2021/04/14 更新

写真a

タチカワ マサシ
立川 雅司
TACHIKAWA Masashi
所属
大学院環境学研究科 社会環境学専攻 社会学 教授
職名
教授
連絡先
メールアドレス

学位 1

  1. 博士(農学) ( 2002年9月   東京大学 ) 

研究分野 1

  1. 人文・社会 / 社会学  / 食と農の社会学、科学技術ガバナンス

現在の研究課題とSDGs 2

  1. 持続可能な食への転換と市民の役割

  2. 農業・食品分野へのゲノム編集の適用とガバナンス上の課題

経歴 6

  1. 茨城大学   農学部   教授

    2010年7月 - 2017年3月

      詳細を見る

    国名:日本国

  2. 茨城大学   農学部   准教授

    2007年10月 - 2010年6月

      詳細を見る

    国名:日本国

  3. 農林水産政策研究所   室長

    1998年4月 - 2007年9月

      詳細を見る

    国名:日本国

  4. 農林水産省   農林水産技術会議事務局   研究調査官

    1996年4月 - 1998年5月

      詳細を見る

    国名:日本国

  5. 農林水産省   中国農業試験場   研究員

    1985年10月 - 1996年3月

      詳細を見る

    国名:日本国

  6. 農林水産省   農業研究センター   研究員

    1985年4月 - 1985年9月

      詳細を見る

    国名:日本国

▼全件表示

学歴 3

  1. ミシガン州立大学   社会学研究科

    1991年9月 - 1993年7月

      詳細を見る

    国名: アメリカ合衆国

  2. 東京大学   社会学研究科

    1984年4月 - 1985年3月

      詳細を見る

    国名: 日本国

  3. 東京大学   文学部   社会学専修課程

    - 1984年3月

      詳細を見る

    国名: 日本国

所属学協会 7

  1. 環境社会学会

  2. 日本フードシステム学会   副会長(学会誌改革担当)

    2016年6月 - 2018年5月

  3. 日本村落研究学会   国際交流委員長

    2015年10月 - 2017年9月

  4. 日本農業経済学会   和文誌編集委員長

    2015年4月 - 2017年3月

  5. 科学技術社会論学会

  6. 日本社会学会

  7. 東海社会学会

▼全件表示

委員歴 2

  1. 日本学術会議   連携会員  

    2017年10月 - 2022年10月   

      詳細を見る

    団体区分:政府

  2. Asian Rural Sociology Association   Secretary  

    2014年9月 - 2018年8月   

      詳細を見る

    団体区分:学協会

受賞 2

  1. 日本農業経済学会学術賞

    2019年3月   日本農業経済学会   『遺伝子組換え作物をめぐる「共存」:EUにおける政策と言説』

    立川雅司

     詳細を見る

    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞  受賞国:日本国

  2. 科学研究費補助金審査委員表彰

    2012年12月   日本学術振興会  

     詳細を見る

    受賞国:日本国

 

論文 22

  1. 参加型で地域の食政策をつくる―米欧のローカル・フードポリシーの歴史と特質 招待有り

    立川雅司

    農業と経済   87 巻 ( 4 ) 頁: 17 - 24   2021年4月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  2. Effects of information on consumer attitudes towards gene-edited foods: a comparison between livestock and vegetables 査読有り

    Naoko Kato-Nitta, Yusuke Inagaki, Tadahiko Maeda and Masashi Tachikawa

    CABI Agriculture and Bioscience     2021年3月

     詳細を見る

    担当区分:最終著者   記述言語:英語  

    DOI: https://doi.org/10.1186/s43170-021-00029-8

  3. ゲノム編集技術の家畜への応用をめぐる社会的課題 招待有り

    立川雅司

    養鶏の友   ( 9 ) 頁: 14 - 17   2020年9月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  4. 「フードポリシー」を考えよう 招待有り

    秋津元輝・立川雅司

    地上   74 巻 ( 10 ) 頁: 24 - 27   2020年9月

     詳細を見る

    記述言語:日本語  

  5. ゲノム編集技術の動物応用をめぐる社会的課題 査読有り

    立川雅司, 加藤直子, 前田忠彦, 稲垣佑典, 松尾真紀子

    フードシステム研究     頁: 掲載決定   2020年3月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  6. Expert and public perceptions of gene-edited crops: attitude changes in relation to scientific knowledge

    Kato-Nitta Naoko, Maeda Tadahiko, Inagaki Yusuke, Tachikawa Masashi

    PALGRAVE COMMUNICATIONS   5 巻   2019年11月

  7. 分野別研究動向(人新世):人新世概念が社会学にもたらすもの 招待有り

    立川雅司

    社会学評論   70 巻 ( 2 ) 頁: 146-160   2019年10月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  8. 食・農分野における新たなバイオテクノロジーをめぐるガバナンス上の課題-ゲノム編集技術を中心に― 査読有り

    松尾真紀子, 立川雅司

    日本リスク研究学会誌   29 巻 ( 1 ) 頁: 59-71   2019年9月

     詳細を見る

    記述言語:日本語  

  9. 持続的フードシステムの構築に向けた多様な当事者の関与の促進 査読有り

    太田和彦, 立川雅司

    共生社会システム研究   13 巻 ( 1 ) 頁: 141-163   2019年9月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  10. コモンズとしての食―千葉県柏市を事例として―

    立川雅司, 西山未真, 今村直美

    名古屋大学社会学論集   ( 39 ) 頁: 51-66   2019年3月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  11. 北米におけるフードポリシー・カウンシルと都市食料政策 招待有り

    立川雅司

    フードシステム研究   25 巻 ( 3 ) 頁: 129-137   2018年12月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  12. ゲノム編集技術をめぐる規制と社会動向 ―農業・食品への応用を中心に― 招待有り

    立川雅司

    科学技術社会論研究   ( 15 ) 頁: 140-147   2018年11月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  13. Understanding the public, the visitors, and the participants in science communication activities

    Kato-Nitta Naoko, Maeda Tadahiko, Iwahashi Kensuke, Tachikawa Masashi

    PUBLIC UNDERSTANDING OF SCIENCE   27 巻 ( 7 ) 頁: 857-875   2018年10月

     詳細を見る

    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1177/0963662517723258

    Web of Science

  14. 海外におけるゲノム編集の規制動向-各国はどのような観点からゲノム編集を規制しようとしているのか 招待有り

    立川雅司

    化学と生物   56 巻 ( 5 ) 頁: 364-370   2018年4月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  15. 坂本報告へのコメント 招待有り

    立川雅司

    農業経済研究   89 巻 ( 2 ) 頁: 138   2017年9月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  16. 食品安全と農村計画:セイフティとセキュリティに対する空間的コントロール 招待有り

    立川雅司

    農村計画学会誌   36 巻 ( 2 ) 頁: 177-180   2017年9月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  17. What Constitutes "Goodness" in Farming?: Farming and Local Community in Neoliberal Context in Japan 査読有り

    Masashi Tachikawa and Kiyohiko Sakamoto

    Journal of Asian Rural Studies   1 巻 ( 2 ) 頁: 134-144   2017年7月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  18. バイオ技術をめぐる新たな潮流―ゲノム編集技術をめぐる期待と規制 招待有り

    立川雅司

    農業と経済   83 巻 ( 2 ) 頁: 17-22   2017年3月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  19. Food Policy Council as Civic Engagement for Food Issues 査読有り

      1 巻 ( 1 ) 頁: 19-27   2017年1月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  20. 北米におけるフードポリシー・カウンシルの展開とその含意 査読有り

    立川雅司, Steven McGreevy, 秋津元輝, 大賀百恵

    フードシステム研究   23 巻 ( 3 ) 頁: 299-304   2016年12月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  21. 食品安全における「ゼロトレ」意識への影響構造:多母集団同時分析による科学リテラシーに着目した男女差の検討 査読有り

    加藤直子, 立川雅司, 前田忠彦

    フードシステム研究   23 巻 ( 3 ) 頁: 203-208   2016年12月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  22. 食品安全における「ゼロトレ」志向を促す要因 -文化活動との関連性とその含意- 査読有り

    立川雅司, 加藤直子, 松尾真紀子

    フードシステム研究   22 巻 ( 3 ) 頁: 271-276   2015年12月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

▼全件表示

書籍等出版物 12

  1. ゲノム編集食品~農林水産分野への応用と持続的社会の実現

    田部井豊監修( 範囲: 「ゲノム編集と農業:転換期を迎えて」(第2編第1章))

    エヌ・ティー・エス社  2021年2月 

     詳細を見る

    担当ページ:144-149   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  2. ゲノム編集技術を応用した製品開発とその実用化

    ( 範囲: 「植物へのゲノム編集応用に関する国内外の規制動向」(第7章第9節、立川雅司・松尾真紀子))

    技術情報協会  2021年2月 

     詳細を見る

    担当ページ:572-580   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  3. 最新のゲノム編集技術と用途展開

    山本卓監修( 範囲: 「ゲノム編集作物の規制と社会受容」 (第20章、立川雅司・松尾真紀子))

    シーエムシー出版  2021年2月 

     詳細を見る

    総ページ数:240   担当ページ:175-182   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  4. ゲノム編集食品~農林水産分野への応用と持続的社会の実現

    田部井豊監修( 範囲: 「ゲノム編集をめぐる海外における規制動向」(第1編第6章、松尾真紀子・立川雅司))

    エヌ・ティー・エス社  2021年2月 

     詳細を見る

    担当ページ:132-141   記述言語:日本語

  5. 日本の食卓の将来と食料生産の強靭化について考える(学術会議叢書28)

    大杉立ほか( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 「農業新技術とそのリスク管理」)

    日本学術協力財団  2021年1月 

     詳細を見る

    総ページ数:289   担当ページ:45-52   著書種別:一般書・啓蒙書

  6. 世界の食文化百科事典

    野林厚志編( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 「遺伝子組換え作物と分別流通管理」)

    丸善出版  2021年1月  ( ISBN:978-4621305935

     詳細を見る

    担当ページ:154-155   記述言語:日本語

  7. 21世紀 社会変動の社会学へ:主権者が社会をとらえるために

    庄司興吉編著( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 「現代における食と農:市民とコモンズの観点から」)

    新曜社  2020年3月 

     詳細を見る

    総ページ数:186   担当ページ:49-63   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  8. 「ゲノム編集作物」を話し合う

    三上直之, 立川雅司( 担当: 共著)

    ひつじ書房  2019年3月 

     詳細を見る

    総ページ数:114   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  9. 農と食の新しい倫理

    秋津元輝・佐藤洋一郎・竹之内裕文編著( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第4章 選択する消費者、行動する市民)

    昭和堂  2018年5月 

     詳細を見る

    総ページ数:310   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  10. 遺伝子組換え作物をめぐる「共存」:EUにおける政策と言説

    立川雅司( 担当: 単著)

    農林統計出版  2017年7月 

     詳細を見る

    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  11. 食と農の社会学:生命と地域の視点から

    桝潟俊子, 谷口吉光, 立川雅司(共編著)( 担当: 単著)

    ミネルヴァ書房  2014年5月 

     詳細を見る

    総ページ数:307   記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

  12. 遺伝子組換え作物と穀物フードシステムの新展開:農業・食料社会学的アプローチ

    立川雅司( 担当: 単著)

    農山漁村文化協会  2003年11月 

     詳細を見る

    記述言語:日本語 著書種別:学術書

▼全件表示

講演・口頭発表等 5

  1. Final Comment 国際会議

    Masashi Tachikawa

    RIHN 15th International Symposium: Transitioning Cultures of Everyday Food Consumption and Production: Stories from a Post-growth Future  2021年1月16日  Research Institute for Humanity and Nature

     詳細を見る

    開催年月日: 2021年1月13日 - 2021年1月16日

    記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:Online   国名:日本国  

  2. 「消費される農村」再論 ―都市・農村関係の諸相と集合体理論― 招待有り

    立川雅司

    日本村落研究学会大会  2020年11月22日  日本村落研究学会

     詳細を見る

    開催年月日: 2020年11月21日 - 2020年11月22日

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

  3. ゲノム編集技術をめぐる規制動向と産業応用上の諸課題 招待有り

    立川雅司・松尾真紀子

    BioJapan 2020  2020年10月14日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2020年10月14日 - 2020年10月16日

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:パシフィコ横浜   国名:日本国  

  4. ゲノム編集生物をめぐる研究者と消費者の認識

    立川雅司

    科学技術社会論学会 

     詳細を見る

    開催年月日: 2018年12月8日 - 2018年12月9日

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:成城大学   国名:日本国  

  5. Reclaiming Food as Commons in Urban Context: Case Study of Kashiwa City, Japan, after 3.11 国際会議

    Masashi Tachikawa, Mima Nishiyama, Naomi Imamura

    6th Conference of the Asian Rural Sociology Association 

     詳細を見る

    開催年月日: 2018年8月27日 - 2018年8月30日

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:Makassar, Indonesia   国名:インドネシア共和国  

科研費 9

  1. 遺伝子ドライブの倫理的・法的・社会的諸課題に関する学際融合研究

    研究課題/研究課題番号:20K20493  2020年07月 - 2023年03月

    挑戦的研究(開拓)

    藤木 篤

      詳細を見る

    担当区分:研究分担者 

    本研究は、(1)遺伝子ドライブを巡る議論のサーヴェイ、(2)既存技術領域(特に公衆衛生、環境保全、農業)との比較、(3)デュアルユース(用途両義性)問題の調査、(4)法・社会制度からの検討という、四つの領域横断的包括アプローチによって、研究目的を達成する。本研究の挑戦的研究としての意義は、生物種全体や生態系を変化させうるほどの潜在能力を秘めながらも、学術的研究や社会的議論が不足している、遺伝子ドライブの有用性とリスクを他に先駆けて明らかにしようとする点にある。

  2. 農業イノベーションの先端動向と農業・農村構造変動に関する学際的国際共同研究

    研究課題/研究課題番号:19H00960  2019年04月 - 2022年03月

    南石 晃明

      詳細を見る

    担当区分:研究分担者 

    本研究は、先進国から途上国までを対象にして農業イノベーションの先端動向と農業経営・農業構造・農村社会に及ぼす影響を解明する。最終的には以下を目指す。第1(イノベーションの内容と過程):農業イノベーションはどのような内容・現状であり、それはどのような過程を経て実現されるのか?第2(イノベーションによる農業・農村の構造変動):農業イノベーションは農業経営・農業・農村の構造にどのような影響を及ぼし、これらの構造をどのように変動させるのか?これらの学術的「問い」に対する成果に基づいて、社会的に期待される「持続的な農業発展に資する農業イノベーションを推進するために、産官学は何をすべきか」を提言する。

  3. デザインされる生態環境とその社会的影響に関する科学技術社会論的研究

    研究課題/研究課題番号:18K18436  2018年06月 - 2020年03月

    挑戦的研究(萌芽)

    立川 雅司

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者 

    配分額:6240000円 ( 直接経費:4800000円 、 間接経費:1440000円 )

    最近のゲノム編集やジーンドライブなど生命工学の革新により、様々な生物に対する人為的な介入が可能となっている。このことは生態環境がデザインされていく領域が拡大していることを意味する。こうした背景を踏まえて本研究では、「社会と環境との関係性」が専門家や消費者においてどのように認識されつつあるのかを検討した。近年、人新世という言説も学術界で広がり、外来生物の評価も転換しつつあることで、自然と社会との境界が曖昧になりつつある。しかし、生態学の専門家は、技術的介入が生態系に与える影響に関する未知の領域が大きいと認識し、消費者も特に動物への生物工学的な介入には大きな違和感を抱いていることが明らかになった。
    学術界で共有されつつある人新世の時代のもとでは、社会と自然との区分は一層曖昧となり、気候変動など社会と環境との相互作用に対しては、改善のための技術的対応が議論されつつある。ゲノム編集などのライフサイエンスの進展はこうした傾向をさらに加速させる可能性があるものの、生態学などの専門家や市民の合意を得ることは現時点では難しい面が多いことが明らかになった。これは単なる知見が不足しているということではない。特に植物よりも動物への遺伝的な介入を行う場合には、強い懸念が抱かれ、動物福祉に関わる追加的な配慮等を政策のなかに織り込むことが不可欠であることが明らかになった。

  4. デザインされる生態環境とその社会的影響に関する科学技術社会論的研究

    2018年04月 - 2020年03月

    科学研究費補助金  研究成果公開促進費 (研究成果公開発表)

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者 

    本研究は、ゲノム編集やジーンドライブ、合成生物学などのライフサイエンスの革新により、様々な生物に対する人為的な介入が可能となり、生態環境がデザインされていく領域が拡大(デザイナーベビーの環境版)していく現代において、「社会と環境との関係性」をめぐってどのような課題が登場しつつあるのか、多様な社会変化に対する予期的理解と研究領域について明らかにすることを目的としている。こうした生態環境への介入が、人工と自然の線引きを曖昧にし、環境に対してこれを所与とする考え方に影響を及ぼす可能性がある。こうした高度科学技術が社会と環境との関係性に対してどのような影響をもたらし、どのような問題として把握する必要があるのか、課題整理を行う。そのうえで学術界や政策担当者に対して、考慮すべき論点や政策課題の提言など、社会的発信を行う。

  5. ゼロリスク志向の形成過程の探究:その測定尺度の開発と規定要因の定量的検討

    研究課題/研究課題番号:17K01015  2017年04月 - 2021年03月

    加藤直子

      詳細を見る

    担当区分:研究分担者 

    前年度に実施した自書式の紙ベースによる質問紙調査の結果を踏まえて、今年度は調査会社が保有するパネルに対する実験的なインターネット調査を実施し、リスク意識尺度の信頼性と妥当性の確認を行った。また、その結果について、国内学会および国際学会で発表した。
    本研究課題のこれまでの成果をまとめた原著論文が英文国際学術誌に掲載された。本論文は、食品安全に関する人々のリスク意識について、ベネフィット意識および価値意識との対比のもとにその規定要因を定量的に検討した論文である。この論文は、本研究課題の目標である食品安全に関するより精緻化したリスク意識尺度を用いるだけでなく、さらに一歩踏み込んで、科学コミュニケーション研究における「欠如モデル」の境界条件を明らかにするとともに、2つの新たな仮説を提示するものであった。すなわち、(1)欠如モデルの前提は、従来の科学・技術に対しては有効であるが、新興の科学・技術に対しては有効ではない、(2)欠如モデルの前提を新興の科学・技術に適用した場合、ベネフィット意識の向上に対しては有効であるが、価値意識の向上やリスク意識の低減に対しては有効ではない、である。本論文は、複数の英文ニュースメディアに取り上げられ、国際的な反響を得ている。
    開発したリスク意識尺度について、複数の調査モードによりその信頼性と妥当性を確認することができたこと、またその結果をまとめた論文が最終年度を待たずに英文国際学術誌に受理および公刊されたことから、「(1)当初の計画以上に進展している。」と判断した。
    最終年度である2020年度は、これまでに得られた成果について科学コミュニケーション・リスクコミュニケーションおよび社会調査関連の国内学会および国際学会等で発表・報告を行う予定であった。そのなかで、国際会議の多くは、2019年度末までにすでにアブストラクトが受理されていた。しかし、新型コロナウィルスの影響により、発表を予定していた国際会議はすべて2021年度に延期となった。そのため、研究の成果発表は来年度に行うこととし、今年度はさらに研究を発展させるための計量社会調査を実施する予定である。

  6. 農業におけるゲノム編集技術をめぐるガバナンス形成と参加型手法に関する研究

    2016年04月 - 現在

    科学研究費補助金  基盤研究(B)

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者 

  7. 農業におけるゲノム編集技術をめぐるガバナンス形成と参加型手法に関する研究

    研究課題/研究課題番号:16H04992  2016年04月 - 2019年03月

    立川 雅司

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者 

    配分額:9880000円 ( 直接経費:7600000円 、 間接経費:2280000円 )

    本研究課題は、1系(ゲノム編集の利用をめぐるガバナンス形成上の課題抽出)と2系(地域・産業特性を考慮した参加型手法の設計と実践)に分かれる。1系では、ゲノム編集の利用動向を調査すると共に、一般消費者と研究者に対して意識調査を実施した。農業利用に対しては期待が大きい判明、懸念も存在し、規制や表示が望ましいとされている。2系では、消費者を対象としてゲノム編集作物に関するグループディスカッションを実施した。得られた知見としては、DNAを操作するという点では、遺伝子組換え技術と大きな違いはないとみられている点、リスクもベネフィットも共に大きいと認識されている点、表示を望む意見が多い点などがあげられる。
    ゲノム編集技術由来の食品に関する規制上の位置づけをめぐる国内方針が明確になる中で、現在、届出方式の運用や消費者意識が大きな関心を集めつつある。こうしたゲノム編集技術をめぐるガバナンスのあり方や消費者・研究者の認識を明らかにしたことは本研究における重要な社会的意義と考えられる。研究結果が示すところによれば、消費者は新技術に対して一定の懸念を有しているものの、期待も大きい。しかし、少なくともゲノム編集作物の社会導入初期に関しては、表示や情報提供のあり方なども含めて、慎重な取り扱いが望ましいと考えられている。また研究者と消費者の認識には、知識や考え方の面で大きな隔たりが存在する点に留意すべきである。

  8. 食品安全のためのリスクコミュニケーションモデルの開発とプロフェッションの要件

    研究課題/研究課題番号:15H02465  2015年04月 - 2018年03月

    新山 陽子

      詳細を見る

    担当区分:連携研究者 

    主に以下の分析を行い、成果を公表した。食品を介した放射性物質の健康影響について、(1)市民のリスク知覚構造の日・仏・韓の比較、(2)リスクイメージとその源泉に関する日仏比較、(3)福島産農産物に対する態度と支払い意思額、科学情報受容、(4)パネルデータによるリスク認知の変化、科学情報の提供によるニューメラシーがリスク認知に及ぼす影響。潜在的な健康リスクに関して、(5)食事組み合わせパターン、(6)食事内容構成の決定と食事規範。(7)食品安全の高等専門教育体系のフランス調査とプロフェッションの要件。

  9. 持続可能な食農システムをめざす倫理的行動規範の構築:住民参加型アプローチの可能性

    研究課題/研究課題番号:26292122  2014年04月 - 2018年03月

    秋津 元輝

      詳細を見る

    担当区分:研究分担者 

    本研究では、現在では様々な分野に散らばる食関連政策を統合するために、各地域で住民参加型の「食と農の未来会議」を設置することを実践的な目標としてきた。秋田県能代市と京都府亀岡市において、食と農にかかわる地域のステークホルダーを集め、「30年後の理想の食卓」をテーマにしたワークショップを実施した。30年後の食の理想像が2つの地域で大きく異なることがわかるとともに、地域の未来の食を計画するために技術予測、人々のつながり、地域課題などが基準とされることを導いた。それぞれの調査地において「食と農の未来会議」の起点となるネットワークも生成した。

▼全件表示

 

担当経験のある科目 (本学) 10

  1. 特別講義I(岐阜大学応用生物科学部)

    2020

     詳細を見る

    岐阜大学応用生物科学部における集中講義(農学関連の最新研究としてゲノム編集技術をめぐる規制と社会的課題について講義)

  2. 応用社会調査

    2020

  3. 現代社会論

    2020

  4. 社会調査セミナー

    2018

     詳細を見る

    実際の社会調査を行い、報告のとりまとめを行うことを通じて、社会調査の設計・実施・報告の過程を学ぶ

  5. 社会学

    2018

     詳細を見る

    社会学における基本的概念および学説について概説する。

  6. 社会調査法2

    2018

     詳細を見る

    社会調査の企画・設計・実施に関わる基本的な手法を習得する。
    (社会調査士協会カリキュラム【B科目】に該当)

  7. 農業食料社会学

    2018

  8. 地域社会論

    2017

     詳細を見る

    現代における農村と都市を理解するために、地域社会学および都市社会学の基本的概念と現代的意義を学習する。

  9. 社会調査法2

    2017

     詳細を見る

    社会調査の企画・設計・実施に関わる基本的な手法を習得する。
    (社会調査士協会カリキュラム【B科目】に該当)

  10. 社会学

    2017

     詳細を見る

    社会学における基本的概念および学説について概説する。

▼全件表示

 

社会貢献活動 1

  1. 女性の活躍促進連携会議

    コメンテーター

    愛知県農政部  2020年12月10日