2024/03/28 更新

写真a

ハヤシ ケンイチロウ
林 謙一郎
HAYASHI Kenichiro
所属
大学院人文学研究科 人文学専攻 歴史文化 准教授
大学院担当
大学院人文学研究科
学部担当
文学部
職名
准教授
連絡先
メールアドレス

学位 2

  1. 歴史学博士 ( 1995年7月   雲南大学 ) 

  2. 文学修士 ( 1989年3月   京都大学 ) 

研究キーワード 1

  1. 雲南少数民族,雲南地方史,白族形成史,南詔・大理国

研究分野 2

  1. その他 / その他  / 文学@史学@東洋史

  2. その他 / その他  / 地域研究

現在の研究課題とSDGs 5

  1. 中国雲南地方の非漢民族における「歴史記述」の伝統

  2. 元明時代の雲南における漢族移民と雲南民族の「少数民族化」

  3. 中国史料(漢籍史料)の電子化および研究・教育への利用に関する研究

  4. 10-13世紀の中国西南地区における民族形成と民族間関係

  5. 13-4世紀の雲南地方における民族形成と民族間関係

経歴 6

  1. 京都大学非常勤講師

    2013年4月 - 2013年9月

      詳細を見る

    国名:日本国

  2. 中部大学非常勤講師

    2011年4月 - 2013年3月

      詳細を見る

    国名:日本国

  3. 名古屋大学准教授

    2007年4月 - 現在

      詳細を見る

    国名:日本国

  4. 名古屋大学助教授

    2000年4月 - 2007年3月

      詳細を見る

    国名:日本国

  5. 島根大学助教授

    1999年9月 - 2000年3月

      詳細を見る

    国名:日本国

  6. 島根大学講師

    1997年4月 - 1999年8月

      詳細を見る

    国名:日本国

▼全件表示

学歴 2

  1. 雲南大学   歴史・人類学研究科   中国民族史専攻

    - 1995年7月

  2. 京都大学   文学研究科   東洋史学

    1987年4月 - 1992年3月

      詳細を見る

    国名: 日本国

所属学協会 3

  1. 東南アジア学会   情報担当理事

    2007年1月 - 2014年12月

  2. 東洋史研究会   評議員

  3. 日本歴史学協会

 

論文 16

  1. 西南夷—南蛮—西南诸夷:中国历代正史中有关南方民族称呼变迁 査読有り

    ⻘⼭依旧 新松争春—江应樑冥诞110周年纪念⽂集     2022年12月

     詳細を見る

    記述言語:中国語   掲載種別:論文集(書籍)内論文  

  2. 南詔國的成立 招待有り

    林 謙一郎

    中外論壇   2019 巻 ( 1 ) 頁: 93 - 116   2019年8月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:中国語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  3. 白族的形成及其对周围民族的影响 招待有り

    林 謙一郎

    白族族源新探     頁: 289 - 352   2016年9月

     詳細を見る

    記述言語:中国語   掲載種別:論文集(書籍)内論文  

  4. 有关南诏、大理政区建置的几个问题 招待有り

    林 謙一郎

    方国瑜诞生一百一十周年纪念文集     頁: 302-311   2013年11月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:中国語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  5. *南詔王権の確立・変質と唐・吐蕃関係-和親(公主降嫁)の意味するもの-

    林謙一郎

    唐代史研究   ( 12 ) 頁: 57-87   2009年8月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    南詔王権の形成・確立には当時の中国西南をめぐる唐・吐蕃の対立関係が不可欠の要素だった。九世紀中葉以降における両者の関係変化・衰退は南詔王権に深刻な影響をもたらした。南詔国末期に行われたとうに対する公主降嫁の要求は,王権の危機を打破するために南詔国側の行ったひとつの方策であると評価できる。

  6. 唐宋王朝和周边国家-古代东亚的“Strange Parallels”-

    林谦一郎

    中日文化交流的歴史記憶及其展望     頁: 247-255   2008年10月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  7. 对大理国与宋朝关系的再研讨

    林謙一郎(著),潘先林(訳)

    声震神州-文山铜鼓曁民族历史文化国际学术研讨会论文集     頁: 327-336   2005年10月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者  

  8. *南詔・大理国の成立と「白人」の形成 招待有り

    『アジア民族文化研究』   ( 4 ) 頁: 63-71   2005年3月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  9. *大理国史研究の視角

    名古屋大学文学部研究紀要 史学   ( 50 ) 頁: 1-20   2004年3月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  10. Historical Reseach in Yunnan 招待有り

    Asian Research Trends   9 巻   頁: 43-61   1999年12月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語  

  11. 「統一」を可能にしたもの-南詔・大理国の国家形成- 招待有り

    アジア遊学   9 巻   頁: 33-50   1999年10月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  12. *南詔・大理国の統治体制と支配 査読有り

    東南アジア-歴史と文化   28 巻   頁: 28-54   1999年6月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  13. *元代雲南の段氏総管

    東洋学報   78 巻 ( 3 ) 頁: 1-35   1996年12月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  14. 南詔国後半期与唐王朝的関係

    思想戦線(雲南大学哲学社会科学学報)   1995 巻 ( 6 ) 頁: 38-45   1995年11月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  15. 南詔国後半期の対外遠征と国家構造 査読有り

    史林   75 巻 ( 4 ) 頁: 114-145   1992年7月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  16. 南詔国の成立 招待有り 査読有り

    東洋史研究   49 巻 ( 1 ) 頁: 87-114   1990年6月

     詳細を見る

    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

▼全件表示

書籍等出版物 4

  1. 『大理日本四僧塔』

    謝道辛著,林謙一郎訳( 担当: 共著)

    雲南民族出版社  2009年11月 

     詳細を見る

    記述言語:日本語

  2. 『中日文化交流的歴史記憶及其展望』

    侯甬堅・江村治樹(編)( 担当: 共著)

    陜西師範大学出版社  2008年10月 

     詳細を見る

    記述言語:中国語

  3. 『岩波講座東南アジア史I 原史東南アジア世界』

    桜井由躬雄,今村啓爾,横倉雅幸,新田栄治,林謙一郎,石澤良昭,伊東利勝,山形真理子,桃木至朗,深見純生,辛島昇,山本達郎( 担当: 共著)

    岩波書店  2001年6月 

     詳細を見る

    記述言語:日本語

    執筆担当:第5章「「中国」と「東南アジア」のはざまで―雲南における初期国家形成」

  4. 『新松集』

    林超民(主編)( 担当: 共著)

    雲南大学出版社  1996年12月 

     詳細を見る

    南詔国後半期的対外遠征与国家結构

講演・口頭発表等 14

  1. 从 “边郡” 到 “羁縻” —纵观历代中原王朝统治边疆的方策

    林 謙一郎

    “中国历史整体性与中华民族共同体” 学术研讨会  2023年10月28日  雲南大学

     詳細を見る

    開催年月日: 2023年10月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:中国云南省昆明市   国名:中華人民共和国  

  2. 关于明代土官的再研讨 国際会議

    林 謙一郎

    第十一届中国土司制度与土司文化学术研讨会  2023年10月22日  中华炎黄文化研究会土司文化研究分会・黔南民族师范学院

     詳細を見る

    開催年月日: 2023年10月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:貴州省都匀市   国名:中華人民共和国  

  3. 云南民族的“形成”与“识别”—从“甲马”说起 招待有り

    林 謙一郎

    百年砺行 云南大学“新文科—新史学”融创讲坛  2023年9月20日  云南大学历史与档案学院

     詳細を見る

    開催年月日: 2023年9月

    記述言語:中国語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:中国云南省昆明市   国名:中華人民共和国  

  4. 「大理「甲馬」からみた雲南における民族の「形成」と「認定(识别)」

    林 謙一郎

    20世紀前半の中国地域社会における「民族」の諸相  2023年3月17日  愛知大学東亜同文書院大学記念センター

     詳細を見る

    開催年月日: 2023年3月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:愛知県豊橋市   国名:日本国  

  5. 唐宋时期围绕南诏、大理国的“多国间”关系 招待有り 国際会議

    林 謙一郎

    华大古史论坛(第五十三期)  2019年11月1日  華中師範大学歴史文化学院・華中師範大学人文社会科学高等研究院

     詳細を見る

    開催年月日: 2019年11月

    記述言語:中国語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:湖北省武漢市   国名:中華人民共和国  

  6. 西南夷―南蛮―西南诸夷: 中国历代正史中有关南方民族称呼变迁 国際会議

    林 謙一郎

    纪念江应樑教授诞辰110周年学术研讨会  2019年5月27日  雲南大学歴史与档案学院

     詳細を見る

    開催年月日: 2019年5月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:雲南省昆明市   国名:中華人民共和国  

  7. 「西南夷列伝」の再検討 国際会議

    林謙一郎

    名古屋大学東洋史研究会大会  2017年5月20日  名古屋大学東洋史研究会

     詳細を見る

    開催年月日: 2017年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:愛知県名古屋市   国名:日本国  

  8. 重新探讨大理国与宋朝之间的关系 国際会議

    林謙一郎

    第四届中国土司制度与土司文化国际学术研讨会 

     詳細を見る

    開催年月日: 2014年8月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:广西壮族自治区忻城县   国名:中華人民共和国  

  9. モンゴル時代の雲南―大理段氏の位置づけをめぐって―

    林 謙一郎

    広島史学研究会 2012年度大会 

     詳細を見る

    開催年月日: 2012年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:広島大学大学院 文学研究科   国名:日本国  

  10. 大理段氏与元代土司 国際会議

    林 謙一郎

    第二届土司制度与边疆社会国际学术研讨会 

     詳細を見る

    開催年月日: 2012年9月 - 2012年10月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:中華人民共和国  

  11. 南詔国後期の対中原関係における「降尚主」の意義をめぐって

    井上直樹(京都府立大学)平田陽一郎(沼津工業高等専門学校)林謙一郎藤野月子氏(九州大学)

    唐代史研究会2008年度夏期シンポジウム 

     詳細を見る

    開催年月日: 2008年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

    南詔国(およびその後継である大長和国)は数度にわたって中国王朝との婚姻関係を要求している。九世紀末から十世紀初頭という,やや遅きに失した漢のある時期にこれが行われたということにはどのような意義が認められるのだろうか。本報告では,九世紀後半以降のの唐-南詔国関係の変遷や,同時期の雲南政権の国家構造などを手がかりに,このことを極力雲南側の視点から位置づけることを試みたい。

  12. 唐宋王朝和周边国家-古代东亚的“Strange Parallels”- 国際会議

    林謙一郎

    中日文化交流的歴史記憶与展望国際学術研討会 

     詳細を見る

    開催年月日: 2007年11月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

  13. 南詔・大理国の成立と「白人」の形成

    林謙一郎,横山廣子,工藤隆

    シンポジウム「アジアの少数民族と日本の古代」 

     詳細を見る

    開催年月日: 2004年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    国名:日本国  

  14. 再談大理国与宋王朝的関係 国際会議

    林謙一郎

    文山銅鼓曁民族歴史文化国際学術討論会 

     詳細を見る

    開催年月日: 2004年8月

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:中華人民共和国  

▼全件表示

Works(作品等) 1

  1. 雲南・東南アジアに関する漢籍史料

    2001年

     詳細を見る

    発表場所:http://www.lit.nagoya-u.ac.jp/~maruha/kanseki/  

科研費 3

  1. 雲南の「中国化」と「辺境化」の進展過程に関する研究:14-15世紀を中心に

    研究課題/研究課題番号:21K00888  2021年4月 - 2025年3月

    林 謙一郎

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者 

    配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )

  2. 10-13世紀の中国西南地区における民族間関係

    研究課題/研究課題番号:16K03077  2016年4月 - 2019年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    林 謙一郎

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者 

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    宋代(10~13世紀)の中国雲南地方に存在した大理国に関する史料記述がなぜこれほどに少ないのか,当時の中国王朝と大理国との関係はどのようなものであったかという問題について,本研究では宋代の漢文文献を中心に分析を進めた。その結果,この時期には宋朝と雲南地方の中間地域に位置する諸民族集団が,しばしば前代までに雲南地方で用いられた地名・官職名を使って宋朝と交渉を行っており,それが宋朝と大理国の直接の通交を阻む要因として働いたことを明らかにすることができた。この現象を本研究では宋代雲南の「仮想化」と名づけ,これによって上記の史料記述の乏しさを少なくとも一面から説明できることを主張する。
    宋代雲南に関する史料の乏しさは西南中国の通史を記述する際の大きな障害になってきた。本研究の成果はその乏しさをただちに補うものではないが,そのような状況をもたらした原因のひとつを明らかにしたことにより,今後の研究に新たな基礎を提供するものである。世界史教科書にも大理国は登場するが,これまでその意義についてほとんど説明されておらず,学習者の歴史理解の妨げになっている。本研究の成果は,この大理国が当時置かれた状況の一端を説明するものでもある。

  3. 13-4世紀の雲南地方における民族形成と民族間関係

    2012年4月 - 2015年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者 

    中国南部の非漢民族の呼称・分布などの基礎が形成された13-4世紀の,特に雲南地方における民族形成,民族間関係および中央王朝のこれに対する干渉などの問題について,総合的な分析・考察を加えることを目的とする。その際特に,現代雲南の二大少数民族である彝族・白族の動向を分析の主眼とする。

 

担当経験のある科目 (本学) 2

  1. アジア史研究方法論演習

    2013

  2. アジア史研究基礎演習I

    2013

 

社会貢献活動 1

  1. 中国の西南辺境から「民族」について考える

    役割:出演

    愛知県立江南高等学校  大学の講義を体験しよう  2020年11月

     詳細を見る

    対象: 高校生

    種別:出前授業

     私は文学部の東洋史学研究室で,中国雲南省の歴史について研究しています。これまでは自分の専門を「中国民族史」と称していたのですが,最近の研究では近代以前の人間集団に対して「民族」という言葉を使うことが少なくなってきています。では「民族」とはいったい何なのか? 今回の講義では,まず私が研究対象としている雲南省の少数民族について紹介したあと,そのような「民族」という言葉の定義について考えてみたいと思います。