2025/03/28 更新

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ナカムラ ユウト
中村 優斗
NAKAMURA Yuto
所属
大学院工学研究科 応用物理学専攻 量子物理工学 助教
大学院担当
大学院工学研究科
学部担当
工学部 物理工学科
職名
助教

学位 1

  1. 博士(工学) ( 2015年3月   名古屋大学 ) 

研究キーワード 4

  1. フラストレーション

  2. 強相関電子系

  3. 有機電荷移動錯体

  4. 光物性

経歴 2

  1. 名古屋大学大学院 工学研究科 応用物理学専攻 助教 2015年4月~

    2017年4月 - 現在

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    国名:日本国

  2. 名古屋大学大学院 工学研究科 マテリアル理工学専攻 応用物理学分野 助教

    2015年4月 - 2017年3月

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    国名:日本国

学歴 3

  1. 名古屋大学   工学研究科   マテリアル理工学専攻応用物理学分野

    2012年4月 - 2015年3月

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    国名: 日本国

  2. 名古屋大学   工学研究科   マテリアル理工学専攻応用物理学分野

    2010年4月 - 2012年3月

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    国名: 日本国

  3. 名古屋大学   工学部   物理工学科

    2006年4月 - 2010年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 1

  1. 日本物理学会

 

論文 35

  1. Propagation of insulator-to-metal transition driven by photoinduced strain waves in a Mott material 査読有り

    Tatsuya Amano, Danylo Babich, Ritwika Mandal, Julio Guzman-Brambila, Alix Volte, Elzbieta Trzop, Marina Servol, Ernest Pastor, Maryam Alashoor, Jorgen Larsson, Andrius Jurgilaitis, Van-Thai Pham, David Kroon, John Carl Ekstrom, Byungnam Ahn, Celine Mariette, Matteo Levantino, Mikhail Kozhaev, Julien Tranchant, Benoit Corraze, Laurent Cario, Mohammad Dolatabadi, Vinh Ta Phuoc, Rodolphe Sopracase, Mathieu Guillon, Hirotake Itoh, Yohei Kawakami, Yuto Nakamura, Hideo Kishida, Herve Cailleau, Maciej Lorenc, Shinichiro Iwai & Etienne Janod

    Nature Physics     2024年9月

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    記述言語:英語  

    DOI: doi.org/10.1038/s41567-024-02628-4

  2. Anisotropic optical conductivity accompanied by a small energy gap in the one-dimensional thermoelectric telluride Ta4SiTe4 査読有り

    Fumiya Matsunaga, Yoshihiko Okamoto, Yasunori Yokoyama, Kanji Takehana, Yasutaka Imanaka, Yuto Nakamura, Hideo Kishida, Shoya Kawano, Kazuyuki Matsuhira, and Koshi Takenaka

    Physical Review B   109 巻 ( 16 ) 頁: L161105-1 - L161105-6   2024年4月

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    記述言語:英語  

  3. Electron Localization Induced by Disordered Anions in an Organic Conductor 査読有り

    Soichiro Yasaka, Yukihiro Yoshida, Yuki Tanaka, Yuto Nakamura, Hideo Kishida, Hiroshi Kitagawa, and Mitsuhiko Maesato

    Inorganic Chemistry   63 巻 ( 9 ) 頁: 4196 - 4203   2024年2月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  4. Femtosecond depolarization of photoluminescence from InAs: Comparison with Cu and monolayer graphene 査読有り

    Takeshi Koyama, Akira Fujisaki, Hiromu Odamura, Yuto Nakamura, and Hideo Kishida

    Physical Review B     2023年12月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  5. Ultrahigh porosity photoluminescent silicon aerocrystals with greater than 50% nanocrystal ensemble quantum yields 査読有り

    Bernard Gelloz, Leigh Canham, Koji Asaka, Yuto Nakamura, and Hideo Kishida

    Journal of Applied Physics     2023年7月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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講演・口頭発表等 125

  1. β-(BEDT-TTF)2I3の電子ラマン散乱スペクトル

    中村優斗, 小島遼, 岸田英夫

    日本物理学会2025年春季大会  2025年3月19日 

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    開催年月日: 2025年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン開催  

  2. YBa2Cu3Oyにおける超高速キャリアダイナミクスの温度依存性

    谷口裕人, 加藤遼, 大橋拓純, 天野辰哉, 川上洋平, 伊藤弘毅, 中村優斗, 岸田英夫, 佐々木孝彦, 西嵜照和, 大串研也, 米満賢治, 岩井伸一郎

    日本物理学会2025年春季大会  2025年3月18日 

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    開催年月日: 2025年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン開催  

  3. 擬一次元物質 Ta2PdSe6のラマン散乱スペクトルの偏光依存性

    齋藤 聖太,中村 優斗,中埜 彰俊,寺崎 一郎,岸田 英夫

    第 11 回 応用物理学会 名古屋大学スチューデントチャプター 東海地区学術講演会(JSAP SCTS 2024)  2024年11月2日 

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    開催年月日: 2024年11月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:名古屋大学 東山キャンパス  

  4. κ"-(ET)2Cu[N(CN) 2]Brにおける陰イオン層のランダム構造による電子局在

    矢坂 聡一朗,吉田 幸大,田中 優輝,中村 優斗,岸田 英夫,中村 唯我,北川 宏,前里 光彦

    第18回分子科学討論会  2024年9月19日 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:京都大学 吉田キャンパス(京都府京都市)   国名:日本国  

  5. 二量体三角格子物質κ-(BEDT-TTF)2Xの低波数ラマン散乱スペクトルの偏光依存性

    内山翔人, 中村優斗, 吉田幸大, 齋藤軍治, 岸田英夫

    日本物理学会第79回年次大会  2024年9月16日 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:北海道大学 札幌キャンパス(北海道札幌市)   国名:日本国  

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科研費 2

  1. 低次元半金属物質における熱電性の起源解明と制御

    2025年4月 - 2028年3月

    基盤研究(C)(一般)  

    中村優斗

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:3600000円

  2. 電子ラマン散乱分光法を用いた電荷秩序-ディラック相転移の解明

    研究課題/研究課題番号:19K14631  2019年4月 - 2021年3月

    若手研究

    中村 優斗

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    ディラック電子系は応用の観点からも基礎学理の観点からも注目を集めている。電荷秩序を示す有機電荷移動錯体の中に圧力印加下においてディラック電子相を示す物質がある。これらの物質におけるディラック電子状態についてはまだ不明な点が多い。本研究ではラマン散乱分光法を主として赤外、紫外可視反射分光測定などの種々の分光測定を用いることによって電荷秩序物質の低温、圧力下における光学応答を明らかにし、空間分解、時間分解測定と合わせてディラック電子系における電子状態の詳細な理解を目指す。
    圧力印加によって、電荷秩序状態からディラック電子系に転移をする有機電荷移動錯体の光学応答について研究を行っている。有機電荷移動錯体α-(BEDT-TTF)2I3における圧力印加による電荷秩序相からディラック電子相へ相転移するが、どのような機構で生じるのかについてはまだ不明な点が多い。ディラック電子系は応用の観点からも基礎学理の観点からも注目を集めている。ディラック電子を実現している物質は少なく、新たな物質開拓のためにもどのような物理機構に基づいてディラック電子状態が現れるのかについて実験的な解明が求められている。これらの電子状態は低温かつ圧力下で生じるため、ダイヤモンドアンビルセルとクライオスタットを用いて低温圧力下の分光測定を行う必要がある。本年度は圧力下における分光測定を行うための光学系の作成と室温圧力下におけるの光学スペクトルの測定を行った。具体的にはダイヤモンドアンビルセルの導入と研究室保有の各装置と組み合わせて用いるための実験系の構築、用いる圧力媒体の選定、ラマン散乱スペクトルにおいて重要な偏光の制御、測定感度の低い低波数領域の測定効率の上昇、電子ラマン散乱スペクトル同定のために必要な励起波長依存性が測定できる光学系の作成、有機電荷移動錯体α-(BEDT-TTF)2I3の電解合成と試料評価と準備を進めた。これらの新たに作成した実光学系と試料を用いて室温圧力下における有機電荷移動錯体α-(BEDT-TTF)2I3のラマン散乱スペクトルを測定し、電子ラマン散乱成分の抽出に成功した。さらに、各圧力における空間依存性についても測定を行った。圧力下における電子ラマン散乱成分は大気圧下とは異なる形状をしており、圧力下に存在する特徴的な電子状態を捉えていると考えている。
    ダイヤモンドアンビルセルを用いた圧力印加の技術の確立、圧力媒体に用いる材料の選定、新たに立ち上げた光学系における偏光の確認、検出感度の向上、複数の励起波長でより低エネルギーまで精度良く測定できる光学系の構築を行い、これまで研究室内において確立されていなかった、圧力下の分光測定、特に電子ラマン散乱スペクトルを測定するための実験装置の立ち上げに成功した。本年度は低温において圧力印加によって電荷秩序状態からディラック電子状態に転移する有機電荷移動錯体α-(BEDT-TTF)2I3を電解合成によって作成し、新たに作成した実験系を用いてラマン散乱スペクトルを測定した。偏光依存性や励波長依存性など多方面から測定、解析した結果、電子ラマン散乱成分の抽出に成功した。さらに、電子ラマン散乱スペクトルの圧力依存性について測定し、圧力に対する電子ラマン散乱スペクトルの振る舞いを明らかにすることができた。これにより、室温圧力下の光学スペクトルは常圧とは明らかに異なる形状をしており、この物質に特徴的な電子状態が捉えられたと考えている。
    現在、ダイヤモンドアンビルセルと新規光学系を用いた室温における光学スペクトルの圧力依存性については測定ができている。本年度は実験系をさらに拡張し、低温における圧力下の分光測定に着手する。具体的にはクライオスタット内にダイヤモンドアンビルセルを封入するためのクライオスタットの改造、十分な冷却を行うための接着方法について確立させる。それによって低温における電荷秩序状態からディラック電子状態への転移の際の電子状態の変化を分光測定によって明らかにする。また、有機電荷移動錯体のディラック電子状態に特徴的な光学応答を明らかにし、空間依存性について測定を行う。これにより相転移に伴うマクロな電子状態変化をドメイン形成などの観点から明らかにする。室温圧力下において特異な光学応答が観測されたが、新たに発見した電子状態を明らかにするために、類似物質の光学応答についても測定を行い、比較をする。具体的には代表的な有機金属であるTTF-TCNQやET-TCNQなどの電子ラマン散乱及び低波数領域の光学応答を明らかにする。これらの電子状態の形成には各分子状における価数が深く関わっていることが予想されることから、有機電荷移動錯体の構成分子として代表的な、TTF、BEDT-TTF、TCNQなどのイオン状態の光学応答についても検討を行う。これらはサイクリックボルタンメトリーを用いて電気化学的にイオン状態を作り、それを分光測定に用いることができるか検討し、新たな実験系を作成する予定である。

 

担当経験のある科目 (本学) 80

  1. 物理工学実験第3

    2022

  2. 光物理工学特別実験・演習B

    2022

  3. 光物理工学セミナー1D

    2022

  4. 光物理工学セミナー1B

    2022

  5. 物理工学実験第3

    2021

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社会貢献活動 9

  1. 中国 吉林大学への特別講義

    役割:出演, 企画, 運営参加・支援, 実演

    2023年8月

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    対象: 大学生

    種別:セミナー・ワークショップ

    中国 吉林大学の学生達に対し光の時間スケールについてデモ実験を行いながら、説明した。

  2. 中国 吉林大学への特別講義

    役割:出演, 企画, 運営参加・支援, 実演

    2022年8月

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    対象: 大学生

    種別:セミナー・ワークショップ

    中国 吉林大学の学生達に対し光の時間スケールについてデモ実験を行いながら、説明した。

  3. 中国 吉林大学への特別講義

    役割:出演, 企画, 運営参加・支援, 実演

    2021年3月

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    対象: 大学生

    種別:セミナー・ワークショップ

    中国 吉林大学の学生達に対し光の時間スケールについてデモ実験を行いながら、説明した。

  4. 中国 吉林大学への特別講義

    役割:出演, 企画, 運営参加・支援, 実演

    2019年7月

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    対象: 大学生

    種別:セミナー・ワークショップ

    中国 吉林大学の学生達に対し光の時間スケールについてデモ実験を行いながら、説明した。

  5. 中国 吉林大学への特別講義

    役割:出演, 企画, 運営参加・支援, 実演

    2018年7月

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    対象: 大学生

    種別:セミナー・ワークショップ

    中国 吉林大学の学生達に対し光の時間スケールについてデモ実験を行いながら、説明した。

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