2025/04/01 更新

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ハナゾノ マコト
花薗 誠
HANAZONO, Makoto
所属
大学院経済学研究科 社会経済システム専攻 政策システム分析 教授
大学院担当
大学院経済学研究科
学部担当
経済学部 経済学科
職名
教授

学位 1

  1. Ph.D. ( 2003年8月   ペンシルバニア大学 ) 

研究キーワード 4

  1. 産業組織論

  2. 契約と組織の経済学

  3. ゲーム理論

  4. ミクロ経済学

研究分野 1

  1. 人文・社会 / 理論経済学  / 産業組織、ゲーム理論、契約理論

現在の研究課題とSDGs 2

  1. 消費者探索と産業組織

  2. 調達の経済学

経歴 3

  1. 名古屋大学 経済学研究科 准教授

    2007年4月

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    国名:日本国

  2. 名古屋大学 経済学研究科 講師

    2006年4月 - 2007年3月

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    国名:日本国

  3. 京都大学経済研究所・講師

    2003年5月 - 2006年3月

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    国名:日本国

学歴 4

  1. ペンシルバニア大学   経済学部

    1998年9月 - 2003年8月

  2. 慶應義塾大学   経済学研究科

    1996年4月 - 2000年3月

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    国名: 日本国

  3. 慶應義塾大学   経済学研究科

    1994年4月 - 1996年3月

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    国名: 日本国

  4. 慶應義塾大学   経済学部

    1990年4月 - 1994年3月

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    国名: 日本国

所属学協会 3

  1. 数理経済学会

  2. 行動経済学会

  3. 日本経済学会

 

論文 12

  1. PROMINENCE AND MARKET POWER: ASYMMETRIC OLIGOPOLY WITH SEQUENTIAL CONSUMER SEARCH

    Hanazono, M; Kudoh, N

    INTERNATIONAL ECONOMIC REVIEW   65 巻 ( 3 ) 頁: 1249 - 1281   2024年8月

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  2. Equity bargaining with common value 査読有り

    Hanazono, M; Watanabe, Y

    ECONOMIC THEORY   65 巻 ( 2 ) 頁: 251 - 292   2018年3月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s00199-016-1004-1

    Web of Science

  3. Is a Big Entrant a Threat to Incumbents? The Role of Demand Substitutability in Competition Among the Big and the Small 査読有り

    Pan, LJ; Hanazono, M

    JOURNAL OF INDUSTRIAL ECONOMICS   66 巻 ( 1 ) 頁: 30 - 65   2018年3月

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  4. Endogenous Product Boundary 査読有り

    Takanori Adachi, Takeshi Ebina, Makoto Hanazono

    Manchester School   85 巻 ( 1 ) 頁: DOI: 10.1111/manc.12134   2017年1月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: DOI: 10.1111/manc.12134

  5. ENDOGENOUS PRODUCT BOUNDARY

    Adachi, T; Ebina, T; Hanazono, M

    MANCHESTER SCHOOL   85 巻 ( 1 ) 頁: 13 - 40   2017年1月

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書籍等出版物 2

  1. 産業組織とビジネスの経済学

    花薗 誠( 担当: 単著)

    有斐閣  2018年9月  ( ISBN:978-4641150591

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    記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

  2. 数理経済学の源流と展開

    武藤功, 花薗誠( 担当: 共編者(共編著者))

    慶應義塾大学出版会  2015年9月  ( ISBN: 978-4-7664-2253-5

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    総ページ数:336   記述言語:日本語 著書種別:学術書

MISC 1

  1. 公共調達:制度設計とその経済学的な評価 招待有り

    花薗 誠  

    進化するビジネスの実証分析   頁: 131 - 139   2020年5月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

科研費 14

  1. 談合など自律的協調に関する理論モデルの実証分析

    研究課題/研究課題番号:24H00147  2024年4月 - 2028年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    中林 純, 花薗 誠, 西脇 雅人, 川合 慶, 山田 克宣

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    担当区分:研究分担者 

    繰り返しゲームの理論研究で示唆された共謀の成立・維持・崩壊メカニズムに関する各種の理論的知見を入札談合の実証分析を通じて検証する。具体的には1)コミュニケーション共謀成立や維持に与える可能性、2)行動の観測可能性が協調均衡に与える影響の有無について、入札データから談合を識別する手法を開発し、適用することで実証的に確かめる。本研究によって得られる実証結果は、繰り返しゲームのモデルから得られる理論的知見の検証という意味で学術的に重要な意味を持つほか、実証結果が理論研究にフィードバックされることによって、理論研究の一層の発展に貢献することが期待される。

  2. 持続可能性、品質維持、競争適正化のための公共調達制度設計

    研究課題/研究課題番号:23H00051  2023年4月 - 2028年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    花薗 誠, 川中 大士朗, 広瀬 要輔, 鈴木 彩子, 西村 健, 中林 純, 鶴岡 昌徳, 佐藤 進, 佐野 隆司, 安田 洋祐, 高橋 秀典

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:42250000円 ( 直接経費:32500000円 、 間接経費:9750000円 )

    経済性・品質確保・持続可能性の観点から、公共調達における適正な競争とはどのような状況か、また競争を適正化するためにどのような方法や制度設計が適切かについて、理論、実証、実験により総合的に研究する。調達における競争の向上は経済性(価格)には貢献するものの、過当な競争により品質低下や事業者の倒産等の問題が引き起こされると指摘されてきた。本研究では、競争制限が市場の機能不全を改善するか、という視点で競争が適正か否かを捉え、調達の諸問題や調達制度の機能を競争の適正化の観点から論ずる。本研究は、産業組織論、マーケットデザイン、実験経済学を駆使して研究を発展させ、調達における未解決の重要課題に取り組む。

  3. 多次元入札の研究基盤の構築

    研究課題/研究課題番号:21K18426  2021年7月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  挑戦的研究(萌芽)

    花薗 誠, 中林 純

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:6240000円 ( 直接経費:4800000円 、 間接経費:1440000円 )

    本研究は多次元入札の研究基盤を理論的に整備するとともに、実証分析のための構造推定の方法を整備・開発することを目的とする。入札参加者に価格のみならず、事業者の属性や事業内容に関する提案といった価格以外の他の要素を入札させ、その総合評価によって落札者を決定する「多次元入札(multidimensional bidding)」は、公共調達の受注事業者選定や石油/ガス採掘権売却などで広く用いられている。結果として、入札制度設計に貢献することを目指す。
    多次元入札の一形態である総合評価方式入札における戦略的な意思決定問題に関して、以下のような新しい結果を加えた。総合評価による評価値の計算方法が個々の入札者によって異なる場合であっても、評価値の大小の比較で落札者が決定される限り、一位評価値入札において純戦略単調ベイズナッシュ均衡が存在することを証明した。この結果により、中小企業保護にみられるような一部の事業者が優遇されるケース(ハンディキャップオークション)や、えこひいきや癒着、ある種の評価者の裁量が認められるケースにおいても、競争的な入札行動の分析が拡張されることから、総合評価方式入札の分析枠組みを一層広げることができた。また、以前想定していた対称的な環境における実証研究手法は、上記のような非対称な環境にも拡張可能で、ナッシュ均衡行動を構造推定しモデルのパラメータや分布を識別できることがわかった。
    合わせて、事業者の私的な費用関数のパラメータが多次元という一般的なケースは、パラメータが一次元であるケースとは本質的に異なるものである点について整理した。というのも、一次元のパラメータであれば、費用効率に自然な全順序が定められるが、多次元にわたる費用関数のパラメータについては、費用効率は部分順序しか定められないからである。一次元のケースではそのような特殊な順序構造からしか得られないような強い結論、たとえばオークション形式によって均衡における落札評価値の期待値に優劣ができるなどといった結果が得られるが、多次元のケースではそのような比較をすることは理論的に考えて難しいという理由を明らかにした。これらの結果は論文“Theory and Estimation for Scoring Auctions”に追加した。
    多次元入札に関する分析基盤の整備が進んではいるものの、研究計画にあげた相互連関的な評価方法という課題については当初の予想以上に分析が困難であることが判明し、研究が十分に進んでいない。また、総合評価方式入札の反実仮想分析のために、モデルの均衡行動を導く方法の解明についても検討しているが、モデルの不動点であらわされる均衡状態を導出・近似する方法がまだ見つかっていない。一案として、モデルにおける入札空間を離散化して、そのグリッドを細かくすることによって連続的な入札空間に近づけるようなアプローチを取り、比較的細かいグリッドのケースにおける入札行動をコンピュータプログラムによって近似できるか検討している。しかし、そのケースでも入札行動が均衡入札に収束するかどうか自明でなく、それがグリッドの粗さに起因しているのか、そもそものモデルの構造に依存した挙動なのかが判明していない。
    引き続き、多次元入札において入札の評価値を落札確率と同一視して多次元入札を分析する方法の推進する。一般的な分析を遂行することが困難であるので、簡単なケースや関数形を特定化した例を用いて解決の糸口を探す。併せて、総合評価方式入札における均衡入札行動の反実仮想分析のための、均衡をシミュレートする方法をできる限り理論的に解明するべく一層の努力を行う。これまでの理論的結果から、一定の単調性を持つことが示されている均衡行動であるが、均衡が安定性を満たしているか、あるいは安定性を有するために必要なモデルのプリミティブがどのようなものかを検討する。安定な均衡であれば何らかの動学及び適切な初期条件を用いて均衡を近似できる可能性がある。そのような結果が得られれば、動学を用いてして均衡をシミュレートできるかどうかを確認する。

  4. 談合の理論・実証分析

    研究課題/研究課題番号:21H04402  2021年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    中林 純, 花薗 誠, 西脇 雅人

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    担当区分:研究分担者 

    1)各国政府の公表する入札データを収集してデータセットを構築し、談合を識別する新手法を提案する。2)統計的手法を用いて、繰り返しゲームの理論研究で示唆された談合の成立・維持・崩壊メカニズムの検証を行う。1)で提案する手法は、特定の企業が談合に関与しているかどうかの識別など、高い精度で談合をスクリーニングすることが可能となり、競争当局等が担う新たな実務分野を開拓することが期待される。2)については、その結果を繰り返しゲームの理論分析にフィードバックすることを通じて、理論研究の一層の発展に貢献するとともに、途上国を含めた各国政府が談合を抑止する入札制度を設計する際に応用されることが期待される。
    本研究課題では繰り返しゲームの均衡について、データを用いて検証することを行った。本研究課題における研究成果は、談合のスクリーンの手法に関する論文が経済学の主要な学術雑誌の一つであるReview of Economic Studies誌に掲載された。また研究代表者及び研究分担者の関連する論文についても、経済学の他の主要な学術雑誌に掲載されることになった。また、本研究課題を通じて得られた理論的知見は、実務にも応用されることとなった。具体的には競争当局等における談合・カルテルの取り締まり政策への応用であり、また公共事業発注機関における入札参加業者へのコンプライアンス政策などの分野である。さらに、本研究課題を通じて得られた多数の発注機関の入札データについては、今後調達全般に関する研究などへの応用も期待できる。こうしたことから、本研究課題は、経済学における談合・カルテルの研究の発展に寄与するとともに、社会的な応用も含めて十分な成果を上げることができたと考える。
    令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
    令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  5. 市場支配力とマクロ経済:サーチ理論による産業組織、景気変動と格差の分析

    研究課題/研究課題番号:20H01476  2020年4月 - 2025年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    工藤 教孝, 花薗 誠, 宮本 弘暁, 田中 頌宇将, 尾山 大輔

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    担当区分:研究分担者 

    2010年のノーベル経済学賞の対象となった「サーチ理論」は、微小な粒子同士のランダムなぶつかり合いとして経済活動を再定義することで市場の「摩擦」をモデル化することに成功した。しかしながら、「微小な経済主体」という世界観は分析上の制約になることも多かった。本研究は、「企業規模」という概念をモデル化することを通じてサーチ理論を大きく発展させ、世界規模で進む市場構造の変質、特に近年報告されている市場支配力の上昇や労働分配率の下落などの現象を、産業組織、景気変動に伴う雇用調整、所得分布の視点から解明する。
    プロジェクト1:摩擦的市場における企業規模 本プロジェクトは、研究代表者が長年研究してきた「サーチ理論」を「産業組織論」に応用するという方法を採用し、産業組織論をサーチ理論を通じて再構築するプロジェクトである。研究分担者との共同研究の成果を「Priminence and Market Power: Asymmetric Oligopoly with Sequential Consumer Search」という論文にまとめ、現在国際ジャーナルにて2回目の書き換え要求に対応し終え、最終的な審査結果を待っている状態である。
    プロジェクト2:摩擦的市場と景気変動 研究代表者と研究分担者による共同研究の成果のひとつ「General Equilibrium Effects and Labor Market Fluctuations」では、景気変動における「所得効果」の役割について数量分析を行い、Economic Modellingという国際専門誌に掲載された。また、「Time Aggregation and Unemployment Volatility」では、労働市場統計の集計上のバイアスが景気変動を過小に計測してしまう可能性についてシミュレーションによって明らかにし、Economics Bulletinという国際専門誌に掲載が決まった。「Robots and Unemployment」では、技術進歩によって雇用が失われる可能性について理論分析と数量分析を行った。当該年度中に複数の専門誌にて審査を受け、まだ掲載は決まっていないものの、審査から得られたコメント等を元に、分析結果の中身を精査し、研究の新規性を打ち出すにはどうするか、新しい方向性を発見するに至った。
    プロジェクト1の研究成果である論文「Priminence and Market Power: Asymmetric Oligopoly with Sequential Consumer Search」が経済学分野で伝統のある学術誌の審査に残っており、2度の書き換え作業を経て、23年度中には掲載が決まると見込まれる。この研究成果を土台として次の研究に進むことが可能になる。プロジェクト2についてもすでに専門誌に2本掲載が決まっており、残りの研究期間を使って他の現在進行中の研究を完了させることができる見通しになったから。
    プロジェクト1「摩擦的市場における企業規模」については、引き続き花薗教授との共同研究を推進し、市場の摩擦と市場支配力の推移について分析を進め、ますます加速してゆく情報化社会の中で少数の企業が巨大化していくのか、それとも多数の企業による競争的な市場に向かっていくのかについて解明を進める計画である。プロジェクト2「摩擦的市場と景気変動」についても引き続き宮本教授と研究を進め、当該年度までに複数の方向で数理モデル構築とシミュレーションが進んでいる研究成果について、次年度中にそれぞれ論文にまとめていくことを目標としている。

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担当経験のある科目 (本学) 6

  1. 経済数学B

    2012

  2. ミクロ経済学II

    2012

  3. 上級価格理論I

    2012

  4. 経済数学B

    2011

  5. Game Theory

    2011

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