研究者詳細 - 角皆　潤

講演・口頭発表等 - 角皆　潤

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Quantifying nitrate dynamics in hydrosphere using the triple oxygen isotopes as tracers 国際会議

Tsunogai, U., Komatsu, D. D., Nakagawa, F.

Utilizing Rare isotopE for biogeochemistrY (UREY) Workshop

Breakthrough in Isotope-Ratio Mass Spectrometry 国際会議

Tsunogai, U., D.D. Komatsu, and F. Nakagawa

Pre-seminar 2011 in Busan, Meeting on Isotope-ratio mass spectrometry, The Mass Spectrometry Society of Japan

硝酸の三酸素同位体組成を指標に用いた水環境中の窒素循環の定量化：非培養・現場型の窒素同化速度定量法開発

角皆潤, 小松大祐, 中川書子

日本地球惑星科学連合2011年大会

Tracing the fate of atmospheric nitrate deposited onto a forest ecosystem in eastern Asia using triple oxygen isotopes 国際会議

Tsunogai, U., D.D. Komatsu, S. Daita, G.A. Kazemi, F. Nakagawa, I. Noguchi, and J. Zhang

European Geosciences Union General Assembly 2010

溶存硝酸の三酸素同位体組成をトレーサーに用いた地下水中の窒素循環解析

角皆潤・小松大祐・代田里子・中川書子・張勁

日本地球惑星科学連合2009年大会

三酸素同位体組成を指標に用いた対流圏二酸化炭素と陸域生態系の相互作用の定量化

中村恵弥, 角皆潤, 中川書子, 伊藤昌稚, 高梨聡, 坂部綾香, 斉藤拓也

日本地球化学会年会要旨集 2022年一般社団法人日本地球化学会

記述言語：日本語会議種別：口頭発表（一般）

二酸化炭素の三酸素同位体組成は超高精度の定量が必要となるため主要放出源の1つである陸域生態系の呼吸に由来する三酸素同位体組成ですら未だに実測データが存在しない。本研究では土壌ガス、排気ガスといった主要放出源に加えて、都市大気と滋賀県の桐生水文試験地にて大気観測を行った。桐生水文試験地では渦集積法で上昇流と下降流に区分して捕集し、濃度と同位体比は質量分析法と分光法を併用して測定を行った。土壌から放出される二酸化炭素は平均+70×10-6程度の高い三酸素同位体組成を示し、桐生水文試験地では上昇流の方が下降流より高い値となった。また、都市大気の二酸化炭素は-94×10-6から+52×10-6まで幅広い変化を示し、このうち低い三酸素同位体組成は化石燃料燃焼に直接由来するもので、高い三酸素同位体組成は陸域生態系からの放出を反映したものとして説明できる。このことから都市圏内でも陸域生態系と活発な相互作用をしていることが示唆された。

DOI： 10.14862/geochemproc.69.0_47

CiNii Research

三酸素同位体組成を指標に用いた対流圏窒素酸化物の反応過程追跡

織田舞保, 角皆潤, 中川書子, 伊藤昌稚, 許昊, 山神真紀子

日本地球化学会年会要旨集 2022年一般社団法人日本地球化学会

記述言語：日本語会議種別：口頭発表（一般）

対流圏の一酸化窒素はオゾンやペルオキシラジカルと反応して二酸化窒素となり、さらに酸化されて硝酸として地表に沈着する。ただし、二酸化窒素の多くは紫外線を受けるとオゾンを生成して一酸化窒素に戻る。本研究はこれらの複雑な反応過程を定量的に理解するため、各反応性窒素酸化物の三酸素同位体組成を名古屋市若宮大通公園 (都心域) と名古屋大学環境共用館 (郊外域) の2地点で昼夜別に実測した。二酸化窒素の光解離が進行しない夜間は、昼間と比べて各反応性窒素酸化物の三酸素同位体組成に低下する傾向が見られた。これは直接排出由来の一酸化窒素の寄与が大きくなったことに呼応したものと考えられる。地域別で比較すると、一酸化窒素の直接排出が活発な都心域では、二酸化窒素や一酸化窒素は郊外域より低下する傾向が見られた。ただし、昼間の一酸化窒素とオゾンとの反応が全二酸化窒素生成に占める割合は、両地点とも約70%でほとんど変化しなかった。

DOI： 10.14862/geochemproc.69.0_48

CiNii Research

樽前山におけるドローンを用いた噴気孔別噴煙採取と遠隔噴気温度推定

宮木裕崇, 角皆潤, 伊藤昌稚, 渡部紘平, 中川書子, 田中良, 西川空良, 寺田暁彦

日本火山学会講演予稿集 2022年特定非営利活動法人日本火山学会

硝酸の三酸素同位体異常を指標に用いた半閉鎖性海域における窒素循環速度定量

河西鯨伍, 角皆潤, 伊藤昌稚, 中川書子

日本地球化学会年会要旨集 2022年一般社団法人日本地球化学会

記述言語：日本語会議種別：口頭発表（一般）

本研究では、D17O値を指標に用いて半閉鎖的海域である伊勢湾における窒素循環速度を定量化した。伊勢湾は表層で窒素制限となることが多く、窒素循環速度の定量化は非常に重要である。これまで摩周湖 (Tsunogai et al., 2011) や琵琶湖 (Tsunogai et al., 2018) といった閉鎖的水圏域における窒素循環速度の定量化にD17O値は活用されてきたが、外洋域との海水交換を無視できない半閉鎖性な水圏への応用は本研究が初めてである。伊勢湾の窒素循環速度は硝化速度が硝酸同化速度の80 ％前後を占め、伊勢湾で消費される硝酸の大部分は湾内の硝化に由来し、湾外から流入する硝酸の寄与は大きくないことが明らかになった。

DOI： 10.14862/geochemproc.69.0_160

CiNii Research

都市河川における溶存無機態リン酸の三酸素同位体組成定量

三歩一孝, 角皆潤, 伊藤昌稚, 中川書子

日本地球化学会年会要旨集 2022年一般社団法人日本地球化学会

記述言語：日本語会議種別：口頭発表（一般）

水環境中の溶存無機態リン酸(以下リン酸)は、一次生産(光合成)を律速する重要物質である。人為的なリン酸の局在化は、生態系の破壊につながる危険性がある。そのため、環境変化の現状把握や予測、修復を実現する上で水環境中のリン酸の循環機構を理解することが重要である。従来の研究では、水環境中の主要リン酸負荷源を推定するため、リン酸の酸素安定同位体比(d18O)が指標として活用されてきた。しかし、d18O指標では、負荷源の混合と生物活動に伴う動的な同位体分別を区別できないことから、混合割合の定量化は困難となることが多い。そこで本研究では、三酸素同位体組成(D’17O≒d17O–0.528•d18O)を新指標として活用することで上述の問題を克服できないか検討した。その結果、河川水中のリン酸は、下水処理場放出水などの人為由来のリン酸と水圏生物由来のリン酸が混合したものであり、観測期間を通して混合割合が時間変化していることが明らかになった。

DOI： 10.14862/geochemproc.69.0_142

CiNii Research

鉛直硫化水素センサーアレイを用いた火山ガス放出量定量法開発

渡部紘平, 角皆潤, 宮木裕崇, 伊藤昌稚, 中川書子, 風早竜之介

日本火山学会講演予稿集 2022年特定非営利活動法人日本火山学会

鉛直硫化水素センサーアレイを用いた火山性ガス放出量定量法開発

渡部紘平, 角皆潤, 宮木裕崇, 伊藤昌稚, 中川書子, 風早竜之介

日本地球化学会年会要旨集 2022年一般社団法人日本地球化学会

記述言語：日本語会議種別：口頭発表（一般）

火山や地熱地帯の火山性ガス放出量は、その組成と並んで火山活動の現況や経時変化を把握する上で有用な指標となる。本研究では二酸化硫黄に乏しい地熱地帯における火山性ガスの放出量を見積もるために複数の硫化水素センサーを鉛直方向に配列したセンサーアレイを開発した。2022年6月に実施した登別大湯沼 (俱多楽火山)における観測では、三次元風向風速計と鉛直センサーアレイを定点に固定して観測を行い、定点で得られた風向・風速の時間変化と硫化水素濃度の相関を利用して噴煙断面中の硫化水素濃度分布を推定した。その結果、大湯沼の硫化水素放出量を17.7 ton/day、さらに噴煙中の硫化水素と他のガス成分との相関を用いることで二酸化炭素及び水素の各放出量を128.6 ton/day及び125 kg/dayと見積もった。

DOI： 10.14862/geochemproc.69.0_115

CiNii Research

火山ガス安定同位体組成観測手法の革新招待有り

角皆潤

日本火山学会講演予稿集 2023年特定非営利活動法人日本火山学会

火山ガス安定同位体組成観測手法の革新招待有り

角皆潤

日本火山学会講演予稿集 2023年特定非営利活動法人日本火山学会

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