2024/11/29 更新

写真a

マワキ アヤナ
間脇 彩奈
MAWAKI Ayana
所属
大学院医学系研究科 総合保健学専攻 看護科学 助教
大学院担当
大学院医学系研究科
学部担当
医学部(保健学科)
職名
助教

学位 1

  1. 修士(保健学) ( 2006年3月   金沢大学 ) 

研究キーワード 4

  1. 浮腫

  2. リンパ浮腫

  3. がん看護

  4. 創傷治癒

現在の研究課題とSDGs 4

  1. セルフバンデージ指導プログラムの開発

  2. リンパ浮腫患者におけるスキンケアプログラムの開発

  3. リンパ浮腫評価指標の開発-皮膚表面構造はリンパ浮腫を評価できるか-

  4. 乳がん化学療法による浮腫の看護ケア開発

学歴 2

  1. 金沢大学   医学系研究科

    - 2006年3月

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    国名: 日本国

  2. 金沢大学   医学部   保健学科・看護学専攻

    - 2004年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 5

  1. 日本創傷・オストミー・失禁管理学会

  2. コ・メディカル形態機能学会

  3. がんのリンパ浮腫研究会

  4. 国際リンパ浮腫フレームワークジャパン研究協議会

  5. 日本看護医療学会

 

論文 15

  1. Exploring Indicators of Subcutaneous Tissue Fluid Accumulation in Breast Cancer-Related Lymphedema Patients Using Fractal Analysis with Virtual Volume

    Niwa, S; Hisano, F; Mawaki, A; Nakanishi, K; Watanabe, S; Fukuyama, A; Kikumori, T; Shimamoto, K; Imai, K; Fujimoto, E; Oshima, C

    LYMPHATIC RESEARCH AND BIOLOGY   21 巻 ( 5 ) 頁: 432 - 438   2023年10月

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  2. A Pilot Study of Determining the Reliability of a New Three-Dimensional Scanning System for Measuring Truncal Thickness After Breast Cancer Surgery

    Hisano, F; Watanabe, S; Niwa, S; Nakanishi, K; Mawaki, A; Takeno, Y; Murota, K; Honda, I; Fujimoto, E; Oshima, C

    LYMPHATIC RESEARCH AND BIOLOGY   21 巻 ( 2 ) 頁: 179 - 186   2023年4月

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  3. Prediction of the Presence of Fluid Accumulation in the Subcutaneous Tissue in BCRL Using Texture Analysis of Ultrasound Images 招待有り

    Niwa, S; Mawaki, A; Hisano, F; Nakanishi, K; Watanabe, S; Fukuyama, A; Kikumori, T; Shimamoto, K; Fujimoto, E; Oshima, C

    LYMPHATIC RESEARCH AND BIOLOGY   20 巻 ( 1 ) 頁: 11 - 16   2022年2月

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  4. マイナスイオンの正常とAkita糖尿病マウスの皮膚創傷治癒への効果 招待有り 査読有り

    間脇 彩奈, Arya Iswara, 向井 加奈恵, 中島 由加里, 中谷 壽男

    形態・機能   20 巻 ( 2 ) 頁: 69 - 75   2022年2月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: https://doi.org/10.11172/keitaikinou.20.69

  5. The Correlation Between Fluid Distribution and Swelling or Subjective Symptoms of the Trunk in Lymphedema Patients: A Preliminary Observational Study 査読有り

    Hisano, F; Niwa, S; Nakanishi, K; Mawaki, A; Murota, K; Fukuyama, A; Takeno, Y; Watanabe, S; Fujimoto, E; Oshima, C

    LYMPHATIC RESEARCH AND BIOLOGY   19 巻 ( 3 ) 頁: 269 - 273   2021年6月

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  6. Breast Cancer-related Lymphedema with the presence or absence of accumulation of Fluid: MR Findings in ISL Stage II Cases 査読有り

    Shiori Niwa, Ayana Mawaki, Keisuke Nakanishi, Fumiya Hisano, Yukari Takeno, Atsushi Fukuyama, Toyone Kikumori, Kazuhiro Shimamoto, Etsuko Fujimoto, Chika Oshima

    Structure and Function   18 巻 ( 2 )   2021年3月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  7. 続発性リンパ浮腫に対する看護介入プログラムの開発 ー皮下組織における水分分布の検討ー

    丹羽史織, 間脇彩奈, 中西啓介,久野史椰,藤本悦子,大島千佳

    脳とこころの研究センター脳疾患克服に向けた次世代創薬開発のためのコホート・コンソーシアム型研究拠点形成令和元年度活動報告書     2020年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)  

  8. Health Information Sharing Among Muslim Women in a Japanese Mosque 査読有り

    Ota, K; Furusho, H; Mawaki, A; Niimi, Y; Ikegami, C; Arakawa, N; Maeda, J

    MEDINFO 2019: HEALTH AND WELLBEING E-NETWORKS FOR ALL   264 巻   頁: 1968 - 1969   2019年

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    記述言語:英語  

    DOI: 10.3233/SHTI190738

    Web of Science

    PubMed

  9. 続発性リンパ浮腫に対する看護介入プログラムの開発

    脳とこころの研究センター平成30年度活動報告書     頁: 52   2019年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)  

  10. 上肢リンパ浮腫における水分の分布 ― MR 画像を用いて ― 査読有り

    鈴木 由依子, 間脇 彩奈, 中西 啓介, 菊森 豊根, 竹野 ゆかり, 大島 千佳, 藤本 悦子

    形態・機能   16 巻 ( 2 ) 頁: 83-89   2018年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  11. LONG-TERM FOLLOW-UP OF COLLATERAL PATHWAYS ESTABLISHED AFTER LYMPHADENECTOMY IN RATS 査読有り

    Takeno Y., Arita H., Oshima C., Mawaki A., Nakanishi K., Kurono F., Fujimoto E.

    LYMPHOLOGY   50 巻 ( 3 ) 頁: 131-135   2017年9月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Web of Science

  12. Long-term follow-up of collateral pathways established after lymphadenectomy in rats.

    Takeno Y, Arita H, Oshima C, Mawaki A, Nakanishi K, Kurono F, Fujimoto E

    Lymphology   50 巻 ( 3 ) 頁: 131 - 135   2017年

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    記述言語:英語  

    PubMed

  13. Nighttime Bandaging to Reduce Lymphedema Swelling A Clinical Pre-Post Study 招待有り 査読有り

    Nakanishi Keisuke, Mawaki Ayana, Oshima Chika, Takeno Yukari, Kurono Fumiya, Taniho Yuiko, Murotani Kenta, Kikumori Toyone, and Fujimoto Etsuko

    SAGE Open Nursing   3 巻   頁: 1 - 8   2017年

  14. リンパ浮腫ケアの新たなステージー確かな実践にむけてー 招待有り 査読有り

    日本看護技術学会誌   15 巻 ( 1 ) 頁: 34 - 36   2016年

  15. Relationship between the distribution of myofibroblasts, stellar and circular scar formation due to the contraction ofsquare and circular wound healing 査読有り

    Mawaki, A., Nakatani, T., Sugama, J., Konya, C.

    Anatomical Science International   82 巻 ( 3 ) 頁: 147-155   2007年

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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講演・口頭発表等 11

  1. In Vivo Pilot Study on the Effect of Docetaxel Injection on Vascular Permeability in Mice 国際会議

    Ayana Mawaki, Masushi Kohta, Aya Yoshimura, Chiemi Haneda, Toshio Nakatani, Shizuko Nagao, Junko Sugama

    27th East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS 2024)  2024年3月6日 

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    開催年月日: 2024年3月

    記述言語:英語  

  2. ドセタキセル投与モデルマウスにおける間質液動態の定量的評価

    間脇 彩奈, 光田 益士, 吉村 文, 中谷 壽男, 長尾 静子, 須釜 淳子

    第9回日本がんサポーティブケア学会学術集会  2024年5月18日 

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    開催年月日: 2024年5月

    記述言語:日本語  

    開催地:さいたま市  

  3. 看護ケア開発を目的としたドセタキセル誘因性浮腫モデルマウスの作製

    間脇彩奈、中谷壽男、吉村文、臺美佐子、光田益士、長尾静子、須釜淳子

    第12回 国際リンパ浮腫フレームワーク・ジャパン研究協議会学術集会  2023年9月17日 

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    開催年月日: 2023年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:石川県かほく市  

  4. リンパ浮腫を有する小児のQOL評価尺度を用いた若者のQOL実態調査

    田﨑あゆみ,間脇彩奈,小栁礼恵,臺 美佐子,須釜淳子

    第12回 国際リンパ浮腫フレームワーク・ジャパン研究協議会学術集会  2023年9月17日 

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    開催年月日: 2023年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:石川県かほく市  

  5. 小児リンパ浮腫症例のQOL評価尺度(LYMPHOQOL日本語版)の作成と妥当性の試み

    臺美佐子、間脇彩奈、須釜淳子

    第20回日本循環器看護学会学術集会  2023年9月17日 

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    開催年月日: 2023年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:オンライン開催  

  6. 上肢リンパ浮腫患者の皮膚表面構造の画像解析

    小松美結、佐藤亜実、間脇彩奈、川西康友、中西啓介、久野史椰、丹羽史織、藤本悦子、大島千佳

    コ・メディカル形態機能学会第21回学術集会・総会  2023年9月9日 

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    開催年月日: 2023年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:山形市  

  7. 3Dスキャンシステムを用いた乳がん術後リンパ浮腫患者における体幹形状測定法の検討

    渡邉幸代、久野史椰、中西啓介、丹羽史織、間脇彩奈、本田育美、藤本悦子、大島千佳

    コ・メディカル形態機能学会第21回学術集会・総会  2023年9月9日 

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    開催年月日: 2023年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:山形市  

  8. 名古屋大学リンパ浮腫ケア研究チームの活動と今後の展望

    第15回がんのリンパ浮腫研究会  2023年1月21日 

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    開催年月日: 2023年1月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋市,愛知県  

  9. リンパ浮腫ケア選定のためのエコーアルゴリズムの考案と実装

    第6回日本リンパ浮腫治療学会学術総会  2022年9月3日 

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    開催年月日: 2022年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:東京都  

  10. リンパ浮腫ケアのエビデンス確立を目指した研究活動の紹介

    大島千佳、丹羽史織、久野史椰、渡邉幸代、中西啓介、間脇彩奈、竹野ゆかり、藤本悦子

    第5回日本リンパ浮腫学会総会  2022年3月11日 

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    開催年月日: 2022年3月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:名古屋市,愛知県  

  11. Reliability of upper limb circumference measurement using optical 3D digitizer.

    2020年 

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    開催年月日: 2020年2月 - 2020年3月

    記述言語:英語  

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科研費 17

  1. ドセタキセル療法に関連する下肢浮腫への薬理作用機序に基づく先制予防ケアの開発

    研究課題/研究課題番号:23H03187  2023年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    須釜 淳子, 間脇 彩奈

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    担当区分:研究分担者 

    乳がんにおける代表的な治療法であるドセタキセル療法の副作用として下肢浮腫に着眼し、これまでに患者の30%に下肢浮腫が発症し、かつQOLが低下したことを明らかにした。予防ケアには、いつ、どのようなケアを実施すべかきかを明らかにすべきである。本研究では、ラットモデルおよび細胞モデルを用いてドセタキセル療法でおこる組織間質液の増加および細胞傷害を可視化する。乳がん患者のドセタキセル療法によって発症する下肢浮腫への薬理作用に基づく先制予防ケアの開発につながる。

  2. リンパ浮腫評価指標の開発-皮膚表面構造はリンパ浮腫を評価できるか-

    2019年4月 - 現在

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者 

  3. リンパ浮腫早期介入プログラム構築のための研究-患部の内部構造に着目して-

    2019年4月 - 現在

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究分担者 

  4. 糖尿病を抱える続発性リンパ浮腫患者のケアに関する研究

    2016年4月 - 現在

    科学研究費補助金  基盤研究(B)

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    担当区分:研究分担者 

  5. セルフバンデージ指導プログラムの開発-効果的なリンパ浮腫ケアをめざして-

    2015年4月 - 現在

    科学研究費補助金  若手研究(B)

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    担当区分:研究代表者 

  6. 学部におけるリンパ浮腫ケア教育の構築-セラピスト育成を視野に入れて-

    2013年4月 - 2016年3月

    科学研究費補助金 

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    担当区分:研究分担者 

  7. リンパ浮腫患者におけるスキンケアプログラムの開発

    2012年4月 - 2015年3月

    科学研究費補助金  若手研究(B)

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    担当区分:研究代表者 

  8. リンパ浮腫ケア選定のための超音波検査技術アセスメントと遠隔システムの確立

    研究課題/研究課題番号:23H03186  2023年4月 - 2027年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    臺 美佐子, 須釜 淳子, 大高 洋平, 間脇 彩奈, 山下 修二, 瀬戸 孝一, 三浦 由佳, 尾関 恩, 松本 智里, 今方 裕子, 瀧澤 理穂

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    担当区分:研究分担者 

    本研究遂行により、従来の外観評価によるケア選定で懸念されていた病態に即したケア選定が可能となる。さらに、エコーアセスメントの自動ケアリコメンデーション化と遠隔化により、リンパ浮腫管理の質の向上と均霑化が図られると期待できる。このエコーアセスメントに基づく遠隔ケアリコメンデーションシステムは、深層学習による自動ケアリコメンデーション化、遠隔システムへ化、医療従事者へのエコー技術教育を経て、リンパ浮腫患者を対象とした介入研究により浮腫減少効果と蜂窩織炎再発予防への有効性を検証する。本申請課題の達成により、リンパ浮腫管理の質が向上し、患者らの生活の質向上が期待できる。

  9. リンパ浮腫ケア選定のための超音波検査技術アセスメントと遠隔システムの確立

    研究課題/研究課題番号:23K27876  2023年4月 - 2027年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    臺 美佐子, 須釜 淳子, 大高 洋平, 間脇 彩奈, 松本 智里, 山下 修二, 瀬戸 孝一, 三浦 由佳, 尾関 恩, 今方 裕子, 瀧澤 理穂

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    担当区分:研究分担者 

    リンパ浮腫はがん治療の合併症のひとつで、慢性的な浮腫を生じ生涯のケアが必要となる。リンパ浮腫は真皮と皮下組織にリンパを含む過剰な組織間液が貯留した状態であり、蜂窩織炎の再発予防と浮腫増悪防止が主要な管理目標である。
    本研究は2つの目的を有する。1点目は、従来の視診や触診では評価困難な真皮・皮下組織の性状を超音波検査(エコー)で評価する方法の確立である。2点目は、リンパ浮腫管理の専門家とのアクセスの悪さが蜂窩織炎既往歴と関連していることから、この課題を解決するために、全国のどの地域でも専門家とアクセスできるリンパ浮腫の遠隔ケアシステムの開発である。
    これらの研究を看護理工学の手法を用いて遂行する。

  10. 続発性リンパ浮腫の評価とタンパク質動態:リンパ浮腫モデル動物を用いた基礎研究

    研究課題/研究課題番号:23K09834  2023年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    竹野 ゆかり, 藤本 悦子, 中西 啓介, 間脇 彩奈, 有田 広美, 大島 千佳

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    担当区分:研究分担者 

    リンパ浮腫とは、がん手術に伴うリンパ節郭清により、その部位の遠位側に組織間液が貯留することである。組織間液の主な成分は水分であるが、水分のほかにタンパク質が過剰に貯留するのが特徴である。皮下組織におけるタンパク質の蓄積は膠質浸透圧の低下をもたらし、さらに多くの水分を血管外に引き出すことにより持続的なむくみをもたらす。リンパ浮腫は一旦生じると完治することは難しい。
    これまで、リンパ浮腫の特徴であり、水貯留の原因となる皮下組織のタンパク質とその量については注目されてこなかった。むくみを予防し、進行を食い止めるにはタンパク質が貯留しない、または排出を促進させるといった新しい着眼点が必要である。

  11. ドセタキセル療法に関連する下肢浮腫への薬理作用機序に基づく先制予防ケアの開発

    研究課題/研究課題番号:23K27877  2023年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    須釜 淳子, 間脇 彩奈

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    担当区分:研究分担者 

    乳がんなどの化学療法の代表的な治療法として使用されているドセタキセルは有効性が高いが、副作用として浮腫を生じ、QOLを著しく低下させる。さらに浮腫が増強し、ドセタキセル療法の中止を余儀なくされる場合もある。がん患者におこる浮腫としてリンパ浮腫は注目され、ケアが実践されているが、ドセタキセルによって起こる浮腫はリンパ浮腫とは発症機序が異なり、血管内皮細胞等の破綻によると言われる一方で、組織間質液の増加機構については明らかでない点も多いためケア開発が遅れている。本研究では動物モデルを用いてドセタキセル療法によって起こる組織間質液の増加および細胞傷害を可視化し、浮腫予防ケアについて検証する

  12. リンパ浮腫の早期発見のための基礎研究ー体表面の微量生体ガスに着目してー

    研究課題/研究課題番号:20K10684  2020年4月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    中西 啓介, 竹野 ゆかり, 大島 千佳, 間脇 彩奈, 藤本 悦子, 安藤 詳子, 本田 育美

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    担当区分:研究分担者 

    私たちの体の表面からわずかに出ている生体ガスは体内の様子を映しており、糖尿病の健康管理などに役立てられはじめていますが、リンパ浮腫には使われていません。リンパ浮腫はがんなどの手術によって、腕や足に浮腫(むくみ)を生じるものです。生体ガス測定は,検査に痛みはなく、短い時間で検査を終えられる利点があります。この研究の進め方は、まず動物研究でリンパに関係する生体ガスを幅広く調べ、その後に患者さんを集めて行う研究でリンパ浮腫に特徴的な生体ガスをわり出します。2020年4月現在において、新型コロナウィルスが世界的に猛威をふるっており、患者さんに協力を得ておこなう研究は安全を第一に展開していきます。
    実験系を構築し、ラット5匹の浮腫モデルを作成した。全例においてラット後肢のリンパ節郭清手術前の微量生体ガスを採取し、コントロールデータを得た。慢性化した浮腫の目安である手術後7日以降にガスが取得できた例は3例で、その小集団のデータを用いてガスクロマトグラフィー法で分析、解析し、浮腫に特異的な物質の検索した。その結果、リンパ浮腫発症の推定において将来性のある3物質が候補にあがった。(物質名については、今後の研究進捗に支障があるため、ここでは公開しない)。当該物質を暫定的なターゲット物質として、2023年度は所属施設の倫理委員会承認を得て、健常人を対象としたパイロット研究を実施する予定である。
    本実験を通して、麻酔下による定期的なガス取得がラットおよび実験全体の進行に与える影響が大きいことが確認された。本年度は科研の最終年度であり、次期研究計画にむけては先行研究を参考に、低侵襲的(非麻酔科)にガス取得が可能な方略を加味した(現在のように後肢からのガス取得にこだわらない)研究計画を策定していく。
    研究の進捗については、第1回ヘルスサイエンス研究会(2022年4月、於:名古屋大学大幸キャンパス)、第15回がんのリンパ浮腫研究会(2023年1月、於:名古屋大学医学部付属病院)にて報告した。
    実験系を構築し、ラット5匹の浮腫モデルを作成した。全例においてラット後肢のリンパ節郭清手術前の微量生体ガスを採取し、コントロールデータを得た。慢性化した浮腫の目安である手術後7日以降にガスが取得できた例は3例で、その小集団のデータを用いてガスクロマトグラフィー法で分析、解析し、浮腫に特異的な物質の検索した。その結果、リンパ浮腫発症の推定において将来性のある3物質が候補にあがった。また、当該物質を暫定的なターゲット物質として、2023年度は所属施設の倫理委員会承認を得て、健常人を対象としたパイロット研究を実施する予定であり、研究はおおむね順調に進展していると考える。
    2022年度の実験により、リンパ浮腫発症の推定において将来性のある物質が3つ候補にあがった。2023年度は所属施設の倫理委員会承認を得て、当該物質を暫定的なターゲット物質として、健常人を対象としたパイロット研究を実施する予定である。
    一方で、麻酔下による定期的なガス取得がラットおよび実験全体の進行に与える影響が大きいことが確認された。2023年度は本申請課題への助成の最終年度であり、動物実験の継続課題としては、次期科研費を申請するために先行研究や本実験から得た経験をふまえて、低侵襲的(非麻酔科)にガス取得が可能な方略を、ガス取得部位の変更も視野に入れ研究計画を策定していく。

  13. リンパ浮腫評価指標の開発-皮膚表面構造はリンパ浮腫を評価できるかー

    研究課題/研究課題番号:19K10795  2019年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    間脇 彩奈, 藤本 悦子, 中西 啓介, 竹野 ゆかり, 大島 千佳, 川西 康友

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    リンパ浮腫ケアのエビデンス構築にあたり、リンパ浮腫の程度を評価する統一した指標を作ることは喫緊の課題である。私たちはこれまでリンパ浮腫患者の皮膚の変化に注目して研究を行い、リンパ浮腫患者の皮膚表面構造は水分の貯留状況に合わせて変化していることを見出した。本研究では近年、多くの分野で画期的な効果をもたらしている人工知能や画像解析技術を、皮膚表面構造の画像解析法の解明に使用する。皮膚表面構造を数量化し、浮腫の程度との相関を明らかにすることで新しいリンパ浮腫評価指標を開発し、国内外のリンパ浮腫患者に使用できるツールの基礎とする。
    リンパ浮腫は慢性的なものであり、継続的なケアや診断が必要になるが、それらに要する労力は大きく患者の負担が大きい。この負担を軽減するために、統一した指標やケアのエビデンスを確立し、より簡便で適切なケアを検討することは喫緊の課題である。
    私たちはこれまでリンパ浮腫患者の皮膚の変化に注目して研究を行い、リンパ浮腫患者の皮膚表面構造が変化していることを観察してきた。本研究では、まだ多くのことが明らかにされていないリンパ浮腫患者の皮膚表面構造に着目し、リンパ浮腫の皮膚の評価とすることができるかを明らかにすることを目的としている。
    2021年度までに、皮膚表面構造の拡大画像を用いて皮溝と皮丘を明瞭化させるための処理方法、分析方法を検討することができたため、今年度は既存のデータを使用して画像処理および分析を行った。その結果、リンパ浮腫患者の患側では皮丘面積の割合が大きくなる傾向が見られ、リンパ浮腫の特徴を表している可能性が示唆された。しかし、同日に撮影されたMR画像で確認できる水貯留状況とは同様の傾向が見られなかった。被験者数が少なかったため課題は残すものの、水貯留以外の皮膚内部構造の変化が影響する可能性も考えられた。この結果は次年度の学会で発表する予定である。
    また、今回の画像処理は手作業で行ったが、作業の効率化や妥当性を向上させるために、自動化させる必要があった。次年度はこの画像処理を自動化する方法の検討、さらに、結果の臨床的意味を明らかにするために、健常人の生理的浮腫での変化について調査し、分析を進めていく予定である。
    既存データを用いて画像解析方法を確立、解析を進めることができた。また、より臨床的意義を明らかにするために、健常人の生理的浮腫についての調査を行う準備が整っている。新規被検者のリクルートについても検討が進んでいる。
    健常人の生理的浮腫における、皮膚表面構造(画像)の変化を調査し分析を進める。さらに、過去のデータを用いて患者背景や浮腫の程度を示す他の指標との関連性についても分析を進める予定である。

  14. リンパ浮腫早期介入プログラム構築のための研究ー患部の内部構造に着目してー

    研究課題/研究課題番号:19K10925  2019年4月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    大島 千佳, 藤本 悦子, 中西 啓介, 間脇 彩奈, 竹野 ゆかり, 安藤 詳子

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    担当区分:研究分担者 

    がん治療後の続発性リンパ浮腫では、早期に発症の兆候を発見し治療を開始することが、重症化の防止に極めて重要であるが、患者の多くは、患肢の極端な腫脹などの自覚症状から受診に到るケースが多く、適切な介入の時期を逃している場合が多い。本研究では、がん治療開始前の患者を対象として、自覚症状に先行するごく初期における患部の変化を、客観性の高い指標であるMRIを中心に、超音波エコー、生体インピーダンス、皮膚計測器などを用いて、多角的に捉え、その特徴を経時的に比較検討することによって、リンパ浮腫に対する早期介入プログラム構築の基礎とする。
    今年度は、体幹リンパ浮腫の新たな測定法開発の予備調査として、三次元(3D)スキャンシステムを用いた測定方法の信頼性を調査し、最小検出可能変化量(MDC)を定義することに取り組んだ。研究の概要は以下。
    乳がんによる乳房切除術を受けた女性21名から取得した3D画像を用いて、体幹部の任意の8ポイントにおける患側と健側の体幹の厚みの差を算出した。信頼性の検証には、級内相関係数とBland-Altman分析を用いた。被験者21名中、欠落のなかった14名のデータを用いてMDCを算出した結果、8ポイント中7ポイントで得られる平均値に、系統的バイアスはなく、体幹中央付近の5ポイントで産出される値に、高い信頼性が認められた。しかしながら、体幹部の頭側・尾側の3ポイントでの値は信頼性を確保することができなかった。すなわち、3Dスキャニングシステムは、参加者の体幹部中央におけるの患側と非患側の厚さの違いを効果的に測定することが明らかとなった。なお今年度の研究成果は、Lymphatic Research and Biology (IF: 2.349). に掲載された。
    また、今年度は、オハイオ州立大学総合がんセンター;乳がん治療センター Stefanie Spielman Comprehensive Brest Centerを訪問し、Karen Hock氏を中心とする理学療法士、医師助手の行う包括的リンパ浮腫ケアの実際を学んだ。なお、オハイオ州立大学総合がんセンターは、Lymphatic Education & Research Network(LE&RN)のリンパ浮腫管理における国際基準である「COMPREHENSIVE CENTER OF EXCELLENCE」を満たした世界に16か所しかない極めて貴重な施設である。
    コロナ禍における被験者(リンパ浮腫患者)数の減少が、今年度も改善されなかったため、これまでに得られたデータをまとめ、論文として公表した。
    これまでの研究活動で、多くの新知見を得ることができたと考える。最終年度の研究活動は、これまで得られた知見をまとめ、つぎの研究活動に寄与できる形に発信することである。

  15. 糖尿病を抱える続発性リンパ浮腫患者のケアに関する研究

    研究課題/研究課題番号:16H05563  2016年4月 - 2020年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    藤本 悦子, 中西 啓介, 間脇 彩奈, 竹野 ゆかり, 玉腰 浩司, 有田 広美, 大島 千佳, 安藤 詳子, 菊森 豊根, 永谷 幸子

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    担当区分:研究分担者 

    糖尿病患者のリンパ浮腫(乳がん手術時のリンパ節郭清による)のケアプログラムの構築を試みた。複合的療法をベースに様々な観点から検討した。
    MR画像からで、前腕の側に水分貯留が多いことが明らかになった。ドレナージはこの部位を念頭に実施すること、血糖との関係から血圧変動の安定している食後120分に実施することが推奨された。浮腫の状況を把握するには、従来の巻き尺や自覚症状による判定では不十分であることが分かり、MR画像や超音波画像診断画像の必要性が示唆された。セルフケアでは患者をエンカレッジするためにケアの効果を視覚的に捉えることが重要である。このために3Dスキャナーを使用することが考えられた。
    乳がん、糖尿病が急増していることを鑑みると、糖尿病をもつリンパ浮腫患者のケアが看護として益々重要になってくると考えられる。本研究結果は、ケアを実践する場合に、これまで戸惑っていたこと(今まで通りの画一的な方法でよいのか、いつどのように実施すればよいか、具体的な方法は?といったこと)について回答することにつながり、患者の利益に貢献すると思われる。なお、この「戸惑い」については、第14 回日本看護技術学会(2015)で交流セッションを開催し、臨床看護師を含む様々な立場の参加者と共に抽出、あるいは確認したものである。

  16. リンパ浮腫患者の睡眠障害に関する研究ー睡眠状況改善プログラムの開発ー

    研究課題/研究課題番号:15K11468  2015年4月 - 2019年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    大島 千佳, 藤本 悦子, 間脇 彩奈, 竹野 ゆかり

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    担当区分:研究分担者 

    リンパ浮腫治療において、最も治療効果を発揮しうる多層包帯法は、その圧迫感や可動制限などから、睡眠の質を下げる可能性が指摘されている。本研究は、健常者および乳がん治療後片側上肢にリンパ浮腫を発症した患者を対象に、就寝中の多層包帯法が睡眠に与える影響を検討したものである。その結果、多層包帯法は、健常者、リンパ浮腫患者の双方において、睡眠に影響を与えないことが明らかになった。本研究により、多層包帯法導入に伴う睡眠障害への懸念が払拭された。これまで、睡眠障害を懸念して多層包帯法の導入に踏み切れなかったリンパ浮腫患者も、今後は、より積極的に多層包帯法を取り入れ、継続使用できるようになると考える。
    がん患者は、不眠症や睡眠覚醒周期に障害をきたすリスクがきわめて高く、中でもリンパ浮腫を合併した患者では、がん治療終了後も睡眠障害が持続することが報告されている。2008年には、日本における乳がんの発生率と睡眠時間に関する研究報告が発表され、乳がんの発症予防・再発予防には適切な睡眠の確保が必要ということが、広く認知されるようになった。再発の不安を常に抱えるリンパ浮腫患者にとって、夜間帯の多層包帯法導入は、大きな不安を伴うものであったが、本研究により睡眠障害への懸念が払拭された。これまで多層包帯法の導入に踏み切れなかったリンパ浮腫患者も、今後は、安心してその恩恵にあずかることができるようになる。

  17. セルフバンデージ指導プログラムの開発-効果的なリンパ浮腫ケアをめざして-

    研究課題/研究課題番号:15K20666  2015年4月 - 2018年3月

    科学研究費助成事業  若手研究(B)

    間脇 彩奈

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )

    リンパ浮腫の治療において「圧迫療法」は推奨度の高い治療法でありライフスタイルに圧迫療法を取り込むことがQOLを高める手段として求められている。しかし実際には、圧迫療法、特にバンデージについては施行技術や管理が難しいとされ、その指導に関しては敬遠されがちであった。本研究では患者への指導回数と技術の習得状況の関係を調べ、少なくとも4回の指導が必要であることを示唆した。1週間のセルフバンデージを取り入れた生活を行った前後の水貯留部位の変化、インピーダンスの変化、皮膚状態の変化から、セルフバンデージの安全性が確認でき、また浮腫の改善が認められた。

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