2022/05/18 更新

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カンベ ミキ
神戸 未来
KANBE Miki
所属
医学部附属病院 形成外科 病院助教
職名
病院助教

学位 1

  1. 学士(医学) ( 2008年3月   名古屋大学 ) 

 

論文 2

  1. Establishment of in-hospital clinical network for patients with neurofibromatosis type 1 in Nagoya University Hospital

    Nishida Yoshihiro, Ikuta Kunihiro, Natsume Atsushi, Ishihara Naoko, Morikawa Maki, Kidokoro Hiroyuki, Muramatsu Yukako, Nonobe Norie, Ishizuka Kanako, Takeichi Takuya, Kanbe Miki, Mizuno Seiji, Imagama Shiro, Ozaki Norio

    SCIENTIFIC REPORTS   11 巻 ( 1 ) 頁: 11933   2021年6月

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  2. Repair of temporal branch of the facial nerve with novel polyglycolic acid-collagen tube: a case report of two cases

    Nakamura Yutaka, Takanari Keisuke, Ebisawa Katsumi, Kanbe Miki, Nakamura Ryota, Kamei Yuzuru

    NAGOYA JOURNAL OF MEDICAL SCIENCE   82 巻 ( 1 ) 頁: 123 - 128   2020年2月

科研費 6

  1. 深層学習を利用した血流波形解析による微小血管吻合部の開存度の判別システムの開発

    研究課題/研究課題番号:20K09844  2020年4月 - 2023年3月

    中村 優

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    担当区分:研究分担者 

    遠隔部に生きたまま組織を移植する技術である遊離皮弁移植術において重要なことは1~3mmという非常に細い血管を吻合することにある。吻合そのものに加え、術後の血管の開存の判断にも熟練を要し、難渋することが少なくない。本研究の目的は、血管吻合後の血流の波形を、近年注目されている技術である深層学習を利用して解析を行い、開存度の判定を行うモニタリングシステムを開発することである。これにより、血管閉塞の早期発見および閉塞傾向の解析を行うことで開存度そのものの向上を目指す。

  2. エピジェネティクス機構制御によるケロイド・肥厚性瘢痕に対する新規治療法の開発

    研究課題/研究課題番号:19K10006  2019年4月 - 2022年3月

    高成 啓介

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    担当区分:研究分担者 

    ケロイドは外的刺激などにより組織の繊維が増殖性に反応し、異常瘢痕を形成するもので、疼痛・掻痒・瘢痕拘縮といった症状に悩まされる。罹患者は国内で年間10万人といわれている。ケロイドは周囲の組織へ進展し、切除しても再発を繰り返すため難治であり、現在の治療はステロイドの外用や局所注射、切除と放射線治療などが行われているが、これらは基本的には対症療法であり、その原因の解明および病因に沿った治療が望まれている。本研究では、ケロイドにおけるエピジェネティクス機構の一端を解明し、エピジェネティクス治療薬によるケロイドの治療が可能であるかを検証することを目的とする。
    目的:ケロイドは皮膚線維芽細胞が産生した細胞外基質が過剰蓄積する皮膚良性腫瘍である。前胸部・肩・恥骨上など特定部位にケロイドが発生することから、機械的刺激によるシグナル伝達の活性化やこれに伴うエピジェネティックな遺伝子発現調節が関与すると考えられているが、正常な創傷治癒過程との違いを決定づける直接的因子は明らかでない。我々はエピジェネティクスの観点からケロイドの発生機序に迫るために研究を行っている。
    方法:今年度は既存のゲノムデータベースを用いてケロイド特異的な遺伝子の探索研究を行った。パブリックデータベース(NCBI GEO)を利用し、ケロイド特異的に発現する遺伝子群の探索を行った。解析にはGSE113619、GSE92566、GSE7890のデータを用いた。
    結果:ケロイド・正常皮膚組織の遺伝子発現アレイ(GSE92566)、ケロイド・正常瘢痕由来線維芽細胞の遺伝子発現アレイ(GSE7890)、ケロイド・正常瘢痕組織を用いたRNAシークエンスデータ(GSE113619)において、2遺伝子が共通してケロイド群で発現上昇を示した(発現変動1.5倍以上, p<0.05)。また、ケロイド群で共通して発現低下を示すのは5遺伝子であった(発現変動1.5倍以上, p<0.05)。
    考察・次年度の予定:今年度の研究において、ケロイドに特異的な遺伝子の候補をあげることができた。次年度はこれに基づいて実際の皮膚サンプルおよびケロイドサンプルよりさらに解析を進めていく予定である。すでに臨床組織を採取することについての院内の倫理委員会を通しており、サンプルも順調に集まっている。
    当初の目的であった、ケロイドに特異的な遺伝子の候補をあげることができた。また、次年度に向けてサンプルの採取も順調に進んでいる。
    次年度以降は臨床のサンプルより、正常皮膚およびケロイドの組織を用い実際に候補となった遺伝子の変動がみられるかについてin vitro, in vivoで検証を行っていく予定である。また、正常皮膚とケロイドの間でどのような違いがあるかについても同時に検証を行っていく。

  3. 2光子励起顕微鏡を用いたケロイド内膠原線維のライブイメージングとその解析

    研究課題/研究課題番号:16K11361  2016年4月 - 2020年3月

    高成 啓介

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    担当区分:研究分担者 

    ヒトケロイド・肥厚性瘢痕・正常瘢痕、正常皮膚サンプルを合計24検体採取し、二光子顕微鏡によるコラーゲン繊維の観察を行った。得られた画像について繊維配向の解析を行ったところ、ケロイドは正常組織に比べて配向性の分散が少ないこと、配向性やその分散が体の部位によって異なること、これらは力学的刺激の影響を受ける可能性があることなどが示された。これらの結果はケロイドに対する部位特異的な表現形や力学的刺激による変化など、臨床で経験する現象の一端を示していると考えられた。
    今回の研究により、ケロイドの様々な表現型が存在することがコラーゲン繊維の配向性や偏りに関係している可能性が示唆された。これはケロイドに対する力学的刺激に対する反応である可能性があると考えられる。今回の研究ははケロイドの治療についての一つの足がかりになり、社会へ還元できる可能性があると考えられた。

  4. 活性化大網培養上清を用いた難治性創傷治癒に与える影響に関する基礎的研究

    研究課題/研究課題番号:16K11362  2016年4月 - 2020年3月

    亀井 譲

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    担当区分:研究分担者 

    大網組織は異物に反応すると、肥厚して生理活性物質を数倍分泌(活性化大網)し、創傷治癒に関与することが報告されている。そこで本研究では、活性化大網培養上清を利用して、新たな放射線潰瘍・骨髄炎・糖尿暴政潰瘍・神経損傷の治療法開発を試みた。放射線潰瘍及び骨随炎モデルを安定して作成する事ができず、活性化大網培養上清の影響を検討することができなかった。糖尿病性潰瘍モデルでは、活性化大網培養上清投与群では創閉鎖までの日数は変わらなかったが、早期での創閉鎖を促進していた。座骨神経欠損モデルでは、歩行解析で各群間に有意差を認めなかった。
    現在糖尿病を強く疑われる人と可能性を否定できない人は、約2210万人と推計され、成人の約2割に当たると報告されている。また糖尿病患者のうち25%が足部潰瘍を発症するとされており、医学的にも、また医療経済的にも糖尿病性潰瘍が大きな問題である事は明らかである。
    本研究の結果、活性化大網培養上清は、糖尿病性潰瘍の初期の創傷治癒を促進する事を示した。活性化大網培養上清中の因子を解析して製剤化することにより、多くの糖尿病性潰瘍の治療に使用できる可能性があり、それにより医療経済的にもインパクトのある研究成果であると考える。

  5. 薬剤誘発リンパ管-静脈吻合によるリンパ浮腫に対する新しい治療法の開発

    研究課題/研究課題番号:16K15748  2016年4月 - 2020年3月

    中村 優

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    担当区分:研究分担者 

    リンパ浮腫は手術や外傷により浮腫が起こる疾患で、浮腫以外にも痛みやかゆみを生じ、進行すると不可逆性になるなど様々な問題が生じる。現在のところ臨床的には理学療法および手術療法(リンパ管静脈吻合など)が行われているが、根治は困難である。
    われわれは、個体発生時の静脈角においてリンパ管と静脈が合流することに着目した。静脈角形成時の静脈角周囲において発現しているVEGF-C及びTGFΒ阻害薬を局所投与し、その治療効果について検討したところ、治療群それぞれで浮腫の改善傾向を認めたが、有意差は得られなかった。
    リンパ浮腫は現在のところ臨床的には理学療法および手術療法リンパ管静脈吻合などが行われているが、現在のところ根治は困難であり、有効な治療を模索している状態である。われわれは局所に胎生期にリンパ管-静脈吻合がなされる際に発現する因子であるVEGF-C及びTGFΒ阻害薬を薬剤を投与することでリンパ浮腫の状態の改善の傾向があることを確認した。これは、局所注射によりリンパ浮腫が治療出来る可能性を示唆するものであった。

  6. iPS細胞由来エクソソームの皮膚創傷治癒に与える影響に関する基礎的研究

    研究課題/研究課題番号:15K15652  2015年4月 - 2019年3月

    神戸 未来

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:3510000円 ( 直接経費:2700000円 、 間接経費:810000円 )

    ヒトiPS細胞の培養上清からエクソソームを分離・回収(iPS-Exo)した。スクラッチアッセイを行ったところ、iPS-Exo群は培地エクソソーム(M-Exo)群と比較し皮膚線維芽細胞の遊走能を有意に亢進したが、増殖能では増殖傾向を示すものの、有意差を認めなかった。糖尿病性潰瘍モデルを用い、iPS-Exo、M-Exo、PBSをそれぞれ創傷内に局所投与した。術後7及び10日後、iPS-Exo群では他の2群と比較し、創面積が優位に小さかった。また、術後7日後のiPS-Exo群の血管密度も、他の2群と比較し、統計学的に優位に高い値を示した。
    iPS細胞は胚組織を使用しない万能細胞として注目を集めているものの、奇形種形成の懸念があり、広く臨床応用するには懸念が残っている。近年、幹細胞培養上清の有用性がさまざまな疾患モデルで報告され、その治癒メカニズムの一因として、RNAやタンパク質を輸送する微小胞「エクソソーム」の関与が指摘されている。本研究の結果、iPS細胞由来エクソソームが糖尿病性潰瘍の治癒を促進する事が示された。これにより、罹患数の多い糖尿病性潰瘍に対する新たな治療法開発の可能性が示唆され、社会的にも意義があると考える。

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