2024/03/25 更新

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サカベ ショウコ
坂部 晶子
SAKABE Shoko
所属
大学院人文学研究科 人文学専攻 超域人文 教授
大学院担当
大学院国際開発研究科
大学院人文学研究科
学部担当
文学部
職名
教授

学位 1

  1. 博士(文学) ( 2007年1月   京都大学 ) 

研究キーワード 1

  1. 社会学 中国地域研究 植民地論

現在の研究課題とSDGs 1

  1. 社会主義的近代化の経路と公私領域にかんする問題構成――中国のジェンダー研究と関連分野を中心に

経歴 6

  1. 名古屋大学   人文学研究科   教授

    2023年4月 - 現在

  2. 名古屋大学   人文学研究科   准教授

    2017年4月 - 2023年3月

  3. 名古屋大学   国際開発研究科   准教授

    2013年4月 - 2017年3月

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    国名:日本国

  4. 島根県立大学   総合政策学部   准教授

    2009年4月 - 2013年3月

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    国名:日本国

  5. 島根県立大学   総合政策学部   助教

    2007年4月 - 2009年3月

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    国名:日本国

  6. 島根県立大学   総合政策学部   助手

    2006年4月 - 2007年3月

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    国名:日本国

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学歴 2

  1. 京都大学   文学研究科   社会学

    1998年4月 - 2003年3月

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    国名: 日本国

  2. 京都大学   文学研究科   社会学

    1994年4月 - 1998年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 3

  1. 日本社会学会

  2. 日中社会学会

  3. 関西社会学会

委員歴 9

  1. (人文)文化動態学世話人  

    2022年4月 - 2023年3月   

  2. (人文)カリキュラムWG担当  

    2020年12月 - 2022年3月   

  3. (人文)多文化共生コース主任  

    2019年4月 - 2022年3月   

  4. 学力検査委員会委員  

    2018年4月 - 2020年3月   

  5. 中国語科主任  

    2016年4月 - 2017年3月   

  6. (組織再編)施設図書WG委員  

    2016年   

  7. (GSID)広報委員会委員  

    2014年 - 2015年   

  8. (GSID)リーディング大学院(ウェルビーイング)担当教員  

    2013年4月 - 2017年3月   

  9. (GSID)国際委員会委員  

    2013年 - 2014年   

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受賞 1

  1. 第18回橋本峰雄賞

    2008年12月   現代風俗研究会  

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    受賞国:日本国

 

論文 16

  1. 社会主義的近代化の経路と公私領域にかんする問題構成――中国のジェンダー研究と関連分野を中心に 招待有り

    坂部晶子

    『中国21(特集 家族の諸相)』   ( 54 ) 頁: 176 - 193   2021年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  2. 少数民族地域に残る記憶の地層――中国内モンゴル自治区フルンボイルから 招待有り

    坂部晶子

    池内敏、石田徹、程永超編『16‐19世紀東アジア国際秩序の成立と変容の研究――国際シンポジウム報告書』名古屋大学高等研究院     頁: 223 - 231   2020年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)  

  3. 地域に残る加害の記憶と贖罪意識――岐阜県瑞浪市「化石山」の中国人犠牲者の慰霊碑をめぐって

    坂部晶子

    『フォーラム現代社会学』   ( 17 ) 頁: 164-169   2018年5月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  4. ナンスルマ――中国内モンゴルの漢語作家によるモンゴル文学

    孛・額勒斯(著)、坂部晶子(訳、解説)

    『21世紀東アジア社会学』   ( 8 ) 頁: 225-240   2016年6月

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    記述言語:日本語  

  5. 中国北方民族オロチョンの民族イベントにおける「伝統」意識――建旗60周年記念大会を事例に 査読有り

    坂部晶子

    『北東アジア研究』   ( 26 ) 頁: 1-17   2015年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  6. 中国北方少数民族鄂倫春社会中的殖民地秩序的崩潰与社会秩序的重組

    坂部晶子

    『鄂倫春研究』   ( 34 ) 頁: 29-34   2012年

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    記述言語:中国語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  7. 北方民族オロチョン社会における植民地秩序の崩壊と再編

    坂部晶子

    『アジア遊学』   ( 145 ) 頁: 104-112   2011年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  8. 戦争体験の継承をめぐって――「良識と正義の呼び声」

    宋吉慶、坂部晶子

    『北東アジア研究』   ( 21 ) 頁: 105-121   2011年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  9. 中国少数民族の人類学的・社会学的研究についての一考察――主として何群『民族社会学和人類学応用研究』をとおして

    坂部晶子

    『北東アジア研究』   ( 20 ) 頁: 127-136   2011年1月

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    記述言語:日本語  

  10. Multi-layered Memories of “Manchuria” in a Border Town

    『日本帝国崩壊後の人口移動と社会統合に関する国際社会学的研究(中間報告書)(科研費基盤研究B・課題番号20330103・研究代表:蘭信三)』     頁: 245-252   2010年9月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  11. 慰霊というコメモレイションと当事者の語りのあいだ――開拓団の逃避行の記憶をめぐって 査読有り

    坂部晶子

    『北東アジア研究』   ( 13 ) 頁: 99-121   2007年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  12. 「満洲」市民のアイデンティティ・クライシス――主として戦後の『作文』誌を題材として

    坂部晶子

    『作文』   ( 188 ) 頁: 30-47   2005年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  13. 中国東北地区における「満洲」にかんする記憶の表象――コメモレイション施設の展示をとおして 査読有り

    坂部晶子

    『ソシオロジ』   ( 150 ) 頁: 73-90   2004年5月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  14. 植民地の記憶の社会学――日本人にとっての「満洲」経験 査読有り

    坂部晶子

    『ソシオロジ』   ( 137 ) 頁: 109-125   2000年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  15. 「満洲」経験の歴史社会学的考察──「満洲」同窓会の事例をとおして 査読有り

    坂部晶子

    『京都社会学年報』   ( 7 ) 頁: 101-120   1999年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  16. 主体の可能性としてのクリエイティビティ

    坂部晶子

    『京都社会学年報』   ( 2 ) 頁: 145-152   1994年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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書籍等出版物 17

  1. 『帝国のはざまを生きる――交錯する国境、人の移動、アイデンティティ』

    蘭信三、松田利彦、李洪章、原佑介、坂部晶子、八尾祥平による共編著( 担当: 共編者(共編著者) ,  範囲: 第三部総説「引揚げの表象――植民地を故郷とする人びとの視点から」担当)

    みずき書林  2022年3月 

  2. 『中国の家族とジェンダー――社会主義的近代から転形期における女性のライフコース』

    坂部晶子編著( 範囲: 序章「社会主義的近代化とジェンダーからみた中国女性のライフコース研究」(9-32頁)、呉小英による第1章「転形期中国における家族のイデオロギー化と左翼右翼の闘争」(34-54頁)の翻訳)

    明石書店  2021年3月 

  3. 『集合的創造性――コンヴィヴィアルな人間学のために』

    松田素二編( 担当: 共著 ,  範囲: 第5章「北海道の木彫り熊ブームを支えたもの」担当)

    世界思想社  2021年2月  ( ISBN:978-4-7907-1750-8

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    総ページ数:277   担当ページ:127-148   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  4. 『映画は社会学する』

    西村大志・松浦雄介編( 担当: 共著 ,  範囲: 第5章「多元的現実」(61-72頁)担当。)

    法律文化社  2016年7月 

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    担当ページ:61-72   記述言語:日本語

  5. 『記憶と忘却のアジア(相関地域研究1)』

    貴志俊彦・山本博之・西芳実・谷川竜一編著( 担当: 共著 ,  範囲: 第6章「交錯する農村の近代――岩手県沢内村と黒龍江省方正県」(143-163頁)を担当。)

    青弓社  2015年3月 

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    担当ページ:143-163   記述言語:日本語

  6. 『人の移動事典――日本からアジアへ・アジアから日本へ』

    吉原和男・蘭信三・伊豫谷登志翁・関根政美・山下晋司・吉原直樹編( 担当: 共著 ,  範囲: 第Ⅰ部第2章「日本帝国の膨張とアジアをめぐる人の移動」のなかの「帝国のはざまをぬう人の移動」(48-49頁)の項目担当。)

    丸善出版  2013年11月 

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    担当ページ:48-49   記述言語:日本語

  7. 『帝国以後の人の移動――ポストコロニアリズムとグローバリズムの交錯点』

    蘭信三編( 担当: 共著 ,  範囲: 第2部研究ノート3「北方民族オロチョン社会における植民地秩序の崩壊と再編」(527-539頁)を担当。)

    勉誠出版  2013年11月 

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    担当ページ:527-539   記述言語:日本語

  8. 『よくわかる都市社会学』

    中筋直哉・五十嵐泰正編( 担当: 共著 ,  範囲: 第Ⅰ部9章「大連――植民地都市」(18-19頁)、第Ⅴ部第5章「モニュメント」(136-137頁)の項目担当。)

    ミネルヴァ書房  2013年4月 

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    記述言語:日本語

  9. 『二〇世紀満洲歴史事典』

    貴志俊彦・松重充浩・松村史紀編( 担当: 共著 ,  範囲: 「開拓民の受難」「東寧要塞」「東北烈士紀念館」「日満帝国婦人会」「平頂山事件」「万人坑」「満洲の記憶(中国人)「満洲婦人救済会」「楊靖宇」の項目担当。)

    吉川弘文堂  2012年12月 

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    記述言語:日本語

  10. 『戦争社会学ブックガイド――現代社会を読み解く132冊』

    野上元・福間良明編( 担当: 共著 ,  範囲: 第3章「体験の理解と記憶の解釈」のなかの「植民・引揚げと『帝国』の記憶」(210-212頁)担当。)

    創元社  2012年3月 

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    担当ページ:210-212   記述言語:日本語

  11. 『戦後日本大衆文化』

    鵜飼正樹・永井良和・藤本憲一編、苑崇利・史兆紅・秦燕春訳( 担当: 共著 ,  範囲: 『戦後日本の大衆文化』の中国語版(翻訳:苑崇利·史兆红·秦燕春)。 該当箇所は、《海外旅游――我们现在何处》(242-260頁)。)

    社会科学文献出版社  2010年6月 

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    担当ページ:242-260   記述言語:中国語

  12. 『日本帝国をめぐる人口移動の国際社会学』

    蘭信三編( 担当: 共著 ,  範囲: 第4部の研究紹介「重層的被支配の狭間の経験―台湾から満洲へ」を担当(主に、許雪姫編『日治時期在「滿洲」的台灣人(中央研究院近代史研究所 口述歴史叢書七九)』(中央研究院近代史研究所、2002年)について紹介・解説している)(671-675頁))

    不二出版  2008年6月 

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    担当ページ:671-675   記述言語:日本語

  13. 『「満洲」経験の社会学――植民地の記憶のかたち』

    坂部晶子( 担当: 単著)

    世界思想社  2008年3月 

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    記述言語:日本語

  14. 『「満洲」――記憶と歴史』

    山本有造編( 担当: 共著 ,  範囲: 第6章「『満洲労工』の記憶」担当(180-210頁))

    京都大学学術出版会  2007年3月 

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    担当ページ:180-210   記述言語:日本語

  15. 『多元的世界における寛容と公共性――東アジアの視点から』

    芦名定道編( 担当: 共著 ,  範囲: 第Ⅱ部第7章「グローバリゼーション下での寛容さの記憶」担当(146-157頁))

    晃洋書房  2007年3月 

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    担当ページ:146-157   記述言語:日本語

  16. 『エスノグラフィー・ガイドブック――現代世界を複眼でみる』

    松田素二・川田牧人編( 担当: 共著 ,  範囲: 『セクシュアル・ストーリーの時代――語りのポリティクス』(ケン・プラマー著、桜井厚、好井裕明、小林多寿子訳、新曜社、1998年)の紹介を担当(188-189頁))

    嵯峨野書院  2002年4月 

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    担当ページ:188-189   記述言語:日本語

  17. 『戦後日本の大衆文化』

    鵜飼正樹、永井良和、藤本憲一編( 担当: 共著 ,  範囲: 第11章「海外旅行」担当(245-267頁))

    昭和堂  2000年5月 

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    担当ページ:245-267   記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

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講演・口頭発表等 33

  1. “Memory Strata of Ethnic Minority Groups between Empires: Revisiting Modernity in Hulunbeir Region” 国際会議

    Shoko Sakabe

    AAS in Asia, 2023  2023年6月24日  AAS

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    開催年月日: 2023年6月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:慶北大学校、大邱   国名:大韓民国  

  2. 中国の社会主義的近代化推進期の女性労働への評価について

    坂部晶子

    「集合的なニーズ・権利に関わるグローバルな正義の比較社会学的研究」研究会  2023年3月11日 

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    開催年月日: 2023年3月

    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:慶応大学三田キャンパス  

  3. 中国におけるSF映画、日本アニメ研究の視点――祝力新の論文から

    坂部晶子

    第9回中国語文献を読む会in名古屋  2022年12月25日  中国語文献を読む会in名古屋

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    開催年月日: 2022年12月

    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:日本福祉大学  

  4. 近代家族論の射程と中国における社会主義的近代化―『中国の家族とジェンダー』とその後

    坂部晶子

    函館社会学研究会  2022年9月5日  函館社会学研究会

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    開催年月日: 2022年9月

    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:北海道教育大学函館校  

  5. 近代家族論の射程と中国における社会主義的近代化―『中国の家族とジェンダー』とその後

    坂部晶子

    北東アジア研究会(於島根県立大学北東アジア地域研究センター)  2022年2月3日 

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    開催年月日: 2022年2月

  6. 帝国の周辺領域における少数民族の記憶の地層――フルンボイル地域の近代から 国際会議

    坂部晶子

    東アジア日本研究者協議会第5回学術大会(ZOOM/高麗大学)  2021年11月27日 

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    開催年月日: 2021年11月

  7. About Construction of Underground Military Factories in the Last Wartime in the Gifu Prefecture and the Project to Return Bones of Chinese Laborers 招待有り 国際会議

    Symposium:" Interaction models in East Asia in the 20 - 21 centuries" 

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    開催年月日: 2019年1月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:ロシア連邦  

  8. 少数民族地域に残る記憶の地層――中国内モンゴル自治区フルンボイルから 招待有り 国際会議

    坂部晶子

    国際シンポジウム「16-19世紀東アジア国際秩序の成立と変容の研究――日本・朝鮮・中国(明清)三国の比較という視点」 

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    開催年月日: 2018年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:島根県立大学   国名:日本国  

  9. 家庭的“个体化”(个人化)倾向 国際会議

    坂部晶子

    多様化する中国のジェンダー研究会 

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    開催年月日: 2018年9月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:青島康大豪生大酒店   国名:中華人民共和国  

  10. 中国における社会主義的近代化とジェンダーからみた女性のライフコース研究

    坂部晶子

    日中社会学会第30回大会 

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    開催年月日: 2018年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:筑波大学   国名:日本国  

  11. Memory of the harm made by the war in a Japan region; the construction of the memorial to the Chinese victims in the city of Mizunami in the Gihu prefecture 招待有り 国際会議

    Workshop: "lnteraction models in East Asia in the 20-21 centuries" 

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    開催年月日: 2018年5月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:ロシア連邦  

  12. 中国周辺地域における社会主義的近代とジェンダーにかんする研究視点 国際会議

    坂部晶子

    中日学術シンポジウム及び中日社会学専門委員会成立大会 

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    開催年月日: 2016年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:北京第二外国語大学   国名:中華人民共和国  

  13. 中国少数民族地域における社会主義的近代とジェンダー

    坂部晶子

    中国ジェンダー研究会 

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    開催年月日: 2016年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋大学   国名:日本国  

  14. 日中における植民地・戦争期の記憶と地域における記憶

    坂部晶子

    「北東アジアにおける『心の問題』の生成・展開と展望に関する研究」プロジェクト 

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    開催年月日: 2016年2月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:島根県立大学   国名:日本国  

  15. 「満洲」開拓移民の記憶と日中二つの村の近代

    坂部晶子

    国際ワークショップ「移民送出国としての中国・移民受け入れ国としての中国―人口移動を事例研究から考える」 

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    開催年月日: 2015年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋大学   国名:日本国  

  16. 満洲引揚者女性の「逃避行」の語り口 国際会議

    坂部晶子

    シンポジウム「女たちの翼―前世紀転換点のアジアにおける女のリテラシーと境界侵犯的活動」 

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    開催年月日: 2015年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  17. 少数民族――移動する人々の生活史 招待有り

    坂部晶子

    「二〇世紀東アジアをめぐる人の移動と社会統合に関する総合的研究」満洲班第1回ワークショップ  2015年2月22日  「二〇世紀東アジアをめぐる人の移動と社会統合に関する総合的研究」満洲班

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    開催年月日: 2015年2月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:上智大学大阪サテライト  

  18. 中国から見た村の近代化と藤原長作さんの功績 招待有り

    坂部晶子

    藤原長作さんの中国での米作りに学ぶシンポジウム  2015年2月13日  西和賀町国際交流協会主催

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    開催年月日: 2015年2月

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:西和賀町  

  19. 日本と中国から見た満洲開拓の記憶 招待有り

    坂部晶子

    「帝国日本における移動と他者像」第5回研究会   2014年11月9日 

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    開催年月日: 2014年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:県立広島大学  

  20. 復興する民族イベントにみる少数民族の伝統意識 ――オロチョン自治旗を事例として

    坂部晶子

    日中社会学会第26回大会  2014年6月8日  日中社会学会

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    開催年月日: 2014年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大同大学  

  21. 民族イベントにみられるオロチョン族の「伝統」意識 国際会議

    坂部晶子

    中日韓朝言語文化比較研究国際シンポジウム  2013年8月20日 

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    開催年月日: 2013年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:延辺大学   国名:中華人民共和国  

  22. 帝国と国家の周縁部から見た北東アジア――大興安嶺山中のオロチョン自治旗を事例として 招待有り 国際会議

    坂部晶子

    日中韓三カ国学術シンポジウム「ポスト金融危機における北東アジア地域の発展と協力」  2012年9月25日  山東省社会科学院

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    開催年月日: 2012年9月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:山東省済南市   国名:中華人民共和国  

  23. 中国東北地域における植民地経験のフィールドワーク 招待有り

    坂部晶子

    日本社会学会第84回大会若手企画部会「社会学的想像力と方法の現在――『東アジア』を調査する」  2011年9月  日本社会学会大会若手企画部会

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    開催年月日: 2011年9月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:関西大学  

  24. 非対称的なアイデンティティ(同一性)の狭間を読む――「満洲国」の記憶の重層性を手がかりに

    坂部晶子

    「交錯する北東アジア・アイデンティティの諸相」研究会ワークショップ「重層的アイデンティティと地域研究の高度化」  2010年3月 

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    開催年月日: 2010年3月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:島根県立大学  

  25. Multi-layered Memories of “Manchuria” in a Border Town 国際会議

    SAKABE Shoko

    2009年10月 

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    開催年月日: 2009年10月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

  26. 植民地経験の語りの現場――記憶の重層性をめぐって (講述殖民地經歷的現場──關於記憶的多層性) 国際会議

    坂部晶子

    International Workshop on Subjectivity of the Other  2009年8月 

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    開催年月日: 2009年8月

    記述言語:中国語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:国立曁南国際大学人類学研究所   国名:台湾  

  27. 植民地経験のライフ・ヒストリーにかんして

    坂部晶子

    日中社会学会2008年度冬季研究集会  2008年12月  日中社会学会冬季研究集会

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    開催年月日: 2008年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:神戸  

  28. 寛容さの記憶の形成――中国東北地区における日本人公墓の記念化

    坂部晶子

    日本社会学会第79回大会  2006年10月  日本社会学会

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    開催年月日: 2006年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:立命館大学  

  29. 植民地経験の聞きとり実践――黒龍江省東寧県を事例として

    坂部晶子

    日中社会学会第18回大会  2006年6月  日中社会学会

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    開催年月日: 2006年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:島根県立大学  

  30. 殖民地与受害的記憶――根拠中国東北地区的考察来分析 (植民地と被害の記憶――中国東北地区の調査から) 国際会議

    京都大文学部21世紀プログラム「グローバル化の時代における寛容性の研究」上海ワークショップ  2005年11月 

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    開催年月日: 2005年11月

    記述言語:中国語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:上海第二工業大学外国語学院   国名:中華人民共和国  

  31. 難於講述的殖民地経歴――対一位当過“慰安婦”人的採訪 (植民地経験の語りがたさ――黒龍江省東寧県における「慰安婦」経験者の聞きとりから) 国際会議

    坂部晶子

    中国近現代史研究国際学術交流  2004年8月 

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    開催年月日: 2004年8月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:中華人民共和国内蒙古自治区フフホト・内蒙古大学   国名:中華人民共和国  

  32. 中国東北地区における「満洲」にかんする記憶の表象――コメモレイション施設の展示をとおして

    関西社会学会第54回大会  2003年5月  関西社会学会

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    開催年月日: 2003年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:追手門学院大学  

  33. 植民地の記憶の社会学――日本人にとっての「満洲」経験

    坂部晶子

    関西社会学会第49回大会  1998年5月  関西社会学会

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    開催年月日: 1998年5月

    開催地:甲南大学  

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Works(作品等) 14

  1. 漫画『フイチンさん』をとおしてみるハルピンの情景、満洲国、戦後日中関係

    上田貴子、坂部晶子、齋藤一晴、原田忠直による座談会の記録

    2022年3月

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    発表場所:『日本福祉大学研究紀要――現代と文化』144号  

  2. 複数の帝国の狭間におかれた経験を照射する(許雪姫著『離散と回帰――「満洲国」の台湾人の記録』(羽田朝子・殷晴・杉本史子訳、東方書店、2021年)書評)

    坂部晶子

    2021年10月

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    発表場所:『週刊読書人』2021年10月29日号  

  3. 「満洲」の記憶と戦後日本社会、終わらない近代の帰結について――佐藤量、菅野智博、湯川真樹江編『戦後日本の満洲記憶』(東方書店、2020年)を読む

    坂部晶子

    2020年12月

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    発表場所:『近現代東北アジア地域史研究会NewsLetter』第32号(127-132頁)  

  4. 満洲の同窓会研究――佐藤量『戦後日中関係と同窓会』(彩流社、2016年)

    2016年12月

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    発表場所:『近現代東北アジア地域史研究会NewsLetter』第28号(61-64頁)  

  5. (書評)阿部純一郎著『〈移動〉と〈比較〉の日本帝国史――統治技術としての観光・博覧会・フィールドワーク』(新曜社、2014年)

    坂部晶子

    2015年6月

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    発表場所:『東海社会学会年報』第7号(152-155頁)  

  6. 書評にこたえて

    坂部晶子

    2009年5月

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    発表場所:『ソシオロジ』第165号(161‐165頁)  

  7. 拙著『「満洲」経験の社会学――植民地の記憶のかたち』出版にさいして

    坂部晶子

    2009年3月

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    発表場所:『中国東北文化研究の広場』(「満洲国」文学研究会論集)第2号(185‐186頁)  

  8. 新婚旅行ブーム始まる

    坂部晶子

    2009年1月

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    発表場所:『週刊昭和 第6号 昭和38年』(14‐17頁)  

  9. 自著『「満洲」経験の社会学――植民地の記憶のかたち』を語る

    坂部晶子

    2008年12月

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    発表場所:『近現代東北アジア地域史研究会NEWS LETTER』第20号(87‐90頁)  

  10. 歴史の狭間を貫く生――伊藤孝のライフヒストリー

    坂部晶子

    2008年7月

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    発表場所:中国帰国者支援・交流センター『二つの国の狭間で――中国残留邦人聞き書き集第2集』(111‐127頁)  

  11. ライフ・ヒストリーを聞くこと

    坂部晶子

    2007年

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    発表場所:『リポート21』2007年度(島根県立大学)(123‐130頁)  

  12. 歴史と国のはざまから――「中国残留日本人」の帰国以後

    坂部晶子

    2004年5月

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    発表場所:『月刊みんぱく』2004年5月号(10-11頁)  

  13. 中国の都市化過程における人口流動現象の社会学的研究

    楊聡、坂部晶子

    2002年6月

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    発表場所:大和銀行アジア・オセアニア財団共同研究報告  

  14. ジベタリアンの怪――街頭に座り込む若者たち

    坂部晶子

    1999年6月

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    発表場所:『ファッション環境』第84号  

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その他研究活動 11

  1. (翻訳)祝力新「メディア・クロスオーバー――中国の SF 産業の『IP(知的財産)製造』」

    2023年2月

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    『中国語文献を読む会in名古屋NewsLetter』第4号、2023年2月14日、8-15頁。

  2. (翻訳)呉小英「転形期中国における家族のイデオロギー化と左翼右翼の闘争」

    2021年3月

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    呉小英「転型期中国家庭的意識形態化及其左右之争」の翻訳。
    坂部晶子編著『中国の家族とジェンダー――社会主義的近代から転形期における女性のライフコース』(明石書店、2021年)所収(34-54頁)。

  3. (翻訳)ボルジギン・エレス「ナンスルマ」

    2016年6月

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    孛・額勒斯の小説作品「南斯勒瑪」の翻訳。
    孛・額勒斯、坂部晶子「ナンスルマ――中国内モンゴルの漢語作家によるモンゴル文学」(『21世紀東アジア社会学』第8号、225-240頁)。

  4. (翻訳)宋吉慶「良識と正義の呼び声」

    2011年3月

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    宋吉慶「良知与正義的呼喚」の翻訳。
    宋吉慶・坂部晶子「戦争体験の継承をめぐって――『良識と正義の呼び声』」の2~4節(『北東アジア研究』第21号、105-121頁)。

  5. (翻訳)李玉「中国の日本研究――回顧と展望」

    2009年8月

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    李玉・湯重南・林振江(主編)『中国的日本史研究』(世界知識出版社、2000年)の第1章の翻訳。
    王敏編『中国人の日本観――相互理解のための思索と実践』所収(3-32頁)。

  6. (翻訳)李玉「中国の日本研究――日本研究論著の統計的分析を中心に」

    2009年8月

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    李玉・湯重南・林振江(主編)『中国的日本史研究』(世界知識出版社、2000年)の第2章の翻訳。
    王敏編『中国人の日本観――相互理解のための思索と実践』所収(33-61頁)。

  7. (共訳)佟岩・浅野慎一監訳『中国残留日本人孤児に関する調査と研究(全2巻)』

    2008年12月

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    関亜新・張志坤『日本遺児調査研究』(社会科学出版社、2005年)の翻訳。第9章「帰国の夢の実現」を担当(下巻・174-245頁)。

  8. (翻訳)張厚義・劉平青「21世紀新段階にある中国の私営企業家階層」

    2008年10月

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    張厚義・劉平青「新世紀新段階的中国私営企業主階層」の翻訳。
    石井健一・唐燕霞編『グローバル化時代における中国のメディアと産業――情報社会の形成と企業改革』の第4章(118-139頁)。

  9. (翻訳)戴建中「社会変容期における中国の労働者階級」

    2008年10月

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    戴建中「社会転形中的中国工人階層」の翻訳。
    石井健一・唐燕霞編『グローバル化時代における中国のメディアと産業――情報社会の形成と企業改革』の第6章(171-186頁)。

  10. (翻訳)王緝思「中日米の国力比較からみた三カ国関係の行方」

    2008年3月

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    王緝思「従中日米力量対比看三辺関係的発展趨勢」の翻訳。
    宇野重昭・唐燕霞編『転機に立つ日中関係とアメリカ』の序章(25-43頁)。

  11. (翻訳)劉金才・尚彬「中日の異文化コミュニケーションと相互理解における阻隔」

    2007年3月

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    劉金才・尚彬「中日跨文化交流和理解的隔膜」の翻訳。
    (217-231頁)。
    左記報告書は、王敏編『日中文化の交差点――国際日本学とは何か?』(三和書籍、2008年)として出版された。

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共同研究・競争的資金等の研究課題 7

  1. 「北東アジアにおける“食の安全”拠点構築にかんする調査研究」

    2008年4月 - 2010年3月

    島根県立大学NEARセンター浜田市地域振興研究 

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    担当区分:研究分担者 

  2. 「植民地の遺産を資源とした人口流動現象の研究」

    2006年4月 - 2007年3月

    島根県立大学学術教育研究特別助成金・個人研究 

  3. 「超域アジア研究の推進と大学院教育への応用」

    2006年4月 - 2007年3月

    島根県立大学学術教育研究特別助成金・共同研究 

    研究代表:貴志俊彦教授

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    担当区分:研究分担者 

  4. 「多元的世界における寛容性の研究」研究会

    2002年4月 - 2007年3月

    京都大学大学院文学研究科21世紀COEプログラム 

    研究代表:芦名定道助教授

  5. 「記憶と歴史」班(山本有造教授主催)

    2002年4月 - 2004年3月

    京都大学人文科学研究所共同研究 

    山本有造教授主催

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    担当区分:研究分担者 

  6. 「中国の都市化過程における人口流動現象の社会学的研究」

    2000年4月 - 2002年3月

    大和銀行アジア・オセアニア財団共同研究助成 

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    担当区分:研究代表者 

  7. 「中国と日本における植民地経験の比較社会学的研究」

    2000年4月 - 2001年3月

    京都大学後援会フィールドワーク助成 

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    担当区分:研究代表者 

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科研費 10

  1. 中国の社会主義的近代化における公私領域の分離と連関にかんする歴史社会学的研究

    研究課題/研究課題番号:22K12565  2022年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    坂部 晶子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:2080000円 ( 直接経費:1600000円 、 間接経費:480000円 )

    本研究では、社会主義的近代化および産業化にともない、中国社会で生じた公私領域の分離のプロセスを再考する。中国の公共性が西洋近代と異なるのは、公的領域と私的領域の関係性が異なるためであり、またその淵源は社会主義政策の実施された1950年代から70年代の社会の編成と関わっている。社会主義的近代化推進期から改革開放期以降の転形期への転換点をはさんで、それぞれの時期における女性の社会への動員と家内領域との関係性を実証的に検証する作業をとおして、それぞれの時代の公共性と私的領域との関連について分析する。

  2. 集合的なニーズ・権利に関わるグローバルな正義の比較社会学的研究

    研究課題/研究課題番号:21H00782  2021年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    阿部 利洋, 松田 素二, 坂部 晶子, クロス 京子, 松浦 雄介, 近森 高明

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    担当区分:研究分担者 

    冷戦後の世界では、頻発する内戦や環境災害、あるいは地域間格差の多様な現れを前にして、グローバルな正義の制度的実践がますます要請されるようになっている。
    この課題に対し、本研究では①集合的なニーズや権利に関わる文脈でグローバルな正義が要請される複数事例の比較検討を通じて、②制度の実施に伴う影響を、公式目標の外部に生じる社会的反応を含めて認識し、グローバルな正義の社会的機能を説明する理論モデルを構築することを目的とする。
    これにより、グローバルな正義に関する学際的な議論の深化に貢献するとともに、制度設計の新たな方向性を提示することを目指す。

  3. 近代満洲における技術導入と社会変容:在地社会と植民社会の相互作用に着目して

    研究課題/研究課題番号:17H02010  2017年4月 - 2021年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    上田 貴子, 小都 晶子, 猪股 祐介, 佐藤 量, 蘭 信三, 坂部 晶子, 永井 リサ, 西澤 泰彦

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    担当区分:研究分担者 

    本研究では、中国東北地域で展開した近代化過程を分析した。中華文化圏の周縁部に位置し、少数民族文化が混在する特殊な状況下で、周辺列強による植民地化の動きも伴う特殊な状況にあった。列強の企業による近代的技術の導入が近代満洲の重要な近代化要因とされるが、地域社会も独自の近代化を進めており、本研究ではその相互作用に注目した。そこで明らかになったことは、先進的技術が必ずしも受け入れられるとは限らず、むしろ有効であったのは地域社会の知見を活かした技術であった。植民者のもたらしたものだけではなく地域社会の知見も近代化にとっては重要な要素であった。
    現在の中国東北地域が、少数民族社会を基層に持ちつつ、華北型の漢人社会の植民、日本の近代植民地勢力による接収、中国国民党されには共産党による接収と度重なる植民・接収を経て形成された地域である。従来の植民地研究では列強の植民地形成だけに焦点を当ててきたが、長期にわたる視点でとらえることで、外来勢力は新たな技術をもたらすが、それだけでは適応できず、先住の地域社会の知見を取り入れ統合されるなかで新たな地域社会が形成されるという理解が得られ、近代的植民地経験もその一過程と考えられる。

  4. 中国周辺領域における社会主義的近代とジェンダーに関する社会学・人類学的研究

    研究課題/研究課題番号:17H02232  2017年4月 - 2020年3月

    坂部 晶子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:6110000円 ( 直接経費:4700000円 、 間接経費:1410000円 )

    本研究は、中国における社会主義的近代化の時期と改革開放期以降の転形期を軸に、中国の周縁的領域での女性の生の経路の長期的な変容を実証的に再構成することで、ジェンダーと社会主義体制下での近代化との関わりを解明することを目的とするものである。経済の市場化以降は、資本主義諸国と同様、主婦化といった現象もみられるが、現在の中国の社会や家族に社会主義的近代化が与えた影響は大きいと結論づけられる。
    本研究では、中国の家族、ジェンダーの専門家たちのとの共同研究を通じて、中国の社会主義的近代化推進期の重要性について分析してきた。こうした点は日本の家族研究ではあまり注目されておらず、その理論的枠組みである近代家族論をそのまま中国社会の家族やジェンダー分析に適用することの困難さや、中国で階級から自律的なジェンダー領域がさほど重視されなかった理由を明らかにしたが、それは現代の中国理解の基盤ともなるものである。

  5. 「小さなコミュニティ」のリスク対応力に関する研究:21世紀の生活環境主義へ

    研究課題/研究課題番号:15H03420  2015年4月 - 2018年3月

    古川 彰

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    担当区分:研究分担者 

    研究代表者らは1980年代前半から琵琶湖岸をはじめとする集落の調査を通して、総合開発や農村近代化の変動過程における「小さな共同体」の環境保全力を明らかにし、「生活環境主義」を提唱してきた。しかし、生活環境主義については、その後の展開のなかで、地球規模あるいは国民社会レベルの構造的危機に対しては対応ができず現状追認の保守主義に陥るといった批判が生まれてきた。本研究では、生活環境主義を創設した研究者らが、新しい世代の研究者と協同して、琵琶湖岸をはじめとするさまざまな「小さな共同体」をフィールドに調査を実施し、新しい時代に対応した「生活環境主義」の可能性を検討した。

  6. 中国多民族集住地域における社会主義的近代の経験と民族の共同性に関する社会学的研究

    2014年4月 - 2017年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者 

  7. 二〇世紀東アジアをめぐる人の移動と社会統合に関する総合的研究

    研究課題/研究課題番号:25245060  2013年10月 - 2018年3月

    蘭 信三

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    担当区分:研究分担者 

    本研究の成果は以下のようである。(1)20世紀東アジアの人の移動は、日本帝国の形成と崩壊とともに、世界的な労働力移動と密接に絡み合っていたことを諸事例から明確にした。(2)ドイツにおける「追放」と東アジアにおける「引揚げ」は比較可能であるだけでなく、米国を媒介としてそれは強く連関していたことを明らかとした。(3)長野県飯田市の20世紀を例に見てみると、南米移民や満洲移民の送出、終戦後の引揚げと中国への残留、日中国交正常化後の残留日本人の帰国、さらにはグローバル化以降の中国帰国者、日系南米人、フィリピン人の定住化など様々な人の移動が織りなされ、相互に連関していたことを明らかとした。

  8. 中国北方少数民族の生活変容の記憶と現在にかんする社会学的研究

    2011年4月 - 2014年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者 

  9. 中国東北地区における植民地期以降の社会再編プロセス

    2007年4月 - 2011年3月

    科学研究費補助金  若手研究(B)

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    担当区分:研究代表者 

  10. 「満洲経験」の歴史社会学――中国東北地区における被植民者の記憶の政治学

    2003年4月 - 2006年3月

    科学研究費補助金 

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    担当区分:研究代表者 

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担当経験のある科目 (本学) 3

  1. 異文化コミュニケーション論

    2013

  2. 国際文化社会動態論

    2013

  3. 中国語

    2013

 

社会貢献活動 14

  1. 「中国北方民族オロチョンにとっての生活変容と「伝統」意識」

    役割:講師

    中国伝媒大学  中国伝媒大学中日友好プロジェクト連続講義  2022年11月

  2. 「近代家族論と社会主義的近代化の視点からみる中国女性のライフコース研究枠組み」

    役割:講師

    中国伝媒大学  中国伝媒大学中日友好プロジェクト連続講義  2022年11月

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    対象: 大学生, 大学院生, 研究者, 学術団体

    種別:講演会

  3. 「「満洲」移民の記憶がつなぐ日中二つの村の近代」

    役割:講師

    岐阜日中文化交流会  岐阜日中文化交流会  2018年3月

  4. 「国家の歴史の狭間を生きる個人――「満洲国」の記憶についての日中の差異」

    役割:講師

    東海・北陸ブロック中国帰国者支援機関連絡会  東海・北陸ブロック中国帰国者支援機関連絡会  2017年12月

  5. 「満洲国・帰国者の歴史をとおしてみる日中交流――日中における「満洲」経験の記憶化の相違」

    役割:講師

    ぎふ星友会  岐阜日中文化交流会  2017年3月

  6. 「中国から見た村の近代化と藤原長作さんの功績」

    役割:講師

    岩手県西和賀町国際交流協会主催  藤原長作さんの中国での米作りに学ぶシンポジウム  2015年2月

  7. 「植民地経験の語り得なさ――国境の街における記憶の重層性」

    役割:講師

    島根県立大学  北東アジア地域研究しまね県民大学院(NEARカレッジ)平成21年度前期講座  2009年6月 - 2009年7月

  8. 「フィールド調査への道筋――中国東北における博物館調査より」

    役割:講師

    島根県立大学北東アジア地域研究センター  第3回市民研究員定例研究会  2008年11月

  9. 「中国の家族とジェンダー」

    役割:講師

    島根県立大学  北東アジア地域研究しまね県民大学院(NEARカレッジ)平成20年度後期講座  2008年11月

  10. 「国家の歴史から個人の歴史へ―日中における『満洲』経験の記憶化の相違」

    役割:講師

    中国・四国中国帰国者支援・交流センター  「まなびや」(高知市)  2008年10月

  11. 「中国における戦争博物館の展示」

    役割:講師

    島根県立大学  「21世紀・地球講座」平成20年度春学期  2008年6月

  12. 「ライフ・ヒストリーを聞くこと」

    役割:講師

    出雲科学アカデミー(出前講座)  出雲科学アカデミー(出前講座)  2007年11月

  13. 「ライフヒストリーから見た歴史――『満洲』からの帰国者をめぐって」

    役割:講師

    島根県立大学  アカデミック・サロン  2007年1月

  14. 「ライフ・ヒストリーを聞くこと」

    役割:講師

    島根県立大学  「21世紀・地球講座」平成18年度秋学期  2006年11月

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学術貢献活動 5

  1. 『ソシオロジ』査読 国際学術貢献

    役割:審査・評価

    2024年2月

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    種別:査読等 

  2. シンポジウム「中国・大衆文化・メディアにかんする研究視点と方法への試論」主催 国際学術貢献

    役割:企画立案・運営等

    坂部晶子  2023年6月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  3. 『日中社会学研究』編集委員 国際学術貢献

    役割:企画立案・運営等

    2023年6月 - 2024年3月

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    種別:学会・研究会等 

  4. 『日中社会学研究』査読 国際学術貢献

    役割:査読

    2023年5月

  5. 中日社会学会年大会コメンテータ 国際学術貢献

    役割:パネル司会・セッションチェア等, 審査・評価

    中日社会学会  2022年11月

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    種別:学会・研究会等