2024/09/17 更新

写真a

ノムラ ノブヨシ
野村 信嘉
NOMURA Nobuyoshi
所属
大学院生命農学研究科 応用生命科学専攻 応用生命科学 准教授
大学院担当
大学院生命農学研究科
学部担当
農学部
職名
准教授
連絡先
メールアドレス

学位 1

  1. 博士(工学) ( 1994年3月   名古屋大学 ) 

研究キーワード 6

  1. 開環重合

  2. 縮合重合

  3. ポリ乳酸

  4. 精密重合

  5. 触媒

  6. 高分子合成

研究分野 3

  1. その他 / その他  / 高分子化学

  2. その他 / その他  / 高分子・繊維材料

  3. その他 / その他  / 工学@工業化学@合成化学

現在の研究課題とSDGs 4

  1. ラクトン類の高効率重合触媒の開発

  2. 遷移金属触媒を用いた位置および立体選択的アリル化重縮合

  3. ラセミラクチドの立体選択的重合触媒の開発

  4. バイオマスを活用したモノマー設計と高分子合成

 

論文 14

  1. Random Copolymerization of epsilon-Caprolactone with Lactide Using a Homosalen-Al Complex 査読有り

    Nomura, N.; Akita, A.; Ishii, R.; Mizuno, M.

    Journal of the American Chemical Society   132 巻 ( 6 ) 頁: 1750 - 1751   2010年2月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1021/ja9089395

  2. An Efficient Protocol of Iridium-Catalyzed Allylic Substitution Reaction and its Application to Polymer Synthesis: Complementary Regio- and Stereoselective Allylation Polycondensation via Ir- and Pd-catalyses 査読有り

    Nomura, N.; Komiyama, S.; Kasugai, H.; Saba, M.

    Journal of the American Chemical Society   130 巻 ( 3 ) 頁: 812 - 814   2008年1月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1021/ja076019k

  3. Homogeneous Two-Component Polycondensation without Strict Stoichiometric Balance via the Tsuji-Trost Reaction: Remote Control of Two Reaction Sites by Catalysis 査読有り 国際共著

    Nomura, N.; Tsurugi, K.; Kondo, T.; RajanBabu, T. V.

    Journal of the American Chemical Society   126 巻 ( 17 ) 頁: 5354 - 5355   2004年5月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1021/ja0492743

  4. A Direct Function Relationship between Isotacticity and Melting Temperature of Multiblock Stereocopolymer Poly(rac-lactide) 査読有り

    Nomura, N.; Hasegawa, J.; Ishii, R.

    Macromolecules   42 巻 ( 13 ) 頁: 4907 - 4909   2009年7月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1021/ma900760z

  5. Stereoselective Ring-Opening Deacetonation Polymerization of Racemic 2,2,5-Trimethyl-1,3-dioxolan-4-one by Using Homosalen-Aluminum Complexes: A Novel Approach to Isotactic Poly(rac-lactic acid) 招待有り 査読有り 国際誌

    Sakai, K; Yagi, Y; Nomura, N

    Synlett   34 巻 ( 20 ) 頁: 2520 - 2524   2023年12月

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    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1055/s-0042-1751472

    Web of Science

  6. Ring-Opening Polymerization of epsilon-Caprolactone Initiated by Multinuclear Aluminum Methanetris(aryloxido) Complexes 査読有り

    Oishi Masataka, Ichinose Yuri, Iwata Naomi, Nomura Nobuyoshi

    Organometallics   38 巻 ( 21 ) 頁: 4233-4243   2019年11月

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    担当区分:最終著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1021/acs.organomet.9b00540

    Web of Science

  7. Dinuclear Pentacoordinated Organoyttrium Biphenolates as Initiators for the Synthesis of High-Molecular Weight Isotactic Poly(2-vinylpyridine) 査読有り

    Oishi Masataka, Yoshimura Reiji, Nomura Nobuyoshi

    Inorganic Chemistry   58 巻 ( 20 ) 頁: 13755-13760   2019年10月

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    担当区分:最終著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1021/acs.inorgchem.9b02385

    Web of Science

    PubMed

  8. A synergic catalysis of (salicylaldiminate)2AlEt and (BnO)2AlEt in the ring-opening polymerization of ε-caprolactone 査読有り

    Nomura, N.; Yamakawa, D.; Marutani, T.; Aoyama, T.; Oishi, M.

    Polymer Journal   51 巻 ( 8 ) 頁: 791 - 794   2019年8月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1038/s41428-019-0187-2

    Web of Science

  9. A practical ortho-rearrangement of silyl group of ortho-bromophenyl silyl ethers using magnesium(0) 査読有り

    Hasegawa, T.; Kishida, H.; Nomura,* N.

    Tetrahedron Letters   58 巻 ( 5 ) 頁: 455 - 457   2017年2月

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    担当区分:責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1016/j.tetlet.2016.12.052

    Web of Science

  10. Structural Diversity of Tris(2-hydroxyaryl)methane-derived Aluminum Complexes 査読有り

    Oishi, M.; Ichinose, Y.; Nomura, N.

    European Journal of Inorganic Chemistry     頁: 1596-1603   2016年4月

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    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ejic.201501438

  11. Synthesis of Crystalline Poly(lactic acid) from Glycerol By-product via Hydrothermal Reaction and Stereoselective Polymerization 査読有り

    Hasegawa, T.; Kishida, H.; Nomura, N.; Moriya, T.

    Chemistry Letters   44 巻 ( 3 ) 頁: 375-377   2015年3月

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    担当区分:責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1246/cl.141059

  12. Ring-opening polymerization of lactones by rare-earth metal triflates and by their reusable system in ionic liquids 招待有り 査読有り

    Nomura, N.; Taira, A.; Nakase, A.; Tomioka, T.; Okada, M.

    Tetrahedron   63 巻 ( 35 ) 頁: 8478-8484   2007年8月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    有機合成で研究が活発な希土類金属錯体を用いて、ε-カプロラクトンの開環重合について検討し、水やアルコールなどが存在していてもスカンジウムトリフラート錯体が分子量および分子量分布を制御したポリマーを与えることを見出した。さらに、イオン液体を触媒担持体として利用し、触媒を何度も利用できる重合系を報告した。

  13. Stereoselective Ring-Opening Polymerization of Racemic Lactide Using Achiral Salen- and Homosalen-Aluminum Complexes 査読有り

    Nomura, N.; Ishii, R.; Yamamoto, Y.; Kondo, T.

    Chemistry-A European Journal   13 巻 ( 16 ) 頁: 4433-4451   2007年5月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  14. Salicylaldimine-Aluminum Complexes for the Facile and Efficient Ring-Opening Polymerization of ε-Caprolactone 査読有り

    Nomura, N.: Aoyama, T.; Ishii, R.; Kondo, T.

    Macromolecules   38 巻 ( 13 ) 頁: 5363-5366   2005年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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書籍等出版物 1

  1. Hydrovinylation in Organic Synthesis (Comprehensive Organic Synthesis) 査読有り 国際共著

    RajanBabu, T. V.; Cox, G. A.; Lim, H. J.; Nomura, N.; Sharma, R. K.; Smith, C. R.; Zhang, A.( 担当: 共著)

    Elsevier  2014年4月 

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    総ページ数:39   記述言語:英語 著書種別:学術書

MISC 3

  1. Synthesis of Stereocomplex Poly(lactic acid) from Racemic Lactide Using Polymer-Supported Al Catalysts 招待有り

    高分子59 巻 ( 12 ) 頁: 902 - 902   2010年12月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)  

  2. Ideal Copolymerization of Lactide with epsilon-Caprolactone 招待有り

    Akita, A.; Ishii, R.; Nomura, N.  

      59 巻 ( 10 ) 頁: 773 - 773   2010年10月

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    担当区分:責任著者   記述言語:英語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)  

  3. 非等モル下の重縮合 招待有り

    野村信嘉  

    高分子53 巻 ( 8 ) 頁: 587 - 590   2004年8月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語  

講演・口頭発表等 3

  1. rac-TDOの開環–脱アセトン化重合によるイソタクチックポリ(ラセミ乳酸)の合成 国際共著

    野村信嘉、八木勇亮、楊仁傑

    第73回高分子討論会   2024年9月26日  高分子学会

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:新潟   国名:日本国  

  2. Selective Polymerization of 1:1:1 Mixture of D-, L-, meso-Lactides for Synthesis of Semicrystalline Poly(lactic acid)

    Nobuyoshi Nomura

    The 1st Nagoya Symposium on Green Synthesis & Catalysis 

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    開催年月日: 2012年3月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  3. Ring-opening homo- and copolymerizations of racemic lactide and/or epsilon-caprolactoneusing homosalen-Al complexes 国際会議

    Nomura, N.; Akita, A.; Ishii, R.; Mizuno, M.

    Pacifichem 2010 

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    開催年月日: 2010年12月

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

共同研究・競争的資金等の研究課題 9

  1. ステレオコンプレックス型ポリ乳酸重合触媒の実用化研究

    2007年7月 - 2015年3月

    国内企業との共同研究 

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    資金種別:産学連携による資金

    配分額:9750000円

  2. ラセミラクチドの開環重合触媒の実用化検討

    2006年12月 - 2007年3月

    企業からの受託研究 

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    資金種別:産学連携による資金

    配分額:470000円

  3. バイオポリマーに関する研究

    2009年4月 - 2012年3月

    国内企業との共同研究 

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    担当区分:研究分担者  資金種別:産学連携による資金

    配分額:2000000円

  4. モノマーの化学量論比が重合度に影響しない均一系二成分重縮合

    2004年6月 - 2006年3月

    旭硝子財団 

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    資金種別:競争的資金

    委任経理金

  5. ラセミラクチドの立体選択的リビング重合触媒の開発とその活用法

    2002年11月 - 2004年4月

    住友財団 

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    資金種別:競争的資金

    委任経理金

  6. 後期遷移金属触媒によるアリル化反応を利用した光学活性ポリマーの合成

    2012年4月 - 2016年3月

    国内共同研究 

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    資金種別:その他

    配分額:460000円

  7. 研究助成

    2012年4月 - 2013年3月

    研究寄附金 

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    資金種別:産学連携による資金

    配分額:300000円

  8. 環境調和型生医学材料合成反応の開発

    2001年5月 - 2002年5月

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    委任経理金

  9. 低原子価チタン触媒を用いた新規精密重合反応の開発

    1997年5月 - 1998年5月

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    委任経理金

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科研費 1

  1. 1分子のラセミ乳酸を含むモノマーの設計と立体選択的重合による結晶性ポリ乳酸の合成

    研究課題/研究課題番号:19K05579  2019年4月 - 2022年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    野村 信嘉, 大石 理貴

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    資源循環型プラスチックであり、生分解性も併せ持つポリ乳酸は、大きな注目を集めている。市販のポリ乳酸は、高い光学純度のL-乳酸を原料とする光学活性ポリマーで、工業的には2分子のL-乳酸を脱水環化したL-ラクチドから合成されている。しかしL-乳酸は、ラセミ化しやすいことが問題となっている。本申請研究では、取り扱いが容易なラセミ乳酸を1分子含むモノマーを設計し、ステレオコンプレックスを形成出来るイソタクチック選択的重合触媒を開発する。高い立体選択性を得られれば、市販の光学活性ポリ(L-乳酸)より高い融点を有する高機能性ポリ乳酸を合成できる。
    ラセミ乳酸を原料として結晶性ポリ乳酸を合成するには、二分子の乳酸分子が脱水縮合したラセミラクチドをイソタクチック選択的に重合する方法が有効である。しかしラセミラクチドの合成時に、副生成物としてメソラクチド(35-50%程度)も生成し、分離、除去、あるいは異性化が必要となる。
    本研究では、異性体の生成や分離を考慮しなくて良い乳酸1分子からなるモノマーを設計し、原料であるラセミ乳酸を無駄なく利用出来る結晶性ポリ乳酸の合成方法を提案するとともに、アルミニウム触媒を用いたイソタクチック選択的重合により、結晶性ポリ乳酸を合成できることを実証した。
    プラスチックが大きな社会問題となる一方、プラスチックを使わずに快適な生活を送ることは難しい。そこで注目されているのが、植物由来の資源循環型、かつ生分解性をも有するポリ乳酸である。市販のポリ乳酸は、光学活性なL-乳酸を原料とするが、リサイクルや耐熱性の改善には、ラセミ乳酸が望ましい。しかしラセミ乳酸を用いると、モノマーであるラクチドの合成時に異性体も生成してしまい、非効率である。
    本研究では、ラセミ乳酸1分子を含むモノマーを用い、結晶性ポリ乳酸を合成できることを初めて実証した。ラセミ乳酸から合成したポリ乳酸の有効活用の手段となる可能性を有している。

産業財産権 1

  1. 半結晶ポリラクチドの製造方法(PCT)

    岸田央範・長谷川剛史・野村信嘉・高橋誠・SCHROEDER, Joeseph・NATAL, Manuel

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    出願番号:PCT/JP2012/074308  出願日:2012年9月

    出願国:国内  

 

メディア報道 3

  1. 新素材で裾野広がる 新聞・雑誌

    日刊工業新聞  2013年10月

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    執筆者:本人以外 

  2. 結晶性ポリ乳酸量産へ 新聞・雑誌

    日刊工業新聞  2013年2月

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    執筆者:本人以外 

  3. BDF副産物からPLA 新聞・雑誌

    化学工業日報  2011年9月

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    執筆者:本人以外