学位 1
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博士(医学) ( 2014年4月 名古屋大学 )
科研費 2
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腹膜透析関連腹膜障害における補体を介した進展機序の解明と新規抗補体治療法の開発
研究課題/研究課題番号:21K08275 2021年4月 - 2024年3月
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
鈴木 康弘, 石本 卓嗣, 水野 正司, 金 恒秀, 伊藤 恭彦
担当区分:研究分担者
腹膜透析療法において、補体はいかにしてその活性と制御のバランスを乱し腹膜傷害に進展するのか検討するために、PD患者排液を用いてPD期間による補体系分子発現の変化を比較検討する。PD離脱時腹膜組織の病理学的解析とあわせ、PD療法の経年的腹膜傷害における補体の関与の全体像を明らかにする。腹膜炎時のPD排液、腹膜組織において腹膜炎から進展する腹膜傷害における補体の関与を明らかにする。
また、補体経路でどの経路がより重要であるかを検討するために、補体成分に対する中和抗体やノックアウトマウスを用いて補体経路の要所をブロックすることで最も有効な補体経路のターゲットに対する抗補体療法を確立する。 -
研究課題/研究課題番号:21K08274 2021年4月 - 2024年3月
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
金 恒秀, 水野 正司, 鈴木 康弘, 石本 卓嗣, 福井 聡介
担当区分:研究代表者
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
ループス腎炎は全身性エリテマトーデスに伴う主要な臓器障害で、近年の免疫抑制療法によっても未だ多数の患者が末期腎不全に陥っている。自然免疫の一部である補体はループス腎炎の病態に深く関わっており、新たな治療標的になると期待されている。本研究では、ループス腎炎における補体(副経路)の病態への関わりを、活性系の抑制および制御系の増強の二つのアプローチで解明し、新たな治療法の提示を行う。