2025/03/30 更新

写真a

ツルマキ モトコ
鶴巻 泉子
TSURUMAKI, Motoko
所属
大学院人文学研究科 人文学専攻 超域人文 准教授
大学院担当
大学院人文学研究科
学部担当
文学部 人文学科
職名
准教授
連絡先
メールアドレス

学位 1

  1. DEA ( 1995年   EHESS ) 

研究キーワード 14

  1. ヨーロッパ地域研究

  2. エスニシティ

  3. マイノリティと社会表象

  4. ジャーナリズム研究

  5. 国境地域

  6. ナショナリズム

  7. 少数言語

  8. 人種化

  9. マグレブ系移民

  10. ロマ

  11. アルザス

  12. ブルターニュ

  13. カタルーニャ

  14. ジプシー

研究分野 1

  1. その他 / その他  / 社会学

現在の研究課題とSDGs 4

  1. 人種化のプロセスとメカニズム

  2. 少数文化地域と移民第二・第三世代の包摂

  3. エスニシティとメディア

  4. 西欧地域主義

所属学協会 4

  1. 日本社会学会

  2. 日仏社会学会

  3. 日本ケルト学会

  4. Recherches sociologiques et anthropologiques   Comité scientifique

    2008年4月 - 2011年3月

委員歴 2

  1. 日仏社会学会   研究活動委員  

    2016年4月 - 現在   

  2. 日本社会学会   国際委員  

    2008年4月 - 2010年3月   

 

論文 19

  1. 科学研究費成果報告書:宗教的人種化の社会的条件―ネイションと他者化のダイナミズムー

    鶴巻泉子

    科学研究費成果報告書     頁: 1 - 7   2023年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  2. スペインの「スカーフ論争」

    鶴巻泉子

    Autres   ( 12 ) 頁: 1 - 17   2021年3月

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    担当区分:責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  3. 「イスラモフォビア」とナショナルな文脈化

    Autres   ( 11 ) 頁: 15 - 30   2020年3月

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    記述言語:日本語  

  4. 「北カタルーニャ」か「ルシヨン」かーフランス・カタルーニャ地方から見た言語と境界

    鶴巻泉子

    Autres   ( 10 ) 頁: 19 - 34   2019年3月

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    担当区分:責任著者  

  5. 集合的記憶をめぐって

    鶴巻泉子

    Autres   ( 9 ) 頁: 17 - 32   2018年3月

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    担当区分:責任著者   記述言語:日本語  

  6. テロリズムの表象 査読有り

    鶴巻泉子

    日仏社会学年報   28 巻   頁: 17-34   2017年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  7. 厳格な政教分離の国、フランス?ーライシテとイスラム問題ー

    鶴巻泉子

    LCBulletin   8 巻   頁: 8-9   2015年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  8. レイシズムは拡大しているか

    鶴巻泉子

    言語文化論集   36 巻 ( 1 ) 頁: 81-94   2014年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  9. 「ブルターニュ人であること:フランスにおける移民と地域への所属」

    鶴巻泉子

    『言語文化論集』   XXXIII 巻 ( 2 ) 頁: 77-98   2012年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  10. 「少数言語と『新しい地域主義』をめぐって」

    鶴巻泉子

    言語文化研究叢書   ( 9 ) 頁: 173-186   2010年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  11. 「誰に向けて発信するか」

    鶴巻泉子

    アジ研ワールドトレンド   ( 16 ) 頁: 8-10   2010年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

  12. 「地域文化からグローバルな文化へ?ーブレイス語の変容をめぐってー」

    鶴巻泉子

    『名古屋大学大学院国際言語文化研究科公開講座:言葉と文化の国際交流』     頁: 16-20   2009年6月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  13. *「『マイノリティの連帯』をめぐってーブルターニュの新しい地域主義と移民ー」

    鶴巻泉子

    『グローバル化の中の「国家なきマイノリティ」』科学研究費基盤研究C ( 課題番号 18530380)     頁: 5-24   2008年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    文化的少数者であり「歴史的地域」の典型とされてきたフランスのブルターニュを事例に、領域的・伝統的マイノリティが移民問題に直面してどのように地域主義を変容させているかを、移民地区で活動するアソシエーションの聞き取り調査を通じて分析。

  14. « De la musique locale à celle du monde : le renouveau breton et okinawaïen des années 1990-2000 et la construction du sens communautaire »

    Motoko TSURUMAKI

        頁: 79-98   2008年

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  15. 「グローバルな地域文化としてのケルト:インターケルティック・フェスティバルに見る現代ブルターニュの意味付け」

    鶴巻泉子(研究代表者:定松文)

    『フランスにおける地域文化振興と社会構造に関する社会学的研究』科学研究費基盤研究C(1)海外学術調査研究成果報告書(課題番号16530362)     頁: 7-17   2007年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  16. *「メディアと『都市暴力』―ストラスブールの車放火事件から見た都市暴動という『公共問題』の構成―」

    鶴巻泉子

    『現代思想』2月臨時増刊号     頁: 118-127   2006年2月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    「移民暴動の象徴」と化した事件を素材に、どのように一地方の「ローカルな行事」が「ナショナルな社会問題」と変容・発展したかをメディア内分業と全国・地域メディアの差異に着目して分析する。その際、①問題がどのようにエスニックな枠組みで捉えられるに至ったのか、②社会的動員を伴う全国報道が争点をどのように変容させたかに重点を置く。

  17. 「ブルターニュとアルザスの地域メディアに見る地方分権の議論と地域アイデンティティ」

    鶴巻泉子

    『西欧諸国における地域分権・地域主義の動向とその社会・文化的影響』科学研究費基盤研究B(1)海外学術調査研究成果報告書(課題番号15402037)     頁: 125-139   2005年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  18. 「1990年代に始まるブルターニュの地域語・地域文化擁護―企業による地域主義に着目してー」

    鶴巻泉子

    『EU地域政策の展開と地域の文化・言語問題の実態』科学研究費基盤研究B(1)海外学術調査研究成果報告書(課題番号13752005)     頁: 58-69   2003年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  19. «La violence urbaine entre la presse régionale et nationale : comparaison de deux groupes de journalistes dans leurs logiques de travail»

    Motoko TSURUMAKI

      第XXIV巻 巻 ( 第2号 ) 頁: 125-148   2003年

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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書籍等出版物 3

  1. *Autonomie journalistique et résistance aux cadrages imposés

    TSURUMAKI, Motoko( 担当: 単著)

    Les Editions de l'EHESS  2010年 

  2. *「越境労働と国民国家ーアルザス地域のフロンタリエから見たEU統合問題」、宮島喬、若松邦弘、小森宏美編『地域のヨーロッパ ー多層化、再編、再生』

    鶴巻泉子(宮島喬、若松邦弘、小森宏美編)( 担当: 単著)

    人文書院  2007年 

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    記述言語:日本語

    フランスのアルザス地域から国境を越えてドイツ・スイスへ通勤する、「フロンタリエ」と呼ばれる人々の問題から出発して、現代EUにおける国境・国民国家への所属の意味の変容を捉えようとする。労働市場・生産ネットワークのボーダーレス化や消費行動の国際化とは裏腹に、個人の「所属」については国民国家のレファレンスが重要化している、という矛盾を指摘する。

  3. *「共同体の論理をめぐって」、綾部恒雄監修、原聖・庄司博史編『 講座世界の先住民族―ファースト・ピープルズの現在 (06) ヨーロッパ』

    鶴巻泉子(綾部恒雄監修、原聖・庄司博史編)( 担当: 単著)

    明石書店  2005年 

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    記述言語:日本語

    フランスのブルターニュ地方について、その地域主義ーナショナリズムの歴史を、「共同体を想像する」原理と担い手という観点から、社会学的に分析しようとする。ナショナリズム論に概念装置を借りつつ、共同体を構成するためのアプローチを三つに類型化した。

講演・口頭発表等 11

  1. シリル・ルミュー「フェイクニュース狩り:モラルパニック?」コメント 国際会議

    鶴巻泉子

    シリル・ルミュー講演「フェイクニュース狩り:モラルパニック?」  2024年11月5日  鶴巻泉子

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    開催年月日: 2024年11月

    記述言語:フランス語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:名古屋大学情報文化学部棟S15   国名:日本国  

  2. 「移民から考えるフランス社会ー『フランス人』とは誰か」 招待有り

    鶴巻泉子

    地球市民セミナー  2024年5月25日  椙山女学園大学

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    開催年月日: 2024年5月

    記述言語:日本語  

    開催地:椙山女学園大学星ヶ丘キャンパス   国名:日本国  

  3. 宗教的人種化とナショナルな文脈:2000年代以降のフランスにおけるムスリム差別研究と論争をめぐって

    鶴巻泉子

    日本社会学会大会  2022年11月12日  日本社会学会

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    開催年月日: 2022年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:追手門学院大学  

  4. 日仏社会学会シンポジウム花渕馨也発表へのコメント 招待有り

    鶴巻泉子

    日仏社会学会特別シンポジウム  2021年10月31日  日仏社会学会

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    開催年月日: 2021年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

  5. 「移動・庇護の自律性/政治性を考えるために」コメンテーター 招待有り

    鶴巻泉子

    移動と共生研究会  2020年2月8日  移動と共生研究会

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    開催年月日: 2020年2月

    記述言語:日本語  

    開催地:名古屋大学   国名:日本国  

  6. 現代ヨーロッパにおけるイスラモフォビアのナショナルな基盤ーフランスとスペインの比較を通じてー 招待有り

    鶴巻泉子

    日仏社会学会大会シンポジウム 

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    開催年月日: 2016年11月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:関西大学   国名:日本国  

  7. 2015年1月テロ事件報道をめぐって

    鶴巻泉子

    日仏社会学会 

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    開催年月日: 2015年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:横浜国立大学   国名:日本国  

  8. 地域文化からグローバルな文化へ?―ブレイズ語の変容をめぐって―

    公開講座「言葉と文化の国際交流」 

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    開催年月日: 2009年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  9. 「ヨーロッパ内の越境問題―アルザス地方のフロンタリエ(越境労働者)を例に」

    シンポジウム「ヨーロッパのナショナリティとテリトリアリティ」 

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    開催年月日: 2008年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  10. 「現代におけるブルターニュ文化の再発見」

    鶴巻泉子、Yves de France

    『グローバル化の中の西欧マイノリティ文化―音楽から見るフランス・ブルターニュ地方とケルト文化の再発見』 

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    開催年月日: 2006年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  11. 地域文化活動に見る「地域」概念の形成(1)―ブルターニュ地域インターケルティック・フェスティバルの事例――

    鶴巻泉子(計四名の共同研究/発表の第一発表者:他に中力えり、佐野直子、定松文)

    日本社会学会大会 

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    開催年月日: 2006年10月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

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Works(作品等) 10

  1. 少数文化地域と社会的距離化をめぐるフィールドワーク

    2023年4月
    -
    現在

  2. 少数文化地域と宗教的人種化についてのフィールドワーク

    2019年4月
    -
    2023年3月

  3. 少数文化地域とレイシズム

    2013年4月
    -
    現在

  4. 少数文化地域と移民問題についてのフィールドワーク(フランス、ブルターニュ地域・アルザス地域)

    2008年4月
    -
    2013年3月

  5. 音楽から見る少数文化地域の「文化再発見」の動きについて(ブルターニュ地方と沖縄での音楽産業関係者、メディアなどへの調査)

    2007年7月
    -
    2008年7月

  6. 少数文化地域と移民(ブルターニュとカタルーニャでの自治体、アソシエーション調査)

    2007年2月
    -
    2007年3月

  7. 音楽フェスティバルから見るブルターニュ地域表象の変容(インターケルティック・フェスティバルのオーガナイザー、ボランティア参加者などの聞き取りとフェスティバル参与観察)

    2006年8月
    -
    2006年9月

  8. アルザス地方と越境通勤者ー「フロンタリエ」 (国境協力機関、フロンタリエ・アソシエーション、相談窓口、自治体などでの調査)

    2005年8月
    -
    2005年9月

  9. ブルターニュ・アルザスの地域メディアに見る地域表象

    2004年8月
    -
    2004年9月

  10. フランスのメディアと「移民問題」報道(日刊紙を中心とするブルターニュ・アルザス・パリのメディアと「移民地区」とされる地区、自治体などでの調査)

    2003年4月

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その他研究活動 13

  1. フランスのペルピニャン市におけるマグレブ系若者をめぐる社会的距離化についての調査4

    2025年3月

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    フランスのペルピニャン市におけるマグレブ系若者が多く通う中学校での参与観察、教員や視察官へのインタビュー調査を行うとともに、モンペリエ大学、パリ高等社会科学研究院、リール大学等の研究者と情報交換を行なった。

  2. フランスのペルピニャン市におけるジプシーの人々に関する調査

    2025年3月

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    フランスのペルピニャン市におけるジプシーの人々の教育について、教育委員会、教育支援団体、教員、児童への聞き取り調査、ジプシー学級授業への参与観察を行なった。

  3. スペインのジロナ市、サルト市におけるマグレブ系若者とその社会的距離化についての調査2

    2025年2月
    -
    2025年3月

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    スペインのジロナ市、サルト市において、マグレブ系若者が多く通う小学校、中学校、教育委員会やアソシエーションなどでの聞き取り調査を行った。またカタルーニャ自治政府教育省元大臣、教育省現幹部、ジロナ大学研究者への聞き取り調査と情報交換を行なった。

  4. スペインジロナ市、サルト市におけるジプシーの人々についての調査

    2025年2月
    -
    2025年3月

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    スペインジロナ市、サルト市に居住するジプシーの人々とその教育について、教育委員会、ジプシー団体、ジプシー擁護運動活動家への聞き取り調査を行った。

  5. フランスのペルピニャン市におけるマグレブ系若者をめぐる社会的距離化についての調査3

    2024年10月

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    フランス、ペルピニャン市において、マグレブ系若者が多く居住する地域の中学校での参与観察を行うとともに、教育関係施設、教員労組、教員、生徒、地区支援団体に聞き取り調査を行いデータ収集を行なった。

  6. スペイン、ジロナ市、サルト市におけるマグレブ系若者とその社会的距離化についての調査1

    2024年9月
    -
    2024年10月

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    スペイン、ジロナ市とサルト市においてマグレブ系若者が多く通う教育機関、市役所の教育担当、中学校教員と生徒に聞き取り調査を行い、データを収集した。

  7. 沖縄久米島における戦争記憶の継承、語り部、教育委員会への聞き取り調査

    2024年6月

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    沖縄久米島での戦争記憶の継承をめぐって、学校での平和教育と教育委員会行事について参与観察を行うとともに、語り部活動についての聞き取り調査を行った。

  8. フランスのペルピニャン市におけるマグレブ系若者とその社会的距離化についての調査2

    2024年2月
    -
    2024年3月

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    フランスのペルピニャン、トゥルーズにおいて、特に職業案内所、就職支援団体、失業者、職を探す学生等に聞き取りを行った。

  9. フランスのペルピニャン市におけるマグレブ系若者とその社会的距離化についての調査1

    2023年9月
    -
    2023年10月

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    フランスのペルピニャン市において、移民が多く居住する優先地区を中心にマグレブ系若者とその社会的距離化の形式について参与観察とインタビュー調査を行う。特に地区の社会文化センターとそれを統括する市役所での聞き取りを行った。

  10. 沖縄渡嘉敷島における戦争記憶をめぐる調査、教育委員会

    2023年8月

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    沖縄渡嘉敷島における戦争記憶をめぐる調査を6月に引き続き行い、教育委員会と教育委員長経験者への聞き取り調査を行なった。

  11. 沖縄渡嘉敷島における戦争記憶の継承、語り部への聞き取り調査

    2023年6月

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    沖縄の戦争記憶が社会的争点となる中で、その継承をめぐってナショナルな争点とローカルな争点の違いと相互の影響について考える。そのために両方のレベルをつなぐ役割を果たした語り部の経験を分析する。

  12. フランス、ペルピニャンで移民出自者の人種化をめぐる調査

    2023年3月

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    フランスのペルピニャンで移民支援団体、地区センターなどで聞き取り調査。

  13. スペイン、ジロナで移民出自者の人種化をめぐる聞き取り調査

    2023年3月

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    スペイン、ジロナ市で、移民支援をする労働組合、地区住民センターで調査を行った。

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共同研究・競争的資金等の研究課題 5

  1. アジア共同体における多様性

    2023年4月 - 現在

    大学助成 

    ハスエリドン

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    担当区分:研究分担者  資金種別:その他

  2. ヨーロッパのナショナリティとテリトリアリティ

    2007年4月 - 2009年3月

    国内共同研究 

  3. グローバル化の中の「国家なきマイノリティ」ー西欧地域主義の変容ー

    2006年4月 - 2008年3月

  4. ジャーナリズムと個人性、主観性、イノヴェーションの問題

    2006年 - 2009年

    国際共同研究 

  5. 地域文化と地域アイデンティティ

    2006年

    国際共同研究 

科研費 8

  1. 国境少数地域と他者化:マグレブ系若者と社会的距離化の形式についての社会学的研究

    研究課題/研究課題番号:23K01724  2023年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    鶴巻 泉子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )

    本研究はフランスとスペインにまたがるカタルーニャを事例に、移民子孫のマグレブ系若者に対する他者化を「社会的距離化(Tucci)」概念を用いて分析する。各地域は同じ言語を持ち「カタルーニャ主義catalanisme」運動も存在するが、国家に対する関係は異なる。本研究は(1)教育領域と労働領域における若者の不平等な処遇の経験を質的調査を通じて収集し、(2)それを「社会への参加様式指標」とTucciが呼ぶ教育と労働に関する基礎的統計分析等の資料と対照することを通じて、地域の重層的空間がどのように「社会的距離化」の違ったパターンを生むかを比較、ナショナル/エスニックな差異と社会関係再編を問題とする。
    本研究は西欧マイノリティ地域に生まれた移民出自の若者が、教育/労働領域においてどのように社会から排除/包摂されるのかを、国境を挟む二国間で比較する。具体的にはフランスとスペインにまたがるカタルーニャを事例に、マグレブ系若者に対する他者化を「社会的距離化」概念を用いて比較分析し、その距離化の様式の違いを考える。令和5年度には特にフランスのペルピニャン市に調査を集中することとし、若者の教育と労働の場における排除経験を質的調査を通じて収集、他方ではこの二つの領域について行政資料、統計的資料を収集した。若者支援団体と求職中の若者、行政の若者支援部局、統計局における聞き取り調査と、移民出自の若者の居住区の中学校での参与観察を行い、以下の分析結果を得た。
    1統計資料分析
    労働領域においては①経済的停滞の続くペルピニャン地域では若者の失業率が際立って高く、中でも移民出自者(居住地区により判断)と女性に排除の力が強く働く。就職困難は②学歴の低さに比例して増大する。同時に「エスニック・エコノミー」領域が発達しインフォーマル経済にシフトして生計を立てる人々も観察された。国境地帯の環境がインフォーマル経済を支える。③地域の状況は若者(特に高学歴の若者)への移動圧力を生み、多くの若者がトゥルーズやモンペリエ等の大都市へ流出、移動手段を持たず残留する若者はますます低学歴化、経済的に不安定化する。
    2質的調査データ分析
    求職中の若者と支援団体等の聞き取りからは、エスニシティを分断しつつヒエラルキー化する地域特有の「人種化圧力」の存在と、この圧力が教育/労働領域においてマイノリティに不利な方向に働くことが確認された。地域内要因(カタルーニャ文化の政治的利用、ジタンやアルキ等他のエスニック集団の乱立)と国境地域的要因(「スペイン・モロッコ人」やスペイン人の流入)も、マイノリティの排除と強く結びつく。
    令和5年度には、4-8月に文献と統計資料の収集を行い、9月に両地域での予備調査の後、ペルピニャンで本調査、そして3月にジロナ(+サル市)を中心とした本調査という予定であった。しかしペルピニャン市では質的調査の進展が困難を極めた。行政やその関係者が全く聞き取りに応じてくれず、地区内での聞き取りも全く進まない状況だった。市政を運営する極右政党の意向とも重なりコンタクトが全く深まらない中、2024年3月の調査でようやく民間団体と教育領域に伝手が得られ、学校での参与観察も実現した。若者の生活支援団体、就職支援団体、サンジャック地区文化団体、住民、求職中の若者、サンジャック地区の中学校で参与観察を行うこととなった。
    (1)フランス側での調査
    令和6年度にはペルピニャンで調査の継続後に、ジロナでの調査を本格的に開始する。
    ペルピニャンにおいては民間団体への協力をさらに求めつつ、今度は実証研究であまり取り上げられない集団(特に低学歴者とジタンの人々)へのアクセスを目指す。
    (2)スペイン側での調査
    令和6年度にはジロナにおいては、調査を2回予定している。①行政の協力をどれだけ得られるかで調査内容と調査方法が大きく変化するため、協力依頼を慎重に行いつつ、求職中の若者や民間団体とのコンタクトも同時に得るよう努力する。またフランス側で得た、スペインから移住したモロッコ系の人々とのコンタクトをスペイン側でコンタクトを広げるために最大限活かす。②統計資料の収集も二国間比較では非常に重要となるが、両国ではそのまま比較できる統計ばかりではないことがわかったため、スペインのカタルーニャ統計局(バルセロナ)において、事前の面談調査も必要となると考えている。

  2. 宗教的人種化の社会的条件―ネイションと他者化のダイナミズムー

    研究課題/研究課題番号:18K01961  2018年4月 - 2023年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    鶴巻 泉子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    「移民がもたらした社会問題」として争点化されたイスラムは、フランスでは国家の価値規範に関わる政治テーマと認識されるのに対し、スペインでは地域ごとの個別争点となっている。フランス側カタルーニャでは、カタルーニャ性称揚はフランス性の補完でありかつ個人のエスニックな属性として現れ、ムスリムとカテゴライズされた人々を分断するのに対し、スペイン側では、カタルーニャ主義が移住者包摂の公式の文化的イデオロギーとして、積極的に強調されている。しかし、文化実践ではなく政治実践を見ると、「ムスリム」たちは地域政治の「正統なメンバー」とは見なされず、カタルーニャ主義の担い手とはなっていないことが窺われる。
    マイノリティ・ナショナリズム研究、地域主義研究の中で、カタルーニャは頻繁に研究の事例とされる一方、スペイン・フランス両側のカタルーニャを分析し、その中での移住者の包摂とカタルーニャ性の関連を比較する研究は殆ど存在しない。国民国家を単位とする従来の伝統的研究視角に、本研究の国境を越えた比較を加えることで、移住者を取り巻く様々な社会的相互作用や、各国ごとの「イスラム」表象の差異、そして現在の西欧社会における国民社会の多層化と変容について、新しい分析視角が開かれると思われる。この事例研究を通して、地域主義研究と移民研究双方を繋げる新しい分析視点を提案できると考えられる。

  3. 20世紀における多様なマイノリティ状況の解明と共生言説の検討

    2009年4月 - 2013年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(B)

    田所光男

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    担当区分:研究分担者 

  4. 少数文化地域と「内側のマイノリティ」

    2008年4月 - 2011年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    鶴巻 泉子

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    担当区分:研究代表者 

  5. グローバル化の中の「国家なきマイノリティ」ー西欧地域主義の変容ー

    2006年4月 - 2008年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    鶴巻泉子

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    担当区分:研究代表者 

  6. フランスにおける地域文化振興と社会構造に関する社会学的研究

    2005年4月 - 2007年3月

    科学研究費補助金  基盤研究(C)

    定松文

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    担当区分:研究分担者 

  7. 国境と地域に見るヨーロッパ統合

    2004年4月 - 2006年3月

    科学研究費補助金  若手研究(B),課題番号:15730239

    鶴巻 泉子

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    担当区分:研究代表者 

  8. 西欧諸国における地域分権・地域主義の動向とその社会・文化的影響

    2003年4月 - 2005年3月

    科学研究費補助金  課題番号15402037

    宮島喬

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    担当区分:研究分担者 

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担当経験のある科目 (本学) 25

  1. 海外言語文化演習

    2023

  2. 文化動態学博士論文演習a

    2022

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    集中

  3. 海外言語文化研修

    2022

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    教養教育院が主催するフランスへの海外研修に参加する学生を主な対象とし、フランスの様々な側面を紹介するオムニバス授業である。(個別担当・ボーメール氏と共に授業全体の運営)

  4. 国際社会学演習b

    2015

  5. 国際社会学演習a

    2015

  6. 国際社会学演習b

    2014

  7. 国際社会学演習a

    2014

  8. 国際社会学演習a

    2013

  9. 国際社会学演習b

    2013

  10. 国際社会学演習b

    2012

  11. 国際社会学演習a

    2012

  12. 中級フランス語1

    2011

  13. フランス語3

    2011

  14. フランス語2

    2011

  15. フランス語3

    2011

  16. 中級フランス語2

    2011

  17. フランス語1

    2011

  18. フランス語4

    2011

  19. フランス語1

    2011

  20. フランス語1

    2011

  21. 国際社会学演習 b

    2011

  22. 国際社会学演習 a

    2011

  23. 中級フランス語1

    2009

  24. 国際社会学演習 b

    2009

  25. 国際社会学演習 a

    2009

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社会貢献活動 4

  1. 名古屋難民支援室監事

    役割:助言・指導, 運営参加・支援

    2023年4月 - 現在

  2. 名古屋難民支援室助言活動

    役割:助言・指導, 情報提供, 運営参加・支援

    名古屋難民支援室  2020年 - 現在

  3. 「ブラックライブズマター運動」と「黒人差別」に関する解説と取材協力

    役割:コメンテーター, 取材協力, 情報提供

    中京テレビ  「キャッチ」  2020年

  4. 国連難民の日イベント

    役割:司会

    名古屋難民支援室、人文学研究科文化動態学共催  国連難民の日イベント  2018年6月

メディア報道 1

  1. 「ブラック・ライブズ・マター運動」と「黒人差別」についてコメントと取材協力 テレビ・ラジオ番組

    中京テレビ  「キャッチ」  2020年

     詳細を見る

    執筆者:本人