2025/04/01 更新

写真a

ノムラ ケンジ
野邑 健二
NOMURA, Kenji
所属
心の発達支援研究実践センター こころと社会のつながり分野 特任教授
大学院担当
大学院教育発達科学研究科
職名
特任教授
連絡先
メールアドレス

学位 1

  1. 医学博士 ( 2015年1月   名古屋大学 ) 

研究キーワード 4

  1. 5歳児健診

  2. 発達障害

  3. 児童精神医学

  4. モンゴル

研究分野 1

  1. その他 / その他  / 精神神経科学

現在の研究課題とSDGs 1

  1. モンゴル国における発達障害児支援システムの構築

経歴 6

  1. 名古屋大学発達心理精神科学教育研究センター

    2007年7月

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    国名:日本国

  2. 名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療部助教

    2002年5月 - 2007年6月

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    国名:日本国

  3. 愛知県青い鳥医療福祉センター精神科医長

    2000年4月 - 2002年4月

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    国名:日本国

  4. 聖隷三方原病院精神科医

    1998年1月 - 2000年3月

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    国名:日本国

  5. 名古屋大学医学部附属病院精神科医員

    1996年4月 - 1997年12月

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    国名:日本国

  6. 聖隷三方原病院研修医

    1994年5月 - 1996年3月

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    国名:日本国

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所属学協会 7

  1. 愛知児童青年精神医学会   理事長

    2019年7月 - 現在

  2. 日本児童青年精神医学会   理事

    2015年4月 - 現在

  3. 日本乳幼児医学心理学会   理事

    2005年4月 - 現在

  4. 日本小児精神神経学会

  5. 日本精神神経学会

  6. 日本心理臨床学会

  7. 日本小児神経学会

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委員歴 2

  1. 日本児童青年精神医学会   教育に関する委員会 委員  

    2013年4月 - 現在   

  2. 日本児童青年精神医学会 編集委員会   委員  

    2010年4月 - 2015年3月   

受賞 1

  1. The Best Worker in Education Sector

    2018年10月   Minister of Education, Culture and Science of Mongolia  

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    受賞国:モンゴル国

 

論文 27

  1. Launching a child and adolescent psychiatry training program in Mongolia inspired by Japanese models 査読有り 国際共著 国際誌 Open Access

    Zuunnast, K; Kato, H; Yokoyama, K; Nawa, Y; Ogawa, S; Yoshikawa, T; Kaneko, H; Nagata, M; Davaasuren, O; Nomura, K

    PSYCHIATRY AND CLINICAL NEUROSCIENCES REPORTS   4 巻 ( 1 ) 頁: e70056   2025年3月

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    担当区分:責任著者   記述言語:英語  

    DOI: 10.1002/pcn5.70056

    Open Access

    Web of Science

    PubMed

  2. コロナ禍における子どもの適応状況に関する教師と保護者の認識の違いについての検討 査読有り

    横山 佳奈, 福元 理英, 若林 紀乃, 野邑 健二

    小児の精神と神経   64 巻 ( 4 ) 頁: 367 - 375   2025年1月

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    担当区分:最終著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本小児精神神経学会  

    本研究では,新型コロナウイルス感染症の世界規模での感染拡大(以下,コロナ禍)において教師と保護者が子どもの適応状況をどのように認識しているのかについて検討することを目的とした.2018から2021年の6~7月に,A県B町の中学2年生全生徒を対象とし,担任教師と保護者へStrengths and Difficulties Questionnaire(Goodman,1997)の日本語版(以下,SDQ)への回答を依頼した.全対象者1,222名のうち,保護者の同意が得られ,かつデータに欠損のない849名(69.5%)を対象とし,分析を行ったところ,コロナ禍の影響を受けている2020年度以降では,教師評定と保護者評定の相関が低くなっていた.また,2020年度では教師評定の向社会性が低い傾向がみられ,2021年度では保護者評定の情緒面が高い傾向がみられたのに対し教師評定では低い傾向がみられた.コロナ禍において,教師と保護者の子どもの適応状況の認識に差がうまれている可能性をふまえつつ,それぞれの認識を共有することで子どもの状況をとらえていくことが必要であると考えられる.

    DOI: 10.24782/jsppn.64.4_367

    CiNii Research

  3. Follow-up Study Tracking Children's Development from Preschool till Middle School Open Access

    Nomura, K; Yokoyama, K

    EUROPEAN PSYCHIATRY   66 巻   頁: S292 - S293   2023年3月

  4. Psychometric Properties of the Parent Versions of the Japanese Versions of the Strength and Difficulties Questionnaire: A study on Health Checkups for 5-Year-Old Children in Japan

    Yokoyama, K; Nomura, K

    EUROPEAN PSYCHIATRY   66 巻   頁: S201 - S202   2023年3月

  5. Review on Changes in the Prevalence of Children with Developmental Disorders in Japan and the Importance of Grasping the Actual Situation in Mongolia. 査読有り 国際共著

    Nomura. K., Yokoyama K., Kaneko H., Odgerel D., Nagata M

    Proceedings of the Quality Assurance in Higher Education International Conference (QAHE 2022)   57 巻   頁: 27 - 32   2022年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  6. 田中ビネー知能検査Vモンゴル版の開発―その経緯と展望―

    永田 雅子, 若林 紀乃, 福元 理恵, 野邑 健二, 金子 一史, 中村 淳子, 大川 一郎

    日本心理学会大会発表論文集   84 巻 ( 0 ) 頁: PO-073 - PO-073   2020年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本心理学会  

    <p>我々は,モンゴル国で初めて標準化された知能検査として,田中ビネー知能検査Vモンゴル版の開発を行った。モンゴルの社会文化にあわせた検査内容の検討を行うため,モンゴル国立教育大学と研究プロジェクトチームを立ち上げ,2017年6月(2~13歳:68名),2017年11月(1~16歳:320名),2018年10月~11月(1~16歳:800名)の計3回の調査を実施し,標準化を行った。1歳級~13歳級全96問中4問を削除し,問題文・イラスト等の変更を67問に,うち13問については年齢級の変更も行った。最終的には1歳級~12歳級全90問の構成となった。90問中76問(84.4%)が当該年齢において原則的基準(通過率がおよそ45%~75%内)にそったものとなり,モンゴルの子どもたちの知能発達を適切に把握できるものとなった。一方,日本とは通過率が異なる問題や,高年齢問題で当該年齢以降に通過率が頭打ちになるなど,日本の標準化データとの差異が認められた。今後,日蒙比較を詳細に行うとともに,経済・文化の発展や検査の浸透,カリキュラムの変化に伴い,通過率が上昇するのか経時的な検討が必要と考えられた。</p>

    DOI: 10.4992/pacjpa.84.0_po-073

    CiNii Research

  7. 司会の言葉

    野邑 健二, 坪井 裕子

    児童青年精神医学とその近接領域   60 巻 ( 1 ) 頁: 79 - 79   2019年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本児童青年精神医学会  

    DOI: 10.20615/jscap.60.1_79

    CiNii Research

  8. ライフサイクルの観点から児童期の不安(子どもの不安、親の不安)を扱う

    小川しおり、野邑健二

    金剛出版   45 巻 ( 5 ) 頁: 654 - 658   2019年

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    担当区分:最終著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  9. モンゴルの子どもたちにおける言語能力の発達的特徴(1)

    福元 理英, 若林 紀乃, 野邑 健二, 金子 一史, 永田 雅子

    日本教育心理学会総会発表論文集   61 巻 ( 0 ) 頁: 211   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本教育心理学会  

    DOI: 10.20587/pamjaep.61.0_211

    CiNii Research

  10. モンゴルの子どもたちにおける言語能力の発達的特徴(2)

    若林 紀乃, 福元 理英, 野邑 健二, 金子 一史, 永田 雅子

    日本教育心理学会総会発表論文集   61 巻 ( 0 ) 頁: 212   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本教育心理学会  

    DOI: 10.20587/pamjaep.61.0_212

    CiNii Research

  11. 司会の言葉

    船曳 康子, 野邑 健二

    児童青年精神医学とその近接領域   59 巻 ( 4 ) 頁: 403 - 404   2018年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本児童青年精神医学会  

    DOI: 10.20615/jscap.59.4_403

    CiNii Research

  12. 健診時要フォロー児の適応状況に関する教師と保護者の認識

    若林 紀乃, 福元 理英, 野邑 健二

    日本教育心理学会総会発表論文集   59 巻 ( 0 ) 頁: 331 - 331   2017年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本教育心理学会  

    DOI: 10.20587/pamjaep.59.0_331

    CiNii Research

  13. 教師による児童の適応状況のStrengths and Difficulties Questionnaire(SDQ)を用いた評価:臨床評価、保護者による評価との関連 査読有り

    岡田香織・柴田由己・能島頼子・小島里美・福元理英・野邑健二

    児童青年精神医学とその近接領域   57 巻 ( 2 ) 頁: 310 - 322   2016年

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    担当区分:最終著者   記述言語:日本語  

  14. Psychometric properties of the parent and teacher forms of the Japanese version of the Strengths and Difficulties Questionnaire. 査読有り

    Shibata Y., Okada K., Fukumoto R., Nomura K.

    Brain and Development   37 巻 ( 5 ) 頁: 501-7   2015年5月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  15. A clinical study of attention-deficit/hyperactivity disorder in preschool children--prevalence and differential diagnoses. 査読有り

    Nomura K., Okada K., Noujima Y., Kojima S., Mori Y., Amano M., Ogura M., Hatagaki C., Shibata Y., Fukumoto R.

    Brain and Development   36 巻 ( 9 ) 頁: 778-785   2013年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  16. 発達障害児の発見における5歳児健診の有用性―就学までのフォローアップを通してー. 査読有り

    岡田香織、森裕子、能島頼子、小島里美、天野美鈴、小倉正義、畠垣智恵、福元理英、野邑健二

    日本児童青年精神医学とその近接領域   55 巻 ( 1 ) 頁: 15-31   2013年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  17. 高機能広汎性発達障害児の母親の抑うつについて 査読有り

    野邑健二 他

    小児の精神と神経誌   50 巻 ( 4 ) 頁: 429-438   2010年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  18. 子どもへの抗うつ薬の投与に関わる問題について

    野邑健二

    精神科治療学   23 巻 ( 7 ) 頁: 839-845   2008年7月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  19. アスペルガー障害と解離

    野邑健二

    精神科治療学   22 巻 ( 4 ) 頁: 381-386   2007年4月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

     解離を「意識や記憶の統合(連続性)の喪失」と考えたときに、アスペルガー障害児・者においては、解離様の症状がしばしば見られる。タイムスリップ現象やファンタジーへの没頭などと言われるものである。これらはアスペルガー障害児・者では一般的に見られることであり、彼らが解離しやすさを元来持っているのであろうと考えられる。また、アスペルガー障害児は虐待やいじめの被害を受けることが多い。環境要因として外傷体験を受けやすいといえる。また高機能者の自伝でも解離体験についてはしばしば記載されている。しかしアスペルガー障害児・者で解離性障害を呈するものが多いとの報告はない。彼らにおける解離症状が、アスペルガー障害自体の特徴として捉えられている場合と、ADHD様症状として捉えられてしまっている場合とがあるのではないかと考えられる。

  20. Transient eating disorder in early childhood--a case report. 査読有り

    Honjo Shuji, Sasaki Yasuko, Murase Satomi, Kaneko Hitoshi, Nomura Kenji

    European child & adolescent psychiatry   14 巻 ( 1 ) 頁: 52-54   2005年

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  21. 乳幼児健診と児童精神科・相談機関

    野邑健二

    こころの科学   124 巻   頁: 35-39   2005年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  22. 乳幼児期からの家族支援

    本城秀次,村瀬聡美,金子一史,荒井紫織,橋本大彦

    精神神経学雑誌   106 巻 ( 5 ) 頁: 602-607   2004年5月

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    記述言語:日本語  

  23. 母子愛着形成 母親から子どもへの愛着形成 心理社会的検討

    金子一史,本城秀次,村瀬聡美,野邑健二

    小児科臨床   57 巻   頁: 1273-1279   2004年

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    記述言語:日本語  

  24. Clinical Characteristics of Serious Japanese Adolescent Suicide-Attempters Admitted to an Intensive Care Ward. 査読有り

    Murase Satomi, Honjo Shuji, Kaneko Hitoshi, Arai Shiori, Nomura Kenji, Hashimoto Ohiko, Ohta Tatsuro

    Japanese Journal of Child & Adolescent Psychiatry   45 巻 ( supplement ) 頁: 25-34   2004年

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  25. 双生児・同胞研究からみた自閉症の成因

    野邑健二,本城秀次

    臨床精神医学   32 巻 ( 11 ) 頁: 1353-1356   2003年11月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  26. Antenatal Depression and Maternal-Fetal Attachment. 査読有り

    Honjo Shuji, Arai Shiori, Kaneko Hitoshi, Ujiie Tatsuo, Murase Satomi, Sechiyama Haya, Sasaki Yasuko, Hatagaki Chie, Inagaki Eri, Usui Motoko, Miwa Kikuko, Ishihara Michie, Hashimoto Ohiko, Nomura Kenji, Itakura Atsuo, Inoko Kayo

    Psychopathology   36 巻   頁: 304-311   2003年

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  27. 軽度発達障害と10歳の壁

    野邑健二,本城秀次

    精神科   2 巻 ( 6 ) 頁: 535‐537   2003年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

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書籍等出版物 8

  1. ASDとの鑑別のための評価尺度.斎藤万比古・飯田順三編 2022 注意欠如・多動症―ADHD-の診断・治療ガイドライン第5版

    野邑健二( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 83-87)

    じほう  2022年 

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    記述言語:日本語

  2. モンゴル国における知能検査の開発-子どもに寄り添った発達支援を目指して-

    永田雅子 野邑健二( 担当: 共編者(共編著者))

    明石書店  2022年 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  3. 臨床児童青年精神医学ハンドブック

    本城秀次、野邑健二、岡田俊( 担当: 共編者(共編著者))

    西村書店  2016年11月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  4. 就学前児 入学前に発達が気になる子どもを支える(心の発達支援シリーズ)

    野邑健二、松本真理子、永田雅子( 担当: 共編者(共編著者))

    明石書店  2016年3月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  5. 子どもの発達と情緒の障害

    本城秀次 他( 担当: 共著)

    岩崎学術出版社  2009年12月 

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    記述言語:日本語

  6. 自閉症(カナータイプ)臨床的側面,松下正明,加藤敏,神庭重信編:精神医学対話

    野邑健二( 担当: 共著)

    弘文堂  2008年5月 

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    記述言語:日本語

  7. フェニルケトン尿症.氏原寛,亀口憲治他編:心理臨床大事典

    野邑健二( 担当: 共著)

    培風館  2004年11月 

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    記述言語:日本語

  8. 家庭内暴力と「切れる」若者たち.教育と医学の会編:青少年の悩みにこたえる

    野邑健二,本城秀次( 担当: 共著)

    慶応義塾大学出版会  2002年 

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    記述言語:日本語

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MISC 5

  1. 不登校

    野邑健二  

    精神療法46 巻 ( 6 ) 頁: 759 - 763   2020年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  2. 発達障害のある児の発達・成長の捉え方―児童精神科医としてー

    野邑健二  

    小児リハビリテーション(gene)3 巻 ( 2 ) 頁: 24 - 33   2019年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  3. 成人期発達障害の診断に必要な生育歴および家族に関する情報の聴取

    野邑健二  

    最新精神医学22 巻 ( 3 ) 頁: 191 - 196   2017年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  4. 乳幼児期からの家族支援

    野邑健二  

    精神科治療学31 巻   頁: 921 - 924   2016年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  5. 乳幼児精神医学総論

    野邑健二  

    児童青年精神医学とその近接領域57 巻 ( 1 ) 頁: 225 - 233   2016年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

講演・口頭発表等 3

  1. Psychiatric problems of children in child welfare institutions in Japan 国際会議

    the 13th International Congress of the European Society for Child and Adolescent Psychiatry 

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    開催年月日: 2007年8月

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

  2. アスペルガー症候群児の母親の精神的健康状態について

    野邑健二、辻井正次

    第47回日本児童青年精神医学会総会 

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    開催年月日: 2006年

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  3. 児童養護施設入所児の精神医学的問題について

    野邑健二、吉川徹、木村宏之、新井康祥、菱田理, 藤澤陽子, 宮本信也, 森茂起, 村瀬聡美, 本城秀次, 杉山登志郎

    第46回日本児童青年精神医学会総会 

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    開催年月日: 2005年

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

共同研究・競争的資金等の研究課題 3

  1. 発達障害児に対する有効な家族支援サービスの開発と普及の研究

    2007年4月 - 2008年3月

    科学技術振興調整費 

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    資金種別:競争的資金

  2. アスペルガー症候群の成因とその教育・療育的対応に関する研究

    2004年4月 - 2007年3月

    科学技術振興調整費 

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    資金種別:競争的資金

  3. 被虐待児の医学的総合治療システムに関する研究

    2004年4月 - 2006年3月

    科学技術振興調整費 

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    資金種別:競争的資金

科研費 5

  1. 5歳児健診から始める学習障害児への早期発見・支援

    研究課題/研究課題番号:23H00987  2023年4月 - 2028年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    野邑 健二, 佐野 美沙子, 福元 理英, 永田 雅子, 廣嶌忍, 横山 佳奈, 五十嵐 剛

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:11440000円 ( 直接経費:8800000円 、 間接経費:2640000円 )

    5歳児健診の場を利用した発達性読み書き障害児の早期発見と、発見された要支援児への苦手に合わせた総合的な学習支援カリキュラムによる、就学前の学習障害児支援システムの構築を目的とする。
    年中児に行われる5歳児健診の場で読み書き障害ハイリスク児を発見し、年長時に支援を行う。支援の結果を評価するために小学1年生時点(7月、12月)に書字に関する評価を行う。
    このような「発見→支援→評価」の流れによる調査を行うにあたって、その前に、「音韻認識」「視知覚認知」「手先の巧緻性」の3領域の観点で実施できる発見のための検査ツール、支援カリキュラム、評価方法を開発する。

  2. 5歳児健診から始める学習障害児への早期発見・支援

    研究課題/研究課題番号:23K25684  2023年4月 - 2028年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    野邑 健二, 佐野 美沙子, 福元 理英, 永田 雅子, 廣嶌忍, 横山 佳奈, 五十嵐 剛

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:11440000円 ( 直接経費:8800000円 、 間接経費:2640000円 )

    本研究の目的は、5歳児健診の場を利用した発達性読み書き障害児の早期発見と、発見された要支援児への苦手に合わせた総合的な学習支援カリキュラムによる、就学前の学習障害児支援システムの構築である。
    年中児に行われる5歳児健診の場で読み書き障害ハイリスク児を発見し、年長時に支援を行う。支援の結果を評価するために小学1年生時に書字評価を行う。
    「発見→支援→評価」の流れによる調査を行うにあたって、発見のための検査ツール、支援カリキュラム、評価方法を開発する。読み書き障害の要因は複雑で多面的であるため、「音韻認識」「視知覚認知」「手先の巧緻性」の3領域の観点で実施できるカリキュラムを構築する。
    本研究の目的は、5歳児健診の場を利用した発達性読み書き障害児の早期発見と、発見された要支援児への苦手に合わせた総合的な学習支援カリキュラムによる、就学前の学習障害児支援システムの構築である。
    健診の場を利用することで、地域に住むすべての子どもを対象としたスクリーニング体制が可能となるとともに、発見のための負担を軽減することができる。加えて、本人、家族、園それぞれからの情報を得ることも容易となる。また、年中にある5歳児健診を起点とすることにより、年長の1年間を支援期間として利用することが可能となり、十分な準備を経て就学することが期待できる。
    本研究の優れた点は、読み書き障害の背景にある多彩な要因に対して、多職種協働の視点を用いて、要支援児の特性に合わせたテーラーメイドな支援が可能な点である。発見のための視点として、①音韻認識②視知覚認知③手先の巧緻性のそれぞれの苦手さに着目して検査ツールおよび問診項目を開発し、就学前の支援においても要支援児の①-③の苦手に合わせた支援カリキュラムを準備・実施する。その後、就学して学習を開始した後に習得度を評価することにより、就学前の支援システムの効果を検証する。
    2023年度は、「音韻認識」「視知覚認知」「手先の巧緻性」の3領域それぞれについての5歳児健診における検査項目を開発した。既存の5歳児健診の場を利用して10-15分程度で行えるものとし、併せて保護者に記入を依頼する質問項目も作成した。検査で要フォロー基準となったケースに対して、年長時に個別に精査を行った後に支援プログラムを実施する予定であり、プログラムについても検討した。
    2023年度は、健診のプログラムを作成したのち、対象となる町との協議を行い、1月より保健センターの5歳児健診で予備調査を実施した。予備調査の結果を踏まえて、実際の研究で用いる項目および評価基準を作成した。
    申請時点の研究計画では、2023年度は、①研究実施自治体との協議、②健診での検査、問診票の作成、③予備調査実施(こどもへの検査、保護者・園担任への問診票)、④予備調査結果分析、⑤健診での検査、問診票の改訂の5つのステップを行うことを予定していた。
    2023年度の進捗状況は以下のとおりである。①研究自治体との協議を行った。5歳児健診を行っている保健センターのスタッフと協議を行い、本研究の意義をお伝えしてご理解をいただくとともに、現在の5歳児健診の現場で本研究を行うための導線や方法、必要物品などを検討した。加えて、就学後の調査を見据えて教育委員会とも協議を行い、理解を得た。②5歳児健診で読み書き障害をスクリーニングするための検査、問診票を作成した。作成に当たっては、先行文献を検索し、言語、運動の専門家との協議を繰り返して検討を行った。3領域を含む検査は10分程度で実施可能なものであり、将来的な健診での実装を踏まえたものとなった。③④予備調査として、4月より実施する予定の健診の場を用いて、1-3月に子ども向けの検査を実際に行った。⑤結果をもとに検査を決定した。
    上記の通り、①-⑤のすべてを同年度中に完了することができた。
    したがって、予定通り順調に進展していると考えられる。
    2024年度は、前年度作成した調査内容をもとに、5歳児健診の場で「音韻認識」「視知覚認知」「手先の巧緻性」の3領域を想定した、読み書き障害ハイリスク軍の発見のためのスクリーニングを実施する。
    それとともに、3領域のいずれかでハイリスクと考えられたケースに対して年長時に実施する療育プログラムを開発する。年長での支援の対象は、5歳児健診で行った3領域の検査いずれかで「ハイリスク」であり、保護者から希望があった児である。まず、年長の春に、健診時に不通過であった検査項目と追加項目を個別で実施する。その時点で再度不通過であった児については、支援プログラムへの参加を勧奨する。支援プログラムは、月1回60分、計6回のカリキュラムで実施する。その中で、名大スタッフがグループ指導にて児への指導を行う。併せて、保護者に対して家庭で行う課題を提示し、日常生活での支援にもつなげる。①音韻認識(語想起などのことば遊び、しりとり、遊び歌などを用いたプログラム)②視知覚認知(独自の絵図、小さな遊具などの教材を用いたプログラム)③手先の巧緻性(独自の描画課題、小さな遊具を操作するプログラム)
    2025年度以降は、上記調査を継続するとともに、小学1年生時に実施する読み書き調査の準備と同調査で読み書き障害のハイリスクであると考えられた児童への支援プログラムの開発を行っていく。

  3. 発達障害のアセスメントツールの臨床現場への実装モデルの構築

    研究課題/研究課題番号:22K03126  2022年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    小倉 正義, 森 千夏, 野邑 健二, 佐々木 銀河

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    担当区分:研究分担者 

    本研究では,地域での早期発見から早期支援のプロセスに着目し,科学的根拠に基づいた発達障害のアセスメントツールの臨床現場への実装を目指した研究を行う。具体的には,アセスメントツール導入への地域の発達支援事業に関わるスタッフの態度についての検討(研究Ⅰ),アセスメントツールの導入による支援の変化についての検証(研究Ⅱ),研究Ⅰ・Ⅱの成果をもとに作成された実装モデルの妥当性を検証を行う(研究Ⅲ)。
    本年度は、主に①本研究課題に関する書籍や論文、学会発表などをの情報収集、②分担研究者、研究協力者とのディスカッションや情報交換、③予備調査として、いくつかの自治体におけるアセスメントツールの導入に関する状況調査、④科学的根拠のあるアセスメントツールである乳幼児期自閉症チェックリスト修正版(M-CHAT)の導入の実態に関する調査の実施、⑤M-CHATの導入をしている地域を対象として行う、導入に至るまでのプロセス、導入したことによる変化に関する調査の準備、⑥M-CHATを導入していない地域を対象として行う、導入しなかった(できなかった)理由に関する調査の準備を行った。
    まず、④、⑤、⑥の調査については、年度当初から鳴門教育大学の倫理審査委員会の倫理審査を受け承認を受けた。その後、④については、全国の自治体からランダムに抽出した500の区市町村を対象として郵送調査を行った。その結果、197の回答が得られ(回答率:39.4%)、うち研究同意をした181の回答(調査対象の36.2%)を分析対象とした。その結果、「あなたの自治体では1歳6か月健診等でM-CHATをどのように使用していますか?」という問いかけに対して,「全23項目をそのまま使っている」と回答した自治体は約13%、逆に「使っていない」と回答した自治体は約56%であった。また、M-CHATを使っている(使っていない)理由についても自由記述で回答を求め、得られた回答からは自治体にM-CHATを導入した(しなかった)理由がある程度把握できた。例えば、M-CHATを使っている理由については、発達支援や保護者支援のために必要と考えたといった理由が挙げられた。⑤、⑥については、2024年度に実施ができるように準備を進めた。
    当初の計画では、1年目に研究や調査の方向性について研究分担者・研究協力者間で丁寧に議論する時間をとったこと、Covid19の感染拡大による影響もあり、対面で議論したり調査協力の交渉をする時間が十分にとれなかったことから、調査を実施することができなかった。1年目の遅れの影響もあり、当初インタビュー調査は2年目には実施し始めている予定であったが、2023年度は準備にとどめ、2024年度に実施する予定である。しかしながら、研究実績の概要に示した通り、調査に関する倫理審査を受け、実態把握のためのアンケート調査を実施できたことで、実態を踏まえたより意義のあるインタビュー調査の実施が可能になった。また、研究に協力していただける調査先や質問項目の選定など、インタビュー調査に向けての準備が丁寧にできたことから、ある一定の成果を得ることができたと考えている。
    2024年度は、①研究実績の概要に挙げたMCHATの導入の実態に関するアンケート調査の成果について論文等の形でまとめること、②M-CHATを導入している地域を対象として行う、導入に至るまでのプロセス、導入したことによる変化に関するインタビュー調査、③M-CHATを導入していない地域を対象として行う、導入しなかった(できなかった)理由に関するインタビュー調査を実施し、分析を進める予定である。アンケート調査研究のまとめやインタビュー調査の実施を進めながら、最終目標である実施モデルの構築に向けても準備を行う。そのために、並行して文献研究、学会等での情報収集、分担研究者・研究協力者とのミーティングを行う予定である。

  4. 発達障害院生の主体性は発達するか:主体性発現・発達プロセスの支援モデル構築

    研究課題/研究課題番号:16K13483  2016年4月 - 2019年3月

    鈴木 健一

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    担当区分:研究分担者 

    本研究は、発達障害傾向が疑われる大学院生に対して,個別心理面接支援,グループ居場所支援をそれぞれ縦断的に行い,発達障害者の主体性が発現し,発達するプロセスを明らかにするとともに、発達障害院生への支援モデルを提示することを目的とした。
    研究の結果、発達障害院生の多くに主体性の萌芽となる児童期の「遊び」体験が乏しいことが分かった。また、カウンセラーと同年齢集団による居場所支援を通して「チャム体験」が生じ、その体験過程において、彼らの主体性が発現することが示唆された。これらのことから、発達障害院生に対し、主体性の発現・発達を促すような関係性原理に基づく支援モデルが有効であることが示された。
    本研究は,主体性なき主体といわれる発達障害者の主体性が発現し,発達するプロセスを明らかにした点で大きな学術的・社会的意義が認められる。わが国の発達障害学生支援の多くは、社会的スキル獲得を主眼としているが、本研究では、それとは異なるパラダイムである、根本的生きやすさの獲得を目指した「関係性の原理」に基づく支援の有効性を示すことができた。これにより、わが国の発達障害学生への支援モデルの幅が広がり、個々の学生に適した関わりに関する研究が活性化すると思われる。また、本研究の知見は、他大学にも応用可能で汎用性が高いことから、今後、わが国の学生支援モデル全体を精査していく上で大いに役立つと思われる。

  5. 青年期うつ病に対する治療ガイドラインの確立に向けた研究

    研究課題/研究課題番号:25380924  2013年4月 - 2019年3月

    鈴木 太

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    担当区分:研究分担者 

    青年期うつ病に関する臨床ガイドラインを作成するために、青年期うつ病のための対人関係療法のマニュアルを作成し、青年を対象として有効性を検証し、青年期うつ病に併存しやすい精神病理について9つの総説をまとめた。
    対人関係療法を12週間受けた6例の青年で、ハミルトンうつ病評価尺度のメランコリア下位尺度、個人的社会的機能遂行尺度が評価された。中等度の抑うつを伴っていた2例の青年はいずれも反応して、症候学的・機能的に寛解した。重症の抑うつを伴っていた青年4例のうち、2例が反応した。対人関係療法は軽症または中等症の抑うつを伴う青年には有望かもしれない。有効性と安全性を検証するさらなる研究が必要である。
    青年期うつ病はさまざまな併存症を伴い、重症度もさまざまである。本研究では、うつ病の併存症を診断するための尺度であるK-SADS-PLを部分的に翻訳し、HAM-D6による抑うつ症状の評価、PSPによる社会的機能の評価によって、青年期うつ病の重症度が抑うつ症状の反応率、抑うつ症状の寛解率、社会的機能の改善にどの程度影響するか示唆を得た。
    青年が軽症から中等症の抑うつ症状、不登校などの社会的機能障害を伴っているとき、対人関係療法は選択肢となりうる。地域の臨床家が抑うつ症状の重症度をアセスメントに組み込むことは、その時点で適切な介入を判断するための指標になるかもしれない。

 

担当経験のある科目 (本学) 1

  1. 発達精神科学

    2011

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    発達障害に関する臨床的な内容