2025/04/28 更新

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ニシダ サチコ
西田 佐知子
NISHIDA, Sachiko
所属
博物館 准教授
大学院担当
大学院環境学研究科
職名
准教授
連絡先
メールアドレス
プロフィール
1988年京都大学文学部卒業。1988-1991年NHKディレクター。1998年京都大学大学院人間環境学研究科修了・博士号取得(1995-1997年アメリカ・ミズーリ植物園に滞在)。1998-2000年兵庫県立人と自然の博物館研究員。2000-2007年名古屋大学博物館助手、-2012年同助教。2012-現在同准教授(大学院環境学研究科兼務)。専門:植物分類学・植物生態学。
外部リンク

学位 1

  1. 京都大学博士(人間・環境学)

研究キーワード 1

  1. 植物分類学 植物生態学 植物形態学

研究分野 2

  1. ライフサイエンス / 生態学、環境学  / Plant ecology

  2. ライフサイエンス / 多様性生物学、分類学  / Plant taxonomy

現在の研究課題とSDGs 6

  1. 植物の分布にかかわる繁殖干渉の研究(フウロソウ属、タンポポ)

  2. 葉上小器官「ダニ室」の進化・多様性解明

  3. 熱帯産クスノキ科アカハダクスノキ属の分類学的再検討

  4. クチクラを用いたクスノキ科の新しい分類群認識システムの構築

  5. ボルネオ島の植物多様性

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経歴 6

  1. 名古屋大学   大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地球環境科学専攻/理学部   准教授

    2012年4月 - 現在

  2. 名古屋大学 博物館 助教

    2007年4月

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    国名:日本国

  3. 名古屋大学 博物館 助手

    2000年11月 - 2007年3月

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    国名:日本国

  4. 兵庫県立人と自然の博物館 研究員

    1998年4月 - 2000年10月

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    国名:日本国

  5. 日本学術振興会 特別研究員

    1996年4月 - 1998年3月

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    国名:日本国

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学歴 2

  1. 京都大学   人間・環境学研究科   人間・環境学専攻

    - 1998年

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    国名: 日本国

  2. 京都大学   文学部   史学科

    - 1988年

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    国名: 日本国

所属学協会 4

  1. 日本植物分類学会   評議員・学会誌編集委員

    2022年1月 - 現在

  2. International Association for Plant Taxonomy

  3. 日本蘚苔類学会

  4. 日本植物学会

委員歴 11

  1. 滋賀県   滋賀県環境影響評価審査会委員  

    2023年3月 - 現在   

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    団体区分:自治体

  2. 愛知県   愛知県環境審議会委員  

    2022年11月 - 2025年1月   

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    団体区分:自治体

  3. 名古屋市   名古屋市緑の審議会委員  

    2022年4月 - 2024年3月   

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    団体区分:自治体

  4. 名古屋市   なごや生物多様性センターアドバイザー  

    2022年2月 - 現在   

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    団体区分:自治体

  5. 名古屋市   公園経営アドバイザー(鶴舞公園の再生に係る事項)  

    2021年10月   

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    団体区分:自治体

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受賞 3

  1. 日本植物分類学会論文賞

    2018年3月   日本植物分類学会  

    若杉有紀,東浩司,内貴章世,西田佐知子

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    受賞区分:学会誌・学術雑誌による顕彰  受賞国:日本国

  2. 平成29年度特別研究員等審査会専門員(書面担当)の表彰

    2018年   日本学術振興会  

    西田佐知子

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    受賞国:日本国

  3. 日本植物分類学会論文賞

    2011年3月   日本植物分類学会  

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    受賞国:日本国

 

論文 63

  1. Reproductive interference between alien species in Veronica 査読有り

    Nishida, S; Tamakoshi, N; Takakura, KI; Watanabe, Y; Kanaoka, MM

    JOURNAL OF PLANT RESEARCH   137 巻 ( 2 ) 頁: 167 - 178   2024年3月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s10265-023-01510-3

    Web of Science

    PubMed

  2. Habitat partitioning in native <i>Geranium</i> species through reproductive interference 査読有り

    Nishida, S; Takakura, KI; Naiki, A; Nishida, T

    ANNALS OF BOTANY   125 巻 ( 4 ) 頁: 651 - 661   2020年3月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1093/aob/mcz210

    Web of Science

    PubMed

  3. Comparison of mechanisms of reproductive interference in Taraxacum 査読有り

    Takemori Akane, Naiki Akiyo, Takakura Ko-Ichi, Kanaoka Masahiro M., Nishida Sachiko

    ANNALS OF BOTANY   123 巻 ( 6 ) 頁: 1017 - 1027   2019年5月

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    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:日本語  

    DOI: 10.1093/aob/mcz007

    Web of Science

  4. Pollen-pistil interactions in reproductive interference: comparisons of heterospecific pollen tube growth from alien species between two native Taraxacum species 査読有り

    Nishida, S., M.M. Kanaoka, K. Hashimoto, K.-I. Takakura, T. Nishida

    Functional Ecology   28 巻   頁: 450-457   2014年

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1111/1365-2435.12165

  5. Detection of reproductive interference between closely related <i>Salvia</i> species with small-scale separated distributions by multifaceted pollination and molecular analyses

    Nishida, S; Takano, A; Suyama, Y; Kakishima, S

    JOURNAL OF PLANT RESEARCH   137 巻 ( 6 ) 頁: 1033 - 1047   2024年11月

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書籍等出版物 10

  1. 繁殖干渉 理論と実態

    高倉耕一,岸茂樹,西田佐知子,鈴木紀之,西田隆義( 担当: 共著)

    名古屋大学出版会  2018年11月  ( ISBN:978-4-8158-0925-6

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  2. 植物が出現し、気候を変えた

    デイヴィッド・ビアリング(著)西田佐知子(訳)( 担当: 単著)

    みすず書房  2015年1月  ( ISBN:4622078724

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    記述言語:日本語

  3. 新しい植物分類学1

    戸部博、田村実、東馬哲雄、西田佐知子他( 担当: 共著)

    講談社  2012年3月  ( ISBN:4061534483

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    記述言語:日本語

  4. 地球からのおくりもの 生物多様性を理解するために

    「安田公昭」「松岡敬二」他( 担当: 共著)

    風媒社  2011年3月  ( ISBN:978-4-8331-4088-1

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    記述言語:日本語

  5. 原色植物ダニ検索図鑑

    江原昭三・後藤哲雄編( 担当: 共著)

    全国農村教育協会  2009年6月 

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    記述言語:日本語

    日本の植物に生息するダニ136種とダニ以外の天敵昆虫および寄生微生物10種など解説。ダニに関するコラムなども掲載。

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講演・口頭発表等 85

  1. ツリフネソウ属植物における繁殖干渉のメカニズム

    張砡嫣・金岡雅浩・西田佐知子

    第24回日本植物分類学会  2025年3月8日  日本植物分類学会

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    開催年月日: 2025年3月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:高知   国名:日本国  

  2. センダングサ属4分類群の種間相互作⽤実験

    井上隼佑・西田佐知子

    第24回日本植物分類学会  2025年3月10日  日本植物分類学会

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    開催年月日: 2025年3月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:高知   国名:日本国  

  3. ホウセンカ・アフリカインパチェンス間の繁殖干渉

    張砡嫣・金岡雅浩・西田佐知子

    種生物学会 第56回シンポジウム  2024年12月7日  種生物学会

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    開催年月日: 2024年12月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:岡山県総社市   国名:日本国  

  4. 植物における系統的距離と繁殖干渉強度の相関の検証

    張皓天・西田佐知子

    種生物学会 第56回シンポジウム  2024年12月7日  種生物学会

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    開催年月日: 2024年12月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:岡山県総社市   国名:日本国  

  5. ツリフネソウ属における花粉管の伸長と繁殖干渉メカニズムの研究

    張砡嫣・金岡雅浩・西田佐知子

    日本植物学会 第88回大会  2024年9月16日  日本植物学会

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:宇都宮   国名:日本国  

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科研費 8

  1. 雑種化・単為生殖化-“見えない”多様性喪失への繁殖干渉関与の解明

    研究課題/研究課題番号:20K06783  2020年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    西田 佐知子, 高野 温子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    繁殖干渉は、別種の生物が間違って交配に加わることで子孫がうまく作れなくなる現象であり、近年、近縁種同士の共存を妨げる要因として注目を集めている。一方、一見繁殖干渉もなく共存しているように見える近縁植物の中に、実際は雑種化が進んで健全な子孫を作れなかったり、有性生殖を行えない事例が見つかっている。そこで、表面上は負の相互作用はないのに実際は雑種化している植物や、花をつけながら実際は閉鎖花(開かないまま自分の花粉で種子を作る花)で繁殖する植物について、近縁種が隣接する・しない個体群で形態・遺伝的多様性・繁殖生態等を比較し、繁殖干渉が健全な子孫の減少や多様性の低下をもたらしている可能性を検証する。
    生物の分布・生態においては、表面的には生育・共存しているように見えても、雑種化や子孫減少などが水面下で進み、多様性が減っていく状況があり得る。本研究の目的は、そのような状況が、最近注目され始めた繁殖干渉という種間相互作用によって起こっている可能性を明らかにすることである。繁殖干渉とは、近縁な生物同士が間違って交配に関わる結果、子孫が減ってしまう現象を指す。本研究では、近縁種同士なのに共存している植物で、実際は繁殖干渉が起こっている可能性、そして、その繁殖干渉によって雑種化などが起き、多様性が喪失している可能性の可視化を試みる。
    研究当初は、近縁種が共存する個体群と共存しない個体群のある植物を選定し研究を行う予定であった。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大状況が続いた影響で、植物選定という最初の部分の実施ができず、研究の大幅変更を強いられた。そこで、新規の植物選定は断念しつつも本来のテーマに叶う研究を目指した結果、2020-2022年度は、これまで研究してきた植物や他者の研究論文から研究対象を再発掘し、雑種化を起こしている植物について現地での生態調査と遺伝子解析を実行したほか、繁殖干渉がありそうなのに共存している植物の現状調査などを行った。
    それらの成果を踏まえて2023年度は、複数種の繁殖干渉の実態調査、雌しべ-花粉間における繁殖干渉のメカニズムの調査などを行った。また、成果の一部を論文として発表した。具体的には、クワガタソウ属植物について論文を発表した(掲載済)。また、タムラソウ属植物についても論文を執筆した(現在査読中)。さらにクワガタソウ属、ツリフネソウ属、イセハナビ属植物について、栽培および野外での人工授粉実験を行った(研究継続中)。
    やっと新型コロナウィルスの感染状況が落ち着き、本格的に野外調査などが行えるようになった。そこで、最初の計画とは若干異なるものの、繁殖干渉が疑われる植物や繁殖干渉が報告されている植物について、共存しているようにみえても雑種化という形で繁殖干渉が起こっている可能性や、他種の花粉がつきにくいことで野外では繁殖干渉の悪影響とは違う要因が共存に作用している可能性を探り、かつその調査の成果を論文につなげることができた。
    タムラソウ属植物では、雑種を伴う形で繁殖干渉を起こしている状況について、次世代シーケンス解析などを含めた調査結果をまとめ、論文を執筆した(現在査読中)。クワガタソウ属植物では、人工授粉で明らかになった繁殖干渉の存在が野外ではっきりと感知できない現状について、早春の不安定な送粉状況が関与している可能性を考察した論文を発表した(掲載済み)。ツリフネソウ属植物については野外で、クワガタソウ属とイセハナビ属については栽培植物を用いて人工授粉実験を行い、花粉管観察を行うことで繁殖干渉のメカニズムを検証した(研究継続中)。
    今年度は最終年度に当たるため、研究成果の論文化を進めること、国内外の学会で発表をして研究成果をアピールし、かつ、他大学や他国の研究者との議論を深めることを目指す。具体的には、現在投稿中の論文について引き続き査読者らと議論を深め、よりよい論文としての公表を目指す。また、今年夏にスペインで行われる国際植物学会で研究の一部を発表するほか、スペインの野外での植物観察会に多国籍の研究者とともに参加し、現地の植物でも繁殖干渉という現象が普遍的に起こっている可能性を探るとともに、繁殖干渉の重要性について他の研究者へのアピールを目指す。
    一方、昨年度までにまだ完結していない調査、とくにクワガタソウ属・ツリフネソウ属・イセハナビ属植物などでの繁殖干渉のメカニズムについて、主に雌しべ-花粉間の相互作用に注目して調査・実験を続ける。さらに、タムラソウ属については、すでに得られた次世代シーケンスのデータを元に、遺伝的多様性の解析を行えないか検討する予定である。

  2. 6年周期一斉開花の進化を促す生物間相互作用の解明

    研究課題/研究課題番号:20K06833  2020年4月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    柿嶋 聡, 西田 佐知子

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    担当区分:研究分担者 

    植物には、タケのように、集団が1年を越える一定の周期で一斉開花・枯死する生活史をもつ植物(周期植物)がある。周期植物の多くは数十年というきわめて長い周期を持つため、その進化要因や進化過程はほとんど未解明である。本研究では、沖縄島で6年周期で一斉開花し枯れるキツネノマゴ科のコダチスズムシソウに注目した。これまでに一斉開花・結実の進化要因として知られてきた捕食者飽和説、受粉効率説に加え、新たに本研究で提唱する繁殖干渉仮説といった生物間相互作用について検証を行い、コダチスズムシソウにおいて6年周期一斉開花の進化が生じた要因を解明する。
    一斉開花する植物の中には、タケのように、集団内のほとんどの個体が2年を越える一定の周期で一斉開花・結実し、枯死する生活史をもつ植物(周期植物)がある。本研究では、周期植物コダチスズムシソウの6年周期一斉開花・枯死の進化要因を検証した。人工授粉実験を行い、新たに提唱した繁殖干渉仮説について検証したところ、相互に弱い繁殖干渉の存在が確認され、特にコダチからオキナワへの負の影響が大きいことが示唆された。また、送粉者がコダチの繁殖に大きく貢献していることが明らかとなり、受粉効率説が改めて支持された。これらの成果から、生物間相互作用が6年周期一斉開花の進化へ与える影響が明らかとなった。
    周期植物の多くは、数十年というきわめて長い周期を持つため、その進化要因や進化過程は未解明な点が多い。本研究により、近縁種との繁殖干渉や送粉者による受粉効率の上昇といった生物間相互作用が6年周期一斉開花の進化要因の一つになっていることが明らかとなったことは、周期植物の進化を考える上で、学術的に大きな意義がある。植物の生活史の進化や維持に生物間相互作用が大きな影響を与えているという結果は、生物の保全を考える際に、特定の種のみを保全対象にするのではなく、環境全体を保全する必要があるということを示唆しており、社会的な意義がある。

  3. 外来タンポポによる在来種駆逐を引き起こす、繁殖干渉メカニズムの解明

    研究課題/研究課題番号:26440211  2014年4月 - 2019年3月

    西田 佐知子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4940000円 ( 直接経費:3800000円 、 間接経費:1140000円 )

    繁殖過程で他種から受ける悪影響は繁殖干渉と呼ばれ、生物の分布を決める要因として近年注目を集めている。申請者は、日本の在来タンポポが外来タンポポからの繁殖干渉によって分布地から駆逐されているという仮説に着目し、複数のタンポポ個体群の分布や生態、外来種からの繁殖干渉の受け方を比較することで仮説の検証を試みた。
    その結果、在来タンポポには繁殖干渉を受け易い個体群と受け難い個体群があり、その違いは外来タンポポによる駆逐の有無と相関がある可能性を見出した。また、この繁殖干渉は訪花昆虫の奪い合いや頻繁な雑種化ではなく、外来の花粉を間違って受け入れることで結実に失敗した結果起こる可能性が高いことを示した。
    外来種が在来種を駆逐するという現象はよく知られているが、どんな仕組みで起こるのかは今まで不明だった。そのため、在来種を守る適切な方法も未だ定まっていなかった。
    本研究は身近な植物であるタンポポを用いて、繁殖干渉という、近縁種が間違って繁殖しようとすることから起こる悪影響を明らかにした。特に、外来タンポポの花粉が在来のめしべに付くことでタネが減るという現象が、在来タンポポの駆逐につながっている可能性を明らかにした。
    この結果は、生物地理学に繁殖干渉という新しい視点を提供することに繋がる。また、外来種の花の駆除が在来生物の繁殖保持に有効である可能性を示唆し、在来生物保全への応用が期待できる。

  4. フウロソウ属植物の不可解な分布様式を解明する、繁殖干渉理論の実証的研究

    2010年4月 - 2013年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    西田佐知子

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    担当区分:研究代表者 

    植物には、気温や地質条件などでは説明できない不可解な分布様式を示すものがある。このような分布は、今まで個別の歴史的事情として解釈され、統一的な説明は試みられなかった。しかし、最近提唱されはじめた繁殖干渉という近縁種間の相互作用から、説明できる可能性がでてきた。そこでフウロソウ属をもちいて繁殖干渉の観察・実験を行い、分子系統地理解析と組み合わせることで、今まで誰も試みたことのない、野生植物の分布様式解明への検証研究を行いたい。

  5. ガマズミ属植物における共生器官ダニ室の多様性とその適応的意義の解明

    2006年4月 - 2009年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    西田佐知子

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    担当区分:研究代表者 

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担当経験のある科目 (本学) 16

  1. 環境動物学特論2

    2016

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    繁殖や採餌や防御など、生物がとる行動の中にはさまざまな謎が隠されている。そしてその謎を解くためには、その生物の生態を進化的な観点から探ることが必要不可欠である。当講義では、こうした動物の行動の謎を解くための考え方、実験方法、そこから明らかになる興味深い事実について、過去の研究例などを参考にしながら学んでいく。

  2. 動植物の科学

    2016

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    (前半4コマ分を担当)「進化を考えない生物学は意味を持たない」。これは有名な生物学者の言葉である。この講義では動物や植物の多様な世界とその成り立ちを研究する分野、すなわち「自然史」をベースに生物進化を考える。まず進化生態学の分野から、どのようなメカニズムが生物の分布や多様性に影響して進化してきたのかを考える。次に長い時間軸を通じた生物学から、どのようなパターンとメカニズムで生物進化が起きてきたのかを振り返る。最後に動物の多様な行動がその機能形態学とどのように密接に関係しているのかを明らかにする。

  3. 「GTR次世代講義」フィールドワークⅡ

    2025

  4. 博物館実習1

    2024

  5. 博物館資料保管論

    2024

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担当経験のある科目 (本学以外) 5

  1. 動物生理学実験(科学コミュニケーション)

    2022年7月 岐阜大学)

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    科目区分:学部専門科目 

  2. 植物科学野外実習II

    2022年 - 現在 東京大学)

  3. 博物館情報・メディア論

    2015年4月 - 2018年7月 岐阜大学)

  4. 生物間相互作用(集中講義)

    2012年9月 熊本大学)

  5. 生命と環境(自然環境と生物)

    2010年 - 2013年 南山大学)

 

社会貢献活動 9

  1. 名古屋市守山区竜泉寺植物相調査

    役割:調査担当

    持続共発展センター  2024年4月 - 2025年3月

  2. 伊吹山の植物研究に関するコメント

    役割:コメンテーター

    読売新聞  読売新聞  2023年12月

  3. Creating a multi-linked dynamic dataset: a case study of plant genera named for women

    役割:情報提供

    Missouri Botanical Garden  Biodiversity Data Journal  2023年12月

  4. 野外観察会講師

    役割:講師

    学び舎 木火土金水  センスオブワンダー 裏山を楽しむ会  2023年10月

  5. 名古屋市立東山植物園の温室「後館」の再整備計画アドバイザー

    役割:助言・指導

    名古屋市立東山動植物園  2021年3月

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メディア報道 3

  1. イヌノフグリはどこへ行った? テレビ・ラジオ番組

    NHK  又吉直樹のヘウレーカ!   イヌノフグリとオオイヌノフグリの繁殖干渉  2020年4月

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    執筆者:本人以外 

  2. 在来タンポポが外来種に追いやられる理由とは? 新聞・雑誌

    ニュートンプレス  科学雑誌Newton  2013年12月

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    執筆者:本人以外 

  3. <タンポポ>外来種の侵略を受けた”カンサイ” 受けなかった”トウ カイ” インターネットメディア

    YAHOOJapan  YAHOO! ニュース  2012年11月

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    執筆者:本人以外 

学術貢献活動 23

  1. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 国際学術貢献

    役割:査読

    The Japanese Society for Plant Systematics  2024年10月 - 2024年11月

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    種別:査読等 

  2. Brittonia 国際学術貢献

    役割:査読

    Brittonia  2024年8月 - 2024年9月

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    種別:査読等 

  3. Phytotaxa 国際学術貢献

    役割:査読

    Phytotaxa  2024年8月

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    種別:査読等 

  4. Oecologia 国際学術貢献

    役割:査読

    2024年1月 - 2024年7月

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    種別:査読等 

  5. Plant Species Biology 国際学術貢献

    役割:査読

    2024年1月 - 2024年5月

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    種別:査読等 

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