2024/09/19 更新

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トミザキ オリエ
富崎 おり江
TOMIZAKI, Orie
所属
大学院法学研究科 講師
職名
講師

受賞 1

  1. 優秀ポスター賞

    2024年3月   一般社団法人 大学ICT推進協議会AXIES   AI音声認識技術を活用した講義収録システムの運用-名古屋大学法科大学院における取り組み-

    富崎おり江, 種石純也, 立松敏英, 石井雄一郎, 品川淳

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    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞  受賞国:日本国

    2005年10月より名古屋大学法科大学院では講義を繰り返し視聴できる環境を提供している。法科大学院評価基準では、社会人学生および法学未修者など学生が多様なバックグラウンドを持っていることに配慮した学修指導を行うことを求めている。これに対応するため、講義を受けながらノート(Microsoft Office Word ファイル)にインデックスを付すことにより、講義後、インデックス付加時点からの講義映像を視聴できる収録システムを提供した。しかし、学生への調査によると「講義を最初から最後まで受けないと、どの部分を再度視聴したいのかわからず、受講しながら講義ノートにインデックスを付けるのは困難」との理由からインデックス機能を利用していないことが判明した。
    この問題を解消するため、収録した講義の音声をテキスト化し、文字情報からピンポイントで検索・再生できる講義収録システムに更新した。2022年4月から利用している。収録した講義の動画は「AI」解析され動画と文字情報が提供される。学生は文字情報からよくわからなかった講義箇所、もう一度復習したいと考えた箇所の映像をピンポイントで再生できる。本稿ではAI音声認識技術を活用した収録システムの導入の経緯、システム構成と機能、運用状況および今後の課題について報告する。
    https://axies.jp/_files/conf/conf2023/paper/13PM2P-2.pdf

 

論文 14

  1. 覆水は盆に返るか : コロナ禍で多様化した教育実践方式について学べること

    富崎おり江

    名古屋大学法政論集   298 巻   頁: 167 - 189   2023年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18999/nujlp.298.8

  2. ウィズコロナ時代における法学研究科の取り組みと学生の対応 : 2021年度の「ハイフレックス授業」と「自己管理」からの課題

    富崎おり江

    名古屋大学法政論集   ( 294 ) 頁: 61 - 86   2022年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.18999/nujlp.294.3

  3. コロナ禍における法学研究科の現状報告と今後

    富崎おり江

    名古屋大学法政論集   290 巻   頁: 161 - 180   2021年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  4. 法科大学院教育におけるAI音声認識技術を使った収録システムを導入する際の予備的検討

    名古屋大学法政論集   286 巻   頁: 241-249   2020年7月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    名古屋大学法科大学院では、限られた期間内に新司法試験を受験できるレベルに引き上げることが求められており、そのためには効果的に教育することが課題となっている。法学教育の初期段階において例えば、聞き逃したところや理解できなかったところを随時確認できるようにすれば学生はより理解を深めることができると考えた。名古屋大学法科大学院は講義を繰り返し視聴できるインデックス付き講義収録システムを独自開発した。2005年から講義を収録し基本的知識を定着させる環境を提供してきた。
    近年、講義収録システムは講義の動画を配信するだけでなく、他に学修につながる付加データを付けて提供する試みがなされている。例えば、動画から得られる音声を、テキスト化し、人工知能で解析し、重要な単語を自動で抽出する。収録した講義に重要な箇所に自動でタグを挿入する。授業後、学生はスマートフォンやタブレット端末で講義の重要箇所をタグから再生することで効率よく復習を行うといったことである。教員からすれば「あたりまえ」を学生はきちんと理解できているのか、学生からすれば「なんとなく」しか理解していなかったことを吸収できているのか可視化する。似たような試みは初等教育で既に始まっている 。
    本研究では法学の基礎知識の復習・理解度アップのため収録データに付加データを付けて提供することは法曹を養成する法科大学院にも有用となると仮定した。まずはAI音声認識技術を使った収録システムを導入する際の予備的検討を行った。模擬授業のアンケート結果から、音声認識の精度を上げる必要があることがわかった。コーパスの作成、収録の際の問題、収録機器の経費といった問題が浮上した。
    本稿では実際の現場で様々な問題が渦巻いている現実を紹介する。多様なメディアを高度に利用した授業の発展に参考にされたい。

  5. 法科大学院教育におけるLMS(Canvas)利用のための部内ルールの策定

    富崎おり江, 藤本 亮

    名古屋大学法政論集   ( 275 ) 頁: 407-418   2017年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    日本で多く使われているオープンソースLMSにはMoodleやSakaiがある。名古屋大学法学研究科ではLMSの刷新にあたり、LMS利用が不得手な教員にも使い勝手のよいものという点とソースレベルでのメンテナンスや将来的なカスタマイズの容易性という視点で検討した結果、オープンソースでわかりやすくシンプルな操作画面を提供するCanvas というLSMを利用することにした。運用にあたり本来的に自由度の高いLMSたるCanvasを法科大学院という組織単位で学習支援に役立つレベルまでに引き上げるため、シンプルな部内ルール作りに取り組みFDで周知した。その結果、従前のシステムからのスムーズな移行導入と組織単位での利用に成功した。質問紙による調査では、Canvasの利用は、資料の配布、課題の回収、質問の受付などの合理化に役立てられていることが示唆された。こうした導入の経緯についての本論は、昨今の法科大学院におけるICT(情報通信技術)を活用した教育の普及の動きにも寄与しようとするものである。

  6. 問題データベースの管理と運営組織の構築―法的知識理解度確認システムを例として

    富崎おり江

    名古屋大学法政論集   270 巻   頁: 405-412   2017年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  7. 名古屋大学法科大学院における1人1台端末を活用した学修環境と学修支援

    富崎おり江

    名古屋大學法政論集   262 巻   頁: p.431-448   2015年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    法科大学院は専門職大学院の一つで裁判官,検察官,弁護士といった法曹を養成する.2年ないし3年の限られた修業年限で司法試験を受験するレベルまで引き上げ,法曹に必要な法的知識を培えるようにすることが求められる.名古屋大学法科大学院が設立した2004年4月より,効率的,かつ,名古屋大学法科大学院全体で統一性を図りながら学修を進めるため,ICTを利用した法学教育支援システムを開発し法曹教育を行っている.法科大学院生全員にパソコンを持参させ,開発したシステムの利用者への研修プログラムとサポート体制を体系化した結果,名古屋大学法科大学院という組織単位での利用に成功した.
    「NLSシラバスシステム」,「講義収録システム」および「法的知識理解度確認システム」それぞれの利用状況と教員と学生が学修にどのように役立てているのかを示し,1人1台端末を活用した学修環境が法曹教育に有効となる可能性を示唆する.

  8. 名古屋大学法科大学院におけるICTを活用した法曹の養成

    富崎おり江

    法政論集   250 巻   頁: 631-656   2013年7月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    <あらまし>名古屋大学法科大学院では、ITを利用した双方向的・多方向的な授業の開発を進めており、独自に開発した新しい教育支援システム群を利用し、法曹教育のさらなる向上に取り組んできた。本研究では講義収録システムの利用調査を行い、アクセス状況や質問紙の結果から、講義収録システムが未修者にとって強力なふり返り支援ツールとなっていることが示唆された。近年の名古屋大学法科大学院生の学び方に変化があることも把握できた。

  9. 法科大学院を対象とした組織レベルでの教育支援システムの導入 査読有り

    富崎 おり江

    日本教育工学会論文誌   35 巻 ( 増刊 2011 ) 頁: 9-12   2011年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  10. 法科大学院教育におけるインデックス付講義収録システムの利用と評価

    千葉恵美子 富崎おり江

    名古屋大学法政論集   234 巻   頁: 1-13   2010年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    法科大学院とは、法曹養成に特化した教育を行うプロフェッショナル・スクールである。多様なバックグランウンドを持つ学生に、2年ないし3年の限られた期間内に、新司法試験を受験できるレベルにまで引き上げることが求められる。そのためには、断片的な知識の蓄積や正解のみを追い求めがちな学習スタイルを排除し、質を維持することが喫緊の課題と考えられている。
    名古屋大学法科大学院では、学生自身がどこまで専門知識や専門技能を修得したのかを随時自覚できるようにするための多様な環境を構築し、学生が構想力や協同性などを含む能力開発をしながら法曹になる努力を続けることのできる機会を提供するために、Webシステムを使った法学教育支援システムを独自開発し、教育現場で実際に活用してきた。このうち、本稿では、収録した講義を繰り返し視聴できるインデックス付講義収録システム(通称「お助け君ノートシステム」)の概要を紹介するとともに、本講義収録システムの利用状況から、法科大学院教育における有効性について評価することにしたい。

  11. 名古屋大学法科大学院教育におけるICTツールによる教育学習活動支援とその実践―法的理解度確認システム「学ぶ君」を中心に―

    富崎おり江,小村道昭,松浦好治,千葉恵美子

    情報処理学会研究グループ報告第10回CMS研究発表会     頁: 59-64   2008年12月

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    記述言語:日本語  

    名大法科大学院教育では、基本的な法律知識を効率的に教育するために、大学ベンチャーと提携して、択一式問題を出題、採点、成績分析することができるシステム(法的理解度確認システム通称「学ぶ君」)を開発し、教育水準の高度化を図っている。
    本稿では、教育現場のニーズに合ったシステム設計と、開発したシステムによって蓄積されたデータによって、どのように学生の学習活動を支援し、教員の対面講義をサポートしているのかについて報告するとともに、利用を促進するための環境の整備について言及する。

  12. 法科大学院教育における理解度確認システム(学ぶ君システム)の開発-法的知識・法的分析・推論能力の向上を目的として- 査読有り

    千葉恵美子・松浦以津子・富崎おり江・小村道昭・松浦好治

    メディア教育研究   第4 巻 ( 2 ) 頁: 1-6   2008年2月

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    記述言語:日本語  

    実務法曹の養成を目的として設置された法科大学院では,質の高い専門家を大量に育成することが求められており,限られた短い期間で新司法試験の合格を目指すレベルに達することができるように効率的に教育しなければならない。名古屋大学法科大学院では,ICT (Information and Communication Technology)をベースにした新しい教育環境と専門職養成モデルを提案してきたが,法科大学院生の法的知識・法的分析・推論能力を短期間で確実に育成するために,大学発ベンチャーと産学連携で,法学教育の支援システムの一つとして,法的理解度確認システム(学ぶ君システム)を開発した。
    本稿では,法的理解度確認システム(学ぶ君システム)の特色と汎用性,他の大学への提供の実績,学ぶ君システムの問題データの管理方法や運用体制を紹介する。択一問題をWeb上で出題するシステムが複数あるのにもかかわらず,他の法科大学院がなぜ本学が開発したシステムを導入したのかについても述べる。

  13. 名古屋高等教育研究第7号法科大学院教育とICTを活用したFaculty Development(FD)活動-名古屋大学法科大学院の実践的取り組み-

    松浦好治・千葉恵美子・富崎おり江・鈴木慎太郎・伊藤栄寿

    名古屋高等教育研究第7号     頁: 19-37   2007年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  14. インデックス付き講義収録システムの開発と運用

    伊藤栄寿、鈴木慎太郎、角田篤泰、富崎おり江、菅原郁夫、松浦好治

    情報処理学会研究報告第三回CMS研究会     頁: 55-62   2006年9月

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    記述言語:日本語  

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講演・口頭発表等 7

  1. AI音声認識技術を活用した講義収録システムの運用-名古屋大学法科大学院における取り組み-

    富崎 おり江, 種石 純也, 立松 敏英 , 石井 雄一郎 , 品川 淳

    大学ICT推進協議会2023年度年次大会  2023年12月13日  大学ICT推進協議会

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    開催年月日: 2023年12月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:日本   国名:日本国  

  2. 法科大学院生のLMS利用状況と評価-名古屋大学法科大学院CANVAS利用実態調査-

    富崎おり江,藤本 亮

    大学ICT推進協議会2016年度年次大会 

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    開催年月日: 2016年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:国立京都国際会館   国名:日本国  

    2016年より導入したCANVAS―LMSの利用状況とそれに対する評価についての法科大学院生対象の調査を実施した。その利用形態は法科大学院生の学習環境による影響が大きいことが示された。また、法科大学院生はLMS利用に積極的であることがあ
    きらかとなった。さらに、教員側に対するマニュアル的な「使い方」を越えて、LMSを活用してどのような教育課程や授業を設計して運用していくのかの検討が必要であることも示唆された。

  3. 法科大学院におけるICTを活用した事前指導

    富崎おり江

    大学ICT推進協議会2015年度 年次大会 

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    開催年月日: 2015年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  4. 教育ニーズの変化に対応可能なオープンソースLMSの導入

    富崎 おり江 [名古屋大学], 小村 道昭 [株式会社エミットジャパン]

    日本教育工学会 第31回全国大会 

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    開催年月日: 2015年9月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

    名古屋大学法学研究科では独自開発したシラバスシステムを導入後,時間の経過と共に導入当初に必要とされてきた要件は不用になり,新たに必要とされる要件がでてきた。本論文では,既存のシステムから新たなシステムを選定し移行するにあたり,教育現場で必要とされる要件を提示し,システム移行の際の留意点について検討する。

  5. 教育支援システムの組織レベルでの導入の試み-法科大学院を中心に-

    富崎おり江

    日本教育工学会第26回全国大会 

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    開催年月日: 2010年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

    法科大学院は、法曹養成に特化した教育を行うプロフェッショナル・スクールである。多様なバックグランウンドを持つ学生に、2 年ないし3 年の限られた期間内に、新司法試験を受験できるレベルにまで引き上げることが求められる。効率的で質を維持した教育を行うため、名古屋大学法科大学院ではICT を活用することにより、時間と場所を選ばずに法学教育を行うという新しい教育手法を導入することにした。法学教育支援システム群の導入を決定した際に、大多数の教員や学生が行う標準的な使い方やそのためのガイドラインなしに組織単位での利

  6. 法科大学院教育におけるインデックス付き講義収録システムの利用と評価

    富崎おり江 千葉恵美子

    日本教育工学会 第25回全国大会 

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    開催年月日: 2009年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

    法科大学院教育では、限られた期間内に新司法試験を受験できるレベルに引き上げることが求められており、そのためには効果的に教育することが課題となっている。法学教育の初期段階においては、聞き逃したところや理解できなかったところを随時確認できるようにすれば学生はより理解を深めることができると考え、講義を繰り返し視聴できるインデックス付講義収録システムを独自開発し利用している。収録した講義の視聴ログの調査から講義収録システムは法科大学院のようなプロフェッショナル・スクールでは必要とされていることがわかった

  7. 名古屋大学法科大学院教育におけるICTツールによる教育学習活動支援とその実践―法的理解度確認システム「学ぶ君」を中心に―

    富崎おり江,小村道昭,松浦好治,千葉恵美子

    情報処理学会研究グループ報告第10回CMS研究発表会 

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    開催年月日: 2008年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    名大法科大学院教育では、基本的な法律知識を効率的に教育するために、大学ベンチャーと提携して、択一式問題を出題、採点、成績分析することができるシステム(法的理解度確認システム通称「学ぶ君」)を開発し、教育水準の高度化を図っている。
    本稿では、教育現場のニーズに合ったシステム設計と、開発したシステムによって蓄積されたデータによって、どのように学生の学習活動を支援し、教員の対面講義をサポートしているのかについて報告するとともに、利用を促進するための環境の整備について言及する。

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共同研究・競争的資金等の研究課題 1

  1. 講義収録システムで録画したデータを有効に役立てるため、AIで導き理解につながる未来型講義収録システムの調査

    2018年12月 - 2020年12月

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    法科大学院の基礎科目において講義をビデオ収録し、復習の段階で学生が収録データを視聴することで、法曹になるための基礎学習に役立ててきた。近年、講義を収録した動画を配信するだけでなく、他に学修につながる付加データを付けて提供する試みがなされている。例えば、動画から得られる音声を、テキスト化し、人工知能で解析し、重要な単語を自動で抽出する。他に収録動画の重要な箇所に自動でタグを挿入し、授業修了後、学生はAIが付けたタグから再生することで効率よく復習を行うといったことである。似たような試みは初等教育で始まっているが、法曹を養成する法科大学院にも有用となるのかの調査を行う。