2023/03/27 更新

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フクザワ ナオキ
福澤 直樹
FUKUZAWA, Naoki
所属
大学院経済学研究科 社会経済システム専攻 社会経済分析 教授
大学院担当
大学院経済学研究科
学部担当
経済学部
職名
教授

学位 1

  1. 経済学博士(Doctor rerum politicarum) ( 1993年5月   フライブルク大学 ) 

研究キーワード 1

  1. 西洋経済史 ドイツ経済史 社会政策史 社会保障史 福祉社会史 福祉国家 社会国家 経済秩序 新自由主義 社会民主主義 ネオリベラリズム オルドリベラリズム

研究分野 1

  1. その他 / その他  / 西洋経済史

現在の研究課題とSDGs 1

  1. ドイツ社会政策史(特に社会保険の生成と発展について)

経歴 9

  1. 名古屋大学   大学院経済学研究科 社会経済システム専攻 社会経済分析   教授

    2013年4月 - 現在

  2. 名古屋大学   大学院経済学研究科・経済学部   部長(学部長・研究科長)

    2018年4月 - 2020年3月

  3. パダボーン大学(ドイツ)経済学部客員教授

    2008年6月

  4. 名古屋大学大学院経済学研究科・准教授

    2007年4月 - 2013年3月

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    国名:日本国

  5. 名古屋大学大学院経済学研究科・助教授

    2000年4月 - 2007年3月

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    国名:日本国

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学歴 4

  1. フライブルク大学大学院(Universitaet Freiburg,ドイツ連邦共和国)   経済学研究科

    - 1993年5月

  2. 名古屋大学   経済学研究科

    1987年4月 - 1992年3月

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    国名: 日本国

  3. 名古屋大学   経済学研究科

    1985年4月 - 1987年3月

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    国名: 日本国

  4. 名古屋大学   経済学部   経済学科

    - 1985年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 3

  1. 政治経済学・経済史学会(旧土地制度史学会)   理事

  2. 社会経済史学会   理事

    2017年1月 - 現在

  3. 社会政策学会

受賞 1

  1. 社会政策学会奨励賞

    2013年5月   社会政策学会  

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    受賞国:日本国

 

論文 14

  1. ドイツ・ネオリベラリズム研究の今日的展開とその意義

    歴史と経済   62 巻 ( 2(246号) ) 頁: 18 - 26   2020年1月

  2. ドイツ社会国家をめぐる近年の議論について―2000年代の社会給付制度の原理の転換に直面した議論の推移

    福澤直樹

    経済科学   62 巻 ( 4 ) 頁: 119-129   2015年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  3. 第二次大戦後ドイツ連邦共和国の福祉制度と経済秩序 招待有り

    福澤直樹

    季刊 経済理論   49 巻 ( 4 ) 頁: 43-53   2013年1月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  4. 1930年代大不況と社会的共同性―ドイツにおける大統領内閣からナチス体制まで― 招待有り

    福澤直樹

    愛知大学経済論集   ( 186 ) 頁: 169-196   2011年7月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  5. *ドイツにおける社会国家の途――第二帝政期から現代に至るまでの歴史的経験―― 招待有り

    福澤直樹

    歴史と経済   ( 195 ) 頁: 1-11   2007年4月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    本論文は近代的経済社会の生成と共にミクロ化された個人が自律性を失い、種々の社会問題が発生する中で、それに対処すべき社会的連帯の制度化がどのようなかたちで進められてきたのかを、1880年代に世界に先駆けて社会保険を導入したドイツを例に歴史的に検証するものである。下位の連帯的共同性から国民的共同体にいたるまで、それぞれがどのように作用しつつ近現代社会国家を形成してきたのか、その論理を明らかにするものである。

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書籍等出版物 10

  1. ドイツ社会保険史――社会国家の形成と展開

    福澤直樹( 担当: 単著)

    名古屋大学出版会  2012年6月  ( ISBN:9784815807016

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    記述言語:日本語

  2. 近代ヨーロッパの探求――福祉

    高田実、中野智世、長谷川貴彦、田中拓道、岡本造史、福澤直樹、辻英史、石原俊時、勝田由美、高橋一彦、鶴見太郎( 担当: 共著)

    ミネルヴァ書房  2012年9月  ( ISBN:9784623063758

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    記述言語:日本語

  3. Labor Markets and Labor Market Policies btween Globalization and World Economic CrisisJapan and Germany

    Apel, Uwe; Bass, Hans H.; Berninghausen, Jutta; Ehrig, Detrev; Fukuzawa, Naoki; Hozumi, Toshihiko; Kaku, Sachio; Monnig, Ernst; Niemeier, Ernst; Pfannkuche, Alexander; Sato, Motohiko; Staroske, Uwe; Takeuchi, Haruo; Wohlmuth, Karl; Ziegert, Helga( 担当: 共著)

    Rainer Hampp Verlag (Munchen, Mering)  2010年 

  4. 世界経済の歴史ーグローバル経済史入門〔一般経済史テキスト〕第2版

    金井雄一 中西聡 福澤直樹( 担当: 共著)

    名古屋大学出版会  2020年8月 

  5. 世界経済の歴史ーグローバル経済史入門〔一般経済史テキスト〕

    金井雄一 中西聡 福澤直樹( 担当: 共著)

    名古屋大学出版会  2010年6月 

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    記述言語:日本語

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講演・口頭発表等 16

  1. ナチ体制下の経済社会における社会的共同性のあり方―― 主に福祉社会政策の局面を中心に ――

    第105回中部ドイツ史研究会於愛知大学名古屋車道キャンパス 

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    開催年月日: 2009年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  2. The Flexibilization of Labor Markets between Globalization and global economic Crisis: Comparing Japan and Germany 国際会議

    Recent Development in the German and the Japanese Models of Welfare State. Transition and Diversification of Social Corporation 

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    開催年月日: 2009年6月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  3. ドイツ・ヴァイマール共和国における社会保険の展開

    福澤直樹

    政治経済学・経済史学会 福祉社会研究フォーラム研究会 

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    開催年月日: 2007年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  4. Historical Study about the Economic Integration and Solidarity --- German Experience from the View of a Japanese Researcher --- 国際会議

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    開催年月日: 2007年3月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

  5. ドイツにおける社会国家の途――第二帝政期から現代に至るまでの歴史的経験(共通論題『格差拡大社会――史的接近と現状分析――』第1報告)

    2006年度政治経済学・経済史学会〔旧土地制度史学会〕秋季学術大会於明治大学 

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    開催年月日: 2006年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

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Works(作品等) 7

  1. 川越脩・辻英史編著『社会国家を生きる―20世紀ドイツにおける国家・共同性・個人―』(書評)

    2011年7月

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    発表場所:『歴史と経済』 第212号(53巻4号、2011年7月)  

  2. 安野正明著『戦後ドイツ社会民主党史研究序説―組織改革とゴーデスベルク綱領への道―』(書評)

    2005年4月

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    発表場所:歴史と経済(旧土地制度史学)第187号  

  3. 馬場哲・小野塚知二編著『西洋経済史学』(書評)

    2002年12月

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    発表場所:経済科学(名古屋大学)第50巻第3号  

  4. 高橋弦著『ドイツ社会保障成立史論』(書評)

    2002年11月

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    発表場所:情況2002年11月号  

  5. 西洋経済史(主著者:金井雄一)

    2002年3月

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    発表場所:経済科学(名古屋大学)第49巻別冊:学習指導号(経済学)  

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共同研究・競争的資金等の研究課題 1

  1. ドイツ・ヴァイマール共和国における社会保険制度の展開

    1999年3月 - 2000年3月

    シキシマ学術・文化振興財団 

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    資金種別:競争的資金

科研費 6

  1. 21世紀ドイツ社会国家の歴史的位相―戦後連邦共和国における歴史的経緯を踏まえて

    2015年4月 - 2019年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    福澤直樹

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    担当区分:研究代表者 

  2. ドイツにおける秩序経済学の意義と社会国家概念の再検討

    研究課題/研究課題番号:20K01574  2020年4月 - 2023年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    福澤 直樹

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:3380000円 ( 直接経費:2600000円 、 間接経費:780000円 )

    市場経済は本質的に理念通りに機能するものではなく、歴史的に、また国の内外を問わずさまざまな不均衡や、経済、社会の混乱を招き、時に破局的な結末を生み出した(大恐慌、大戦争など)。そうした市場経済に基盤を置く自由主義社会を維持するための介入秩序が百年前のドイツで生成し、第二次大戦後の連邦共和国では、社会的な市場経済体制が築かれてきた。本研究はそうした秩序理念がどのように現実の政策に反映され、どのように批判されてきたのかを問い、また社会的調整や連帯がどのような論理、或いは機能と共に展開するのかを考究する「秩序経済学」の今日的意義や「社会国家」の本質についての考察を深めるものである。
    令和3年度においては引き続き、社会国家概念の基盤となってきた経済秩序や思想と現実政策との連関についての検討を行った。これに関連した研究を従前よりフライブルク大学の研究グループと共同で進めてきたが、令和3年4月にオンラインで共同ワークショップ How Traditions of Economic Thinking Shape Economic Policiesを組織・開催し、自身も報告 “The Effects of Economic Thought on Politics in West Germany after WWII: With a Comparison to the Case of Japanese Liberalist Tanzan Ishibashi“ を行った。ここでの諸報告を編集し、『経済科学』(名古屋大学)の特別号とし刊行し、自身としても総括の共著論文並びに単著論文を公刊した。
    また本研究課題に密接に接続する福祉社会研究フォーラム(政治経済学・経済史学会)における研究活動にもオンラインで積極的にコミットし、研究内容のレビューを受ける乃至専門知識の提供を行うなどしつつ、共著書の刊行に向けての活動も行ってきた。さらに既存の研究資料、オンラインで入手可能な資料・論文、本邦で内容確認・郵送入手可能な二次文献(書物)を参照しつつ、でき得る限り上記研究課題の進捗(「関連性」の解明)に努める一方、本研究課題のもう一つの柱である、秩序経済学の有意性の検討についても、当該文献を読み進めつつ、その整理・分析を行ってきた。さらには、ドイツ国内での資料・文献調査を現実に行うことができなくとも、それが可能になった際に円滑かつ効率的な作業が行えるよう、資料の所在や概要についての予備的な調査を進めてきた。
    令和2年度に引き続き、令和3年度も新型コロナウイルスの蔓延により、国内出張、海外出張ともに一切行うことができなかった。オンラインでの研究打ち合わせや情報交換、研究内容の相互レビューを積極的に実施し、オンライン研究集会を主催、また国際研究集会などにも参加してきたが、歴史研究にとって不可欠な一次資料、本邦で入手不可能ないし内容確認のできない文献の収集や、当該課題についての本格的な議論ができないため、既存資料や二次文献の批判的検討などを中心とした研究などに、活動の範囲・次元が制約されてきた。
    また依然としてコロナ禍が収まらず長期化する中、個々の学生の置かれた状況も多様となり、単なる遠隔授業や、オンディマンド授業の実施ないし教材の作成のみならず、対面授業と遠隔授業を同時に進行させつつ、個々の学生のニーズにできる限り対応するという新たな責務が課せられるようになった。そのためこれらに対する準備及び対応に多くの時間がとられることになった。この他、令和3年度は、勤務校外の学術コミュニティーにおける種々の役割に対し例年にない大きなエフォートが割かれた年であったことも付言しておく。
    令和4年度に入ってなおコロナ禍は鎮静化してはいないが、国内の行き来は基本的に可能であり、下半期の研究集会は対面実施の方針で計画が始められている。海外においても交通制約は概ね解除される方向にあり、海外出張ないし滞在も可能になってくるものと期待される。
    本年度下半期からは、協力関係にある内外の研究者らとの直接交流を再開し、情報収集や相互レビューを行いつつ、部分的な研究成果の発信に努めていく。これを通じて本研究課題の論点整理や、実証面での課題の明確化を進め、これまで滞ってきたドイツでの資料調査や文献調査・収集をより効率的・集中的に行っていく意向である。
    オルドリベラリズム、ひいては古典的ネオリベラリズムの拠点であるフライブルク大学との従前からの研究協力も継続し、状況が許せば共同研究集会を組織する所存である。また今年度は前年度のように社会活動が集中する予定もなく、効率的に研究活動に専念できるものと期待している。上記のように、研究計画全体としては若干の遅れが出てはいるものの、本課題において当初計画された研究成果に向けて、着実に分析を進めていきたいと考えている。
    なお令和4年度には、いわゆる「古典的」ネオリベラリズムに関して、政治経済学・経済史学会の秋季学術大会で報告することを期し、(ドイツ現地での新たな資料調査の成果をこの時点で活かすことはできないが、)すでに具体的な準備に入っている。

  3. 21世紀ドイツ社会国家の歴史的位相―戦後連邦共和国における歴史的経緯を踏まえて

    研究課題/研究課題番号:15K03575  2015年10月 - 2020年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    福澤 直樹

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )

    ドイツは高福祉の国といわれるが、市場経済の機能条件を補完する社会国家体制がその基底にあり、一義的に福祉国家を目指したわけではない。戦後以来同国はオルドリベラリズム(フライブルク学派)に代表されるドイツ型新自由主義に基づき市場機能を補うことをその本旨としており、社会給付もその一環にとどまる。その財政問題が社会国家の危機を表彰するものでもない。むしろ社会国家の基準をもたらすべき社会的公正、社会国家的関与の正統性、自己責任と社会的共同性、文化的経済主体としての人間の考察、活力政策の今日的含意などをめぐる考究が、秩序経済学という枠組みで積極的に行われており、こちらが社会国家をめぐる問題の本質となる。
    ドイツはその社会給付において、福祉国家や社会給付国家を追求しているのではなく、本来あるべき市場経済の機能条件(完全情報、生産資源のモビリティ、経済主体の自由、完全競争等々)の現実世界での欠如を補うという、その限りで社会給付を実施している。1990年代から2000年代にかけて福祉財政の逼迫やドイツの産業競争力の観点から給付を切り下げる動きがあったとよく理解されるが、社会国家とは市場機能を補完する制度体系であり、本質的に財政等の問題で潰えるものではない。本研究は、自由市場経済を旨としつつも様々な問題に対応する経済秩序設定が今なお積極的に模索されている事例の理解を学会や社会に促すという意義をもつ。

  4. 両大戦間期ドイツの社会保障政策―社会保険の運用を中心に―

    2005年4月 - 2008年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C),課題番号:17530264

    福澤 直樹

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    担当区分:研究代表者 

  5. 第二次大戦後ドイツにおける社会的市場経済・社会主義的市場経済・社会主義計画経済

    2002年4月 - 2005年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C),課題番号:14530094

    福澤 直樹

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    担当区分:研究代表者 

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担当経験のある科目 (本学) 30

  1. 一般経済史Ⅱ

    2012

  2. 西洋経済史演習

    2012

  3. 経営学演習Ⅰ・Ⅱ

    2012

  4. 経済学演習Ⅰ・Ⅱ

    2012

  5. 産業社会と企業

    2012

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担当経験のある科目 (本学以外) 3

  1. Grundzuege der Wirtschaftspolitik

    2008年4月 - 2009年3月 ドイツ・パダボーン大学)

  2. 国際経済事情

    2008年4月 - 2009年3月 愛知淑徳大学コミュニケーション学部)

  3. 経済学概論

    2008年4月 - 2009年3月 愛知淑徳大学コミュニケーション学部)

 

学術貢献活動 1

  1. 一般財団法人 名古屋大学出版会・理事

    - 現在