2021/11/11 更新

写真a

ナカガワラ イクコ
中川原 育子
NAKAGAWARA, Ikuko
所属
大学院人文学研究科 人文学専攻 助教
学部担当
文学部
職名
助教

学位 2

  1. 文学修士 ( 1989年3月   名古屋大学 ) 

  2. 学士 ( 1986年3月   弘前大学 ) 

研究キーワード 1

  1. キジル石窟壁画、仏教美術史、中央アジア・中国美術史、壁画の技法・材料研究、服飾文化研究

研究分野 3

  1. 人文・社会 / 文化人類学、民俗学  / 文化人類学・民俗学

  2. 人文・社会 / 美術史  / 美学・美術史

  3. 人文・社会 / 文化財科学  / 文化財科学

現在の研究課題とSDGs 11

  1. 大谷探検隊将来品を中心とした西域美術の再評価に関する研究

  2. アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明の近代動態分析―「近代世界システム」との相克―

  3. キジル第224窟、第205窟壁画の復元的調査研究と復元模写

  4. 牧畜文化解析によるアフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明とその現代的動態の研究

  5. シルクロード・キジル石窟壁画の絵画材料・絵画技術の研究

  6. アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明の歴史生態人類学研究

  7. キジル石窟壁画の材料・技法の研究

  8. クチャ地域における供養者像の研究

  9. 古代中国をとりまく胡漢諸民族の服飾に関する調査研究

  10. キジル石窟壁画の研究

  11. 仏伝美術の図像学的研究

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学歴 3

  1. 名古屋大学   文学研究科   美学美術史

    - 1994年

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    国名: 日本国

  2. 名古屋大学   文学研究科   美学美術史

    - 1989年

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    国名: 日本国

  3. 弘前大学   人文学部   人文学科・東洋文化コース

    - 1987年

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    国名: 日本国

所属学協会 6

  1. 東方学会

  2. 東海印度学仏教学会

  3. 密教図像学会

  4. 西アジア考古学会

  5. 美術史学会

  6. 日本オリエント学会

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論文 26

  1. 克孜尔第224窟(第3区摩耶窟)壁画复原之研究 招待有り 査読有り 国際共著 国際誌

    中川原育子

    絲綢之路与新疆出土文献:旅順博物館百年紀念国際学術研討会論文集     頁: 660 - 681   2019年3月

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    記述言語:中国語   掲載種別:論文集(書籍)内論文   出版者・発行元:中華書局  

  2. 一宮市博物館蔵石像菩薩頭部彩色の分析

    谷口陽子、高嶋美穂、中川原育子

    帝京大学文化財研究所研究報告   ( 17 ) 頁: 1 - 7   2018年3月

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    担当区分:最終著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    その他リンク: https://www.teikyo-u.ac.jp/bunkazai/wp-content/uploads/2020/12/01Taniguchi2018.pdf

  3. 石窟壁画の材料・技法の観点からみた東西交流ーキジル石窟における金箔、ラピスラズリー 査読有り

    中川原育子

    アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明   9 巻   頁: 50-65   2017年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    壮麗な宗教施設の創建には、信仰だけではなく、交易によって蓄積された豊かな経済社会が背景にある。希少で高価な材料を使えば使うだけ、それだけ宗教的価値が上がり功徳となると考えられてきた。そうであればこそ、現地では調達できない、高価な材料を交易を通して入手し、ニーズがあるからこそ特殊な技術を持った人々が集まり、現地の要望にこたえていった。本稿では、キジル壁画の絵画材料の中から、金箔、ラピスラズリを取り上げ、その用法や技法について検討し、東西比較を試みた。

  4. クチャ地域のヤクシャ系神像の諸相

    中川原育子

    23回ヘレニズム~イスラーム考古学研究     頁: 141 - 159   2016年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)  

    本稿は、新疆ウイグル自治区アクス地区のクチャ地域の石窟寺院を対象に、ヤクシャ系神像がこの地域の仏教美術にどのような形姿であらわれるのかを整理し、概観した。

  5. キジル第224窟(第3区マヤ窟)主室壁画復元の試み

    中川原育子

    シルクロード・キジル石窟壁画の材料・技法の研究     頁: 50 - 65   2016年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  6. ベルリン・アジア美術館所蔵のキジル将来壁画の放射性炭素年代

    中川原育子、谷口陽子、佐藤一郎、中村俊夫

    名古屋大学加速器質量分析計業績報告書   ( XXIII ) 頁: 127-137   2012年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  7. 孜尔壁画风格研究之第一步—以克孜尔第114窟、第69窟、第8窟为中心ー

    中川原育子

    亀茲石窟保護与研究国際学術研討会論文集     頁: 266-278   2015年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:中国語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  8. 日本におけるシルクロード研究の過去、現在、未来ーキジル石窟プロジェクトの事例を中心にー

    中川原育子

        頁: 61-81   2012年10月

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    記述言語:日本語  

  9. キジル第81窟のスダーナ太子本生壁画について

    中川原育子

    名古屋大学文学部研究論集   史学 巻 ( 57 ) 頁: 109-129   2011年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  10. 在新疆的以布施为主的故事-以克孜尓第81窟的須大拿太子本生故事为中心- 招待有り

    中川原育子

    第三届吐魯番学国際討論会     頁: 73   2008年10月

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    担当区分:筆頭著者  

    キジル第81窟のスダーナ太子本生図について、不明瞭であった図像の細部を実地調査によって明らかにし、経典の記述と対照させながら図像解釈を行った。物語の順序が従来時計回りに配列されていたという漠然とした理解に対し、実際は場所毎のまとまりで配列されていることをインドの先行作例と比較し明らかにした。

  11. 関于庫木吐拉GK第17窟的復原研究 招待有り

    中川原育子

    中印絲路文化交流研究国際会議論文集     頁: 115-123   2008年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:中国語  

  12. クムトラGK第17窟の復元的研究 査読有り

    中川原育子

    汎アジアの仏教美術     頁: 224-253   2007年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    クムトラGK第17窟の供養者像について、現地、ベルリンの美術館に所蔵される壁画、写真資料、ドイツ調査隊の調査報告などの資料を総合的に検討し、新たに復元案を提示した。それをもとに、石窟空間内における供養者像の特色と意味について考察した。

  13. A Study on the Buddha and the Black Serpent in the Fire Temple at Urvilva in Kizil, Yungang, Ajanta and Gandhara 招待有り

    Rajeshwari Ghose etc.

    Cultural Heritage of Ancient Gandhara and Other Parts of Pakistan, September4-6     頁: 12-13   2005年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語  

  14. 関於克孜爾石窟中降伏毒龍壁画局部的調査 招待有り

    中川原育子

    亀茲学国際学術研討会学術討論文集     頁: 24   2005年8月

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    担当区分:筆頭著者  

    釈尊の在世中もっとも有力な異教徒を改宗させるエピソードの一つ、毒の煙と火炎を発する龍を調伏するという「火龍調伏」説話は、キジルにおいて主流となる仏説法図群、涅槃関係の説話図からみればいかにも末流に位置づけられるが、しかしながらいくつか興味深い現象に気づかされる。
    一、キジルの説話図は、ガンダーラ美術の影響色濃いのであるが、「火龍調伏」図像に関していえば、ガンダーラの末期に登場し、作例も極めて少ない、特異な図像の系統を取り入れていること。
    二、しかし、この特異な図像の系統は、アジャンタ石窟、雲岡石窟にも見出すことができ、広域にわたる伝播の広がりをみせること。
    三、二でみられた伝播の時期は、ある程度年代が明確なアジャンタ、雲岡の事例から6世紀の前半頃と推定されること。
    以上キジルの毒龍調伏に関するいくつかの分析を通して、当時の文化交流の具体的状況を明らかにした。

  15. マーンセーラーからフンザ

    中川原育子

    インドから中国への仏教美術の伝播と展開に関する研究(平成10年度~12年度科学研究費補助金(国際学術研究)研究成果報告書)     頁: 219-238   2001年3月

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    記述言語:日本語  

  16. 酒泉から蘭州

    中川原育子

    平成10年度~12年度科学研究費補助金(国際学術研究)研究成果報告書 インドから中国への仏教美術の伝播と展開に関する研究     頁: 160-180   2001年3月

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    記述言語:日本語  

  17. 大足から邛崃

    中川原育子

    平成10年度~12年度科学研究費補助金(国際学術研究)研究成果報告書 インドから中国への仏教美術の伝播と展開に関する研究     頁: 56-92   2001年3月

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    記述言語:日本語  

  18. クチャ地域の供養者像に関する考察―キジルにおける供養者図の展開を中心に―

    中川原育子

    名古屋大学文学部研究論集   ( 哲学45 ) 頁: 89-120   1999年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  19. キジル第110窟(階段窟)の仏伝資料について

    中川原育子

    名古屋大学古川総合研究資料館報告   ( 13 ) 頁: 91-103   1997年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    キジル第110窟の仏伝図について、新たにドイツ・トゥルファン調査隊、フランスのペリオ等20世紀初頭の探検調査隊が撮影した写真資料を入手、それと平行して各国博物館に収められるキジル第110窟将来壁画断片を探索し、実地調査した。1994年刊行の論文において多くの制約があって写真資料は刊行できなかったが、それに替わって当窟の仏伝壁画すべてについて線図を作成し、作品記述のみからは具体的にイメージしにくかったキジル第110窟の仏伝図の全体像を提示した。また、トカラ語を専門とするエピグラフィストの協力を得て銘文の調査を行い、銘文の内容を具体的に紹介し、新たに「ムリガジャーの讃嘆」、「舎利弗と目連の入門」、「父王の前での空中飛翔の奇跡、カピラヴァストゥーヘの入城」、「プリヤダルシャナ比丘への授記」、「プシュカラサーリンバラモンへの説法」を特定し、未比定主題の壁画の主題特定作業を前進させた。

  20. キジル第76窟(孔雀窟)の復元的考察

    中川原育子

    美学美術史研究論集(名古屋大学文学部美学美術史研究室)   ( 15 ) 頁: 71-94   1997年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  21. 中央アジアの仏伝美術

    中川原育子

    シルクロード学研究:仏伝美術の伝播と変容―シルクロードに沿って―   ( 3 ) 頁: 44-55   1997年3月

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    記述言語:日本語  

  22. 中国の仏伝美術I(隋まで)

    中川原育子

    シルクロード学研究:仏伝美術の伝播と変容―シルクロードに沿って―   3 巻   頁: 56-65   1997年3月

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    記述言語:日本語  

  23. キジル第110窟(階段窟)の仏伝図について

    中川原育子

    密教図像   ( 13 ) 頁: 19-38   1994年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    本稿は、仏伝美術研究の一環として、誕生から涅槃までの通時的仏伝壁画を有することで著名なキジル第110窟に関する調査、研究である。当窟については、20世紀初頭のドイツ・トゥルファン調査隊の簡潔な報告と、経典の記述と壁画内容との対応によって主題特定を行った中国側の研究に尽きるが、この両者の記述や見解に少なからず齟齬や疑問がみられ、問題点を一つ一つ洗い出す基礎的な作業の必要性を痛感した。そこで、まず、ドイツの調査報告、および中国の研究を精読し、両者の見解を比較検討し、それに自身の実地調査の知見を含めて総合的に資料の補充訂正作業を行った。その結果をもとに、キジル第110窟の現状報告と仏伝図の復元的な考察を行った。その結果、従来57場面とされていた壁画の場面総数が60場面からなるであろうこと、仏伝図の下方に本生図の存在を新たに指摘した。また、これまで知られていなかった「従園還城」、「ヤクシャ廟参詣」の存在を新たに指摘し、「火龍調伏」以降の主題についても、具体的な記述を以って中国側の報告の不備を埋める作業を行った。

  24. 敦煌莫高窟現存最初期の年代に関する問題

    宿白、中川原育子(翻訳)

    美学美術史研究論集(名古屋大学文学部美学美術史研究室)   ( 11 ) 頁: 75-91   1993年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  25. キジル石窟の「降魔成道」について

    中川原育子

    宮坂宥勝博士古稀記念論文集 インド学・密教学研究     頁: 1315-1348   1993年7月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    キジルの「降魔成道」の図像について、外来の影響とその受容と変化の様相を軸にガンダーラ・インド、中国の敦煌、雲岡の作例と比較・考察した。キジルの「降魔成道」は、中央に触地印の釈迦、左右に誘惑、攻撃する魔王を対置させ、周囲を魔衆で埋めるガンダーラの図像系譜に連なるものと位置づけられる。しかしその一方で、ガンダーラ美術の図像レパートリーでは説明しきれない要素が見出された。すなわち、弓を持つ多臂の魔王、及びガナ型ヤクシャ、サハスラアクシャ(インドラの別名)、クンバカルナ(ラーマーヤナに登場する悪魔)などは、他の「降魔成道」図像では見られない魔衆表現といえる。これらの特異な図像は、中央アジア世界における、ヒンドゥー教要素を取り入れた仏教尊像の流行と関わるもので、クチャ地域の仏教とその美術が、いつの、どの地域の影響を受けて成立しているのかさらなる検討が必要であり、問題は今後に開かれているといえよう。中国の作例との比較においては、源流であるガンダーラの系譜に連なるものとしての共通性は見られるが、キジルから中国へ、あるいは中国からキジルへという相互交流の様相は見出すことができないという結論にいたり、キジルから中国への影響関係を前提とする研究方法に対して一石を投じた。

  26. 降魔成道図の図像学的考察―インド古代初期からグプタ朝まで― 査読有り

    中川原育子

    密教図像   ( 6 ) 頁: 51-73   1988年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    インドの降魔成道について、経典の記述を手がかりに解釈しながら、特徴的な図像モティーフ、すなわち魔王、魔王の娘、魔衆、どのように時代・地域的に図像伝統が継承され、また新たに図像が生み出されているのか、について考察した。この結果、二つの系統に大別することができた。一つはガンダーラ系統であり、もう一つは南インド系統の図像である。ガンダーラ系統の図像は、触地印の釈迦、剣を持つ魔王、魔王を諌める魔王の息子、獣頭人身に代表される怪異性の強い魔衆にその特徴が現れ、南インド系統の図像は、弓を持つ魔王、象に乗る魔王、ガナ型ヤクシャが主たるのものである。この両系統の図像は、クシャン朝マトゥラー、サールナート、アジャンターなどで折衷的に取り込まれ再構成されているが、細部や台座部分に新しい図像を加えて、地域独自の降魔成道を形成している。降魔成道にみられる系統の違い、図像モティーフの異同、細部の変化は、時代地域的な伝承、および釈尊によって降伏される魔の観念によって生じたと考えられる。ガンダーラ系統はインド内部にも部分的に継承されているが、構図、図像モティーフ、配列、画面の統一理念からみて、むしろ中央アジア、中国、日本の降魔成道図に、服制や表現のニュアンスを変えつつ強い伝承性をもって継承されている。これに対し、南インド系統の図像は、インド内部の図像形成に大きな影響を与えている。なお、解釈の過程で諸経典の異同と図像内容の地域的、時代的な相違との間にある対応関係も見出すことができた。

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書籍等出版物 7

  1. 沙漠学辞典 査読有り 国際共著

    日本砂漠学会( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 「仏教」、「壁画」)

    丸善出版  2020年7月  ( ISBN:9784621305171

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    総ページ数:504   担当ページ:186-187、252-253   記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書

  2. 東洋美術史

    朴亨國,平岡三保子,田中公明,水野さや,濱田瑞美,田中知佐子,萩原哉,塚本麿充,松尾敦子,中川原育子( 担当: 共著 ,  範囲: 中央アジア)

    武蔵野美術大学出版局  2016年4月  ( ISBN:9784864630481

  3. Auf Grünwedels Spuren:Restaurierung und Forschung an zentralasiatischen Wandmalereien

    ( 担当: 共著)

    2012年  ( ISBN:9783733803858

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    記述言語:ドイツ語

  4. *汎アジアの仏教美術

    宮治昭、平岡三保子、永田郁、野々垣篤、福山泰子、森雅秀、佐久間留理子、朴亨國、中川原育子、小島登茂子、岩井共二、見田隆鑑、李静傑、鷹巣純、水野さや、山岸公基、橋村愛子、渡辺里志、村松加奈子( 担当: 共著)

    中央公論美術出版社  2007年12月 

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    記述言語:日本語

  5. 敦煌石窟 莫高窟 第45窟

    楊雄、中川原育子(翻訳)( 担当: 共著)

    文化出版局  2002年3月  ( ISBN:4579501683

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    総ページ数:207   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  6. 敦煌石窟 莫高窟 第285窟

    段文傑,中川原育子(翻訳)( 担当: 単著)

    文化出版局  2001年6月  ( ISBN:4579501640

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    総ページ数:211   記述言語:日本語

  7. ブッダ 大いなる旅路

    石田尚豊,宮治昭,中川原育子( 担当: 共著)

    NHK出版  1998年11月 

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    記述言語:日本語

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講演・口頭発表等 27

  1. 中央ユーラシアの宗教文化ー仏教と様々な宗教 国際共著 国際会議

    中川原育子

    アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明の基礎構造  2019年11月9日  嶋田義仁

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    開催年月日: 2019年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:中部大学  

  2. 仏教美術に現れた遊牧文化の痕跡― “禿頭”、あるいは“髪を剃る”図像を中心に―

    中川原育子

    第26回 へレニズム~イスラーム考古学研究会  2019年7月7日  ヘレニズム~イスラーム考古研究会

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    開催年月日: 2019年7月

    記述言語:日本語  

    開催地:金沢大学サテライトプラザ  

  3. シルク・ロード文化遺産の保存 国際共著 国際会議

    中川原育子

    アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明の近代動態国際シンポジウム:アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明の文化財とその保護-  2019年5月23日 

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    開催年月日: 2019年5月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:中部大学  

  4. 新疆ウイグル自治区の仏教美術に表された‟禿頭”あるいは“髪を剃る”図像について 招待有り 国際共著 国際会議

    中川原育子

    アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明第二回国際シンポジウム  2019年2月19日  嶋田義仁

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    開催年月日: 2019年2月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:中部大学  

  5. Kizil Cave 110 (Treppen-höhle) Revisited: New Decipherments of Tocharian Inscriptions and New Identifications 招待有り 国際会議

    IKUKO NAKAGAWARA

    2019年3月21日 

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    開催年月日: 2019年3月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

  6. 中国支配過程における鮮卑人の服飾文化の変化について 招待有り 国際共著 国際会議

    中川原育子

    「一帯一路」と中国周辺少数民族社会の変容  2018年6月9日  ボルジギン・ブレンサイン

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    開催年月日: 2018年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:滋賀県立大学  

  7. クチャ地域のヤクシャ系神像の諸相

    中川原育子

    第22回イスラム~ヘレニズム考古研究会 

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    開催年月日: 2015年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:金沢大学   国名:日本国  

  8. クチャ地域の仏教石窟寺院に描かれた動物表現についてー哺乳動物を中心にー

    中川原育子

    第21回 へレニズム~イスラーム考古学研究会 

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    開催年月日: 2014年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:金沢大学   国名:日本国  

  9. 中国内モンゴル自治区古代遊牧系民族の活動痕跡遺跡―2011、2012年度の調査報告― 国際会議

    ナムカイン・バンディ、リ・ナランゴワ、ウリジトン・ラガ、包宝柱、謝咏梅、星野仏方、ブレンサイン、双山

    平成24年度科学研究費補助金基盤研究「S」「アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明研究」第6回国際ワークショップ:多様化するモンゴル世界 

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    開催年月日: 2013年2月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋大学   国名:日本国  

  10. Jātaka Scenes in Kizil Grottoes:Focus on the Wall Paintings depicting on Sudāna Jātaka of Kizil Cave 81 国際会議

    Ikuko NAKAGAWARA

    XVIth Congress of the IABS 

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    開催年月日: 2011年6月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:台湾  

  11. アフロ・ユーラシア北方における仏教の広がりについて 国際会議

    坂田隆、中村亮、色音、児玉香菜子、バオ ハイヤン、フロリアン・ステムラー、中川原育子、渡辺和之、古澤ふみ、鷲尾惟子、石山俊、小林未央子、ミカエラ・ペリカン、ウスビ・サコ、今村薫、ピエトロ・ラウレアーノ

    『アフロ・ユーラシア内陸乾燥地域文明』第一回国際ワークショップ 

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    開催年月日: 2009年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

    インドに発祥する仏教が、インド西北部から中央アジアを経てどのように拡大発展していったのかについて、具体的な遺跡は作例を通じて解説した。

  12. 亀茲石窟芸術論 国際会議

    谷口陽子

    アジアの石窟壁画の材料・技法研究会 

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    開催年月日: 2009年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

    キジル石窟壁画の芸術的な特色について、石窟構造、壁画様式、主題の観点から紹介した。

  13. 在新疆的以布施做主题的故事-以克孜尔第81窟的须大拿太子本生故事为中心- 国際会議

    第三届吐魯番学国際討論会 

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    開催年月日: 2008年10月

    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    キジル第81窟のスダーナ太子本生図について、不明瞭であった図像の細部を実地調査によって明らかにし、経典の記述と対照させながら図像解釈を行った。物語の順序が従来時計回りに配列されていたという漠然とした理解に対し、実際は場所毎のまとまりで配列されていることをインドの先行作例と比較し明らかにした。

  14. 関于庫木吐拉GK第17窟的復原研究 国際会議

    中印絲路文化交流研究国際会議 

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    開催年月日: 2008年9月

    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    中国新疆ウィグル自治区クムトラ石窟GK第17窟の壁画の復元を行い、そこに描かれた供養者像本来の配列から、上は神々、王侯から下は比丘、騎士、男女平信徒からなる国家的な供養儀礼の様子を表したものであることを明らかにした。

  15. Study on the Buddha and the Black Serpent in the Fire Temple at Urvilva in Kizil, Yungang, Ajanta and Gandhara 国際会議

    First International Sympoium on Latest Discoveries in the Cultural Heritage of Ancient Gandhara and Other Parts of Pakistan, September4-6,2005, Swat 

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    開催年月日: 2005年9月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  16. 関於克孜爾石窟中降伏毒龍壁画局部的調査

    亀茲学国際学術研討会学,新疆・庫車 

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    開催年月日: 2005年8月

    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  17. Some Observations on Wall Paintings depicting Group of Laymen and Monks in the Action of Worship in Kizil Grottoes, Kucha

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    開催年月日: 2003年9月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  18. クチャ地域の涅槃美術について

    日本オリエント学会第44回大会, 東北大学 

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    開催年月日: 2002年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  19. キジル第114窟(回転経窟)壁画について-「荼毘」、「結集」の主題を中心に-

    東海印度学仏教学会, 同朋大学 

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    開催年月日: 2001年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  20. 関于庫車地区石窟壁画上的王侯供養者図 国際会議

    唐代西域文明一安西大都護府国際学術討論会 

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    開催年月日: 1998年9月

    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  21. キジルにおける「火龍調伏」図像についての一考察

    第33回インド美術仏教美術研究会,名古屋大学 

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    開催年月日: 1998年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  22. 14C年代測定法による古代美術の年代研究への一試論―アフガニスタン出土ストゥッコ像とキジル石窟壁画―

    名古屋大学年代測定資料センター

    第10回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析シンポジウム, 名古屋大学年代測定資料センター 

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    開催年月日: 1998年1月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  23. キジル石窟の王侯供養者像について

    オリエント学会第38回大会,平安女学院短期大学 

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    開催年月日: 1996年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  24. 関于克孜爾第76窟(孔雀窟)的図像構成 国際会議

    鳩摩羅什誕生1650年記念国際討論会, 中国新疆克孜爾石窟 

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    開催年月日: 1995年9月

    会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  25. キジル第110窟(階段窟)の仏伝図について

    密教図像学会第13回学術大会,香川県善通寺 

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    開催年月日: 1994年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  26. キジル石窟の壁画に表された”欄干上の諸天讃嘆”のモティーフについて

    第45回美術史学会全国大会, 東京大学文学部 

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    開催年月日: 1992年5月

    記述言語:日本語  

    国名:日本国  

  27. 降魔成道図の図像学的考察―インド古代初期からグプタ朝まで―

    密教図像学会第6回学術大会 

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    開催年月日: 1987年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

    インドの降魔成道について、経典の記述を手がかりに解釈しながら、特徴的な図像モティーフ、すなわち魔王、魔王の娘、魔衆、どのように時代・地域的に図像伝統が継承され、また新たに図像が生み出されているのか、について考察した。

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Works(作品等) 4

  1. 『ボストン美術館の巨匠たち 愛しきひとびと』展日本語カタログ監修

    2005年3月

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    発表場所:名古屋ボストン美術館  

  2. 『ブッダ展』カタログ解説

    1998年4月

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    発表場所:東武美術館、奈良国立博物館  

    「ヴィシュヴァンタラ本生」「四門出遊」など五点。

  3. 敦煌第220窟東壁門上「仏説法図」

    1996年12月

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    発表場所:毎日新聞, 日曜クラブ「二枚の絵」  

    平山郁夫選

  4. キジル石窟第38窟壁画

    1996年9月

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    発表場所:毎日新聞, 日曜クラブ「二枚の絵」  

    須藤弘敏選

共同研究・競争的資金等の研究課題 7

  1. キジル第224窟、第205窟壁画の復元的調査研究と復元模写

    研究課題番号:2100290010  2018年10月 - 2020年3月

    公益財団法人大幸財団  公益財団法人大幸財団 人文・社会科学系学術研究助成 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:1029788円

  2. 古代中国をとりまく胡漢諸民族の服飾に関する調査研究

    2009年4月 - 2012年3月

    文化女子大学文化ファッション研究機構 

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    資金種別:競争的資金

    東アジアから西アジア方面までを視野に入れ、現存する美術作品や考古資料を実地に調査し、研究の基礎となるデータを整備し、胡漢諸民族のさまざまん服飾の特徴を作例によって明らかにする。服飾が持つ様々な機能、アイデンティティー、社会的意味についても研究する。

  3. 東海地方における宗教組織と地域共同体の学際的研究―一宮市、岡崎市の禅宗寺院を事例として―

    2005年10月 - 2006年3月

    赤﨑記念研究奨励事業計画調書 

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    資金種別:競争的資金

  4. クチャ地域の涅槃美術に関する研究

    2001年4月 - 2002年12月

    名古屋大学学術振興基金 

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    資金種別:競争的資金

  5. 14C年代測定法によるキジル石窟壁画の年代に関する研究

    1997年4月 - 1998年3月

    福武学術文化振興財団研究助成 

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    資金種別:競争的資金

    本研究は古代美術の年代研究に14C年代測定法という科学的方法を導入し、年代推定の客観的な指標を導きだそうとするものである。具体的には、中国新疆キジル石窟の壁画の支持体に含まれる藁や葦系植物の試料を採取し、加速器試料分析法を用いて14C年代を測定し、これによって得られた自然科学的なデータをもとに、ひとつの年代基準を提示することを目指す。

  6. キジル石窟美術の研究

    1996年5月 - 1997年4月

    名古屋大学学術振興基金 

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    資金種別:競争的資金

    本研究は、キジル石窟の未公開窟、あるいは近年新発見された石窟を中心として石窟の調査、及び写真撮影を行い、従来の研究の記述・データの不備を補い、調査した石窟の復元を行うことを目的とする。この際の調査は基礎資料を作成することを目指すものである。

  7. 仏伝美術の伝播と変容―シルクロードに沿って―

    1995年4月 - 1997年3月

    シルクロード学研究 

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    資金種別:競争的資金

    本研究は仏伝美術の中でも、釈迦の説話を扱った仏伝美術を取り上げ、インドでどのように成立し、展開を遂げていったのか、ガンダーラからシルクロードを経て中国に伝播する過程で、仏伝場面の取り上げ方や選択・組み合わせの仕方、表現のあり方がどのように変貌し、中国独自の仏伝美術を生み出していったのか、さらには日本にどのように伝えられ、展開していったのかを明らかにする研究である。

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科研費 8

  1. アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明の近代動態分析―「近代世界システム」との相克― 国際共著

    研究課題/研究課題番号:17H01639  2017年4月 - 現在

    科学研究費補助金  基盤研究(A)

    嶋田 義仁

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:1804000円 ( 直接経費:1600000円 、 間接経費:204000円 )

    アフロ・ユ―ラシア内陸乾燥地文明が人類文明史の中心にあった。しかし近代、西洋植民地主義の海洋進出がはじまった。その結果、大陸内世界システム破壊され、近代世界システム(ウォーラーステイン)が世界の中心システム化してゆく過程が、近代人類史となった。この動乱を、3地域にわけて分析した。① 近代世界システム支配がすすんだアフリカ文明、②支配が部分的短期的であった中東イスラーム文明、③支配を拒否し社会主義国家化をすすめた旧ソ連と中国。
    アフリカでは今、イスラーム過激派の勢力増大が著しい。その二大中心が、①マリ・ブルキナファソ・ニジェール国境地域と、②ナイジェリア・カメルーン・ニジェール・チャド国境地域、にある。新国家としてのイスラーム国家建設を目指すイスラーム運動が猛威をふるうのは、既存の国民国家体制が脆弱な国境地域なのである。他方、2002年には、「アフリカ合衆国」建国を目標にかかげたアフリカ連合(AU)が結成された。「アフリカ合衆国」は未完であるが、複数国家による複数の地域連合が連邦国家化しつつある。とりわけ「西アフリカ諸国経済共同体」(ECOWAS)の連邦化は著しい。ガーナのアクラ漁民、インド洋岸キルワ島漁民など、地域住民の近代的経済活動をつうじての主体的運動も分析された。
    中東では、紅海沿岸漁民とサウジアラビア・オアシス文化の近代動態が分析された。
    旧ソ連領中央アジアのタジキスタンでは、抑圧下にあったイスラーム文明の再興が、シャマニズム、ゾロアスター教、水源信仰などとの融合を伴いつつ進められていた。仏教文化、キリスト教も分布する中央アジアが、多様な宗教・芸術文化の交錯する世界であることが確認された。この地域の画一的な社会主義支配は失敗したが、西域に対する中国支配はいまなお厳しい。一帯一路政策は中央アジアに及ぶが、中国の社会主義支配がどのような運命をたどるのか、注目される。
    アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明が、西洋中心に形成された近代世界システムによって破壊され再編される過程を、3地域にわけて分析してきた。①この支配が進んだアフリカ文明、②支配が部分的短期的であった中東イスラーム文明、③支配が拒否された社会主義文明(旧ソ連・中国)。その結果、3地域それぞれに、特有なしかし矛盾にみちた近代動態があることが明らかになった。
    アフリカ文明は、矛盾した二方法によって、既存の国民国家体制の再検討にはいった。①イスラーム国家建設をめざすイスラーム主義の武闘闘争拡大、②全アフリカ国家を統合する国際機関アフリカ連合(AU)の形成、である。①は激烈な武力闘争、②は民主的な合議による。
    中東での植民地支配からの独立も矛盾しあう多様な形で繰り返された。アラブ主義、イスラーム主義、世俗主義的近代化(トルコ)、などである。現在では、石油・天然ガス資源の国有化とオイル・マネーによって、中東諸国家の政治経済力の増長が著しい。それにはイスラーム主義の拡大もともなう。
    社会主義圏近代動態にも矛盾した二大要因があった。①西欧・米国・日本による植民地主義的帝国支配との闘争と、②近隣、とりわけ中央アジア乾燥地域への帝国主義的拡大、であった。ソ連邦はこれに失敗して崩壊し、中央アジアは複数の独立国家となった。だが中国の西域支配は少数民族(ウイグルやチベット)弾圧政策により強化された。そのうえに、中国は一帯一路政策によって中央アジアの経済支配を試みつつある。しかし中央アジアは、民族文化的にも宗教文化的にも多様な複合世界だ。旧ソ連の社会主義支配の失敗もある。中国の中央アジア進出は稀だった。それ故、中国の社会主義拡大が成功するのは容易でない。ただし一帯一路構想はシルクロード再興政策として魅力がある。これをどのように評価するかで、中央アジアばかりか、ユーラシア全体の歴史動態が大きく変化する。
    近代人類文明史は、アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明が、西洋が形成した近代世界システム(ウォーラーステイン)によって破壊・再編されるプロセスだった。これを、①この支配が最も進んだアフリカ文明、②支配が部分的短期的であった中東イスラーム文明、③支配が拒否された社会主義文明(旧ソ連・中国)にわけ、それぞれの近代動態分析をすすめた。その結果、各地域の近代動態をつきうごかす固有要因がなんであるかが、整理して指摘できる状態になった。
    これにもとづき、『現代アフリカ動乱の文明学』『現代中東動乱の文明学』『現代中央アジア動乱の文明学』『現代東アジア動乱の文明学』が企画できるが、共通課題は『21世紀アフロ・ユーラシア内陸動乱の文明学』構築である。
    あえて「動乱の文明学」とするのは、各地域の近代動態は、決して秩序づけられた動態ではなかったからである。今後も、各地域にはたらく共通要因は同じであっても、どう対応するかの選択は極端から極端へと動く可能性が大きい。例えば、本研究の再考課題ハンチントンの『文明の衝突』(1966)論によれば、近代文明は、イスラーム文明、中国文明などを最終的には消滅させる。中東諸国はこれに対して「世俗主義的近代化」と「イスラーム原理主義的闘争」という両極端の抵抗戦略をとっているが、「世俗主義近代化」国が突如イスラーム原理主義化する場合も、逆の場合もある。矛盾した選択は、アフリカ文明、中央アジアや中国文明にもある。
    「動乱の文明学」たらざるを得ないのは、ハンチントンが主張した近代文明論が世界標準として現にあり、同時にアフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明国や地域から、その再検討要求が、政治的にも文明論的にも厳しく、突きつけられているからである。かかる近代文明構造変革は動乱とならざるを得ない。しかしこのの問題を、かなり整理して統一的に論じうる可能性がいま見えている。

  2. アフロ・ユ―ラシア内陸乾燥地文明の歴史生態人類学的研究 研究課題 国際共著

    研究課題/研究課題番号:26257003  2014年4月 - 2017年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(A)

    嶋田義仁

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

  3. シルクロード・キジル石窟壁画の絵画材料・絵画技術の研究

    2012年4月 - 2015年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(B)

    佐藤一郎

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    担当区分:研究分担者 

    本研究は、東トルキスタン(中国新疆ウイグル自治区)、クチャの郊外にあるキジル石窟壁画を対象に、現地に今なお残る壁画だけでなく、20世紀初頭探検隊によって持ち出されたベルリン・アジア美術館所蔵のキジル壁画片についても、高精細デジタル画像撮影を行い、それによって得られたデータをもとに以下の基層研究を行う。すなわち、①壁画に使用された絵画材料の自然科学的な調査・分析、②地塗り、彩色技法などの絵画技術調査、および美術史的再解釈、③壁画の支持体、地塗り、絵画層までを含む彩色復元を試みる。

  4. *牧畜文化解析によるアフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明とその現代的動態の研究

    2009年4月 - 2014年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(S)

    嶋田義仁

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    担当区分:研究分担者 

    アフロ・ユーラシア地域の乾燥地文明に関する総合的研究。牧畜文化の解析と全体像の構造的把握を目指す。乾燥地における人間生活の基本構造を整理し、乾燥地文明の4類型の内的構造とその現代的変容を解明する。

  5. シルクロード・キジル石窟壁画の材料・技法の研究

    2009年4月 - 2012年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(B)

    佐藤一郎

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    担当区分:研究分担者 

  6. インドから中国への仏教美術の伝播と展開に関する研究

    1998年4月 - 2001年3月

    科学研究費補助金  基盤研究B(2) 課題番号:

    宮治昭

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    担当区分:研究分担者 

    本件急は、インド亜大陸で成立し、形成された仏教美術がどのように中国へ伝播し、その過程において、歴史的・民族的な背景のもとに変容し、また展開したかを、①浄土図、②大日如来と密教五仏、③変化観音の3つの図像を軸にして、具体的かつ実証的に跡づけ、その様相を明らかにすることを目的とする。

  7. クチャ地域の石窟寺院の壁画に表された供養・寄進者像の性格について

    1997年4月 - 1998年3月

    科学研究費補助金  奨励研究A、課題番号:09710032

    中川原育子

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    担当区分:研究代表者 

    本研究は、クチャ地域の石窟寺院壁画に表された供養・寄進する人物像の性格について、①銘文と歴史資料の調査研究、②図像分析、③比較研究の3つの方法によって、この地域の人々が石窟造営にどのように関わってきたのかを、具体的かつ実証的に跡づけ、明らかにすることを目的とした研究である。

  8. キジル石窟の仏伝図の図像学的研究ー「託胎霊夢」から「初説法」までー

    1995年4月 - 1996年3月

    科学研究費補助金  奨励研究A、課題番号:

    中川原育子

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    担当区分:研究代表者 

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担当経験のある科目 (本学) 7

  1. 人文学基礎演習Ⅱb

    2020

  2. 人文学基礎演習Ⅱa

    2020

  3. 人文学基礎演習

    2012

  4. 人文学基礎演習

    2012

  5. 人文学基礎演習

    2012

  6. 人文学基礎演習

    2011

  7. 人文学基礎演習

    2011

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担当経験のある科目 (本学以外) 4

  1. 仏教美術

    2009年4月 - 現在 同朋大学)

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    科目区分:学部教養科目 

  2. アジア美術

    2009年4月 - 現在 同朋大学)

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    科目区分:学部教養科目 

  3. 東洋美術史

    2020年4月 - 現在 名古屋芸術大学)

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    科目区分:学部教養科目 

  4. 美術史研究I

    2020年4月 - 2021年3月 名古屋芸術大学)

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    科目区分:学部専門科目