2021/05/28 更新

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シバ アヤコ
志波 彩子
SHIBA Ayako
所属
大学院人文学研究科 人文学専攻 文芸言語学 准教授
文学部 人文学科
大学院人文学研究科
職名
准教授
連絡先
メールアドレス
プロフィール
日本語文法を研究しています。特に日本語のヴォイス現象(自他動詞,受身,可能,自発等)について,通時的に,また対照言語学的に研究しています。
近年では「構文(構造)」という単位に着目し,構造と要素との相互作用という見方を,様々な言語レベルに適用し,構造と要素がどのように相互に関わりながら全体としての統合的体系を成しているのか,ということを研究しています。
外部リンク

学位 1

  1. 博士(学術) ( 2009年5月   東京外国語大学 ) 

研究キーワード 12

  1. 非情物主語の受身

  2. 非情の受身

  3. 自発

  4. 自然発生的自動詞

  5. 太陽コーパス

  6. 可能動詞

  7. 可能

  8. 受身

  9. 動作主

  10. 再帰構文

  11. 中動態

  12. ラレル文

研究分野 3

  1. 人文・社会 / 日本語学  / 日本語学

  2. 人文・社会 / 言語学  / 言語学

  3. 人文・社会 / 日本語学

現在の研究課題とSDGs 1

  1. ヴォイスの通時的・対照言語学的研究

経歴 5

  1. 名古屋大学   人文学研究科   准教授

    2017年4月 - 現在

  2. 名古屋大学大学院   国際言語文化研究科   准教授

    2015年4月 - 2017年3月

  3. 国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員

    2013年7月 - 2015年3月

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    国名:日本国

  4. 東京外国語大学世界言語社会教育センター非常勤研究員

    2009年7月 - 2012年3月

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    国名:日本国

  5. 東京外国語大学非常勤講師

    2009年4月 - 2014年3月

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    国名:日本国

所属学協会 5

  1. 日本言語学会

  2. 日本語学会

  3. 日本語文法学会

  4. 日本イスパニヤ学会

  5. 東京スペイン語研究会

    2015年4月 - 現在

委員歴 2

  1. 日本語文法学会   評議員  

    2021年4月 - 現在   

  2. 日本語文法学会   大会委員  

    2017年4月 - 2020年3月   

受賞 1

  1. 国立国語研究所所長賞

    2016年2月   国立国語研究所  

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    受賞区分:出版社・新聞社・財団等の賞 

    著書『現代日本語の受身構文タイプとテクストジャンル』に対して

 

論文 8

  1. 受身,可能とその周辺構文によるヴォイス体系の対照言語学的考察-古代日本語と現代スペイン語- 査読有り

    志波彩子

    言語研究   158 巻   頁: 91 - 116   2020年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    添付ファイル: 158_04_shiba_1st.pdf

  2. スペイン語のse中動態(再帰構文)における可能の意味

    志波 彩子, SHIBA Ayako

    名古屋大学人文学研究論集   ( 3 ) 頁: 175 - 195   2020年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:名古屋大学人文学研究科  

    We revealed the mechanism of how and when the potential meaning emerges in the middle voice with se (reflexive construction) in Spanish. The construction which has a stable potential meaning stably is called "middle-passive," which corresponds to the English middle construction. According to the definition of "potential" in Onoe (1998), the most important factors for the potential meaning are the intention or the expectation of the implicit agent and the existence of the condition or the permissibility for the action to be realized. While the middle-passive construction is known as the patient/theme-subject construction, it is also said to describe the subject's property in the imperfect tense-aspect. In addition, it often takes an adverbial phrase of difficulty. We consider that this adverbial phrase induces the implicature of the agent's intention to the realization of the action and the property of the subject is construed as the condition for the action that the verb refers to. Moreover, we argue that the passive and impersonal constructions can also have the potential meaning when its tense-aspect is imperfect and additionally, the agent's intention is implied in the context when it has the place or time phrase that can be construed as the condition.

    添付ファイル: jouhunu_3_175.pdf

    DOI: 10.18999/jouhunu.3.175

    CiNii Article

  3. 近代日本語における依存構文の発達―構文はどのように発生・発達・定着するのか― 査読有り

    志波彩子

    国立国語研究所論集   ( 16 ) 頁: 51 - 76   2018年10月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    添付ファイル: papers1604.pdf

  4. ラル構文によるヴォイス体系―非情の受身の類型が限られていた理由をめぐって― 招待有り

    志波彩子

    バリエーションの中の日本語史     2018年5月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  5. 受身と可能の交渉

    志波 彩子, SHIBA Ayako

    名古屋大学人文学研究論集   1 巻   頁: 305 - 323   2018年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:名古屋大学人文学研究科  

    It is known that the Japanese passive clitic -rare- also has an abilitative/potential meaning. However, the mechanism through which each meaning is construed has not been sufficiently revealed through previous studies. The clitic -rare- that emerged through the analogy of spontaneous intransitive verbal inflection, resulted in inheriting the spontaneity in the meaning, as many studies has argued. However, at the same time the -rare- sentence is closely connected to the speaker's standpoint, which is a crucial factor in explaining the meanings of a sentence with -rare- usage. A sentence such as "Kono sakana wa nama de tabe-rare-ru. (this fish is/can be eaten raw)" is construed as passive when we describe/construe it in a neutral standpoint. Meanwhile, the same sentence can be construed as abilitative/potential when we refer to it from the standpoint of the agent who hopes or intends to realize the event that is referred to by the verb. The construction where the passive and abilitative/potential meanings interact most frequently is the inanimate-theme subject type, especially when the agent is a generic person as well as defocused.

    添付ファイル: jouhunu_1_19.pdf

    CiNii Article

  6. 近代日本語の間接疑問構文とその周辺―従属カ節を持つ構文のネットワーク― 査読有り

    志波 彩子

    国立国語研究所論集   ( 10 ) 頁: 193-220   2016年1月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    本研究は,主に高宮(2003,2004,2005)の一連の研究によって明らかにされた間接疑問構文の歴史的な発達について,その痕跡が明治期の日本語にどの程度見られるかを,小説(文学)テクストのコーパスから抽出された用例をもとに,現代語とも対照しながら記述した。間接疑問構文の主節述語は,近代に入っても未だ未決タイプ(「知らない」「分からない」等)が多いが,江戸後期には未発達であった既決タイプ(「分かる」「知っている」等)も1 割を超える割合で現れ,対処タイプ(「考える」「確かめる」等)においても形態的な制約がなくなり,主節述語のヴァリエーションが増えていることが確認された。また,間接疑問節のタイプでは,疑問詞疑問のタイプが非常に優勢であることも明らかになった。

    本研究ではさらに,主節述語が心理動詞である間接疑問構文を典型的な間接疑問構文とし,これと同じ従属カ節を持つ構文として,依存構文,間接感嘆構文,照応構文,潜伏疑問構文,内容構文,二文連置構文(背景注釈,課題提示,言い換え)を主に取り上げ,それぞれの構文の意味・構造的な特徴と,間接疑問構文との関係(ネットワーク)を考察した。この中で,未決タイプの「知れない」や既決タイプの間接疑問構文は,間接感嘆構文に意味的に非常に近いことを明らかにした。また,明治期に入って一般的に見られるようになった間接疑問構文の既決タイプは,原因・理由・条件を伴う構造で述べられることが多く,さらにこの構造の影響を受けながら依存構文が近代に入って徐々に使われ始めたのではないかという考察を示した。最後に,二文連置構文における背景注釈型,課題提示型,言い換え型についても,これらと間接疑問構文や潜伏疑問構文との違いや連続性を,用例を示しながら考察した。

  7. 「「ト見ラレル」の推定性をめぐって―ラシイ,ヨウダ,(シ)ソウダ,ダロウとの比較も含め―」 査読有り

    志波彩子

    日本語文法   13 巻 ( 2 ) 頁: 122-138   2013年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    報道文における「見られる」を述語とする文を4つの構文タイプに分け,「~と見られる」構文が高い割合を占めることから,この構文が文法化し,定着していることを示した。また,受身や可能といった意味と「推定」の意味の関係を考察し,他の推定表現との相違を記述した。

  8. Changes in the Meaning and Construction of Polysemous Words: The case of mieru and mirareru 査読有り

    SHIBA Ayako

    Corpus Analysis and Diachronic Linguistics (John Benjamins)     頁: 243–264   2011年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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書籍等出版物 3

  1. 初級スペイン語 エクセレンテ!!!

    志波彩子, 渡辺有美, 水戸博之, 西村秀人( 担当: 共著 ,  範囲: 全体的に文法解説と会話練習,各種練習問題を執筆)

    朝日出版  2021年1月 

  2. 日本語文法史キーワード辞典

    青木博史, 高山善行( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 「受身」の項)

    ひつじ書房  2020年12月 

  3. 現代日本語の受身構文タイプとテクストジャンル

    志波彩子( 担当: 単著)

    和泉書院  2015年2月  ( ISBN:978-4-7576-0734-7

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    記述言語:日本語

    小説の会話文,地の文,報道文,評論文の4つのテクストジャンルにおける受身構文タイプを網羅的に記述し,各構文タイプ相互のネットワークを,主に構造的な側面から考察した。

講演・口頭発表等 6

  1. ジャンル・テキストとその要素としての構文タイプ―構造と要素の相互作用― 招待有り

    志波彩子

    日本語文法学会第21回大会(オンライン)  2020年12月12日 

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    開催年月日: 2020年12月

    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  2. 奥田靖雄構文理論の継承と発展;奥田靖雄のヲ格連語論ー他動性構文としての継承と発展

    志波彩子, 早津恵美子, 茶谷恭代, 前田直子

    日本語学会2020年度秋季大会(オンライン)  2020年10月25日 

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    開催年月日: 2020年10月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    添付ファイル: W-2奥田靖雄構文理論の継承と発展.pdf

  3. ラル構文によるヴォイス体系―非情の受身はなぜ存在しなかったか―

    志波彩子

    バリエーションの中での日本語史 

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    開催年月日: 2016年4月 - 2016年5月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:大阪大学豊中キャンパス   国名:日本国  

    近世以前の日本語に事態実現の局面を捉える非情主語の受身,すなわち自動詞化の機能を担う非情主語受身が存在しなかったのは,他言語がその受身文を発達させた領域に,日本語は自発・可能構文を発達させたからであるということを,様々なデータを示して述べた。

  4. Interaction between text genres and constructions 国際会議

    Ayako SHIBA

    ICLC 15 (International Cognitive Linguistics Conference)  2019年8月9日 

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    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    添付ファイル: ICLC-15_paper_542.pdf

  5. 古代日本語ラル構文の構文ネットワーク

    志波彩子

    日本言語学会第158回大会  2019年6月23日 

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    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    添付ファイル: W-2-3_158.pdf

  6. スペイン語のse中動態における可能の意味

    志波彩子

    日本イスパニヤ学会第64回大会(南山大学)  2018年10月13日 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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科研費 2

  1. 構文ネットワークによるヴォイスの歴史的・対照言語学的記述研究

    研究課題/研究課題番号:16K02726  2016年4月 - 2019年3月

    志波 彩子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:3380000円 ( 直接経費:2600000円 、 間接経費:780000円 )

    古代日本語に「ゴミが捨てられた」のような事態実現の局面を捉える無生物主語受身文が存在しなかったのは,西欧諸言語の中動態がこの種の受身文を発達させた領域に,日本語は自発・可能構文を中心に発達させたからであるとして,スペイン語の中動態と古代日本語のラル構文の体系を対照し,論証した。両言語は,「自然発生」の意味の自動詞から,動作主がいなければ起こり得ない事態をも自動詞的に捉える構文を同じように拡張させているが,スペイン語が「人によって事態が自然発生する(変化が実現する)」という意の受身を確立したのに対し,日本語は「人に対して事態が自然発生する/しない」という自発・可能を中心に確立した。
    本研究は,独自の観点から古代語のラルが持つ受身(人主語),可能,自発,尊敬といった多義性にせまり,自然発生的自動詞文とのつながりと相違点を明らかにした。自然発生的自動詞文から再分析によって取り出されたラルは,人間に視点を置いて,「人間に対して行為が自然発生する(変化が実現する)」という述べ方で述べる構文であったと考えられる。このため,中立視点の非情主語受身文を持たなかった。こうしたラル構文の特性が,上のような多義の体系を作り出したと考えられる。

  2. 構文ネットワークによるヴォイスの歴史的・対照言語学的記述研究

    2016年4月 - 2018年3月

    日本学術振興会  科学研究費補助金(基盤C) 

    志波彩子

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金