科研費 - 山本 芳彦
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触媒的酸素原子移動反応を活用する新規ケテン発生法の開拓
2013年4月 - 2014年3月
科学研究費補助金
山本芳彦
担当区分:研究代表者
遷移金属カルベン錯体は、有機合成において極めて有用なツールとなっている。本計画では、末端アセチレンとカチオン性ルテニウム錯体から発生するビニリデンカルベン錯体への酸素原子移動反応によるケテンの発生と、同過程を組み込んだ新規触媒系の創成を目指す。旧来のカルベン錯体からのケテン発生法は、予め調製されたカルベン錯体を用いる非触媒的手法であったことに加え、有毒な一酸化炭素の挿入に頼らざるを得なかった。本計画の達成によって、入手容易な末端アセチレンよりビニリデンカルベン錯体を発生させ、その酸化により所望のケテンを触媒的に発生させる実用的な手法が確立される。本手法は学術的に興味深いことに加え、極めて応用範囲の広いものである。さらに、本研究を通して開発される触媒的分子変換プロセスを駆使して、生理活性物質の合成を展開する。
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精密分子触媒を駆使する機能分子迅速合成プロセスの創成
2008年4月 - 2011年3月
科学研究費補助金 基盤研究(B), 20350045
山本芳彦
担当区分:研究代表者
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遷移金属錯体触媒を複合化した多成分連結プロセスの開発
2008年4月 - 2010年3月
科学研究費補助金 特定領域研究,課題番号:20037018
山本芳彦
担当区分:研究代表者
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遷移金属錯体触媒反応を駆使する生体機能分子の精密合成
2006年4月 - 2008年3月
科学研究費補助金 特定領域研究(公募,A02),課題番号:18032036
山本 芳彦
担当区分:研究代表者
2価ルテニウム錯体を触媒とする[2 + 2 + 2]環化付加反応を駆使して,生理機能が期待されるスピロ環状C-アリールグリコシドの多様性指向型合成法を確立した。また,銅触媒マンニッヒ型三成分カップリングとイリジウム触媒環化異性化/Diels-Alder環化付加タンデムプロセスを統合した環状アミノ酸の新規合成法を開発した。
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遷移金属錯体触媒多成分連結法に基づく多様性指向型精密合成プロセスの開拓
2005年4月 - 2008年3月
科学研究費補助金 若手研究(A),課題番号:17685008
山本 芳彦
担当区分:研究代表者
本研究では,申請者がこれまで開発を進めてきた不飽和結合間の触媒的高次カップリングなどの遷移金属触媒反応を駆使して,複数の単純な出発原料から複雑な環状分子を効率良く合成し,エネルギー消費や廃棄物の発生を抑制することのできる新規多様性指向型精密合成プロセスの開発をおこなった。
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ルテニウム錯体触媒を用いる非天然型C-グリコシドの精密合成
2005年4月 - 2006年3月
科学研究費補助金 特定領域研究,課題番号:17035038
山本 芳彦
担当区分:研究代表者
面性配位子を持つ2価ルテニウム錯体 [Cp*RuCl(cod)] が,C-アルキニルグリコシドと1,6-ジインあるいは,C-ジイニルグリコシドとモノアルキンとの[2 + 2 + 2]環化付加反応に有効であることを確認し,新規なC-アリールサッカライドやアミノ酸糖複合分子の合成にも成功した。
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不飽和有機分子の酸化的環化による高原子価有機金属錯体の合成
2004年4月 - 2005年3月
科学研究費補助金 特定領域研究,課題番号:15036228
山本芳彦
担当区分:研究代表者
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高機能メタラシクロペンタジエン錯体触媒の開発
2002年4月 - 2005年3月
科学研究費補助金 若手研究(B),課題番号:14750677
山本 芳彦
担当区分:研究代表者
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前・後周期遷移金属ハイブリッド錯体触媒の創製による精密触媒反応の開拓
2000年4月 - 2002年3月
科学研究費補助金 奨励研究A, 12750760
山本芳彦
担当区分:研究代表者
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低原子価チタン錯体を用いる新規還元的ラジカル環化反応の開発
1997年4月 - 1999年3月
科学研究費補助金 奨励研究A、,
山本芳彦
担当区分:研究代表者