2024/09/17 更新

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カナダ サチエ
金田 幸恵
KANADA Sachie
所属
宇宙地球環境研究所 附属統合データサイエンスセンター 特任准教授
職名
特任准教授
連絡先
メールアドレス

学位 1

  1. 博士(理学) ( 2000年2月   名古屋大学 ) 

研究キーワード 6

  1. 将来気候変動

  2. 領域気候

  3. 梅雨

  4. 集中豪雨

  5. 台風

  6. 極端気象現象

研究分野 5

  1. その他 / その他  / 気候変動

  2. その他 / その他  / 熱帯低気圧

  3. その他 / その他  / 雲解像モデル

  4. その他 / その他  / メソ気象学

  5. 自然科学一般 / 大気水圏科学

現在の研究課題とSDGs 1

  1. 気候変動予測先端研究プログラム

経歴 3

  1. 名古屋大学   特任准教授

    2024年9月 - 現在

  2. 名古屋大学   宇宙地球環境研究所   特任助教

    2015年10月 - 2024年8月

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    国名:日本国

  3. 名古屋大学   地球水循環研究センター   特任助教

    2015年9月

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    国名:日本国

所属学協会 2

  1. 日本気象学会

  2. アメリカ地球物理学連合

委員歴 3

  1. JSMJ   Editorial Board for the Special Edition/Collection  

    2021年2月 - 2023年2月   

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    団体区分:学協会

    Special Edition on Research on Extreme Weather Events that occurred around East Asia in 2017-2021

  2. JSMJ   Editorial Board for the Special Edition/Collection  

    2020年6月 - 2022年1月   

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    Special Edition on Typhoons in 2018–2019

  3. JSMJ   Editorial Board for the Special Edition/Collection  

    2017年8月 - 2018年3月   

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    Special Edition on Tropical Cyclones in 2015–2016

 

論文 28

  1. Buffering Effect of Atmosphere-Ocean Coupling on Intensity Changes of Tropical Cyclones Under a Changing Climate 査読有り

    Kanada, S; Aiki, H

    GEOPHYSICAL RESEARCH LETTERS   51 巻 ( 1 )   2024年1月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1029/2023GL105659

    Web of Science

  2. Observed Concentric Eyewalls of Supertyphoon Hinnamnor (2022) 査読有り

      19 巻   頁: 70 - 77   2023年4月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: https://doi.org/10.2151/sola.2023-010

  3. Projection of Future Enhancement of Heavy Rainfalls Associated Using a Regional 1-km-mesh Atmosphere-Ocean Coupled Model 査読有り

    Kanada Sachie, Aiki Hidenori, Tsuboki Kazuhisa

    SOLA   17A 巻   頁: 38 - 44   2021年7月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2151/sola.17A-007

    Web of Science

  4. Formation Mechanism of a Stationary Line-Shaped Precipitation System in the Kinki District, Japan -Case Study on 1 September 2015 Event- 査読有り

    Min Kyeong-Seok, Tsuboki Kazuhisa, Yoshioka Mayumi K., Moroda Yukie, Kanada Sachie

    JOURNAL OF THE METEOROLOGICAL SOCIETY OF JAPAN   99 巻 ( 2 ) 頁: 357 - 377   2021年4月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2151/jmsj.2021-017

    Web of Science

  5. Future Changes of a Slow-Moving Intense Typhoon with Global Warming: A Case Study Using a Regional 1-km-mesh Atmosphere-Ocean Coupled Model 査読有り

    Kanada Sachie, Aiki Hidenori, Tsuboki Kazuhisa, Takayabu Izuru

    SOLA   17A 巻   頁: 14 - 20   2021年1月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2151/sola.17A-003

    Web of Science

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共同研究・競争的資金等の研究課題 1

  1. 地球温暖化がもたらす北海道の台風・大雨災害増加の量的評価

    2017年11月 - 2019年11月

    住友財団環境研究助成 

    金田幸恵

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    資金種別:競争的資金

科研費 3

  1. 高解像度大気海洋結合領域モデルによる中緯度台風の気候変動応答メカニズム解明

    研究課題/研究課題番号:20H05166  2020年4月 - 2022年3月

    科学研究費助成事業  新学術領域研究(研究領域提案型)

    金田 幸恵

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:6500000円 ( 直接経費:5000000円 、 間接経費:1500000円 )

    本申請課題では、水平解像度2kmの高解像度大気海洋結合領域モデルCReSS-NHOESを用いて、日本に深刻な被害をもたらした中緯度台風を対象に、数値シミュレーションを実施する。
    まず、令和元年房総半島台風等について、CReSS-NHOESによる再現実験を行う。再現に成功したら、次にこれらの台風を非温暖化環境場や温暖化環境場に置いた数値シミュレーションを実施して、現在の台風や将来の台風に対する温暖化の影響を明らかにする。また、大気海洋相互作用を考慮しない感度実験をあわせて実施することで、温暖化の影響を受けた台風の特に強度変化に対して、大気海洋相互作用が果たす役割を解明する。

  2. 台風等に対する航空機搭載フェーズドアレイ気象レーダによる観測システムの構築

    研究課題/研究課題番号:19K03973  2019年4月 - 2022年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    高橋 暢宏, 山田 広幸, 牛尾 知雄, 金田 幸恵

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    担当区分:研究分担者 

    日本に大きな災害をもたらす台風や線状降水帯などの降水システムの立体構造の観測を可能にする航空機搭載フェーズドアレイ気象レーダの開発を目指した、基礎研究を目的としている。台風の研究においては、その急発達のメカニズムの解明が喫緊の課題であるが、その1つのアプローチとして台風内部の立体的な構造の正確な把握が挙げられる。本研究では、フェーズドアレイ気象レーダを航空機に搭載するための基礎的な研究を行い、実現性を高める。また、効率的な航空機観測を目指して人工衛星等を用いた台風の発達フェーズに対応した降水構造についての解析も併せて実施する。実施にあたっては、レーダメーカや航空機運行会社の協力のもと実施する。
    初年度の計画として、航空機搭載のマルチパラメータ・フェーズドアレイレーダの観測要求およびシステム設計を行うことと、既存の観測(人工衛星搭載レーダおよび地上のマルチパラメータ・フェーズドアレイレーダ)を用いた雲物理量・運動場に関する解析研究を計画している。
    観測シミュレーションシステムの構築に用いる台風の3次元データを数値雲モデル(CReSS)を用いて実施した。
    台風観測におけるレーダへの要求条件の整理に関して、地上レーダを用いた台風内の風速場を再現する研究を行い航空機搭載レーダのドップラー速観測に対する要求を明らかにした。
    これらを要求をもとに、既存の地上のフェーズドアレイ気象レーダの諸元(研究協力者のメーカ情報)および、航空機へのレーダ搭載性(研究協力者の航空機事業者による)から、航空機搭載レーダのアンテナのサイズや走査、送信出力などの性能を定めた。そのレーダの性能を用いて、台風観測による飛行経路と観測可能範囲および感度についての検討を行った。次年度の研究の前倒しして、台風の目を中心とした同心円の飛行パターンを想定して観測シミュレーションを行った。特に、飛行経路(航空機の軌跡)の決定と走査パターンからレーダビームの位置の決定を行うところが、実際の観測実験を想定した観測シミュレーションシステムの基本技術になる。今回は、簡易的な降水システムを想定し、観測シミュレーションで的確に観測できることを確認した。さらに、台風観測において観測性能を保てる観測半径を評価した。
    また、台風内の温度構造や降水粒子タイプの分布は台風の発達に重要であることから、人工衛星搭載レーダの観測データを用いて、固体層と液体層を分離する手法を開発した。また、地上設置のマルチパラメータレーダを用いて既存論文に基づく降水粒子タイプの分類手法を評価した。
    研究計画記載のの1)台風観測への要求条件の整理、2)レーダのシステム設計、3)人工衛星搭載レーダによる降水物理量の推定、4)地上設置マルチパラメータフェーズドアレイレーダによる運動場・雲物理量の推定、をほぼ計画どおりに実施した。具体的には、
    1)は、主に地上レーダを用いた台風の風速場の推定や、台風の数値シミュレーションによりデータを取得した。た。
    2)は、レーダメーカ、航空機事業者の協力を得て、航空機搭載レーダの仕様の第1次案を策定した。
    3)は、人工衛星の観測データを用いて降水の固相・液相分離の手法を開発した。
    4)は、運動場とともに粒子タイプの分類手法の評価を行った。
    このほか、次年度の作業の先取りとして観測シミュレーションシステム構築における基本的なツールを開発した。
    これまでの研究成果は、計画通りに進んできているので、今後も当初計画に沿って進めてゆく。
    航空機搭載レーダに関しては、実際の観測を想定した観測シミュレーションを実施した結果を、仕様に反映させる。鍵となるのは、より現実的な観測(シミュレーション)データの構築である。さらに、そのデータから物理量をどの程度推定できるかを評価することが重要になる。その観点から、多くの台風の観測データおよび数値シミュレーションのデータを収集し、そこから物理量を推定する解析研究を重点的に行う。

  3. 極端に強い台風にみられる急激な中心気圧低下のメカニズムの解明

    2014年4月 - 2017年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者