2025/03/16 更新

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テラザワ サチエ
寺澤 幸枝
TERAZAWA Sachie
所属
医学部附属病院 心臓外科 病院講師
職名
病院講師

学位 1

  1. 博士(医学) ( 2013年3月   名古屋大学 ) 

研究分野 3

  1. ライフサイエンス / 心臓血管外科学

  2. ライフサイエンス / 腫瘍診断、治療学

  3. ライフサイエンス / 外科学一般、小児外科学

受賞 1

  1. Challenger's Live Demostrations 2008 優勝

    2008年2月  

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    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞 

 

論文 24

  1. Risk factors for distal stent graft-induced new entry after frozen elephant trunk procedure in chronic aortic dissection

    Akita, S; Tokuda, Y; Narita, Y; Terazawa, S; Yoshizumi, T; Ito, H; Mutsuga, M

    GENERAL THORACIC AND CARDIOVASCULAR SURGERY     2025年2月

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  2. Impact of direct mesenteric perfusion on malperfusion in acute type A aortic dissection repair

    Yamamoto, R; Kato, W; Tokuda, Y; Yamaki, K; Morita, K; Uemura, T; Yamamoto, T; Ito, H; Yoshizumi, T; Terazawa, S; Narita, Y; Mutsuga, M

    EUROPEAN JOURNAL OF CARDIO-THORACIC SURGERY   67 巻 ( 1 )   2024年12月

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  3. HeartMate 3 driveline damage by gradual corrosion due to liquid infiltration: a case report

    Yoshizumi, T; Ito, H; Terazawa, S; Tokuda, Y; Sakurai, H; Narita, Y; Mutsuga, M

    JOURNAL OF ARTIFICIAL ORGANS     2024年8月

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  4. Administration of an antibody against apoptosis inhibitor of macrophage prevents aortic aneurysm progression in mice

    Fujii, T; Yamawaki-Ogata, A; Terazawa, S; Narita, Y; Mutsuga, M

    SCIENTIFIC REPORTS   14 巻 ( 1 ) 頁: 15878   2024年7月

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  5. Surgical reconstruction after resection of cardiac metastasis from oropharyngeal carcinoma: a case report

    Nishi, T; Fujimoto, KL; Hiramatsu, M; Okada, T; Suzuki, Y; Shimoyama, Y; Terazawa, S; Tokuda, Y; Mutsuga, M; Usui, A

    NAGOYA JOURNAL OF MEDICAL SCIENCE   85 巻 ( 4 ) 頁: 875 - 879   2023年11月

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書籍等出版物 1

  1. 最新 人工心肺

    ( 担当: 共著)

    2024年 

講演・口頭発表等 1

  1. 名古屋大学における肺動脈血栓内膜摘除術10年の現況

    CTEPH治療の最前線  2024年9月13日 

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    開催年月日: 2024年9月

    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

科研費 3

  1. 大動脈瘤におけるマクロファージAIM炎症機構の解明と治療法の開発

    研究課題/研究課題番号:22K08932  2022年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    寺澤 幸枝, 成田 裕司, 緒方 藍歌, 六鹿 雅登

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    動脈硬化が主因である大動脈瘤は慢性炎症を呈する。慢性炎症の中心的役割を担うのはマクロファージであり、マクロファージが産生するアポトーシス抑制因子AIM の炎症機構を制御することができれば、AIM が新たな大動脈瘤の治療標的になりうると考えた。本研究では、大動脈瘤におけるAIM の炎症増悪メカニズムを解明し、AIM 制御による大動脈瘤治療の可能性について明らかにする。本研究で得られる成果は、大動脈瘤における全く新しい側面からの炎症機構に着目した治療法を提案し、臨床応用を目指すことが可能となる。加えて、新たな大動脈瘤の炎症機構の解明と病態の理解に寄与できる。

  2. 補助人工心臓ドライブライン感染制御等のための抗菌ポリマーを用いた部材の開発

    研究課題/研究課題番号:19K09240  2019年4月 - 2023年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    寺澤 幸枝, 成田 裕司, 緒方 藍歌, 小土橋 陽平, 齋藤 明広, 六鹿 雅登

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    植込型補助人工心臓は、駆動電源確保のための「ドライブライン」が皮膚を貫通して存在し、常に感染のリスクを包含している。人工臓器感染は難治性で、心不全患者においては致命的となることも少なくない。長期にわたっていかに感染を制御できるかが、患者の予後を大きく左右する。しかし現状のドライブライン管理に確立した方法はない。本研究では、殺菌性や化学的安定性を有するpoly([2-(methacryloyloxy)ethyl]trimethylammonium chlorideを基材とした長期安定的な抗菌作用を有する新規感染制御材料の創出を試み、動物実験での基礎的検討を主体にドライブライン管理材料を開発する。
    植込型補助人工心臓は、重症心不全患者の生命予後を劇的に改善する強力なデバイスだが、駆動電源確保のための「ドライブライン」が皮膚を貫通して存在し、常に感染のリスクを包含している。一般的に人工臓器感染は難治性で、心不全患者においては致命的となることも少なくない。また、心臓移植待機期間が1000 日を超える本邦において、いかに感染を制御できるかが、患者の予後を大きく左右することに疑う余地はない。しかし現状のドライブライン管理に確立した方法はない。一方、殺菌性や化学的安定性を有する Poly[2-(methacryloyloxy) ethyl] trimethylammonium chloride; Poly(METAC)は、化学的安定性や高分子構造の易加工性といった利点を持つことが知られている。研究代表者らは、これまでにPoly(METAC)を用いて高分子一次構造制御により形状を可変することで、濃度依存的かつ形状状態により抗菌性に違いがあることを報告してきた。本研究では、Poly(METAC)を基材とした長期安定的な抗菌作用を有する新規感染制御材料の創出を試みる。
    ポリビニルアルコール重合体(PVA)とpoly(METAC)を熱架橋し、抗菌修飾フィルムを作成した。フィルムを浸した培養液に枯草菌を添加して培養したのち、熱量測定装置を用いて菌発熱量を計測した。培養3時間後において、抗菌修飾フィルムは枯草菌の増殖を認めなかった。また、繊維状に加工し溶血性試験を行ったところ、溶血は見られず、繊維への赤血球の吸着は見られなかった。
    架橋構造による抗菌性効果の差を調べる検討に時間を要し、当初の計画であった動物実験検証に至ることができなかったため、進捗状況はやや遅れていると判断した。
    ドライブライン感染動物モデルを確立し、抗菌フィルムの抗菌性を動物実験にて検証する。抗菌フィルム群、既存ドレッシング材群、無処置群を作成し、菌摂取後に経時的に肉眼所見、組織学的評価にて有用性を明らかにする。

  3. 心筋梗塞に対するエクソソーム投与による心筋再生誘導の検討

    研究課題/研究課題番号:16K10624  2016年4月 - 2020年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    寺澤 幸枝, 大島 英揮, 成田 裕司, 諫田 泰成, 藤本 和朗, 緒方 藍歌

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )

    心筋再生誘導を試みるために用いるエクソソームの性質を調べるため、各細胞(間葉系幹細胞:MSC, 線維芽細胞:FB, 心筋細胞:CM, iPS由来心筋細胞:iCM)由来のエクソソームを解析した。MSCエクソソーム内には、286種のタンパクが同定され、サイトカイン等が含まれていた。526種の miRNAを同定し、MSC, CM, iCM由来エクソソームには心筋細胞アポトーシス抑制因子miR-146, miR-210, 血管新生因子miR-126, miR-132がより多く発現していた。しかしエクソソーム産生量が少なく、心筋梗塞モデルに投与するには、より回収効率の良い培養方法の確立が課題となった。
    エクソソームの性質(膜表面タンパクや包括するmiRNA, mRNA, prtoteinなど)はホスト細胞に依存するため、細胞の種類によって治療効果が異なることが予想される。多くの論文で様々な疾患に対する治療効果が明らかとなっているMSCに加え、線維芽細胞や心筋細胞由来のエクソソームを用いて各性質を比較検討することは、治療に最適なエクソソームを見出すための重要な基礎検討課題であると考える。本研究で得られた成果は、由来細胞により治療効果に差異が生ずる可能性がある。これまでに報告がない本成果は、学術的意義を有すると考える。

 

担当経験のある科目 (本学) 2

  1. 心臓外科学 冠動脈外科

    2024

  2. 心臓外科学 人工弁

    2024