2023/04/13 更新

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ワダ ミツヒロ
和田 光弘
WADA, Mitsuhiro
所属
大学院人文学研究科 人文学専攻 歴史文化 教授
大学院担当
大学院人文学研究科
学部担当
文学部
職名
教授

学位 1

  1. 博士(文学) ( 2000年11月   大阪大学 ) 

研究キーワード 1

  1. 初期アメリカ史

研究分野 1

  1. 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史  / 西洋史、アメリカ史

現在の研究課題とSDGs 3

  1. アメリカ植民地時代の社会経済史

  2. 記念碑やシンボル、記憶などを手がかりとしたアメリカの国民意識の形成

  3. 世界史のなかのタバコ

経歴 2

  1. 追手門学院大学文学部講師

    1991年4月 - 1994年3月

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    国名:日本国

  2. 大阪大学文学部助手

    1989年7月 - 1991年3月

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    国名:日本国

学歴 2

  1. 大阪大学   文学研究科   史学専攻

    - 1989年6月

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    国名: 日本国

  2. 大阪大学   文学部   史学科

    - 1984年

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    国名: 日本国

所属学協会 4

  1. アメリカ学会   評議員(2002-10年)、理事(2010-16年、2018年-2022年)、常務理事(2014-16年)

  2. 史学研究会   評議員(2009年-)

  3. 日本アメリカ史学会   副代表(2007-09年)、編集委員会委員(2019-20年)

  4. 日本西洋史学会   『西洋史学』編集委員(1989-91年)

受賞 1

  1. 第6回アメリカ学会清水博賞

    2001年   アメリカ学会  

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    受賞国:日本国

 

論文 38

  1. 建国期マサチューセッツの地方名士ジョン・チョートに関する新史料についての一考察(その2)

    和田光弘

    名古屋大学人文学研究論集   ( 第6号 ) 頁: 275 - 288   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  2. 建国期マサチューセッツの地方名士ジョン・チョートに関する新史料についての一考察(その1)

    和田光弘

    名古屋大学人文学研究論集   ( 第4号 ) 頁: 325 - 347   2021年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  3. アメリカ建国期における或る私掠船船長に関する新史料についての一考察

    和田光弘

    名古屋大学人文学研究論集   ( 第2 ) 頁: 229-246   2019年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  4. ジョン・モールトン船長関連の新史料について

    和田光弘

    平成27年度~平成29年度科学研究費補助金・基盤研究C一般・研究成果報告書     頁: 1-24   2018年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  5. ワシントン「告別演説」の日付に関する一考察

    和田光弘

    名古屋大学文学部研究論集   ( 史学61 ) 頁: 141-163   2015年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  6. 18世紀アメリカに関するエフェメラ――ワシントン・受領証・手形

    和田光弘

    名古屋大学文学部研究論集   ( 179 ) 頁: 17-56   2014年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  7. 18世紀アメリカに関するデジタル史料と未刊行手稿史料(2)――ワシントン・モリス・軍票

    和田光弘

    名古屋大学文学部研究論集   ( 176 ) 頁: 15-60   2013年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  8. 18世紀アメリカに関するデジタル史料と未刊行手稿史料(1)――ワシントン・懐中時計・差押え令状

    和田光弘

    名古屋大学文学部研究論集   ( 173 ) 頁: 67-112   2012年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  9. 近世大西洋世界のなかの貨幣

    和田光弘

    貨幣が語る世界史(名古屋大学大学院文学研究科公開シンポジウム報告書)     頁: 35-61   2011年3月

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    記述言語:日本語  

  10. デジタル史料のなかのワシントン――礼儀・プレジデント・懐中時計

    和田光弘

    名古屋大学文学部研究論集(史学)   ( 170 ) 頁: 179-209   2011年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  11. 近世大西洋世界におけるシンボルとしての貨幣

    平成19年度~21年度科学研究費補助金(基盤研究C)研究成果報告書     頁: 1-39   2010年3月

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    記述言語:日本語  

  12. 世界史のなかのタバコと反タバコ 招待有り 査読有り

    モダン・フィジシャン   29 巻 ( 12 ) 頁: 1683-1686   2009年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  13. ジョージ・ワシントンの「帝国」―独立革命期における「帝国」の語の使用に関する一考察

    名古屋大学文学部研究論集(史学)   ( 161 ) 頁: 129-151   2008年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  14. 回顧と展望(北アメリカ・近代)

    史学雑誌   115 巻 ( 5 ) 頁: 388-392   2006年5月

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    記述言語:日本語  

  15. Running from Bondage: An Analysis of the Newspaper Advertisements of Runaway Slaves in Colonial Maryland and Georgia

    Journal of the Faculty of Letters   ( 2 ) 頁: 11-21   2006年3月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  16. アメリカ独立戦争の史蹟と記念碑―アラマンス・カウペンズ・ヨークタウン

    平成12年度~15年度科学研究費補助金(基盤研究B・2)研究成果報告書     頁: 43-50   2004年3月

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    記述言語:日本語  

  17. 英雄ポール・リヴィアの生成 招待有り 査読有り

    アメリカス研究   ( 5 ) 頁: 23-45   2000年11月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  18. 記念碑の創るアメリカ(前編)―「最初」の植民地・独立革命・南部

    名古屋大学文学部研究論集(史学)   ( 137 ) 頁: 131-149   2000年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  19. アメリカの建国と首都ワシントンの誕生 招待有り

    政策研究   12 巻 ( 10 ) 頁: 30-33   1999年10月

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    記述言語:日本語  

  20. 英雄たちの記憶―記念碑が創るアメリカ独立革命 招待有り

    『is』ポーラ文化研究所   ( 82 ) 頁: 60-65   1999年9月

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    記述言語:日本語  

  21. 回顧と展望(北アメリカ・近代) 招待有り

    史学雑誌   108 巻 ( 5 ) 頁: 393-397   1999年5月

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    記述言語:日本語  

  22. 年季契約奉公人再考―メリーランド植民地における転形と社会的流動性

    名古屋大学文学部研究論集   ( 134 ) 頁: 367-383   1999年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  23. パンフレットのなかのメリーランド植民地

    平成7年度~9年度科学研究費補助金(基盤研究B・2)研究成果報告書     頁: 25-44   1998年3月

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    記述言語:日本語  

  24. 南部植民地における階層構造と衣服

    名古屋大学文学部研究論集(史学)   ( 125 ) 頁: 1-34   1996年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  25. 回顧と展望(北アメリカ・近代) 招待有り

    史学雑誌   104 巻 ( 5 ) 頁: 391-395   1995年5月

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    記述言語:日本語  

  26. 南部植民地における生活水準―実像・比較・変容

    名古屋大学文学部研究論集(史学)   ( 120 ) 頁: 49-70   1995年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  27. 三人種の遭遇の場としてのアメリカ 招待有り

    創文   ( 355 ) 頁: 7-10   1994年6月

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    記述言語:日本語  

  28. 間違いやすい自動詞・他動詞―統計的考察 査読有り

    追大英文学会論集   ( 3 ) 頁: 65-71   1994年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  29. プランターは何を食べていたのか?―アメリカ植民地時代の食料事情

    追手門学院大学文学部紀要   ( 27 ) 頁: 225-242   1993年11月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  30. ノースカロライナにおけるアメリカ革命―史料紹介 査読有り

    追大英文学会論集   ( 2 ) 頁: 113-117   1993年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  31. 文書としての「独立宣言」―移動・保存・複製

    追大英文学会論集   ( 1 ) 頁: 115-120   1992年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  32. 帝国のなかのニューファンドランド―漁業と植民 査読有り

    史林   75 巻 ( 1 ) 頁: 99-118   1992年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  33. 英雄たちの記憶--ベッツィ・ロスとポール・リヴィアをめぐって--

    追手門学院大学文学部紀要   ( 25 ) 頁: 237-255   1991年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  34. ノース・カロライナ植民地におけるレギュレーター運動 査読有り

    西洋史学   ( 160 ) 頁: 18-33   1991年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  35. 南部植民地における逃亡奴隷―新聞広告の計量分析 査読有り

    社会経済史学   56 巻 ( 5 ) 頁: 62-76   1990年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  36. タバコ植民地における白人家族―家族史と人口史によるアプローチ

    待兼山論叢(史学篇)   ( 22 ) 頁: 17-39   1988年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  37. タバコ植民地経済の展開―独立革命への経済的前提 招待有り 査読有り

    史林   70 巻 ( 5 ) 頁: 45-77   1987年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  38. メリーランド植民地社会の展開―労働力転換を軸として 査読有り

    西洋史学   ( 143 ) 頁: 18-35   1986年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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書籍等出版物 41

  1. 『植民地から建国へ――19世紀初頭まで(シリーズ アメリカ合衆国史①)』(岩波新書)

    和田光弘( 担当: 単著)

    岩波書店  2019年4月  ( ISBN:978-4-00-431770-8

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    記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書

  2. 『記録と記憶のアメリカ―モノが語る近世』

    和田光弘( 担当: 単著)

    名古屋大学出版会  2016年2月  ( ISBN:978-4-8158-0827-3

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    記述言語:日本語

  3. 『紫煙と帝国―アメリカ南部タバコ植民地の社会と経済』

    和田光弘( 担当: 単著)

    名古屋大学出版会  2000年6月 

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    記述言語:日本語

  4. 『タバコが語る世界史』(世界史リブレット)

    和田光弘( 担当: 単著)

    山川出版社  2004年12月 

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    記述言語:日本語

    人類とタバコとの関わりをアメリカ先住民の世界から説き起こし、近世におけるヨーロッパ人との邂逅、世界への伝播を経て、近代における紙巻タバコの登場と現代の多国籍企業の台頭、そして禁煙運動の展開まで、タバコというモノを通じて世界史を論じる。

  5. 『大学で学ぶアメリカ史』

    和田光弘編著( 担当: 編集)

    ミネルヴァ書房  2014年4月  ( ISBN:978-4-623-06716-9

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    記述言語:日本語

  6. 『歴史の場』

    若尾祐司・和田光弘編著( 担当: 共編者(共編著者))

    ミネルヴァ書房  2010年5月 

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    記述言語:日本語

  7. 「第8章 大西洋世界のなかのアメリカ建国期――ジョン・モールトン船長関連新史料の一考察」(佐久間みかよ他編『改革が作ったアメリカ――初期アメリカ研究の展開』)

    和田光弘( 担当: 共著)

    小鳥遊書房  2023年3月 

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    総ページ数:302   担当ページ:169-185   記述言語:日本語 著書種別:学術書

  8. シドニー・W・ミンツ『甘さと権力――砂糖が語る近代史』

    (川北稔・和田光弘訳)( 担当: 共訳)

    ちくま学芸文庫  2021年5月 

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    総ページ数:527  

  9. 「【コラム】記憶と記念碑」(アメリカ学会編『アメリカ文化事典』)

    和田光弘

    丸善出版  2017年12月 

  10. マーカス・レディカー『海賊たちの黄金時代――アトランティック・ヒストリーの世界』

    (和田光弘・小島崇・森丈夫・笠井俊和訳)( 担当: 共訳)

    ミネルヴァ書房  2014年8月  ( ISBN:978-4-623-07110-4

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    記述言語:日本語

  11. 「第3章 アメリカ独立革命」(和田光弘編著『大学で学ぶアメリカ史』)

    和田光弘

    ミネルヴァ書房  2014年4月 

  12. 「第1章 眠れぬ死者―ポカホンタス・ヨークタウン・ワシントン」(若尾祐司・和田光弘編『歴史の場』)

    和田光弘

    ミネルヴァ書房  2010年5月 

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    記述言語:日本語

  13. 「第1章 植民地時代―17世紀初頭~1760年代」(有賀夏紀・紀平英作・油井大三郎編『アメリカ史研究入門』)

    和田光弘

    山川出版社  2009年12月 

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    記述言語:日本語

  14. 「第9章 記念碑が創る独立戦争の記憶」(入子文子・林以知郎編『独立の時代―アメリカ古典文学は語る』)

    和田光弘

    世界思想社  2009年6月 

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    記述言語:日本語

  15. 「第2章 第2節 イギリス領北米植民地社会の形成(史料59-史料64)」(歴史学研究会編『世界史史料7―南北アメリカ』)

    和田光弘

    岩波書店  2008年3月 

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    記述言語:日本語

  16. B・ベイリン『アトランティック・ヒストリー』

    (和田光弘・森丈夫訳)( 担当: 共訳)

    名古屋大学出版会  2007年12月 

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    記述言語:日本語

  17. 「タバコ」(加藤友康編『歴史学事典(第14巻)―ものとわざ』)

    和田光弘

    弘文堂  2007年6月 

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    記述言語:日本語

  18. 「第1章 独立革命・近代世界システム・帝国」(紀平英作・油井大三郎編『シリーズ・アメリカ研究の越境(第5巻)―グローバリゼーションと帝国』)

    和田光弘

    ミネルヴァ書房  2006年11月 

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    記述言語:日本語

  19. 「2 植民地の生活と生産」(アメリカ学会訳編『原典アメリカ史―社会史史料集』)

    和田光弘

    岩波書店  2006年8月 

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    記述言語:日本語

  20. 「煙草成金」(川北稔編『歴史学事典(第13巻)―所有と生産』)

    和田光弘

    弘文堂  2006年4月 

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    記述言語:日本語

  21. 「アメリカ独立戦争」(猪口孝他編『国際政治事典』)

    和田光弘

    弘文堂  2005年12月 

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    記述言語:日本語

  22. 「3 記憶装置としての空間」、「称えられる敵―アメリカ独立革命の記念碑から」(川北稔・藤川隆男編『空間のイギリス史』)

    和田光弘

    山川出版社  2005年2月 

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    記述言語:日本語

  23. 「第4章 記念碑の創るアメリカ―最初の植民地・独立革命・南部」(若尾祐司・羽賀祥二編『記録と記憶の比較文化史―史誌・記念碑・郷土』)

    和田光弘

    名古屋大学出版会  2005年1月 

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    記述言語:日本語

  24. 「S・ミンツ『甘さと権力』」(小松和彦他編『文化人類学文献事典』)

    和田光弘

    弘文堂  2004年12月 

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    記述言語:日本語

  25. 「第3章 歴史 植民地から建国へ」(五十嵐武士・油井大三郎編『アメリカ研究入門・第三版』)

    和田光弘

    東京大学出版会  2003年10月 

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    記述言語:日本語

  26. D・ヒギンボウサム『将軍ワシントン―アメリカにおけるシヴィリアン・コントロールの伝統』

    (和田光弘・森脇由美子・森丈夫・望月秀人訳)( 担当: 共訳)

    木鐸社  2003年10月 

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    記述言語:日本語

  27. 「第1章 植民地時代の経済史研究―史料・方法・テーマ」(岡田泰男・須藤功編『アメリカ経済史の新潮流』)

    和田光弘

    慶應義塾大学出版会  2003年3月 

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    記述言語:日本語

  28. K・E・フット『記念碑の語るアメリカ―暴力と追悼の風景』

    (和田光弘・森脇由美子・久田由佳子・小澤卓也・内田綾子・森丈夫訳)( 担当: 共訳)

    名古屋大学出版会  2002年8月 

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    記述言語:日本語

  29. 「ヴァージニア」、「クエーカー」、「植民地議会」、「タバコ」、「ニューイングランド」、「メイフラワー号」等、19項目(西川正雄・川北稔他編『角川世界史辞典』)

    和田光弘

    角川書店  2001年10月 

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    記述言語:日本語

  30. 「タバコ栽培人」(佐藤次高編『歴史学事典(第8巻)―人と仕事』)

    和田光弘

    弘文堂  2001年2月 

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    記述言語:日本語

  31. 「第4章 『完全なる植民地ジェントルマン』をめざして―アメリカ南部メリーランド植民地におけるプランター・ジェントリと火曜倶楽部」(山本正編『ジェントルマンであること―その変容とイギリス近代』)

    和田光弘

    刀水書房  2000年11月 

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    記述言語:日本語

  32. 「第2章 17・18世紀/北米タバコ植民地における人口と家族」(若尾祐司編『近代ヨーロッパの探求(2)・家族』)

    和田光弘

    ミネルヴァ書房  1998年11月 

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    記述言語:日本語

  33. 「第1章 イギリス領13植民地の成立と展開」(野村達朗編『アメリカ合衆国の歴史』)

    和田光弘

    ミネルヴァ書房  1998年4月 

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    記述言語:日本語

  34. 「アメリカにおけるナショナル・アイデンティティの形成―植民地時代から1830年代まで」(川北稔編『岩波講座・世界歴史(第17巻)』)

    和田光弘

    岩波書店  1997年10月 

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    記述言語:日本語

  35. S・M・グインター『星条旗―1777-1924』

    (和田光弘・山澄亨・久田由佳子・小野沢透訳)( 担当: 共訳)

    名古屋大学出版会  1997年9月 

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    記述言語:日本語

  36. J・ボドナー『鎮魂と祝祭のアメリカ―歴史の記憶と愛国主義』

    (野村達朗・藤本博・木村英憲・和田光弘・久田由佳子訳)( 担当: 共訳)

    青木書店  1997年3月 

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    記述言語:日本語

  37. J・グッドマン『タバコの世界史』

    (和田光弘・森脇由美子・久田由佳子訳)( 担当: 共訳)

    平凡社  1996年11月 

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    記述言語:日本語

  38. 「星条旗」(『歴史学事典(第3巻)―かたちとしるし』)

    和田光弘

    弘文堂  1995年7月 

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    記述言語:日本語

  39. W・ブレア他『アメリカ・その知的風土―植民地時代から60年代まで』

    (古茂田淳三・天野元・藤谷聖和・藤本雅樹・和田光弘編訳)( 担当: 共訳)

    英宝社  1994年10月 

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    記述言語:日本語

  40. 「第2章 二―2 イギリス植民地」、「第4章 二―2 南部白人社会の安定化」(『南北アメリカの500年(第1巻)―「他者」との遭遇』)

    和田光弘

    青木書店  1992年11月 

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    記述言語:日本語

  41. S・W・ミンツ『甘さと権力―砂糖が語る近代史』

    (川北稔・和田光弘訳)( 担当: 共訳)

    平凡社  1988年12月 

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    記述言語:日本語

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MISC 22

  1. 「アメリカ南部における戦争の記憶と記念碑――アメリカ独立戦争を中心に」 招待有り

    和田光弘  

    『歴史評論』 ( 871号 ) 頁: 61 - 64   2022年11月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  2. 書評(橋川健竜著『農村型事業とアメリカ資本主義の胎動――共和国初期の経済ネットワークと都市近郊――』(「市場革命論の射程――橋川健竜氏の近著に寄せて」))

    和田光弘  

    『平成27年度~平成29年度科学研究費補助金・基盤研究C一般・研究成果報告書(研究代表者・和田光弘)』   2018年3月

  3. 書評(岡本勝著『アメリカにおけるタバコ戦争の軌跡――文化と健康をめぐる論争』)

    和田光弘  

    『西洋史学』 ( 264号 )   2017年12月

  4. 「『記録と記憶のアメリカ――モノが語る近世』をめぐって」

    和田光弘  

    『初期アメリカ学会ニューズレター』 ( 76 )   2017年1月

  5. 書評(宮野啓二著『南・北アメリカの比較史的研究――南・北アメリカ社会の相違の歴史的根源』)

    和田光弘  

    『アメリカ経済史研究』 ( 第15号 )   2016年12月

  6. 書評(安武秀岳著『自由の帝国と奴隷制――建国から南北戦争まで』)

    和田光弘  

    『社会経済史学』79 巻 ( 4 )   2014年2月

  7. 書評(松本幸男著『建国初期アメリカ財政史の研究――モリス財政政策からハミルトン体制へ』)

    和田光弘  

    『西洋史学』 ( 247号 )   2012年12月

  8. 書評(細川道久著『カナダ・ナショナリズムとイギリス帝国』)

    和田光弘  

    『西洋史学』 ( 230号 )   2008年9月

  9. 書評(樋口映美・中條献編『歴史のなかの「アメリカ」――国民化をめぐる語りと創造』)

    和田光弘  

    『歴史学研究』 ( 826号 )   2007年4月

  10. 書評(上杉忍・巽孝之編著『アメリカの文明と自画像』)

    和田光弘  

    『社会経済史学』72 巻 ( 5 )   2007年1月

  11. 書評(藤本茂生著『子どもたちのフロンティア――独立建国期のアメリカ文化史』)

    和田光弘  

    『社会経済史学』72 巻 ( 4 )   2006年11月

  12. 書評(明石紀雄著『モンティチェロのジェファソン――アメリカ建国の父祖の内面史』)

    和田光弘  

    『社会経済史学』69 巻 ( 4 )   2003年11月

  13. 書評(ハワード・コックス著、たばこ総合研究センター訳『グローバル・シガレット――多国籍企業BATの経営史 1880~1945』)

    和田光弘  

    『社会経済史学』69 巻 ( 3 )   2003年9月

  14. 書評(Sharon V. Salinger, Taverns and Drinking in Early America)

    和田光弘  

    『學鐙』Vol. 100 巻 ( No. 3 )   2003年3月

  15. 「記念碑の創るアメリカ――「最初」の植民地・独立革命・南部」

    和田光弘  

    『初期アメリカ学会ニューズレター』 ( 27 )   2001年3月

  16. 「1999年度出版助成図書紹介・『紫煙と帝国――アメリカ南部タバコ植民地の社会と経済』」

    和田光弘  

    『アメリカ研究振興会・会報』 ( 61 )   2001年2月

  17. 「3人種の遭遇の場としてのアメリカ」、「タウンゼンド諸法」

    和田光弘  

    『世界史のしおり』(帝国書院) ( 1999年6月号 )   1999年6月

  18. 「たばこの世界史」(【CD-ROM】『NO SMOKING たばこのしくみ』、監修:厚生省、発行:財団法人日本公衆衛生協会)

    和田光弘  

    【CD-ROM】『NO SMOKING たばこのしくみ』   1999年5月

  19. 書評(濱田雅子著『アメリカ植民地時代の服飾』)

    和田光弘  

    『アメリカ学会年報』 ( 124号 )   1997年1月

  20. 書評(小野路功著『夢大陸アメリカ?――近代生成の社会史』)

    和田光弘  

    『アメリカ史評論』 ( 第8号 )   1990年7月

  21. 書評(Jack P. Green, Pursuits of Happiness: The Social Development of Early Modern British Colonies and the Formation of American Culture)

    和田光弘  

    『西洋史学』 ( 157号 )   1990年6月

  22. 書評(池本幸三著『近代奴隷制社会の史的展開――チェサピーク湾ヴァジニア植民地を中心として』)

    和田光弘  

    『西洋史学』 ( 147号 )   1987年12月

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講演・口頭発表等 19

  1. 「アメリカ南部における戦争の記憶と記念碑――アメリカ独立戦争を中心に」 招待有り

    和田光弘

    歴史科学協議会・第56回大会  2022年12月4日  歴史科学協議会

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    開催年月日: 2022年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:中京大学   国名:日本国  

  2. 「アメリカ南部における戦争の記憶と記念碑――アメリカ独立戦争を中心に」 招待有り

    和田 光弘 Wada Mitsuhiro

    歴史科学協議会・第56回大会予備報告  2022年10月23日  歴史科学協議会

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    開催年月日: 2022年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

  3. 「白人至上主義をめぐる歴史と歴史認識」[シンポジウム・コメンテイター]

    和田光弘

    日本アメリカ史学会・第18回年次大会  日本アメリカ史学会

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    開催年月日: 2021年9月

    開催地:京都外国語大学(zoom)  

  4. 岩波新書〈シリーズ アメリカ合衆国史〉合評会・第1回・『植民地から建国へ――19世紀初頭まで』 招待有り

    和田光弘

    4大学アメリカ研究所・研究センター主催・岩波新書〈シリーズ アメリカ合衆国史〉合評会(全4回)  上智大学アメリカ・カナダ研究所

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    開催年月日: 2021年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:上智大学(zoom)  

  5. マーカス・レディカー卓越教授特別公開講演[主催・司会] 国際会議

    マーカス・レディカー、ウェンディ・ゴールドマン

    人類文化遺産テクスト学研究センター共催・マーカス・レディカー卓越教授特別公開講演(特別ゲスト:ウェンディ・ゴールドマン卓越教授) 

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    開催年月日: 2019年3月

  6. 史料論とアーカイヴ[部会A 「アーカイヴ再考」報告]

    和田光弘

    アメリカ学会・第51回年次大会 

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    開催年月日: 2017年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:早稲田大学   国名:日本国  

  7. 『記録と記憶のアメリカ――モノが語る近世』をめぐって[招待報告] 招待有り

    和田光弘

    上智大学アメリカ・カナダ研究所共同研究「太平洋世界のグローバル・ヒストリー」 

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    開催年月日: 2016年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:上智大学   国名:日本国  

  8. 近代大西洋世界と貨幣[シンポジウム報告]

    和田光弘

    中・四国アメリカ学会・第42回年次大会 

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    開催年月日: 2014年11月

    開催地:広島修道大学  

  9. 貨幣が語る世界史[シンポジウム報告]

    和田光弘

    名古屋大学文学部・文学研究科・公開シンポジウム 

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    開催年月日: 2010年3月

    開催地:名古屋大学  

  10. 太平洋地域における日本人の国際移動[セッション2・コメンテーター] 国際会議

    国際シンポジウム「太平洋地域における日本人の国際移動」 

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    開催年月日: 2009年10月

    開催地:立命館大学  

  11. 近世大西洋世界のなかの貨幣[シンポジウム報告・会場校責任者]

    和田光弘

    日本アメリカ史学会・第6回(通算34回)年次大会 

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    開催年月日: 2009年9月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋大学   国名:日本国  

  12. タバコが語る世界史[招待講演] 招待有り

    和田光弘

    平成19年度前期・日曜会(愛知県立高校・地歴科公民科教員) 

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    開催年月日: 2007年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:ルブラ王山   国名:日本国  

  13. 記念碑の創るアメリカ―独立戦争の古戦場から[フォーラム報告] 招待有り

    和田光弘

    第50回・日本アメリカ文学会・関西支部大会 

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    開催年月日: 2006年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:大阪大学   国名:日本国  

  14. タバコが語る世界史[記念講演] 招待有り

    和田光弘

    名古屋市立高等学校社会科研究会総会 

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    開催年月日: 2006年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:名古屋市立北高等学校   国名:日本国  

  15. 記念碑の創るアメリカ――最初の植民地・独立革命・南部[招待講演] 招待有り

    和田光弘

    第18回・愛知県世界史教育研究会 

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    開催年月日: 2005年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:刈谷市産業振興センター   国名:日本国  

  16. アトランティック・ヒストリー[シンポジウム司会・コメンテーター]

    日本アメリカ史学会・第2回年次大会 

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    開催年月日: 2005年9月

    開催地:関西学院大学  

  17. 記念碑の創るアメリカ--最初の植民地・独立革命・南部[招待講演] 招待有り

    和田光弘

    歴史家協会・2004年度大会 

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    開催年月日: 2004年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:立命館大学   国名:日本国  

  18. 古戦場の記憶―独立戦争再訪[シンポジウム報告] 招待有り

    和田光弘

    アメリカ学会・第38回全国大会 

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    開催年月日: 2004年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:日本女子大学   国名:日本国  

  19. 近代ヨーロッパ国際商業の成長要因と停滞要因[パネルディスカッション・コメンテーター]

    社会経済史学会・第73回全国大会 

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    開催年月日: 2004年5月

    開催地:大阪市立大学  

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共同研究・競争的資金等の研究課題 1

  1. 『紫煙と帝国――アメリカ南部タバコ植民地の社会と経済』

    2000年

    第九回アメリカ研究図書出版助成 

    和田光弘

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    資金種別:競争的資金

科研費 6

  1. 近代アメリカ史の新史料から見る大西洋史

    研究課題/研究課題番号:21K00921  2021年4月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    和田 光弘, 森脇 由美子, 久田 由佳子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    グローバル化が進む昨今、アメリカ史研究においても、海や国境を越えるヒト・モノ・カネ・情報等の研究が重視されるに至っている。大西洋を囲む4大陸の相互連関を考究対象とする大西洋史(アトランティック・ヒストリー)のアプローチは、まさにその動向の頂点にあり、いわゆるグローバル・ヒストリーとの親和性も強い。本研究ではこの最新の枠組みのもとに、これまで彼の地の文書館等に収蔵されていない新史料の「発掘」と分析を推進し、東海地区における主要国公立大学3校のアメリカ史研究者間のネットワークを構築しようとする野心的な試みである。
    本研究では東海地区における共同研究という機動力を最大限に生かしつつ、地域・時代ともに幅広い個別事例を収集・分析し、そこから得られたさまざまな知見を総動員して大西洋史の視座の有効性を示してゆくことを目標とする。研究代表者・研究分担者は、それぞれの担当する研究課題を出発点として本研究のテーマにアプローチした。もっとも本年度は、引き続いてのコロナ禍により、海外での史料収集や実地調査が不可能となり、やむをえず当初の予定を若干変更せざるをえなくなったが、そのような状況下でも、インターネットの活用や、すでに手元にある史料の解析を鋭意進めるなどして、研究の進捗に影響のないように取り計らった。研究代表者の和田光弘は、「シス大西洋史」の一端を明かにすべく、18世紀末マサチューセッツ州の地方名士J・チョートの遺産競売に関する史料の分析を引き続き試みた。また、上智大学アメリカ・カナダ研究所主催の合評会において、著者として報告をおこなうとともに、日本アメリカ史学会・第18回年次大会では、シンポジウムのコメンテーターを務めた。さらに、ちくま学芸文庫から拙訳の文庫版を上梓した。研究分担者の森脇由美子は、引き続き、ニューヨーク州マディソン郡サリヴァンの有力者ゼブロン・ダグラスの邸宅に残された未刊行史料「オネイダ湖運河文書」の分析をおこなうとともに、同運河およびダグラスについて、ニューヨーク州議会などの公文書などから探った。研究分担者の久田由佳子は、捕鯨業に従事する男性とその妻たちの手紙などを通じて、陸に残された女性たちの生活を明らかにしながら、大西洋史に女性史の視点を積極的に取り入れつつ、マサチューセッツの捕鯨基地の経済的変容、大西洋経済における位置づけなどについて考究した。また、日本アメリカ史学会第51回例会のコメンテーターとして、北東部の女性史・労働史研究者の立場から、コメントをおこなった。
    研究代表者と分担者はそれぞれ担当するテーマのもと、独自に米国の市井より入手して私蔵している未刊行手稿史料のオリジナル等を中心とする新史料の読み込みと分析をおこない、大西洋史の実証的な深化を試みた。研究代表者の和田は、18世紀末にマサチューセッツ州イプスウィッチで死去した地方名士J・チョートの遺産競売に関する史料(和田私蔵)の分析を引き続き試みた。これにより、「シス大西洋史」の具体相の一端を明らかにできると思われる。また前述のように、上智大学アメリカ・カナダ研究所主催の合評会(「岩波新書〈シリーズ アメリカ合衆国史〉合評会・第1回」)において、著者として報告をおこなうとともに、日本アメリカ史学会・第18回年次大会では、シンポジウム「白人至上主義をめぐる歴史と歴史認識」のコメンテーターを務めた。さらに、ちくま学芸文庫から拙訳の文庫版を上梓した(S・ミンツ著、川北稔・和田光弘訳『甘さと権力』)。研究分担者の森脇は、ニューヨーク州サリヴァンの個人宅から発見された未刊行史料のオリジナル(森脇所蔵)を分析の俎上に載せて、同史料の読み込みを進めた。これらの史料は、エリー運河の支線オネイダ湖運河に関する 82 点からなり、サリヴァンの有力者ゼブロン・ダグラスが州議会における証言のためにまとめ、保管していたと考えられ、大西洋の彼方の市場へのアクセスがいかにして可能となったのか、「シス大西洋史」の実践例となろう。研究分担者の久田は、大西洋史に女性史の視点を取り入れるべく、ピーボディエセックス博物館の史料(乗組員の手紙、結婚証明書、保険証券等)の読み込みを通じて、マサチューセッツの捕鯨基地の大西洋経済における位置づけなどについて考究を進めた。また前述のように、日本アメリカ史学会第51回例会「アンテベラム南部史研究の新解釈」のコメンテーターとして、女性史・労働史研究者の立場からコメントをした。
    主要設備としては、関連史資料の収集を引き続き進めるとともに、すでに研究代表者の和田が名古屋大学に導入している「初期アメリカ刊行物史料集成:エヴァンス・データベース(America’s Historical Imprints, Series I: Evans, 1639-1800)」を一層活用したい。このデータベースは、17・18世紀にアメリカで出版されたほぼ全ての刊行物を網羅し、大西洋史研究の重要な基礎資料となりうるもので、NII-JUSTICE共同購入コンソーシアムに採択されていることも助けとなって、名古屋大学での導入を成功させたが、研究協力者の所属する愛知県立大学、三重大学にとっても貴重な史料集成といえる。上記の共同作業を通じて、東海地区の主要国公立大学3校のアメリカ史研究者間のネットワークが強固となり、関連文献等も重複なく充実させることが可能となろう。さらに和田は、大西洋史の諸相や史料の利用に関する諸問題を総合的に考察するとともに、個別の適用例として、マサチューセッツ州イプスウィッチの地方名士ジョン・チョートのオリジナル文書(和田所蔵)の分析に引き続き邁進し、大西洋史の下位分類たる「シス大西洋史」の具体相を明らかにする。研究分担者の森脇は、ニューヨーク州マディソン郡サリヴァンの個人宅から発見された未刊行史料のオリジナル(森脇所蔵)の分析を引き続きおこなう。研究分担者の久田は、ピーボディエセックス博物館の諸史料の調査や、捕鯨業に従事する男性とその妻たちの手紙の分析などを引き続きおこない、陸に残された女性たちの生活を明らかにし、マサチューセッツの捕鯨基地の経済的変容、大西洋経済における位置づけなどについて鋭意考究する。研究代表者・分担者ともに、上記の研究の成果を論文にまとめて、広く学界に問う予定である。

  2. 近代アメリカ史における新史料とアトランティック・ヒストリー

    研究課題/研究課題番号:18K01025  2018年4月 - 2021年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    和田 光弘, 森脇 由美子, 久田 由佳子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    本研究は、アメリカ史における最新のアプローチ、アトランティック・ヒストリー(大西洋史)の有用性を新史料に基づき実証するとともに、かかる共同研究を通じて、東海地区の主要国公立大学3校のアメリカ史研究者間のネットワークを構築しようとするものである。本研究では大西洋史の理論的彫琢を深めるため、大西洋史研究の泰斗M・レディカー教授と連絡を密にするとともに、研究代表者・研究分担者がそれぞれ担当するテーマのもと、当該アプローチを援用しつつ、独自に米国の市井より入手して私蔵している未刊行手稿史料のオリジナル等を中心とする一次史料の読み込みと分析をおこない、アトランティック・ヒストリーの実証的な深化を試みた。
    本研究においては、文書館等に収められていない新たな史料の「発掘」、入手、翻刻、紹介の試みを積極的に実践し、さらにアメリカ史における新たなアプローチたるアトランティック・ヒストリー(大西洋史)の視点を加えて分析することで、外国人研究者としての可能性の範囲を広げ得たと考える。その際、東海地区3大学の初期アメリカ史研究者がともに課題に挑み、文献収集の効率化なども含めて連携を推し進めた。また、大西洋史研究の第一人者M・レディカー教授を招聘して公開講演会を開催し、アトランティック・ヒストリーの成果を広く社会に還元するとともに、研究代表者は岩波新書を上梓して、当該アプローチの有効性について啓蒙に努めた。

  3. アメリカ史における大西洋史の新史料に基づく実証的研究

    研究課題/研究課題番号:15K02936  2015年4月 - 2018年3月

    科学研究費補助金 

    和田 光弘

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    本研究は、近年、米英の歴史学界において急速に支持を拡大している最新のアプローチ、大西洋史の有用性を新史料に基づき実証するとともに、かかる共同研究を通じて、東海地区の主要国公立大学3校のアメリカ史研究者間のネットワークを構築しようとするものである。研究代表者・研究分担者・ 研究協力者はそれぞれが担当するテーマのもと、当該アプローチを援用しつつ、すでに独自に米国の市井より入手して私蔵している未刊行手稿史料のオリジナルなど、一次史料の読み込みと分析をおこない、大西洋史の実証的な深化を試みた。

  4. 『記録と記憶のアメリカ―モノが語る近世』

    2015年4月 - 2016年2月

    科学研究費補助金  研究成果公開促進費・学術図書

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    担当区分:研究代表者 

  5. 近代アメリカにおける記憶・シンボル・記念碑

    研究課題/研究課題番号:19520627  2007年4月 - 2010年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    和田 光弘

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

  6. アメリカ植民地時代史の研究

    1993年4月 - 1994年3月

    科学研究費補助金  奨励研究(A)

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    担当区分:研究代表者 

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担当経験のある科目 (本学) 12

  1. 基礎セミナーB

    2020

  2. 西洋史基礎演習Ⅱa

    2020

  3. 西洋史演習Ⅱb

    2020

  4. 西洋史演習Ⅱa

    2020

  5. 西洋史講義Ⅱb

    2020

  6. 西洋史講義Ⅱa

    2020

  7. 西洋史基礎演習Ⅱb

    2020

  8. 相関歴史科学特殊研究b

    2020

  9. 西洋近代史発展演習b

    2020

  10. 西洋近代史基礎演習b

    2020

  11. 西洋近代史研究b

    2020

  12. 博士論文研究b

    2020

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メディア報道 5

  1. 「銅像の撤去 相次ぐ米国」 新聞・雑誌

    『中日新聞』  2020年7月

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    執筆者:本人以外 

  2. 「天声人語」 新聞・雑誌

    『朝日新聞』  2020年7月

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    執筆者:本人以外 

  3. 「天声人語」 新聞・雑誌

    『朝日新聞』  2004年7月

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    執筆者:本人以外 

  4. 「〈記憶〉の歴史学――国民意識の創造(下)」 新聞・雑誌

    『読売新聞』夕刊  2003年4月

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    執筆者:本人以外 

  5. 【コラム「一寸お先に・只今翻訳中」】K・フット著『記念碑の語るアメリカ』 新聞・雑誌

    『東京新聞』(夕刊、7月25日)、『中日新聞』(夕刊、7月29日)  2002年7月

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    執筆者:本人 

学術貢献活動 3

  1. 日本学術振興会・科学研究費委員会専門委員 2段審査第一部会史学小委員会(ヨーロッパ史・アメリカ史)及び2段審査第二部会史学小委員会(ヨーロッパ史・アメリカ史)

    役割:審査・評価

    日本学術振興会  2016年1月 - 2017年12月

  2. 日本学術振興会・特別研究員等審査会専門委員及び国際事業委員会書面審査員

    役割:審査・評価

    日本学術振興会  2011年8月 - 2013年7月

  3. 日本学術振興会・特別研究員等審査会専門委員及び国際事業委員会書面審査員

    役割:審査・評価

    日本学術振興会  2004年8月 - 2006年7月