共同研究・競争的資金等の研究課題 - 瓜谷 章
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一次元光ファイバ放射線センサを用いた原子炉建屋内放射線源分布計測
2019年10月 - 2022年3月
共通基盤型原子力研究プログラム
瓜谷章
資金種別:競争的資金
福島第一原子力発電所の廃炉を進めるにあたり建屋内作業環境の放射線源の位置分布を把握することが必要不可欠となっている。そこで、最も確実に汚染源の位置分布の把握を行うことができる密着型で、かつ「点」ではなく「線」に沿った放射線源分布が把握できる一次元光ファイバ放射線センサの開発を進める。具体的には、100 mSv/h程度の線量率まで測定可能な飛行時間型一次元光ファイバ放射線センサと、Sv/hを越えるような高線量率場で利用可能な波長分解型一次元光ファイバ放射線センサの開発を行う。当該プロジェクトでは、これらのセンサのプロトタイプ機の製作および実環境での利用を想定した性能評価試験を行い、建屋内作業環境の放射線源分布の把握に利用可能な放射線センサの実用化を目指すと共に、放射線計測機器開発を得意とする名古屋大のグループとJAEA廃炉国際共同研究センターとの協力体制を構築する。
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ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の中性子発生装置に関する研究開発
2017年2月 - 2019年3月
医療機器開発推進研究事業
瓜谷章
資金種別:競争的資金
本プロジェクトでは、体表から様々な深度に存在するがん患部に適切な中性子線を届けることが出来る加速器型BNCT用のターゲット・BSAシステムを開発し、PMDA承認を目指す。更に、IAEAとの交渉により新たな規制ガイドライン策定に関与して、加速器BNCTシステムの世界標準化へ寄与する。具体的には以下の研究、開発を行う。
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He-3代替位置敏感型中性子検出器の開発
2015年11月 - 2019年3月
A-STEP
瓜谷章
資金種別:競争的資金
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高エネルギー粒子物理研究拡大を目指した中性子計測システムの開発
2012年4月 - 2016年3月
核融合科学研究所
資金種別:競争的資金
核融合プラズマ実験装置において重水素実験を行う際に、放出される中性子の計測を通して、高エネルギー粒子物理に関する知見を得る。
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重水素実験における総中性子発生量測定とその校正法に関する検討
2010年4月 - 2011年3月
核融合科学研究所
資金種別:競争的資金
核融合プラズマ実験装置において重水素実験を行う際に、放出される全中性子数を測定するために、主要構造物における中性子の輸送計算をおおなう。
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LHD重水素実験のための中性子計測システムの開発
2008年4月 - 2010年3月
核融合科学研究所
資金種別:競争的資金
大型ヘリカル装置(LHD)における重水素を使用した実験は、ヘリカル系プラズマを基に炉心プラズマへに外挿し得る閉じ込め研究を広範に行う上で重要である。本課題では、重水素実験において本質的に重要な核融合出力の精度良い測定を目指して、LHDを対象とした三次元中性子輸送計算を中心に、その計測システムにおいて開発を必要とする部分を先駆的に取り上げ研究を進めている。発生中性子量はトリチウム発生量にほぼ等しく、精度のよい中性子発生量計測は、トリチウム発生量の正確な把握、並びに、放射線安全の観点でも必須である。また、重水素中性粒子ビーム(NB)入射プラズマにおいては、発生する中性子は、所謂TCT(Two-Energy-Component Torus)反応により発生する中性子が支配的である。即ち、発生する中性子は、NB入射によりプラズマ中に生じたビームイオンの減速過程・閉じ込めの情報を有している。本研究では、LHD重水素実験に最適化した中性子スペクトロメーター開発、中性子空間分布測定用高速シンチレータ検出システムの基礎的研究も進めており、LHDの高エネルギー粒子に関わる物理研究にも大いに貢献できる内容である。
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光ファイバーを用いた高信頼性・高機能放射線モニターの開発研究
1999年4月 - 2000年3月
核燃料サイクル開発機構
資金種別:競争的資金
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光ファイバーと輝尽性発光体を組み合わせた放射線分布センサーの開発
1999年3月 - 1994年4月
財団法人 中部電力基礎技術研究所
資金種別:競争的資金
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中性子束分布測定手法の改良に関する研究
1998年4月 - 2000年3月
日本原子力研究所
資金種別:競争的資金
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高温炉心内の中性子スペクトル・ガンマ線スペクトル測定法の開発のための予備実験
1998年1月 - 1999年3月
日本原子力研究所
資金種別:競争的資金