2024/09/27 更新

写真a

マキ コウスケ
槇 亙介
MAKI, Kosuke
所属
大学院理学研究科 理学専攻 物理学第一 准教授
大学院担当
大学院理学研究科
学部担当
理学部
職名
准教授

学位 1

  1. 博士(理学) ( 1999年3月   東京大学 ) 

研究キーワード 4

  1. 機能

  2. 構造

  3. フォールディング

  4. 蛋白質

研究分野 1

  1. その他 / その他  / 生物物理学

経歴 8

  1. 名古屋大学   大学院理学研究科   准教授

    2007年6月 - 現在

      詳細を見る

    国名:日本国

  2. 自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター   助教

    2007年4月 - 2007年5月

      詳細を見る

    国名:日本国

  3. 自然科学研究機構 分子科学研究所   助教

    2007年4月 - 2007年5月

  4. 総合研究大学院大学   物理科学研究科   助教

    2007年4月 - 2007年5月

      詳細を見る

    国名:日本国

  5. 東京大学   大学院理学系研究科 物理学専攻   助手

    2003年2月 - 2007年3月

      詳細を見る

    国名:日本国

  6. Fox Chase Cancer Center   Postdoctoral associate

    2001年9月 - 2003年1月

      詳細を見る

    国名:アメリカ合衆国

  7. 新エネルギー・産業技術総合開発機構(産業技術総合研究所にて研究に従事)   産業技術研究員

    2000年4月 - 2001年8月

      詳細を見る

    国名:日本国

  8. 株式会社 海洋バイオテクノロジー研究所(工業技術院・生命工学工業技術研究所にて研究に従事)   契約研究員

    1999年4月 - 2000年3月

      詳細を見る

    国名:日本国

▼全件表示

学歴 3

  1. 東京大学   理学系研究科   物理学専攻

    1996年4月 - 1999年3月

      詳細を見る

    国名: 日本国

  2. 東京大学   理学系研究科   物理学専攻

    1994年4月 - 1996年3月

      詳細を見る

    国名: 日本国

  3. 東京大学   理学部   物理学科

    1990年4月 - 1994年3月

      詳細を見る

    国名: 日本国

所属学協会 3

  1. 日本物理学会

  2. 日本蛋白質科学会

  3. 日本生物物理学会

委員歴 2

  1. 日本物理学会   領域12運営委員(生物物理)  

    2010年10月 - 2011年9月   

      詳細を見る

    団体区分:学協会

  2. 日本蛋白質科学会   アーカイブ編集委員会委員  

    2007年4月 - 2015年3月   

      詳細を見る

    団体区分:学協会

 

論文 5

  1. Folding of Staphylococcal Nuclease Induced by Binding of Chemically Modified Substrate Analogues Sheds Light on Mechanisms of Coupled Folding/Binding Reactions 査読有り 国際共著

    Mori Yujiro, Mizukami Takuya, Segawa Saho, Roder Heinrich, Maki Kosuke

    Biochemistry   62 巻 ( 11 ) 頁: 1670 - 1678   2023年5月

     詳細を見る

    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1021/acs.biochem.3c00094

    Web of Science

  2. Energetics and kinetics of substrate analog-coupled staphylococcal nuclease folding revealed by a statistical mechanical approach 査読有り 国際共著

    Mizukami Takuya, Furuzawa Shunta, Itoh Satoru G., Segawa Saho, Ikura Teikichi, Ihara Kunio, Okumura Hisashi, Roder Heinrich, Maki Kosuke

    Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America   117 巻 ( 33 ) 頁: 19953 - 19962   2020年8月

     詳細を見る

    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1073/pnas.1914349117

    DOI: https://doi.org/10.1073/pnas.1914349117

    Web of Science

  3. Three-Step Isomerization of the Retinal Chromophore during the Anion Pumping Cycle of Halorhodopsin 査読有り

    Kouyama Tsutomu, Ihara Kunio, Maki Kosuke, Chan Siu Kit

    Biochemistry   57 巻 ( 41 ) 頁: 6013 - 6026   2018年10月

     詳細を見る

    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1021/acs.biochem.8b00631

    Web of Science

  4. 統計力学モデルを用いて捉えなおす蛋白質の酸変性・フォールディング 査読有り

    水上 琢也, 槇 亙介

    日本物理学会誌   73 巻 ( 2 ) 頁: 85 - 90   2018年2月

     詳細を見る

    担当区分:最終著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: https://doi.org/10.11316/butsuri.73.2_85

  5. Characterization of kinetic folding intermediates of recombinant canine milk lysozyme by stopped-flow circular dichroism. 査読有り

    Nakao, M., Maki, K., Arai, M., Koshiba, T., Nitta, K. and Kuwajima, K.

    Biochemistry   44 巻 ( 17 ) 頁: 6685 - 6692   2005年5月

     詳細を見る

    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1021/bi050082+

書籍等出版物 2

  1. Protein Folding Handbook・Equilibrium and kinetically observed molten globule states. 査読有り

    Maki, K., Kamagata, K., Kuwajima, K.( 担当: 共著)

    WILEY-VCH  2005年1月  ( ISBN:9783527307845

     詳細を見る

    総ページ数:1333   担当ページ:856-883   記述言語:英語 著書種別:学術書

    DOI: 10.1002/9783527619498

  2. Protein Folding Handbook・Early events in protein folding explored by rapid mixing methods. 査読有り 国際共著

    Roder, H., Maki, K., Latypov, R. F., Cheng, H. and Shastry, M. C. R.( 担当: 共著)

    WILEY-VCH  2005年1月  ( ISBN:9783527307845

     詳細を見る

    総ページ数:1333   担当ページ:491-535   記述言語:英語 著書種別:学術書

講演・口頭発表等 1

  1. Structural Insights into Switching Mechanisms between Spontaneous Folding and Ligand-Induced Folding of Staphylococcal Nuclease 国際共著 国際会議

    Yujiro Mori, Issei Suzuki, Shingo Furuzawa, Kosuke Miki, Heinrich Roder, Kosuke Maki

    21st IUPAB Congress 2024 / The 62nd Annual Meeting of the Biophysical Society of Japan  2024年6月26日  International Union of Pure and Applied Biophysics / Biophysical Society of Japan

     詳細を見る

    開催年月日: 2024年6月

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:Kyoto   国名:日本国  

科研費 4

  1. リガンド結合を伴う蛋白質フォールディングの反応駆動力の解析

    研究課題/研究課題番号:20K06578  2020年4月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    槇 亙介

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )

    蛋白質が他の蛋白質や低分子リガンドと結合することによって複合体をつくるとき、構造変化を伴うことが多い。低分子リガンド結合を伴う折れ畳みでは、反応においてリガンド結合と折れ畳みのどちらが先に起こるのかに着目して研究がなされてきた。しかし、現実の系では、リガンド結合するにつれて折れ畳みが起こる、その逆など、互いに影響を及ぼし合いながら反応が進むことが予想される。反応を引き起こすしくみから考えはじめ、反応の物理的な機構を明らかにし、反応の様子を描く新たな方法を探索する。
    本研究は、リガンド結合を伴うフォールディングについて、反応に関わる分子種や遷移状態の安定性と構造に基づいて、反応を駆動する物理的相互作用を明らかにすることを目的とする。目的の達成のため、モデル蛋白質スタフィロコッカル・ヌクレアーゼ(SNase)を用いて、SNaseの特異的リガンドである基質アナログadenosine-3',5'-diphosphate (prAp)によって引き起こされるフォールディングを実験とモデル解析によって調べる。令和2年度には、フォールディングの経路が、prAp濃度依存的にConformational selection (CS: 構造形成→リガンド結合)からInduced fit (IF: リガンド結合→構造形成)に切り替わることが明らかになり、反応の遷移状態がprApの二つのリン酸基に由来する静電相互作用によって安定化されることが示唆された。
    <BR>
    令和2年度に得られた成果に基づき、令和3年度には、prApの二つのリン酸基(5'-並びに3'-リン酸基)のそれぞれが、prApに引き起こされるフォールディングの各段階でどのような役割を果たすのかを原子団レベルの分解能で明らかにすることを目標とした。
    <BR>
    目標を達成するために、prApから一つリン酸基を欠損した「prAp変異体」adenosine-5'-monophosphate (prA: prApから3'-リン酸基を欠損)とadenosine-3'-monophosphate (rAp: prApから5'-リン酸基を欠損)について、prApと同様に穏和な変性条件下においてrAp, prAによって引き起こされるSNaseのフォールディングを調べた。IFが支配的な高リガンド濃度において、ほどけた状態は5'-リン酸基とより親和性が高いが、遷移状態は3'-リン酸基が安定化により寄与することが示唆された。
    令和3年度に計画していた研究項目のうち、NMRを用いた実時間フォールディング測定およびその残基レベルの解析、変性状態のNMRスペクトルの帰属および変性状態におけるリガンド・蛋白質複合体の残基レベルの解析は終了した。令和4年度に計画していた研究項目のうち、prApからリン酸基を一つずつ除去したprAおよびrApを用いたフォールディングを調べた。
    <BR>
    prAおよびrApによるフォールディングを引き起こすための変性条件の最適化を行い、2.7 M尿素においてprAp, prA, rApおよびアデノシン(リン酸基を含まない「リン酸基二重変異体」)によるフォールディングを観測できることを確認した。prA, rAp存在下でのSNaseの1H-15N NMRスペクトルを天然状態、ほどけた状態について帰属した。蛍光およびNMRによってフォールディングの速度論を実時間で測定した。構造について、フォールディングの各段階におけるSNaseとそれぞれのリン酸基との親和性を残基レベルで明らかにした。安定性について、prApを「野生型」、prA / rApを「変異体」としたφ値解析により、遷移状態におけるそれぞれのリン酸基の安定性への寄与を評価した。
    令和2年度に得られた成果に基づき、令和3年度においてはprApの各リン酸基のフォールディングにおける役割を原子団レベルで明らかにすることを優先課題とした。prApの「変異体」としてのprAおよびrApについて、リガンドによって引き起こされるSNaseのフォールディングの平衡論と速度論とを構造・安定性の双方の側面から明らかにした。令和4年度は、リガンド結合によるフォールディングの詳細をさらに調べることと研究全体の取りまとめを行う。

  2. 物理化学に基づく球状タンパク質の動態解析

    研究課題/研究課題番号:24570181  2012年4月 - 2016年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    槇亙介

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:5330000円 ( 直接経費:4100000円 、 間接経費:1230000円 )

    本研究の目標は、蛋白質のフォールディングエネルギー地形を、実験の立場から定量的に記述し、蛋白質が天然状態へたどり着く機構を理解することである。スタフィロコッカル・ヌクレアーゼについて、蛍光共鳴エネルギー移動と超高速混合法とを組み合わせ、反応初期に非一様な構造形成が起こることを見いだした。これは初期中間体形成が特異的な相互作用に起因することを示唆する。アポミオグロビンについて、フォールディング反応初期に蓄積する中間体が平衡条件下において蓄積する中間体と同じ速度過程で形成することを見いだした。この結果は、これらの中間体が同一の分子種であることを示唆する。

  3. 球状蛋白質のフォールディング自由エネルギー地形と中間体構造アンサンブルの探索  

    研究課題/研究課題番号:20570153  2008年4月 - 2010年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    槙 亙介

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4940000円 ( 直接経費:3800000円 、 間接経費:1140000円 )

    球状蛋白質スタフィロコッカル・ヌクレアーゼ及びウマアポミオグロビンのフォールディングを速度論的手法と変異体解析を駆使して特徴付けた。スタフィロコッカル・ヌクレアーゼはフォールディング反応初期に特にβ-バレルドメイン内で顕著な凝縮が認められた。ウマアポミオグロビンは、反応開始後100マイクロ秒以内に中間体を蓄積し、更に逐次的に少なくとも二種類の中間体を経て天然状態に至ることが明らかになった。

  4. 球状蛋白質の自由エネルギー地形とフォールディング中間体構造アンサンブルの探索

    研究課題/研究課題番号:18770125  2006年4月 - 2008年3月

    科学研究費補助金  若手研究(B)

    槙亙介

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:3700000円 ( 直接経費:3700000円 )

    本研究計画の目的は、蛋白質のフォールディングの物理化学的機構を解明し、特にフォールディング中間体の役割を明らかにすることである。このために、蛋白質フォールディングの速度論的研究で現在広く用いられているストップト・フロー装置よりも不感時間が二桁以上短い超高速混合連続フロー装置を作成する。連続フロー法とストップト・フロー法とを組み合わせて用いることにより、フォールディング開始後数十マイクロ秒の反応初期から天然状態に至る構造形成過程を観測する。昨年度に引き続き、装置のさらなる不感時間の短縮を目指し、装置の不感時間は約100μsに向上した。また、1-アニリノナフタレン-8-スルホン酸の蛍光をプローブに用いることにより、トリプトファンの蛍光をプローブとする場合と比べて、遙かに低い蛋白質濃度(約5μM)で観測を行えることを確認した。
    いくつかのモデル蛋白質について、マイクロ秒領域でのフォールディングを観測することができたものの、不感時間内に於けるシグナル変化(バースト相)が観測された。また、連続フロー法とストップト・フロー法とで観測可能な時間領域に2-3msのギャップがある。今後は、より曖昧さを排除した観測を行うために、1.より短い不感時間の連続フロー装置用溶液混合装置を作成すること、2.連続フロー法で観測できる時間領域を長くするための技術の開発、3.ストップト・フロー装置の不感時間を短縮する、の三点を解決することが必要である。

 

担当経験のある科目 (本学) 40

  1. 物理学演習Ⅰ

    2022

  2. 物理学実験

    2022

  3. 化学物理学

    2022

  4. 物理学演習Ⅰ

    2021

  5. 物理学実験

    2021

  6. 化学物理学

    2021

  7. 物理学実験

    2020

  8. 物理学演習Ⅰ

    2020

  9. 化学物理学

    2020

  10. 物理学演習I-1

    2018

  11. 物理学実験

    2018

  12. 化学物理学

    2018

  13. 化学物理学

    2017

  14. 物理学実験

    2017

  15. 物理学演習I-1

    2017

  16. 物理学実験

    2016

  17. 化学物理学

    2016

  18. 物理学演習I-1

    2016

  19. 化学物理学

    2015

  20. 物理学実験

    2015

  21. 物理学演習I-1

    2015

  22. 化学物理学

    2014

  23. 物理学実験

    2014

  24. 物理学演習I-1

    2014

  25. 化学物理学

    2013

  26. 物理学演習I-1

    2013

  27. 物理学実験

    2013

  28. 物理学実験

    2012

  29. 物理学演習I-1

    2012

  30. 化学物理学

    2012

  31. 物理学演習III

    2011

  32. 物理学演習I-1

    2011

  33. 化学物理学

    2011

  34. 化学物理学

    2010

  35. 物理学演習III

    2009

  36. 生体分子の物性と機能セミナー

    2009

  37. 化学物理学

    2009

  38. 化学物理学

    2008

  39. 生体分子の物性と機能セミナー

    2008

  40. 基礎セミナーA

    2008

▼全件表示