2021/10/20 更新

写真a

コウノ シヨウコ
河野 荘子
KONO, Shoko
所属
大学院教育発達科学研究科 心理発達科学専攻 精神発達臨床科学 教授
大学院担当
大学院教育発達科学研究科
学部担当
教育学部 人間発達科学科
職名
教授
連絡先
メールアドレス

学位 2

  1. 修士(教育学) ( 1995年3月   名古屋大学 ) 

  2. 博士(教育学) ( 名古屋大学 ) 

研究キーワード 7

  1. 立ち直り

  2. レジリエンスプロセスモデル

  3. 共感性

  4. 時間的展望

  5. 思春期青年期

  6. 非行・犯罪者の心理

  7. 心理面接

研究分野 2

  1. その他 / その他  / 臨床心理学

  2. その他 / その他  / 非行・犯罪心理学

現在の研究課題とSDGs 3

  1. 非行少年の共感性研究

  2. 非行からの離脱過程研究

  3. 共通点発見課題を用いた非行からの立ち直りプログラム作成の試み

経歴 6

  1. 名古屋大学   副総長補佐(人権担当)

    2019年4月 - 現在

  2. 名古屋大学   総長補佐(人権担当)

    2018年4月 - 2019年3月

  3. 名古屋大学   教育発達科学研究科   教授

    2017年4月 - 現在

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    国名:日本国

  4. 名古屋大学   教育発達科学研究科   准教授

    2004年4月 - 2017年3月

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    国名:日本国

  5. 静岡大学教育学部 助教授

    2001年4月 - 2004年3月

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    国名:日本国

  6. 静岡大学教育学部 講師

    1999年4月 - 2001年3月

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    国名:日本国

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学歴 2

  1. 名古屋大学   教育学研究科   発達臨床学専攻

    1995年4月 - 1998年3月

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    国名: 日本国

  2. 名古屋大学   教育学部   教育心理学科

    1989年4月 - 1993年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 5

  1. 日本犯罪心理学会

  2. 日本心理臨床学会

  3. 日本青年心理学会

  4. 日本発達心理学会

  5. 日本ロールシャッハ学会

委員歴 7

  1. 日本犯罪心理学会   全国区理事  

    2021年10月 - 現在   

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    団体区分:学協会

  2. 日本犯罪心理学会   編集委員会委員  

    2011年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

  3. 東海心理学会   理事  

    2021年9月 - 現在   

  4. 日本心理臨床学会   代議員(地方区)  

    2019年10月 - 現在   

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    団体区分:学協会

  5. 日本犯罪心理学会   地方区理事  

    2015年8月 - 2021年9月   

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    団体区分:学協会

  6. 日本心理臨床学会   査読委員  

    2013年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

  7. 日本発達心理学会   論文審査委員  

    2010年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

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受賞 2

  1. 女性研究者トップリーダー顕彰

    2021年9月   名古屋大学  

  2. 日本青年心理学会学会賞

    2015年11月   日本青年心理学会  

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    受賞国:日本国

 

論文 17

  1. Moffitの犯罪発達類型の妥当性の検証 査読有り

    小板清文,立川晃司,河野荘子

    犯罪心理学研究   58 巻 ( 2 ) 頁: 51 - 65   2021年

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    担当区分:最終著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  2. 非行少年における感情学習プログラムの効果検証 査読有り

    山脇望美,反中亜弓,河野荘子

    犯罪心理学研究   58 巻 ( 2 ) 頁: 35 - 49   2021年

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    担当区分:最終著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  3. 非行少年における自閉スペクトラム症傾向と攻撃性と攻撃行動との関連―アレキシサイミア傾向に着目して― 査読有り

    山脇望美,河野荘子

    犯罪心理学研究   57 巻 ( 2 ) 頁: 19-31   2020年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  4. 自閉スペクトラム症傾向と攻撃行動との関連―アレキシサイミア傾向と攻撃性に着目して― 査読有り

    山脇望美,河野荘子

    社会心理学研究   35 巻 ( 3 ) 頁: 99 - 109   2020年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  5. 性犯罪者のアタッチメントの様相と支援 招待有り

    青少年問題   678 巻   頁: 10 - 17   2020年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  6. 性犯罪者の愛着スタイルと「現在の母親」との関係について 査読有り

    星あづさ,河野荘子

    犯罪心理学研究   56 巻 ( 1 ) 頁: 47-59   2018年8月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  7. 生物学的観点を加えて心理学的事象を考える 招待有り

    河野荘子

    青年心理学研究   30 巻 ( 1 ) 頁: 58-61   2018年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  8. 犯罪者の長所や強みを生かす処遇理論ー長所基盤モデルの成り立ちと今ー 招待有り

    河野荘子

    刑政   128 巻 ( 12 ) 頁: 36-44   2017年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  9. 児童自立支援施設退所者の高校進学後の社会適応過程―複線経路・等至性モデル(TEM)による分析―  査読有り

    河合直樹,窪田由紀,河野荘子

    犯罪心理学研究   54 巻 ( 1 ) 頁: 1-12   2016年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  10. 非行少年のレジリエンスと支援 招待有り 査読有り

    河野荘子

    健康教室   783 巻   頁: 23-25   2016年2月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  11. 希死念慮を抱く大学生の自殺リスク要因についての検討 査読有り

    足立知子,古橋忠晃,河野荘子

    精神医学   56 巻 ( 11 ) 頁: 941-950   2014年11月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  12. 環境要因(I HAVE Factor)とレジリエンス

    河野荘子

    児童心理   68 巻 ( 11 ) 頁: 33-38   2014年8月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  13. 青年犯罪者の共感性をどう考えるか 査読有り

    河野荘子,岡本英生,近藤淳哉

    青年心理学研究   26 巻 ( 1 ) 頁: 60-63   2014年7月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  14. *青年犯罪者の共感性の特性 査読有り

    河野荘子,岡本英生,近藤淳哉

    青年心理学研究   25 巻 ( 1 ) 頁: 1-11   2013年8月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  15. *暴力犯罪者の共感性に関する研究 査読有り

    岡本英生・河野荘子

    心理臨床学研究   27 巻 ( 6 ) 頁: 733-737   2010年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  16. *Resilience Processとしての非行からの離脱 招待有り 査読有り

    河野荘子

    犯罪社会学研究   34 巻   頁: 32-46   2009年10月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    レジリエンスプロセスの概念を用いて、非行からの離脱がどのような心理的過程をへて進むのかを議論し、個人の内的変化を重視した離脱モデルの作成を試みた。

  17. 非行からの立ち直りにおける抑うつに耐える力とソーシャル・ネットワークとの関連 査読有り

    近藤淳哉,岡本英生,白井利明,栃尾順子,河野荘子,柏尾眞津子,小玉彰二

    犯罪心理学研究   46 巻 ( 1 ) 頁: 1-13   2008年5月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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書籍等出版物 17

  1. コンパクト司法・犯罪心理学―初歩から卒論・修論作成のヒントまで―

    河野荘子,岡本英生( 担当: 共編者(共編著者))

    北大路書房  2020年10月  ( ISBN:9784762831232

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    記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

  2. こころの危機への心理学的アプローチー個人・コミュニティ・社会の観点からー

    窪田由紀,森田美弥子,氏家達夫,金子一史,清河幸子( 担当: 共編者(共編著者))

    金剛出版  2019年6月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  3. 臨床児童青年精神医学ハンドブック

    本城秀次,野邑健二,岡田俊(編)( 担当: 共著)

    西村書店  2016年11月 

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    記述言語:日本語 著書種別:学術書

  4. 心理臨床における多職種との連携と協働

    本城秀次(監修),河野荘子,永田雅子,金子一史(編)( 担当: 共著)

    岩崎学術出版社  2015年3月 

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    記述言語:日本語

  5. 心の専門家養成講座①臨床心理学実践の基礎その1

    森田美弥子,松本真理子,金井篤子,金子一史,河野荘子ほか( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版  2014年10月  ( ISBN:978-4-7795-0873-8

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    記述言語:日本語

  6. 犯罪からの離脱と「人生のやり直し」

    津富宏,河野荘子( 担当: 共著)

    明石書店  2013年7月 

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    記述言語:日本語

  7. *コンパクト犯罪心理学

    河野荘子,岡本英生( 担当: 共著)

    北大路書房  2013年2月 

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    記述言語:日本語

  8. 仮想的有能感の心理学―他人を見下す若者を検証する―

    速水敏彦(編著)( 担当: 共著)

    北大路書房  2012年2月 

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    記述言語:日本語

  9. 非行からの離脱とは何か―離脱にいたる心理プロセスモデルの提案―

    生島浩・岡本吉生・廣井亮一(編著)( 担当: 単著)

    金剛出版  2011年6月 

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    記述言語:日本語

  10. *非行からの離脱とレジリエンス―心理面接過程をベースとした離脱にいたるプロセスモデルの提案―

    津富 宏(編)( 担当: 共著)

    現代人文社  2011年5月 

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    記述言語:日本語

  11. *子どもの発達と情緒の障害-事例からみる現代児童精神医学の臨床-

    本城秀次(監修)野邑健二・金子一史・吉川徹(編)( 担当: 共著)

    岩崎学術出版  2009年12月 

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    記述言語:日本語

    非行少年との心理面接の特徴とその理解について述べた。

  12. 非行-彷徨する若者、生の構築に向けて

    上里一郎(監修)( 担当: 共著)

    ゆまに書房  2007年6月 

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    記述言語:日本語

    若者の性非行について取り上げ、わが国の現状や、日本を含めた世界の主要国の対策について概観し、性にまつわる問題を考えるときに重要だと思われる視点を提示した。

  13. 現代のエスプリ 非行臨床の課題

    生島浩(編)( 担当: 共著)

    至文堂  2006年1月 

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    記述言語:日本語

    非行少年を心理臨床的観点から理解する時に、「抑うつに耐える能力」の発達を見極める視点を持つことの重要性について論じた。

  14. よくわかる青年心理学

    白井利明(編)( 担当: 共著)

    ミネルヴァ書房  2006年1月 

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    記述言語:日本語

    青年期に起こりやすい問題行動として、不登校やいじめ、非行、摂食障害などを取り上げ、そのそれぞれの発生のメカニズムや予後、最新の知見の紹介などをわかりやすくまとめた。

  15. *人をあやめる青少年の心-発達臨床心理学的考察-

    河野荘子 編著( 担当: 共著)

    北大路書房  2005年9月 

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    記述言語:日本語

    殺人の定義と、今なぜこの特集を組むのか、専門的見地からその重要性について論じた。

  16. 生きる力を育む生徒指導

    宮下一博 河野荘子 編著( 担当: 共著)

    北樹出版  2005年4月 

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    記述言語:日本語

    非行行動を理解するためのいくつかの理論を概観し、生徒指導の実際について、臨床心理学の視点から論じた。

  17. 臨床心理学の実践1 心理療法の実践

    成田善弘 他( 担当: 共著)

    北樹出版  2004年4月 

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    記述言語:日本語

    非行少年に対する心理臨床について、非行の最近の傾向からひもとき、その要諦について述べた。

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講演・口頭発表等 12

  1. What would offenders require in order to resolve their negative emotions? 国際会議

    Shoko KONO

    Society for Personality and Social Psychology  

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    開催年月日: 2016年1月

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

    国名:アメリカ合衆国  

  2. The effect of characteristic of autism spectrum, aggressiveness and alexithymia on aggressive behavior 国際会議

    Nozomi YAMAWAKI, Shoko KONO

    Society for Personality and Social Psychology  

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    開催年月日: 2016年1月

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

  3. 青年期の逸脱行動に共感性が及ぼす影響 国際会議

    河野荘子,岡本英生

    第16回国際犯罪学会世界大会 

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    開催年月日: 2011年8月

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

  4. 逸脱行動は何によって規定されるのか-共感性を含む要因についての検討-

    河野荘子 岡本英生

    日本犯罪心理学会第47回大会 

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    開催年月日: 2009年10月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

  5. 非行・犯罪者の共感性について(4)

    河野荘子,岡本英生

    日本犯罪心理学会第46回大会 

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    開催年月日: 2008年10月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

  6. The Features of “Assumed Competence Based on Undervaluing Others" with Juvenile Delinquents 国際会議

    First Biennial Conference of the International Family Aggression Society 

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    開催年月日: 2008年3月

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

  7. 非行・犯罪者の共感性について(3)

    岡本英生

    日本犯罪心理学会第45回大会 

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    開催年月日: 2007年9月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

  8. 子どもの盗癖をなおそうと来談した母親との心理面接過程-子どもの問題を語ることによってもたらされる親の内的変化を時間的展望から検討する試み-

    日本心理臨床学会第25回大会 

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    開催年月日: 2006年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  9. 非行・犯罪者の共感性について(2)-対人攻撃との関係-

    岡本英生

    日本犯罪心理学会第44回大会 

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    開催年月日: 2006年9月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

  10. 非行・犯罪者の共感性について(1)-非行・犯罪者の共感性についての仮説の提唱-

    岡本英生

    日本犯罪心理学会第44回大会 

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    開催年月日: 2006年9月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

  11. 現代青年の規範意識と非行行動

    日本青年心理学会第12回大会研究委員会企画シンポジウム 

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    開催年月日: 2004年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  12. 少年の抑うつに耐える能力と非行からの立ち直り

    日本教育心理学会第46回総会 

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    開催年月日: 2004年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

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Works(作品等) 3

  1. 非行少年のレジリエンスと支援

    2016年2月

  2. 非行・犯罪にみる現代の親子関係

    2007年10月

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    発表場所:朝日新聞夕刊文芸欄  

  3. すぐに傷つき、ムカつき、キレる子

    2005年2月

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    発表場所:児童心理  

共同研究・競争的資金等の研究課題 3

  1. 家庭訪問相談における子どもの状態および支援内容に関する現状把握調査

    2018年4月 - 2019年3月

    出資金による受託研究 

    星野智生,千賀則史,山脇望美ら

  2. 非行からの離脱プロセスに関する研究―「抑うつに耐える力」はどのような要因の影響を受けて強化されるのか―

    2010年4月 - 2011年3月

    (財)昭和報公会 2010年度学術研究助成金 

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    資金種別:競争的資金

    本研究は、「抑うつに耐える力」を強化する因子として、「他者からの承認」と「自分への信頼感」を想定し、少年鑑別所入所中の少年に対して、無記名の質問紙調査を行った。

  3. 非行からの立ち直りと重要な他者との出会い

    2003年4月 - 2004年3月

    国内共同研究 

    白井利明,岡本英生ら

科研費 7

  1. 非行からの立ち直りのメカニズムについての実証的研究

    研究課題/研究課題番号:19K03339  2019年4月 - 2022年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    岡本 英生, 河野 荘子

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    担当区分:研究分担者 

    本研究では,実証的な調査に基づき,非行少年が立ち直るメカニズムを明らかにするとともに,非行少年の効果的な立ち直り促進策の提言を行うことを目的とする。立ち直りを説明するための理論的枠組としては,パーソナリティ特性が変わるのではなく,その特性が発揮される場面や対象が変わるという方向性の転換概念を用いる。調査の具体的な方法としては,Web調査を活用した大規模なアンケート調査による数量的研究を行うとともに,調査協力者と直接会って行うインタビュー調査による質的研究も行う。
    非行少年からそのまま成人犯罪者に移行するというのは一部のケースであり,多くの者は加齢とともに自然と非行をやめていく。このように多くの非行少年が立ち直るメカニズムが明らかになれば,非行少年をさらに早く立ち直らせることや,これまで立ち直りがむずかしかった者を立ち直らせることができるようになることが考えられる。本研究では,立ち直りを説明するための理論的枠組として,パーソナリティ特性が変わるのではなく,その特性が発揮される場面や対象が変わるという方向性の転換概念を用い,Web調査を活用した実証的な調査を行うことで,非行からの立ち直りのメカニズムの解明を行う。特に研究の中心となるのは令和2年度以降に実施するWeb調査を活用した大規模なアンケート調査及びインタビュー調査である。令和元年度は,これらWeb調査・インタビュー調査の準備を行った。具体的には,Web調査の結果の分析で用いる統計ソフトの準備,関連する内外の先行研究の収集と検討,そして以前に実施していた予備調査(Web調査ではない)の分析・検討である。立ち直り研究は世界の研究者の間で徐々に注目を集めるようになっており,関連する論文や書籍が以前よりも多く見られることがわかった。また,予備調査は対象者100人程度の小規模なものであるが,その分析結果では,本研究における理論的枠組である方向性の転換が一部実証され,本研究のWeb調査を実施する上での質問項目の策定で参考となった。
    Web調査やインタビュー調査の準備はある程度進んでいるものの,昨年度末に予定していた研究打合せが新型コロナウイルス感染防止対策の影響で実施されなかったことなどから,予定していたものに比べればやや遅れている。
    今後は,Web調査及びインタビュー調査を実施し,立ち直りメカニズムについての実証的な検討を行う。

  2. 共通点発見課題を用いた非行からの立ち直りプログラム作成の試み

    研究課題/研究課題番号:18K03092  2018年4月 - 2021年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    河野 荘子, 岡本 英生, 清河 幸子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:3640000円 ( 直接経費:2800000円 、 間接経費:840000円 )

    認知行動療法をベースにした処遇プログラムの導入によっても、再非行が著しく減少したわけではない。応募者は、その原因を、プログラムを受ける側(非行少年)の準備が整っていないためと考え、処遇プログラム実施の前に、何らかの認知的アプローチをおこない、その後の処遇プログラムがより効果的に作用するための素地を作ることが必要不可欠と考える。本研究では、再非行防止を目的とした認知課題を作成し、その効果検証をおこなう。
    本年度は、認知課題の効果を測定するために使用予定だった抑うつに耐える力尺度を再検討し、より妥当性の高い新しい尺度の作成を試みた。
    まず、応募者らは48項目からなる独自の尺度を考案した。内容は、非行からの立ち直りに大きな影響を及ぼすと推測される「援助者発見力」「援助要請力」「ルールを尊重できる力」「他者協調力」「粘り強さ」「内省力」の6つである。新しい尺度の妥当性を検討するため、基本的信頼感尺度(谷,1996)/Big Five尺度短縮版(並川他,2012)/達成動機測定尺度(堀野,1987)/特性的自己効力感尺度(成田他,1995)の4つの既存の尺度を使用し、Web上で無記名式のアンケートを行った。その結果,14項目、4つの下位尺度(援助要請力,援助者発見力,他者協調力,粘り強さ)からなる尺度が作成された。また,各下位尺度の得点の高さは,基本的信頼感,達成動機,特性的自己効力感の高さと有意な正の相関関係にあった。今後は,この尺度を用いて非行との立ち直りとの関係を検討していく必要がある。
    認知課題を作成し、その検証を行うのに多くの時間を要するが、十分な時間を確保することができなかったため。
    認知課題の提示順序はほぼ確定しているが、いくつかのステップを踏んでおこなう必要があるため、さらなる課題のブラッシュアップが必要である。早急に進めたい。また、引き続き、データ収集を協力してくれる施設を探す。施設にとっても、この研究に参加することが利益になるように、課題の提示は、共感性の心理教育プログラムなどの実施とセットにしておこなう。

  3. 共通点発見課題を用いた非行からの立ち直りプログラム作成の試み

    2018年4月 - 2020年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    河野 荘子

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    担当区分:研究代表者 

  4. 非行からの離脱プロセスに関する研究―反応の柔軟性が抑うつに耐える力に及ぼす影響―

    研究課題/研究課題番号:24530863  2012年4月 - 2018年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    河野 荘子, 岡本 英生

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4940000円 ( 直接経費:3800000円 、 間接経費:1140000円 )

    抑うつに耐える力を強化することは、非行からの離脱のために必要な要素の1つである。大学生は、困難に遭遇した時、その状況をうまく乗り切ることができると、自分に暗示をかけることで、不安に向き合う強さを得る。しかし、非行少年は、自分の感じている感情の処理に注意が向き、寂しくなったり不安になったりしないために自己暗示を用いる。非行をすること自体が、自らの孤独や不安とどう向き合うかということと密接に関係している可能性がある。

  5. 非行からの離脱プロセスに関する研究―反応の柔軟性が抑うつに耐える力に及ぼす影響―

    2012年4月 - 2016年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    河野荘子

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    担当区分:研究代表者 

     非行の発生や再発を防止する有効な手立てを考えることは、緊急の課題であり、社会からの強い要請でもある。本研究では、少年が非行から離脱していく心理的プロセスに焦点をあて、どのような心理的要因が離脱へと導くカギとなるのか、その要因はどのように強化され、その過程において、少年の心の中ではどのような変化が起きているのかを量的質的に検討しようとするものである。

  6. 非行の語りと心理療法

    2002年4月 - 2003年3月

    科学研究費補助金  研究成果公開促進費・学術図書

    河野荘子

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    担当区分:研究代表者 

  7. 非行・犯罪者の自己統制能力について

    2001年4月 - 2002年3月

    科学研究費補助金 

    河野荘子

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    担当区分:研究代表者 

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担当経験のある科目 (本学) 5

  1. 心理学Ⅱ

    2021

  2. 教育心理学

    2015

  3. 心理臨床研究実習Ⅰ・Ⅱ

    2015

  4. 臨床心理学研究Ⅳ-臨床心理面接特論Ⅱー

    2015

  5. 臨床心理学研究Ⅰ-臨床心理学特論Ⅰー

    2015

 

社会貢献活動 6

  1. なごや子ども・子育て支援協議会委員(名古屋市)

    役割:助言・指導

    名古屋市  2020年9月 - 現在

  2. 公認心理師現任者講習会

    役割:講師

    一般財団法人日本心理研修センター  2019年3月

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    対象: 社会人・一般

  3. 放送大学客員教授

    役割:講師

    2017年4月 - 現在

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    対象: 社会人・一般

    種別:セミナー・ワークショップ

  4. 名古屋家庭裁判所委員会委員

    役割:助言・指導

    2015年7月 - 2019年5月

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    対象: 行政機関

    種別:その他

    家庭裁判所の運営に関し、家庭裁判所の諮問に応じるとともに、意見を述べる。

  5. 公益財団法人横山国際財団

    2013年4月 - 現在

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    対象: 大学生, 大学院生

    種別:その他

  6. 愛知県警察本部留置施設委員会委員

    2010年6月 - 2014年5月

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    県内の警察署にある留置施設を見学し、居住環境の向上など意見を具申する。

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メディア報道 2

  1. 出所者就職 地域で支援 新聞・雑誌

    讀賣新聞  朝刊三重地域  2021年3月

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    執筆者:本人以外 

  2. 非行・犯罪にみる現代の親子関係 考えることのすすめ 新聞・雑誌

    朝日新聞  夕刊  2007年10月

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    執筆者:本人