2025/03/28 更新

写真a

タシロ タカシ
田代 喬
TASHIRO, Takashi
所属
減災連携研究センター ライフライン防災(東邦ガスネットワーク)産学協同研究部門 特任教授
職名
特任教授
連絡先
メールアドレス
プロフィール
名古屋大学大学院工学研究科修了.博士(工学).
水害・土砂災害の発災過程と減災対応,河川・流域環境に関する基礎・応用研究,ならびに,河川関連分野の教育・啓発活動に従事.
土木研究所専門研究員,名古屋大学大学院工学研究科助手・助教,同大学院環境学研究科准教授,同減災連携研究センター寄附研究部門准教授を経て2017年4月より現職.2018年4月より副センター長を兼務.
専門は河川工学,応用生態工学,流域保全学,ライフライン水防災.
外部リンク

学位 1

  1. 博士(工学) ( 2004年3月   名古屋大学 ) 

研究キーワード 9

  1. 洪水危機管理

  2. 流域における社会・生態システム

  3. 流域からの土砂生産・流出

  4. 河川生態系の構造・機能

  5. ライフライン防災

  6. 伊勢湾台風災害

  7. 火山麓水系

  8. ダム下流河道

  9. 氾濫原管理

研究分野 6

  1. 社会基盤(土木・建築・防災) / 水工学  / 水工水理学

  2. 環境・農学 / 環境動態解析  / 応用生態工学

  3. 環境・農学 / 自然共生システム  / 流域保全

  4. 社会基盤(土木・建築・防災) / 防災工学  / ライフライン防災

  5. ライフサイエンス / 水圏生命科学  / 河川生態学

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現在の研究課題とSDGs 9

  1. 河川感潮域における生態系機構とサービスの解明

  2. 魚類生息場の工学的保全手法の開発に関する研究

  3. ダム下流等に見られる河床の低攪乱化における物理-生物相互作用系の解明

  4. 流域の地質構造・地形特性に着目した河川景観の階層性の分析

  5. 自然災害がライフラインに及ぼす影響解析

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経歴 12

  1. 大同大学   講師

    2024年4月 - 現在

  2. 椙山女学園大学   人間関係学部   講師

    2023年4月 - 現在

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    国名:日本国

  3. 名古屋大学   減災連携研究センター ライフライン防災(東邦ガスネットワーク)産学協同研究部門   特任教授

    2022年4月 - 現在

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    国名:日本国

  4. 滋賀県立大学   環境科学部   講師

    2017年10月 - 2018年3月

  5. 名古屋大学   減災連携研究センター 産学協同研究部門 ライフライン地盤防災(東邦ガス)産学協同研究部門   特任教授

    2017年4月 - 2022年3月

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学歴 3

  1. 名古屋大学   工学研究科   地圏環境工学専攻

    2001年4月 - 2004年3月

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    国名: 日本国

  2. 名古屋大学   工学研究科   地圏環境工学専攻

    1999年4月 - 2001年3月

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    国名: 日本国

  3. 名古屋大学   工学部   土木工学科

    1995年4月 - 1999年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 15

  1. 土木学会   正会員

    1998年10月 - 現在

  2. 応用生態工学会   正会員

    2002年8月 - 現在

  3. 国際水圏工学会   会員

    2001年 - 現在

  4. 日本河川協会   二種正会員

    2021年1月 - 現在

  5. アメリカ地球物理学連合   会員

    2004年 - 現在

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委員歴 34

  1. 清須市防災会議   専門委員  

    2024年4月 - 現在   

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    団体区分:自治体

  2. 土木学会水工学委員会水害対策小委員会   幹事長  

    2024年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

  3. 名古屋市防災会議   専門委員  

    2022年11月 - 現在   

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    団体区分:自治体

    想定最大規模(L2)の風水害等における具体的な被害想定の算出などの調査審議

  4. 応用生態工学会災害対応委員会   委員  

    2022年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

  5. 豊田市ハザードマップ作成検討委員会   委員長  

    2020年   

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    団体区分:自治体

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受賞 6

  1. 第14回水工学論文集奨励賞

    2006年3月   土木学会水工学委員会   「低攪乱な礫床河川に優占する造網型トビケラの個体群動態とそれに伴う河床固化に関する解析」

    田代 喬(独立行政法人土木研究所)

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    受賞区分:学会誌・学術雑誌による顕彰  受賞国:日本国

  2. 令和5年度河川基金優秀成果表彰

    2023年8月   公益財団法人河川財団   水害適応社会の共創に向けた輪中湿地帯の冠水履歴に関する研究

    田代 喬

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    受賞区分:出版社・新聞社・財団等の賞  受賞国:日本国

  3. ジャパン・レジリエンス・アワード強靭化大賞 最優秀レジリエンス賞(リスクコミュニケーション 情報)

    2017年3月   レジリエンスジャパン推進協議会   高校生防災セミナー

    愛知県教育委員会・愛知県防災局・名古屋大学減災連携研究センター

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    受賞区分:出版社・新聞社・財団等の賞 

  4. 平成20年度河川整備基金助成事業優秀成果

    2008年10月   河川環境管理財団   希少魚ネコギギの生息場修復技術の開発に関する研究

    田代 喬

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    受賞区分:出版社・新聞社・財団等の賞 

  5. Poster Award presented by the International Consortium for Landscape and Ecological Engineering

    2006年6月   International Consortium for Landscape and Ecological Engineering   Physical habitat of the endangered catfish Pseudobagrus ichikawai in a natural section in the western part of Tokai District, Japan

    Tashiro, T., Katano, I., Kayaba, Y., Hasegawa, K., Nitta, Y. and Minagawa, T.

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    受賞区分:国際学会・会議・シンポジウム等の賞  受賞国:日本国

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論文 86

  1. Assessment of pluvial flood events based on monitoring and modeling of an old urban storm drainage in the city center of Yangon, Myanmar 査読有り 国際誌

    Aung Khaing Min and Takashi Tashiro

    Natural Hazards   120 巻   頁: 8871 - 8892   2024年4月

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    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:SPRINGER NATURE  

    Pluvial flooding is a critical issue in cities worldwide, particularly in lowland areas with old and deteriorating drainage systems. The primary driver of pluvial flooding is extreme rainfall; other drivers include urbanization, inadequate drainage systems, improper solid-waste management, and the tidal backwater effect. However, the interplay between these drivers makes predicting pluvial floods difficult and complex. Previous studies in developing countries seldom used water-level data or simulation modeling to identify the causes of pluvial flooding. In this study, rainfall data and water-level variations in an open channel drain and a receiving river controlled by sluice gates were collected and evaluated in detail to investigate pluvial flooding events. To predict these events, we generated a hydrodynamic model using InfoWorks ICM and verified its results using water logger data and official field reports. Analysis shows that drainage-system failures due to solid blockage and receiving water-level variation contribute more to pluvial flood occurrence than heavy rainfall. Lastly, we discuss measures to mitigate pluvial flooding in Yangon, Myanmar. The proposed monitoring and modeling approach can suitably predict pluvial flooding occurrence and provide useful quantitative data for flood risk management.

    DOI: https://doi.org/10.1007/s11069-024-06555-8

  2. 1959年伊勢湾台風による海岸・河川堤防の決壊とその復旧過程の分析 査読有り

    田代 喬, 倉田 和己, 荒木 裕子

    河川技術論文集   30 巻 ( 0 ) 頁: 623 - 628   2024年6月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:公益社団法人 土木学会  

    <p>1959年9月に襲来した伊勢湾台風は,強風,高潮と洪水により日本列島各地に甚大な被害をもたらした.本研究では,長期・広域浸水に見舞われた伊勢湾沿岸の被災地域を多面的に分析するため,高潮・洪水により決壊した海岸・河川堤防の復旧過程に着目した.濃尾平野における浸水分布と決壊堤防の仮締切工事記録に時空間情報を付与することによって,長期・広域浸水の解消過程を分析するとともに,地理情報システムによる復旧過程の可視化を試みた.その結果,堤防決壊地点の洗堀深が深くなるほど,工事着手が遅れるほど,また,労務人員が多くなるほどに,仮締切の工期は長期化するという関係性が見出された.これは,決壊堤防の背後に広がった浸水域が陸上交通を制限したために,工事着手に時間がかかったほか,多くの資材や人員による人海戦術を余儀なくされて工事費が嵩んだことと対応していた.また,長期浸水の多くは干拓地で発生したが,その復興過程において被害が甚大だった沿岸地域は高い盛土地へと改変され,その前面に新たな埋立地が造成された様子が確認された.</p>

    DOI: 10.11532/river.30.0_623

    CiNii Research

  3. 河川と接続した半閉鎖性水域の堆積物からみた氾濫原環境の分析:揖斐川水系津屋川における 現地観測の結果から 査読有り

    田代 喬, 陀安 一郎,森 誠一

    河川技術論文集   29 巻 ( 0 ) 頁: 515 - 520   2023年6月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:公益社団法人 土木学会  

    <p>揖斐川水系津屋川に連なる池の堆積物を対象に鉛-210年代測定法を適用し,過去数十年間の堆積速度を推定した.Cs-137による年代測定値と照合したところ,堆積速度の変動を許容するCRS(Constant Rate of Supply)モデルの適用性が確認された.本モデルの結果として得られた最大0.49g /cm<sup>2</sup> /yr の平均堆積速度は,日本のほとんどの湖での既往の観測結果よりも大きかった.さらに,堆積速度の経年変化を過去の水害記録と対比したところ,上流域の水害やその後の復旧工事に伴う土砂流出が反映されたものであることが確認された.以上の結果から,これまで主に止水域で適用されてきた鉛-210法(CRSモデル)は河床堆積物の動態分析にも使用でき,水系の土砂管理に資する知見を提供し得る可能性が示唆された.</p>

  4. 鉛-210年代測定法を適用した揖斐川水系津屋川の堆積速度の推定 査読有り

    田代 喬, 陀安 一郎

    河川技術論文集   28 巻 ( 0 ) 頁: 25 - 30   2022年6月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:公益社団法人 土木学会  

    <p>揖斐川水系津屋川に連なる池の堆積物を対象に鉛-210年代測定法を適用し,過去数十年間の堆積速度を推定した.Cs-137による年代測定値と照合したところ,堆積速度の変動を許容するCRS(Constant Rate of Supply)モデルの適用性が確認された.本モデルの結果として得られた最大0.49g /cm<sup>2</sup> /yr の平均堆積速度は,日本のほとんどの湖での既往の観測結果よりも大きかった.さらに,堆積速度の経年変化を過去の水害記録と対比したところ,上流域の水害やその後の復旧工事に伴う土砂流出が反映されたものであることが確認された.以上の結果から,これまで主に止水域で適用されてきた鉛-210法(CRSモデル)は河床堆積物の動態分析にも使用でき,水系の土砂管理に資する知見を提供し得る可能性が示唆された.</p>

    DOI: 10.11532/river.28.0_25

    CiNii Research

  5. 令和元年東日本台風に伴う洪水氾濫による供給系ライフラインの途絶被害に関する分析:電気・ガス事業の発災・復旧過程の考察から 査読有り

    田代 喬

    土木学会論文集B1(水工学)   76 巻 ( 1 ) 頁: 360 - 369   2020年12月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:公益社団法人 土木学会  

    <p> 令和元年東日本台風は,多くの地域で電気,ガス,水道などのライフラインの途絶をもたらした.本報では,特に被害の大きかった千曲川沿川地域における電気・ガス事業に着目し,行政機関や当該事業者の公開情報を収集・整理することにより発災・復旧過程を明らかにし,途絶被害の実態と要因を分析する.長野県内では,千曲川の洪水ピーク時(2019年10月13日未明)にいずれも最大供給停止戸数(電気:約6.4万戸,都市ガス:約900戸)を示し,洪水氾濫地域では,地上供給施設(電気:変電所,電柱・電線,ガス:整圧所,橋梁添架管)の機能損傷による被害の拡大・長期化が明らかになった.さらに発災・復旧過程の考察から,途絶被害を軽減するためには,個別施設の予防・順応的対策に加え,供給システムを通じた被害伝播を防ぐ対応の重要性が示唆された.</p>

    DOI: 10.2208/jscejhe.76.1_360

    CiNii Research

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書籍等出版物 31

  1. 水理公式集例題集(2024年版) 査読有り

    土木学会水工学委員会水理公式集例題集編集小委員会( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 魚類の生息場評価)

    2024年12月  ( ISBN:978-4-8106-1091-8

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    総ページ数:406   担当ページ:361-366   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  2. 身近な水の環境科学 第2版 査読有り

    日本陸水学会東海支部会( 担当: 共編者(共編著者))

    朝倉書店  2022年4月  ( ISBN:978-4-254-18062-6

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    総ページ数:154   担当ページ:1-6; 7-11; 18-22; 37-41; 46-57; 105-112; 113-118; 130-132   記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

  3. 水理公式集2018年版 査読有り

    水工学委員会水理公式集編集小委員会( 担当: 共著 ,  範囲: 1.3流砂系,第6編流域圏環境)

    土木学会  2019年3月  ( ISBN:978-4-8106-0835-9

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    総ページ数:927   担当ページ:771-774   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  4. 教育現場の防災読本 査読有り

    中井 仁 監修, 「防災読本」出版委員会 著 ( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 台風・洪水)

    京都大学学術出版会  2018年6月  ( ISBN:9784814001651

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    総ページ数:618   担当ページ:54-69   記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

  5. Inland water landscape: Structural and functional changes in the ecosystem 査読有り

    Nagayama S., Tashiro T., Kitamura J.I.( 担当: 分担執筆)

    Labor Forces and Landscape Management: Japanese Case Studies  2016年11月  ( ISBN:9789811022777

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    総ページ数:471   担当ページ:107-120; 415-430   記述言語:英語 著書種別:学術書

    This chapter introduces the structural and ecologically functional changes of riverscapes, including waterbodies in agricultural landscapes, within the context of Japan’s socioeconomic backgrounds. Riverscapes, which are characterized by hydro-geomorphic processes of rivers in each geomorphic division, dramatically change along the longitudinal axis of the river from mountain to sea. The longitudinal diversity of riverscapes and their components provide essential habitats for riverine organisms and support freshwater biodiversity. Old agricultural systems, constructed in former floodplains, also contribute to biodiversity by providing substitute habitats for floodplain-dependent organisms. Intensive alteration of freshwater habitats, however, began during the Meiji Era for rivers and the early Showa Era for agricultural lands within the context of socio-economic growth, due to innovations in civil engineering technology. This chapter also provides an overview of the present state of freshwater habitats in Japan.

    DOI: 10.1007/978-981-10-2278-4_7

    Scopus

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MISC 15

  1. 流域地質からみた河道特性,河床環境の異質性とそれが底生動物群集に及ぼす影響 招待有り

    田代 喬  

    平成29年度水源地環境技術研究所所報   頁: 61 - 69   2018年12月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)  

  2. 令和3年7月静岡県東部豪雨災害調査 招待有り

    土木学会水工学委員会(委員長:立川康人)  

    河川基金助成事業報告書(突発災害調査:2021-5112-001)   頁: 1 - 46   2022年4月

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    記述言語:日本語   掲載種別:機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等  

  3. 研究(者)の役割、あり方を考える 招待有り

    田代 喬  

    それぞれの3・11~その日から私は   頁: 33 - 33   2021年3月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語  

  4. 電気・ガスなど供給系ライフライン 招待有り

    田代 喬  

    令和元年台風19号豪雨災害調査団(中部・北陸地区)報告書   頁: 165 - 176   2020年9月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等   出版者・発行元:土木学会水工学委員会  

  5. 浸水事象が都市ガス供給システムに及ぼす影響の統合的把握に向けた試算方法の設計

    田代 喬,八木健太郎,菅沼 淳,戸田祐嗣  

    第10回インフラ・ライフライン減災対策シンポジウム講演集   頁: 42 - 46   2020年1月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)   出版者・発行元: 土木学会地震工学委員会ライフラインに係わる都市減災対策技術の高度化に関する研究小委員会 編  

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講演・口頭発表等 43

  1. 洪水災害に対する事業者の防災対応:BCPとその策定のための課題 招待有り

    田代 喬

    河川文化研究会第7回勉強会  2022年7月11日  辻本哲郎

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    開催年月日: 2022年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(基調)  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

  2. 湧水河川・津屋川の堆積環境からみる近年の洪水と土地改変の影響 招待有り

    田代 喬

    河川生態学術研究最終発表会  2022年7月7日  河川生態学術研究会

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    開催年月日: 2022年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:東京AP浜松町   国名:日本国  

  3. 歴史的土地改変により形成された湧水河川:津屋川の背負う宿命とは? 招待有り

    田代 喬

    河川文化研究会「木曽川河川生態学術研究発表会」  2021年12月16日  辻本哲郎

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    開催年月日: 2021年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

  4. 火口を集水域に含む河川の底生動物群集 招待有り

    田代 喬

    応用生態工学会第24回札幌大会自由集会E「2014年御嶽山噴火以降の河川環境の現状と生物の営み」  2021年9月23日  宇佐見亜希子・田代 喬・野崎健太郎・松本嘉孝

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    開催年月日: 2021年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

  5. 扇状地端部を流れる湧水河川の特異性から保全の方向性を考える 招待有り

    田代 喬

    応用生態工学会名古屋テキストセミナー  2021年1月29日  応用生態工学会名古屋

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    開催年月日: 2021年1月

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

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共同研究・競争的資金等の研究課題 41

  1. 氾濫原景観における災害軽減/生態系保全のための自然・文化を基盤とする解決策:流域治水/自然再興の実践に向けた持続的な氾濫原共同体の設計 国際共著

    研究課題番号:RIHN14210172  2023年4月 - 2025年3月

    土地利用の根源的な革新による地球環境問題解決に向けた知の集約プログラム  インキュベーション研究,予備研究

    田代 喬

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:5000000円

  2. 伊勢湾台風に学ぶ被災後の復旧過程のデジタル復元と広域・長期 浸水被害からの早期復旧戦略

    2022年4月 - 2024年3月

    河川砂防技術研究開発公募  河川技術・流域管理分野 提案型課題(流域課題)

    田代 喬

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4965300円

  3. 令和3年7月静岡県東部豪雨災害調査

    研究課題番号:2021-5112-001  2021年10月 - 2022年4月

    河川基金助成事業  緊急災害調査

    立川康人

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    担当区分:研究分担者  資金種別:その他

    配分額:1000000円

  4. 洪水氾濫が都市ガス供給システムに及ぼす影響に関する統合的評価ツールの開発

    2019年9月 - 2020年8月

    ガスエネルギーの持続的発展に資する研究助成金制度 

    田代 喬

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    資金種別:競争的資金

    配分額:1000000円

  5. 流域地質構造が河川景観に及ぼす影響の解明とそれを踏まえた河道設計・管理手法の構築

    2013年4月 - 2016年3月

    河川砂防技術研究開発公募  地域課題分野(河川)

    田代 喬

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4965300円

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科研費 11

  1. 流域内に連鎖する水利施設群が水系物質動態に及ぼす複合的影響の解明

    研究課題/研究課題番号:26701013  2014年4月 - 2017年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(A)

    田代 喬

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:22490000円 ( 直接経費:17300000円 、 間接経費:5190000円 )

    本研究では,流程に沿って一時取水を繰り返す水利施設群を有する河川を対象とし,水位・水温・水質の連続観測と生息生物の定量調査により,物質動態への連鎖的影響を分析した.
    その結果,堰堤下流では取水比流量に応じて「瀬切れ」の消長が異なり,瀬切れが生じる低水期には伏流水の寄与が高まって溶存物質濃度が上昇し,特異な表流水質が形成される可能性が示された.さらに,溶存酸素の収支を利用したOdumの代謝構造モデルを援用したところ,藻類を始めとする付着生物膜量に応じて,水質とともに生産・呼吸などの代謝特性が日周性を伴いながら季節的に変化すること,低水期の堰堤下流ではその変動が特に大きくなることが明らかになった.

  2. 自然災害/資源開発を受容する火山麓地域の自然共生に向けた水文水質・生態機構の解明

    研究課題/研究課題番号:19H04318  2019年4月 - 2023年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    田代 喬, 八木 明彦, 吉冨 友恭, 江端 一徳, 松本 嘉孝, 倉田 和己, 谷口 智雅, 野崎 健太郎

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:17290000円 ( 直接経費:13300000円 、 間接経費:3990000円 )

    本研究は、度重なる自然災害を受けながら強度に利用されてきた火山麓地域を対象とし、自然災害と資源開発が水系に及ぼす影響を明らかにして自然共生に資する知見を得ることを目的とする。御嶽山の南麓に広がる王滝川水系(長野県木曽郡王滝村)をモデルとしながら、水環境の変容を地誌的に概観したうえで、頻度・強度が異なる様々な要因が輻輳して地先に成立した特異な水環境について、物理・化学・生物・地学的特性に着目し生態系変遷過程を記述することにより、火山麓地域における水文水質・生態機構を解明する。
    2021年度の研究実績について、研究実施計画に掲げた5つのサブテーマを3つのカテゴリーに集約して、以下のように記載する。
    (1)火山を有する水源地における自然災害、水利用からみた水環境のスクリーニング・(2)調査地における自然災害と水資源開発による地域変容と地誌概観:水資源賦存量の大きな火山麓水系における発電取水の実態について、御嶽山麓に位置する木曽川上流の王滝川水系を対象に、取水形態と取水前後の流量観測を行った。発電事業者による取水口とそこでの許可取水量によって、無水区間や減水区間が流程に断続的に分布する様子を確認し、それが陸水環境に影響する可能性について考察した。
    (3)火山活動の影響を考慮した地形―水質―底質の形成過程の解明・(4)地先の水環境における群集動態と食物網構造、生態系機構の分析:火山麓水系にあって河床から炭酸ガスが湧出する水域を抽出し、それらを含む調査地において水質、河床付着生物膜、底生動物に関する季節変化を調査した。その結果、当該水域は、常時安定的に純度の高い二酸化炭素ガスが河床から湧出し、pH4.5~5.5の弱酸性水によって構成されていること、それらがカルシウム濃度の高い特殊な水質、ならびに、酸化鉄が多く析出した赤褐色の底質を形成していること、さらに、酸度による生育・生息制限を介して、付着藻類繁茂の空間変異と特殊な水生貧毛類からなる底生動物相を成立させていることなどが示唆された。また、同じく火山麓水系にあって大型糸状緑藻が生じる無機強酸性湧水域を調査することにより、溶存無機態炭素濃度がその繁茂要因である可能性が示された。
    (5) 水系における自然・人工系の水・物質循環諸過程の統合モデル構築:王滝川中流域を対象に2段タンクモデルを用いて降雨~流出過程と発電取水を考慮した水文モデルを構築し、火山麓に特有な硫酸イオン・フラックスを介して水・物質動態を考察した。
    コロナ禍により現地調査の頻度・強度を制限せざるを得ない面はあるが、季節変化に着目した定点観測を重点化し、既存資料を活用した文献レビューを進めるなど、当初計画を補間する取り組みを進めている最中にある。当初の見込みと必ずしも一致していない部分はあるが、これまでの現地調査で取得したデータと既存資料を組み合わせた解析によって成果が得られつつあることから、現状としては「おおむね順調」と判断できる。
    噴火や地震を引き起こしつつ山体を形成してきた火山は、その脆弱な地質が優れた水源地域を形成する。山麓では時に崩壊が生じ、強酸性水が局地的に流出するため、特異な水環境が不連続に分布している。火山から流出する山麓河川では、近代以降、豊かな水資源を活用すべく開発が盛んに行われ、噴火・地震などの自然災害とダム・堰堤などによる人為的影響が複合的に作用した結果、今日の不連続な水・物質循環が駆動されている。
    本研究は、度重なる自然災害を受けながら強度に利用されてきた火山麓地域を対象とし、自然災害と資源開発が水系に及ぼす影響を明らかにして自然共生に資する知見を得ることを目的としてきた。自然・人工作用の両面から頻度・強度が異なる様々な要因が輻輳し、地先に成立した特異な水環境とそこに付随する生態系の物理・化学・生物・地学的特性に対する理解をさらに進めるべく、調査研究を進展させる。さらに、こうした目的に沿って得られた成果を地域へ還元すべく、調査地周辺で(2022年7月に)開館予定の「御嶽山ビジターセンター」の展示構成を学術的に支援するとともに、web上にて「クラウド型ミュージアム」を公開することにより、研究成果のアウトリーチを推進する。
    上記した構想を具現化するためにも、これまでに引き続き、次の5つのサブテーマに対する研究を深化させて取り纏める。すなわち、(1) 火山を有する水源地における自然災害、水利用からみた水環境のスクリーニング、(2) 調査地における自然災害と水資源開発による地域変容と地誌概観、(3) 火山活動の影響を考慮した地形―水質―底質の形成過程の解明、(4) 地先の水環境における群集動態と食物網構造、生態系機構の分析、(5) 水系における自然・人工系の水・物質循環諸過程の統合モデル構築である。

  3. ダム下流等に見られる河床の低攪乱化における物理-生物相互作用系の解明

    研究課題/研究課題番号:19760337  2007年4月 - 2011年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    田代 喬

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4120000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:720000円 )

    現地観測による河床低攪乱化の現況把握と物理・生物影響因子の抽出、そこでの素過程を模した室内実験を踏まえ、河床の低攪乱化における物理-生物相互作用系を考察した。その実施に際しては、流域特性とダムの影響に着目し、(1)河床材料のサイズ構成変化とその生態的影響、(2)水生生物による河床固化、(3)各プロセスを統合したモデル化による河床の低攪乱化における物理-生物相互作用系の解明といったサブテーマにより構成した。

  4. 地質の異なる材料の分級・磨耗と水路の合流・分派を考慮した水形土砂動態モデルの開発

    研究課題/研究課題番号:22656108   2010年6月 - 2011年3月

    日本学術振興会  科学研究費補助金  挑戦的萌芽研究

    辻本哲郎,戸田祐嗣,田代 喬

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    本研究は,水流による砂礫の分級作用および砂礫の変態・磨耗作用が,山地河川の河床材料における縦断分級に及ぼす影響を明らかにしたものである.構成地質の異なる流域から生産・流出した砂礫を対象として,流砂の確率過程と摩耗・破砕機構を記述した土砂動態モデルを開発した.同モデルを適用した数値実験により,山地礫床河川の河床材料構成は,河床縦断形状,初期河床条件と材料の摩耗破砕特性に依存している可能性が示唆された.

  5. 水・物質輸送-生物動態連成系としての河川生態系の物質循環機構に関する研究

    研究課題/研究課題番号:19360223  2007年4月 - 2011年3月

    日本学術振興会  科学研究費補助金  基盤研究(B)

    辻本哲郎,戸田祐嗣,田代 喬

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:15340000円 ( 直接経費:11800000円 、 間接経費:3540000円 )

    本研究は、河川の流れ・物質輸送・生物動態の相互作用を解明し、生態系が河川の水・物質循環に果たす役割を定量的に明らかにするものである。(1)河畔植生の効果を取り入れた水・土砂・有機物・栄養塩輸送機構、(2)河川水、地下水間での水・物質輸送機構、(3)藻類、水生昆虫、魚類による生物生産と物質輸送機構を解明し、(4)各サブプロセスを統合した流れ・物質輸送・生物動態の連成解析モデルを構築して、それぞれの要素間の相互の関係を記述した.

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担当経験のある科目 (本学) 25

  1. 開水路水理学

    2015

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    「流れの力学」に引き続き,単純化した河川である「開水路」における流れについての基礎を学ぶ.開水路における流れの基礎式に基づいて,流れの状態,すなわち流速や水面形を求める手法を学ぶ.

  2. 環境機能物質学セミナー

    2015

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    流域の水理・水文特性と生態環境の関連について研究動向を学ぶ.
    達成目標
    1.流域の水文特性,河道水理,河川生態系の基本的な特性を理解する.

  3. 開水路水理学

    2014

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    「流れの力学」に引き続き,単純化した河川である「開水路」における流れについての基礎を学ぶ.開水路における流れの基礎式に基づいて,流れの状態,すなわち流速や水面形を求める手法を学ぶ.

  4. 環境機能物質学セミナー

    2014

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    流域の水理・水文特性と生態環境の関連について研究動向を学ぶ.
    達成目標
    1.流域の水文特性,河道水理,河川生態系の基本的な特性を理解する.

  5. 水理学演習

    2014

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    流れの力学で学んだ水理学の基本事項に関する具体的問題について演習を行う.

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担当経験のある科目 (本学以外) 3

  1. 流域環境管理学

    2017年 滋賀県立大学)

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    科目区分:学部専門科目 

  2. 物理の世界

    2014年4月 - 現在 椙山女学園大学)

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    科目区分:学部教養科目 

  3. 環境の科学

    2012年4月 - 2018年3月 椙山女学園大学)

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    科目区分:学部教養科目 

 

社会貢献活動 125

  1. 菊川流域治水プロジェクトアドバイザー

    役割:助言・指導, 情報提供, 調査担当, 報告書執筆

    菊川市  2021年9月 - 2023年3月

  2. 流域治水の時代の川づくりに対する期待

    役割:パネリスト, コメンテーター, 講師, 助言・指導, 企画, 運営参加・支援

    国土交通省中部地方整備局  これからの川づくりを考えるフリートーク&セッション~研究者×土木研究所×コンサル技術者×中部地整が集う!「多自然川づくりの振り返りと今後の川づくりへのメッセージ」  長良川国際会議場  2021年5月

  3. スーパー伊勢湾台風の襲来に備える

    役割:パネリスト, 司会, 講師, 企画, 運営参加・支援

    名古屋大学減災連携研究センター  「伊勢湾台風から60年」記念事業シリーズ:特別シンポジウム(3)「クラウドファンディング事業・調査研究報告会」  名古屋大学減災館  2019年12月

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    種別:講演会

    減災連携研究センターでは、クラウドファンディング「迫りくる!スーパー伊勢湾台風に備えるために」(7月1日~9月26日、寄附総額255.9万円)を通じて調査研究を進めてまいりました。このたび、同クラウドファンディング事業の調査研究報告会として、11月16日(第1回)、同20日(第2回)に続いて開催いたしましたところ、80名を超える参加者がありました。
     野田利弘 副センター長/教授による挨拶に始まり、秋山晶則 教授・岐阜聖徳学園大学教育学部から「木曽三川の流域治水史をめぐって」と題する講演に続いて、本クラウドファンディング事業に関する調査研究として、田中圭 主幹研究員・日本地図センター研究開発部から「アメリカにあった伊勢湾台風の災害資料」、倉田和己 特任准教授から「60年後に改めて読み解く伊勢湾台風の被害と教訓~伊勢湾台風という災害記録の再構築」、荒木裕子 特任准教授から「大規模浸水と避難者支援」、末松憲子 研究員から「伊勢湾台風被災地を訪ねて分かったこと~高潮・洪水巡検ツアーを振り返って~」、田代喬 副センター長/特任教授から「スーパー伊勢湾台風の襲来に備える」と題する5件の報告があった後、最後に総合討議が行われました。
     秋山教授の講演では、伊勢湾台風によって甚大な被害を受けた濃尾平野とそれを形成してきた木曽三川について、名古屋大学附属図書館所蔵の「高木家文書」を始めとする近世の歴史資料の解析をもとに、御囲堤や輪中堤の成立、木曽・長良・揖斐川の三川分離策とそれに基づく治水事業(宝暦治水など)の展開などが紹介されました。田中主幹研究員の報告では、昨今の台風19号による荒川上流域の被災状況に続き、クラウドファンディング事業の成果として減災館ギャラリー・ホールで展示中の伊勢湾台風襲来2週間後のオルソ画像について、米軍によって撮影された航空写真元データの発掘、編集から地図化に至る制作過程が紹介されました。
     続いて当センターにおける調査研究成果として、「伊勢湾台風災害誌」(名古屋市)から抽出した各種データを材料に、倉田特任准教授からは、被災地域における浸水深や犠牲者、沿岸地域に散在した貯木場、復興過程における避難所の空間的配置を地図上に整理・分析した事例が、荒木特任准教授からは、発災からの時間経過とともに被災者の避難状況を追跡することにより、発災前後から復興にかけての人々の動きを分析した事例が紹介されました。末松研究員は、伊勢湾沿岸域を巡る高潮、輪中地域を巡る洪水といった、被災要因に応じて設計された2種の巡検ツアーを振り返り、被災地の特性を正しく理解する上で、本巡検ツアーが有効であったことを報告しました。また、田代副センター長は、近年襲来した台風と対比しながら伊勢湾台風の特性を整理したうえで、現在までに整備されてきた堤防などのインフラや当時と異なる人々の暮らしぶりを踏まえ、「スーパー伊勢湾台風」が襲来した場合に想定される懸念を示しました。
     最後の総合討議では、会場の参加者の方々を含めて、上記した講演、報告内容について活発な意見交換がなされ、盛況のうちに幕を閉じることとなりました。なお、今回、当センターの構成員が発表した上記の調査研究は、今後も継続して進展させていく予定であることも相互に確認しております。末筆ながら、本シンポジウムにご参画いただいた皆様、クラウドファウンディング事業にご支援いただいた皆様には深く御礼申し上げますとともに、今後ともご理解、ご支援くださいますよう、改めてお願い申し上げる次第です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

  4. 減災連携研究センターにおける「伊勢湾台風から60年」の記念事業の紹介

    役割:パネリスト, 司会, 講師, 企画, 運営参加・支援

    名古屋大学減災連携研究センター  「伊勢湾台風から60年」記念事業シリーズ:特別シンポジウム(2)「伊勢湾台風をどのように語り継ぎ、伝えるか?」  名古屋大学減災館  2019年11月

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    種別:講演会

    減災連携研究センターでは、伊勢湾台風襲来から60年を迎えるにあたり、クラウドファンディング「迫りくる!スーパー伊勢湾台風に備えるために」(7月1日~9月26日、寄附総額255.9万円)を通じてみなさまからのご支援をいただき、調査研究を進めながら減災館の展示を拡充するとともに、「伊勢湾台風から60年」記念事業を企画してまいりました。
     この特別シンポジウムは本記念事業の一環として企画され、第1回は「伊勢湾台風~60年前の教訓と新たに生まれた課題~」と題して、2019年11月16日(土)に開催されています。今回はこれに続く第二弾として、「伊勢湾台風をどのように語り継ぎ、伝えるか?」と題して開催されました。当日は、一般市民、行政、企業、研究機関等、80名を超える参加者がありました。
     シンポジウムは、司会である野田利弘・副センター長/研究連携部門教授の開会挨拶に始まり、以下の4つの話題提供がありました。まず、中村晋一郎/協力教員・工学研究科准教授より、「濃尾平野における輪中提から連続提への変化」と題して、明治以降の堤防開発と土地利用の変遷や両者の関係(堤防効果)や防災・減災に対する今後の課題についてご紹介いただきました。次に、鈴木雅様(名古屋市博物館学芸員)より、「『特別展 治水・震災・伊勢湾台風』を振り返って」と題して、名古屋市博物館で開催された特別展の2つの目的(資料取集と災害を時代の中で捉える)が示され、その実施状況としての「台風記」の発刊経緯、トランジスタラジオ寄贈のエピソードや収集した伊勢湾台風の写真紹介、及び伊勢湾台風とその時代背景について解説頂きました。続いて、阪口泰子様(名古屋市南図書館)より、「『伊勢湾台風資料室』の取り組み」と題し、南図書館に開設されている資料室に関して、その設置背景や変遷、所蔵資料の概要、及び60周年事業についてご紹介いただきました。最後に、大場玲子様(名古屋市港防災センター)より、「『伊勢湾台風60年企画展』を実施して」と題して、港防災センターや伊勢湾台風展(毎年)の紹介、60周年企画展(漫画(「あさドラ」)、伊勢湾台風カルタ)の概要、今後の展望と災害の記憶を語り継ぐためのアイデア等について話題提供頂きました。
     これに続くパネルディスカッション(PD)は、荒木裕子・強靱化共創部門准教授のコーディネートにより、上記の話題提供者の皆様に、堀田弥生様(防災専門図書館/防災科研自然災害情報室)、堀田典裕/協力教員・環境学研究科助教、田代喬/副センタ―長・社会連携部門教授が加わり、「伊勢湾台風、本当に伝えるべきことは?」をテーマとして進められました。PDでは、まず、堀田弥生様より「被災地の外からみた伊勢湾台風」と題して、ご自身と伊勢湾台風との関わり、これまでに実施した企画展の紹介、および、災害資料の役割(被災地:記憶から記録への変換・遺物・遺構、外部:記録や記憶の一般化)についての発表に引き続き、堀田典裕助教より「伊勢湾台風の復興都市計画と復興住宅」と題し、ご自身と伊勢湾台風との関わり、鍋田干拓地における復興住宅等に関する紹介、田代喬教授より、減災連携研究センターにおける「伊勢湾台風から60年」の記念事業に関する紹介がありました。次に、各話題提供者のキーワードを整理した上で、「堤防効果」、(時空間を超える)概念の普遍性、個人の「記憶」から社会が共有する「歴史」へ変換することの意味、資料を集める目的・対象物・方法、あるいは効果的活用のための課題(方法、運用費用や担い手等)、研究活動が地域に与える影響など、それぞれのテーマについて会場からのご発言も交え掘り下げた議論を行いました。またこうして一同に会した伊勢湾台風に関して「伝える」ことを担う各機関や個人、地域の方が、伝え続けるために連携することの重要性も確認されました。
     なお、このシンポジウムの様子は、クラウドファンディングに支援いただいた方々(リターンとして速記録をご希望された方々)には冊子として別途報告させていただく予定です。末筆ながら、本シンポジウムにご参画いただいた皆様、クラウドファンディング事業にご支援いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。

  5. 台風19号河川洪水氾濫について

    役割:講師, 企画, 運営参加・支援

    名古屋大学減災連携研究センター  令和元年台風15号19号 緊急報告会  名古屋大学減災館  2019年11月

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    種別:講演会

    減災連携研究センターでは台風15号襲来から2カ月、台風19号襲来から1カ月経過したこの時点で明らかになってきたことについて緊急報告会を開催し、一般市民、行政、企業、研究機関、報道関係等、100名を超える参加者がありました。
     報告会では、福和伸夫/センター長・強靭化共創部門教授の挨拶の後、以下の7題の報告がありました。
     戸田祐嗣/協力教員・工学研究科教授から、過去の台風被害(寛保2年洪水、狩野川台風等)と現在の河川防災レベルについて、田代喬/副センター長・社会連携部門教授から、台風19号河川洪水氾濫、及び被害の予見可能性について、野田利弘/副センター長・研究連携部門教授から、台風19号堤防被害やそのメカニズムや課題について、利藤房男/社会連携部門教授より、箱根町と相模原市を中心とした台風19号土砂災害と1923年関東地震との関連等について、平山修久/社会連携部門准教授より、台風19号災害廃棄物の推定量と処理対応の現状、及び課題について、荒木裕子/強靭化共創部門准教授より、台風19号における長野市や佐久市における避難者・被災者の現状や支援の現状・課題について、都築充雄/社会連携部門准教授より、電力被害を中心にした台風15号による状況と復旧の課題等について、中村晋一郎/協力教員・工学研究科准教授より、都市計画における土地利用と浸水域との関係や、人的被害減少と事前対応効果等について、それぞれ報告がありました。
     その後、福和伸夫センター長をコーディネーターとして、減災社会を目指すために(地域社会のあるべき方向性について)を趣旨とした総合討論が行われました。まず、各登壇者のメッセージの整理がなされた後、会場からの質疑応答がありました。これに続いて、南海トラフ地震や首都直下地震、スーパー伊勢湾台風など、今後想定されている自然災害に対する減災社会を目指すために、過去の災害と現状を把握した上でのハザード、リスク評価や予見性・情報発信等をはじめとして、登壇者の各報告内容に関連したテーマでの意見交換が行われました。
     最後に、田代喬副センター長からの挨拶で閉会されました。

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メディア報道 133

  1. 「地質が多様だと生きものも多様?流域地質で変わる川の底生動物の多様性」 会誌・広報誌

    日本自然保護協会  自然保護  シリーズ 新・生命の輪58  2015年12月

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    執筆者:本人 

  2. 浸水被害減へ 地中に治水対策 排水に時間・施設維持 リスクも/名古屋大・田代特任教授 新聞・雑誌

    株式会社朝日新聞社  朝日新聞  20面  2023年2月

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    執筆者:本人以外 

  3. Newsクリップ~明治用水の大規模漏水問題 テレビ・ラジオ番組

    株式会社キャッチネットワーク  KATCH TIME30  2022年12月

  4. 氾濫区域に新アリーナ計画 豊橋市、建設地再検討も 新聞・雑誌

    株式会社中日新聞社  中日新聞  33面  2022年11月

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    執筆者:本人以外 

  5. 古くて新しい⽔害対策「輪中」見直される江戸時代の治水術 新聞・雑誌

    株式会社毎日新聞社  毎日小学生新聞  1面  2022年10月

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    執筆者:本人以外 

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学術貢献活動 23

  1. 令和4年度愛知・川の会+ESPER交流会「濃尾平野の地形・地質特性から考える災害リスク」

    役割:企画立案・運営等, パネル司会・セッションチェア等

    愛知・川の会,名古屋大学減災連携研究センターESPER(Extended Seminar for Professionals Engineers and Resaearchers)  2022年9月

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    種別:学会・研究会等 

    減災連携研究センターは2012年に正式発足してから10年が経過し、この地域の減災社会の実現に取り組んできました。
    交流会では、濃尾平野の地形・地質特性に関する最新の知見をもとに、将来起こりうる巨大地震にどう備えるかを考えたいと思います。皆様のご参加をお願いいたします。

    プログラム:
    18:30~18:35 開会挨拶
    18:35~19:15 講演 (zoom)
    「濃尾平野の沖積低地と沖積層-低地の微地形と浅層地質を中心に-」東北大学大学院教授 堀和明氏
    19:15~19:35 話題提供
    「東南海地震についての二つの話題」愛知・川の会 安井雅彦氏
    19:40~20:00 総合討議

  2. 令和3年7月静岡県東部豪雨災害調査団・中間報告(2021年度河川災害シンポジウム)

    役割:企画立案・運営等, パネル司会・セッションチェア等

    土木学会水工学委員会  ( オンライン ) 2022年2月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  3. 令和3年7月静岡県東部豪雨災害調査速報会(第66回水工学講演会ランチョンセミナー)

    役割:企画立案・運営等, パネル司会・セッションチェア等

    土木学会水工学委員会  ( オンライン ) 2021年12月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  4. 応用生態工学会第24回札幌大会自由集会E「2014年御嶽山噴火以降の河川環境の現状と生物の営み」

    役割:企画立案・運営等, パネル司会・セッションチェア等

    宇佐見亜希子,田代 喬,野崎健太郎,松本嘉孝  ( オンライン ) 2021年9月

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    種別:大会・シンポジウム等 

    日本には 111 もの火山が点在する.その一つである御嶽山が 2014 年に水蒸気噴火を起こし,火山噴出物を含む泥流が濁川および王滝川へと流れ込んだ.日本陸水学会東海支部会では,これらの河川を中心に水文・水質と水生生物の調査研究を開始した.調査目的として次の二つの視点で進めている.①2014 年噴火の水環境への影響はいつまでつづくのか,その終息点についての評価方法を確立する.②火山活動により河川水質の酸性化などの独特な水環境が点在しているため,その特性を把握し火山地域の知的財産の蓄積や利水での水管理者への情報提供をする.
    本自由集会では,噴火以降の水文・水質と生物相の変化を紹介する.火山地域とそれにともなう無機酸性河川に興味を持つ参加者と情報を共有し,他地域の特異的な水環境の現状やその調査結果の地域還元・活用方法についての情報交換,噴火による水環境の影響評価の方法などの意見交換を行いたい.
    【プログラム】
    I. 趣旨説明
    II. 御嶽山噴火以降の河川環境の変化(3 題)
    i)御嶽山南麓河川水の水質状況(松本嘉孝)
    ii)御嶽山南麓王滝川集水域での水文モデルの構築(江端一徳,谷口智雅)
    iii)火口を集水域に含む河川の底生動物群集(田代喬)
    III. 御嶽山周辺の河川環境や生物の営み(4 題)
    i)御嶽山周辺のダム直下の特異的な水環境(宇佐見亜希子)
    ii)強酸性河川周辺の植物相とキノコ(安井瞭)
    iii)強酸性河川周辺の湧水たまりにおける糸状藻Klebsormidium 属の繁茂と溶存無機炭素濃度との関係(野崎健太郎)
    iv)強酸性河川周辺の魚類相(小野田幸生)
    IV. 総合討論

  5. 土木学会水工学委員会環境水理部会火山麓水系ワーキンググループ 国際学術貢献

    役割:企画立案・運営等, 学術調査立案・実施

    田代 喬  2021年6月 - 現在

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    種別:学術調査 

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