2025/10/28 更新

写真a

アベ トモカズ
阿部 友和
ABE Tomokazu
所属
大学院医学系研究科 特任助教
職名
特任助教

学位 1

  1. 修士(工学) ( 2010年3月   大阪電気通信大学 ) 

研究キーワード 1

  1. 生体医工学

研究分野 1

  1. ライフサイエンス / 生体医工学  / ニューロリハビリテーション ロボットリハビリテーション

経歴 1

  1. 名古屋大学   総合保健体育科学センター   特任助教

    2023年8月 - 現在

      詳細を見る

    国名:日本国

 

論文 5

  1. 臨床経験 姿勢観察による脊柱sagittal balanceの評価

    阿部 友和, 松山 幸弘, 永谷 元基, 林 満彦, 森 友洋, 牧本 卓也, 吉原 永武, 酒井 義人, 中村 博司, 片山 良仁, 今釜 史郎, 伊藤 全哉, 簗瀬 誠, 石黒 直樹

    臨床整形外科   42 巻 ( 9 ) 頁: 923 - 926   2007年9月

     詳細を見る

    出版者・発行元:株式会社医学書院  

    DOI: 10.11477/mf.1408101135

    CiNii Research

  2. 小脳性運動失調患者に対する固有受容器刺激の相違による静的重心動揺の変化

    森 友洋, 林 尊弘, 永谷 元基, 阿部 友和, 牧本 卓也, 堀 紀代美, 堀内 万起子, 中里 千穂, 佐藤 幸治, 杉浦 一俊, 林 満彦

    理学療法学Supplement   2006 巻 ( 0 ) 頁: B0154 - B0154   2007年

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)  

    【はじめに】<BR> 小脳性運動失調に対する運動療法として、弾性包帯緊縛法(以下 BAND)、重錘負荷法(以下 WEIGHT)、PNFなどが行われている。BANDは、四肢・体幹の動揺を抑え、偏位した重心の位置を修正し、立ち直り反応を誘発することを目的としている。WEIGHTは、四肢・体幹の各部位の相互関係、運動の方向性や速度、必要な筋出力などに関する固有感覚を刺激し、運動コントロールを促通することを目的としている。一般的にBANDとWEIGHTとの併用が効果的であるといわれているが、臨床ではBANDのみで大きな効果が得られたと感じる症例も少なくない。そこで二つの異なる刺激を同時に入れた時、またそれぞれ一つずつ行った時との相違について比較検討したのでここに報告する。<BR>【対象】<BR> 対象は、本研究に関して同意を得られた小脳性運動失調を伴う患者7例(男3名、女4名)である。疾患は小脳変性症4名、多発性硬化症1名、小脳梗塞1名、小脳出血1名である。平均年齢51.14±13.98歳である。<BR>【方法】<BR> 使用機器はアニマ社製重心動揺システム(G-6100)を用いた。被験者には重心動揺計の上に開眼で裸足にて閉足直立位をとらせ、5m前方につけた目印を注視させた。刺激として、BANDのみ、WEIGHTのみ、BANDとWEIGHTの両方(以下 BOTH)の3群設定した。BANDは、膝蓋骨上縁へ弾性包帯を被験者に不快でない強さで巻いた。WEIGHTは500g重錘バンドを両足関節部に巻いた。何も介入のない状態での測定とBANDのみ、WEIGHTのみ、BOTHの各組み合わせをランダムに日を変えて実施した。測定間には休憩1分間を入れ、3回繰り返し実施した。重心動揺計によるパラメーターは総軌跡長、単位軌跡長、外周面積、X方向動揺速度の平均、Y方向動揺速度の平均とし、3群比較を行った。重心動揺の項目には変化値を算出し、分散分析を行った。統計学的有意水準を5%未満とした。<BR>【結果】<BR> 3施行ともに全てのパラメーターは減少を示した。総軌跡長、単位軌跡長、Y方向動揺速度の平均では、BANDが他2群に対して有意に減少していた。外周面積、X方向動揺速度の平均では、BANDがBOTHに対して有意に減少していた。<BR>【考察】<BR> 単独で行うよりも効果的だとされているBANDとWEIGHTとの併用は本実験において証明されなかった。覚醒レベルとパフォーマンスの関係について、中村らはある点までの覚醒レベル(覚醒:深い睡眠から極度の興奮状態までの連続した変化)の上昇はパフォーマンスの向上をもたらすが、それ以上になると逆に低下すると報告している。小脳障害は中枢覚醒機構に障害があるとされるので、BOTHのような二つの刺激を調節できず、覚醒レベルが上がりすぎてしまったことが考えられた。今後はさらに症例を増やし、障害部位による相違も含めて検討していきたい。<BR>

    DOI: 10.14900/cjpt.2006.0.b0154.0

    CiNii Research

  3. 頚部固定が動的立位バランスに及ぼす影響(第2報)

    林 尊弘, 森 友洋, 永谷 元基, 牧本 卓也, 堀 紀代美, 阿部 友和, 久保 貴嗣, 青山 満喜, 佐藤 幸治, 杉浦 一俊, 林 満彦

    理学療法学Supplement   2006 巻 ( 0 ) 頁: A1227 - A1227   2007年

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)  

    【目的】我々は、第21回東海北陸学会において頚部固定がFunctional Reach test(以下FRT)に及ぼす影響を検討し、頸部固定による頚部の立ち直り反応の制動(以下、頚部固定)が、FRTを有意に低下させる要因であると報告した。またFRTの低下が認められた群にも、様々な方略が認められ、頚部固定以外の要因も影響を及ぼすと考えられた。<BR> 今回我々は、対象をFRTの変化値が大きい群(以下、変化大群)と小さい群(以下、変化小群)に分け、頚部の立ち直り反応の制動以外の方略を体幹及び骨盤の変化から比較・検討し、若干の知見を得たので報告する。<BR>【対象】対象は、神経学的疾患や骨関節疾患及び耳鼻科的な問題がなく、本研究に同意を得られた健常青年(男性20名)とした。平均年齢24.8±5.1歳、身長172.0±6.0cm、体重65.5±7.3kg、BMI22.1±1.9であった。<BR>【方法】被験者に眉間、鼻梁、烏口突起、剣状突起、上前腸骨棘、両上前腸骨棘の中点の計8ヶ所に赤外線反射マーカーをつけ、床反力計(アニマ社製MG1120)の上に裸足で乗り、足底全接地にて両側足底内側縁が触れる状態で平行に立ち前方を注視させた。右肩峰の高さにファンクショナルリーチ計測器(OG技研製 GB-200)を合わせ、検者の合図により7秒間で右側方へのFRTを行い、三次元動作解析装置(アニマ社製Locus MA6250)を用い計測した。まず頚部装具(アドフィットUDカラー)を装着せずに測定し、その後、頚部装具を装着し同様の測定をした。測定中、被験者に足底面が床面から浮かないように指導した。分析パラメーターには、FRT、cop座標(前後成分:X、左右成分:Y)、体幹側屈角度(右上前腸骨棘と両上前腸骨棘の中点、剣状突起とのなす角)、X座標、Y座標、Z座標を測定した(測定座標は装具なし群と装具あり群の開始時(sec)と体幹側屈角度最大値時(sec)の変化量とした)。統計にはt検定を用い、危険率5%未満を有意差ありとした。<BR>【結果】X座標で右烏口突起、左烏口突起、剣状突起、両上前腸骨棘、両上前腸骨棘の中点で、変化小群に比べ変化大群で有意に上肢非挙上側方向に移動していた。他のパラメーターについては、有意差は認められなかった。<BR>【考察】今回の結果から、変化大群では変化小群と比較し、骨盤のアライメントを示す両上前腸骨棘、両上前腸骨棘の中点は、上肢非挙上側方向に側方移動しFRTの変化値が小さかった。Kapteynらは内・外側方向の制御は足関節においてではなく、主に股関節と体幹で起こると報告している。変化大群では骨盤の側方移動により、左股関節の内転、右股関節の外転をすることで股関節ストラテジーの応答の得にくいアライメントであったのではないかと推察される。

    DOI: 10.14900/cjpt.2006.0.a1227.0

    CiNii Research

  4. 後骨間神経麻痺の原因に関する局所解剖学的検討

    阿部 友和, 中野 隆, 林 満彦

    理学療法学Supplement   2004 巻 ( 0 ) 頁: A0500 - A0500   2005年

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)  

    【目的】<BR>理学療法士がよく遭遇する広範な放散痛・運動障害を主訴とする症例の中には,固有神経支配領域の違和感,Tinel sign及び運動障害等を呈する事から絞扼性神経障害と推測されるものが多く含まれる.絞扼性神経障害は,占拠性病変以外に,筋・神経・血管の破格,運動時の摩擦による筋の腱膜化や骨棘等が神経絞扼の原因に成り得るため,その障害部位の推定は臨床所見のみならず局所解剖学的知識が必須である.<BR>後骨間神経麻痺は前腕における代表的な絞扼性神経障害であり,その原因と成り得る解剖学的因子として腱膜化した回外筋近位縁(いわゆる‘Frohseのアーケード’),短橈側手根伸筋(以下,ECRB),橈側反回動脈等が報告されている.しかし解剖学的因子となるECRB近位縁の形態及び橈側反回動脈の走行に関する詳細な報告は,我々が渉猟する限り存在しない.今回,Frohseのアーケード周辺の局所解剖学的観察により,興味ある知見を得たので報告する.<BR>【方法】<BR>愛知医科大学医学部で教育・研究に使用された遺体8体(73~96歳)の右上肢を用い,腕橈骨筋,長橈側手根伸筋(以下,ECRL),ECRBを橈骨茎状突起より3横指近位部にて切離反転し,回外筋,後骨間神経,橈骨動脈,橈側反回動脈を剖出した.<BR>【結果】<BR>全例で回外筋浅層近位部は腱膜化し,Frohseのアーケードを形成していた.回外筋を被覆するECRB近位縁も腱膜化し,その線維走向はFrohseのアーケードの走向に一致していた.回外筋及びECRBの近位縁橈側部は,筋膜によって強固に癒着していた.橈骨動脈の筋枝は,回外筋前面を横走し,ECRBに進入しており,筋枝の数及び分岐様式に個体差を認めた.橈側反回動脈は,Frohseのアーケードの近位で後骨間神経の下を横走した後,ECRL及びECRBへ筋枝を分岐していた.1例において橈側反回動脈本幹が2本存在し,うち1本は後骨間神経上を交叉して横走していた.また橈側反回動脈と後骨間神経の交叉部下方に橈骨輪状靭帯で被覆された橈骨頭が位置していた.後骨間神経は,回外筋出口部で2本に分枝し,一方は,橈側へ緩やかに反回し,総指伸筋,尺側手根伸筋等に進入していた.他方は長母指屈筋前面を下行していた.<BR>【考察】<BR>後骨間神経絞扼の原因に成り得る解剖学的因子として‘Frohseのアーケード’以外にECRB近位縁及び橈側反回動脈が報告されている.今回の観察結果では,これらを支持する解剖所見とともに,橈側反回動脈と後骨間神経の交叉部下方に橈骨頭を認めた事から,肘関節屈曲及び回旋時に橈骨頭及び橈側反回動脈が後骨間神経の絞扼因子となる可能性が示唆された.解剖学的因子としても,橈側反回動脈と後骨間神経が密接して交叉する走行の特異性も絞扼因子となる可能性が示唆された.

    DOI: 10.14900/cjpt.2004.0.a0500.0

    CiNii Research

  5. 部分荷重量の違いが下肢関節モーメントに与える影響について

    永谷 元基, 中井 英人, 荒本 久美子, 森 友洋, 牧本 卓也, 澄川 智子, 阿部 友和, 林 尊弘, 佐藤 幸治, 杉浦 一俊, 林 満彦

    理学療法学Supplement   2004 巻 ( 0 ) 頁: A0496 - A0496   2005年

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)  

    【目的】我々は健常人を対象に部分荷重における学習効果について検討してきた中で、荷重量の違いによって歩容が変化することを観察した.中でも片松葉杖での部分荷重は難易度の高い動作で、部分荷重量の減少に伴い健側上肢への負担が大きくなることから歩容の崩れを生みやすい.そこで今回部分荷重量の違いによって免荷側下肢にかかる負担と正常歩行との違いを3次元動作解析装置を用い比較検討し、若干の知見を得たのでここに報告する.<BR>【方法】対象は、今回の実験に同意の得られた下肢に既往がない健常成人31 名(男性 18名、女性13 名)、平均年齢24.4±4.2歳、平均身長167.2±8.8cm、平均体重60.7±10.1kgとした.実験には、左右独立式床反力計(アニマ社製MG1120)、三次元動作解析装置(アニマ社製Locus MA6250)を用い、右肩峰、右大転子、右外側上顆、右外果、右第5中足骨頭の計5カ所に赤外線反射マーカーを付けサンプリング周波数60Hzにて正常歩行(以下FWB)を計測し、以下の運動課題を獲得直後にその都度計測した.運動課題は片松葉杖2動作歩行前型にて右下肢を免荷側とし、歩行スピードはメトロノームにて84beats/minuteに設定した.下肢荷重訓練装置(アニマ社製 MP-100)を用い、1/2荷重歩行(以下1/2PWB)、2/3荷重歩行(以下2/3PWB)、5/6荷重歩行(以下5/6PWB)を行った.1/2PWB、2/3PWB、5/6PWBはランダムに配置した.運動課題獲得は検者が下肢荷重訓練装置の目標値を達したときのアラームにて確認した.各計測間に5分間の踏み台昇降運動後、10分間椅坐位での休息を与えた.以上の計測より立脚期において各下肢関節モーメントに関して最大値を求め、4群間で比較検討した.統計にはBonferroni/Dunn検定を用い、危険率5%未満を有意差有りとした.<BR>【結果】股関節外転モーメントは1/2PWB、2/3PWB、5/6PWB、FWBの順に大きかった.股関節屈曲、膝関節伸展モーメントでは全てのPWBがFWBと比べ大きく、また1/2PWBは5/6PWBに比べ小さかった.股関節伸展、足関節背屈モーメントでは標準偏差が大きかった.<BR>【考察】部分荷重量は全ての下肢関節モーメントに影響を及ぼした.股関節屈曲、外転モーメントでは部分荷重量の減少に伴い関節モーメントも減少した.これは床反力の減少に加え、屈曲モーメントでは立脚後期の股関節伸展角度が減少したことが考えられ、外転モーメントでは杖に体重を乗せるため足圧中心前額面成分COPyが股関節中心へ近づいたと考えられる.膝関節伸展モーメントはFWBに比べ全てのPWBで小さかった.これは立脚中期から後期にかけての膝関節屈曲角度が増加したためと考えられる.股関節伸展、足関節背屈モーメントでは標準偏差が著しく大きかった.これは歩容を限定しなかったためであり、今後接地条件を含めた歩容の検討が必要と思われた.これらのことより杖の使用による荷重量の減少が床反力の減少を生じることで全体的な下肢関節モーメントの減少に繋がっていたと示唆される.

    DOI: 10.14900/cjpt.2004.0.a0496.0

    CiNii Research