2025/10/27 更新

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マルヤマ カズアキ
丸山 和昭
MARUYAMA Kazuaki
所属
大学院教育発達科学研究科 教育科学専攻 相関教育科学 准教授
大学院担当
大学院教育発達科学研究科
職名
准教授
外部リンク

学位 3

  1. 博士(教育学) ( 2009年3月   東北大学 ) 

  2. 修士(教育学) ( 2006年3月   東北大学 ) 

  3. 学士(教育学) ( 2004年3月   東北大学 ) 

研究キーワード 3

  1. 教育社会学

  2. 専門職論

  3. 高等教育論

研究分野 3

  1. 人文・社会 / 教育学

  2. 人文・社会 / 高等教育学

  3. 人文・社会 / 教育社会学

現在の研究課題とSDGs 2

  1. 職域横断型アクレディテーションの研究

  2. 「研究する実践家」の研究

経歴 8

  1. 名古屋大学   大学院教育発達科学研究科   准教授

    2024年4月 - 現在

  2. 名古屋大学   大学院教育発達科学研究科   准教授

    2023年4月 - 現在

  3. 名古屋大学 高等教育研究センター(准教授)

    2015年10月 - 2023年3月

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    国名:日本国

  4. 名古屋大学   高等教育研究センター   准教授

    2015年10月 - 2023年3月

  5. 福島大学 総合教育研究センター(准教授)

    2012年4月 - 2015年9月

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    国名:日本国

  6. 福島大学 総合教育研究センター(特任准教授)

    2010年10月 - 2012年3月

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    国名:日本国

  7. 東北大学大学院教育学研究科 教育ネットワークセンター(教育研究支援者)

    2009年4月 - 2010年9月

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    国名:日本国

  8. 日本学術振興会(特別研究員(DC1))

    2006年4月 - 2009年3月

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    国名:日本国

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学歴 3

  1. 東北大学   教育学研究科   総合教育科学専攻

    2006年4月 - 2009年3月

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    国名: 日本国

  2. 東北大学   教育学研究科   総合教育科学専攻

    2004年4月 - 2006年3月

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    国名: 日本国

  3. 東北大学   教育学部   教育科学科

    2000年4月 - 2004年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 22

  1. 日本教育社会学会

  2. 日本高等教育学会

  3. 大学教育学会

  4. 日本教育学会

  5. 日本教育制度学会

  6. 日本教育行政学会

  7. 東北教育学会

  8. 東北社会学会

  9. 日本産業教育学会

  10. 日本教育工学会

  11. 中部教育学会

  12. 大学教育学会

  13. 日本実務教育学会

  14. 日本教育制度学会

  15. 日本教育学会

  16. 日本教育社会学会

  17. 日本教育行政学会

  18. 日本社会学会

  19. 日本職業教育学会

  20. 日本高等教育学会

  21. 東北教育学会

  22. 東北社会学会

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委員歴 1

  1. 教育社会学会第68回大会実行委員会   委員  

    2016年4月 - 2016年9月   

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    団体区分:学協会

 

論文 40

  1. 教育専任教員であるということ : オーストラリアの事例に基づく批判的談話研究の試み 査読有り

    佐藤 万知 , 杉原 真晃 , 丸山 和昭 , 立石 慎治

    大学論集   58 巻   頁: 95 - 111   2025年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: https://doi.org/10.15027/0002040464

  2. 学問の自由と専門職の自律性 : アメリカ大学教授連合(AAUP)の運動史に基づく一考察

    丸山和昭

    教育社会学研究   114 巻   2024年7月

  3. Digitalization of Higher Education in Japan: Challenges and Reflections for Education Reform 査読有り

    Tatsuya Tooka, Naoyoshi Uchida, Keigo Takenaga, Kazuaki Maruyama, Maki Kato

    Journal of Comparative & International Higher Education   16 巻 ( 2 )   2024年5月

  4. 学生は中学・高校におけるキャリア教育をどのように評価しているのか : 中等教育におけるキャリア教育、進路指導、特別活動の経験に注目して Open Access

    菊池美由紀, 東岡達也, 丸山和昭

    愛知淑徳大学論集. 教育学研究科篇   14 巻   2024年3月

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  5. 医学の専門分化はどのように起こり、進んできたのか : George Weisz., 2006, Divide and Conquerにおける議論を中心に Open Access

    丸山 和昭

    名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要   70 巻   頁: 1 - 10   2023年

  6. 学習の選択肢の拡大に伴うリスクと対策―シンポジウムでのディスカッションを踏まえて― Open Access

    安部有紀子, 丸山和昭

    名古屋高等教育研究   22 巻   2022年3月

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  7. 英米豪における大学教職員像の変容と日本への示唆 招待有り 査読有り

    大学教育学会誌     2021年12月

  8. 各国比較にもとづく日本の教員業務と勤務時間管理の特質 (特集 世界の教員の働き方 : 勤務時間管理と業務比較から) 招待有り

    丸山 和昭

    季刊教育法   208 巻   頁: 42 - 49   2021年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  9. 大学の授業とアウトソーシングの是非 : 大卒者を対象にしたインターネット調査の分析から 査読有り

    丸山 和昭

    東北教育学会研究紀要     2021年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  10. 教育と研究の分業と大学教員としての「ふさわしさ」 : 大卒者ウェブ調査の結果から 査読有り Open Access

    丸山 和昭, 佐藤 万知, 杉原 真晃, 立石 慎治

    名古屋高等教育研究   20 巻   頁: 91 - 110   2020年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18999/njhe.20.91

    Open Access

  11. 第三領域における大学教員の仕事とキャリア : 国立大学の入試担当とURAの調査から Open Access

    丸山 和昭, 齋藤 芳子, 東岡 達也, 夏目 達也, MARUYAMA Kazuaki, SAITOH Yoshiko, TOOKA Tatsuya, NATSUME Tatsuya

    名古屋高等教育研究   ( 20 ) 頁: 445 - 464   2020年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:名古屋大学高等教育研究センター  

    近年の国立大学では、教育研究以外を主たる職務とする教員の配置が広まっている。これら、第三領域の専門家とも呼ばれる新しいタイプの人材のうち、本研究ではアドミッション担当教員(入試担当教員)とURAを対象とした質問票調査を実施した。調査の結果、両分野では、仕事の継続希望の高さ、職務と経歴の多様性、任期付き雇用の割合の高さが共通していた。他方、アドミッション担当教員では教育研究を業務に含めることを必要と考える者が多数派であるのに対し、URA担当教員では反対の結果が得られた。同時に、教育研究を必要と考えないアドミッション担当教員、及び、教育研究を必要と考えるURA担当教員も、調査対象者のなかに一定数が含まれていた。職務や経歴に多様性を抱える新しいタイプの大学教員の場合には、エフォート配分と業績評価においても、従来型の教員の基準を一律に当てはめることは不適切と言えるだろう。所属大学での役割や、個々人のキャリア展望を踏まえた個別対応が必要であるとの認識を、大学組織の構成員、特に管理職層の間で共有することが重要である。In recent years, new types of academics have increased at national universities in Japan. They have the characteristics of the "Third Space" Professionals as described by Whitchurch. Their primary role is not education and research, but social services or administration. Among these kinds of academics, we conducted questionnaire surveys in two areas; admissions and research administration. In this paper, we reported the result of these surveys, and analyzed similarities and differences of the two areas. In both areas, duties and backgrounds varied, and the percentage of non-tenure-track faculty was relatively high. Conversely, there was a notable difference in awareness of taking on teaching and / or research responsibilities. The majority of the academics in charge of admissions considered it necessary to take on education and research. In contrast, the majority of the academics in charge of research administration did not consider it necessary to take on education and research. These results indicate that the third space academics in Japan not only have a diversity of duties and backgrounds but also an awareness of their role as university faculty.本研究はJSPS科研費16H03761の助成による。

    DOI: 10.18999/njhe.20.445

    Open Access

    CiNii Research

    その他リンク: http://hdl.handle.net/2237/00032019

  12. 高等教育研究と計量分析 Open Access

    立石 慎治, 丸山 和昭, 速水 幹也, 松宮 慎治, 中尾 走, 村澤 昌崇

    教育社会学研究   104 巻 ( 0 ) 頁: 29 - 55   2019年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本教育社会学会  

    <p> 本稿の目的は,教育社会学における高等教育を対象とした研究のうち,計量的手法を採っているものにかんする実態を読み解くことにある。その際,「高等教育研究は教育社会学研究がこれまで培ってきた理論・方法的枠組みを共有しているのか」及び「高等教育研究の固有の計量分析の課題とは何か。また他分野を参照しながら今後,どのように課題に対応していくか」との二つの問いを設定した。<br> 学会誌掲載論文や大会研究発表の実態を分析した結果から,手法面においては,『教社研』高等教育計量論文ではより積極的に「一般化線形モデル」が用いられていること,内容面においては,高等教育の「制度・政策」がテーマとして共有されているとの特徴が示された。一方,『教社研』高等教育計量論文の特徴は「進学」にあり,「逸脱」や「学習」「経営・運営」は扱われないことから,これらが『教社研』高等教育計量論文とその他との境界となっていることを示した。他方で,引用の構造から,『教社研』高等教育計量論文は『教社研』高等教育計量論文を引用する傾向がありながらも,社会学の雑誌を引用する傾向もあることが明らかになった。以上より,第一の問いに対しては,「全く共有していないわけではない」と見たほうがより適切であることを述べた。<br> むしろ,今は『教社研』内部の分断よりも,隣接領域や社会の動向を注視すべきであろう。特に政策との距離が近い高等教育研究にとって,EBPM がもたらす専門家の存在意義や方法の高度化とその陥穽など,対応すべき難題は多いため,隣接領域での議論に学ぶ必要がある。その際には,方法論を巡る議論の場=“生態系”が役割を果たすと考えられるため,教育社会学界の経験から豊かな示唆が得られることと思われる。したがって,第二の問いへの答えとして「EBPMを介して分析手法の高度化が要請されているが,それを超えて課題であるのは,因果推論を正確に議論することであり,(教育)社会学だけでなく,心理学,経済学,情報科学等の隣接領域における議論や,これらの専門分野を超えたRubin,Pearl,Campbell の因果モデルの展開を参照しつつ,計量分析における因果関係の取扱い方について常に再考し続けること」を述べた。</p>

    DOI: 10.11151/eds.104.29

    Open Access

    CiNii Research

  13. アドミッションセンターにおける大学教員の仕事とキャリア : 国立大学の教員に対する聞き取り調査の結果から Open Access

    丸山 和昭, 齋藤 芳子, 夏目 達也

    名古屋高等教育研究   19 巻   頁: 335 - 348   2019年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18999/njhe.19.335

    Open Access

  14. 日教組と給特法の成立過程

    荒井 英治郎, 丸山 和昭, 田中 真秀

    教職研究   10 巻   頁: 86 - 140   2019年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  15. 多職種連携教育はいかにして国家資格カリキュラムに組み込まれたか : 公認心理師カリキュラム等検討会の議事録分析 Open Access

    丸山 和昭

    名古屋高等教育研究   18 巻   頁: 281 - 301   2018年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18999/njhe.18.281

    Open Access

  16. 再専門職化の時代における教員養成の方向性 Open Access

    丸山 和昭

    日本教育行政学会年報   43 巻 ( 0 ) 頁: 44 - 62   2017年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本教育行政学会  

    &lt;p&gt;This paper considered the reform trends of current teacher education in Japan from the perspective of the sociology of professions.&lt;/p&gt;&lt;p&gt;First, this paper summarized the trends in the sociological studies of the professions. In recent years, sociological studies of professions tend to define the professions broadly as intellectual occupational groups. One of the main themes of these studies is to investigate how the professions change their knowledge level, task area, influence, and how they interact with states, universities, and other occupations. In addition to this, recent studies of the sociology of professions tend to argue that the model image of professions is diversifying in some new professions like management consultancy as well as in traditional professions like doctors. This paper defined this situation as &quot;re-professionalization&quot;.&lt;/p&gt;&lt;p&gt;Secondly, this paper focused on the problem of the core curriculum of teacher education that is the one of the main issues of the recent reform of teacher education in Japan. The recent reform should not be denied entirely, because it has features of the policy for the re-professionalization of teacher education. However, the recent reform also includes some problems. The policy making process of the recent reform is mainly promoted by the Ministry of Education, and the reform plan heavily reflects the interest of administrators. As a consequence of this, the recent reform plan of teacher education lacks consideration for diversification of teachers, and participation of professional groups.&lt;/p&gt;&lt;p&gt;Thirdly, this paper examined the possibility of the plural accreditation in teacher education as a solution for the problem of the diversity and participation of professional groups of teachers. In comparison with doctors which is a precedent example of core curriculum, the teachers are characterized by a massive working population and internal diversity. This feature of teachers makes it difficult to build a unified core curriculum with the participation of professional groups of teachers. As one solution to this problem, we can learn many from the plural accreditation system of the U.S. teacher education or the U.S. psychologist education.&lt;/p&gt;&lt;p&gt;In conclusion, this paper argued that we should build multiple associations for accreditation and devote more time to making a core curriculum. We should not use a rough-and-ready method to make a rigid unified core curriculum without the participation of professional groups of teachers. We may have another way to make a more flexible core curriculum through competition or cooperation of plural accreditation groups. Each of them holds a different professional image of teachers.&lt;/p&gt;&lt;p&gt;The concepts of professions are diversifying in many other occupations as well as in the teaching profession. Faced with this situation, we need to consider the diversity of the professional image of teachers, and to discuss the plural accreditation system for participation of professional groups of teachers.&lt;/p&gt;

    DOI: 10.24491/jeas.43.0_44

    Open Access

    CiNii Research

  17. 日教組と人材確保法の成立過程

    荒井 英治郎, 丸山 和昭, 田中 真秀

    教職研究   9 巻   頁: 87 - 121   2016年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  18. 公認心理師法の政策形成・決定過程-日本臨床心理士会の動向を中心に- 査読有り Open Access

    丸山和昭

    名古屋高等教育研究   ( 16 ) 頁: 133-154   2016年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.18999/njhe.16.133

    Open Access

  19. 教員のスクールソーシャルワーカーに対するニーズ調査 Open Access

    白旗 希実子, 丸山 和昭

    東北公益文科大学総合研究論集   ( 27 ) 頁: 43-63   2015年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  20. 「次世代専門職」のアクレディテーションと能力基準 : 米国のカイロプラクティック,家族療法,葬儀サービスを事例として Open Access

    丸山 和昭, 白旗 希実子, 橋本 鉱市

    福島大学総合教育研究センター紀要   ( 15 ) 頁: 9-16   2013年7月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  21. 大学教員のキャリアと能力形成の課題 : 総合的能力の獲得に及ぼす個別能力・経験・雇用形態の影響に着目して Open Access

    立石 慎治, 丸山 和昭, 猪股 歳之

    高等教育研究   16 巻   頁: 263-282   2013年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.32116/jaher.16.0_263

    Open Access

    CiNii Research

  22. 高等教育研究の知識変容とネットワーク:関連3学会の比較を通して

    橋本 鉱市 , 丸山 和昭

    高等教育研究   16 巻   頁: 183 - 201   2013年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  23. 福島大学卒業生の能力像 : 卒業生・企業アンケートの結果から Open Access

    丸山 和昭

    福島大学総合教育研究センター紀要   ( 12 ) 頁: 11-18   2012年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  24. 高校教員の専門職性と研修意識 : 東北地域における質問紙調査の分析から Open Access

    丸山 和昭

    福島大学総合教育研究センター紀要   ( 11 ) 頁: 37-44   2011年7月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  25. 教育制度研究情報 教育制度研究動向紹介 専門教育制度に関する研究動向 Open Access

    丸山 和昭

    教育制度学研究   ( 17 ) 頁: 196-200   2010年

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  26. 国会会議録における「専門職」概念の分布と構造 Open Access

    丸山 和昭, 山崎 尚也, 橋本 鉱市

    東北大学大学院教育学研究科研究年報   57 巻 ( 2 ) 頁: 49-63   2009年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  27. 近代日本における「教育界」の構造分析--イシユー・アクター・ネットワーク Open Access

    橋本 鉱市, 丸山 和昭

    東京大学大学院教育学研究科紀要   49 巻   頁: 85-104   2009年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    In this paper, we defined the "field of education" as the political field which consists of educational problems and participants. Then we clarified its structure and relations by using the network analysis. We comprehended the peripheral problems which have been overlooked in the analysis of the process of the higher educational policy and extracted core issues and core actors, then tried to clarify the characteristics of the structure of the field of education in modern Japan. As a result, (1) We could extract the core issues and actors in the field of education and higher education. And our findings are (2) there is a large difference in its network density and structure, and (3) the field of higher education consists of some actors such as governmental, quasi-governmental actors and mediators with business field and so on.

    DOI: 10.15083/00031186

    Open Access

    CiNii Research

  28. 戦後の国会会議録における「カウンセリング」のテキスト分析 Open Access

    丸山 和昭

    東北大学大学院教育学研究科研究年報   57 巻 ( 1 ) 頁: 65-86   2008年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  29. 日本における「カウンセリング」専門職の発達過程 : 産業カウンセラーを事例として Open Access

    丸山 和昭

    産業教育学研究   38 巻 ( 2 ) 頁: 1-8   2008年8月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    本稿では日本社会において急速に社会的認知を獲得した「カウンセラー」を対象に専門職化論の枠組みから考察を行なった。具体的にはカウンセラー資格の中でも歴史・規模において顕著な産業カウンセラーの成立・発展の歴史を分析した。総じて産業カウンセラーの歴史は、専門職確立の理想に向けた職業集団の戦略と現実的な社会状況との葛藤によって描き出されるものであった。このような分析から、専門職の発達過程を捉える上で職業集団の職域確保戦略の成否に注目する重要性を指摘したことが、本研究の最終的な知見である。

    DOI: 10.24485/jssvte.38.2_1

    Open Access

    CiNii Research

  30. 戦後日本における生徒指導業務の発達過程―専門職システムの視点から―

    丸山和昭

    東北教育学会研究紀要   ( 11 ) 頁: 29-42   2008年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  31. Andrew Abbottの専門職論:―カウンセラーを中心に― Open Access

    丸山 和昭

    社会学年報   37 巻 ( 0 ) 頁: 71-81   2008年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

     1990年代以降,日本においては「カウンセリング」が社会に広く普及してきたが,その担い手である「カウンセラー」は多様な資格・専門性によって構成されている.本稿では,このような専門的職業の歴史を扱うにあたって,Andrew Abbottの専門職論へと注目する.具体的には,Abbottの提示した「緩い専門職規定」と,多様な職業集団の相互作用に注目した「専門職の発達理論」,及びAbbott自身によるアメリカにおける心理療法・カウンセリングの勃興に関する歴史記述を検討した.総じて,Abbottの専門職論は,従来の「専門職化」論における関心の中心にあった「一般的職業はどのように専門職となりうるのか」との問いへの新たな回答を用意するものではない一方で,知的職業一般の職域確保の過程についての分析枠組みを提供するものである.このようなAbbottの専門職論における有効性と限界についての考察から,「知的職業の誕生」,「知的職業による新規職域の獲得」,「professionalismの輸入と変容」という,個別の職業に分断されない新たな「専門職化」の視点の重要性を導き出したことが,本研究の最終的な知見である.

    DOI: 10.11271/tss.37.71

    Open Access

    CiNii Research

  32. 「人材確保法」の成立過程--政治主導による専門職化の視点から Open Access

    丸山 和昭

    東北大学大学院教育学研究科研究年報   56 巻 ( 1 ) 頁: 123-138   2007年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  33. 職業としてのカウンセラーに関する一考察 Open Access

    丸山 和昭

    東北大学大学院教育学研究科研究年報   55 巻 ( 2 ) 頁: 27-41   2007年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  34. 学問風土の研究(4)東北大学の研究と教育 Open Access

    石井 美和, 丸山 和昭, 佐藤 明日香

    東北大学大学院教育学研究科研究年報   55 巻 ( 2 ) 頁: 43-64   2007年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  35. 学問風土の研究(3)東北大学の研究と教育 Open Access

    橋本 鉱市, 丸山 和昭, 佐藤 明日香

    東北大学大学院教育学研究科研究年報   55 巻 ( 1 ) 頁: 59-81   2006年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  36. 日本における教師の"脱専門職化"過程に関する一考察--80年代以降の教員政策の変容と教員集団の対応を中心に

    丸山 和昭

    東北大学大学院教育学研究科研究年報   55 巻 ( 1 ) 頁: 181-196   2006年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    CiNii Research

  37. 学問風土の研究(2)東北大学の研究と教育 Open Access

    橋本 鉱市, 丸山 和昭, 佐藤 明日香

    東北大学大学院教育学研究科研究年報   54 巻 ( 2 ) 頁: 251-276   2006年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  38. わが国の教員集団における専門職化過程の特殊性に関する一考察--アングロ-アメリカ・大陸モデルとの比較から Open Access

    丸山 和昭

    教育制度学研究   ( 13 ) 頁: 149-162   2006年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.32139/jjseso.2006.13_149

    Open Access

    CiNii Research

  39. 学問風土の研究(1)東北大学の研究と教育 Open Access

    橋本 鉱市, 石井 美和, 丸山 和昭, 佐藤 明日香

    東北大学大学院教育学研究科研究年報   54 巻 ( 1 ) 頁: 123-142   2005年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Open Access

    CiNii Research

  40. 専門職化戦略における学会主導モデルとその構造 : 臨床心理士団体にみる国家に対する二元的戦略 Open Access

    丸山 和昭

    教育社会学研究   75 巻   頁: 85-104   2004年11月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Organizations of clinical psychologist were organized on two occasions in Japan at the initiative of professional societies. The move toward professionalization in the 1960s used a strategy which gave priority to the acquisition of specialist status and autonomy than to obtaining a state-granted qualification. As a result, it failed to obtain the support of professionals working in the clinical field. However, in the 1970s, the whole clinical mental occupation reached consensus on the need to promote specialist status, from a sense of crisis brought about by the unwillingness of the Ministry of Health and Welfare and doctors to create a qualification. In the second professionalization in the 1980s, calls were made for the advancement of specialist status and the establishment of a training system. Thanks to a strategy of professionalization aimed at developing an educational field, it came to attain "miraculous" growth. This professionalization of clinical psychologists was based on the leadership of professional societies, which developed specialist attributes for the cultivation of a "science-profession" core based on a "dual strategy", to gain professional status. The clinical psychologists used a dual strategy toward the Ministry of Health and Welfare and the Ministry of Education, expanded the market autonomously and produced a great deal of "science-profession." However, it can be said that the professional society-led model has the danger of following the route of very unstable professionalization, which can be easily influenced of many domains although it has the potential for expanding new markets and the development of an autonomous training system.

    DOI: 10.11151/eds1951.75.85

    Open Access

    CiNii Research

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書籍等出版物 15

  1. 教員の「働き方改革」はなぜ進まないのか : 教育・教員の特殊性をふまえた改革提言

    高橋, 哲 , 井本, 佳宏 , 北田, 佳子 , 鄭, 修娟 , 高橋, 望 , 丸山, 和昭 , 宮澤, 孝子 , 山崎, 洋介( 担当: 分担執筆)

    日本評論社  2025年9月  ( ISBN:9784535528734

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    記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書

  2. 大学IR入門 : データにもとづく意思決定のための完全ガイド

    中井, 俊樹 , 上月, 翔太 , 大津, 正知 , 坂本, 規考 , 竹中, 喜一 , 藤本, 正己 , 真鍋, 亮 , 丸山, 和昭( 担当: 分担執筆)

    ナカニシヤ出版  2025年8月  ( ISBN:9784779518751

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    記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書

  3. 官邸主導時代の高等教育政策 : 変貌の諸相と課題

    羽田 貴史 , 丸山 和昭, 白川 優治 , 荒井 克弘 , 塙 武郎 , 大場 淳, Tanaka Masahiro, 辻 優太郎, 中田 晃, 両角 亜希子, 齋藤 渉, 田中 秀明 (公共政策), 磯田 文雄, 林 透, 小山 竜司, 日本高等教育学会, 日本高等教育学会会長プロジェクトチーム

    東信堂  2025年  ( ISBN:9784798919379

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    記述言語:日本語

    CiNii Research

  4. 高等教育政策決定過程の変容と高等教育政策

    日本高等教育学会高等教育政策プロジェクト研究グループ編( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 高等教育政策にかかわる会議体とアクター 丸山和昭)

    2021年3月 

  5. 2020年以降の高等教育政策を考える : グランドデザイン答申を受けて

    大槻達也, 小林雅之, 小松親次郎 編著( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 数で見るグランドデザイン答申)

    桜美林大学出版会  2020年9月 

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    総ページ数:350   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  6. 専門職の質保証―初期研修をめぐるポリティクス

    橋本鉱市編著( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 心理職-国家資格化問題と職域を超えた制度の模索 丸山和昭)

    玉川大学出版部  2019年9月 

  7. グローバル社会における高度教養教育を求めて

    羽田貴史編著( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 学問の分野別ネットワーク)

    東北大学出版会  2018年3月 

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    総ページ数:375   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  8. 産業カウンセリング 産業カウンセラー養成講座テキストⅠ 改訂版第7版

    日本産業カウンセラー協会編( 担当: 分担執筆)

    日本産業カウンセラー協会  2017年1月 

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    記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

  9. 復旧・復興へ向かう地域と学校

    青木栄一編著( 担当: 分担執筆)

    東洋経済新報社  2015年12月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  10. 専門職の報酬と職域

    橋本鉱市編著( 担当: 分担執筆)

    玉川大学出版部  2015年9月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  11. 高等教育の社会学

    パトリシア・J・ガンポート編著、伊藤彰浩・橋本鉱市・阿曽沼明裕監訳( 担当: 共訳)

    玉川大学出版部  2015年7月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  12. 大学教員の能力―形成から開発へ―

    東北大学高等教育開発推進センター編( 担当: 分担執筆)

    東北大学出版会  2013年3月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  13. カウンセリングを巡る専門職システムの形成過程―「心」の管轄権とプロフェッショナリズムの多元性―

    丸山和昭( 担当: 単著)

    大学教育出版  2011年12月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  14. 世界から見た日本の教育

    ラリー・マクドナルド編著、菊地栄治・橋本鉱市・山田浩之監訳

    日本図書センター  2009年9月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  15. 専門職養成の日本的構造

    橋本鉱市編著( 担当: 分担執筆)

    玉川大学出版部  2009年9月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

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MISC 14

  1. 対談 専門職論から考える自律した専門職としての看護

    医学書院, 対談記事, 話し手, 朝倉京子, 丸山和昭  

    『週刊 医学界新聞』第3550号   2024年1月

  2. 大学教員の雇用が多様化 増加する任期付きポスト

    学校法人先端教育機構, インタビュー記事, 話し手, 丸山和昭  

    『月刊 先端教育』2021年3月号   2021年3月

  3. 『大学教育のアウトソーシングに関する意識調査』の結果について

    丸山和昭, 保田直美, 村澤昌崇  

    教育領域における専門業務のアウトソーシングと教育専門職の変容に関する実証的研究(研究代表者 橋本鉱市、 科学研究費補助金・基盤研究B 中間報告)   2019年3月

  4. 国立大学における管理・運営についての科学的根拠の課題について―教員の教育負担に関するデータに焦点を充てて

    丸山和昭  

    国立大学協会ホームページ『「政策的課題と科学的根拠(データ)の現状と課題」に関するディスカッションペーパー』   2019年2月

  5. 基調講演 高等教育における社会人学び直し政策について 招待有り

    丸山和昭 述  

    地方国立大学における社会人受け入れの現状と課題 (社会人学び直しシンポジウム報告集 ; 1)、岩手大学三陸復興・地域創生推進機構生涯学習部門   2018年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

  6. 「チームとしての学校」を実現する教職員人材育成 : 教員養成から教職員育成へ 多職種協働の社会学から見たチーム学校政策 招待有り

    丸山 和昭  

    学校事務68 巻 ( 5 ) 頁: 48 - 51   2017年5月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  7. 事例調査 和歌山大学/教教分離と学長の役割―大学改革におけるリーダーシップ論を手掛かりに

    丸山和昭  

    大学の組織運営改革と教職員の在り方に関する研究 最終報告書(研究代表者 川島啓二、国立教育政策研究所)   2016年3月

  8. 「教育改善のための学生アンケート」経年比較資料(続報)科目群別・学類別集計の結果から

    丸山和昭  

    福島大学総合教育研究センター紀要18 巻   頁: 59 - 72   2015年1月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  9. 福島大学2年次学生の学修行動 : 平成24年度 共通教育アンケートの結果から

    丸山和昭  

    福島大学総合教育研究センター紀要16 巻   頁: 35 - 44   2014年1月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  10. 教育改善のための学生アンケート 平成13-24年度データの経年比較資料

    丸山和昭  

    福島大学総合教育研究センター紀要16 巻   頁: 51 - 84   2014年1月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  11. 専門分野と教育課題―人文・社会・理工・保健・教育・家政他の6分野比較を中心に―/学位授与方針の策定過程における学長のリーダーシップ

    丸山和昭  

    大学教育改革の実態の把握及びそれに伴う調査分析(広島大学高等教育研究開発センター)   2013年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  12. 国立大学法人化の政策過程/国立大学法人制度の骨格と運営の実際

    田中弥生, 丸山和昭  

    大学における教育研究活動の評価に関する調査研究 文部科学省平成23年度先導的大学改革推進委託事業 研究成果報告書(研究代表者 北原和夫、2012年3月)   2012年3月

  13. カウンセラー養成の質保証システムの形成過程-臨床心理士を中心に-/心理職養成の質保証とアクレディテーションに関する一考察

    丸山和昭  

    日本的な専門職コンピテンシー抽出と質保証システム構築のための横断的分析(研究代表者 橋本鉱市、 科学研究費補助金・挑戦的萌芽研究 最終報告)   2012年3月

  14. [東北大学大学院教育学研究科教育ネットワークセンター]年報10号記念記事 教育ネットワークセンターの歩み[含 教育ネットワーク研究室・センター年報総目次 第1号(創刊号) 2001〜第9号 2009]

    丸山和昭  

    東北大学大学院教育学研究科教育ネットワークセンター年報10 巻   頁: 143 - 163   2010年3月

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講演・口頭発表等 58

  1. 専門職大学院の質保証における「研究」の位置 認証評価機関の評価基準の比較に基づく一考察

    丸山和昭

    日本高等教育学会 第28回大会 (於:九州大学伊都キャンパスイーストゾーン)  2025年6月1日 

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    開催年月日: 2025年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  2. 基幹教員制度の要点と課題 専任・非常勤 vs 基幹/教学システムの質保証/教員評価 招待有り

    丸山和昭

    高等教育計画経営研究所 高等教育計画経営シリーズ12 新・教員人事施策への対応 基幹教員制度の活用・留意点とその実際~制度の要点と課題/運用上のQ&A/基幹教員・クロアポ導入~  2024年12月10日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2024年12月

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

  3. アカデミック・プロフェッションと非常勤講師の位置 Contingent Facultyを巡るアメリカ大学教授連合(AAUP)の取組に注目して

    丸山和昭

    日本教育社会学会 第76回大会(於:信州大学)  2024年9月14日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  4. 専門職論から見た専門用語の現状と課題 招待有り

    丸山和昭

    日本看護管理学会第28回学術集会、パネルディスカッション「専門職としての看護の『ことば』を考える」  2024年8月23日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2024年8月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

  5. 専門職論の動向と看護への示唆 招待有り

    丸山和昭

    東北⼤学⼤学院医学系研究科看護管理学分野、学術交流  2024年7月27日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2024年7月

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

  6. 専門職論を学ぶ―義肢装具士が専門職であることを改めて認識するために― 招待有り

    丸山和昭

    公益社団法人 日本義肢装具士協会 社内研修会  2024年6月30日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2024年6月

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

  7. 米国における高等教育領域のEd.D.プログラムとPh.D.プログラムの差異の表現-両課程を併設する大学院のWebサイト掲載情報に着目して-

    大学教育学会第46回大会  2024年6月9日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2024年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  8. 教育担当教員であるということ 日豪の事例に基づく批判的談話分析の試み

    佐藤万知, 立石慎治, 丸山和昭, 杉原真晃

    大学教育学会第46回大会  2024年6月8日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2024年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  9. 学術団体による専門医資格の制定過程に関する研究-基本領域学会における資格認定制の導入経緯に着目して-

    丸山和昭

    日本高等教育学会第27回大会  2024年5月26日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2024年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  10. 大学に所属せずに「学者」であるということ 米国のIndependent Scholar Movementに関する文献レビュー

    丸山和昭

    日本教育社会学会第75回大会  2023年9月9日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2023年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  11. 大学の質保証の社会的意味と課題

    丸山和昭

    茨城大学公開拡大FD「茨城大学の現場が動き出す大学教育のマネジメントとは-『学修の質保証』への転換-」  2023年9月8日 

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    開催年月日: 2023年9月

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

  12. 専門職論から見た看護―自律した専門職であるために― 招待有り

    丸山和昭

    日本看護管理学会第27回学術集会、パネルディスカッション「看護と業務の混沌を解く~看護師の業務は何によって看護となるのか~」  2023年8月26日 

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    開催年月日: 2023年8月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

  13. 大学生は中学・高校におけるキャリア教育をどのように評価しているのか―中等教育におけるキャリア教育、進路指導、特別活動の経験に注目して―

    菊池美由紀, 東岡達也, 丸山和昭

    中部教育学会第71回大会  2023年6月24日 

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    開催年月日: 2023年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  14. 教職課程を担当する教員の専門性に関する探索的研究-「教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想」の科目担当者に注目して-

    東岡達也, 菊池美由紀, 丸山和昭

    中部教育学会第71回大会  2023年6月24日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2023年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  15. 医学の専門分化はどのように起こり、進んできたのか―George Weisz., 2006, Divide and Conquerにおける議論を中心に―

    丸山和昭

    日本高等教育学会第26回大会  2023年6月11日 

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    開催年月日: 2023年6月

    記述言語:日本語  

  16. 専門職教育のグローバル化に対する議論の諸相―医学教育分野別評価制度の構築課程に注目して―

    丸山和昭

    東北教育学会第79回大会  2023年3月5日 

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    開催年月日: 2023年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  17. 専門医資格保持者における男女差の経年比較-2010-2020年の変化に注目して-

    丸山和昭

    大学教育改革フォーラム in 東海 2023、ポスターセッション  2023年3月4日 

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    開催年月日: 2023年3月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

  18. 日本高等教育学会会長プロジェクト 高等教育行政の専門性とは何か―「官邸主導の政策形成の時代」における現状と課題―

    羽田貴史, 白川優治, 辻優太郎, 齋藤渉, 林透, 磯田文雄, 塙武郎, 大場淳, 田中正弘, 丸山和昭, 荒井克弘, 小山竜司

    日本高等教育学会第25回大会  2022年5月29日 

     詳細を見る

    開催年月日: 2022年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  19. 公認心理師法の成立過程をふりかえる 招待有り

    丸山和昭

    日本心理臨床学会第40回大会、資格関連委員会企画シンポジウム「公認心理師資格の現状と課題」  2021年9月3日 

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    開催年月日: 2021年9月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

  20. 日本の状況とティーチング・プロフェッサー制度の導入に対する懸念

    丸山和昭

    大学教育学会第43回大会  2021年6月5日 

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    開催年月日: 2021年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  21. 医者と研究-医学雑誌における原著論文執筆者の属性分析

    丸山和昭

    日本高等教育学会第24回大会  2021年5月30日 

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    開催年月日: 2021年5月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

  22. 図表でみる医学部のジェンダー問題 -UNESCO,OECD,及び政府統計のデータを中⼼に-

    丸山和昭、岡⽥亜弥、郷通⼦、⼭本英⼦、浦⽥真由、古藪真紀⼦

    ⼤学教育改⾰フォーラムin東海2021  2021年3月6日 

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    開催年月日: 2021年3月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

  23. 実務家教員の教育と研究はなにか 招待有り

    丸山和昭

    日本実務教育学会設立記念研究会  2021年1月13日 

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    開催年月日: 2021年1月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  24. 対面授業と遠隔授業による望ましい組合わせの姿を目ざしてー授業アンケート結果による考察ー 招待有り

    丸山和昭、小松雅宏、栗本英和

    NIIサイバーシンポジウム  2020年12月11日  NII

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    開催年月日: 2020年12月

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

  25. 「研究する実践家」の研究―医学、心理学、教育学の学会誌の分析から

    丸山和昭

    日本教育社会学会第72回大会  2020年9月5日  日本教育社会学会

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    開催年月日: 2020年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  26. 大学教授職における役割の多様化と細分化―大学教員イメージ調査にみる大卒者の認識から

    丸山和昭、佐藤万知、杉原真晃、立石慎治

    大学教育学会第42回大会  2020年6月6日  大学教育学会

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    開催年月日: 2020年6月

    記述言語:日本語  

  27. 高等教育政策の研究-2010年代における高等教育政策決定過程の変容-

    羽田貴史、丸山和昭、白川優治、田中正弘、塙武郎、大場淳、荒井克弘、小林雅之

    日本高等教育学会第23回大会  2020年5月30日  日本高等教育学会

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    開催年月日: 2020年5月

    記述言語:日本語  

  28. リサーチ・アドミニストレーターの 仕事とキャリア

    齋藤芳子, 丸山和昭, 夏目達也

    研究・イノベーション学会第34回年次学術⼤会  2019年10月27日  研究・イノベーション学会

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    開催年月日: 2019年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  29. 米国の専門職養成におけるアクレディテーションの多元性-心理職養成を事例として-

    丸山和昭

    日本教育社会学会第71回大会  2019年9月12日  日本教育社会学会

     詳細を見る

    開催年月日: 2019年9月

    記述言語:日本語  

  30. 国⽴⼤学のアドミッション担当教員の仕事とキャリア

    丸山和昭, 齋藤芳子, 夏目達也

    ⽇本⾼等教育学会第22回⼤会  2019年6月9日  日本高等教育学会

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    開催年月日: 2019年6月

    記述言語:日本語  

  31. 大学における情報公表と入試広報の 在り方について

    武藤英幸, 丸山和昭

    大学教育改革フォーラムin東海2019  2019年3月9日 

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    開催年月日: 2019年3月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

  32. What do we share as academics? Constructing ‘academicness’ as a new concept to capture shared values, identity and culture among diverse academic professions 国際会議

    The 6th, International Academic Identities Conference  2018年9月20日 

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    開催年月日: 2018年9月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

  33. 給特法の成立過程と日教組

    丸山和昭, 荒井英治郎, 眞弓真秀

    日本教育学会第77回大会  2018年9月1日  日本教育学会

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    開催年月日: 2018年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  34. 大学教員のアイデンティティに関する探究:写真投影法を用いた探索的検討

    佐藤万知, 杉原真晃, 立石慎治, 丸山和昭

    大学教育学会第40回大会  2018年6月10日  大学教育学会

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    開催年月日: 2018年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  35. 名古屋大学における教学IR事業と今後の課題 招待有り

    丸山和昭

    大学教育改革フォーラムin東海2018  2018年2月5日 

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    開催年月日: 2018年2月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  36. 高等教育における社会人学び直し政策について 招待有り

    丸山和昭

    岩手大学 三陸復興・地域創生推進機構 社会人学び直しシンポジウム   2018年2月5日  岩手大学 三陸復興・地域創生推進機構

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    開催年月日: 2018年2月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(基調)  

  37. 再専門職化の時代における教員養成の方向性 招待有り

    丸山和昭

    日本教育学会大76回大会  2017年8月27日  日本教育社会学会

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    開催年月日: 2017年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  38. 「チームとしての学校」の両義性-多職種協働の社会学の知見から-

    丸山和昭

    日本教育社会学会第68回大会 

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    開催年月日: 2016年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  39. 国家資格ができるまで-公認心理師法の形成・決定過程を事例として-

    丸山和昭

    東海教育社会学研究会 

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    開催年月日: 2016年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  40. 日教組と教師=専門職待遇の制度化過程―1974年の「人材確保法」成立を中心に―

    丸山和昭、荒井英治郎、田中真秀

    日本教育学会第74回大会 

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    開催年月日: 2015年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  41. 「公認心理師」の政策過程に向けて

    丸山和昭

    日本高等教育学会・2014年度研究交流集会 

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    開催年月日: 2014年12月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  42. 大学教員のキャリアと能力形成 招待有り

    丸山和昭

    名古屋大学高等教育研究センター第131回招聘セミナー  2014年11月14日 

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    開催年月日: 2014年11月

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

  43. 米国における職域横断型アクレディテーションの研究-Psychologist, Counselor, Social workerを事例として-

    丸山和昭、白旗希実子、橋本鉱市

    東北教育学会第71回大会 

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    開催年月日: 2014年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  44. 公開 大学で学びたいこと、学ばせたいこと―FD合宿を通じた「調査」と「改善」の連動の試み―

    丸山和昭

    Q-Links(九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク)「Q-conference 2013」ポスターセッション  2013年11月2日 

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    開催年月日: 2013年11月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

  45. 臨床心理士の成立過程・現状

    丸山和昭

    図書館情報学会シンポジウム「日本の専門職養成の構造からみた図書館専門職養成の検討」 

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    開催年月日: 2013年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  46. 「次世代専門職」のアクレディテーションと能力基準-米国のカイロプラクティック、家族療法、葬儀サービスを事例として-

    丸山和昭、白旗希実子、橋本鉱市

    東北教育学会第70回大会 

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    開催年月日: 2013年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  47. 学会資格と国家資格―「心理師」構想を巡る心理諸学会の対応を中心に―

    丸山和昭

    日本教育社会学会第64回大会 

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    開催年月日: 2012年10月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  48. 全学的な「学生が修得すべき知識及び能力」の策定プロセス―福島大学における教育達成目標制定の政策形成過程

    丸山和昭

    Q-Links(九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク)「Q-conference 2011」ポスターセッション  2012年2月18日 

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    開催年月日: 2012年2月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

  49. 大学教員の能力像と獲得要因

    羽田貴史、猪股歳之、立石慎治、丸山和昭、藤村正司

    日本教育社会学会第63回大会 

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    開催年月日: 2011年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  50. 専門を越えた教育達成目標の策定プロセス―福島大学における共通教育改革とスタンダード構築の事例から―

    丸山和昭

    大学教育学会第33回大会 

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    開催年月日: 2011年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  51. 臨床心理士の学校教育参入過程-専門職論の視点から-

    丸山和昭

    東北社会学会研究例会 

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    開催年月日: 2010年2月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  52. 近代日本における「教育界」

    橋本鉱市、丸山和昭

    日本教育社会学会第61回大会 

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    開催年月日: 2009年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  53. 高校教員の研修意識に関する実証的研究

    清水禎文、丸山和昭、柴山直、足立佳奈、鈴木学

    日本教育学会第68回大会 

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    開催年月日: 2009年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  54. 「カウンセリング」のポリティクス-国会議事録の計量テキスト分析を中心に-

    丸山和昭

    日本教育社会学会第59回大会 

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    開催年月日: 2007年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  55. 専門職としてのカウンセリング-Andrew Abbottの議論を中心に-

    丸山和昭

    東北社会学会第54回大会 

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    開催年月日: 2007年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  56. 「個人的問題」の職域発達過程-戦後日本における生徒指導業務の拡大メカニズム-

    丸山和昭

    東北教育学会第64回大会 

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    開催年月日: 2007年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  57. ”日本型専門職化モデル”としての戦後教員集団の地位向上戦略とその限界

    丸山和昭

    日本教育制度学会第14回大会 

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    開催年月日: 2006年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  58. 教師の専門職化と「人確法-成立過程にみる “箱モノ専門職の政治主導戦略”-

    丸山和昭

    日本教育社会学会第58回大会 

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    開催年月日: 2006年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

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科研費 24

  1. 専門的職業の継続的職能開発(CPD)に関する国際的・職種横断的研究

    研究課題/研究課題番号:25K00758  2025年4月 - 2029年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    橋本 鉱市, 勝野 正章, 猪股 歳之, 高橋 哲, 小島 佐恵子, 白旗 希実子, 谷村 英洋, 丸山 和昭, 石井 美和, 小原 明恵, 菊地原 守, 寺田 悠希

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    担当区分:研究分担者 

    近年、高度情報社会における急激な知識・技術革新、生涯にわたる学習への要求拡大などを背景に、教職をはじめとする各専門職では「継続的な専門的職能開発(CPD :continuing professional development)」の導入・実施が進められている。本研究は、これまで国ごとあるいは職種ごとに散在的に展開されてきたCPDについて、職種横断的かつ国際的な共通枠組みを実証的に分析し、その制度的・組織的な課題を摘出するとともに、個人・社会両面からの効果検証について考察する。

  2. 「研究するNon-Academics」のライフキャリアと学術団体による支援に関する研究

    研究課題/研究課題番号:25K06320  2025年4月 - 2028年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    丸山 和昭, 齋藤 芳子, 東岡 達也

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    本研究は、高等教育研究において十分な検討の対象とされてこなかった「研究するNon-Academics」のライフキャリアと、その支援のための学術団体による取組と課題について明らかにすることを目的とする。「研究するNon-Academics」は、大学内外における人の循環、知識の循環の過程において、蝶番としての役割をもつ。特に本研究では、臨床科学(医学)、人文科学(歴史学)、自然科学(昆虫学)の比較から、各分野の特徴と共通課題の抽出を目指す。最終的には、公開研究会等の企画を通じ、より広範な専門職種も含めた「研究するNon-Academics」についての、新たな研究領域の開拓を志すものである。

  3. 教員の「職務の特殊性」を反映した勤務時間管理の制度モデルに関する国際比較研究

    研究課題/研究課題番号:23K25620  2023年4月 - 2026年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    高橋 哲, 井本 佳宏, 高橋 望, 宮澤 孝子, 鄭 修娟, 丸山 和昭, 北田 佳子

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    担当区分:研究分担者 

    教員の多忙化をめぐる問題は、教員個々人の労働条件悪化の問題にとどまらず、教員採用試験倍率の低下や教員不足という「公教育の危機」と もいえる状況を生み出している。本研究は、日本とは異なる勤務時間管理方式をとる米国、英国、韓国、独国と日本の法制度との比較研究により、教員の「職務の特殊性」に応じた制度モデルを開拓し、教員が自らの専門性を発揮して質の高い教育実践を行うための制度的条件を探究することを目指している。

  4. 教員の「職務の特殊性」を反映した勤務時間管理の制度モデルに関する国際比較研究

    研究課題/研究課題番号:23H00923  2023年4月 - 2026年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    高橋 哲, 井本 佳宏, 高橋 望, 宮澤 孝子, 鄭 修娟, 丸山 和昭, 北田 佳子

  5. 冷戦体制下の日本における教育労働運動の構造と機能に関する研究

    研究課題/研究課題番号:22H00082  2022年4月 - 2027年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    広田照幸, 布村 育子, 田中 真秀, 高木 加奈絵, 神代 健彦, 長嶺 宏作, 冨士原 雅弘, 荒井 英治郎, 岩田 考, 太田 拓紀, 香川 七海, 桑嶋 晋平, 冨永 望, 富山 仁貴, 濱沖 敢太郎, 兵頭 淳史, 平塚 力, 二見 妙子, 丸山 和昭, 渡邊 真之, 久島 裕介, 跡部 千慧

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    担当区分:研究分担者 

    本研究は、総評が結成された1950年代から日教組が文部省と和解する1995年までの期間を研究対象に据え、この時期の日教組の教育労働運動の構造と機能を明らかにする。日教組運動史の従来の単純化された記述とは異なり、実際の日教組は、多様なイデオロギーのグループ間の対立や協力から成り立っており、日教組関係の研究所や弁護団、共闘組織などとの関係も流動的で、そこには複雑な構造と過程が存在した。そうした組織内部の多元性を、内部資料と私文書、インタビュー調査を使って整理することで、日教組運動に含まれた多面的な思想史的文脈を整理するとともに、ポスト冷戦期の視点から教育労働運動史の描き直しを行う。
    本研究は、総評が結成された1950年代から日教組が文部省と和解する1995年までの期間を研究対象に据え、この時期の日教組の教育労働運動の構造と機能を明らかにするため、内部資料と私文書、インタビュー調査を使って、日教組運動に含まれた多面的な思想史的文脈を整理するとともに、ポスト冷戦期の視点から教育労働運動史の描き直しを行うことをめざしている。
    本研究は、未整理の団体所蔵史料、個人所蔵史料を整理する必要があると同時に、文字史料として書き残されなかった運動や交渉の裏の事情を当時の関係者から聞き取りを行って記録化していく作業を研究推進のための前提になる基礎作業とし、それをふまえて分析や考察を進めることになる。それゆえ、研究では主に二つの取り組みを進めている。(1)研究に利用するための資料の発掘や整理、ヒアリング調査や私文書の整理など、研究に利用するデータを準備する作業を進める。日教組・日教組加盟単組、日教組OBの私文書などの収集と整理を進めつつ、関係OBからの聞き取りをして聞き取り記録を資料化していく。(2)全体会合、グループ会合、チーム会合、PT会合などを重層的に組み合わせて定期的に開催し、新しい史実の発見や新しい歴史把握のアイデアなどを吟味しつつ、史料の整理や研究成果のとりまとめなどに向けた報告を行うとともに、担当部分を超えた時代認識や組織の性格についての理解を深める。
    これら二つの作業を進める中で、学会発表や論文投稿の段階に達した研究成果は、順次、個人または共同研究の形で、成果発表を進めてきている。
    (1)研究に利用するための資料の発掘や整理、ヒアリング調査や私文書の整理など、研究に利用するデータを準備する作業については、着実に前進している。日教組が所蔵する膨大な未整理史料のうち、2023年度は、60年代~80年代の日教組所蔵史料の一部を整理し、3種類の寄託・借用した私文書史料の整理を進め、重要なもの・劣化の進んだものを中心にデジタル化を行い、研究に利用可能なようにした。また、1箇所の単組史料の主要史料のリスト化を行い、一部の重要史料のデジタル化を行った。ヒアリング調査はすでに十数人に実施しているが、2023年度は、日教組給与担当、国労横浜、国民文化会議事務局長(いずれも元)などからのヒアリングを進めた。
    (2)全体会合、グループ会合、チーム会合、PT会合などについては、年度内5回の全体会をはじめ、グループ会合、チーム会合、PT会合を活発に開催して、個別テーマの考察を深めた。特に、1950年代の教育と政治との関係を中心とした主題、国民教育研究所の設置・運営と研究活動に関する主題、中央での交渉権の正当性をめぐる日教組と文部省の関係についての考察が進んだ。また、単組所蔵史料の調査では、鹿児島県教組・山形県教組の所蔵史料の調査を実施し、重要な史料の存在を確認することができた。
    これら二つの作業を進める中で、学会発表や論文投稿の段階に達した研究成果は、順次、個人または共同研究の形で成果発表を進めている。
    2024年度は、主に二つの取り組みを進める。
    (1)研究に利用するための資料の発掘や整理、ヒアリング調査や私文書の整理など、研究に利用するデータを準備する作業を進める。日教組が所蔵する膨大な未整理史料のうち、引き続き60年代~80年代の史料を中心とした史料の整理と、寄託・借用した私文書史料の整理を進め、重要なもの・劣化の進んだものを中心にデジタル化を行い、研究への利用が可能なようにしていく。国民教育研究所の元所員から寄贈された資料の整理と地方の資料館などに所蔵されている同研究所関連の資料を体系的に収集・吟味していき、これも優先順位を付けてデジタル化を進めていく。また、ヒアリング調査は、本年度は主要な単組の元・委員長クラスを中心としたOBを中心に、対象者との連絡をとって進めて行く。
    (2)全体会合、グループ会合、チーム会合、PT会合などは、オンラインと対面との併用で、引き続き定期的に開催し、研究とりまとめに向けた作業成果を進める。2024年度は特に、1950~70年代の日教組の運動を、①教育運動の側面を運動に内在した論理の抽出を中心に、②労働運動の側面を争議戦術や裁判の論理の抽出を中心に、それぞれ検討していく点に重点をおいて考察を進める。その他、大きな時代的流れを俯瞰した日教組の運動のとらえ直しなど、各メンバーの個別課題による史料の分析を進める。メンバーによる研究成果の発表は、研究期間内に2冊以上の編著を刊行することを目標に、大まかな構成案を決めて、作業を進めており、順次研究会での発表と検討を進める。

  6. グローバル化における教育機関の展開過程と地域変容に関する比較制度分析

    研究課題/研究課題番号:22K02310  2022年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    村山 詩帆, 伊井 義人, 植田 みどり, 小島 佐恵子, 丸山 和昭

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    担当区分:研究分担者 

    国家や地域の間に複雑な差異があれば、分析対象が何を代表しているのか、サンプリング・セオリーが曖昧になるため、グローバル化による地域間の諸関係の変化をより注意深く観察する必要が生じる。グローバル化には、制度の新設が優先される国家による政治的なトップダウン型の「地域主義」と、民間セクターが主導するボトムアップから発展する「地域化」という、関連しながらも別個のプロセスが作用する(Pempel 2005)。グローバル化する国家間の諸関係において、教育システムを構成する個々の事例がいかなる地域変容の過程に位置づけられるのかが、本研究課題にとって主たる学術的な「問い」となる。
    経済活動のグローバル化は、(1)為替レートの安定、(2)国内目標志向の政策、(3)資本移動の自由を要請するが、経済政策と同様、教育政策においても3項目すべてを同時に満たすことは困難であると考えられる。教育政策の国内目標志向の優先順位が低くなれば積極的には評価し難い地域変容がもたらされる可能性があるものの、地域変容がグローバル化に由来するものであるかどうかを判別するのは容易ではない。こうしたことから、日本人学校や補習授業校に代表される在学教育施設、インターナショナルスクールなどを、地域変容をもたらす諸施策の影響下にあるものとみなし、地域変容に方向性を与える指針になりうるグローバルな行動計画として国連2030アジェンダに焦点を当てた。
    国連2030アジェンダにおける持続可能な開発目標(SDGs)は、先進国、開発途上国、所得水準を問わず、2030年までに男女の区別のない無償かつ公正で質の高い初等教育と前期中等教育を達成目標としているが、教育のモビリティにはジェンダー格差が観察される。このジェンダー格差には、親子関係を主なダイアッドとして構成される家族ないし親族ネットワークを維持する戦略的な行動選択の結果である可能性が考えられる。モビリティのジェンダー格差を解消するには、子供や親族に対するケアの代理執行を可能にする機制が要請され、それ故グローバルな労働力移動による子供の教育のエージェントとしては日本人学校のような在学教育施設が存在する。早稲田大学や慶應義塾大学を擁する学校法人の傘下校には海外展開するケースが存在していたが、親子の同居を前提としない国内展開するケースが現れている。日本への新規参入を試みるイギリスの寮制パブリックスクールのような伝統的な学校教育機関のなども、親子の同居を前提としたものではなく、グローバル化する社会の流動性に対する教育戦略として利用可能となっている。
    日本の場合、初等教育と前期中等教育は義務化され、日本国憲法第26条第2項は反対給付の原理により義務教育を無償としている。義務教育機会に関してはジェンダー平等を達成しているが、国立大学の附属学校や私立学校といった選択的な就学機会を併存させている。これらの学校群はあくまで選択的な利用を可能にするものではあるが、多くは無償で供給される就学機会ではなく、伝統的な女子校が含まれることから、男女の区別や男女間の差異を積極的に排除しているわけではない。
    実証的な検討の結果、(1)女子は戦後初期から選択的な就学機会を利用しがちであり、近年は国立に見られた格差もほぼ消滅している。(2)国立の選択的な就学機会のジェンダー平等化には少子化の影響があり、後期中等教育卒業後の進学率は女子による国立の選択的な就学機会の利用を促進する。(3)短期大学の就職状況が女子による国立の選択的就学機会の利用に対し強い影響を与える。(4)少子化が顕著となる1990年代半ばまでに人口変動や進学率、就職状況による構造変化はピークに達し、近年は選択的な就学機会のジェンダー格差に変化がない、などの知見が得られた。
    また、前年度に開始した北海道のニセコ町に設置されたインターナショナルスクールに続き、イギリスの寮制パブリックスクールを代表するハロウ校が岩手県に設置したハロウインターナショナルスクール安比、熊本県に進出したTSMC(台湾積体電路製造)に駐在する職員の家族に供給される教育サービスについて調査を開始した。熊本県の熊本インターナショナルスクール、九州ルーテル学院インターナショナルスクール小学部と菊陽町、大津町、熊本市間の移動手段(スクールバスの有無を含む)といった周辺状況の把握に努めている。
    収集したインターナショナルスクール、在外教育施設、公設民営学校等の個別事例については、公共セクター主導型のトップダウンと民間セクター主導型のボトムアップからなる2軸上にマッピングし、「官民連携」、「地域主義」、「脱ローカル/非計画」、「地域化」いずれの地域変容パターンへ分類する手続きを経て、4類型それぞれの特徴的な傾向を、統計データを駆使して詳細に分析する。
    本研究課題に着手した当初、オーストラリアの市販オンデマンド集計システムであるTable Builder、アメリカ合衆国のPublic-use Sample等の購入を検討していたが、為替変動を含めた国際社会の情勢変化から渡航時期や調査対象となる個別事例の変更を余儀なくされ、購入を見合わせることとなった。しかしながら、台湾政府統計資料に関しては、市別集計が掲載されている年次報告書の統計表を20年分ほど収集することができ、未調査である新北市の国立台湾図書館で(台北市立図書館では不完全にしか揃っていなかった)台中市や台南市を含む時系列的な地区別集計を入手できる可能性が出てきた。また、令和4年の第 208 回通常国会において、「在外教育施設における教育の振興に関する法律」が可決され、同年6月に公布・施行された。在留邦人の教育を受ける機会、国内学校と同等の水準を確保することを明文化した同法を、国連2030アジェンダとは異なる地域変容に方向性を与える指針になりうるグローバルな行動計画とみなし、熊本大学教育学部附属小・中学校の英語授業クラス、一般財団法人「熊本市国際交流振興事業団」主催の日本語会話教室といった社会教育サービスと、台湾日本人学校など在外教育施設を新たにサンプリングし、それらの間の異同について、インテンシブな比較調査研究を実施し、報告書にまとめ刊行する。

  7. 地方議会における教員政策の民主統制と専門職的自律の相克に関する研究

    研究課題/研究課題番号:22K02344  2022年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    阿内 春生, 丸山 和昭, 長野 基, 櫻井 直輝

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    担当区分:研究分担者 

    本研究は議会議員の教員政策の選好について、二つの観点から分析を進める。一つは会議
    録の計量テキスト分析、選挙公報分析、議員へのインタビュー調査を通じて、議会の教員政策への選好を実証的に分析する議会分析(課題A)である。もう一つは、専門職性論のもと議会の教員政策への選好を理論的に検討する教員の専門職性分析(課題B)である。
    A.会議録の計量テキスト分析、選挙公報、議員へのインタビュー調査→議会分析(議会分析G)
    B.理論研究と議会分析研究との協働→教員の専門職性分析(専門職性分析G)
    本研究は政令指定都市の市議会議員の政策に関する関心について検討し、特に教育政策への対応を明らかにするものである。政令指定都市は教職員の人事権・給与負担の権限を持ち、学校設置の義務も負う日本国内唯一の自治体累計であり、教員政策をはじめ、教育に関する権限と責任を負っている自治体に注目する研究設計にとって重要な対象である。
    2023年度は政令指定都市議員の調査研究を進め、日本共産党所属の元政令市会議員に対するインタビュー、資料収集を行った。日本共産党は各政令指定都市議会に議席を有するものの、議会内に多数派を形成している自治体はない。一方で、日本共産党は一部の教職員組合とのかかわりがあり、教職員出身議員の活動を検討する一環として事例研究に取り組んだ。
    その結果、日本共産党出身の地方議員について、組織内議員としての性格を持たないことや、支持団体としての教職員組合とのかかわりも他の教職員組合とは異なることが示唆された。このことについては、日本教育行政学会の2023年度大会において既に報告しているが、論文の公刊に至っていないため、今後論文の修正等を進め、論文交換に向けた質の向上を図っていく。
    また、大都市制度との関係で、政令指定都市議会が教育政策にかかわるうえでの、制度的、理論的な論点を整理し、今後の研究課題について検討を行った。その結果、政令指定都市議会の選挙制度であるSNTVを前提とした選挙制度との関係や所属会派に注目した検討が必要であることが示唆された。
    2023年度は共産党所属の元市会議員の調査を中心として概ね、予定通りに進捗している。成果の論文についても今後公刊できるよう、投稿準備を進めている。
    これまでの研究成果から、各会派所属の市会議員の活動が一定程度明らかになる一方で、特定の市議会に注目した集中的な調査研究が必要であることが示唆された。そこで計画の最終年度となる2024年度は、特定の市議会(現在調査を進めている)に焦点化して、会派縦断的な調査を進める予定である。5月時点ですでに一部の会派のインタビューを得ており、今後他会派のインタビューや資料収集などを進める。

  8. 大学教授職の役割分化の実態と論点の整理:日豪の教育担当教員を事例に

    研究課題/研究課題番号:21H00877  2021年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    佐藤 万知, 立石 慎治, 金 良善, 丸山 和昭, 杉原 真晃, 蝶 慎一

  9. 大学教授職の役割分化の実態と論点の整理:日豪の教育担当教員を事例に

    研究課題/研究課題番号:23K20714  2021年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    佐藤 万知, 立石 慎治, 金 良善, 樊 怡舟, 丸山 和昭, 杉原 真晃, 蝶 慎一, 中尾 走

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    担当区分:研究分担者 

    日豪での事例調査、既存データ分析、資料分析等を通じて(1)大学教授職の位置付けや分化について何がどのように議論されており、日豪を比較することでどのような社会文化的文脈の違いが見られるのか、(2)豪における仕組みはどのように成立しているのか、(3)日豪における教育担当教員は、分化された大学教授職をどう経験し、どう位置付けているのか、(4)大学教授職の役割分化について日本の大学教員はどのように反応するのか、を明らかにする。
    今年度はオーストラリア現地調査を2回、国内研究会を3回実施した。オーストラリア現地調査では,昨年度までのプレ調査の結果を踏まえ,事例の決定およびライフストーリーインタビュー対象者を決定し,調査をおこなった。その結果は,24年度にCiritical University Studies Conference(香港),日本高等教育学会,大学教育学会で報告することが決定している。オーストラリアの教育専任教員制度の導入経緯とNTEU(高等教職員組合)の関連について京都大学教職員組合支部会で話題提供をした。量的データを用いたものとしては,広島大学が中心となって実施しているChanging Academic Professionサーベイのデータと科研データを組み合わせて,質問紙調査に含まれる自己申告を要する質問に対する回答の正確性を検証した内容の報告をChanges in the Academic Profession in the Knowledge-Based Society and International Comparison(国際会議)において報告した。
    これらの活動より,オーストラリアの教育専任教員が成立する背景には特に2000年代に入って盛んに取り組まれるようになった組織的教育に向けての教育改革と大学教員の教育に関する専門性開発(Educational Development)の活動が,教育に関する共通理解や共通言語を形成し,その文脈に絡めながら教育専任教員の役割が語られることで,教育の専門性を持つ教員という位置付けが可能となっているのではないか,という仮説が浮上してきた。
    日本では,医学教育や工学教育などコアカリキュラム等が広く共有され組織的教育活動という理解が定着している領域においては,主に教育に従事する教員の存在が専門性を持つものとして受け入れられやすい可能性がある一方で,その他の領域では,教育専任教員をイメージしにくい文脈が存在しているようである。
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    本研究プロジェクト開始当初はコロナ禍の真っ只中であったため,国内研究会や渡航調査などを実施することができず,予定通りに進めて行くことができなかった。その影響は現在でもあるが,研究計画を見直し,現地調査だけではなくオンラインでの聞き取り調査にも取り組むなどの対応をした。その結果,23年度は概ね計画していた通りに研究を遂行することができた。ただし,今年度中に学会発表や論文発表にまで至らなかったため,「おおむね順調に進展している」という結果とした。
    2024年度は,前半に学会発表(国際学会含む)をし,後半は学会発表を踏まえた論文執筆を行う。より具体的には,Critical Uuniversity Studies Conference(香港,6月),日本高等教育学会(5月),大学教育学会(6月)での発表はすでに決まっているので,これらに向けての準備を進めている。
    科研のメンバーを「理論構築班」「調査班(日豪)」「資料班」「計量データ班」に分けており,それぞれで,発表や投稿先学術誌を決め,発信に向けての準備を進めている。
    日本とオーストラリアの対話という目標については,今年度中にオンラインおよび対面でオーストラリアから当事者を招いたセミナーや会議を開催する。

  10. 教育機関と産業界・地域・市民社会を架橋する境界領域(EBF)に関する実証的研究

    研究課題/研究課題番号:21H00815  2021年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    橋本 鉱市, 勝野 正章, 高橋 哲, 高橋 望, 丸山 和昭, 日下田 岳史, 谷村 英洋, 石井 美和, 立石 慎治, 白旗 希実子

  11. 教育機関と産業界・地域・市民社会を架橋する境界領域(EBF)に関する実証的研究

    研究課題/研究課題番号:23K20672  2021年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    橋本 鉱市, 勝野 正章, 高橋 哲, 高橋 望, 松村 智史, 丸山 和昭, 日下田 岳史, 小島 佐恵子, 谷村 英洋, 石井 美和, 立石 慎治, 白旗 希実子

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    担当区分:研究分担者 

    近年、全ての段階の教育機関で外部の営利・非営利組織との連携が進展し、限られた予算で複雑な課題の増大に応える方策として、教育活動の一部を外部委託する道が模索されている。本研究は、この外部委託の拡大によって出現しつつある、教育機関と外部の産業界・地域・市民社会の境界に立つ領域(EBF:educational boundary field)の実態について、教育段階を貫く縦断的な視点から国際的かつ実証的に分析し、EBFが孕むリスクの検証と共に、EBFが教育機関と外部社会とを適切に架橋する仕組みとなるための方策を提示する。
    近年、全ての段階の教育機関で外部の営利・非営利組織との連携が進展し、限られた予算で複雑な課題の増大に応える方策として、教育活動の一部を外部委託する道が模索されている。本研究は、この外部委託の拡大によって出現しつつある、教育機関と外部の産業界・地域・市民社会の境界に立つ領域(EBF:educational boundary field)の実態について、①組織・人材、②内容・方法、③価値観・倫理、の3点を分析課題として設定し、国際比較調査、量的調査、質的調査から実証的にアプローチしようとするものである。研究期間の第3年目に当たる令和5年度は、以下のような作業を具体的に進めた。
    まず国際比較調査は、コロナ禍の影響で全体計画の工程としては多少遅れていたものの、新たにイギリスの現地調査を行うことができた。
    量的調査としては、すでに実施した実務家教員養成課程修了生に対するアンケート調査の分析を進め、査読誌への投稿ならびに全国学会で報告を行った。また今日の教育産業をリードする上場25社の有価証券報告書の内容分析を行い、紀要論文としてまとめた。
    質的調査としては、高等教育レベルでは、これまでに民間企業等外部から大学への転職経験者(職員)11名に実施したインタビューの文字起こしと校正を進め、あらたに大学教育・大学経営等に関わる事業を展開している企業を対象にインタビューを実施した。また初中等レベルでは、行政関係者及びNPO関係者へのインタビュー調査を実施し、前年度までに行ったインタビューデータを用いて、紀要論文として発表した。
    本研究では前述した研究課題の解明を達成するために、上記の3つのアプローチから調査・分析を進めてきた。それぞれの進捗状況は以下の通りである。
    (1)国際比較調査:一昨年度に実施したオセアニア調査の知見の整理を進めつつ、イギリス調査については、大学教員から転職した学習ソフトウエアの研究開発リーダーにインタビューを行い、研究開発の実際のほか転職理由や教育と企業の橋渡し役としての役割意識などについて調査を行った。(2)量的調査:すでに実施した実務家教員養成課程(「社会構想大学院大学実務家教員養成課程」)の修了生に対するアンケート調査の分析結果の一部を、査読誌(「大学改革・学位研究」大学改革支援・学位授与機構)に投稿した。また教育産業25社の有価証券報告書の内容分析を行い、経営方針とリスク認識について、その中心的テーマや恒常的な課題を抽出し、紀要論文として発表した。(3)質的調査:高等教育レベルでは、転職経験者(職員)11名に対するインタビューデータから、大学への転職の契機から現在の働き方、今後の展望などを中心に、転職前後の経験をどのように捉えているかについて知見を整理し、次年度にむけた報告書作成を進めた。また大学教育・大学経営関連の企業4社対象のインタビューでは、高等教育におけるEBFにおける実際の活動実態に関する情報を幅広く収集した。初中等レベルでは、前年度までに行った学習支援関係者へのインタビューデータを用いて、紀要論文として発表した。また行政関係者及びNPO関係者の計6名(行政関係者5名、NPO関係者1名)に、子育て支援分野における行政とNPOのパートナーシップを主要質問項目とするインタビュー調査を実施した。
    以上に鑑み、これまでの進捗状況としては概ね順調な進捗状況といえる。
    最終年度に当たる令和6年度は、これまでに収集したデータ・資料や国内外における調査の成果・知見などを整理・発表を行い、追加的な調査・検討を行うとともに、最終報告書の作成を目指すこととする。3つの研究課題については、それぞれ以下のような作業を具体的に進める予定である。
    (1)国際比較調査:これまでのオセアニア、英国に関する調査・分析とあわせて、米国での現地調査と資料収集を試みる。また、いずれの国・機関において、これまでに培った人脈を活かし、スノーボール方式でインタビュイーを増やして調査を継続する。その上で、それぞれの知見を整理・考察して査読誌投稿・学会発表などを行うとともに、英米圏内での比較分析とタイポロジーの抽出を試みる。
    (2)量的調査:すでに実施した実務家教員養成課程の修了生に対するアンケート調査の分析を進め、査読誌投稿と学会発表を行う。またこれと平行して、これまでに行った教育産業関係者へのインタビュー調査から明らかとなった課題に関連して、EBF内における転職情報・広告記事などについて、量的アプローチによる内容分析などを試み、これらについても論文としてまとめる。
    (3)質的調査:高等教育レベルについては、あらたに大学の人事部長を対象とする職員の中途採用に関するインタビューを行いつつ、これまでのインタビュー調査を事例研究として査読投稿論文にまとめる。また大学経営関連企業へのインタビューについてはデータの確認・整理を行い、沿革や事業展開、人材育成、大学教育観などを中心に分析を進め、論文としてまとめる。加えて、フリーランス講師、専門職大学の実務家教員、第三者団体などへのインタビューも試み、学会発表を行う。初中等教育レベルでは、昨年度に行った行政・NPO関係者に関する知見を学会や論文に発表する。また学校におけるSSWのキーパーソンへのインタビューを進め、論文や学会報告を行う。

  12. 「研究する実践家」のライフキャリアと質の保証-医師・教師・心理職の職種間比較研究

    研究課題/研究課題番号:20K02938  2020年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    丸山 和昭

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )

    本研究の核心をなす「問い」は、以下の3つである。
    問A:「研究する実践家」は、なぜ、どういった経緯で、実践の場において研究に取り組んでいるのか(ライフキャリアの問題)
    問B:国内外の関係機関は、実践家の研究能力の質保証に、どのように取り組んでいるのか(質保証制度の問題)
    問C:医師、教師、心理職において、「研究する実践家」が共通に抱える課題は何か(職種間比較の問題)
    以上の問いに対し、本研究では、A.「研究する実践家」のライフキャリアの実態調査、B.「研究する実践家」の質保証制度の日米比較、C.職種間比較による共通課題の抽出と議論の場の設定、の3つのアプローチから取組んでいく。
    本研究は、従来、高等教育研究の対象とされてこなかった「研究する実践家」のライフキャリアと、その実践・研究能力を保証するための制度上の課題について明らかにすることを目的とする。「研究する実践家」は、実践界と学術界の間における人の循環、知識の循環の過程において、蝶番としての役割をもつ。特に本研究では、医師、教師、心理職の比較から、職種をこえた共通課題の抽出を目指す。最終的には、公開研究会等の企画を通じ、より広範な専門職種も含めた「研究する実践家」についての、新たな研究領域の開拓を志すものである。本研究の核心をなす「問い」は、「問A:「研究する実践家」は、なぜ、どういった経緯で、実践の場において研究に取り組んでいるのか(ライフキャリアの問題)」、「問B:国内外の関係機関は、実践家の研究能力の質保証に、どのように取り組んでいるのか(質保証制度の問題)」、「問C:医師、教師、心理職において、「研究する実践家」が共通に抱える課題は何か(職種間比較の問題)」の3つである。以上の問いに対し、本研究では、A.「研究する実践家」のライフキャリアの実態調査、B.「研究する実践家」の質保証制度の日米比較、C.職種間比較による共通課題の抽出と議論の場の設定、の3つのアプローチから取組んでいく。
    令和5年度は、実践家としての医師が研究に取り組む制度的誘因としての専門医制度に着目し、その国際的な源流についての文献調査を行い、その成果を日本高等教育学会第26回大会にて報告した。同報告の内容は、論文にまとめ、名古屋大学大学院教育発達科学研究科の紀要にて発表した。また、大学に所属せずに研究活動を行う人々の社会運動として、米国のIndependent Scholar Movementに関する調査を行い、その成果を日本教育社会学会第75回大会にて報告した。
    令和5年度は、代表者の所属部署の異動に伴う新規教育活動、新規業務への対応のため、研究遂行に遅れが生じた。
    令和6年度は、「研究する実践家」を対象にした聞き取り調査と、専門職の研究活動に関する質問紙調査(もしくはWeb調査)を企画する。また、「研究する実践家」の質保証制度の歴史・現状・課題について国内外の文献資料の収集を進める他、職種間比較による共通課題の抽出と議論の場の設定に取り組む。

  13. 戦後日本の教育労働運動の構造とそれが教育政治に与えた影響に関する実証的研究

    研究課題/研究課題番号:19H00625  2019年4月 - 2022年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    広田照幸, 森 直人, 二宮 祐, 丸山 和昭, 香川 七海, 冨士原 雅弘, 長嶺 宏作, 太田 拓紀, 小野 方資, 末冨 芳, 神代 健彦, 田中 真秀, 高木 加奈絵, 徳久 恭子, 岩田 考, 宇内 一文, 荒井 英治郎, 金子 良事, 筒井 美紀, 布村 育子, 古賀 徹, 植上 一希, 佐藤 晋平

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    担当区分:研究分担者 

    本研究は、日本教職員組合(日教組)の1950年代から1980年代末までの期間を研究対象に据え、日教組が所蔵する非公開史料の特別な利用、日教組幹部OBのヒアリングや私文書の活用により、それぞれの時期に日教組内部でどのような論争や対立があり、それが結果的に日教組の運動にどういう方向性を与えたのかを、労働運動と教育運動の両面から分析する。保守対革新、文部省対日教組という単純な2項対立の図式で描かれることが多かった日教組運動史を、多様なイデオロギーのグループ間のダイナミックな相互作用過程としてとらえ直していく。
    戦後日本の教育政治の展開には、日本教職員組合(日教組)による教育労働運動が大きな影響を与えてきた。本研究は、日教組が結成された1947年から、文部省との間での関係改善がなされた1995年までの期間を主たる研究対象に据え、①日教組が所蔵する非公開史料の特別な許可の下での整理と活用、②日教組幹部OBのヒアリングや私文書の活用を主たる方法として、当面の諸問題をめぐり日教組内部でどのような論争や対立があり、それが結果的に日教組の運動にどういう方向性を与えたのかを、労働運動と教育運動の両面から分析した。戦後史のさまざまな歴史的文脈の中に日教組を位置づけ直す成果を挙げることができた。
    文部省対日教組、保守対革新という単純な軸で論じられることが多かった戦後日本の教育政治をめぐる対立の構造を、本研究の知見は大きく修正するものを含んでいる。また、戦後日本の教職員の教育労働運動に関する歪んだイメージの一部を修正し、また、戦後教育史の中のいくつかの重要な出来事についての通説の見直しを提示できた。本研究の成果は、戦後教育史像や戦後教育学のとらえ方に再考を迫るものであると同時に、政治史や労働運動史、思想史などの研究に対しても示唆を与える内容を含んでいる。社会的意義としても、戦後史の捉え方や評価をめぐる今後の議論に有益な知見を提供する点で大きな貢献をなすことになる。

  14. 高等教育におけるSTEM分野のジェンダー平等推進に関する国際比較研究

    研究課題/研究課題番号:18KK0063  2018年10月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

    岡田 亜弥, 郷 通子, 山本 英子, 丸山 和昭, 浦田 真由, 古藪 真紀子

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    担当区分:研究分担者 

    本研究の目的は、高等教育におけるジェンダー平等推進の阻害要因を明らかにし、有効な解決策を探るための国際比較研究を行うことにある。具体的には、STEM (Science, Technology, Engineering and Mathematics) 分野における女子学生の就学および女性教員の登用の阻害要因、ならびにSTEM 分野における女性参画推進のための方策について国レベル・大学レベルの2層にわたる複層的かつ体系的比較分析を連携大学とともに実施する。
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    本研究プロジェクトでは、新型コロナウィルス感染症パンデミックにより、2020年度より3年間、海外調査を実施することができず、進捗は著しく停滞したが、2023年度には、海外調査として英国での現地調査を実施した。具体的には、エジンバラ大学、ロンドン大学クイーンメアリー校、レスター大学の3大学を訪問し、特に医学分野における女子学生および女性研究者の置かれている状況に関して関係者へのインタビュー調査を実施するとともに、関連組織を訪問しインタビューを行い情報収集を行った。日本国内においては、さまざまな団体により公表されているデータのとりまとめや、文献レビューに加え、複数大学における女性医師・研究者に対するインタビュー調査を実施した。
    2020年度より3年間、新型コロナウィルス感染症パンデミックの影響により、海外調査を実施できなかったことに加え、研究代表者が2023年末まで部局長を務め、学内運営業務で多忙であったこともあり、研究プロジェクトの進捗は著しく遅滞した。特に、第1フェーズでは高等教育の中でも、医学分野に焦点を当てているが、対象国の医療従事者など関係者への協力依頼を行うことは困難であった。2023年度は、海外や国内での調査を再開し、ある程度の進展はあったが、成果のとりまとめは当初の予定より大幅に遅れている。
    2024年度には、最終年度として、未実施であった国の海外調査の実施を実現したいと考えている。また、研究成果を発信するため、書籍の出版を行うとともに、国内セミナーや、海外協力校からの参加者を得て、国際セミナーを開催する予定である。

  15. グローバリズムにおける教育のサービス分野への転換過程に関する比較ガバナンス分析

    研究課題/研究課題番号:18K02336  2018年4月 - 2023年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    村山 詩帆, 伊井 義人, 植田 みどり, 小島 佐恵子, 丸山 和昭

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    担当区分:研究分担者 

    教育をめぐるグローバル・ナショナル・ローカル間にある位相的関係を検討するため、地域間格差とモビリティの制約に注目した教育制度の実証分析、事例研究を行った結果、(1)日本の義務教育は、後期中等教育にくらべて選択的な就学機会が少ないが、人口減少期を迎えて以降もそのシェアは漸増する傾向にある。(2)収容力の地域間格差におよぼす学区制度の効果が明瞭ではなく、イギリスの事例成果と整合しない。
    産業立地政策を通した労働力移動による地域間の賦存に偏りを生む可能性には国家間で差異があり、教育分野のサービス化は内生的な制度変化のみならず、グローバル化をめぐる外生的な変化に依存する可能性が示唆される。
    第1に、細分化された特定分野のパラダイムに準拠するだけでは十分に理解できなかった教育のガバナンス改革をめぐるポリティカルな力学を、グローバル・ナショナル・ローカルからなる3位相の横断的・縦断的な比較検討を通して析出している。第2に、グローバル・ナショナル・ローカルの3位相間に備わる教育領域の自律性を比較分析する基準が得られ、グローバル・ナショナル・ローカルの3位相間のガバナンス改革におよぼす影響関係について、国家間の分類が可能となる。第3に、①選抜の基準となる能力、②国内目標志向の教育政策、③自由な労働力の移動を同時に扱い、実証的な比較分析に依拠しながら理論的に考察できる。

  16. 教育領域における専門業務のアウトソーシングと教育専門職の変容に関する実証的研究

    研究課題/研究課題番号:17H02661  2017年4月 - 2021年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    橋本 鉱市, 村澤 昌崇, 井本 佳宏, 高橋 哲, 高橋 望, 白旗 希実子, 丸山 和昭, 日下田 岳史, 小島 佐恵子, 谷村 英洋, 荒井 英治郎, 石井 美和, 保田 直美, 勝野 正章

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    担当区分:研究分担者 

    近年、教育課題の複雑化に対し、限られた予算と人員の下に効率的に対応する手法のひとつとして、教育専門業務のアウトソーシング(OS)が模索されている。本研究は、初等中等教育から高等教育の各段階で進むOSの実態と影響を総合的かつ実証的に分析し、これからの教育専門職のあり方、外部機関との連携における課題、方策を示すことを目的とした。①国際比較調査、②質的調査、③量的調査を実施して、国内外の現状の調査検討を行い、教育業務における各種OSの実態、課題などについて分析を行った。
    本研究は、初等、中等、高等教育の各教育段階を縦断的に扱うことで、教育分野全体で進む専門業務のアウトソーシングの実態と課題について、総合的かつ実証的な研究を行った点で、学術的な意義を持つものである。また教育業務におけるアウトソーシングの現状のみならず、潜在的な需要や将来的な政策課題を明らかにし、また多様な主体との協働によって教育専門職が成果を挙げていくための措置や方策についても考察した点で、社会的意義がある。

  17. 大学教授職の専門職らしさの探求-アカデミックネス概念の構築と検証

    研究課題/研究課題番号:17K04691  2017年4月 - 2021年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    佐藤 万知, 立石 慎治, 丸山 和昭, 杉原 真晃

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    担当区分:研究分担者 

    本研究は,多様化する大学教員の職務やキャリアパスに着目し,大学教員の専門職らしさを探求することを目的とした。ウェブ調査やインタビュー等を通じて,社会からは大学教員は「教育」「研究」の双方を担う専門職であるというイメージを持たれていることが明らかとなった。一方,教員は他者に対して専門知に関してあるいはそれを用いて対話することを大学教員らしさとして認識している。このことから,いわゆる授業実践としての「教育」や論文執筆としての「研究」だけではなく,より拡大した解釈で「教育」「研究」を捉えることにより,より実態に近い大学教員らしさを把握できると考える。
    本研究の学術的意義の一つは,大学教授職という専門職について,社会はどのようなイメージを持っているのか,すなわちどのような役割を果たすことを求められているのか,という視点で調査・分析をし,改めて社会における大学教授職の意義を問うたことにある。大学教授職については議論が内向きになる傾向がある中で,社会という視点を取り入れ議論の幅を広げたことは,今後の大学教員のあり方を社会をも含めて議論するための第一歩として社会的意義もあるであろう。

  18. 職域横断型資格の政策過程 ―心理職の認証を巡る日米比較研究―

    研究課題/研究課題番号:16K17416  2016年4月 - 2022年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    丸山 和昭

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    1)日米の心理職は職域横断的な職種としての葛藤を共通して経験しているが、専門職化が先行した米国では、複数の立場を持つ認証機関が並列することで対応が図られている。2)職域横断型の資格の質保証では、全ての職域の基盤となる能力の習得とともに、多領域連携・多職種連携のための能力を学ぶことが養成課程において必要となるが、限られた時間のなかで両立を図ることには困難が伴う。3)養成課程での学修の限界を踏まえると、基盤的な能力、多領域連携・多職種連携のための能力、及び、各職域別の能力を働きながら身に着ける継続学習の仕組みが必要となるが、その機会を資格制度にどう関連付けるか、との点が今後の課題となる。
    本研究では、日米の心理職を事例として、職域横断型資格の成立過程と、認証制度の運用上の課題について検討した。従来のアクレディテーション研究は、単一職域において発展した専門職種を対象としているため、公認心理師に代表される職域横断資格の抱える問題を解決できない。これに対し本研究は、職域横断型の資格認証制度において先行する米国の心理職との比較から、日本の職域横断型資格の特徴、認証制度の運用上の課題、及び課題解決の指針を考察したとの点で、独自性と社会的な意義を有していると考える。

  19. 大学入試多様化に対応した入試業務専門職化の可能性検証と養成プログラム開発

    研究課題/研究課題番号:16H03761  2016年4月 - 2019年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    夏目 達也, 大塚 雄作, 中島 英博, 丸山 和昭, 林 篤裕, 吉永 契一郎, 齋藤 芳子

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    担当区分:研究分担者 

    本研究の目的は、高大接続・入試の専門職設置の可能性・必要性を検証すること、同専門職を養成するためのプログラムを開発することである。
    本研究で以下の知見を得た。①大学入試は推薦入試やAO入試による入学者比率が増加し、一般選抜でも改革が進んでいる。これらの事態に対処するには、高度な知識/スキルを有する専門職の設置が求められており、各大学で実際に設置が進んでいる。②同専門職の職務内容は大学により多様であり、必ずしも共通していない。③入試業務は多岐にわたり専門職だけで実施できず一般教員との連携・協力が不可欠である。④入試業務の効果的な実施には研修が必要であり、専門職と一般教員双方の受講が必要である。
    大学では推薦入試やAO入試による入学者比率が増加、一般選抜の改革が進んでいる。これらの事態への対処には高度な知識・スキルを有する専門職の設置が求められている。しかし、従来の調査・研究では、彼らの業務内容、勤務実態、専門性形成の初期教育や継続教育の内容は必ずしも明らかにされてこなかった。本研究の意義は、以下の点にある。①上記の実態をふまえて、全国の主要大学のアドミッション部門に勤務する専門教職員を対象に聞き取り調査およびアンケート調査を実施したこと、②これを通じて把握した教職員のニーズに対応した養成プログラムの内容を検討し、助成期間中にセミナーを11回開催し参加者にプログラムを提供したこと。

  20. 戦後日本における政治・経済変動が教育労働運動に与えた影響に関する研究

    研究課題/研究課題番号:16H02065  2016年4月 - 2019年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    広田照幸, 森 直人, 寺脇 研, 二宮 祐, 丸山 和昭, 冨士原 雅弘, 小野 方資, 末冨 芳, 佐久間 亜紀, 徳久 恭子, 荒井 英治郎, 布村 育子, 植上 一希, 筒井 美紀, 古賀 徹

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    担当区分:研究分担者 

    本研究では、1947年の結成から1995年の文部省との和解までの日本教職員組合(日教組)を研究対象に据え、当時の政治や経済の変動が、日教組の運動のあり方をどのように規定し、どのように変容させていったのかについて、労働運動と教育運動の両面から分析した。実際の日教組はリベラルな職能団体主義から社会民主主義、社会主義、共産主義イデオロギーまで、多様なイデオロギーのグループを抱え込んでおり、さまざまな出来事への対応をめぐって組織内部にダイナミックな過程が存在したことが、明らかになった。
    文部省対日教組、保守対革新という単純な軸でこれまで考察されてきた、戦後日本の教育政治をめぐる対立の構造を、本研究の知見は大きく修正するものを含んでおり、戦後日本の教職員の労働運動や教育運動に関する通念の一部を修正し、また、戦後教育史の中のいくつかの重要な事項や出来事についての通説の見直しをも提起している。戦後教育史像や戦後教育学のとらえ方に再考を迫るものと言ってよい。さらに、本書の知見は、政治史や労働運動史、思想史などの研究に対しても示唆を与える内容を含んでいる。社会的意義としても、戦後史の捉え方や評価をめぐる議論に有益な知見を提供する点で大きな貢献をなすことになる。

  21. 子育て支援「業界」の実証的研究-新制度論による定量的・定性的分析-

    研究課題/研究課題番号:15K13199  2015年4月 - 2018年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

    橋本 鉱市, 白旗 希実子, 石井 美和, 丸山 和昭, 小原 明恵

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    担当区分:連携研究者 

    本研究は、近年になって新たに成立・展開してきた「子育て支援」という領域について、これを制度的な「組織フィールド」(=「業界」)として捉え、①なぜこのような業界が成立してきたのか、②この業界はどのようなアクターによって構成されまたそのロジック・戦略はどのようなものか、③アクターごとの領域(管轄権)をめぐる関係性はどのようなものかという課題について、行政文書・メディアなどを対象とした計量テキスト分析、各アクターへのインタビュー、ネットワーク分析などの定量的・定性的な手法から分析を試み、教育・福祉・医療・心理など既存の領域が交差するメカニズムの一端を解明することを目的とした。

  22. 東北地域の大学進学問題―教育社会学と比較教育学の研究手法の融合―

    研究課題/研究課題番号:15K13170  2015年4月 - 2017年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

    田中 正弘, 津多 成輔, 村山 詩帆, 渡部 芳栄, 丸山 和昭, 高森 智嗣

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    本研究では,人口減少や流出が深刻な東北地域3県(青森・岩手・福島)を対象に,東京圏の大学への進学を希望する生徒と地元の大学への進学を希望する生徒の間にはどのような特質の差があるのかを探求した。そして,その成果として,以下の提言を行った。
    青森,岩手,福島の公立進学校の生徒にとって,国立大学という縛りが強いため,地元の国立大学がどの分野を提供しているのかは,地元進学を決断する上で重要である。言い換えれば,希望分野が地元の国立大学になければ,他の要因(地元志向や金銭的援助など)で地元進学が望ましいと思われる生徒も,無理な非地元進学を強いられる可能性がある。

  23. グローバル社会におけるコンピテンシーを具体化する高度教養教育の開発研究

    研究課題/研究課題番号:26245074  2014年4月 - 2018年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    羽田 貴史, 藤本 敏彦, 丸山 和昭, 今野 文子, 足立 佳菜, 吉田 香奈, 石井 光夫, 杉本 和弘, 芳賀 満, 関内 隆, 猪股 歳之, 串本 剛, 鈴木 学, 森田 康夫, 山田 礼子, 溝上 智恵子, 深堀 聡子, 田中 正弘, 中島 夏子, 今野 文子

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    担当区分:研究分担者 

    第1に,個別国家における教養教育の動向だけでなく,世界的視点でこれらを統合し,STEM教育という新たなイシューのもたらす影響を考察した.第2に,高等教育研究者だけでなく,数学,歴史学,体育学,キャリア教育の専門家が参画し,学問分野の視点から教養教育の現状と課題を考察した.これら学問分野の変動と再構築についてメタ認知分析を行った.第3に,アメリカ・イギリス・カナダ・ドイツ・中国・オーストラリアにおける教養教育の新たな動向を検討し,日本における大綱化以後の新たな動向を検討した.第4に,学習成果測定の視点から,教養教育を学士課程教育全体に位置付けて考察した.成果は,東北大学出版会から刊行した.

  24. 教職大学院設置過程における実務家教員と学生募集定員のガバナンス分析

    研究課題/研究課題番号:26381088  2014年4月 - 2017年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    村山 詩帆, 田中 正弘, 小島 佐恵子, 白旗 希実子, 丸山 和昭, 梶原 郁郎, 渡部 芳栄

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    国立大学の教員養成系修士課程は教職大学院へ移行することとなったが、教職大学院は、疲弊する自治体財政下で派遣されてくる現職教員に依存している。大学院における現職教員の受入れ、自治体から大学院に対する現職教員の派遣に関する人事過程を実証的に分析した結果、以下の知見が得られた。教職大学院が都道府県外から派遣されてくる現職教員に少なからず依存し、派遣教員数の増減可能性を留保している自治体が存在している。また、学校管理職の育成に関心が集中しがちな教職大学院に対し、自治体では教科指導の方法に主な関心があるなど、需給調整のシステム化が不完全になっている。

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担当経験のある科目 (本学) 20

  1. 高等教育学研究I(大学教員準備講座)

    2020

  2. 高等教育学研究Ⅰ-高等教育経営論 学生調査論-

    2020

  3. 大学でどう学ぶか

    2019

  4. 高等教育学研究Ⅰ-高等教育経営論 学生調査論-

    2019

  5. 高等教育学研究I(大学教員準備講座)

    2019

  6. 高等教育学研究Ⅱ-高等教育経営論 政策課程論-

    2019

  7. 大学でどう学ぶか

    2018

  8. 高等教育学研究Ⅰ-高等教育経営論 学生調査論-

    2018

  9. 高等教育学研究I(大学教員準備講座)

    2018

  10. 高等教育学研究Ⅱ-高等教育経営論 政策課程論-

    2018

  11. 大学でどう学ぶか

    2017

  12. 高等教育学研究I(大学教員準備講座)

    2017

  13. 高等教育学研究Ⅰ-高等教育経営論 学生調査論-

    2017

  14. 高等教育学研究Ⅱ-高等教育経営論 政策課程論-

    2017

  15. 基礎セミナー

    2016

  16. 大学でどう学ぶか

    2016

  17. 高等教育学研究I(大学教員準備講座)

    2016

  18. 高等教育学研究Ⅰ-高等教育経営論 学生調査論-

    2016

  19. 高等教育学研究Ⅱ-高等教育経営論 政策課程論-

    2016

  20. 高等教育学研究Ⅱ-高等教育経営論 政策課程論-

    2015

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    この授業では、高等教育における政策研究のアプローチの一つとして、「政策過程論」を取り上げる。政策過程論は、政策形成プロセスのメカニズムの解明や、諸アクターの利害・影響力の分析を通じて、更なる政策形成・改善に資する知識やモデルを提供することを目的とするアプローチである。授業では、この政策過程論の考え方について、高等教育政策を事例に理解を深めていく。

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社会貢献活動 8

  1. 和光大学FD研修会 基幹教員制度について

    役割:講師

    第1回 和光大学FD研修会  2025年9月

  2. 星城大学FD オンライン講義における教育の質の考え方

    役割:講師

    星城大学  2021年3月

  3. 教職員能力開発拠点事業 IRer養成講座 講師

    役割:講師

    愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室(教職員能力開発拠点)  2020年12月

  4. 日本教育制度学会紀要編集委員会 委員

    役割:編集

    2020年12月 - 2021年12月

  5. 日本教育社会学会編集委員会 委員

    役割:編集

    2020年9月 - 2022年9月

  6. 国立大学協会政策研究所 委員

    2017年4月 - 2025年3月

  7. 南山大学経営学部・大学院経営学専攻・ビジネス専攻FD「多人数授業におけるアクティブラーニングの実践」

    役割:講師

    南山大学経営学部   南山大学  2016年9月

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    対象: 教育関係者, 研究者

    種別:セミナー・ワークショップ

  8. 「福島大学における全学ポリシーの策定について」岩手県立大学高等教育推進センター高等教育推進タスクフォース

    2014年11月

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