科研費 - 清水 貴史
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ゼブラフィッシュを用いた社会性行動における小脳機能の解明
研究課題/研究課題番号:23K05845 2023年4月 - 2025年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
清水貴史
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:4481000円 ( 直接経費:3700000円 、 間接経費:1110000円 )
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研究課題/研究課題番号:18K06333 2018年4月 - 2021年3月
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
清水 貴史
担当区分:研究代表者
配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )
本研究では、ゼブラフィッシュをモデル動物として小脳神経回路の恐怖条件づけにおける役割の解明を試みた。ゼブラフィッシュ成魚は電気ショックなどの恐怖を伴う刺激(無条件刺激)とライトの点灯などの無害な刺激(条件刺激)を繰り返し与えると両者の関連を学習し、条件刺激のみで逃避行動(能動的回避学習)をとる。小脳神経回路を阻害した魚においてこの学習が著しく低下していたことから、自由遊泳下の恐怖条件付けに小脳が重要な働きをしていることが明らかとなった。また、小脳神経回路阻害魚において社会性行動に異常が観察された。以上のことから、小脳は恐怖条件付け、回避学習や社会性行動に関与していることが明らかとなった。
本研究では、ゼブラフィッシュを用いて小脳神経回路が恐怖条件付けや回避学習に関与していることを明らかとした。自由遊泳下では恐怖応答に関与する連合学習に小脳神経回路が重要な役割を果たしていると考えられた。さらにセブらフィッシュにおいても社会性行動に小脳神経回路が関与しており、社会性行動の神経基盤は魚類から哺乳類に到るまで保存されている可能性が示唆された。また、これらの結果は自閉症などの神経疾患の原因解明に有効であると考えられる。 -
恐怖条件付けにおける小脳の役割の解明
2018年4月 - 2020年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
担当区分:研究代表者
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ゼブラフィッシュを用いた小脳神経回路の発生とその機能の解析
2013年4月 - 2016年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
清水貴史
担当区分:研究代表者
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ゼブラフィッシュ変異体を用いた小脳発生機構の解析
2010年4月 - 2013年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
担当区分:研究代表者
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Cdx-Hoxコードによる神経管前後軸形成機構の分子生物学的研究
2007年4月 - 2008年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)、19570215
担当区分:研究代表者
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ゼブラフィッシュ尾形成におけるWntシグナルの役割についての研究
2005年4月 - 2006年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)、17570185
担当区分:研究代表者
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ゼブラフィッシュ初期発生における背側オーガナイザー形成機構の解明
2003年4月 - 2004年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)(2)、15570184
担当区分:研究代表者
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脊椎動物体軸形成におけるDharma遺伝子の作用機構の解明
2001年4月 - 2002年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)(2)、13670013
担当区分:研究代表者