科研費 - 横山 智
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研究課題/研究課題番号:21H04375 2021年4月 - 2025年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(A)
横山 智
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:41860000円 ( 直接経費:32200000円 、 間接経費:9660000円 )
アジアでは、自然環境に応じた生業より得られる産物を原料として、様々な発酵食品がつくられてきた。これまで、タンパク質源となる乳、大豆、魚介類の主要な3種類の発酵食品の製法と利用に基づいてアジア発酵食文化が議論されてきた。しかし、それ以外の発酵食品は、ほとんど検討されず、さらに、上述3種の発酵食品が重なる地域についての食文化の議論は事実上行われてこなかった。また、人文社会科学系と自然科学系の両手法の連携も課題であった。そこで本研究では、アジアの伝統的な発酵食品をより広く取り上げ、さらに乳と大豆、大豆と魚介類の発酵食品が交差する地域の発酵食文化を分野横断的なフィールドワークを実施することで解明する。在来知に基づく技術や行為と密接に関係していると考えられる「微生物のドメスティケーション」を自然科学の研究者による微生物分析の結果と融合させる学際的な手法によって、アジア発酵食文化圏を再構築することを目指す。
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東南アジア大陸山地部の多様な生業によるヘテロな農耕環境の形成・維持機構 国際共著
研究課題/研究課題番号:20KK0014 2020年10月 - 2024年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
廣田 勲
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
配分額:15600000円 ( 直接経費:12000000円 、 間接経費:3600000円 )
東南アジア大陸部の様々な生業活動は、歴史的に極めてヘテロな環境を作り出し、生物多様性の創出に貢献してきたと考えられる。近年、市場経済化の影響により、生業や土地利用の単純化が大規模に進行している。その一方で一部地域では、こうしたヘテロ環境が能動的に維持されている村落が存在することが明らかとなってきた。本研究はこうした村落を対象とし、ヘテロな環境を組み込んだ生業形態の解明を試みる。依然として伝統的な生業が多く残存するラオス山地部の地域住民の生業を、総体性、連動性に着目し理解し直すことによって、高い生物多様性を有する地域における、市場経済化等の現代的背景を踏まえた生業の地域適合的なモデルを提案する。
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伝統的社会における発酵食品の位置づけに関する総合的・通地域的研究 国際共著
研究課題/研究課題番号:19K21662 2019年7月 - 2021年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 挑戦的研究(萌芽)
横山 智
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:6370000円 ( 直接経費:4900000円 、 間接経費:1470000円 )
和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、味噌、醤油、日本酒などの発酵食品が海外でもブームになっている。しかし、海外のローカルな発酵食品が置かれている状況は日本とは異なり、伝統的な発酵食品が廃れるような地域も見られる。しかし、発酵食品が主食として用いられている地域も存在し,地域における発酵食品の位置づけは、極めて多様である。そこで,本研究では,発酵食品のうち主食,調味料もしくは副食,酒,種菌を対象に,オセアニア,アフリカ東部,東南アジアの3地域で調査を実施する。その際,「伝統食の中における発酵食品の位置づけ」という共通の分析枠組みを設け、総合的・通地域的に研究を行い発酵食品の位置づけを検討する。
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現代ラオスにおける小規模社会集団の人口動態メカニズム 国際共著
研究課題/研究課題番号:17H01633 2017年4月 - 2021年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(A)
横山 智
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:41860000円 ( 直接経費:32200000円 、 間接経費:9660000円 )
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地域統合下におけるアジア農民の生計戦略と持続可能性に関する研究 国際共著
研究課題/研究課題番号:16H03115 2016年4月 - 2020年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)
横山 智
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:16380000円 ( 直接経費:12600000円 、 間接経費:3780000円 )
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森林生態資源の地域固有性とグローバルドメスティケーション化に関する研究 国際共著
研究課題/研究課題番号:15H02590 2015年4月 - 2018年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(A)
小林繁男
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
配分額:24960000円 ( 直接経費:19200000円 、 間接経費:5760000円 )
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東北タイ・メコン河中流回廊における多民族文化圏の生活誌 国際共著
研究課題/研究課題番号:26300010 2014年4月 - 2017年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)
永田好克
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
配分額:15990000円 ( 直接経費:12300000円 、 間接経費:3690000円 )
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アジア南部山岳地帯における在来馬の遺伝的多様性に関する調査研究 国際共著
研究課題/研究課題番号:25304046 2013年4月 - 2017年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)
国枝 哲夫
担当区分:連携研究者 資金種別:競争的資金
配分額:18070000円 ( 直接経費:13900000円 、 間接経費:4170000円 )
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ラオスの小規模社会集団における人口動態・再生産・生業変化の相互関係の解明 国際共著
研究課題/研究課題番号:25257004 2013年4月 - 2016年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(A)
横山 智
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:37700000円 ( 直接経費:29000000円 、 間接経費:8700000円 )
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研究課題/研究課題番号:24652160 2012年4月 - 2015年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究
横山 智
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:3640000円 ( 直接経費:2800000円 、 間接経費:840000円 )
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研究課題/研究課題番号:22241012 2010年4月 - 2014年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(A)
秋道智彌
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
配分額:47320000円 ( 直接経費:36400000円 、 間接経費:10920000円 )
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東南アジア農山漁村の生業転換と持続型生存基盤の再構築 国際共著
研究課題/研究課題番号:22241058 2010年4月 - 2014年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(A)
河野泰之
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
配分額:46670000円 ( 直接経費:35900000円 、 間接経費:10770000円 )
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線香粘結剤タブ粉を通してみた東南アジア大陸部の森林利用と日本の里山利用の関係性
研究課題/研究課題番号:21510263 2009年4月 - 2012年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(C)
横山 智
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )
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「大国」と少数民族―東南アジア大陸部山地における中国ヘゲモニー論を超えて
研究課題/研究課題番号:20401009 2008年4月 - 2012年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)
落合雪野
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
配分額:16510000円 ( 直接経費:12700000円 、 間接経費:3810000円 )
本研究では、ミャンマー、ラオス、ベトナムと中国雲南省との国境地域に居住する少数民族に着目し、農業を中心とした生業活動の変化、健康管理の方法や生活文化の変容のあり方について現地調査をおこなった。その結果、国境地域の少数民族が、中国やタイといった「大国」から政治的、経済的、文化的圧力を受けながらも、日常生活においては、新たな生存戦略を確立していくプロセスを明らかにした。
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第3次フードレジーム下における新たな対日農産物・食料輸出の展開と当事国農業・流通に及ぼす影響
研究課題/研究課題番号:19320134 2007年4月 - 2010年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)
荒木一視
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
配分額:10790000円 ( 直接経費:8300000円 、 間接経費:2490000円 )
1990年代以降,グローバルな農産物・食料貿易が展開する中で,わが国の農産物輸入が新たにどのような貿易パターンを形成したのか,その結果,国内農業や農産物流通にどのような影響を与え,かつまた対日輸出国の農業と流通体系にどのような影響を与えてきたのかというテーマに取り組んだ。国内外の調査から,新たな流通体系の構築や再編成の実態が検討され,品質の確保という観点が重要性を帯びてきていることが明らかになった。
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東南アジア大陸山地部におけるヒト・モノ・情報の流動と生業構造変化に関する空間分析
研究課題/研究課題番号:16510188 2004年4月 - 2007年3月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(C)
横山 智
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:3200000円 ( 直接経費:3200000円 )
本研究では,ラオスを中心にしてヴェトナムと中国雲南省を含む「東南アジア大陸山地部」において,「ヒト・モノ・情報の流動」が農山村の生業構造変化にどのような影響を与えているのか,空間的視点から地域間を比較検討しつつ明らかにすることを目的とした。その結果,以下の5点について新しい知見が得られた。
1.「ヒト・モノ・情報の流動」,すなわちグローバル化に対して焼畑農民が,農外活動を導入する,もしくは商品作物を導入するなど,生業構造を変化しつつ対応している。
2.アクセスの悪い山地の集落では,伝統的な焼畑農耕が維持されているが,近年になり農外活動が導入され始めた。
3.ハイブリッド種トウモロコシなどの商品作物の導入には,初期にそれを導入した世帯が地域全体の普及に大きな役割を果たしていることが明らかになった。
4.山岳地域から中国へ輸出される農林産物の仲買構造を解明し,全体的な流通システムを明らかにすることができた。
5.国際ツーリストの増加によって農山村部の観光地化が進展し,社会的な影響が与えられるようになってきた。
以上の結果から,今後も「ヒト・モノ・情報の流動」が農山村部の生業構造変化に大きな影響を与えると考えられる。特に,観光地化の進展と農山村部の変化は新しい現象であり,調査を継続させていく予定である。