2021/09/11 更新

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クラタ カズミ
倉田 和己
KURATA Kazumi
所属
減災連携研究センター 強靭化共創部門 特任准教授
職名
特任准教授
連絡先
メールアドレス

学位 1

  1. 博士(工学) ( 2017年3月   名古屋大学 ) 

研究キーワード 2

  1. 地震防災

  2. 災害情報

研究分野 2

  1. 社会基盤(土木・建築・防災) / 防災工学  / 災害情報

  2. 情報通信 / ソフトウェア  / 地理情報システム

経歴 2

  1. 名城大学   理工学部   非常勤講師

    2018年4月 - 現在

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    国名:日本国

  2. 名古屋大学   寄附研究部門助教

    2012年4月 - 2017年3月

学歴 2

  1. 名古屋大学   環境学研究科   都市環境学専攻

    2004年4月 - 2006年3月

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    国名: 日本国

  2. 名古屋大学   工学部   社会環境工学科

    2000年4月 - 2004年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 7

  1. 日本建築学会

  2. 日本災害情報学会

  3. 地域安全学会

  4. 地理情報システム学会

  5. 土木学会

  6. 日本教育工学会

  7. 日本自然災害学会

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委員歴 4

  1. 四日市市   四日市市防災教育センターリニューアル検討委員会  

    2021年7月 - 2024年3月   

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    団体区分:自治体

  2. 国立研究開発法人防災科学技術研究所 気象災害・防災情報サービスの利活用促進のためのモニター調査委員会   委員長  

    2020年12月 - 現在   

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    団体区分:その他

  3. 豊山町防災会議   専門委員  

    2020年8月 - 2021年3月   

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    団体区分:自治体

  4. 国立研究開発法人防災科学技術研究所 マルチハザードリスク研究会   委員  

    2019年12月 - 現在   

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    団体区分:学協会

受賞 2

  1. 2016年日本災害情報学会優秀発表賞(ポスター部門)

    2016年10月   日本災害情報学会  

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    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞 

  2. 2015年日本災害情報学会優秀発表賞(口頭部門)

    2015年10月   日本災害情報学会  

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    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞 

 

論文 11

  1. 旧版地図を用いた災害リスク学習支援ツールの開発と博物館展示における利用評価 -1959年伊勢湾台風に関する企画展示への適用- 査読有り

    倉田和己,荒木裕子,末松憲子,田代喬

    自然災害科学   40 巻 ( 特別号 ) 頁: 31 - 44   2021年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  2. モバイル空間統計を用いた人口動態に基づく地域類型化と地震対策への活用 査読有り

    山田航輝, 倉田和己, 福和伸夫

    日本建築学会計画系論文集   765 巻   頁: 2345-2355   2019年11月

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    担当区分:責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  3. Various Issues in Regional Implementation of Real-time Information Sharing System Using Smartphone 査読有り

    Kurata Kazumi, Arai Noubo, Chiba Yoshihiro

    2018 5TH INTERNATIONAL CONFERENCE ON INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES FOR DISASTER MANAGEMENT (ICT-DM)     頁: .   2018年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Web of Science

  4. 平常時と災害時の両面で活用できる地域災害情報収集・共有システムの開発と適用 査読有り

    倉田和己, 新井伸夫, 千葉啓広, 上園智美, 福和伸夫

    災害情報   15 巻 ( 2 ) 頁: 187 - 196   2017年7月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  5. 仮想現実ソフトウェアと震動体感環境の融合による効果的な減災啓発ツールの開発 査読有り

    倉田和己, 福和伸夫

    災害情報   14 巻   頁: 83 - 96   2016年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  6. 広域大規模災害への連携対応を目的とした社会基盤情報整理-重層的管理を伴う上水の早期復旧を対象とした試み- 査読有り

    千葉啓広, 新井伸夫, 倉田和己, 荒木裕子, 福和伸夫

    災害情報   19 巻 ( 2 ) 頁: 109 - 120   2021年7月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  7. 基礎自治体職員向け防災研修の実態から考える県域を対象とした研修の役割 査読有り

    荒木裕子, 新井伸夫, 倉田和己, 福和伸夫, 加藤孝則, 近藤昭仁, 高橋拓也

    地域安全学会論文集   37 巻   頁: 151 - 158   2020年10月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  8. IDENTIFICATION OF IMPORTANT ROADS FOR SWIFT ECONOMIC RECOVERY OF LOCAL INDUSTRIES AFTER EARTHQUAKES

    K. Kurata, Y. Chiba, S. Hashitomi, N. Arai, S. Nishikawa

    Proceedings of the 17th World Conference on Earthquake Engineering     2020年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

  9. データ同化による浸水位推定手法の提案と都市型水害での精度検証 査読有り

    廣井 慧, 村上大輔, 倉田和己, 田代 喬, 篠田陽一

    情報処理学会論文誌・コンシューマ・デバイス&システム   10 巻 ( 3 ) 頁: 1 - 10   2020年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  10. Investigation into Feasibility of Data Assimilation Approach for Flood Level Estimation using Temporal-spatial State Space Model 査読有り

    Hiroi Kei, Murakami Daisuke, Kurata Kazumi, Tashiro Takashi

    2019 IEEE INTERNATIONAL CONFERENCE ON BIG DATA AND SMART COMPUTING (BIGCOMP)     頁: 520-524   2019年

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Web of Science

  11. Data Assimilation Approach for Flood Level Estimation using State Space Model for Urban Internal Flooding 査読有り

    Hiroi Kei, Murakami Daisuke, Kurata Kazumi, Tashiro Takashi, Shinoda Yoichi

    2019 INTERNATIONAL CONFERENCE ON INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES FOR DISASTER MANAGEMENT (ICT-DM 2019)     頁: .   2019年

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Web of Science

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講演・口頭発表等 19

  1. 「表層地盤モデル」という概念的データの可視化による地震災害リスクコミュニケーションツールの開発

    倉田和己

    日本建築学会大会学術講演会  2021年9月10日  日本建築学会

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    開催年月日: 2021年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  2. 中核市自治体における住民の避難意向に関する調査 その1~河川氾濫における避難について

    穴井英之, 倉田和己, 荒木裕子, 新井伸夫, 平山修久

    第48回 地域安全学会研究発表会(春季)  2021年5月21日 

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    開催年月日: 2021年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  3. 中核市自治体における住民の避難意向に関する調査 その2~南海トラフ臨時情報について

    倉田和己, 穴井英之, 荒木裕子, 新井伸夫, 平山修久

    第48回 地域安全学会研究発表会(春季)  2021年5月21日 

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    開催年月日: 2021年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    第48回 地域安全学会研究発表会梗概集 pp.123-126

  4. 南海トラフ地震からの道路復旧優先順位決定に関する課題の考察 - 産業物流実態調査に基づく復旧ジレンマの空間的可視化 -

    倉田和己, 千葉啓広, 西川智, 新井伸夫

    日本地震工学会大会  2020年12月2日 

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    開催年月日: 2020年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  5. 水害避難のための多様な情報提供の必要性に関する考察 -東海豪雨水害から20年を契機とした調査-

    倉田和己, 荒川由貴

    日本災害情報学会大会 オンライン発表会  2020年11月28日 

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    開催年月日: 2020年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

    日本災害情報学会 第22回研究発表会 予稿集 pp.22-23

  6. 災害時における社会・経済活動の多様な視点からの被災道路復旧優先度評価モジュールの試作

    新井伸夫, 倉田 和己, 井上 真志, 土屋 貴佳, 秋山慎也

    第15 回 防災計画研究発表会  2020年9月25日  国際総合防災学会(IDRiM Society),京都大学防災研究所

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    開催年月日: 2020年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  7. 南海トラフ地震からの産業早期復旧を目的とした道路強靭化に関する検討

    倉田和己, 千葉啓広, 西川智

    日本建築学会 学術講演会  2020年9月 

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    開催年月日: 2020年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  8. 伊勢湾台風による避難に関する研究-名古屋市を事例として-

    荒木裕子, 倉田和己

    日本建築学会大会 学術講演会  2020年9月 

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    開催年月日: 2020年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  9. 防災啓発を目的とした時空間GISの開発と実践 -1959年伊勢湾台風を題材とした企画展示への適用-

    倉田和己, 荒木裕子, 末松憲子, 田代喬

    地域安全学会2020年度大会(春)  2020年5月23日 

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    開催年月日: 2020年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  10. 多様な主体を考慮した議論の場づくりに関する研究

    千葉啓広, 新井伸夫, 倉田和己, 荒木裕子, 福和伸夫, 杉田夢朔

    地域安全学会春季研究発表会  2020年5月23日 

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    開催年月日: 2020年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン  

  11. 南海トラフ地震に対する産業基盤の強靭化を目的とした重要道路の抽出に関する試み(その2)

    千葉啓広, 倉田和己, 橋冨彰吾, 新井伸夫, 都築充雄, 浦谷裕明

    日本災害情報学会 第21回学会大会  2019年10月19日 

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    開催年月日: 2019年10月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

  12. 南海トラフ地震に対する産業基盤の強靭化を目的とした重要道路の抽出に関する試み(その1)

    橋冨彰吾, 倉田和己, 千葉啓広, 新井伸夫, 都築充雄, 浦谷裕明

    日本災害情報学会 第21回学会大会  2019年10月19日 

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    開催年月日: 2019年10月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    国名:日本国  

  13. 南海トラフ地震後の産業早期復旧を妨げる要因の分析

    碓氷匠, 倉田和己, 新井伸夫, 福和伸夫

    日本建築学会2019年度大会  2019年9月 

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    開催年月日: 2019年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  14. モバイル空間統計を用いた地域災害特性の類型化と地震被害想定に向けた活用 その3 津波浸水域における災害対応力の時間変化に関する検討

    松原健太郎, 倉田和己, 山田航輝, 飛田潤, 福和伸夫

    日本建築学会2019年度大会  2019年9月 

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    開催年月日: 2019年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  15. モバイル空間統計を用いた地域災害特性の類型化と地震被害想定に向けた活用の検討 その2 地域類型化による日中の人口流入・流出地域における災害リスクの評価

    山田航輝, 倉田和己, 松原健太郎, 飛田潤, 福和伸夫

    日本建築学会2019年度大会  2019年9月 

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    開催年月日: 2019年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  16. モバイル空間統計を用いた地域災害特性の類型化と地震被害想定に向けた活用の検討 その1 クラスター分析を用いた一日の人口変動に基づく地域類型化手法の提案

    倉田和己, 山田航輝, 松原健太郎, 飛田潤, 福和伸夫

    日本建築学会2019年度大会  2019年9月 

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    開催年月日: 2019年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  17. Google Street View と機械学習を用いた建物構造データベース自動生成の試み

    倉田和己

    地震工学シンポジウム  2018年12月8日  日本地震工学会

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    開催年月日: 2018年12月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

  18. スマートフォンを用いたリアルタイム災害情報共有システムの社会実装に伴う諸課題 招待有り

    倉田和己

    地震工学シンポジウム  2018年12月8日  日本地震工学会

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    開催年月日: 2018年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  19. 質問紙調査に基づく全国防災学習施設データベースの開発

    倉田和己

    日本建築学会学術講演会  2018年9月6日 

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    開催年月日: 2018年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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共同研究・競争的資金等の研究課題 3

  1. ハザードマップGISデータを始めとする各種防災情報のオープンデータ化の在り方に関する共同研究

    2021年7月 - 2022年3月

    名古屋市  共同研究 

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    配分額:1798940円 ( 直接経費:1383800円 、 間接経費:415140円 )

  2. 豊川市防災センターにおける啓発機器・展示品等の開発、作成、選定及び導入とそれらを活用した効果的な啓発手法の研究

    2019年4月 - 2020年3月

    国内共同研究 

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    担当区分:研究分担者 

  3. 機械学習を用いた都市空間の安全対策に資する建物構造データベース構築

    2018年6月 - 2019年3月

    日比科学技術振興財団研究助成 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

科研費 4

  1. 防災啓発拠点施設における有効性向上のためのICTを活用した減災学習デザイン手法

    研究課題/研究課題番号:16K16317  2016年4月 - 2018年3月

    倉田 和己

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )

    我が国には多くの防災啓発拠点施設が存在し、新たな施設の構築や既存施設の活用再検討が進む中、その教育効果を評価・改善する手法が求められている。本研究では、全国約150箇所のアンケート調査結果から、施設規模、運営形態、展示テーマ等を詳細に調査し、施設を類型化した。さらに、名古屋大学減災館をフィールドに、最新のICTである屋内測位技術を用いて学習施設の評価手法を開発した。その上で、見学者をナビゲートするアプリケーションを導入し、従前よりも学習効果が向上したことが、来館者への学習知識チェッククイズの結果から確認された。

  2. 自然災害/資源開発を受容する火山麓地域の自然共生に向けた水文水質・生態機構の解明

    研究課題/研究課題番号:19H04318  2019年4月 - 2023年3月

    田代 喬

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    担当区分:研究分担者 

    本研究は、度重なる自然災害を受けながら強度に利用されてきた火山麓地域を対象とし、自然災害と資源開発が水系に及ぼす影響を明らかにして自然共生に資する知見を得ることを目的とする。御嶽山の南麓に広がる王滝川水系(長野県木曽郡王滝村)をモデルとしながら、水環境の変容を地誌的に概観したうえで、頻度・強度が異なる様々な要因が輻輳して地先に成立した特異な水環境について、物理・化学・生物・地学的特性に着目し生態系変遷過程を記述することにより、火山麓地域における水文水質・生態機構を解明する。
    本年度の研究実績は、以下の3つのトピックに集約される。
    ・水源地における水利用状況とその水環境影響:(1)の水環境の特性把握、および、(2)の水利用に伴う地域変容に着目し、御嶽山南麓を流れる木曽川水系の王滝川を対象とした検討を進めた。流域における各種数値地図を整備するとともに、上下水道に関する統計資料を収集し、水利用関係施設の分布把握を行った。また、王滝川支川における流量観測に着手するとともに、本川に位置する牧尾ダムの影響を把握するため、下流河川におけるドローンを用いた写真測量、流量、水質、河床付着生物膜の調査を開始した。
    ・火山活動の影響を受けた水質動態の把握:(3)の水質形成過程を明らかにするため、王滝川支川の中から、pH3~4の強酸性を呈して火山活動が強く影響する濁川に着目して調査を進めた。季節的な水質傾向を明らかにするため、近隣を流れる中性のうぐい川などと対比しながら毎月の水質調査を行いその特性把握に努めた。さらに、(5)の水・物質循環諸過程の統合モデル構築に向け、濁川を構成する濁沢川、伝上川の二大支川を対象とし、水源地を踏査しながら採水を行い、各地点の酸素や硫黄に関する安定同位体比を測定することにより化学的特性に基づく起源推定を試みながら、水質混合モデルの開発を進めた。
    ・水系における生物分布の特性:(4)の群集動態に関する基礎資料を得るため、王滝川水系における魚類調査を進め、強酸性河川において魚類が生息し得ない状況を明らかにした。また、狭小な支渓を含めて水系に広く分布するイワナに着目して生体試料を採取することにより、イワナ個体群の移入・移出に関する調査に着手した。なお、強酸性河川のる生物群集については、別途、河床付着生物膜を中心に検討を進め、付着藻の現存量が極端に少ないことを明らかにするとともに、その成長律速要因を検討している。
    ※(1)~(5)は当初サブテーマ
    当初設定した目的はおおむね,実施できている.
    噴火や地震を引き起こしつつ山体を形成してきた火山は、その脆弱な地質が優れた水源地域を形成する。山麓では時に崩壊が生じ、強酸性水が局地的に流出するため、特異な水環境が不連続に分布している。火山から流出する山麓河川では、近代以降、豊かな水資源を活用すべく開発が盛んに行われ、噴火・地震などの自然災害とダム・堰堤などによる人為的影響が複合的に作用した結果、今日の不連続な水・物質循環が駆動されている。
    本研究は、度重なる自然災害を受けながら強度に利用されてきた火山麓地域を対象とし、自然災害と資源開発が水系に及ぼす影響を明らかにして自然共生に資する知見を得ることを目的としてきた。今後は、さらに研究を進め、水環境の変容を地誌的に概観したうえで、頻度・強度が異なる様々な要因が輻輳して地先に成立した特異な水環境について、物理・化学・生物・地学的特性に着目し生態系変遷過程を記述することにより、火山麓地域における水文水質・生態機構を解明していく。そのため、当初にも設定した次の5つのサブテーマに対する答えを探索しつつ、研究を進展させる予定である。すなわち、(1) 火山を有する水源地における自然災害、水利用からみた水環境のスクリーニング、(2) 調査地における自然災害と水資源開発による地域変容と地誌概観、(3) 火山活動の影響を考慮した地形―水質―底質の形成過程の解明、(4) 地先の水環境における群集動態と食物網構造、生態系機構の分析、(5) 水系における自然・人工系の水・物質循環諸過程の統合モデル構築である。

  3. 致命的災害病巣を検知・切除・治癒することによる南海トラフ地震の総合的減災戦略研究

    研究課題/研究課題番号:17H01304  2017年4月 - 2022年3月

    福和 伸夫

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    担当区分:研究分担者 

    本研究課題では、国難ともいえる南海トラフ巨大地震の被害を抜本的に軽減するための総合的戦略研究を実施している。被害軽減の基本は、土地利用などの危険回避力、インフラ整備・建物耐震化・家具固定などの抵抗力、リアルタイム被害予測・対応資源把握にもとづく対応力、速やかな復旧・復興などの回復力の4つの力の向上にある。
    令和元年度の実績として、危険回避力の向上については、主要産業や住民の生活維持に必要不可欠なライフラインの拠点施設、主要産業の拠点施設、物流ネットワークの相対的な安全性や脆弱性を評価するための資料収集を行った。また、有限差分法と弾性論の相反性に基づく常時微動シミュレーションの方法について検討し、微動探査による土地の揺れやすさ評価に寄与する知見を得た。
    抵抗力については、長周期の揺れを体感し、異なる高さの建物の揺れを再現する新しい発想の教材の開発に着手した。また、静岡県浜松市に建設された免震高層建物において、建設中の微動観測を継続的に実施し、振動特性の変化と長周期地震動に対する抵抗力について検討を行った。
    対応力については、産官学民が互いの課題について話し合う「本音の会」を継続して実施した。また、エレベーターの現状と近年の地震による運転停止の事例を分析した。
    回復力については、防災上重要となる各組織・施設について、減災カルテと減災処方箋の作成を継続して行った。また、南海トラフ沿いの異常な現象に関する臨時情報への行政・企業その他代表的な機関の対応について情報を収集した。
    本研究課題は、地震被害軽減のための危険回避力・抵抗力・対応力・回復力の向上を目指している。令和元年度は、前二者の向上のために、危険回避力を考える根拠となる地盤の振動特性把握に関する知見を得るとともに、建物についても継続的に振動計測を行った。また、後二者の向上のために、名古屋大学減災連携研究センターにおいて実施してきた「本音の会」を継続して災害対応のボトルネックを洗い出した。
    現在までの進捗状況として、危険回避力と抵抗力については、南海トラフ地震による地震動や建物の揺れを適切に評価するための方法を高度化し、建物の耐震性能や社会の対応力を向上するための基礎資料を蓄積しているところである。また、対応力と回復力については、個別の自治体や企業に加えて産官学民の連携を行う際の障壁を明らかにしながら、減災カルテと減災処方箋の作成を継続している。
    これらの成果を本研究課題の実施計画に照らし、進捗状況として、おおむね順調に進展していると判断した。
    令和2年度以降、引き続き地震被害軽減のための危険回避力、抵抗力、対応力、回復力をそれぞれ向上させるための取り組みを推進する。
    危険回避力については、主要産業や住民の生活維持に必要不可欠なライフラインの拠点施設などの安全性評価を行い、施設の相対的な脆弱度ランクの評価を試みる。また、危険回避の必要性を分かりやすく伝えるために、地盤条件による揺れの違いを明瞭に示すまったく新しい発想の揺れ再現教材や地形実感教材を作成し、適切な土地利用を社会に促すことを考える。
    抵抗力については、スマートフォンやクラウド環境で任意地震・任意地点の地震動を用いた建築物の地震応答解析と室内家具転倒シミュレーションを行うシステムを構築し、事業者に対策の必要性を訴える。
    対応力については、自治体や企業が有する対応資源を早期に把握するシステムを構築し、最適な災害対応方策を助言する災害対応トリアージシステム構築する。また、昨今急激に拡大している新型コロナウイルス感染症COVID-19に関する社会の対応について詳細に分析することで、災害対策にも通ずる対応力の不足部分を明らかにするとともに、南海トラフ巨大地震後の医療・衛生に関する問題点を考える。
    回復力については、防災上重要となる各組織と連携して中部防災推進ネットワークを設立し、業界ごとのボトルネックの解消策と回復力の強化策について議論を始める。

  4. 三次元の波動伝播を考慮した広域表層地盤モデルの高精度化に関する研究

    研究課題/研究課題番号:17K01308  2017年4月 - 2020年3月

    高橋広人

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    担当区分:研究分担者 

    三次元の波動伝播を考慮した広域表層地盤のモデル化手法の確立を目的として3点の成果を得た。①列状に配置したセンサーを用いた微動記録に基づく二次元地盤情報を抽出する手法を構築した。②三次元有限差分法に基づく模擬微動記録に基づき位相速度に及ぼす周辺地盤の影響範囲と波長との関係を明らかにした。③表層地盤モデルをPC画面上で三次元表示し、一般市民に居住地域の土地利用と表層地盤構造の関係を通した防災対策意識の向上をはかる表層地盤モデル可視化システムを構築した。
    本研究課題で構築した交通振動から二次元地盤情報を抽出する仕組みは、実務で用いられている表面波探査に比べて長い波長の分散性、さらに40~50m程度まで構造を捉えることが可能となり、人工震源なしで不整形地盤の把握が期待できる。
    表層地盤モデル可視化システムは、地盤構造になじみの薄い一般市民の方に、新旧地形図や空中写真と併せて立体的に表示することで土地の履歴や地形改変を学習しながら防災啓発につながることが期待される。今後、防災啓発施設等に設置して学習効果について調査していきたい。

 

担当経験のある科目 (本学以外) 1

  1. 都市防災

    2020年4月 - 現在 名城大学)

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    科目区分:学部専門科目 

 

社会貢献活動 8

  1. 今と昔の地形を比べて豊川の防災を考える

    役割:講師

    豊川市  豊川市ファミリー防災講座  2021年8月

  2. 情報技術を活用した防災・減災

    役割:講師

    四日市市  四日市市防災講座  2021年7月

  3. 東海豪雨から20年 まちとひとは変わったか? ~土地利用の変遷と避難行動の変化~

    役割:講師

    名古屋市港区  防災講演会  2020年10月

  4. 産業取引データと経路探索システムを用いた重要道路の抽出~道路強靭化のための事前対策、災害復旧の順位付けへ向けて~

    役割:講師

    ESRIジャパン  2019年9月

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    対象: 企業, 行政機関

    種別:セミナー・ワークショップ

  5. 60年後に改めて読み解く伊勢湾台風の被害と教訓~伊勢湾台風という災害記録の再構築~

    役割:講師

    名古屋市港区役所  港区防災のつどい  2019年9月

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    対象: 社会人・一般

    種別:講演会

  6. 最新の情報技術を活用した防災対策

    役割:講師

    三重県四日市市  四日市減災アドバイザー研修&ステップアップ講座  2019年6月

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    対象: 社会人・一般

    種別:講演会

  7. 今こそ地理教育に防災の視点を!ICTを活用した学習ツールと事例

    役割:講師

    名古屋市立高校社会科総会講演会  2019年5月

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    対象: 教育関係者

  8. 最新の情報技術による地震災害被害の軽減策

    役割:講師

    四日市市防火協会  四日市市防火協会定期総会 記念講演会  2019年5月

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    対象: 企業, 行政機関

    種別:講演会

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メディア報道 3

  1. ~東海豪雨から20年~ 『減災のための情報技術と人間』 インターネットメディア

    小牧市  令和2年度小牧市防災講演会  2021年2月

  2. ハザードマップについて テレビ・ラジオ番組

    CBCラジオ  多田しげおの気分爽快~朝からP.O.N  2020年7月

  3. スマホアプリで災害情報共有 テレビ・ラジオ番組

    ケーブルテレビ四日市  ケーブルNews  2019年9月