2025/06/13 更新

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ニシカワ ヒロヨシ
西川 博嘉
NISHIKAWA Hiroyoshi
所属
大学院医学系研究科 総合医学専攻 微生物・免疫学 教授
職名
教授

学位 1

  1. 博士(医学) ( 2002年3月   三重大学 ) 

研究キーワード 4

  1. 免疫学

  2. 腫瘍免疫

  3. 免疫監視

  4. 免疫寛容

研究分野 3

  1. ライフサイエンス / 免疫学

  2. ライフサイエンス / 腫瘍生物学

  3. ライフサイエンス / 腫瘍診断、治療学

経歴 15

  1. 京都大学   京都大学大学院医学研究科附属がん免疫総合研究センター(CCII) がん免疫多細胞システム制御部門   教授

    2024年7月 - 現在

  2. 量子フロンティア産業創出拠点(Q-BReD)   兼務

    2024年4月 - 現在

  3. 糖鎖生命コア研究所(iGCORE)   細胞・個体制御部門   教授

    2021年4月 - 現在

  4. 名古屋大学   研究大学強化促進事業 最先端国際研究ユニット 国際高等研究機構 教授

    2020年4月 - 2023年3月

  5. 名古屋大学   高等研究院   研究大学強化促進事業 最先端国際研究ユニット 教授

    2018年4月 - 2020年4月

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学歴 2

  1. 三重大学   医学系研究科   内科学専攻

    1998年4月 - 2002年3月

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    国名: 日本国

  2. 三重大学   医学部   医学科

    1989年4月 - 1995年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 6

  1. 日本癌学会   評議員

    2014年1月 - 現在

  2. 日本免疫学会   評議員

    2012年4月 - 現在

  3. 日本がん免疫学会   評議員、理事、副理事長

    2009年4月 - 現在

  4. American Association for Cancer Research   Active member

  5. Society for Immunotherapy of Cancer   Active member

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委員歴 1

  1. 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)   創発的研究支援事業アドバイザー(創発AD)  

    2023年10月 - 2025年9月   

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    団体区分:政府

受賞 20

  1. 第78回中日文化賞

    2025年5月   中日新聞社  

  2. Highly cited researchers 2024 (Web of Science)

    2024年11月   Clarivate Analytics  

  3. 上原賞

    2024年3月   公益財団法人 上原記念生命財団  

    西川 博嘉

  4. SGH特別賞

    2023年12月   公益財団 SGH財団  

  5. Highly cited researchers 2023 (Web of Science)

    2023年11月   Clarivate Analytics  

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    受賞国:アメリカ合衆国

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論文 42

  1. Immunogenomic Cancer Evolution: A framework to understand cancer immunosuppression. 招待有り 査読有り Open Access

    Kumagai S, Momoi Y, Nishikawa H

    Sci Immunol.   10 巻 ( 105 )   2025年3月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:英語  

    DOI: doi: 10.1126/sciimmunol.abo5570.

    Open Access

  2. Coactivation of innate immune suppressive cells induces acquired resistance against combined TLR agonism and PD-1 blockade. 査読有り Open Access

    Nishinakamura H, Shinya S, Irie T, Sakihama S, Naito T, Watanabe K, Sugiyama D, Tamiya M, Yoshida T, Hase T, Yoshida T, Karube K, Koyama S, Nishikawa H

    Sci Transl Med .   17 巻 ( 785 )   2025年2月

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    記述言語:英語  

    DOI: 10.1126/scitranslmed.adk3160

    Open Access

  3. The HSP90 Inhibitor Pimitespib Targets Regulatory T Cells in the Tumor Microenvironment. 査読有り

    Tsuge A, Watanabe S, Kawazoe A, Togashi Y, Itahashi K, Masuda M, Sai A, Takei S, Muraoka H, Ohkubo S, Sugiyama D, Yan Y, Fukuoka S, Doi T, Shitara K, Koyama S, Nishikawa H

    Cancer Immunol Res .   13 巻 ( 2 ) 頁: 273 - 285   2025年2月

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    記述言語:英語  

    DOI: 10.1158/2326-6066.CIR-24-0713

  4. Sustained inhibition of CSF1R signaling augments antitumor immunity through inhibiting tumor-associated macrophages. 査読有り Open Access

    JCI Insight   10 巻 ( 1 )   2025年1月

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    記述言語:英語  

    DOI: 10.1172/jci.insight.178146

    Open Access

  5. Establishment of immune suppression by cancer cells in the tumor microenvironment 査読有り Open Access

    Hiroyoshi Nishikawa

    Proc.Jpn.Acad.,Ser.B   100 巻 ( 2 ) 頁: 114 - 122   2024年3月

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    担当区分:責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2183/pjab.100.005

    Open Access

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書籍等出版物 11

  1. 良い炎症・悪い炎症から捉え直すがんと免疫

    西川 博嘉

    羊土社  2024年6月  ( ISBN:978-4-7581-0419-7

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    総ページ数:195   記述言語:日本語

    慢性感染、肥満、老化などによる慢性炎症を制御し、がんの予防と新規治療をめざす

  2. これからのがん免疫治療

    西川 博嘉( 範囲: 編著)

    日本医事新報社  2024年3月  ( ISBN:978-4-7849-0531-7

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    総ページ数:230   記述言語:日本語

  3. エッセンシャル免疫学 第4版

    ( 範囲: 翻訳)

    メディカル・サイエンス・インターナショナル  2023年8月  ( ISBN:978-4-8157-3081-9

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    総ページ数:600   記述言語:日本語

  4. もっとよくわかる!腫瘍免疫学 発がん〜がんの進展〜治療 がん免疫応答の変遷がストーリーでわかる

    西川博嘉( 担当: 編集)

    羊土社  2023年2月  ( ISBN:978-4-7581-2212-2

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    総ページ数:167   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  5. 標準免疫学 第4版

    宮坂昌之,小安重夫,椛島健治,改正恒康,西川博嘉他( 担当: 分担執筆)

    医学書院  2021年3月  ( ISBN:978-4-260-04238-3

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    総ページ数:416   記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

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講演・口頭発表等 1

  1. 消化器がん分子標的・免疫療法の新展開 招待有り

    西川 博嘉

    第109回日本消化器病学会総会  2023年4月6日 

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    開催年月日: 2023年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(基調)  

    開催地:日本消化器病学会総会  

共同研究・競争的資金等の研究課題 8

  1. 慢性炎症の制御によるがん発症ゼロ社会の実現

    2023年1月 - 2027年12月

    日本医療研究開発機構研究費(ムーンショット型研究開発事業) 

    西川博嘉

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    担当区分:研究代表者 

  2. 腫瘍浸潤細胞の時間的空間的変化に基づく免疫抑制機構の解明と治療への展開

    2022年5月 - 2024年3月

    日本医療研究開発機構研究費 (次世代がん医療加速化研究事業) 

    西川博嘉

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    本研究課題では、すでに樹立した臨床検体の解析基盤を発展させてがんの時間的空間的変化に焦点をあて、同一腫瘍内で悪性度の異なる部位・免疫複合療法の前後の腫瘍組織などを対象に位置情報も含めた空間的マルチスケールで解析する新たな基盤を樹立する。ICI耐性化に関わる時間的変化を1細胞レベルで解析すると同時に、腫瘍内の空間的不均一性を解析することで、従来とは異なる高次元の免疫複合療法のバイオマーカーの樹立、創薬ターゲットの同定、治療への展開を目的とする。個々の患者の長期の臨床経過に基づいた治療戦略に関わる個別化医療への展開も可能になると考える。

  3. 臓器・組織の特異性に着目した新規免疫複合療法の開発

    2022年4月 - 2025年3月

    日本医療研究開発機構研究費 (革新的がん医療実用化研究事業) 

    西川博嘉

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    本研究開発では、研究代表者西川が、既に確立している臨床検体の網羅的解析プラットフォームをさらに発展させて、免疫、代謝解析を網羅的に検討し、研究分担者間野のゲノム解析とともに統合的オミックス解析を実施する。各臓器の原発巣・転移巣に特徴的なバイオマーカー・治療標的として候補となる因子を複数(研究期間内に5つ以上) 同定し、その機能解析について転移モデルマウス(肝・肺・脳転移モデル)や免疫・代謝関連遺伝子の遺伝子改変マウスモデル用いて検証する。ICIとの感受性が証明された候補因子については、バイオマーカー・治療標的としてAMED医師主導治験や企業治験へと導出する。

  4. がん免疫療法抵抗性を解除する新規治療法の臨床展開に向けた開発研究

    2019年4月 - 2022年3月

    国立研究開発法人国立がん研究センター がん研究開発費 

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    資金種別:競争的資金

  5. 腸内細菌叢のがん免疫応答への関わりの解明によるがん治療への展開

    2016年9月 - 2022年3月

    日本医療研究開発機構研究費 (革新的先端研究開発支援事業 AMED-CREST) 

    西川博嘉

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    資金種別:競争的資金

    本研究では、腸内細菌叢の直接的ながん細胞への関わりとがん免疫応答を介した間接的な関わりを明らかにする。がんに対する免疫応答を解明することで、免疫応答の根幹である、免疫寛容から免疫監視への変化への腸管細菌叢の関わりを解明し、それらの研究成果をもとに免疫チェンクポイント阻害剤のバイオマーカー同定へと革新的がん医療実用化研究事業に展開する。

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科研費 10

  1. 生体内に生じた非自己に対する免疫系認識ドグマの成立と破綻の機構解析

    研究課題/研究課題番号:25H00441  2025年4月 - 2029年3月

    科学研究費補助金  2025年度 基盤研究(S)

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    担当区分:研究代表者 

  2. がん組織の空間的マルチスケール解析による免疫監視と免疫寛容制御機構の解明

    2022年4月 - 2025年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(A)

    西川博嘉

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    担当区分:研究代表者 

    がん免疫療法の成功は、がん細胞に対して成立した免疫寛容を免疫監視の状態に戻すことが可能であることを示した。このがん抗原に対する人為的な免疫監視の再起動の可否の本態を明らかにすれば、免疫学の長年の課題である免疫寛容⇆監視の制御機構の解明につながるとともに、効果的ながん免疫療法開発の基盤となる。これには、エフェクター側および抑制側の両側面の網羅的な解析が必須であるが、特に両者が標的細胞・抗原と対峙する局所(がん組織)およびリンパ節での動的な解析が枢要である。本研究では、がん患者個人のHLAなどの遺伝学的多様性、がん細胞の多様性に加えて局所(がん組織内)の多様性も検討し、生体における1細胞の分子発現および機能変化から組織内での相互作用まで位置情報を含めた空間的マルチスケールで解析を進め、免疫寛容⇆監視の制御機構を解明することを目的とする。具体的には10xVisium、Hyperionなどを用いた空間的1細胞の解析から免疫応答の規定に関わる様々な要素(分子)を抽出し、個々の要素についてマウスモデルでその普遍的な意義を検証する。

  3. 発がんの人種差と免疫応答の関わりの解明

    2017年5月 - 2022年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(S)

    西川 博嘉

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    担当区分:研究代表者 

    本研究では、ドライバー遺伝子変異による発がん頻度の人種差が異常タンパク質に対する免疫応答に起因することを明らかにする。さらに免疫監視の観点から、ドライバー遺伝子変異による発がんに抵抗性のHLA をもったヒトで、異常タンパク質に対するCD8+T 細胞応答の詳細を検討し、抗腫瘍活性の中心を成すT 細胞応答の本態を解明する。

  4. がん抗原特性に基づく免疫抑制機構解明による新規がん免疫療法開発の基盤研究

    2017年4月 - 2018年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(A)

    西川 博嘉

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    担当区分:研究代表者 

    がん免疫療法の成功は、がん細胞に対して成立した免疫寛容を免疫監視の状態に戻す免疫操作により、がん治療が可能であることを示した。しかし、依然として現行のがん免疫療法の臨床効果は20-30%程度の患者でしか認められず、限定的である。よってより効果的ながん免疫療法を開発するとともに、レスポンダーを層別化するバイオマーカーを同定することが緊喫の課題であると考えられ、抗腫瘍免疫応答の本態を解明することが極めて重要である。がん局所に存在するがん抗原特異的CD8+T細胞の認識抗原の差異に着目し、免疫抑制機構の違いを解明すべく検討を開始した。遺伝子変異の蓄積により生じたがん細胞内には、正常細胞が本来もっていない非自己の物質ががん抗原として存在する。まずは、がん抗原特異的T細胞応答の検討が必須であることから、がん細胞が持つ遺伝子変異に由来するがん抗原(ネオがん抗原)に対するT細胞誘導の系を少量の血液検体で実施するための系を確立した。これらのネオがん抗原を認識するT細胞の中でもT 細胞レセプター(TCR)の親和性により活性化状態が異なり、免疫抑制機構への感受性が異なることの予備的データを得ることができた。興味深いことにこれらのがん細胞の遺伝子変異に由来するがん抗原は、ドライバー遺伝子由来のものは存在せず、検討した全てがパッセンジャー遺伝子変異に由来していた。つまりドライバー遺伝子変異が免疫系の標的となると、がん細胞は抗原脱落等により逃れることができないため免疫系のプレッシャーがきつく発がんできない可能性が示唆され、今後の基盤研究Sでの発がんの人種差(HLA差)と免疫応答との関連を明らかにする研究につなげていく。

  5. 悪性黒色腫の新規免疫的解析に基づくがん免疫療法継続基準の開発

    2016年4月 - 2018年3月

    科学研究費補助金  挑戦的萌芽研究

    西川 博嘉

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    担当区分:研究代表者 

    本研究では、免疫チェックポイント阻害剤治療に対するレスポンダーおよびノンレスポンダー患者検体を用いた免疫応答の比較検討により、臨床効果と関わる免疫応答を検討した。末梢血を用いた網羅的な免疫関連分子発現解析により、CD4陽性CD27陽性Fas陰性セントラルメモリーT細胞の治療後の増加が治療効果と相関することが明らかになった。また腫瘍局所の解析では、レスポンダーではエフェクターのCD8陽性T細胞、ノンレスポンダーではCD4陽性制御性T細胞が優位となっていることが示され、今後は多数症例や前向きでの検討を実施し、薬剤投与の判断基準に展開する。

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産業財産権 1

  1. がん免疫療法等における免疫関連有害事象の予測

    東海国立大学機構

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    出願日:2020年9月

    公開番号:WO 2021/045224  公開日:2021年3月

    出願国:外国   取得国:外国

 

担当経験のある科目 (本学) 13

  1. 病理病態学

    2023

  2. 免疫と生体防御

    2022

  3. 病理病態学

    2022

  4. 病理病態学

    2021

  5. 特徴あるプログラム-キャンサーサイエンスコース

    2021

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担当経験のある科目 (本学以外) 4

  1. 免疫・アレルギー・感染コース

    2022年 京都大学)

  2. 病理学総論

    2020年 - 現在 東京大学)

  3. 免疫学コース・免疫学ユニット

    2018年 - 現在 名古屋市立大学)

  4. 基礎臨床社会医学統合講義

    東京大学)