大学院人文学研究科

2022/01/05 更新
博士(言語学) ( 2014年3月 筑波大学 )
修士(地域研究) ( 2001年2月 筑波大学 )
学士(文学) ( 1998年2月 筑波大学 )
日本語の談話研究
言語運用に対する評価
地域在住の外国人に対する日本語教育
国立国語研究所共同研究プロジェクト「日本語学習者のコミュニケーションの多角的解明」 共同研究員
2018年4月 - 現在
国名:日本国
国立国語研究所共同研究プロジェクト「社会における相互行為としての「評価」研究」 共同研究員
2014年1月 - 2015年3月
国名:日本国
国立国語研究所共同研究プロジェクト「学習者コーパスから見た日本語習得の難易度に基づく語彙・文法シラバスの構築」 共同研究員
2011年11月 - 2014年9月
国名:日本国
群馬大学 国際教育・研究センター 講師
2007年10月 - 2015年3月
国名:日本国
筑波学院大学 情報コミュニケーション学部 非常勤講師
2007年4月 - 2007年9月
国名:日本国
神奈川大学 外国語学部 非常勤講師
2005年4月 - 2007年9月
国名:日本国
北京第二外国語学院 日本語学部 外国人教師
2002年10月 - 2004年9月
国名:中華人民共和国
筑波大学 人文社会科学研究科 言語学専攻
2001年4月 - 2007年9月
国名: 日本国
筑波大学 地域研究研究科 地域研究専攻
1999年4月 - 2001年3月
国名: 日本国
筑波大学 第二学群 日本語・日本文化学類
1994年4月 - 1998年3月
国名: 日本国
日本語文法学会 会員
2002年1月 - 現在
日本語教育学会 会員
2002年9月 - 現在
専門日本語教育学会 会員
2004年12月 - 現在
日本語教育方法研究会 会員
2007年7月 - 現在
専門日本語教育学会 編集幹事
2020年4月 - 現在
団体区分:学協会
日本語教育学会 学会誌委員
2019年7月 - 現在
団体区分:学協会
日本語教育学会 代議員
2019年6月 - 現在
団体区分:学協会
日本語教育学会 審査・運営協力員
2017年7月 - 現在
団体区分:学協会
日本語教育方法研究会 運営委員
2010年4月 - 現在
あいち地域日本語教育ネットワーク会議(大人議題) 出席者
2020年12月
団体区分:自治体
愛知県 地域における初期日本語教育モデル事業 運営委員
2020年8月 - 2021年3月
団体区分:自治体
常滑市日本語教室準備委員会 アドバイザー
2020年6月 - 現在
団体区分:自治体
名古屋市 地域日本語教育に関する総合調整会議 委員
2020年5月 - 2021年3月
団体区分:自治体
とよた日本語学習支援システム 総括
2019年4月 - 2020年3月
団体区分:自治体
名古屋市の地域日本語教育に関する計画検討会議 委員
2019年9月 - 2020年2月
愛知県 地域における初期日本語教育モデル事業 運営委員
2019年7月 - 2020年3月
団体区分:自治体
専門日本語教育学会 庶務幹事
2014年4月 - 2020年3月
あいち外国人の日本語教育推進会議 出席者
2019年6月
団体区分:自治体
専門日本語教育学会 研究討論会実行委員<委員長>
2017年4月 - 2018年3月
団体区分:学協会
日本語教育学会 大会委員<副委員長>
2013年6月 - 2017年6月
専門日本語教育学会 研究討論会実行委員
2016年4月 - 2017年3月
団体区分:学協会
日本語文法学会 総務委員
2014年4月 - 2016年3月
日本語教育学会 国際研究大会名古屋2012実行委員
2010年10月 - 2013年3月
第8回筑波大学日本語・日本文学会奨励賞
2008年9月 筑波大学日本語・日本文学会
北京第二外国語学院優秀外国人教師表彰
2004年 北京第二外国語学院
語りの談話に出現する名詞における不確実性―中国人日本語学習者と日本語母語話者の比較ー 査読有り
俵山雄司, 望月雄介
名古屋大学日本語・日本文化論集 27 巻 頁: 31-48 2020年3月
討論の行き詰まりに対する話題展開―日本語母語話者と中国人日本語学習者の比較― 査読有り
水野瑛子,柴田龍希,俵山雄司
名古屋大学日本語・日本文化論集 ( 26 ) 頁: 35-56 2019年3月
地域日本語教育における日本語ボランティアの養成・研修講座の内容の変遷―文化庁事業の平成20年度と平成25年度の取組の比較を通して― 査読有り
俵山雄司, 渡部真由美, 田中真寿美
名古屋大学日本語・日本文化論集 24 巻 頁: 45-59 2017年3月
地域日本語教育における各分野の専門家と日本語教師との協働―外国人生活者向けケアプラン日本語教室の企画・教材作成・実施を例に― 査読有り
俵山雄司, 渡部真由美, 結城恵
群馬大学国際教育・研究センター論集 15 巻 頁: 35-48 2016年3月
留学生の就職活動とキャリアに関する意識調査 ―群馬大学留学生基本調査(2)からの報告― 査読有り
園田智子, 俵山雄司
群馬大学国際教育・研究センター論集 ( 13 ) 頁: 27-39 2014年3月
講義における専門用語の説明に対する日本語学習者の評価―わかりやすい説明の方法を探るために― 査読有り
俵山雄司
専門日本語教育研究 ( 15 ) 頁: 27-34 2013年12月
生活者としての外国人児童を対象とした教材 : 『バスに乗ってみる』の作成と試用
渡部真由美, 俵山雄司, 牧原功, 結城恵
日本語教育方法研究会誌 20 巻 ( 2 ) 頁: 50-51 2013年9月
活動スタイルの多様化を目指した日本語ボランティア養成講座 査読有り
俵山雄司, 大和啓子, 渡部真由美
群馬大学国際教育・研究センター論集 ( 12 ) 頁: 87-97 2013年3月
群馬大学桐生キャンパスの日本語教育の現状
俵山雄司
群馬大学国際教育・研究センター論集 ( 12 ) 頁: 45-50 2013年3月
語りの終結部の言語的特徴―日本語母語話者/非母語話者による4コマ漫画の内容を伝える語りから― 査読有り
俵山雄司
群馬大学国際教育・研究センター論集 ( 12 ) 頁: 59-70 2013年3月
テレビ会議システムを利用した上級口頭表現クラス
俵山雄司
日本語教育方法研究会誌 19 巻 ( 1 ) 頁: 50-51 2012年3月
談話終結部における文末表現の使用傾向―日本語学習者と日本語母語話者の作文の比較から―
俵山雄司
日本語教育方法研究会誌 17 巻 ( 2 ) 頁: 40-41 2010年9月
「結局」の意味と用法 査読有り
俵山雄司
群馬大学国際・教育研究センター論集 ( 10 ) 頁: 33-50 2010年3月
漸進的リハーサルを組み込んだ話す活動-アカデミックな話す活動へのソフトランディングを目指して-
俵山雄司
日本語教育方法研究会誌 17 巻 ( 1 ) 頁: 18-19 2010年3月
論理的に書くためのフレームワークの習得を目指したビジネス作文授業
俵山雄司
日本語教育方法研究会誌 16 巻 ( 2 ) 頁: 36-37 2009年9月
アジア人財資金構想事業における留学生教育と支援 : 群馬大学の取り組みについて(OS9-2 留学生教育)
俵山雄司,高本康子
日本機械学会関東支部ブロック合同講演会講演論文集2009 頁: 195-196 2009年9月
留学生対象の講義における講師の言語調整行動と意識との関連―留学生向けの教養・専門科目講義の方法を検討するために― 査読有り
俵山雄司
群馬大学留学生センター論集 ( 8 ) 頁: 13-29 2008年9月
Shadowing Activity of JSL Learners in Tunisia
ONO Masaki,TAWARAYAMA Yuji
Proceedings of 8th Edition Tunisia-Japan Symposium on Society, Sciences and Technology 頁: 52-56 2008年3月
アジア人財資金構想事業対応日本語コース報告―コース立ち上げ期のカリキュラム編成について― 査読有り
俵山雄司
群馬大学留学生センター論集 ( 7 ) 頁: 87-96 2008年3月
作文クラスにおける模擬評価活動―作文の内容への意識を高めるために―
俵山雄司
日本語教育方法研究会誌 15 巻 ( 1 ) 頁: 56-57 2008年3月
「このように」の意味と用法―談話をまとめる機能に着目して― 査読有り
俵山雄司
日本語文法(日本語文法学会) 7 巻 ( 2 ) 頁: 205-221 2007年9月
教育実習反省会におけるワークショップの試み
俵山雄司
日本語教育方法研究会誌 14 巻 ( 2 ) 頁: 66-67 2007年9月
作文の分析単位としての「文節」概念について
俵山雄司
『留学生の作文に対する主観的評価と相関関係を持つ分析的・客観的な量的指標の抽出』(平成16年度~18年度科学研究費補助金基盤研究(C)(2)研究成果報告書(研究代表者:衣川隆生)) 頁: 73-84 2007年3月
談話終結部における助詞「は」と「が」の選択―日本語母語話者と学習者の語りの分析から― 査読有り
俵山雄司
筑波大学地域研究 ( 28 ) 頁: 51-65 2007年3月
「のだ」文とテクスト構造―内容区分とまとまりに関連して― 査読有り
俵山雄司
日本語と日本文学(筑波大学国語国文学会) ( 44 ) 頁: 25-39 2007年2月
「こうして」の意味と用法―談話を終結させる機能に着目して― 査読有り
俵山雄司
日本語教育論集(独立行政法人国立国語研究所発行) ( 22 ) 頁: 49-57 2006年3月
接続詞の指導について―「指示語を含む複合接続詞」と「談話を構造化する接続詞」― 査読有り
俵山雄司
筑波応用言語学研究 ( 11 ) 頁: 97-110 2004年12月
会話における「転換」の「でも」
俵山雄司
『日本語における話しことばの文法研究』(平成13年度~15年科学研究費補助金基盤研究(C)(2)研究成果報告書(研究代表者:杉本武)) 頁: 113-134 2004年3月
第6章「「起こし文型」設計思想の検討 なぜ「終結型」はなかったか」『時間の流れと文章の組み立て 林言語学の再解釈』
庵功雄, 石黒圭, 丸山岳彦(編)( 担当: 単著)
くろしお出版 2017年12月
第8章「流れがスムーズになる接続詞の使い方」『現場に役立つ日本語教育研究3 わかりやすく書ける作文シラバス』
山内博之(監修)、石黒圭(編)( 担当: 単著)
くろしお出版 2017年12月
第18章「講義における一般語の語義説明に対する日本語学習者の評価―理工系専門講義における「わかりやすい日本語」を探る―『評価を持って街に出よう―「教えたこと・学んだことの評価」という発想を超えて―』
宇佐美洋(編)( 担当: 共著)
くろしお出版 2016年1月
第14章「談話終結部における文のタイプ」『文章・談話研究と日本語教育の接点』
阿部二郎, 庵功雄, 佐藤琢三(編)( 担当: 共著)
くろしお出版 2015年4月
普通高中課程標準実験教科書 日語 選修 応用写作入門 教師教学用書
趙華敏,俵山雄司,張敏( 担当: 共著)
人民教育出版社 2009年1月
普通高中課程標準実験教科書 日語 選修 応用写作入門
趙華敏,俵山雄司( 担当: 共著)
人民教育出版社 2007年7月
地域日本語教育における各分野の専門家との協働の変遷-文化庁事業の平成 21 年度と令和元年度の取組の比較を通して-
俵山雄司, 渡部真由美
専門日本語教育学会第23回研究討論会 2021年3月6日
旅行をテーマとした談話における引用と感情表出―生き生きとした話し方を探る― 国際会議
俵山雄司
第8回談話分析コロキアム
資料へのコメント場面におけるコメントの受け手の言語行動
俵山雄司
第7回談話分析コロキアム
語りの談話に出現する名詞における不確実性―中国人日本語学習者と日本語母語話者の比較―
望月雄介, 俵山雄司
日本語/日本語教育研究会第8回研究大会
授業を評価する:FishWatchrによる評価の集約と可視化
俵山雄司,山口昌也,金田智子,森篤嗣
『「評価」を持って街に出よう』出版記念シンポジウム
話し合いを評価する:FishWatchrによる評価の集約と可視化
森篤嗣,山口昌也,栁田直美,俵山雄司
『「評価」を持って街に出よう』出版記念シンポジウム
地域の日本語教育におけるボランティア養成講座の変遷―2008年から2014年までの流れ―
俵山雄司, 田中真寿美, 渡部真由美
共同シンポジウム「日本語教育への挑戦:筑波大学の取り組み紹介」
経緯を述べる文章における接続詞の使用―日本語母語話者と非母語話者の比較―
俵山雄司
第6回談話分析コロキアム
大学講義における「わかりやすい」日本語を考える―留学生の講義理解促進のために―
俵山雄司
第11回筑波大学応用言語学研究会
講義における一般語の語義説明に対する日本語学習者の評価
俵山雄司
シンポジウム『評価』を持って街に出よう―ひととひととをつなぐための評価研究―
生活者としての外国人児童を対象とした教材『バスに乗ってみる』の作成と試用
渡部真由美, 俵山雄司, 牧原功, 結城恵
第41回日本語教育方法研究会
日本語教育方法研究会と実践研究(パネルセッション「実践研究のリフレクション―実践研究フォーラムの10年と実践研究の今後―」第二発表)
俵山雄司
2013年度実践研究フォーラム
事例紹介 教育コンテンツ「ビジネス場面を意識した継続的実践」(20周年記念イベント:みんなで語ろう『日本語教育方法研究』)
俵山雄司
第40回日本語教育方法研究会
講義の「わかりやすさ」の要因について―留学生対象の講義をデータとした分析―
俵山雄司
第5回談話分析コロキアム
テレビ会議システムを利用した上級口頭表現クラス
俵山雄司
第38回日本語教育方法研究会
談話終結部における文のタイプ
俵山雄司
第4回談話分析コロキアム
談話終結部における文末表現の使用傾向―日本語学習者と日本語母語話者の作文の比較から―
俵山雄司
第35回日本語教育方法研究会
漸進的リハーサルを組み込んだ話す活動―アカデミックな話す活動へのソフトランディングを目指して―
俵山雄司
第34回日本語教育方法研究会
アジア人財資金構想事業における留学生教育と支援―群馬大学の取り組みについて―(オーガナイズドセッション留学生教育)
俵山雄司, 髙本康子
日本機械学会関東支部ブロック合同講演会
論理的に書くためのフレームワークの習得を目指したビジネス作文授業
俵山雄司
第33回日本語教育方法研究会
「結局」と終結性
俵山雄司
筑波大学日本語日本文学会第32回大会
作文クラスにおける模擬評価活動―作文の内容への意識を高めるために―
俵山雄司
第30回日本語教育方法研究会
結局の意味・用法について
俵山雄司
第96回関東日本語談話会
語りの終結部の言語的特徴(パネルセッション「語りのデータを用いた談話分析の可能性」第4発表)
俵山雄司
日本語文法学会第8回研究大会
教育実習反省会における「ワークショップ」の試み
俵山雄司
第29回日本語教育方法研究会
ナラティブ終結部の言語的特徴―4コマ漫画を説明するナラティブを対象として―
俵山雄司
第3回応用言語学研究会
「このように」の意味と用法―談話をまとめる用法に着目して― 国際会議
俵山雄司
第88回関東日本語談話会
まとめの接続表現「こうして」 国際会議
俵山雄司
日語専業学科建設与発展学術研討会
接続表現の指導 国際会議
俵山雄司
第二回中国大学日本語教育国際シンポジウム
「のだ」文とテクスト構造―内容区分とまとまりに関連して―
俵山雄司
筑波大学国語国文学会第26回大会
読みやすい本 大学院生応援企画「ビブリオバトル」より 秋田喜代美著『読む心・書く心――文章の心理学入門』(北大路書房、2002年)『日本語/日本語教育研究』8
受付,登録システム (2012年日本語教育国際研究大会(ICJLE2012)報告) 『日本語教育』154号※川端一博との共著
「成長し続ける教師のための厳選ブックガイド」『月刊日本語』012年1月号
「言語圏α 学びのエクササイズ日本語文法 天野みどり著」『月刊言語』37-10
地域の日本語教育における各分野の専門家と日本語教師との協働の研究
研究課題/研究課題番号:20K00725 2020年4月 - 2023年3月
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
俵山 雄司
担当区分:研究代表者
配分額:1040000円 ( 直接経費:800000円 、 間接経費:240000円 )
近年、「生活者としての外国人」を対象とした地域の日本語教育では、言語の習得を主眼とした活動以外に、防災やゴミといった生活情報の共有を主眼とした活動が行われている。その際、日本語教室の運営者や日本語教師と、市役所や消防署などの関係部署の専門家との連携・協働が行われている。
本研究は、各分野の専門家と日本語教師との協働に焦点を当て、企画・教材作成・実施の各局面について記述・分析し、どのような役割分担が効果的なのか、また、克服すべき課題は何かについて考察する。
2020年度は、専門家と日本語教師の協働の実態調査の基礎作業として、地域日本語教室に関わる専門家の専門分野の拡がりや協働の形態について調査を行った。具体的には、文化庁「「生活者としての外国人」のための日本語教育事業」のうち「地域日本語教育実践プログラム」の2009年度と2019年度の実施内容報告書の記述を対象として、10年間で日本語教師と専門家との協働がどのように変化してきたかを明らかにした。
分析の結果、専門家の関与が見られたのは2009年度は78件中8件(10.3%)だったのに対し、2019年度は17件中10件(58.8%)であり、割合が大きく増加していた。両者とも、外国人向け日本語教室での関与と、指導者向けの養成講座での関与の2つのパターンが観察された。
2009年度の特徴として、教室の目的が、介護ヘルパー(介護施設と連携)や、就農者(酪農家などと連携)など、ある職種の養成に特化したものが複数あることが挙げられる。一方、2019年度は、東日本大震災や熊本地震の経験、頻発する豪雨災害を受けて、防災関係の連携が目立つ。連携先も防災士、行政・自治会の防災担当者など様々なものがあり、日本語教室・指導者養成の双方に見られた。また、行政の連携先が、健康増進・ゴミ・防災など、多岐にわたっていることも目を引く点である。
その他、日本語教室の実施内容(カリキュラム)を見ると、2009年度は、言語に焦点を当てた回の間に、イベント的に専門家を招いた体験などがあることが大半であったが、2019年度は、専門家を招いた(もしくは、専門家のところに出向いた)回のみならず、前後の回とまたがって「事前学習・体験(and/or講義)・振り返り」の流れが存在したり、専門家を複数回連続で招いた活動となっていたりするなど、綿密にデザインされたものが増えていることがわかった。
本年より地域の日本語教室で実施された外国人住民向けの医療・防災・ごみなどの講座に参加し、専門家に対しての調査をする予定であったが、コロナウィルス感染拡大により、実施を取り止めたため、調査を延期した。
コロナウィルスの感染状況を見つつ、市町村などで開催された講座に参加し、予定していた調査を実施する。
ノートの筆記過程の分析に基づく日本語学習者の講義理解過程の実証的研究
研究課題/研究課題番号:17K02879 2017年4月 - 2020年3月
科学研究費助成事業
田中 啓行
担当区分:研究分担者
本研究課題では、日本語学習者が講義を受けている間にどのような順番でノートを取ったかという筆記過程のデータと、ノートに関するインタビューへの日本語学習者の回答を分析した。その結果、日本語学習者が、話の先を予測しながら講義を聞き、講義者が専門用語などの説明のために用いた具体例を活かして講義の内容を理解していることが明らかになった。また、このような理解の仕方がノートの取り方に反映されていた。以上のことに基づいて、日本語学習者が講義を理解する力を伸ばすための方策を提示した。
本研究課題は、日本語学習者がノートを書く過程を分析対象とすることで、講義を受講している間の理解に着目した点に学術的意義がある。このことによって、「何が理解できないのか」だけではなく、「なぜ、どのように理解できないのか」を示した。また、ノートを書いた日本語学習者へのインタビューを合わせて分析することで、なぜそのようなノートの取り方をしたのかの裏づけをとったことにも意義がある。本研究課題の成果は、日本に留学する日本語学習者がより良く講義を理解するために必要なことを示した点で、社会的意義があるものと考えられる。
外国人住民の文化的多様性を考慮した高齢期ライフプラン作成のための協働実践型研究
研究課題/研究課題番号:26310102 2014年7月 - 2020年3月
科学研究費助成事業
結城 恵
担当区分:研究分担者
本研究の目的は、定住化あるいは帰化を予定する外国人住民が、日本で安全に安心して高齢期に備えるライフプランを設計し実践できるように、関係者による協働型実践研究(Community-based Participatory Research、以下CBPRと記す)を導入することにあった。研究対象とする地域は、外国人住民が集住する群馬県内のA市で、比較社会学の観点から、外国人住民の視点に立った「高齢期」の理解を図り、文化的・社会的多様性を考慮したCBPR実践を展開する過程を記述することで、外国人住民の日本における「高齢期」の備えに必要となる、人的多様性を考慮した社会システム構築のあり方を考察した。
CBPR実践の結果、参加者の意識が、【情報収集・理解の段階】日本での生活習慣の情報収集につとめ、日本でのやり方を理解し、実践してみようとする段階→【振り返り共有の段階】日本でのやり方を自分の経験と照合し、その経験を他者に共有しようとする段階→【文化融合表現の段階】日本でのやり方を自分の生活スタイルに融合させ、それを表現使用とする段階→【主体的社会参画の段階】生活者として社会に参画しようとする段階が確認された。本研究により、異文化社会で高齢期を活きる生活者の自己実現モデルの一形態を抽出することができた。
地域の日本語ボランティア養成講座における複数の活動型の提示の意義と影響
研究課題/研究課題番号:26370587 2014年4月 - 2018年3月
科学研究費助成事業
俵山 雄司
担当区分:研究代表者
配分額:1300000円 ( 直接経費:1000000円 、 間接経費:300000円 )
本研究は、地域の日本語支援者に対して、「教授型」の活動に加え、「対話型」の活動に携わるための知識や態度を内容とした研修・養成講座を企画・実施し、その効果や課題をアンケートとインタビュー調査を通じて探った。その結果、調査協力者の8名中2名が「対話型」の活動を取り入れたものの、6名は、この種の活動を取り入れておらず、また両者それぞれが取り入れに難しさを感じていたことがわかった。その背景としては、グループや支援者自身の文法重視のビリーフ、外国人参加者のニーズの多様性への対処、教材の選定・加工のためのスキルや時間の不足、「対話型」について理解するためのリソースの不足などが挙げられた。
日本語学習者の母語場面・接触場面を対象とした対話コーパスの構築と分析
2013年4月 - 2017年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
澤田浩子
担当区分:研究分担者
テキストの結束性を重視した母語別作文コーパスの作成と分析
2013年4月 - 2016年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
金井勇人
担当区分:研究分担者
日本語の配慮表現に関する学習者コーパスの作成と対照研究
2013年4月 - 2016年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
牧原功
担当区分:研究分担者
大学講義をデータとした「わかりやすい」日本語の研究
2012年4月 - 2014年3月
科学研究費補助金 若手研究(B)
担当区分:研究代表者
博士論文研究Ⅶb
2020
全学向け日本語プログラムSJ110a(初級前期)
2020
全学向け日本語プログラムSJ120(初級中期)
2020
全学向け日本語プログラムSJ310(中級前期)読解
2020
全学向け日本語プログラムSJ310(中級前期)聴解
2020
応用日本語学研究Ⅱ
2020
地域社会共生論Ⅰ
2020
比較社会文化論
2020
日本語談話分析総合演習a
2020
博士論文研究Ⅶa
2020
日本語談話分析総合演習b
2019
博士論文研究Ⅶb
2019
日韓理工系学部予備教育コース読解表現
2019
全学向け日本語プログラムSJ110b(初級前期)
2019
全学向け日本語プログラムSJ120b(初級中期)
2019
全学向け日本語プログラムSJ210(初級後期)
2019
全学向け日本語プログラムSJ310(中級前期)読解
2019
応用日本語学研究Ⅱ
2019
地域社会共生論Ⅰ
2019
比較社会文化論
2019
日本語談話分析総合演習a
2019
博士論文研究Ⅶa
2019
日本語談話分析総合演習a
2018
日韓理工系学部予備教育コース読解表現
2018
全学向け日本語プログラムSJ320(中級中期)
2018
全学向け日本語プログラムSJ310(中級前期)読解
2018
全学向け日本語プログラムSJ210(初級後期)
2018
全学向け日本語プログラムSJ110b(初級前期)
2018
地域社会共生論Ⅰ
2018
博士論文研究Ⅶb
2018
博士論文研究Ⅶa
2018
応用日本語学研究Ⅱ
2018
日本語談話分析総合演習b
2018
談話分析方法論b
2017
日本語文章表現1(理系学部1年生対象)
2017
日本語口頭表現1(文系学部1年生対象)
2017
地域社会共生論Ⅰ
2017
博士論文研究Ⅶb
2017
博士論文研究Ⅶa
2017
応用日本語学研究Ⅱ
2017
日本語談話分析総合演習b
2017
日本語談話分析総合演習a
2017
全学向け日本語プログラムSJ301(上級)読解
2017
全学向け日本語プログラムSJ300(中上級)会話2(語彙会話)
2017
全学向け日本語プログラムSJ301(上級)作文1
2017
全学向け日本語プログラムSJ101(初級前半)
2017
日韓理工系学部予備教育コース読解表現
2017
全学向け日本語プログラムSJ300(中上級)会話2(語彙会話)
2016
全学向け日本語プログラムSJ101a(初級前半)
2016
日韓理工系学部予備教育コース作文
2016
日本語口頭表現1(文系学部1年生対象)
2016
談話分析方法論b
2016
談話分析方法論a
2016
全学向け日本語プログラムSJ301(上級)読解
2016
日本語文章表現1(理系学部1年生対象)
2016
日本語口頭表現1(文系学部1年生対象)
2016
日本語文章表現1(理系学部1年生対象)
2015
談話分析方法論a
2015
全学向け日本語プログラムSJ301a(上級)聴解
2015
全学向け日本語プログラムSJ101a(初級前半)
2015
全学向け日本語プログラムSJ300(中上級)会話2(語彙会話)
2015
日韓理工系学部予備教育コース作文
2015
談話分析方法論b
2015
日本語口頭表現1(文系学部1年生対象)
2015
サッカーJリーグ名古屋グランパス ボランティア向け「やさしい日本語」講座
役割:講師
2021年10月
津島市・愛知県国際交流協会主催日本語ボランティア入門講座in津島(全3回中2回)
役割:講師
2021年10月 - 2021年11月
愛知県国際交流協会主催令和3年度日本語ボランティア入門講座(全9回中5回)
役割:講師
2021年9月 - 2021年10月
幸田町主催日本語ボランティア入門講座(全2回中2回)
役割:講師
2021年2月
武豊町・愛知県国際交流協会主催日本語ボランティア入門講座in武豊(全3回中2回)
役割:講師
2020年11月 - 2020年12月
愛知県国際交流協会主催令和2年度日本語ボランティア入門講座(全9回中5回)
役割:講師
2020年10月 - 2020年11月
日本語教育学会「子どものための日本語教育研修 子ども初任コース」東海ブロック(コーディネーターとして実施・統括)
役割:講師, 企画, 運営参加・支援
2020年9月 - 2021年3月
あま市国際交流協会・愛知県国際交流協会主催日本語ボランティア入門講座inあま(全3回中2回)
役割:講師
2019年11月 - 2019年12月
愛知県国際交流協会主催令和元年度日本語ボランティア入門講座(全9回中5回)
役割:講師
2019年10月 - 2019年11月
新城市・新城市国際交流協会・愛知県国際交流協会主催日本語ボランティア入門講座in新城(全3回中2回)
役割:講師
2019年9月
群馬県観光物産国際協会主催日本語ボランティア養成講座入門編(全4回中1回担当)
2015年2月
群馬県観光物産国際協会主催日本語ボランティア養成講座入門編(全6回中1回担当)
2014年3月
文化庁委託事業「定住外国人が安心して高齢期を迎えるための日本語教室」日本語指導者養成講座(全5回中の4回)
2013年9月 - 2013年10月
赤い羽根募金受配事業 外国人生徒への日本語指導者支援講座(全6回中の2回)
2013年8月 - 2013年9月
群馬県観光国際協会主催日本語ボランティア養成講座入門編(全6回中2回担当)
2013年2月
桐生市国際交流協会主催日本語ボランティア養成講座(全5回中2回担当)
2012年7月 - 2012年8月
群馬県観光国際協会主催日本語ボランティア養成講座入門編(全4回中1回担当)
2011年11月
群馬県観光国際協会主催日本語ボランティア養成講座入門編(全6回中2回担当)
2009年11月 - 2009年12月
群馬県観光国際協会主催日本語ボランティア養成講座(全6回中2回担当)
2010年8月 - 2010年9月
太田市国際交流協会日本語ボランティア講座(全4回中1回担当)
2009年1月
群馬県内日本語ボランティアのための実践的長期研修講座(全12回中3回担当)
2008年11月 - 2009年2月
太田市国際交流協会日本語ボランティア講座(全4回中2回担当)
2008年2月