2021/04/27 更新

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サノ セイコ
佐野 誠子
SANO Seiko
所属
大学院人文学研究科 人文学専攻 文芸言語学 准教授
職名
准教授
連絡先
メールアドレス

学位 1

  1. 博士(文学) ( 2006年3月   東京大学 ) 

研究キーワード 4

  1. 伝奇小説

  2. 仏教志怪

  3. 志怪

  4. 中国古典文学

研究分野 1

  1. 人文・社会 / 中国文学

経歴 5

  1. 名古屋大学(准教授)

    2015年4月 - 現在

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    国名:日本国

  2. 和光大学(准教授)

    2011年4月 - 2015年3月

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    国名:日本国

  3. 和光大学(専任講師)

    2007年4月 - 2011年3月

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    国名:日本国

  4. 京都大学人文科学研究所助手

    2002年10月 - 2007年3月

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    国名:日本国

  5. 日本学術振興会特別研究員(DC1)

    2000年4月 - 2002年9月

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    国名:日本国

学歴 2

  1. 東京大学   人文社会系   アジア文化研究専攻中国語中国文学専門分野

    1998年4月 - 2006年3月

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    国名: 日本国

  2. 東京大学   文学部   言語文化学科中国語中国文学専修課程

    - 1998年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 7

  1. 東アジア怪異学会

  2. 六朝学術学会

  3. 東方学会

  4. 中国古典小説研究会

  5. 日本中国学会

  6. 全国漢文教育学会

  7. 中国社会文化学会

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論文 20

  1. 『義楚六帖』所引『漢武洞冥記』について

    佐野 誠子

    名古屋大學中國語學文學論集   ( 30 ) 頁: 91-112   2017年3月

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    記述言語:日本語  

    「研究ノート:義楚六帖所引志怪資料について」
    (『和光大学表現学部紀要』15、2015年3月)で紙幅の都合上行えなかった『漢武洞冥記』の引用についての分析を行った。結果、文章自体が簡略化されたものが多く、純粋な佚文資料とみなせるものは存在しなかった。また、「又曰」として引用されている文の一部は、『杜陽雑編』や『古今注』など他書の本文とみられるものが紛れていた。
    ただし、他の唐宋の類書等における『漢武洞冥記』の引用と比較したところ、『義楚六帖』のみが『漢武洞冥記』として引用している文もあり、これらは、その内容が、原本の『漢武洞冥記』にあったことの保証となる。
    『義楚六帖』の『漢武洞冥記』引用は、西方の異国の物産の記述に関するものが多く、仏教者は、外典であってもそのような情報を欲していたために引用を行ったようである。

    DOI: 10.18999/joucll.30.91

  2. 僧侶と冥界遊行―魏晋南北朝編

    佐野 誠子

    桃の会論集   ( 7 ) 頁: 35-58   2016年8月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    死者が冥界に行ったのちに生き返るといいう冥界遊行譚は、魏晋の泰山府君を頂点とする官僚組織があったところから、仏教徒により、地獄の要素などが取り入れられたことは周知の通りである。ただ、その仏教側の取り入れには、どのような目的があったのだろうか。僧侶が関わる冥界遊行譚を分析してみたところ、魏晋南北朝時代においては、閻羅王ではなく僧侶が冥界をしきっている場合もあること、また、冥界にいる僧侶が死者の前世における師匠だったという話がいくつかあること、また僧侶自身が、戒を破り、冥界で審判される話があることがわかった。
    冥界遊行の仏教化は一直線なものではなく、単なる布教に留まらず、前世の師匠を用意することによる出家の正当化、また、仏教が弾圧されることもある中での僧侶自身への戒めの意図があったのではないかと論じた。
    その他、慧皎『高僧伝』は、王琰『冥祥記』から多くの僧侶の話を採用するものの、冥界遊行の題材については、ほとんど触れない、あるいは省略してしまう傾向があることを指摘した。

  3. 含怨髑髏―《天地瑞祥志》所引用的《列異記》佚文介紹和分析」 招待有り 査読有り

    佐野 誠子

    『中国文哲研究通訊』   26 巻 ( 2 ) 頁: 19-40   2016年6月

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    記述言語:中国語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    「歌い骸骨」と呼ばれる世界中に分布する民話の類型がある。これは、非業の死を遂げ、埋葬されていなかった人物の骨が、楽器などに加工されると、犯人の正体を暴く音を奏でるというものである。
    日本や中国においては、歌い骸骨のより古い形として、非業の死を遂げたりして、埋葬されていない死体を葬ったのち、その死者が、埋葬者に報恩の礼をし、その場で、犯人の正体が明らかとなるという話がある。
    中国では、後漢から三国・晋にかけて、髑髏をモチーフとした文学作品が詠まれていた。また、髑髏に関する説話も日本の説話文学に影響を与えている。
    その中で、唐代の天文類書『天地瑞祥志』に引用されている『列異伝』の佚文は、この怨みをもった髑髏の話の歴史をさらにさかのぼらせることができるものである。
    本論文は、この『列異伝』の佚文の分析を中心に、『日本霊異記』との比較をし、また、中国の髑髏叙事の伝統に置いた時に、髑髏の文芸の影響もあり『列異伝』佚文が、死者の象徴として髑髏の話型を切り開いたのではないかと論じた。

  4. 六朝僧侶故事探求 : 志怪と僧伝のあいだ

    佐野 誠子

    『名古屋大學中國語學文學論集』   ( 29 ) 頁: 21-44   2015年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    慧皎『高僧伝』は、資料として、六朝志怪も採用していたことが知られる。六朝志怪では、僧侶の話をどのように記録したのか、また僧伝への採用状況についてを分析した。無名の僧侶の話が有名な僧侶の話に収斂されていく様を明らかにした。これら六朝志怪の有名僧侶の怪異譚は、『高僧伝』に取られていないこともある。また、『高僧伝』における僧侶の故事は、技術的な神異に限られ、その他冥界遊行のような話はほとんど採用されていないことを指摘した。

  5. 『天地瑞祥志』所引志怪資料について

    佐野 誠子

    『名古屋大學中國語學文學論集』   ( 29 ) 頁: 177-192   2015年12月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    『天地瑞祥志』に引用される六朝志怪について、1条ごとに概要及び他書の引用の有無について調査した結果をまとめた。

  6. 「研究ノート:義楚六帖所引志怪資料について」

    佐野 誠子

    『和光大学表現学部紀要』   ( 15 ) 頁: .   2015年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  7. 「任氏伝の長安」

    佐野 誠子

    『中唐文学会報』   ( 21 ) 頁: 34-51   2014年10月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  8. 「宮亭廟と仏教」

    佐野 誠子

    『桃の会論集』   ( 6 ) 頁: .   2013年8月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  9. 「『幽明録』・『宣験記』から『冥祥記』へ―六朝仏教志怪の展開」

    佐野 誠子

    『和光大学表現学部紀要』   ( 11 ) 頁: 1-16   2011年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  10. 「初・盛唐期九月九日詩における陶淵明詩の影響」 査読有り

    佐野 誠子

    『六朝学術学会報』   ( 12 ) 頁: 31-46   2011年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  11. 「研究ノート:王琰『冥祥記』と陸杲『繋観世音応験記』」

    佐野 誠子

    『和光大学表現学部紀要』   10 巻   頁: 1-11   2010年

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    掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  12. 「『繋観世音応験記』の編纂過程―取材源の問題について、『宣験記』との比較を中心に」 査読有り

    佐野 誠子

    『中国古典小説研究』   ( 15 ) 頁: 1-18   2010年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  13. 「歳時記と歳時詩―六朝期九月九日詩の二つの傾向から」 査読有り

    佐野 誠子

    『六朝学術学会報』   10 巻   頁: 69-90   2009年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  14. 『宋書』「五行志」と志怪書

    佐野 誠子

    『桃の会論集』   3,67-78 巻   頁: .   2005年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  15. 「志怪書誕生の素地としての『風俗通義』―『風俗通義』における災異と怪異」

    佐野 誠子

    『中国―社会と文化』   18,102-119 巻   頁: .   2003年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  16. 雑伝書としての志怪書

    佐野 誠子

    日本中国学会報   54,77-91 巻   頁: .   2002年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  17. 五行志と志怪書-「異」をめぐる視点の相違

    佐野 誠子

    東方学   104,21-35 巻   頁: .   2002年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  18. 五行志と干宝『捜神記』

    佐野 誠子

    『東京大学文学部中国語中国文学研究室紀要』   ( 4 ) 頁: 67-82   2001年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  19. 「台湾大学所蔵『太平広記』孫潜校本について」

    佐野 誠子

    『東京大学文学部中国語中国文学研究室紀要』   ( 4 ) 頁: 244-253   2001年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  20. 「二十巻本『捜神記』「紫玉」条の成立」

    佐野 誠子

    『東京大学中国語中国文学研究室紀要』   ( 2 ) 頁: 1-24   1999年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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書籍等出版物 9

  1. 怪を志す : 六朝志怪の誕生と展開

    佐野 誠子( 担当: 単著)

    名古屋大学出版会  2020年  ( ISBN:9784815809836

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    記述言語:日本語

    CiNii Books

  2. 王安石及び宋詩別裁 五言絶句訳注

    盆詩の会(代表:和田英信)( 担当: 共著)

    お茶の水女子大学E-bookサービス  2015年3月  ( ISBN:97849047931318

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    記述言語:日本語

    http://www.lib.ocha.ac.jp/e-book/list_0006a.html

  3. 古代東アジアの「祈り」―宗教・習俗・占術 (叢書・文化学の越境)

    水口幹紀編( 担当: 共著)

    森話社  2014年9月  ( ISBN:4864050686

  4. 怪異学入門

    東アジア恠異学会( 担当: 共著)

    岩田書院  2012年4月  ( ISBN:4872947347

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    記述言語:日本語

  5. 陰陽五行のサイエンス

    武田 時昌( 担当: 共著)

    京都大学人文科学研究所  2011年2月 

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    記述言語:日本語

  6. 記念日の創造

    藤原 辰史, 佐野 誠子, 石川 禎浩( 担当: 共著)

    人文書院  2007年5月  ( ISBN:4409510584

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    記述言語:日本語

  7. 中国古典小説選2 捜神記・幽明録・異苑他<六朝 I >

    佐野 誠子( 担当: 単著)

    明治書院  2006年11月  ( ISBN:4625663431

  8. 三教交渉論叢

    麦谷 邦夫編( 担当: 共著)

    京都大學人文科學研究所  2005年3月 

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    記述言語:日本語

  9. 中国文明の形成 (京都大学人文科学研究所研究報告)

    小南 一郎( 担当: 共著)

    朋友書店  2005年2月  ( ISBN:4892811076

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    記述言語:日本語

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MISC 2

  1. 『繫観世音応験記』の構成と観世音応験譚の南北 査読有り

    佐野 誠子  

    中国古典小説研究 ( 21 ) 頁: 1-18   2018年3月

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    記述言語:日本語  

    CiNii Article

  2. 『天地瑞祥志』第十四神項所引志怪佚文について : 八部將軍と四道王 査読有り

    佐野 誠子  

    日本中國學會報 = Bulletin of Sinological Society of Japan70 巻   頁: 45-58   2018年

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    記述言語:日本語  

    CiNii Article

講演・口頭発表等 1

  1. 蕭瑀『金剛般若経霊験記』研究 招待有り 国際会議

    佐野誠子

    第六届中國國際小説與戲曲研討會 

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    開催年月日: 2017年10月27日 - 2017年10月28日

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:國立嘉義大學   国名:台湾  

共同研究・競争的資金等の研究課題 2

  1. 日本中世期における『太平広記』流通に関する研究――抄物における引用の検討

    2018年04月 - 2019年03月

    市原国際奨学財団研究助成 

    佐野誠子

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:495000円 ( 直接経費:495000円 )

  2. 日本残存典籍等による中国六朝志怪研究

    2015年10月 - 2017年09月

    豊秋奨学会研究助成金 

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    資金種別:競争的資金

科研費 5

  1. 5~12世紀の東アジアにおける〈術数文化〉の深化と変容

    研究課題/研究課題番号:20H01301  2020年04月 - 2023年03月

    水口 幹記

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    担当区分:研究分担者 

    術数は、古代中国で成立した陰陽・五行の数理に基づく吉凶判断であるが、本研究は、前研究(16H03466)での成果(術数に関わるもの全てを〈術数文化〉と定義)を軸に、東アジア世界をより深く分析し、人的・物的・政治的交流を主とする対外関係史・交流史に対して、思想史・文化史の側面から新たな視覚を提供するため、時期を限定(5~12世紀)し、〈術数文化〉を議論する。その際、前研究では分析対象であった〈術数文化〉を本研究ではアプローチ手法に据え、〈術数文化〉が対象としていた世界認識そのものを対象化し議論することにより、東アジア的視点からの世界分析・現状分析の手法・概念を提示することができると考えている。

  2. 唐代仏教霊験譚の研究

    研究課題/研究課題番号:19K00368  2019年04月 - 2022年03月

    佐野誠子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )

    7 世紀中国においては、霊験譚の依拠する経典が転換し、かつ多くの仏教霊験譚のテキストが書かれ、編まれた。これらはなぜ書かれたのだろうか。また、その記述方法がそれ以前と比べ意図を含んだ形で書かれるようになったのはどうしてかという問題につき、『金剛般若経霊験記』、『法苑珠林』、『続高僧伝』、偽疑経等を用いて研究を行う。
    今年度は、会合を開き、それぞれのこれまでの研究と、現在の研究の関心についての意見交換を行った。また他、メールを用いての意見のやりとり等も行った。
    佐野誠子は、唐代の霊験譚集『金剛般若経霊験記』と、『冥報拾遺』について、書物としての性格を明らかにした。蕭ウ(王+禹)作とされる『金剛般若経霊験記』は、他の霊験譚集とは違い、伝達者のことをしるさないこと、また、これまでの霊験譚よりも虚構性の強い要素が含まれることを明らかにした。郎余令『冥報拾遺』については、唐臨『冥報記』の続篇を標榜しながらも、その内容の傾向にかなり大きな違いがあり、『冥報拾遺』の方がより、唐代当時の『金剛経』信仰状況を反映しているであろうこと、孝思想や、六朝にはみられない信仰精神があることを指摘した。また、これまでの六朝仏教志怪研究の整理として、六朝仏教志怪と唐代仏教志怪の関係について、『観世音経』から『金剛経』への変化と、それぞれの経典の信者による書き換えが行われているという学会報告を行い、単著『怪を志す』の第Ⅱ部においては、六朝仏教志怪の展開の整理、そして、唐代の仏教志怪・伝奇小説との関係についても見通しを示した。
    齋藤智寛は、上記会合で「中国中世の仏教霊験譚に関する私見」と題する報告を行い、①『続高僧伝』感通篇の成書や編纂理念、②孝子説話の仏教化、の2点について、問題提起と今後の展望を行った。
    福田素子は、夏期に西安・敦煌で唐代仏教の信仰のあり方について調査を行い、秋には単著『債鬼転生―討債鬼故事に見る中国の親と子―』を出版し、今後の研究に資する知見を募った。現在仏教における悪霊調伏譚の系譜を調査中である。
    北條勝貴は、『法苑珠林』宿命篇・至誠篇の注釈作業を進め、儒仏道の交渉における鴉鳴占卜の民族経典化、同様の情況下におけるトラ表象の変容について、環境文化史の観点から論考を執筆した(いずれも未刊)。
    それまで相互に面識のなかった研究者どうしを繋げることで、新しい認識が生まれた。代表者にとっては、それぞれのテキストの扱い方・読み方の違いを知ることは大きな刺激となった。また、いくつかの写本についての複写の入手も行え、来年度のための研究資料が準備できた。
    また代表者、分担者ともに、一部の成果と関わる単著も公刊できた。
    covid19の流行により、昨年度末に予定していた報告・調査の一部が実施できず、また今年度も会合や新規の調査の実施が困難なことが予想される。
    もともとの申請時の研究費からの減額により、研究計画に盛り込んでいた中国・日本の研究者の招聘は行わない予定であったが、完全に実施できないことが確定した。
    分担研究者とは、逆にオンラインツールを用いて、より密接な意見交換を行いたいと考えている。
    全体の研究計画として、分担研究者からのそもそも霊験とはどのように定義すべきかという問いにも答えるべく7世紀以降の状況に重点を置く。特に、テキストの取材と加工の問題について、それぞれの担当する文献についての研究を進める。
    代表者は、昨年度はあまり進められなかった『金剛般若経集験記』の研究に取り組みたい。

  3. 前近代東アジアにおける術数文化の形成と伝播・展開に関する学際的研究

    研究課題/研究課題番号:16H03466  2016年04月 - 2019年03月

    水口 幹記

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    担当区分:研究分担者 

    本研究の研究成果として、以下の六点を挙げることができる。(1)〈術数文化〉という用語の定義付け、(2)文学班・思想班・美術建築班・出土遺物班・占書類書班の各班員による個別研究、(3)『天地瑞祥志』翻刻・校注の公開、(4)海外論文翻訳、(5)国際シンポジウム開催、及び関連書籍の刊行、(6)成果報告書としての論文集の刊行である。特に本研究課題全体に関わる問題である(1)については、術数に関わるもの(中国の中心的な術数からは異端、もしくは純粋に術数とみなせないものも含む)を〈術数文化〉と称し、前近代の東アジア世界を分析するタームの一つとして定義づけることができた。
    上記(1)により、これまでの術数研究では看過されがちであった理論・思想以外の事象(文学・学術・建築物などへの影響や受容)をも正面から対象とすることができ、また、本用語の下、地域への伝播・展開の様相を通時的に検討することにより、各地域の独自性・特質を析出することが可能となり、中国中心の術数研究から東アジアの術数研究への展開が望めるようになり、今後の術数研究に寄与すること大である。また、これまで訳注のなかった分野での(3)や、(2)(4)~(6)では、日本の研究を海外で報告したり、逆に海外の論考や研究を広く世に問うことができたことは、本研究分野の発展が東アジアレベルでなすことの基盤が整った。

  4. 中国魏晋南北朝志怪の成立背景-歴史意識・人間観・宗教

    2004年04月 - 2007年03月

    科学研究費補助金  若手研究(B)

  5. 志怪小説の発生論的研究

    2000年04月 - 2002年09月

    科学研究費補助金 

    佐野 誠子

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    担当区分:研究代表者 

 

担当経験のある科目 (本学) 2

  1. 中国文学概論

    2016

  2. 中国文学特殊研究

    2016