大学院法学研究科

2023/11/29 更新
修士(法学) ( 2002年3月 早稲田大学 )
その他 / その他 / ロシア法
早稲田大学法学学術院客員講師(専任扱い)
2005年4月 - 2008年3月
国名:日本国
早稲田大学法学学術院助手
2002年4月 - 2005年3月
国名:日本国
社会体制と法研究会
比較法学会
サンクトペテルブルグ国立大学法学部 学士プログラム専門委員
2020年 - 現在
小野梓記念学術賞
2002年3月 早稲田大学
「対外的危機」化のロシア憲法秩序と法 招待有り
佐藤史人
法律時報 95 巻 ( 13 ) 頁: 1 - 3 2023年12月
解題に代えて――2020年憲法改正とロシア「立憲主義」の位相 招待有り
佐藤史人
法律時報 94 巻 ( 11 ) 頁: 83 - 86 2022年10月
ロシア・ハンガリーにおける「危機」の常態化と立憲主義 招待有り
佐藤史人
憲法問題 ( 33 ) 頁: 92 - 101 2022年5月
ロシアにおける新型コロナウイルスへの法的対応――非常事態における連邦制の「復権」
佐藤史人
法学セミナー 66 巻 ( 1 ) 頁: 47-52 2021年1月
自由選挙の保障と開票手続―票の再集計手続の不正に対する実効的審査の欠如―ダヴィードフ判決― 招待有り 査読有り
人権判例報 ( 1 ) 頁: 15 - 21 2020年12月
The Constitutional Review Models from Transitional Countries: A case of Russia
Fumito Sato
CALE Discussion Paper 'Emergence and Features of the Constitutional Review Bodies in Asia: A Comparative Analysis of Transitional Countries' Development' ( 19 ) 頁: 65-76 2020年8月
ロシア民事監督審におけるヨーロッパ人権裁判所判決の影響と受容
佐藤史人
比較法研究 ( 80 ) 頁: 117-123 2019年1月
憲法改正権力の活躍する「立憲主義」―ハンガリー基本法の世界
佐藤史人
世界 ( 888 ) 頁: 156-164 2016年11月
現代ロシアにおける権力分立の構造―大統領権限をめぐる憲法裁判の展開
佐藤史人
名古屋大学法政論集 ( 255 ) 頁: 481-518 2014年3月
Изучение права России в Японии
Фумито Сато
Конституционное право и правовая культура Японии и России: вопросы развития: Сборник докладов участников российского-японского научно-практической конференции (Москва, 23-24 сентября 2013 г.) 書籍編者:Под ред. Амара М.И. 頁: 64-75 2014年
ロシア連邦憲法裁判所の判決―2012年
小森田秋夫、佐藤史人
法律時報 85 巻 ( 8 ) 頁: 84-91 2013年7月
試練に立つ立憲主義?―2011年ハンガリー新憲法の衝撃(2・完)
水島朝穂、佐藤史人
比較法学 47 巻 ( 1 ) 頁: 1-52 2013年6月
試練に立つ立憲主義?―2011年ハンガリー新憲法の衝撃(1)
水島朝穂、佐藤史人
比較法学 46 巻 ( 3 ) 頁: 39-83 2013年3月
ロシア連邦憲法裁判所の判決―2011年
小森田秋夫、佐藤史人
法律時報 84 巻 ( 5 ) 頁: 131-138 2012年5月
ロシアにおける法治国家の展開とヨーロッパ人権裁判所―「判決の不執行」問題を素材として 招待有り
佐藤史人
早稲田法学 87 巻 ( 2 ) 頁: 199-265 2012年2月
移行期ロシアにおける比例代表制の位相―93年国家会議選挙規程からの考察― 招待有り
佐藤史人
社会体制と法 ( 12 ) 頁: 56-78 2011年6月
ロシア連邦憲法裁判所の判決―2010年
小森田秋夫、佐藤史人
法律時報 84 巻 ( 5 ) 頁: 94-103 2011年5月
藤田の「社会主義史第2段階」と「東欧史」―東欧の改革運動を中心に 招待有り
佐藤史人
法の科学 ( 40 ) 頁: 115-124 2009年9月
ロシア民事監督審におけるヨーロッパ人権裁判所判決の影響と受容
佐藤史人
比較法研究 ( 80 ) 頁: 119-125 2009年1月
ハプスブルク帝国における憲法裁判思想の源流を求めて―G.イェリネックの憲法裁判所論― 招待有り
佐藤史人
社会体制と法 ( 7 ) 頁: 40-53 2006年6月
チェコ共和国憲法裁判所試論―その歴史と現在によせて
早川弘道、佐藤史人、高田知子
比較法学 38 巻 ( 1 ) 頁: 25-35, 61-67 2004年7月
ペレストロイカにおける代表原理の転換(3・完)―第2回ソビエト連邦人民代議員大会における選挙制度改革について―
佐藤史人
早稲田大学大学院法研論集 ( 109 ) 頁: 248-270 2004年3月
ペレストロイカ期ソ連における代表観の変容―『ソビエト議会』の立法活動を中心に― 招待有り
佐藤史人
比較法研究 ( 65 ) 頁: 197-202 2004年3月
ペレストロイカにおける代表原理の転換(1)―第2回ソビエト連邦人民代議員大会における選挙制度改革について―
佐藤史人
早稲田大学大学院法研論集 ( 104 ) 頁: 303-326 2003年12月
ペレストロイカにおける代表原理の転換(2)―第2回ソビエト連邦人民代議員大会における選挙制度改革について―
佐藤史人
早稲田大学大学院法研論集 ( 108 ) 頁: 416-440 2003年12月
新版アジア憲法集
佐藤史人( 担当: 分担執筆 , 範囲: ウズベキスタン共和国 解説・訳)
明石書店 2021年12月 ( ISBN:9784750353135 )
ヨーロッパ人権裁判所の判例Ⅱ
小畑郁、江島晶子、北村泰三、建石真公子、戸波江二編( 担当: 分担執筆 , 範囲: ヨーロッパ人権裁判所とロシア―憲法裁判所との協調と対立―)
信山社 2019年3月 ( ISBN:978-4-7972-5636-9 )
世界の憲法集[第五版]
畑博行・小森田秋夫[編]( 担当: 共著 , 範囲: ロシア連邦憲法)
有信堂 2018年12月 ( ISBN:978-4-8420-1083-0 )
ロシアの緊急事態法制 招待有り
佐藤史人
国立国会図書館総合調査「ロシアにおけるウクライナ侵攻の影響」
Impacts of Constitutional Adjudication on Ordinary Courts: Interpretation of 'Rule of Law State' Clauses of Constitutions in Former Soviet and 'East' European Countries 招待有り 国際会議
Fumito Sato
Fourth International Conference of Fundamental Issues of Constitutional and Administrative Law 2023年3月22日 School of Law, National University of Mongolia
ポスト共産主義諸国における危機の永続化と立憲主義―ロシア・ハンガリーにおける憲法アイデンティティ論争再論― 国際会議
佐藤史人
2021年11月20日 モンゴル国立大学
ロシア・ハンガリーにおける「危機」の常態化と立憲主義 招待有り
佐藤史人
全国憲法研究会秋期研究総会 2021年10月16日 全国憲法研究会
プーチン憲法はエリツィン憲法のアイデンティティを変えたのか ―2020年改正ロシア連邦憲法試論―
名古屋ロシア憲法判例研究会 2020年12月19日
Legal regulations of COVID-19 in Japan: from a constitutional perspective 招待有り 国際会議
Fumito Sato
International scientific-practical conference “Issues of consolidating constitutionalism in new Uzbekistan: national and foreign practiсe"
2020年ロシア憲法改正の概説―「プーチン憲法」は憲法アイデンティティをどう変えたのか
佐藤史人
ロシア法研究会
ロシアにおける破毀審と近時の司法制度改革
佐藤史人
ロシア法研究会
The Constitutional Review Models from other Asian Jurisdictions:A case of Russia 国際会議
Workshop on the "Emergence and Features of the Constitutional Review Bodies in Asia - A Comparative Analysis of Transitional Countrie's Development"
ポスト社会主義諸国における憲法アイデンティティ論の台頭 国際会議
佐藤史人
体制移行諸国における「抽象的」違憲審査と通常裁判所―ロシアの事例を参考に 国際会議
佐藤史人
Unconstitutional Change of the Constitutional Order? Lessons from changes of security framework in Japan 国際会議
Fumito SATO
First Reims-Nagoya School of Law Academic Meetings
ロシア司法制度における人権裁判所の判決の影響と受容
佐藤史人
比較法学会第81回総会 ミニ・シンポジウム「旧社会主義国と欧州人権裁判所」
ソヴィエト社会主義共和国連邦及びロシア連邦における身分関係法制調査研究報告書(監修、執筆:36-72、82-84頁)
ロシア旧国籍法15条2項前段に関する意見書
ロシア連邦における親権・監護権法制の概要、佐藤史人、外務省委託調査「親権・監護権に係る関連法に関する調査」、(頁:1-8頁)
ハーグ条約の実施に関するロシア国内法の解説および関連法令の翻訳、佐藤史人、外務省委託調査「親権・監護権に係る関連法に関する調査」、(頁:1-53頁)
ヴィチェスラフ・V・ガヴリーロフエレーナ・P・ガヴリーロヴァ「ロシア家族法(5・完)」、佐藤史人訳・小川富之監修、戸籍時報716号、(頁:2-11)
ヴィチェスラフ・V・ガヴリーロフエレーナ・P・ガヴリーロヴァ「ロシア家族法(4)」、佐藤史人訳・小川富之監修、戸籍時報715号、(頁:2-8)
ヴィチェスラフ・V・ガヴリーロフエレーナ・P・ガヴリーロヴァ「ロシア家族法(3)」、佐藤史人訳・小川富之監修、戸籍時報714号、(頁:39-45)
ヴィチェスラフ・V・ガヴリーロフエレーナ・P・ガヴリーロヴァ「ロシア家族法(2)」、佐藤史人訳・小川富之監修、戸籍時報713号、(頁:28-34)
ヴィチェスラフ・V・ガヴリーロフエレーナ・P・ガヴリーロヴァ「ロシア家族法(1)」、佐藤史人訳・小川富之監修、戸籍時報712号、(頁:2-14)
研究課題/研究課題番号:21K01110 2021年4月 - 2024年3月
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
佐藤 史人
担当区分:研究代表者
配分額:3250000円 ( 直接経費:2500000円 、 間接経費:750000円 )
社会主義体制の崩壊とともに、ロシアは、法治国家の確立に向けた歩みを開始した。しかし、2000年代に入ると、憲法裁判所の判断は保守化し、ヨーロッパ人権裁判所との対立が深まる中で、「西」に対する「ロシア憲法のアイデンティティ」の擁護が主張されるようになった。他方で、こうした動きを批判する側も、対抗戦略として、リベラルな価値を憲法のアイデンティティとして掲げている。本研究は、この「憲法アイデンティティ」概念を切り口として、現在のロシアの憲法状況を分析することにより、ロシアの立憲主義をめぐる対立構造と課題を明らかにし、権威主義体制下の「立憲主義」というテーマを検討するための理論枠組みの構築を目指す。
研究課題/研究課題番号:18K01212 2018年4月 - 2022年3月
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
佐藤 史人
担当区分:研究代表者
配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )
本年度は、7月にロシア連邦憲法が大改正され、本研究課題のテーマである、ロシア憲法の「ポピュリスト」的側面が改めてクローズアップされた。そこで、①憲法改正に伴って、憲法学界で広く論じられた93年憲法の特質とその後の憲法体制の変容をめぐる議論を整理し、カール・シュミットの独裁論を下敷きとしたメドシュエフスキーの「立憲主義的独裁」論などを検討しつつ、ロシアの現在の憲法体制の「ポピュリズム立憲主義」的モーメントについての私見をまとめた。また、②この憲法改正を通じて、改めてロシアにおける憲法アイデンティティをめぐる議論が活発化した。この点に関連して、ロシアの学界において中核を担う比較的若い憲法学者の憲法裁判分析を検討し、彼らがロシアの憲法アイデンティティをどのように読み解こうとしているのかを明らかにすることによって、憲法裁判所の判例動向とそれに対するアカデミアの批判的営為との対立構造を析出した。さらに、本年度は、ロシアにおいても新型コロナウイルスのパンデミックに対し、中央および地方政府によって様々な施策がとられたが、その過程を通じて、ロシアにおける権威主義体制の特質ないし弱さが浮き彫りになった。この点について、③首都モスクワ市を中心とするコロナウイルス対策の特徴を法的側面から明らかにすると共に、そこで導入された外出禁止措置、外出許可制度をめぐる訴訟を跡づけ、ロシアにおける違憲審査の抱える問題点を確認した。また、コロナ対策をめぐる中央地方関係について検討し、「権威主義体制における危機時の権力の脆弱さ」という観点から、ロシアの統治機構の特質を分析した。さらに、④憲法アイデンティティ概念との関わりで、昨年度に引き続きロシアにおける歴史認識と法に関する問題を取り上げ、通常裁判所の判例を網羅的に検討したほか、⑤ヨーロッパ人権裁判所とロシアの関係に関する論考をまとめた。
本年度は、昨年に引き続き、ロシアの学界における違憲審査論の動向を分析することによって、憲法裁判所の保守化とそれに対する学界の「パフォーマティブ」な対応とを析出することにより、ロシアのポピュリズム立憲主義をめぐる対立構造を析出することに成功し、本研究課題の遂行という点で満足のいく新たな着想を得ることができた。また、ヨーロッパ人権裁判所のダヴィードフ判決を詳しく分析することにより、欧州人権裁判所とロシアの関係についても、実証的な角度から議論を補強するとともに、新型コロナ対応という観点からは、ロシアの権威主義体制に関する新たな省察を得ることができた。
他方で、本年度は新型コロナウイルスの拡大に伴い、オンデマンド資料の作成などの授業負担の増大によって研究に割くことのできる時間が減少したほか、現地への渡航が不可能になることで、予定していた研究の一部を進めることができなかった。特に、経済・社会領域における憲法裁判所の活動の分析については、十分な結論が得られるところまで研究を進めることができなかった。また、サンクトペテルブルクで予定されていた憲法アイデンティティをめぐるThe International Association of Constitutional Lawの研究大会が延期され、ハンガリーについても現地の実務家から近年の動向を確認する機会が得られないなど、比較憲法の視点からロシアを相対化するための作業を十分に行うことができず、期間内に研究を取りまとめるには至らなかった。
第一に、本年度に完遂できなかった経済・社会領域における憲法裁判所の活動の分析をすすめる。とりわけ、社会国家原則ないしは社会的連帯をめぐる憲法判例を引き続き検討し、この領域におけるロシアの憲法実務の特徴が、社会主義時代の憲法伝統、戦後に西欧で形成された社会国家原則、さらに東中欧で体制転換後に支配的になった新自由主義的な社会権の理解との関係で、どのように位置づけられるのかを検討する。第二に、ロシア憲法の動態を相対化する観点から、ハンガリー憲法の近年の動向を検討する。第三に、本年度は本プロジェクトの最終年度にあたるため、研究成果のとりまとめを行う
ロシア司法制度改革における多元的裁判所制度の影響に関する研究
2014年4月 - 2017年3月
科学研究費補助金 若手研究(B)
担当区分:研究代表者
日本ユーラシア協会愛知県連理事
役割:助言・指導, 運営参加・支援
2019年 - 現在
Expert Board for the bachelor's programme "Laws (with advanced studies of Japanese language and the law of Japan)" of Saint-Petersburg University 国際学術貢献
役割:企画立案・運営等
2020年12月 - 現在