2024/10/18 更新

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タナカ エツコ
田中 瑛津子
TANAKA Etsuko
所属
博士課程教育推進機構 特任助教
大学院教育発達科学研究科 特任助教
職名
特任助教

学位 1

  1. 博士(教育学) ( 2017年4月   東京大学 ) 

研究キーワード 3

  1. 動機づけ

  2. 協同学習

  3. 探究学習

研究分野 1

  1. 人文・社会 / 教育心理学

経歴 2

  1. 名古屋大学   博士課程教育推進機構   特任助教

    2018年10月 - 現在

  2. 名古屋大学   PhD登龍門推進室   特任助教

    2015年2月 - 2018年9月

学歴 1

  1. 東京大学   教育学研究科   総合教育科学専攻心身発達科学専修教育心理学コース

    2010年4月 - 2015年1月

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    国名: 日本国

所属学協会 2

  1. 日本教授学習心理学会   編集委員

  2. 日本教育心理学会

委員歴 2

  1. 日本教授学習心理学学会   編集委員  

    2023年6月 - 現在   

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    団体区分:学協会

  2. 神戸大学附属学校部総務・中等教育学校   スーパーサイエンスハイスクール運営指導委員会  

    2023年4月 - 現在   

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    団体区分:その他

受賞 1

  1. 優秀賞

    2012年   公益財団法人 博報児童教育振興会   質の高い興味を育む授業方略の検討

    田中瑛津子

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    受賞区分:学会誌・学術雑誌による顕彰  受賞国:日本国

 

論文 14

  1. カンボジアの小・中学生の理科への興味に関する研究 査読有り

    工藤 壮一郎, 田中 瑛津子, 松浦 拓也

    日本科学教育学会年会論文集   47 巻 ( 0 ) 頁: 571 - 574   2023年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:一般社団法人 日本科学教育学会  

    <p>内戦により教育の発展が停滞したカンボジアでは,各国による教育再興の支援が行われている.カンボジアの教員対象の意識調査の結果,教員は生徒の理科に対する興味に課題があると感じていることが報告されている.しかし,この実態は教員視点からの報告であり,実際の生徒の状況は不明である.そこで,本研究ではカンボジアの小・中学生の理科に対する興味の特徴を,日本の小・中学生との比較を踏まえて明らかにすることを目的とした.カンボジアの小・中学生を対象とした質問紙調査と統計的分析により,理科への興味について,小・中学生ともに知識獲得型興味が高いことが明らかとなった.また,小学生に比べ中学生の方が,また女子に比べ男子の方が理科に対して高い興味を持っていることが明らかとなった.さらに,日本と比べてカンボジアの小学生は実験体験型興味が低いこと,カンボジアの小・中学生は思考活性型興味が高いことなどが明らかとなった.</p>

    DOI: 10.14935/jssep.47.0_571

    CiNii Research

  2. 学習への興味を深める教育と視聴覚教材・ICTの活用

    田中 瑛津子

    視聴覚教育   897 巻   頁: 2 - 3   2022年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    CiNii Research

  3. 理科授業における日常場面の問題の提示・協同的解決が理解と興味に与える影響ー中学生を対象とした実験授業による検討― 査読有り

    田中 瑛津子

    教育心理学研究   70 巻   2022年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    CiNii Research

  4. PhDスキルフレームワークの作成と活用-名古屋大学院生の自律的スキル訓練支援- 査読有り

    田中瑛津子・杉山直・齋藤芳子・森典華・松浦好治

    名古屋高等教育研究   20 巻   頁: 393 - 411   2020年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: info:doi/10.18999/njhe.20.393

  5. Class Design for Developing Presentation Skills for Graduate Research Students 査読有り

    Tanaka, E. & Manalo, E.

    Deeper learning, dialogic learning, and critical thinking: Research-based strategies for the classroom     頁: 247 - 262   2019年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語  

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書籍等出版物 4

  1. Deeper Learning, Dialogic Learning, and Critical Thinking: Research-based Strategies for the Classroom 査読有り

    Manalo, E. (Ed.)( 担当: 分担執筆)

    Routledge  2019年9月  ( ISBN:9780367339586

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    担当ページ:247-262   記述言語:英語 著書種別:学術書

    DOI: 10.4324/9780429323058-15

    Scopus

  2. Promoting Spontaneous Use of Learning and Reasoning Strategies. 査読有り

    Emmanuel Manalo, Yuri Uesaka, Clark Chinn( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 7. The Effect of Teaching Styles on Students' Learning Strategy Use and Interest in Studying Science (Etsuko Tanaka))

    Routledge  2018年  ( ISBN:1138680648

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    記述言語:英語 著書種別:学術書

    In this book, scholars from around the world develop viable answers to the question of how it may be possible to promote students' spontaneity in the use of learning and reasoning strategies. They combine their expertise to put forward new theories and models for understanding the underlying mechanisms; provide details of new research to address pertinent questions and problems; and describe classroom practices that have proven successful in promoting spontaneous strategy use. This book is a must for educators and researchers who truly care that schooling should cultivate learning and reasoning strategies in students that would prepare and serve them for life.

    その他リンク: https://www.amazon.co.jp/Promoting-Spontaneous-Learning-Reasoning-Strategies/dp/1138680648

  3. 次世代のリーダーを担う博士人材の育成 : 名古屋大学PhDプロフェッショナル登龍門の取り組み

    杉山 直, 田中 瑛津子( 担当: 共編者(共編著者))

    みやび出版  2018年  ( ISBN:9784434250903

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    記述言語:日本語

    CiNii Books

  4. 「教育心理学の実践ベース・アプローチ:教育をつくりながら研究を創出する」

    深谷達史・田中瑛津子( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 教えあい活動を促す高校の学習法講座)

    東京大学出版会 

講演・口頭発表等 2

  1. 学習支援としての説明は本当に有効なのか(4):探究学習の成立を支援する説明の要件

    山本 博樹, 伊藤 貴昭, 吉田 甫, 松尾 剛, 田中 瑛津子, 坂本 美紀, 楠見 孝

    日本教育心理学会総会発表論文集  2019年  一般社団法人 日本教育心理学会

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    DOI: 10.20587/pamjaep.61.0_52

    CiNii Research

  2. 高校における海外研修での英会話に備えたスピーキング指導「いかにして英語のやり取り力を育むのか―小・中・高校における対話型英語スピーキング力向上を目指した実践から―」話題提供

    エマニュエルマナロ・澤田麻衣藍・予智・阿部由香梨・田中瑛津子

    日本教育心理学会第66回総会  2024年9月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:浜松   国名:日本国  

科研費 3

  1. カリキュラム空間:生徒の自己調整思考能力を高める革新的なカリキュラム編成

    研究課題/研究課題番号:20K20516  2020年7月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  挑戦的研究(開拓)

    Manalo Emmanuel, 楠見 孝, 小山 義徳, 植阪 友理, 深谷 達史, 田中 瑛津子

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    担当区分:研究分担者 

    本研究の目的は,教育カリキュラムの改善を通じて学習者の自己調整思考スキルを育成するための原則とガイドラインを開発することである。現在のカリキュラム編成方法は,学習者の思考スキル開発を促進するという21世紀における社会のニーズに対応していない。本研究では,「カリキュラム空間」(カリキュラムにおける認知的,自律的,省察的な思考のための「心的空間」)をカリキュラム編成に組み込む方法を検討する。さらに,深い認知処理,批判的思考,意味理解を実現する思考スキルを学習者が自律的に使うことを促進するため「カリキュラム空間」をどのように活用できるかについても調査する。

  2. 協同学習における認知と動機づけの相互作用プロセスの理解と促進

    研究課題/研究課題番号:18K13295  2018年4月 - 2023年3月

    科学研究費助成事業  若手研究

    田中 瑛津子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    大学生のペアによる問題解決場面の発話を分析したこれまでの研究により、「なぜ」に着目した意味理解を志向した発話が、効果的な協同学習の実現にとって重要であることがわかった(この成果は本年の教育心理学会において口頭発表)。そこで昨年度の研究では、中学生の理科授業のグループ学習において、「なぜ」に着目した発話を促す介入を行なった。本年度は、介入の効果を検討するため、グループ学習中の発話について質的な分析を行なった。介入では、自分とそれ以外のメンバーの意見を書き分けてメモをとり、自分と他者との意見に相違がある場合に「なぜ」を問うたり説明したりするのだということを、発話例を示しながら教示した。発話の分析から、介入群ではお互いの意見の細かな違いに注意を払って、なぜそう考えるのかを自ら説明したり、相手に説明を促したりしていることが明らかになった。本研究の成果は、国際学会(EARLI 2019)において発表された。
    この結果を踏まえて、相手と意見が異なった時にどのような反応をするかが、協同学習の質に影響を与えるという仮説をたて、来年度に向けて質問紙調査を計画している。
    また、本研究では、研究において得られた知見をどう教育実践に生かすかということが大きな課題となっている。そこで、教育心理学会において「研究と教育の橋渡し」をテーマにシンポジウムを企画し、研究知見と実際の教育実践とのギャップを埋めるためのアプローチについてディスカッションを行なった。
    本年度は、現場の教員と協働し、実際の教育場面において協同学習の取り入れ、その課題を分析する予定であった。しかし、協働予定だった教員の体調不良により共同研究の実施ができなかった。さらに妊娠・出産のため、出張等が難しくなった。
    出産、そしてコロナウイルスの影響で、学校現場に訪問して共同研究を行うことがますます難しい状況になっている。そのため、実践場面における介入の効果の検討ではなく、質問紙を中心とした研究計画に変更する。質問紙では、これまでの実験結果を踏まえ、相手の意見と自分の意見が異なった場合に「なぜ意見が異なるのか」を追究する発話をする学習者の方が効果的な協同学習ができ、協同学習中の興味も深まる、という仮説について検討する。

  3. Understanding, measuring, and promoting crucial 21st century skills: Global communication, deep learning, and critical thinking competencies

    研究課題/研究課題番号:15H01976  2015年4月 - 2019年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    Manalo Emmanuel, 鈴木 雅之, 田中 瑛津子, 横山 悟, 篠ヶ谷 圭太, Sheppard Chris, 植阪 友理, 子安 増生, 市川 伸一, 楠見 孝, 深谷 達史, 瀬尾 美紀子, 小山 義徳, 溝川 藍, 高橋 雄介

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    担当区分:研究分担者 

    本研究では、グローバルコミュニケーション(GC)、深い学び(DL)、批判的思考(CT)の発達の根底に存在するメカニズムの解明を行った。具体的には、これらのスキルの獲得や使用に関わるプロセス、発達や使用の阻害要因について検討した。さらに教育実践者が学習者のニーズに即しながら指導法や評価方法を選択し,自身の実践を展開できるよう、GC,DL,CTを測定・診断する方法を開発した上で、様々な学習文脈(個別学習や学級での学習)、様々な発達段階(初等教育,中等教育,高等教育)を対象として、スキルを促進する具体的な介入方法の開発を行った。その結果、学術雑誌論文60編を含む284編もの研究業績を収めた。
    21世紀スキルの育成に関わる多くの先行研究は、主に各スキルの定義づけや教育政策の変遷に関するものであったのに対し、本プロジェクトは、厳密な科学的手法と教育現場における妥当性を兼ね備えた研究を行った。その結果、日本および世界において実際に使用可能な育成法を提供した。本研究の成果は21世紀の諸問題に対応するための新たな教育方法の展開に寄与すると考えられる。さらに、研究成果をまとめた査読つきの国際的な書籍を、研究代表者が編著者となって刊行しており、これは21世紀スキルに関する国際的な研究文脈の中に我が国の研究を位置づけたという点で重要な成果物であるといえる。