2025/03/06 更新

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ムラテ ケンタロウ
村手 健太郎
MURATE Kentaro
所属
医学部附属病院 消化器内科 病院助教
職名
病院助教

学位 1

  1. 医学博士 ( 2021年3月   名古屋大学 ) 

 

論文 6

  1. Analysis of Neuropeptides in the Intestinal Mucus of Patients with Ulcerative Colitis Using RNA Sequencing

    Nakamura, M; Murate, K; Maeda, K; Yamamura, T; Sawada, T; Ishikawa, E; Furukawa, K; Hirose, T; Uetsuki, K; Iida, T; Mizutani, Y; Yamao, K; Ishizu, Y; Ishikawa, T; Honda, T; Kawashima, H

    DIGESTION   105 巻 ( 5 ) 頁: 400 - 410   2024年9月

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    記述言語:英語  

    DOI: 10.1159/000540052

    Web of Science

    PubMed

  2. Long-Term Monitoring and Clinical Implications of Small Bowel Capsule Endoscopy in Patients with Crohn's Disease with Small Bowel Lesions: A Retrospective Analysis

    Nakamura, M; Yamamura, T; Maeda, K; Sawada, T; Ishikawa, E; Murate, K; Furukawa, K; Hirose, T; Uetsuki, K; Iida, T; Mizutani, Y; Yamao, K; Ishizu, Y; Ishikawa, T; Honda, T; Kawashima, H

    DIGESTION   105 巻 ( 5 ) 頁: 380 - 388   2024年9月

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    記述言語:英語  

    DOI: 10.1159/000539745

    Web of Science

    PubMed

  3. Monoclonal Antibodies Against Mature Interleukin-18 Ameliorate Colitis and Repair Goblet Cell Function

    Mu, JX; Maeda, K; Ohashi, A; Urano, T; Nariai, Y; Kamino, H; Nakamura, M; Yamamura, T; Sawada, T; Ishikawa, E; Murate, K; Yamamoto, K; Hirose, T; Furukawa, K; Fujishiro, M; Kawashima, H

    DIGESTIVE DISEASES AND SCIENCES   69 巻 ( 7 ) 頁: 2573 - 2585   2024年7月

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  4. 今月の主題 小腸画像診断のトピックス 主題 バルーン内視鏡:ダブルバルーン内視鏡を中心に-腫瘍性疾患と炎症性疾患に対する診断法の有用性と限界

    中村 正直, 山村 健史, 前田 啓子, 澤田 つな騎, 石川 恵里, 村手 健太郎, 長谷川 一成, 池上 脩二, 山下 彩子, 河村 達哉, 大岩 恵祐, 八田 勇輔, 平松 美緒, 廣瀬 崇, 古川 和宏, 川嶋 啓揮

    胃と腸   58 巻 ( 11 ) 頁: 1462 - 1469   2023年11月

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    出版者・発行元:株式会社医学書院  

    DOI: 10.11477/mf.1403203399

    CiNii Research

  5. CO<sub>2</sub> enterography in endoscopic retrograde cholangiography using double-balloon endoscopy: A randomized clinical trial

    Murate, K; Nakamura, M; Yamamura, T; Maeda, K; Sawada, T; Ishikawa, E; Kida, Y; Esaki, M; Hamazaki, M; Iida, T; Mizutani, Y; Yamao, K; Ishikawa, T; Furukawa, K; Ohno, E; Honda, T; Ishigami, M; Kinoshita, F; Ando, M; Kawashima, H

    JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY   38 巻 ( 5 ) 頁: 761 - 767   2023年5月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:Journal of Gastroenterology and Hepatology (Australia)  

    Background and Aim: Double-balloon endoscopic retrograde cholangiography (DBERC) is a valuable procedure for patients with altered gastrointestinal anatomy. Nonetheless, it is time-consuming and burdensome for both patients and endoscopists, partly because route selection in the reconstructed bowel with complicating loop is challenging. Carbon dioxide insufflation enterography is reportedly useful for route selection in the blind loop. This prospective randomized clinical trial investigated the usefulness of carbon dioxide insufflation enterography for route selection by comparing it with conventional observation. Methods: Patients scheduled to undergo DBERC were consecutively registered. They were divided into carbon dioxide insufflation enterography and conventional groups via randomization according to stratification factors, type of reconstruction methods, and experience with DBERC. The primary endpoint was the correct rate of initial route selection. The secondary endpoints were the insertion time, examination time, amount of anesthesia drugs, and complications. Results: The correct rate of route selection was significantly higher in the carbon dioxide insufflation enterography group (23/25, 92%) than in the visual method (15/25, 60%) (P = 0.018). The insertion time was significantly shorter in the carbon dioxide insufflation enterography group than in the visual group (10.8 ± 11.1 min vs 29.8 ± 15.7 min; P < 0.001). No significant differences in complications were noted between the two groups. The amounts of sedatives and analgesics used were significantly lower in the carbon dioxide insufflation enterography group (P < 0.001 and P < 0.001, respectively). Conclusions: Carbon dioxide insufflation enterography can reduce the burden of DBERC on patients and endoscopists by shortening the examination time and reducing the amount of medication.

    DOI: 10.1111/jgh.16112

    Web of Science

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    PubMed

  6. 小腸内視鏡下生検により診断した神経線維腫症1型に合併した腸管diffuse ganglioneuromatosisの1例

    喜田 裕一, 澤田 つな騎, 石川 恵里, 榊原 綾子, 山村 健史, 前田 啓子, 江﨑 正哉, 濱崎 元伸, 村手 健太郎, 中村 正直

    日本消化器内視鏡学会雑誌   65 巻 ( 7 ) 頁: 1232 - 1238   2023年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 日本消化器内視鏡学会  

    <p>症例は50歳女性.基礎疾患に神経線維腫症1型があり,42歳時に前医で小腸の壁肥厚と拡張を指摘されたが原因不明とされた.今回,下痢に伴う電解質異常のため前医に入院となったが,腸管拡張も高度となり,精査のため当院へ転院となった.ダブルバルーン内視鏡検査を施行したところ空腸は高度に拡張し,回腸末端に炎症性ポリープと縦走潰瘍を認めた.非潰瘍部の生検組織よりganglioneuromatosisの診断を得た.腸管のびまん性ganglioneuromatosisは神経線維腫症1型の稀な合併症であり,小腸病変を内視鏡で観察,診断し得た貴重な症例と考えられた.</p>

    DOI: 10.11280/gee.65.1232

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科研費 3

  1. 潰瘍性大腸炎の粘膜炎症制御における神経伝達物質としてのソマトスタチンの役割

    研究課題/研究課題番号:24K11149  2024年4月 - 2027年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    中村 正直, 前田 啓子, 山村 健史, 川嶋 啓揮, 村手 健太郎

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    担当区分:研究分担者 

    潰瘍性大腸炎(UC)の腸粘膜バリア機能である腸粘膜と粘液に着目し、ソマトスタチン(SST)がUCの炎症制御に重要な神経伝達物質であることを同定した。SSTは寛解期粘液で粘膜より高い発現を認め、炎症により粘液内SST発現が低下した。このデータを基に、局所炎症によりSST蓄積が不足し、炎症が継続する新しい仮説を立てた。本研究では①UCモデルマウス腸粘液、粘膜のSST,SST受容体発現解析②UCモデルマウスへのSST,抗SST製剤投与実験、③SST,SST受容体をノックアウトしたマウスでSSTの作用点を明らかにし、概念実証を得てSSTが新しい機序の治療ターゲットとなり得るか探求する。

  2. 新たな炎症性腸疾患動物モデルの解析による、その病態解明と治療法の開発

    研究課題/研究課題番号:24K11129  2024年4月 - 2027年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    前田 啓子, 川嶋 啓揮, 中村 正直, 村手 健太郎

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    担当区分:研究分担者 

    申請者らは、炎症性腸疾患(IBD)関連遺伝子変異が報告されているParファミリーに着目し、その中のPARD6Bを介して、腸管上皮細胞が病原体の侵入を抑止するという新たな防御機構を世界に先駆けて見出した。加えて、新規に作製した腸管上皮細胞特異的PARD6B欠損マウスが自然腸炎を発症し、その病態がIBDに類似することを見出した。本研究では、①腸管上皮細胞特異的PARD6B欠損マウスが起こす自然腸炎の解析、②ヒト腸管オルガノイドや申請者らのIBDデータベースを用いたヒトPARD6Bの機能解析、③PARD6Bの発現を上昇させる新規化合物の探索を行い、IBDの治療開発を目指す。

  3. クローン病の腸管線維化と粘膜低酸素領域との関連性の免疫学的解明

    研究課題/研究課題番号:22K16015  2022年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  若手研究

    村手 健太郎

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    クローン病(CD)の次世代型治療として、抗炎症治療のみならずその後に生じる線維化を予防する新たな治療法の開発が喫緊の課題となっている。
    腸管の線維化は、線維芽細胞等の活性化に伴う細胞外マトリクス等の産生が要因とされ、その活性化には組織に浸潤する免疫細胞が深く関与している。加えて、腸管は低酸素環境であり、近年CD患者の組織に発現する低酸素関連転写因子(HIF)の活性化がCDの病態に深く関連していることが報告されている。
    本研究課題では、クローン病(CD)患者において低酸素状態により誘導される線維化メカニズムを解明し、CDの線維化を予防する薬剤および予測法の開発につなげることを目的とする。
    概要)
    我々は低酸素領域での免疫細胞の関与に、CD患者の腸管の過度の線維化を起こすプロセスがあるのでは無いかと仮定し実験を計画した。
    ①On timeで低酸素領域を同定できる内視鏡を用いて経時的なsample採取を行い、網羅的解析を含めた免疫学的解析を施行し関連因子及び関連pathwayを同定する。②独自に開発した小腸線維化モデルマウスをbaseに、特定した因子のコンディションノックアウトマウスを作成しin vivo実験を行い、同定した因子の線維化との関連を解明する。③小腸線維化部位より採取した腸管線維芽細胞を用いたin vitro実験を計画している。
    1、異なる経過を取った患者(軽度線維化、過度の線維化)の時系列sampleを(炎症期、線維化期の低酸素領域及び正常領域)を用いて患者間での比較をRNAseqにて網羅的解析を実施し、その中からkeyとなる因子(Factor-X)を同定した。現在Factor-Xによる過度の線維化に寄与するメカニズムを模索している。また今回の網羅的解析において、低酸素部位でdown-regulateするpathwayとして、あるcytokine receptorに関連するpathwayを同定した。我々が以前施行した別のCD患者の線維化部位の(内視鏡的)低酸素領域及び正常領域での免疫細胞解析により、特定の免疫細胞が関連している可能性を考慮していたが、今回の網羅的解析でも同様の結果であった。2、また我々独自に開発した小腸線維化モデルマウスについても同上の免疫細胞及びFactor-Xの関連を確認した。3、また小腸線維化部位より採取した腸管線維芽細胞と特定の免疫細胞およびFactor-Xを共培養することにより、腸管線維芽細胞が過度の線維化を起こすことを確認した。
    上記実験の結果より、我々の着目している因子は線維化の差異に関連している可能性が高いと考えている。
    進捗状況)
    異なる経過を取った患者(炎症→軽度線維化、炎症→過度の線維化)の時系列sampleを(炎症期、線維化期の低酸素領域及び正常領域)を用いて患者間での比較をRNAseqにて網羅的解析を実施した。
    ただ、前年度の報告でも言及したが、COVID19の影響で一時sampleの採取が予定よりも大幅に遅れた。
    なんとかsampleの採取及び解析が終了し、解析の結果、複数の関連因子を同定し、それら因子のRNAレベル及び蛋白レベルの発現の差を確認した。その中からkeyとなる因子(Factor-X)を同定した。現在Factor-Xによる過度の線維化に寄与するメカニズムを模索している。また今回の網羅的解析において、低酸素部位でdown-regulateするpathwayとして、あるcytokine receptorに関連するpathwayを同定した。(我々は元々ある免疫細胞に着目した解析を計画していたので、我々の予想通りであった。)
    我々が以前施行した別のCD患者の線維化部位の(内視鏡的)低酸素領域及び正常領域での免疫細胞解析により、特定の免疫細胞が関連している可能性を考慮していたが、今回の網羅的解析でも同様の結果であった。また我々独自に開発した小腸線維化モデルマウスについても同上の免疫細胞及びFactor-Xの関連を確認した。また小腸線維化部位より採取した腸管線維芽細胞と特定の免疫細胞およびFactor-Xを共培養することにより、腸管線維芽細胞が過度の線維化を起こすことを確認した。上記実験の結果より、我々の着目している因子は線維化の差異に関連している可能性が高いと考えている。
    今後の展望)
    特定の免疫細胞におけるFactor-Xが腸管線維化の本質に関連する可能性を考慮し、CD患者の線維化部位の内視鏡sampleや手術検体を用いて、現在メカニズムの解明の為の追加免疫学的解析を施行している。
    現在、独自に作成した小腸線維化マウスにFactor-Xの阻害剤を投与し、効果判定している途中である。
    またFactor-Xのコンディションノックアウトマウスの作成を進めて、解析していく予定である。