インターアクション能力育成における日本語学習アプリケーションの機能分析のフレームワークを提示することを目的として、12点のアプリの質的分析を実施いたしました。分析結果に基づいて、学習内容と学習形態において顕著なパターンが見いだせられたため、学習項目における文脈提示の有無、即ち「学習内容」及び双方向性の有無、即ち「学習形態」を軸とした分析フレームワークを提案することに至りました。ただし、今後の課題として、量的研究を踏まえ本枠組みの有用性を確認することが必要であることも指摘いたしました。
    ②日本国内で出版された初級レベルの日本語教科書における文化的ダイバーシティに対するケーススタディーを実施いたしました。2009年以降出版され、主な登場人物の図の提示がある初級日本語教科書13冊を対象として、登場人物の関係図に収録されている情報の分析を試みました。教科書間でもそれぞれの教科書内でも、登場人物の多様化への配慮がなされていることが明確になりました。ただし、登場人物の多様化は殆ど出身国と積極的な女性参画にとどまっていると思われ、多様な個性、多様なニーズへの対応については、課題が残っていることも解明できました。
    本研究では、ロシア国内で出版された日本語教科に焦点を当て、日本国内で出版されたものおよびデジタル日本語学習リソースと比較しながら、日本語教科書における文化表彰の通時的研究を行っております。特に、ソ連時代などロシア国内で出版された教科書や関連資料については、令和5年中にロシア国内(モスクワ市、サンクトペテルブルク市)まで出張し、入手することを予定しておりました。ロシア国内および国際情勢の都合上、クレジットカードが利用制限ならびに航空券の値上げにつき、一部資料の入手が実現に至らず、それにかかる調査が遅れております。令和6年度中に出張実現もしくは資料の取寄せについて検討中であります。
    なお、研究企画の一部に遅れが出た対応策として、より遅い時期に予定していた日本語のデジタル教材の調査を先倒しに進めております。比較対象とする日本国内の日本語教科書および日本語学習モバイル・アプリケーションの分析は順調に進んでおり、成果発表も学会発表や研究論文にまとめております。
    今後は、次の3つの研究課題に取り組む予定である。
    ①日本国外の一例として、ロシア語圏で出版された日本語教科書において、日本文化・日本社会・日本の政治体制がそのように表象され、教科書利用者におけるステレオタイプ形成に寄与する可能性があるか。また日本国内で刊行された教科書、英語圏で刊行された日本語教科書と、どのような類似点および相違点があるか。⇒ 本段階では、分析対象の教科書の入手し、吉岡編(2008)の方法に従い分類分析(レベル、対象者、学習目的、シラバス、自習の可否等)を行ったうえで、内容分析の手法を採用する。
    ②行研究では外国語教科書における伝統文化への偏りが指摘されている(Ideno, 2011; Kumagai,2014)が、ポピュラーカルチャーに係るスティグマの解除とも称される「ソフトパワー戦略」の発動前後に伝統文化とポップカルチャー・サブカルチャーの表象、力バランスが如何に変遷したか。時勢の動きに敏感なデジタル教材およびオンライン教材を中心に、新型コロナウイルスの世界的流行が日本語教材の文化コンテンツに以下の変化をもたらしたか。さらに、ウクライナ危機の影響で、日本語教育を含むロシア国内の外国語教育に注目が寄せられる中、2022 年以降出版される教科書、公開されるオンライン学習リソースにおける文化コンテンツ、日本事情、日本人の描写が如何に変遷していくか。⇒ ①の研究課題と同時進行で分析を進める。研究方法も同様に内容分析を主たる方法とする。調査対象の教材群の分析が完成次第に、研究成果の発表の準備を進める。
    ③教科書利用者が文化表象およびステレオタイプをどのようにとらえているか。⇒ 教科書の内容分析の結果を踏まえ利用者である学習者および教育者に対するアンケート調査およびインタビュー調査を企画し、実施する。

 

担当経験のある科目 (本学) 4

  1. 工学概論III

    2021

  2. リサーチ・倫理・情報リテラシー

    2020

  3. 人文学基礎

    2020

  4. 日本の観光文化論

    2020

 

社会貢献活動 5

  1. 名古屋大学工学部国際交流室杯 英語自己紹介動画コンテスト

    役割:企画, 運営参加・支援

    2024年1月 - 2024年2月

  2. 名古屋大学工学部国際交流室杯 英語自己紹介動画コンテスト

    役割:企画, 運営参加・支援

    名古屋大学工学部国際交流室  2023年1月 - 2023年2月

  3. 第三回名古屋大学多文化共生川柳大会

    役割:企画, 運営参加・支援

    名古屋大学文学部国際化推進室&名古屋大学工学部国際交流室  2022年12月 - 2023年1月

  4. 名古屋大学 工学部国際交流室杯 英語スピーチ コンテスト

    役割:企画, 運営参加・支援

    名古屋大学工学部国際交流室  2022年3月

  5. 第二回名古屋大学多文化共生川柳大会

    役割:企画, 運営参加・支援

    名古屋大学国際機構国際教育交流センター  2021年12月 - 2022年1月

学術貢献活動 4

  1. グローバル理工系人材のためのキャリア形成支援事業

    役割:企画立案・運営等

    2023年11月 - 2024年3月

  2. グローバル理工系人材のためのキャリア形成支援事業

    役割:企画立案・運営等

    工学部国際交流室・グリブ ディーナ  2022年11月 - 2023年3月

  3. グローバル理工系人材のためのキャリア形成支援事業

    役割:企画立案・運営等

    工学部国際交流室・グリブ ディーナ  2021年10月 - 2022年3月

  4. グローバル理工系人材のためのキャリア形成支援事業

    役割:企画立案・運営等

    工学部国際交流室・グリブ ディーナ  2020年10月 - 2021年3月